JPH0685673A - 映像信号a/d変換器 - Google Patents
映像信号a/d変換器Info
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- JPH0685673A JPH0685673A JP4233214A JP23321492A JPH0685673A JP H0685673 A JPH0685673 A JP H0685673A JP 4233214 A JP4233214 A JP 4233214A JP 23321492 A JP23321492 A JP 23321492A JP H0685673 A JPH0685673 A JP H0685673A
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- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims abstract description 37
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims abstract description 28
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 12
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 1
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- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
- Analogue/Digital Conversion (AREA)
- Picture Signal Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】入力映像信号レベルに最適な入力ダイナミック
レンジを得ることにある。 【構成】入力した映像信号SINをクランプ回路1にお
いて第1の基準電源VREF 1でクランプし、それをNビ
ットA/D変換部2でA/D変換する。その出力の最大
信号レベルを信号レベル検出回路3で検出し、D/A変
換部4を介して加算器5に供給する。この加算器5では
第1の基準電源VREF 1にD/A変換部4からの出力を
加算し、その出力をA/D変換部2への第2の基準電源
VREF 2とする。これら第1,第2の基準電源V
REF 1,VREF 2はそれぞれA/D変換器の入力ダイナ
ミックレンジの下限電圧,上限電圧であり、上限電圧V
REF 2が入力信号レベルに対応して変化するので、入力
信号レベルに応じた最適なA/D変換器の入力ダイナミ
ックレンジを得ることが出来る。
レンジを得ることにある。 【構成】入力した映像信号SINをクランプ回路1にお
いて第1の基準電源VREF 1でクランプし、それをNビ
ットA/D変換部2でA/D変換する。その出力の最大
信号レベルを信号レベル検出回路3で検出し、D/A変
換部4を介して加算器5に供給する。この加算器5では
第1の基準電源VREF 1にD/A変換部4からの出力を
加算し、その出力をA/D変換部2への第2の基準電源
VREF 2とする。これら第1,第2の基準電源V
REF 1,VREF 2はそれぞれA/D変換器の入力ダイナ
ミックレンジの下限電圧,上限電圧であり、上限電圧V
REF 2が入力信号レベルに対応して変化するので、入力
信号レベルに応じた最適なA/D変換器の入力ダイナミ
ックレンジを得ることが出来る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はA/D変換器に関し、特
に映像信号A/D変換器に関する。
に映像信号A/D変換器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の映像信号A/D変換器は、入力映
像信号をクランプし、そのクランプした値と基準電圧と
を比較しながらA/D変換を行っている。
像信号をクランプし、そのクランプした値と基準電圧と
を比較しながらA/D変換を行っている。
【0003】図5はかかる従来の一例を示す映像信号A
/D変換器の概略ブロック図である。図5に示すよう
に、従来の映像信号A/D変換器は映像信号SINを入
力し且つこの映像信号SINの基準となる部分、例えば
基準黒レベル(以下、OB)やシンクチップなとを電圧
源VREF 1の電圧値になるようにクランプ又はレベルシ
フトするクランプ回路1と、このクランプ回路1の出力
である映像信号を入力し且つNビットでA/D変換する
NビットA/D変換部2と、このNビットA/D変換部
2の変換する入力電圧範囲(以下、ダイナミックレン
ジ)を決定する第1,第2の電圧源VREF 1,VREF 2
とを有している。このA/D変換回路において、入力信
号SINがクランプ回路1に入力されると、OBのタイ
