JPH0684288A - 記録装置 - Google Patents
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- JPH0684288A JPH0684288A JP4234407A JP23440792A JPH0684288A JP H0684288 A JPH0684288 A JP H0684288A JP 4234407 A JP4234407 A JP 4234407A JP 23440792 A JP23440792 A JP 23440792A JP H0684288 A JPH0684288 A JP H0684288A
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- 238000001914 filtration Methods 0.000 claims abstract description 6
- 239000008186 active pharmaceutical agent Substances 0.000 claims description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 abstract description 13
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 18
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 8
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 8
- 238000007792 addition Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
- 238000001228 spectrum Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁気記録装置において、トラッキング状態を
保持するためのパイロット信号およびノッチ部の生成を
小規模な回路で行う。 【構成】 入力データ系列{ek}をフィルタリングし
て複数の中間レベルをもつ多値のディジタルデータ{d
k}を出力する2値/多値変換回路2と、この2値/多
値変換回路2の出力をアナログの記録データd(t)に
変換するD/Aコンバータ3から構成されるフィルタ1
を備え、記録する2値系列の信号の二つの周波数f1成
分およびf2成分を変化させる。
保持するためのパイロット信号およびノッチ部の生成を
小規模な回路で行う。 【構成】 入力データ系列{ek}をフィルタリングし
て複数の中間レベルをもつ多値のディジタルデータ{d
k}を出力する2値/多値変換回路2と、この2値/多
値変換回路2の出力をアナログの記録データd(t)に
変換するD/Aコンバータ3から構成されるフィルタ1
を備え、記録する2値系列の信号の二つの周波数f1成
分およびf2成分を変化させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタルVTR等の
ディジタル信号を処理する機器に用いられる記録装置に
関する。
ディジタル信号を処理する機器に用いられる記録装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】VTR等の磁気記録装置においては、再
生時、ヘッドがトラックをはずれることにより、ヘッド
出力が低下し、誤りが増加することで正常な画面を再生
できなくなる。したがってヘッドが目的のトラックを正
確に追従すること、つまり、ヘッドのトラッキング状態
を安定に保持することが必要である。特に家庭用VTR
等では、長時間記録を行うため狭トラック化がなされて
おり、より正確にヘッドのトラッキングを状態を保持す
ることが求められている。
生時、ヘッドがトラックをはずれることにより、ヘッド
出力が低下し、誤りが増加することで正常な画面を再生
できなくなる。したがってヘッドが目的のトラックを正
確に追従すること、つまり、ヘッドのトラッキング状態
を安定に保持することが必要である。特に家庭用VTR
等では、長時間記録を行うため狭トラック化がなされて
おり、より正確にヘッドのトラッキングを状態を保持す
ることが求められている。
【0003】ヘッドのトラッキングのずれを検出する手
段として、各トラックが有するパイロット信号を利用し
て、前後のトラックからのこのパイロット信号のクロス
トーク値を比較することにより、ヘッドのトラッキング
が前後どちらにずれているか検出する手段がある。
段として、各トラックが有するパイロット信号を利用し
て、前後のトラックからのこのパイロット信号のクロス
トーク値を比較することにより、ヘッドのトラッキング
が前後どちらにずれているか検出する手段がある。
