JPH0683475B2 - ビデオテ−プレコ−ダ - Google Patents
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- JPH0683475B2 JPH0683475B2 JP60007533A JP753385A JPH0683475B2 JP H0683475 B2 JPH0683475 B2 JP H0683475B2 JP 60007533 A JP60007533 A JP 60007533A JP 753385 A JP753385 A JP 753385A JP H0683475 B2 JPH0683475 B2 JP H0683475B2
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- signal
- circuit
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Landscapes
- Television Signal Processing For Recording (AREA)
- Digital Magnetic Recording (AREA)
- Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
- Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明はヘリカルスキャン形のビデオテープレコーダに
係り、特に時間軸圧縮されたPCM音声信号を再生するの
に好適なビデオテープレコーダである。
係り、特に時間軸圧縮されたPCM音声信号を再生するの
に好適なビデオテープレコーダである。
ヘリカルスキャン形のビデオテープレコーダの1例とし
て第12図にテープパターンを示す8ミリビデオ規格と呼
ばれる家庭用ビデオテープレコーダがある。
て第12図にテープパターンを示す8ミリビデオ規格と呼
ばれる家庭用ビデオテープレコーダがある。
第12図において、1はビデオテープ、2はビデオ信号が
記録されるビデオトラック、3は第1のオプショントラ
ック、4は第2のオプショントラック、5は回転ヘッド
がトレースする方向を示す矢印、6はビデオテープの走
行方向を示す矢印、7は音声信号をPCM信号に変換し、
さらに約1/6に時間軸を圧縮した信号が記録されるトラ
ックである。
記録されるビデオトラック、3は第1のオプショントラ
ック、4は第2のオプショントラック、5は回転ヘッド
がトレースする方向を示す矢印、6はビデオテープの走
行方向を示す矢印、7は音声信号をPCM信号に変換し、
さらに約1/6に時間軸を圧縮した信号が記録されるトラ
ックである。
第12図でθ1,θ2,θ3,θ4は各々回転シリンダに
巻き付いたビデオテープの巻付角度を示しており、θ1
≒θ4≒5°,θ2=10°,θ3≒30°である。ここ
で、θ2がビデオ信号が記録される期間に対応し、θ3
が音声信号が記録される期間に対応しており、θ1,θ
4は互換性確保のためのマージンである(以下、第12図
に示すテープパターンの記録方式を映像信号記録モード
と呼ぶ。)したがって、音声信号のみを記録する用途に
用いた場合、ビデオテープ上で記録に使われる領域は第
12図の7で示される部分だけであり、ビデオテープ利用
効率が悪かった。
巻き付いたビデオテープの巻付角度を示しており、θ1
≒θ4≒5°,θ2=10°,θ3≒30°である。ここ
で、θ2がビデオ信号が記録される期間に対応し、θ3
が音声信号が記録される期間に対応しており、θ1,θ
4は互換性確保のためのマージンである(以下、第12図
に示すテープパターンの記録方式を映像信号記録モード
と呼ぶ。)したがって、音声信号のみを記録する用途に
用いた場合、ビデオテープ上で記録に使われる領域は第
12図の7で示される部分だけであり、ビデオテープ利用
効率が悪かった。
これを改善する方法として、第13図に示すごとく、ビデ
オトラック2をB〜Fの5領域に分割し、各領域に第12
図7と同様に(第13図ではA領域に相当)時間軸圧縮し
たPCM信号を記録する方式がある(以下、第13図に示す
テープパターンの記録方式をマルチPCM記録モードと呼
ぶ。)。(特開昭58−222402号)この方式では、音声信
号を第12図の方式に比して6倍記録することができる。
上記したマルチPCM記録モードにより、ビデオテープレ
コーダの利用用途をオーディオ領域までの広範囲にする
ことができる。
オトラック2をB〜Fの5領域に分割し、各領域に第12
図7と同様に(第13図ではA領域に相当)時間軸圧縮し
たPCM信号を記録する方式がある(以下、第13図に示す
テープパターンの記録方式をマルチPCM記録モードと呼
ぶ。)。(特開昭58−222402号)この方式では、音声信
号を第12図の方式に比して6倍記録することができる。