ミングで入力されるパルスPLSのタイミングにより、
映像信号OBの部分は、第1の電圧源VREF 1と同じ電
圧値となる。また、NビットA/D変換部2はクランプ
回路1の出力信号と、NビットA/D変換部2のダイナ
ミックレンジの下限を決定する第1の電圧源VREF 1
と、ダイナミックレンジの上限を決定する第2の電圧源
VREF 2とを入力するが、入力信号の最低レベルはクラ
ンプ電圧(=第1の電圧源VREF 1) であるので、第2
の電圧源VREF 2は、VREF 2=VREF 1+入力信号の
最大振幅値で決定される。
/D変換器の概略ブロック図である。図5に示すよう
に、従来の映像信号A/D変換器は映像信号SINを入
力し且つこの映像信号SINの基準となる部分、例えば
基準黒レベル(以下、OB)やシンクチップなとを電圧
源VREF 1の電圧値になるようにクランプ又はレベルシ
フトするクランプ回路1と、このクランプ回路1の出力
である映像信号を入力し且つNビットでA/D変換する
NビットA/D変換部2と、このNビットA/D変換部
2の変換する入力電圧範囲(以下、ダイナミックレン
ジ)を決定する第1,第2の電圧源VREF 1,VREF 2
とを有している。このA/D変換回路において、入力信
号SINがクランプ回路1に入力されると、OBのタイ
ミングで入力されるパルスPLSのタイミングにより、
映像信号OBの部分は、第1の電圧源VREF 1と同じ電
圧値となる。また、NビットA/D変換部2はクランプ
回路1の出力信号と、NビットA/D変換部2のダイナ
ミックレンジの下限を決定する第1の電圧源VREF 1
と、ダイナミックレンジの上限を決定する第2の電圧源
VREF 2とを入力するが、入力信号の最低レベルはクラ
ンプ電圧(=第1の電圧源VREF 1) であるので、第2
の電圧源VREF 2は、VREF 2=VREF 1+入力信号の
最大振幅値で決定される。
【0004】図6は図5における入力信号の波形図であ
る。図6に示すように、映像信号A/D変換器におい
て、例えば標準100%信号に対し、最大振幅として8
00%信号が入力される場合、第2の基準電圧源VREF
2は、 VREF 2=VREF 1+8×(100%信号の振幅) に設定することにより、0〜800%信号をA/D変換
することができる。かかるA/D変換器の分解能は、8
00%信号で(2N −1)階調で、また100%では、
(2N −1)/8階調でA/D変換を行うことができ
る。
る。図6に示すように、映像信号A/D変換器におい
て、例えば標準100%信号に対し、最大振幅として8
00%信号が入力される場合、第2の基準電圧源VREF
2は、 VREF 2=VREF 1+8×(100%信号の振幅) に設定することにより、0〜800%信号をA/D変換
することができる。かかるA/D変換器の分解能は、8
00%信号で(2N −1)階調で、また100%では、
(2N −1)/8階調でA/D変換を行うことができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の映像信
号A/D変換器は、入力される信号レベルによってA/
D変換の分解能が異なる。特に、最大振幅に対応してA
/D変換器の入力ダイナミックレンジを設定すると、標
準信号振幅時の分解能を低下させることになり、A/D
変換器を十分に生かすことが出来ないという欠点があ
る。
号A/D変換器は、入力される信号レベルによってA/
D変換の分解能が異なる。特に、最大振幅に対応してA
/D変換器の入力ダイナミックレンジを設定すると、標
準信号振幅時の分解能を低下させることになり、A/D
変換器を十分に生かすことが出来ないという欠点があ
る。
【0006】本発明の目的は、かかる入力される映像信
号レベルに最適な入力ダイナミックレンジを実現できる
映像信号A/D変換器を提供することにある。
号レベルに最適な入力ダイナミックレンジを実現できる
映像信号A/D変換器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の映像信号A/D
変換器は、入力する映像信号の基準になる部分を第1の
基準電圧源の電圧値にクランプするクランプ回路と、前
記クランプ回路の出力と第2の基準電圧源および前記第
1の基準電圧源の電圧値を入力し且つ前記第1,第2の
基準電圧源の電圧間で前記クランプ回路の出力をアナロ
グ・ディジタル変換するNビットのA/D変換部と、変
換されたNビットの映像データの一定期間毎の映像信号
の最大レベルを検出する信号レベル検出回路と、前記信
号レベル検出回路の検出結果をディジタル・アナログ変
換するNビットのD/A変換部とを有し、前記Nビット
のD/A変換部の出力電圧および前記第1の基準電圧源
の電圧値を加算することにより、前記NビットのA/D
変換部に対する前記第2の基準電圧源として入力するよ
うに構成される。
変換器は、入力する映像信号の基準になる部分を第1の
基準電圧源の電圧値にクランプするクランプ回路と、前