【0004】このため記録信号を図10に示す3種類の
F0、F1、F2の各パターンの周波数特性を持つよう
に記録時に変調を行う。F0パターンでは、周波数f1
およびf2で周波数成分が少ない部分、すなわちノッチ
部をもつ。F1パターンでは周波数f1で、その周波数
成分が多い部分、すなわちパイロット信号をもち、周波
数f2にノッチ部をもつ。F2パターンでは周波数f1
にノッチ部をもち、周波数f2にパイロット信号をも
つ。
F0、F1、F2の各パターンの周波数特性を持つよう
に記録時に変調を行う。F0パターンでは、周波数f1
およびf2で周波数成分が少ない部分、すなわちノッチ
部をもつ。F1パターンでは周波数f1で、その周波数
成分が多い部分、すなわちパイロット信号をもち、周波
数f2にノッチ部をもつ。F2パターンでは周波数f1
にノッチ部をもち、周波数f2にパイロット信号をも
つ。
【0005】記録信号を図11のようにトラックごと
に、パターンがF0、F1、F0、F2となるように変
調し、記録する。F0パターンの再生時には、隣接トラ
ックのF1、F2パターンからのパイロット信号のクロ
ストークによって、周波数成分f1およびf2でピーク
をもつ。ヘッドがF0パターンの中心から外れ、F1パ
ターンの側へずれると、F1パターンからのパイロット
信号のクロストークがF2パターンからのパイロット信
号のクロストークより大きくなり、結果として再生信号
の周波数成分f1は大きくなり、周波数成分f2は小さ
くなる。このようにしてF0パターンのときの再生信号
のf1、f2の周波数成分を比較することによって、ヘ
ッドのトラッキングのずれを検出することができ、正し
いトラッキングを実現できる。
に、パターンがF0、F1、F0、F2となるように変
調し、記録する。F0パターンの再生時には、隣接トラ
ックのF1、F2パターンからのパイロット信号のクロ
ストークによって、周波数成分f1およびf2でピーク
をもつ。ヘッドがF0パターンの中心から外れ、F1パ
ターンの側へずれると、F1パターンからのパイロット
信号のクロストークがF2パターンからのパイロット信
号のクロストークより大きくなり、結果として再生信号
の周波数成分f1は大きくなり、周波数成分f2は小さ
くなる。このようにしてF0パターンのときの再生信号
のf1、f2の周波数成分を比較することによって、ヘ
ッドのトラッキングのずれを検出することができ、正し
いトラッキングを実現できる。
【0006】従来、このようなF0、F1およびF2の
周波数特性パターンは、記録する2値系列における0と
1のつながりを制御することによって行っている。以下
この方法について説明する。まず、入力データはnビッ
トごとに区切られ、先頭に0のスペシャルビットが付加
されて図8に示すプリコーダに入力され、プリコードさ
れる。また、同様に入力データ系列の先頭に1のスペシ
ャルビットが付加されてプリコーダに入力され、プリコ
ードされる。プリコーダの特性は(数1)であらわさ
れ、復号時に公知のパーシャルレスポンス検出を行うた
めに用いられるとともに、スペシャルビットが0のとき
のプリコードされたデータ列とスペシャルビットが1の
ときのプリコードデータ列の、奇数ビット目が反転する
ように作用し、プリコーダを挿入することによって、ス
ペシャルビットの付加による周波数特性などの特性の変
化を大きくする。
周波数特性パターンは、記録する2値系列における0と
1のつながりを制御することによって行っている。以下
この方法について説明する。まず、入力データはnビッ
トごとに区切られ、先頭に0のスペシャルビットが付加
されて図8に示すプリコーダに入力され、プリコードさ
れる。また、同様に入力データ系列の先頭に1のスペシ
ャルビットが付加されてプリコーダに入力され、プリコ
ードされる。プリコーダの特性は(数1)であらわさ
れ、復号時に公知のパーシャルレスポンス検出を行うた
めに用いられるとともに、スペシャルビットが0のとき
のプリコードされたデータ列とスペシャルビットが1の
ときのプリコードデータ列の、奇数ビット目が反転する
ように作用し、プリコーダを挿入することによって、ス
ペシャルビットの付加による周波数特性などの特性の変
化を大きくする。
【0007】
【数1】
【0008】ここで{ak}はプリコーダ入力データ系
列であり、{bk}はプリコーダ出力系列である。プリ
コーダの出力のノッチ部の周波数成分をバンドパスフィ
ルターにより抽出し、スペシャルビットが0のときのプ
リコーダ出力とスペシャルビットが1のときのプリコー
ダ出力のノッチ部の周波数成分を比較してノッチ部の周
波数成分が小さいほうのプリコーダ出力を記録装置の出
力とすることにより、出力データ系列にノッチ部を生成
する。
列であり、{bk}はプリコーダ出力系列である。プリ
コーダの出力のノッチ部の周波数成分をバンドパスフィ
ルターにより抽出し、スペシャルビットが0のときのプ
リコーダ出力とスペシャルビットが1のときのプリコー