上記したマルチPCM記録モードにより、ビデオテープレ
コーダの利用用途をオーディオ領域までの広範囲にする
ことができる。
しかしながら、上記ビデオテープレコーダは映像信号よ
り得られる周期信号を基準として動作しているため、NT
SCとCCIRの2システムが存在しており、NTSCシステムで
は30Hzを、CCIRシステムでは25Hzを基準としているよう
に2システム間では互換性がない。その結果、テレビジ
ョンシステムと違って、モニタシステムが世界共通であ
るというオーディオシステムの特長を十分に活用できな
いばかりか、ソフトテープなども2方式に対応するテー
プが必要となるなど多くのデメリットをもたらしてしま
うという問題点があった。
り得られる周期信号を基準として動作しているため、NT
SCとCCIRの2システムが存在しており、NTSCシステムで
は30Hzを、CCIRシステムでは25Hzを基準としているよう
に2システム間では互換性がない。その結果、テレビジ
ョンシステムと違って、モニタシステムが世界共通であ
るというオーディオシステムの特長を十分に活用できな
いばかりか、ソフトテープなども2方式に対応するテー
プが必要となるなど多くのデメリットをもたらしてしま
うという問題点があった。
本発明の目的は、NTSC方式やCCIR方式などの異なるTV方
式の映像信号が記録再生できるヘリカルスキャン形ビデ
オテープレコーダにおいて、磁気テープからの再生信号
がどちらの方式で記録されているかを判別して、この判
別結果に基づいて再生動作を制御するビデオテープレコ
ーダを得るものである。
式の映像信号が記録再生できるヘリカルスキャン形ビデ
オテープレコーダにおいて、磁気テープからの再生信号
がどちらの方式で記録されているかを判別して、この判
別結果に基づいて再生動作を制御するビデオテープレコ
ーダを得るものである。
上記目的を達成するために、本発明はトラッキングサー
ボ用のパイロット信号の再生周波数を用いたテープ記録
システムの識別法とPCM信号を用いたテープ記録システ
ムの識別法の2方法により、ビデオテープレコーダの再
生システムを自動的に切換えるものである。
ボ用のパイロット信号の再生周波数を用いたテープ記録
システムの識別法とPCM信号を用いたテープ記録システ
ムの識別法の2方法により、ビデオテープレコーダの再
生システムを自動的に切換えるものである。
以下、本発明のビデオテープレコーダを図に示す実施例
により説明する。第1図は本発明を8ミリビデオ規格の
ビデオテープレコーダ(VTR)の再生系に応用した場合
の一例を示す。
により説明する。第1図は本発明を8ミリビデオ規格の
ビデオテープレコーダ(VTR)の再生系に応用した場合
の一例を示す。
第1図のVTRはNTSCとCCIRどちらの方式で記録されたテ
ープでも再生可能でありマルチPCMにも対応している。
ープでも再生可能でありマルチPCMにも対応している。
まず、前述の第12図に示したテープパターンすなわち、
映像信号記録モードにて記録されたテープを再生する場
合について説明する。
映像信号記録モードにて記録されたテープを再生する場
合について説明する。
磁気テープ1より回転ヘッド23aまたは23bにて取り出さ
れた再生信号は、プリアンプ8または9にて増幅され、
第2図A,Bとなる。増幅された再生信号A,Bはコントロー
ラ35からの制御信号(第2図F1)にて切換スイッチ(S
W)10,11を通して切換えられる。SW10の出力(第2図
C)は、1つは映像信号再生処理系21に、1つはFMオー
ディオ信号抽出用のバンドパスフィルタ(BPF)18に、
1つはSW38を通して、オートマチック・トラック・ファ
インディング処理回路(ATF処理回路)22とNTSC/CCIRシ
ステムを識別するためのシステム識別回路40に入力す
る。なお、映像信号記録モードにて記録されたテープを
再生しているので、SW38はコントローラ35の指令により
V側に接続している。SW11の出力(第2図D)は、PCM
信号再生処理回路32に入力する。映像信号再生処理系21
に入力された再生信号は、フィルタブロック12にて低域
変換色度信号とFM変調輝度信号に分離、抽出されたの
ち、ビデオ信号処理回路13と発振回路15にて構成される
映像信号再生処理回路にて輝度信号のFM復調及び色度信
号の再変換が行なわれ、復調映像信号が出力端14より出
力される。BPF18に入力された再生信号は、FMオーディ
オ信号のみが抽出されたのち、FMオーディオ処理回路
(AFM処理)19にて音声信号にFM復調されて、出力端20
より出力される。ATF処理回路22では、トラッキングサ
ーボを行なうために再生信号より4周波パイロット信号
を抽出し、両隣接トラックから得られる再生パイロット
信号のレベルが同レベルになるようにサーボ処理回路30
に制御信号を出力する。
れた再生信号は、プリアンプ8または9にて増幅され、