記クランプ回路の出力と第2の基準電圧源および前記第
1の基準電圧源の電圧値を入力し且つ前記第1,第2の
基準電圧源の電圧間で前記クランプ回路の出力をアナロ
グ・ディジタル変換するNビットのA/D変換部と、変
換されたNビットの映像データの一定期間毎の映像信号
の最大レベルを検出する信号レベル検出回路と、前記信
号レベル検出回路の検出結果をディジタル・アナログ変
換するNビットのD/A変換部とを有し、前記Nビット
のD/A変換部の出力電圧および前記第1の基準電圧源
の電圧値を加算することにより、前記NビットのA/D
変換部に対する前記第2の基準電圧源として入力するよ
うに構成される。
【0008】また、本発明の映像信号A/D変換器は、
入力する映像信号の基準になる部分を第1の基準電圧源
の電圧値にクランプするクランプ回路と、前記クランプ
回路の出力と第2の基準電圧源および前記第1の基準電
圧源の電圧値を入力し且つ前記第1,第2の基準電圧源
の電圧間で前記クランプ回路の出力をアナログ・ディジ
タル変換するNビットのA/D変換部と、前記クランプ
回路の出力を入力し前記映像信号レベルの最大値を検出
する最大値検出回路と、前記最大値検出回路の出力電圧
および前記第1の基準電圧源の電圧を加算する加算器と
を有し、前記加算器の出力を前記NビットのA/D変換
部に対する前記第2の基準電圧源として入力するように
構成される。
入力する映像信号の基準になる部分を第1の基準電圧源
の電圧値にクランプするクランプ回路と、前記クランプ
回路の出力と第2の基準電圧源および前記第1の基準電
圧源の電圧値を入力し且つ前記第1,第2の基準電圧源
の電圧間で前記クランプ回路の出力をアナログ・ディジ
タル変換するNビットのA/D変換部と、前記クランプ
回路の出力を入力し前記映像信号レベルの最大値を検出
する最大値検出回路と、前記最大値検出回路の出力電圧
および前記第1の基準電圧源の電圧を加算する加算器と
を有し、前記加算器の出力を前記NビットのA/D変換
部に対する前記第2の基準電圧源として入力するように
構成される。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の一実施例を示す映像信号A
/D変換器の概略ブロック図であり、図2は図1におけ
る入力信号の波形図である。図1および図2に示すよう
に、本実施例は入力信号SINをコンデンサC1を介し
て入力しクランプするクランプ回路1と、第1の基準電
圧源VREF 1と、クランプ回路1の出力および2つの基
準電圧値を入力しNビットのA/D変換を行うNビット
のA/D変換部2と、このA/D変換部2の出力を入力
して一定期間毎の最大値を検出する信号レベル検出回路
3と、この検出回路3のディジタル出力をアナログ信号
に変換するNビットのD/A変換部4と、このD/A変
換部4のアナログ出力および第1の基準電圧源VREF 1
の電圧値を加算し、その出力をNビットA/D変換器2
への第2の基準電圧源とする加算器5とを有する。しか
も、クランプ回路1はパルスPLSを入力し、映像信号
の基準になる部分を第1の基準電圧源の電圧値にクラン
プする。また、NビットA/D変換部2は第1,第2の
基準電圧源の電圧間でクランプ回路1の出力をA/D変
換する。更に、信号レベル検出回路3は最大値の他にオ
ーバーフロー検出も行なう。
て説明する。図1は本発明の一実施例を示す映像信号A
/D変換器の概略ブロック図であり、図2は図1におけ
る入力信号の波形図である。図1および図2に示すよう
に、本実施例は入力信号SINをコンデンサC1を介し
て入力しクランプするクランプ回路1と、第1の基準電
圧源VREF 1と、クランプ回路1の出力および2つの基
準電圧値を入力しNビットのA/D変換を行うNビット
のA/D変換部2と、このA/D変換部2の出力を入力
して一定期間毎の最大値を検出する信号レベル検出回路
3と、この検出回路3のディジタル出力をアナログ信号
に変換するNビットのD/A変換部4と、このD/A変
換部4のアナログ出力および第1の基準電圧源VREF 1
の電圧値を加算し、その出力をNビットA/D変換器2
への第2の基準電圧源とする加算器5とを有する。しか
も、クランプ回路1はパルスPLSを入力し、映像信号
の基準になる部分を第1の基準電圧源の電圧値にクラン
プする。また、NビットA/D変換部2は第1,第2の
基準電圧源の電圧間でクランプ回路1の出力をA/D変
換する。更に、信号レベル検出回路3は最大値の他にオ
ーバーフロー検出も行なう。
【0010】まず、入力端子に入力された映像信号SI
Nは、基準部分、例えば基準黒レベル部を基準電圧源V
REF 1でクランプされ、NビットA/D変換部2に入力
される。このA/D変換部2でA/D変換されたNビッ
トのディジタルデータは、出力信号OUTより出力され
るとともに信号レベル検出回路3に入力される。この信
号レベル検出回路3はNビットデータについてオーバー
フロー検出を行うとともに、信号の最大値検出を行な
う。その出力結果はD/A変換部4を介して加算器5に