ダ出力のノッチ部の周波数成分を比較してノッチ部の周
波数成分が小さいほうのプリコーダ出力を記録装置の出
力とすることにより、出力データ系列にノッチ部を生成
する。
【0009】また、出力データ系列にパイロット信号を
生成するためには、それぞれのプリコーダ出力のDSV
(Digital Sum Variation)が基
準となるパイロット信号のDSVと、より一致している
プリコーダ出力をパイロット生成部の出力に選択するこ
とによって出力データ系列にパイロット信号を生成す
る。DSVはデータが1であるときを1とし、0である
ときを−1として、ある時刻まで累積した値であり記録
する2値系列の信号の平均値(直流値)の変化をあらわ
す。したがって、DSVの増減周期をパイロット信号の
周期と一致させることで記録系列自身でパイロットを生
成できる。
生成するためには、それぞれのプリコーダ出力のDSV
(Digital Sum Variation)が基
準となるパイロット信号のDSVと、より一致している
プリコーダ出力をパイロット生成部の出力に選択するこ
とによって出力データ系列にパイロット信号を生成す
る。DSVはデータが1であるときを1とし、0である
ときを−1として、ある時刻まで累積した値であり記録
する2値系列の信号の平均値(直流値)の変化をあらわ
す。したがって、DSVの増減周期をパイロット信号の
周期と一致させることで記録系列自身でパイロットを生
成できる。
【0010】図12に従来の記録装置のブロック図を示
す。入力されたデータはビット0挿入回路35により一
定ビットごとの先頭に0であるスペシャルビットが挿入
される。その出力はプリコーダ37に入力されプリコー
ドが施される。また、同様にビット1挿入回路36によ
り一定ビットごとの先頭に1であるスペシャルビットが
挿入されたのち、プリコーダ38に入力されプリコード
が施される。プリコードされたデータ列はそれぞれ、バ
ンドパスフィルター40,43に入力され、ノッチ部の
周波数成分が出力される。またプリコードされたデータ
列はそれぞれDSV計算回路42に入力され、基準パイ
ロット信号のDSVとの差が出力される。基準パイロッ
ト信号のDSVは基準パイロット信号DSV生成回路4
1で生成される。バンドパスフィルター40,43の出
力であるノッチ部の周波数成分とDSV計算回路42の
出力であるDSVの差は出力選択回路44に入力され
る。出力選択回路44では、スペシャルビットが0のと
きのノッチ部の周波数成分の2乗と基準パイロット信号
とのDSVの差の2乗の和と、スペシャルビットが1の
ときのノッチ部の周波数成分の2乗と基準パイロット信
号とのDSVの差の2乗の和とを比較し小さいほう、す
なわち、所望する周波数分布に近い方のプリコードされ
たデータを出力する。
す。入力されたデータはビット0挿入回路35により一
定ビットごとの先頭に0であるスペシャルビットが挿入
される。その出力はプリコーダ37に入力されプリコー
ドが施される。また、同様にビット1挿入回路36によ
り一定ビットごとの先頭に1であるスペシャルビットが
挿入されたのち、プリコーダ38に入力されプリコード
が施される。プリコードされたデータ列はそれぞれ、バ
ンドパスフィルター40,43に入力され、ノッチ部の
周波数成分が出力される。またプリコードされたデータ
列はそれぞれDSV計算回路42に入力され、基準パイ
ロット信号のDSVとの差が出力される。基準パイロッ
ト信号のDSVは基準パイロット信号DSV生成回路4
1で生成される。バンドパスフィルター40,43の出
力であるノッチ部の周波数成分とDSV計算回路42の
出力であるDSVの差は出力選択回路44に入力され
る。出力選択回路44では、スペシャルビットが0のと
きのノッチ部の周波数成分の2乗と基準パイロット信号
とのDSVの差の2乗の和と、スペシャルビットが1の
ときのノッチ部の周波数成分の2乗と基準パイロット信
号とのDSVの差の2乗の和とを比較し小さいほう、す
なわち、所望する周波数分布に近い方のプリコードされ
たデータを出力する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような従来のバンドパスフィルタによって、データ列の
周波数成分を抽出する手段は、多数の乗算と加算を行わ
なければならないことが知られている。またこのような
回路を高速に作動させるためには、回路規模が大きくな
ることはさけられず、実用上の大きな問題点となってい
る。
ような従来のバンドパスフィルタによって、データ列の
周波数成分を抽出する手段は、多数の乗算と加算を行わ
なければならないことが知られている。またこのような
回路を高速に作動させるためには、回路規模が大きくな
ることはさけられず、実用上の大きな問題点となってい
る。
【0012】本発明は、上記従来の問題点を解決し、小
さい回路規模で、ノッチ部およびパイロット信号の生成