第2図A,Bとなる。増幅された再生信号A,Bはコントロー
ラ35からの制御信号(第2図F1)にて切換スイッチ(S
W)10,11を通して切換えられる。SW10の出力(第2図
C)は、1つは映像信号再生処理系21に、1つはFMオー
ディオ信号抽出用のバンドパスフィルタ(BPF)18に、
1つはSW38を通して、オートマチック・トラック・ファ
インディング処理回路(ATF処理回路)22とNTSC/CCIRシ
ステムを識別するためのシステム識別回路40に入力す
る。なお、映像信号記録モードにて記録されたテープを
再生しているので、SW38はコントローラ35の指令により
V側に接続している。SW11の出力(第2図D)は、PCM
信号再生処理回路32に入力する。映像信号再生処理系21
に入力された再生信号は、フィルタブロック12にて低域
変換色度信号とFM変調輝度信号に分離、抽出されたの
ち、ビデオ信号処理回路13と発振回路15にて構成される
映像信号再生処理回路にて輝度信号のFM復調及び色度信
号の再変換が行なわれ、復調映像信号が出力端14より出
力される。BPF18に入力された再生信号は、FMオーディ
オ信号のみが抽出されたのち、FMオーディオ処理回路
(AFM処理)19にて音声信号にFM復調されて、出力端20
より出力される。ATF処理回路22では、トラッキングサ
ーボを行なうために再生信号より4周波パイロット信号
を抽出し、両隣接トラックから得られる再生パイロット
信号のレベルが同レベルになるようにサーボ処理回路30
に制御信号を出力する。
ATF処理回路22とパイロット信号発生回路31の具体回路
構成の一例を第3図に示す。第3図において、入力端72
より入力する磁気テープ1からの再生信号(映像信号記
録モード時第2図C、マルチPCMモード時第2図D)よ
りバンドパスフィルタ(BPF)73によって4周波の再生
パイロット信号(NTSC時1≒103KHz,2≒119KHz,
3≒165KHz,4≒149KHz)を抽出し、掛算器74でパイ
ロット信号発生回路31の出力信号と掛算を行なうことに
より周波数変換を行なう。掛算器74の出力よりPBF75と7
7を用いて、両隣接トラックから得られるパイロット信
号レベルに比例した約16KHzと約47KHzの成分を分離抽出
し、各々の出力レベルをエンベロープ検波回路76と78で
検波する。検波された出力を比較器79で比較し、得られ
た出力を映像信号を再生している時はLPF84とSW85を通
して出力端86よりサーボ処理回路30へ送出される。マル
チPCMモードにて再生している時は、SW80とコンデンサ8
1とで構成されるサンプル・ホールド回路にて、再生し
ようとしているトラック区間−例えば、第13図のBに相
当する区間−だけの比較器79の出力を抽出し、バッファ
82とLPF83とSW85を通してサーボ処理回路30へ送出され
る。出力端86より送出された信号に応じて、サーボ回路
30ではキャプスタンモータ29を制御して上記比較器79の
出力が零となるようにトラッキングサーボが行なわれ
る。ここで、SW80を制御する信号はPCM信号再生処理回
路32で生成されるゲートパルス信号(第2図G)であ
り、PCM信号再生処理回路32の基準信号である第2図CH
に死すチャンネルセレクト信号から作られる。
構成の一例を第3図に示す。第3図において、入力端72
より入力する磁気テープ1からの再生信号(映像信号記
録モード時第2図C、マルチPCMモード時第2図D)よ
りバンドパスフィルタ(BPF)73によって4周波の再生
パイロット信号(NTSC時1≒103KHz,2≒119KHz,
3≒165KHz,4≒149KHz)を抽出し、掛算器74でパイ
ロット信号発生回路31の出力信号と掛算を行なうことに
より周波数変換を行なう。掛算器74の出力よりPBF75と7
7を用いて、両隣接トラックから得られるパイロット信
号レベルに比例した約16KHzと約47KHzの成分を分離抽出
し、各々の出力レベルをエンベロープ検波回路76と78で
検波する。検波された出力を比較器79で比較し、得られ
た出力を映像信号を再生している時はLPF84とSW85を通
して出力端86よりサーボ処理回路30へ送出される。マル
チPCMモードにて再生している時は、SW80とコンデンサ8
1とで構成されるサンプル・ホールド回路にて、再生し
ようとしているトラック区間−例えば、第13図のBに相
当する区間−だけの比較器79の出力を抽出し、バッファ
82とLPF83とSW85を通してサーボ処理回路30へ送出され
る。出力端86より送出された信号に応じて、サーボ回路
30ではキャプスタンモータ29を制御して上記比較器79の
出力が零となるようにトラッキングサーボが行なわれ
る。ここで、SW80を制御する信号はPCM信号再生処理回
路32で生成されるゲートパルス信号(第2図G)であ
り、PCM信号再生処理回路32の基準信号である第2図CH