入力される。この加算器5の出力は第2の基準電圧源V
REF 2となり、A/D変換部2へ供給される。この第2
の基準電圧源VREF 2は、 VREF 2=VREF 1+映像信号の最大値 となる。
Nは、基準部分、例えば基準黒レベル部を基準電圧源V
REF 1でクランプされ、NビットA/D変換部2に入力
される。このA/D変換部2でA/D変換されたNビッ
トのディジタルデータは、出力信号OUTより出力され
るとともに信号レベル検出回路3に入力される。この信
号レベル検出回路3はNビットデータについてオーバー
フロー検出を行うとともに、信号の最大値検出を行な
う。その出力結果はD/A変換部4を介して加算器5に
入力される。この加算器5の出力は第2の基準電圧源V
REF 2となり、A/D変換部2へ供給される。この第2
の基準電圧源VREF 2は、 VREF 2=VREF 1+映像信号の最大値 となる。
【0011】以下、これらの詳細について説明をする。
信号レベル検出回路3は、 (1)オーバーフローの場合:(VREF 2−VREF 1)
<映像信号 となっているので、出力値を最大にしてVREF 2を最大
にするように作用する。
信号レベル検出回路3は、 (1)オーバーフローの場合:(VREF 2−VREF 1)
<映像信号 となっているので、出力値を最大にしてVREF 2を最大
にするように作用する。
【0012】(2)信号の最大値検出を行う場合:(V
REF 2−VREF 1)≧映像信号 となっており、最大値検出を行なって出力する。
REF 2−VREF 1)≧映像信号 となっており、最大値検出を行なって出力する。
【0013】ここで、検出の仕方について一例を示す。
【0014】〔A/D変換部2のダイナミックレンジ
(VREF 2−VREF 1)〕≧〔映像信号〕となっている
場合には、上位ビット部が一定期間内において未使用
(空白)になっている可能性がある。例えば、Nビット
データにおいてMSBと(N−1)thSBの上位2ビ
ットが未使用となっている場合には、まず現状のダイナ
ミックレンジ=VREF 2−VREF 1を求め、次にMSB
と(N−1)thSBの重み付けをそれぞれ(VREF 2
−VREF 1)×2(N-1) /(2N −1),(VREF2−
VREF 1)×2(N-2) /(2N −1)とする。従って、
入力信号に対し、最適な基準電圧VREF 2′は、 VREF 2′=VREF 2−(VREF 2−VREF 1)×2(N-1) /(2N −1) −(VREF 2−VREF 1)×2(N-2) /(2N −1) となる。それ故、加算器5において第1の基準電圧源V
REF 1に加算する量VREF 2″は、 VREF 2″=VREF 2′−VREF 1 となる。
(VREF 2−VREF 1)〕≧〔映像信号〕となっている
場合には、上位ビット部が一定期間内において未使用
(空白)になっている可能性がある。例えば、Nビット
データにおいてMSBと(N−1)thSBの上位2ビ
ットが未使用となっている場合には、まず現状のダイナ
ミックレンジ=VREF 2−VREF 1を求め、次にMSB
と(N−1)thSBの重み付けをそれぞれ(VREF 2
−VREF 1)×2(N-1) /(2N −1),(VREF2−
VREF 1)×2(N-2) /(2N −1)とする。従って、
入力信号に対し、最適な基準電圧VREF 2′は、 VREF 2′=VREF 2−(VREF 2−VREF 1)×2(N-1) /(2N −1) −(VREF 2−VREF 1)×2(N-2) /(2N −1) となる。それ故、加算器5において第1の基準電圧源V
REF 1に加算する量VREF 2″は、 VREF 2″=VREF 2′−VREF 1 となる。
【0015】以上述べたような演算を行ない、D/A変
換部4を介して加算器5にVREF ″を入力すれば、A/
D変換部2の入力信号INのレベルに応じた入力ダイナ
ミックレンジを得ることができる。
換部4を介して加算器5にVREF ″を入力すれば、A/
D変換部2の入力信号INのレベルに応じた入力ダイナ
ミックレンジを得ることができる。
【0016】図3は本発明の他の実施例を示す映像信号
A/D変換器の概略ブロック図である。図3に示すよう
に、本実施例は映像信号をクランプするクランプ回路1
と、このクランプ回路1の出力より最大値を検出する最
大値検出回路6と、この最大値検出回路の出力および第
1の基準電圧源VREF 1の電圧値を加算する加算器5
と、第1の基準電圧源VREF 1の電圧値と加算器5の出
力を第2の基準電圧源の電圧値として入力し且つクラン
プ回路1の出力をA/D変換するNビットA/D変換部
2とを有する。
A/D変換器の概略ブロック図である。図3に示すよう
に、本実施例は映像信号をクランプするクランプ回路1
と、このクランプ回路1の出力より最大値を検出する最
大値検出回路6と、この最大値検出回路の出力および第
1の基準電圧源VREF 1の電圧値を加算する加算器5