をおこなう記録装置を提供することを目的とする。
さい回路規模で、ノッチ部およびパイロット信号の生成
をおこなう記録装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、記録する2値系列信号のふたつの周波数f
1成分およびf2成分を変化させるフィルタリング手段
を備えた構成となっている。
するために、記録する2値系列信号のふたつの周波数f
1成分およびf2成分を変化させるフィルタリング手段
を備えた構成となっている。
【0014】
【作用】本発明は、上記構成において、入力された2値
系列のデータのふたつの周波数f1およびf2の成分を
変化させて、多値のデータとして出力されるように作用
する。
系列のデータのふたつの周波数f1およびf2の成分を
変化させて、多値のデータとして出力されるように作用
する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。図1は本発明の第1の実施例のブロック図であ
る。図1のフィルター1は入力データ系列{ek}をフ
ィルタリングしてテープ上に記録する記録波形d(t)
に図2に示す周波数特性を持たせるものである。2値/
多値変換回路2は図3(a)に示すような入力データ系
列{ek}を入力し、図2の周波数特性を持つ複数の中
間レベルをもつ図3(b)のような多値のディジタルデ
ータ{dk}を出力する。D/Aコンバータ3は多値の
ディジタルデータをアナログの記録波形に変換すること
で図2の周波数特性をもつ記録波形を出力することがで
きる。
する。図1は本発明の第1の実施例のブロック図であ
る。図1のフィルター1は入力データ系列{ek}をフ
ィルタリングしてテープ上に記録する記録波形d(t)
に図2に示す周波数特性を持たせるものである。2値/
多値変換回路2は図3(a)に示すような入力データ系
列{ek}を入力し、図2の周波数特性を持つ複数の中
間レベルをもつ図3(b)のような多値のディジタルデ
ータ{dk}を出力する。D/Aコンバータ3は多値の
ディジタルデータをアナログの記録波形に変換すること
で図2の周波数特性をもつ記録波形を出力することがで
きる。
【0016】つぎに2値/多値変換回路をディジタルフ
ィルタで構成した場合について説明する。図4にこのブ
ロック図を示す。記録データ列は2値/多値変換回路2
に入力され、遅延回路10によって遅延される。遅延回
路10の出力はそれぞれ乗算器11によって乗算され、
乗算器11の出力は出力加算器12によって加算され、
D/Aコンバータ3によってD/A変換されて出力デー
タ系列となる。2値/多値変換回路2は、図2の周波数
スペクトルを逆フーリエ変換して得られる図5のインパ
ルス応答をビットクロックごとに重ね合わせることで実
現する。このことより、乗算器の定数は、図5のインパ
ルス応答から求められる。
ィルタで構成した場合について説明する。図4にこのブ
ロック図を示す。記録データ列は2値/多値変換回路2
に入力され、遅延回路10によって遅延される。遅延回
路10の出力はそれぞれ乗算器11によって乗算され、
乗算器11の出力は出力加算器12によって加算され、
D/Aコンバータ3によってD/A変換されて出力デー
タ系列となる。2値/多値変換回路2は、図2の周波数
スペクトルを逆フーリエ変換して得られる図5のインパ
ルス応答をビットクロックごとに重ね合わせることで実
現する。このことより、乗算器の定数は、図5のインパ
ルス応答から求められる。
【0017】また、2値/多値変換回路2の出力は(数
2)のように遅延回路10の状態で一意的に決定され
る。
2)のように遅延回路10の状態で一意的に決定され
る。
【0018】
【数2】
【0019】そこで、乗算器11と出力加算器12の代
わりに、演算出力をあらかじめ演算しておいて遅延回路
10の状態を入力として演算結果のみを出力しても2値
/多値変換回路として成り立つ。この回路の一例として
ROMを用いた場合のブロック図を図6に示す。ROM
16で構成された2値/多値回路2に入力された記録デ
ータ列は遅延回路10へ入力される。この遅延回路10
の状態をROM16のアドレスとして入力する。出力す
るデータは、あらかじめ演算しておきROM16に収め
ておく。ROM16から出力されたデータは、D/Aコ
ンバータ2によってD/A変換されて出力となる。この
ROMを用いて構成した2値/多値変換回路2はディジ
タルフィルタを用いて構成した2値/多値変換回路と等
価であり、かつ、高速で小規模な回路で実現することが
できる。
わりに、演算出力をあらかじめ演算しておいて遅延回路
10の状態を入力として演算結果のみを出力しても2値
/多値変換回路として成り立つ。この回路の一例として
ROMを用いた場合のブロック図を図6に示す。ROM
16で構成された2値/多値回路2に入力された記録デ
ータ列は遅延回路10へ入力される。この遅延回路10