に死すチャンネルセレクト信号から作られる。
次に、パイロット信号発生回路31について説明する。発
振回路65ではNTSCシステム時5.95MHz、CCIRシステム時
5.86MHzの発振出力が得られるように構成されており、
シスエテム識別回路40の出力信号により切換わる。この
発振回路65の出力信号を分周器66〜69で1/58,1/50,1/3
6,1/40に分周することでパイロット信号1,2,
3,4が得られる。これら1〜4のパイロット信
号は出力切換回路70により、入力端71より入力するサー
ボ処理回路30の出力信号であるヘッド切換信号(第2図
H)によって1,2,3,4と順次切換えられ
て出力する。ここで、ヘッド切換信号はシリンダに取付
けられたマグネット24a,bとピックアップヘッド25より
得られる信号を基準に作成されている。
振回路65ではNTSCシステム時5.95MHz、CCIRシステム時
5.86MHzの発振出力が得られるように構成されており、
シスエテム識別回路40の出力信号により切換わる。この
発振回路65の出力信号を分周器66〜69で1/58,1/50,1/3
6,1/40に分周することでパイロット信号1,2,
3,4が得られる。これら1〜4のパイロット信
号は出力切換回路70により、入力端71より入力するサー
ボ処理回路30の出力信号であるヘッド切換信号(第2図
H)によって1,2,3,4と順次切換えられ
て出力する。ここで、ヘッド切換信号はシリンダに取付
けられたマグネット24a,bとピックアップヘッド25より
得られる信号を基準に作成されている。
サーボ処理回路30では、上記したマグネット24a,bとピ
ックアップヘッド25より得られる信号とサーボ処理回路
30内の基準信号とを比較して、シリンダモータ26の回転
数が一定になるように制御している。さらに、キャプス
タンモータ29は、モータに取付けられたFG28とピックア
ップヘッド27からなる回転数信号発生器の出力が用いて
回転速度を一定とし、上記ATF処理回路22の出力信号に
てトラッキングを行なつている。PCM信号再生処理回路3
2では、再生信号を波形等化及びデータ識別したのち、P
CM復調して出力端33,34より復調音声信号が出力され
る。
ックアップヘッド25より得られる信号とサーボ処理回路
30内の基準信号とを比較して、シリンダモータ26の回転
数が一定になるように制御している。さらに、キャプス
タンモータ29は、モータに取付けられたFG28とピックア
ップヘッド27からなる回転数信号発生器の出力が用いて
回転速度を一定とし、上記ATF処理回路22の出力信号に
てトラッキングを行なつている。PCM信号再生処理回路3
2では、再生信号を波形等化及びデータ識別したのち、P
CM復調して出力端33,34より復調音声信号が出力され
る。
PCM信号再生処理回路32の一具体例を第4図に示す。第
4図において、入力端63より入力された再生信号は、波
形等化回路49で符号間干渉などが除去されたのち、1つ
はストローブ回路54へ、1つは2てい倍回路50と位相比
較器51とフィルタ52と電圧制御発振器(VCO)53とで構
成されるクロック再生PLL回路へ出力される。ストロー
ブ回路54では上記クロック再生PLL回路にて再生された
クロックにより波形等化回路49の出力信号からデータ再
生を行なう。ストローブ回路54の出力である再生された
データは、再生クロックと共にPCMプロセッサ56に入力
し、PCMプロセッサ56にてエラー訂正や復号及び時間軸
伸長などが行なわれる。エラー訂正や復号及び時間軸伸
長などの動作を行なうためにランダム・アクセス・メモ
リ(RAM)55やマスタークロック発生回路57が用いられ
ている。また、PCMプロセッサはNTSCシステムでは30H
z、CCIRシステムでは25Hzを基準信号(第2図CH1)とし
て動作しており、NTSCとCCIRでは入力端133より入力す
る制御信号でPCMプロセッサ56内の分周回路(図示せ
ず)などを切換えている。基準信号(第2図CH1)は入
力端64よりPCMプロセッサ56及びマスタークロック発生
回路57に入力する。
4図において、入力端63より入力された再生信号は、波
形等化回路49で符号間干渉などが除去されたのち、1つ
はストローブ回路54へ、1つは2てい倍回路50と位相比
較器51とフィルタ52と電圧制御発振器(VCO)53とで構
成されるクロック再生PLL回路へ出力される。ストロー
ブ回路54では上記クロック再生PLL回路にて再生された
クロックにより波形等化回路49の出力信号からデータ再
生を行なう。ストローブ回路54の出力である再生された
データは、再生クロックと共にPCMプロセッサ56に入力
し、PCMプロセッサ56にてエラー訂正や復号及び時間軸
伸長などが行なわれる。エラー訂正や復号及び時間軸伸
長などの動作を行なうためにランダム・アクセス・メモ