と、第1の基準電圧源VREF 1の電圧値と加算器5の出
力を第2の基準電圧源の電圧値として入力し且つクラン
プ回路1の出力をA/D変換するNビットA/D変換部
2とを有する。
【0017】かかるA/D変換器において、入力された
映像信号は基準部分、例えば基準黒レベル部を第1の基
準電圧源VREF 1でクランプされ、NビットA/D変換
部2に入力されると同時に、最大値検出回路6に入力さ
れる。この最大値検出回路6は、映像信号のある一定期
間、例えば1水平操作期間における最大レベルをホール
ドするとともに出力する。更に、最大値検出回路6から
出力された最大値は加算器5に入力され、クランプ1に
入力した第1の基準電圧源VREF 1と加算される。この
加算器5の出力はA/D変換部2の第2の基準電圧入力
端子VREF 2に供給される。これにより、A/D変換器
のタイナミックレンジ(DR)は、 DR=VREF 2−VREF 1 =(映像信号の一定期間の最大値+VREF 1)−(クラ
ンプレベル)=映像信号の一定期間の最大値 となる。
映像信号は基準部分、例えば基準黒レベル部を第1の基
準電圧源VREF 1でクランプされ、NビットA/D変換
部2に入力されると同時に、最大値検出回路6に入力さ
れる。この最大値検出回路6は、映像信号のある一定期
間、例えば1水平操作期間における最大レベルをホール
ドするとともに出力する。更に、最大値検出回路6から
出力された最大値は加算器5に入力され、クランプ1に
入力した第1の基準電圧源VREF 1と加算される。この
加算器5の出力はA/D変換部2の第2の基準電圧入力
端子VREF 2に供給される。これにより、A/D変換器
のタイナミックレンジ(DR)は、 DR=VREF 2−VREF 1 =(映像信号の一定期間の最大値+VREF 1)−(クラ
ンプレベル)=映像信号の一定期間の最大値 となる。
【0018】図4は図3における入力信号の波形図であ
る。図4に示すように、入力信号100%レベルに対
し、最大800%レベルが入力されるシステムの場合、
最大レベル=800%が入力されている時、加算器5の
出力VREF 2はVREF 2=800%信号の最大値+V
REF 1であるので、A/D変換器のダイナミックレンジ
は800%信号の最大値となる。また、100%信号が
入力されている場合のVREF 2はVREF 2=100−信
号の最大値+VREF 1であるので、A/D変換器のダイ
ナミックレンジは100%信号の最大値となる。従っ
て、それぞれの信号レベルにおいて、信号レベルがA/
D変換器のタイナミックレンジとなり、NビットのA/
D変換器においては、(2N −1)階調の分解能を得る
ことができる。
る。図4に示すように、入力信号100%レベルに対
し、最大800%レベルが入力されるシステムの場合、
最大レベル=800%が入力されている時、加算器5の
出力VREF 2はVREF 2=800%信号の最大値+V
REF 1であるので、A/D変換器のダイナミックレンジ
は800%信号の最大値となる。また、100%信号が
入力されている場合のVREF 2はVREF 2=100−信
号の最大値+VREF 1であるので、A/D変換器のダイ
ナミックレンジは100%信号の最大値となる。従っ
て、それぞれの信号レベルにおいて、信号レベルがA/
D変換器のタイナミックレンジとなり、NビットのA/
D変換器においては、(2N −1)階調の分解能を得る
ことができる。
【0019】更に、最大値検出値は一定期間毎に行なう
ため、800%信号と100%信号とその中間レベル信
号とが混在しても、それぞれにおいて基準電圧VREF 2
が変化し、A/D変換器のダイナミックレンジを変化さ
せるので、常に(2N −1)階調の分解能が得られる。
ため、800%信号と100%信号とその中間レベル信
号とが混在しても、それぞれにおいて基準電圧VREF 2
が変化し、A/D変換器のダイナミックレンジを変化さ
せるので、常に(2N −1)階調の分解能が得られる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の映像信号
A/D変換器は、映像信号をクランプするクランプ回路
と、このクランプ回路の出力をA/D変換するNビット
のA/D変換部とを有する他に、映像信号の最大値もし
くはレベルを検出する検出回路と、第1および第2の基
準電圧値を加算する加算器とを有し、この加算器の出力
をNビットA/D変換部に対する第2の基準電圧値とし
て供給することにより、入力映像信号レベルに最適な入
力ダイナミックレンジを得ることができるという効果が
ある。
A/D変換器は、映像信号をクランプするクランプ回路
と、このクランプ回路の出力をA/D変換するNビット
のA/D変換部とを有する他に、映像信号の最大値もし
くはレベルを検出する検出回路と、第1および第2の基
準電圧値を加算する加算器とを有し、この加算器の出力
をNビットA/D変換部に対する第2の基準電圧値とし
て供給することにより、入力映像信号レベルに最適な入