の状態をROM16のアドレスとして入力する。出力す
るデータは、あらかじめ演算しておきROM16に収め
ておく。ROM16から出力されたデータは、D/Aコ
ンバータ2によってD/A変換されて出力となる。この
ROMを用いて構成した2値/多値変換回路2はディジ
タルフィルタを用いて構成した2値/多値変換回路と等
価であり、かつ、高速で小規模な回路で実現することが
できる。
【0020】第1の実施例においては、フィルタによっ
てノッチ部とパイロット信号を生成していた。第2の実
施例においては、一定ビットごとの先頭にスペシャルビ
ットと呼ぶ0、1のビットをそれぞれ付加し、このそれ
ぞれのスペシャルビットが付加されたデータ列に対しプ
リコードを施す。このそれぞれのスペシャルビットが付
加されたデータ列のDSVを計算し、それぞれのDSV
を基準パイロット信号のDSVと比較して基準パイロッ
ト信号のDSVにより近い方のプリコードされたデータ
列を選択することによりパイロット信号の生成を行い、
このパイロット信号生成部の出力をノッチフィルタに入
力することによってノッチ部とパイロット信号の生成を
行う。
てノッチ部とパイロット信号を生成していた。第2の実
施例においては、一定ビットごとの先頭にスペシャルビ
ットと呼ぶ0、1のビットをそれぞれ付加し、このそれ
ぞれのスペシャルビットが付加されたデータ列に対しプ
リコードを施す。このそれぞれのスペシャルビットが付
加されたデータ列のDSVを計算し、それぞれのDSV
を基準パイロット信号のDSVと比較して基準パイロッ
ト信号のDSVにより近い方のプリコードされたデータ
列を選択することによりパイロット信号の生成を行い、
このパイロット信号生成部の出力をノッチフィルタに入
力することによってノッチ部とパイロット信号の生成を
行う。
【0021】この構成による方法のブロック図を図7に
示す。入力された記録データ列は、パイロット生成部2
9に入力される。パイロット生成部29に入力された記
録データ列は、ビット0挿入回路20(ビット0挿入手
段)により一定ビットごとの先頭にビット0が挿入され
る。また同様にパイロット生成部29に入力された記録
データ列は、ビット1挿入回路21(ビット1挿入手
段)により一定ビットごとの先頭にビット1が挿入さ
れ、それぞれのビットが挿入されたデータ列はプリコー
ダ22,23によってプリコードされる。プリコーダ2
2,23の構成を図8に示す。それぞれのプリコーダ2
2,23の出力はそれぞれDSV0計算回路24(DS
V0計算手段)とDSV1計算回路26(DSV1計算
手段)によってDSVが計算される。
示す。入力された記録データ列は、パイロット生成部2
9に入力される。パイロット生成部29に入力された記
録データ列は、ビット0挿入回路20(ビット0挿入手
段)により一定ビットごとの先頭にビット0が挿入され
る。また同様にパイロット生成部29に入力された記録
データ列は、ビット1挿入回路21(ビット1挿入手
段)により一定ビットごとの先頭にビット1が挿入さ
れ、それぞれのビットが挿入されたデータ列はプリコー
ダ22,23によってプリコードされる。プリコーダ2
2,23の構成を図8に示す。それぞれのプリコーダ2
2,23の出力はそれぞれDSV0計算回路24(DS
V0計算手段)とDSV1計算回路26(DSV1計算
手段)によってDSVが計算される。
【0022】一方、基準パイロット信号DSV生成回路
25(基準パイロット信号DSV生成手段)で、基準パ
イロット信号のDSVが生成される。DSV0計算回路
24とDSV1計算回路26の出力と基準パイロット信
号DSV生成回路25の出力は出力信号選択回路27
(出力選択手段)に入力され、DSV計算回路24、2
6のそれぞれの出力と基準パイロット信号のDSVとの
差の絶対値が小さいほうのプリコードされたデータ列が
出力信号選択回路27によって選択され出力される。こ
のようにして記録データ列にパイロット信号を生成す
る。その後、パイロット生成部29の出力を図9に示す
ような周波数特性をもつノッチフィルタ28に入力する
ことによって、ノッチ部を生成する。このようにパイロ
ット信号はDSVの制御のみで生成できることから、パ
イロット信号の生成をフィルタから分離し、フィルタに
おいてはノッチ部のみを生成することによって、ノッチ
フィルタの構成を簡単にすることができる。
25(基準パイロット信号DSV生成手段)で、基準パ
イロット信号のDSVが生成される。DSV0計算回路
24とDSV1計算回路26の出力と基準パイロット信
号DSV生成回路25の出力は出力信号選択回路27
(出力選択手段)に入力され、DSV計算回路24、2
6のそれぞれの出力と基準パイロット信号のDSVとの
差の絶対値が小さいほうのプリコードされたデータ列が
出力信号選択回路27によって選択され出力される。こ
のようにして記録データ列にパイロット信号を生成す
る。その後、パイロット生成部29の出力を図9に示す