リ(RAM)55やマスタークロック発生回路57が用いられ
ている。また、PCMプロセッサはNTSCシステムでは30H
z、CCIRシステムでは25Hzを基準信号(第2図CH1)とし
て動作しており、NTSCとCCIRでは入力端133より入力す
る制御信号でPCMプロセッサ56内の分周回路(図示せ
ず)などを切換えている。基準信号(第2図CH1)は入
力端64よりPCMプロセッサ56及びマスタークロック発生
回路57に入力する。
PCMプロセッサ56により復号及び時間軸伸長されたディ
ジタル信号は、ディジタル・アナログ変換器(D/A)59
にてアナログ信号、すなわち音声信号に戻される。D/A5
9の出力信号はLPF60,61にて不要帯域成分を除去された
のち、記録時に圧縮されたダイナミックレンジをノイズ
リダクション(HR)62にて元のダイナミックレンジに伸
長されて、出力端33,34より再生音声信号として出力さ
れる。なお、マルチPCMモードの時には、各トラックに
対応した基準信号(第2図CH1〜CH6)がコントローラ35
より入力端64を通して入力される。また、各トラックに
対応したゲートパルス(第2図G1〜G5)がPCMプロセッ
サ56より出力端132から出力され、ATF処理回路22やシス
テム識別回路に送出される。
ジタル信号は、ディジタル・アナログ変換器(D/A)59
にてアナログ信号、すなわち音声信号に戻される。D/A5
9の出力信号はLPF60,61にて不要帯域成分を除去された
のち、記録時に圧縮されたダイナミックレンジをノイズ
リダクション(HR)62にて元のダイナミックレンジに伸
長されて、出力端33,34より再生音声信号として出力さ
れる。なお、マルチPCMモードの時には、各トラックに
対応した基準信号(第2図CH1〜CH6)がコントローラ35
より入力端64を通して入力される。また、各トラックに
対応したゲートパルス(第2図G1〜G5)がPCMプロセッ
サ56より出力端132から出力され、ATF処理回路22やシス
テム識別回路に送出される。
ところで、上記映像信号再生処理系21とPCM信号再生処
理回路32とパイロット信号発生回路31とサーボ処理回路
30は、NTSCシステムとCCIRシステムでは信号処理が異な
っている。例えば、映像信号再生処理系21では色度信号
処理用のカラーバースト信号周波数が、NTSCで3.58MH
z、CCIRで4.43MHzであり、かつ、隣接トラックからのク
ロストークを除去するための色度信号処理システムが、
NTSCではフェイズインバート方式(PI方式)と呼ばれる
ものであり、CCIRではフェイズシフト方式(PS方式)と
呼ばれる方式である。PCM信号再生処理回路32とサーボ
処理回路30は、NTSCでは30Hz、CCIRでは25Hzを基準信号
として動作している。また、パイロット信号発生回路31
の基準周波数がNTSC時5.95MHz、CCIR時5.86MHzである。
理回路32とパイロット信号発生回路31とサーボ処理回路
30は、NTSCシステムとCCIRシステムでは信号処理が異な
っている。例えば、映像信号再生処理系21では色度信号
処理用のカラーバースト信号周波数が、NTSCで3.58MH
z、CCIRで4.43MHzであり、かつ、隣接トラックからのク
ロストークを除去するための色度信号処理システムが、
NTSCではフェイズインバート方式(PI方式)と呼ばれる
ものであり、CCIRではフェイズシフト方式(PS方式)と
呼ばれる方式である。PCM信号再生処理回路32とサーボ
処理回路30は、NTSCでは30Hz、CCIRでは25Hzを基準信号
として動作している。また、パイロット信号発生回路31
の基準周波数がNTSC時5.95MHz、CCIR時5.86MHzである。
したがって、再生しているテープがNTSCシステムのテー
プであるか、CCIRシステムのテープであるかを判別し、
上記信号処理回路を切換える必要がある。この判別を行
なっているのが、システム識別回路40であり、本実施例
では再生信号中のパイロット信号周波数がNTSCシステム
で記録したテープをCCIRシステムで再生した場合及びCC
IRシステムで記録したテープをNTSCシステムで再生した
場合とで異なることを利用している。以下、第3図を用
いて、具体的な一例について説明する。トラッキングサ
ーボを行なうために4周波パイロット信号−NTSCの場
合、1≒102.55KHz,2≒118.95KHz,3≒165.20KH
z,4≒148.69KHz−が用いられるとする。NTSCシステ
ムで記録されたテープをCCIRシステムで再生した場合及
びCCIRシステムで記録されたテープをNTSCシステムで再
生した場合での再生パイロット信号の周波数は、シリン
ダ回転数が25Hz(CCIR),30Hz(HTSC)と異なるため表
1に示すような値となる。