力ダイナミックレンジを得ることができるという効果が
ある。
【図1】本発明の一実施例を示す映像信号A/D変換器
の概略ブロック図である。
の概略ブロック図である。
【図2】図1における入力信号の波形図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す映像信号A/D変換
器の概略ブロック図である。
器の概略ブロック図である。
【図4】図3における入力信号の波形図である。
【図5】従来の一例を示す映像信号A/D変換器の概略
ブロック図である。
ブロック図である。
【図6】図5における入力信号の波形図である。
1 クランプ回路 2 NビットA/D変換部 3 信号レベル検出回路 4 NビットD/A変換部 5 加算器 6 最大値検出回路 SIN 映像信号入力端子 PLS クランプパルス入力端子 OUT 出力端子 VREF 1 第1の基準電圧源(下限電圧源) VREF 2 第2の基準電圧源(上限電圧源)
Claims (2)
- 【請求項1】 入力する映像信号の基準になる部分を第
1の基準電圧源の電圧値にクランプするクランプ回路
と、前記クランプ回路の出力と第2の基準電圧源および
前記第1の基準電圧源の電圧値を入力し且つ前記第1,
第2の基準電圧源の電圧間で前記クランプ回路の出力を
アナログ・ディジタル変換するNビットのA/D変換部
と、変換されたNビットの映像データの一定期間毎の映
像信号の最大レベルを検出する信号レベル検出回路と、
前記信号レベル検出回路の検出結果をディジタル・アナ
ログ変換するNビットのD/A変換部とを有し、前記N
ビットのD/A変換部の出力電圧および前記第1の基準
電圧源の電圧値を加算することにより、前記Nビットの
A/D変換部に対する前記第2の基準電圧源として入力
することを特徴とする映像信号A/D変換器。 - 【請求項2】 入力する映像信号の基準になる部分を第
1の基準電圧源の電圧値にクランプするクランプ回路
と、前記クランプ回路の出力と第2の基準電圧源および
前記第1の基準電圧源の電圧値を入力し且つ前記第1,
第2の基準電圧源の電圧間で前記クランプ回路の出力を
アナログ・ディジタル変換するNビットのA/D変換部
と、前記クランプ回路の出力を入力し前記映像信号レベ
ルの最大値を検出する最大値検出回路と、前記最大値検
出回路の出力電圧および前記第1の基準電圧源の電圧を
加算する加算器とを有し、前記加算器の出力を前記Nビ
ットのA/D変換部に対する前記第2の基準電圧源とし
て入力することを特徴とする映像信号A/D変換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4233214A JPH0685673A (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | 映像信号a/d変換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4233214A JPH0685673A (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | 映像信号a/d変換器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0685673A true JPH0685673A (ja) | 1994-03-25 |
Family
ID=16951550
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4233214A Pending JPH0685673A (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | 映像信号a/d変換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0685673A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6658069B1 (en) | 1998-06-24 | 2003-12-02 | Nec Corporation | Automatic gain control circuit and control method therefor |
-
1992
- 1992-09-01 JP JP4233214A patent/JPH0685673A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6658069B1 (en) | 1998-06-24 | 2003-12-02 | Nec Corporation | Automatic gain control circuit and control method therefor |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000711 |