ような周波数特性をもつノッチフィルタ28に入力する
ことによって、ノッチ部を生成する。このようにパイロ
ット信号はDSVの制御のみで生成できることから、パ
イロット信号の生成をフィルタから分離し、フィルタに
おいてはノッチ部のみを生成することによって、ノッチ
フィルタの構成を簡単にすることができる。
【0023】なお、ノッチフィルタを第1の実施例のフ
ィルタで構成することも可能である。
ィルタで構成することも可能である。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明の記録装置は、記録
する2値系列の信号のふたつの周波数f1成分およびf
2成分を変化させるフィルタリング手段を備えることに
より簡単な回路で、回路規模の増大を抑え、ノッチおよ
びパイロット信号の生成をすることができ、長時間記録
のために狭トラック化が必要な家庭用ディジタルVTR
等に用いて大きな効果がある。
する2値系列の信号のふたつの周波数f1成分およびf
2成分を変化させるフィルタリング手段を備えることに
より簡単な回路で、回路規模の増大を抑え、ノッチおよ
びパイロット信号の生成をすることができ、長時間記録
のために狭トラック化が必要な家庭用ディジタルVTR
等に用いて大きな効果がある。
【図1】本発明の第1の実施例のブロック図
【図2】同ノッチ部およびパイロット信号の周波数特性
図
図
【図3】(a)同2値/多値変換回路の入力波形図 (b)同2値/多値変換回路の出力波形図
【図4】同ディジタルフィルタを用いて構成した記録装
置のブロック図
置のブロック図
【図5】同フィルタのインパルス応答特性図
【図6】同ROMを用いて構成した記録装置のブロック
図
図
【図7】同第2の実施例のパイロット生成部とノッチ生
成部を分離した構成の記録装置のブロック図
成部を分離した構成の記録装置のブロック図
【図8】本発明と従来例共通のプリコーダの構成図
【図9】本発明のノッチフィルタの周波数特性図
【図10】本発明と従来例共通の記録波形の周波数特性
図
図
【図11】同記録波形のトラックパターン図
【図12】従来例の記録装置のブロック図
1 フィルタ 2 2値/多値変換回路 3 D/Aコンバータ 10 遅延回路 11 乗算器 12 加算器 20 ビット0挿入回路 21 ビット1挿入回路 22,23プリコーダ 24 DSV0計算回路 25 基準パイロット信号DSV生成回路 26 DSV1計算回路 27 出力信号選択回路 28 ノッチフィルタ 29 パイロット生成部
Claims (2)
- 【請求項1】 記録する2値系列信号のふたつの周波数
f1成分およびf2成分を変化させるフィルタリング手
段を備えてなる記録装置。 - 【請求項2】 フィルタリング手段は、記録する2値系
列信号にビット0を挿入するビット0挿入手段と、前記
2値系列信号にビット1を挿入するビット1挿入手段
と、前記ビット0挿入手段の出力のDSVを計算するD
SV0計算手段と、前記ビット1挿入手段の出力のDS
Vを計算するDSV1計算手段と、基準パイロット信号
のDSVを生成する基準パイロット信号DSV生成手段
と、前記DSV0計算手段の出力と前記DSV1計算手
段と前記パイロットDSV生成手段の出力を比較し、前
記ビット0挿入手段の出力と前記ビット1挿入手段の出
力を選択して出力する出力選択手段と、前記出力選択手
段の出力にノッチ部を作成するノッチフィルタとを有し
てなる請求項1記載の記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4234407A JPH0684288A (ja) | 1992-09-02 | 1992-09-02 | 記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4234407A JPH0684288A (ja) | 1992-09-02 | 1992-09-02 | 記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0684288A true JPH0684288A (ja) | 1994-03-25 |
Family
ID=16970530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4234407A Pending JPH0684288A (ja) | 1992-09-02 | 1992-09-02 | 記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0684288A (ja) |
-
1992
- 1992-09-02 JP JP4234407A patent/JPH0684288A/ja active Pending
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