プであるか、CCIRシステムのテープであるかを判別し、
上記信号処理回路を切換える必要がある。この判別を行
なっているのが、システム識別回路40であり、本実施例
では再生信号中のパイロット信号周波数がNTSCシステム
で記録したテープをCCIRシステムで再生した場合及びCC
IRシステムで記録したテープをNTSCシステムで再生した
場合とで異なることを利用している。以下、第3図を用
いて、具体的な一例について説明する。トラッキングサ
ーボを行なうために4周波パイロット信号−NTSCの場
合、1≒102.55KHz,2≒118.95KHz,3≒165.20KH
z,4≒148.69KHz−が用いられるとする。NTSCシステ
ムで記録されたテープをCCIRシステムで再生した場合及
びCCIRシステムで記録されたテープをNTSCシステムで再
生した場合での再生パイロット信号の周波数は、シリン
ダ回転数が25Hz(CCIR),30Hz(HTSC)と異なるため表
1に示すような値となる。
第3図において、システム識別回路40はタンク回路106
−センタ周波数 Q=20−タンク回路117−センタ周波数85.55KHz、Q=2
0−ピーク検波回路107,118、ホールド回路108,119、レ
ベル識別回路109,120とSW114、電圧源(VB)113と状態
判別回路41とで構成されている。今、第1図のビデオテ
ープレコーダがCCIRシステムとして動作しているとする
このビデオテープレコーダにてNTSCシステムで記録され
た映像信号記録モードのテープを再生したとすると、入
力端72より入力される磁気テープ1からの再生時はSW10
の出力信号であり、タンク回路106と117に入力する。こ
こで、再生信号中のパイロット信号の周波数は、前記表
1に示した周波数となっているので、タンク回路117か
らは1のパイロット信号が抽出されるが、タンク回路
106からはパイロット信号は抽出されない。
−センタ周波数 Q=20−タンク回路117−センタ周波数85.55KHz、Q=2
0−ピーク検波回路107,118、ホールド回路108,119、レ
ベル識別回路109,120とSW114、電圧源(VB)113と状態
判別回路41とで構成されている。今、第1図のビデオテ
ープレコーダがCCIRシステムとして動作しているとする
このビデオテープレコーダにてNTSCシステムで記録され
た映像信号記録モードのテープを再生したとすると、入
力端72より入力される磁気テープ1からの再生時はSW10
の出力信号であり、タンク回路106と117に入力する。こ
こで、再生信号中のパイロット信号の周波数は、前記表
1に示した周波数となっているので、タンク回路117か
らは1のパイロット信号が抽出されるが、タンク回路
106からはパイロット信号は抽出されない。
上記タンク回路106,107の出力はピーク検波回路107,118
にて検波され、ホールド回路108,119を通ったのち、レ
ベル識別回路109,120にてタンク回路106,117のパイロッ
ト信号の有無(“1"/“0")が識別される。したがっ
て、上記場合には、タンク回路117よりパイロット信号
が抽出されるため、レベル識別回路120より“1"が出力
され、レベル識別回路109より“0"が出力される。な
お、SW114は入力端112より入力するマルチPCMモードを
示す制御信号により動作し、前述のごとく映像信号記録
モードであるのでV側に接続している。よって、ホール
ド回路108,119の制御信号は、直流電圧源VBと一定とな
り、常時導通状態となっている。上記レベル識別回路10
9.120の出力は、状態判別回路41に入力し、上記出力信
号に応じて、再生テープ上の信号がNTSCシステムかCCIR
システムかを判別して出力端115よりNTSCシステム時
“0"信号、CCIRシステム時“1"信号が出力される。上記
レベル識別回路109,120の出力信号と状態判別回路41の
出力信号との関係は表2に示す通りである。
にて検波され、ホールド回路108,119を通ったのち、レ
ベル識別回路109,120にてタンク回路106,117のパイロッ
ト信号の有無(“1"/“0")が識別される。したがっ
て、上記場合には、タンク回路117よりパイロット信号
が抽出されるため、レベル識別回路120より“1"が出力
され、レベル識別回路109より“0"が出力される。な
お、SW114は入力端112より入力するマルチPCMモードを
示す制御信号により動作し、前述のごとく映像信号記録
モードであるのでV側に接続している。よって、ホール
ド回路108,119の制御信号は、直流電圧源VBと一定とな
り、常時導通状態となっている。上記レベル識別回路10
9.120の出力は、状態判別回路41に入力し、上記出力信
号に応じて、再生テープ上の信号がNTSCシステムかCCIR
システムかを判別して出力端115よりNTSCシステム時
“0"信号、CCIRシステム時“1"信号が出力される。上記
レベル識別回路109,120の出力信号と状態判別回路41の
出力信号との関係は表2に示す通りである。
したがって、上記例ではNTSCシステムに切換わるように
出力端115より“0"が出力される。
出力端115より“0"が出力される。
上記出力端115の出力信号(“0"/“1")に応じて、映像
信号再生処理系21は前述したごとく色度信号再生処理の
ため3.58MHz(NTSC)と4.43MHz(CCIR)の発振用クリス
タル16,17を切換え、さらにビデオ信号処理回路13内部
をPI方式(NTSC)とPS方式(CCIR)とに切換える等を行
なう。サーボ処理回路30では、NTSC時基準信号30Hz、CC
IR時25Hzとなるように基準発振回路(図示せず)の発振
周波数及び分周回路(図示せず)の切換えを行なう。PC
M信号再生処理回路32ではNTSC時30Hz,CCIR時25Hzを基準
信号としてシステム動作を行なっているため、PCMプロ
セッサ56内の分周回路(図示せず)を切換える。また、
パイロット信号発生回路31では、基準発振回路65の発振
用クリスタル121と122を切換えて、NTSC時5.95MHz,CCIR
時5.86MHzとなるようにしている。
信号再生処理系21は前述したごとく色度信号再生処理の
ため3.58MHz(NTSC)と4.43MHz(CCIR)の発振用クリス
タル16,17を切換え、さらにビデオ信号処理回路13内部
をPI方式(NTSC)とPS方式(CCIR)とに切換える等を行
なう。サーボ処理回路30では、NTSC時基準信号30Hz、CC
IR時25Hzとなるように基準発振回路(図示せず)の発振
周波数及び分周回路(図示せず)の切換えを行なう。PC
M信号再生処理回路32ではNTSC時30Hz,CCIR時25Hzを基準
信号としてシステム動作を行なっているため、PCMプロ
セッサ56内の分周回路(図示せず)を切換える。また、
パイロット信号発生回路31では、基準発振回路65の発振
用クリスタル121と122を切換えて、NTSC時5.95MHz,CCIR
時5.86MHzとなるようにしている。
次に第1図に示したビデオテープレコーダで前述の第13
図に示したテープパターン、すなわち、マルチPCM記録
モードにて記録されたテープを再生する場合について、
システム識別回路40の動作について第3図を用いて説明
する。
図に示したテープパターン、すなわち、マルチPCM記録
モードにて記録されたテープを再生する場合について、
システム識別回路40の動作について第3図を用いて説明
する。
マルチPCM記録モードにて記録されたテープを再生する
場合は、コントローラ35の指令によりSW38はM側に接続
される。また、SW10,11は第2図F1,F2にて切換えられ、
第13図B〜Fの領域を再生する時はF2にて切換えられ
る。よって、ATF処理回路22とシステム識別回路40にはS
W11の出力信号(第2図D1〜D6)が入力する。入力端72
から入力する第2図D1〜D6の再生信号よりタンク回路10
6,117にてパイロット信号を抽出する。例えば、VTRがNT
SCシステムとして動作しており、再生しようとしている
テープがCCIRシステムにて記録されたものであるとする
と、再生信号中(第2図D1〜D6)のパイロット信号の周
波数は表1に示す通りであり、タンク回路106,117から
はパイロット信号は抽出されない。タンク回路106,117
の出力はピーク検波回路107,118にて検波されたのち、
再生しようとしているトラック領域−例えば、第13図の
Bに相当する第2図D2信号区間−の信号のみを抽出する
ために、ホールド回路108,119にてホールド処理を行な
う。ホールド回路108,119は入力端111より入力する第2
図G2に示すゲートパルス信号にて動作する。
場合は、コントローラ35の指令によりSW38はM側に接続
される。また、SW10,11は第2図F1,F2にて切換えられ、
第13図B〜Fの領域を再生する時はF2にて切換えられ
る。よって、ATF処理回路22とシステム識別回路40にはS
W11の出力信号(第2図D1〜D6)が入力する。入力端72
から入力する第2図D1〜D6の再生信号よりタンク回路10
6,117にてパイロット信号を抽出する。例えば、VTRがNT
SCシステムとして動作しており、再生しようとしている
テープがCCIRシステムにて記録されたものであるとする
と、再生信号中(第2図D1〜D6)のパイロット信号の周
波数は表1に示す通りであり、タンク回路106,117から
はパイロット信号は抽出されない。タンク回路106,117
の出力はピーク検波回路107,118にて検波されたのち、
再生しようとしているトラック領域−例えば、第13図の
Bに相当する第2図D2信号区間−の信号のみを抽出する
ために、ホールド回路108,119にてホールド処理を行な
う。ホールド回路108,119は入力端111より入力する第2
図G2に示すゲートパルス信号にて動作する。
ホールド回路108,119の出力はレベル識別回路109,120に
てタンク回路106,117にて抽出されたパイロット信号の
有無を識別し、レベル識別回路109,120はパイロット信
号が有る場合“1"を、無い場合“0"を出力する。上記例
では、タンク回路106,117にてパイロット信号が抽出さ
れないので、レベル識別回路109.120の出力は共に“0"
となる。また、状態判別回路41の動作は表2に示す通り
であるので、出力端115からはCCIRシステムに切換える
ことを指示する“1"が出力される。
てタンク回路106,117にて抽出されたパイロット信号の
有無を識別し、レベル識別回路109,120はパイロット信
号が有る場合“1"を、無い場合“0"を出力する。上記例
では、タンク回路106,117にてパイロット信号が抽出さ
れないので、レベル識別回路109.120の出力は共に“0"
となる。また、状態判別回路41の動作は表2に示す通り
であるので、出力端115からはCCIRシステムに切換える
ことを指示する“1"が出力される。
以上説明したように、マルチPCMモードでは再生しよう
とする記録トラック区間だけのパイロット信号を用い
て、再生しようとするテープがNTSCシステムとCCIRシス
テムのどちらのシステムで記録されたかを識別してい
る。
とする記録トラック区間だけのパイロット信号を用い
て、再生しようとするテープがNTSCシステムとCCIRシス
テムのどちらのシステムで記録されたかを識別してい
る。
第5図にシステム識別回路40の他の一具体例を示す。第
5図において、システム識別回路40はタンク回路123−
センタ周波数195KHz、Q=20−と、タンク回路128−セ
ンタ周波数85.55KHz、Q=20−とピーク検波回路124,12
9とホールド回路125,130とレベル識別回路126,131とSW1
14と電圧源(VB)113とRSフリップフロップ(RS−F.
F.)127とで構成されている。ここで、ビデオテープレ
コーダがCCIRシステムとして動作している時にNTSCシス
テムで記録されたテープを再生すると、再生信号中のパ
イロット信号周波数は表1に示す値となる。したがっ
て、入力端72より入力する再生信号よりタンク回路128
から1に相当するパイロット信号が抽出されるが、タ
ンク回路123からはパイロット信号は抽出されない。さ
らに、タンク回路123,128の出力は、ピーク検波回路12
4,129で検波されたのち、ホールド回路125,130を通って
レベル識別回路126,131に入力する。レベル識別回路12
6,131では、各々タンク回路123,128から抽出されるパイ
ロット信号の有無を識別し、パイロット信号が有る場合
に“1"を、無い場合に“0"を出力する。よって、上記場
合にはレベル識別回路126の出力は“0"、レベル識別回
路131の出力は“1"となり、RS−F.F.127をリセットし、
“0"を出力端110より出力して、各ブロックをNTSCシス
テムに切換える。なお、ビデオテープレコーダがNTSCシ
ステムで動作している時にCCIRシステムで記録されたテ
ープをかけた場合には、表1より上記タンク回路123か
らのみパイロット信号が出力されるため、レベル識別回
路126の出力が“1"、レベル識別回路131の出力が“0"と
なり、RS−F.F.をセットし、“1"を出力端110より出力
する。この出力端110からの出力信号により各ブロック
をCCIRシステムに切換える。
5図において、システム識別回路40はタンク回路123−
センタ周波数195KHz、Q=20−と、タンク回路128−セ
ンタ周波数85.55KHz、Q=20−とピーク検波回路124,12
9とホールド回路125,130とレベル識別回路126,131とSW1
14と電圧源(VB)113とRSフリップフロップ(RS−F.
F.)127とで構成されている。ここで、ビデオテープレ
コーダがCCIRシステムとして動作している時にNTSCシス
テムで記録されたテープを再生すると、再生信号中のパ
イロット信号周波数は表1に示す値となる。したがっ
て、入力端72より入力する再生信号よりタンク回路128
から1に相当するパイロット信号が抽出されるが、タ
ンク回路123からはパイロット信号は抽出されない。さ
らに、タンク回路123,128の出力は、ピーク検波回路12
4,129で検波されたのち、ホールド回路125,130を通って
レベル識別回路126,131に入力する。レベル識別回路12
6,131では、各々タンク回路123,128から抽出されるパイ
ロット信号の有無を識別し、パイロット信号が有る場合
に“1"を、無い場合に“0"を出力する。よって、上記場
合にはレベル識別回路126の出力は“0"、レベル識別回
路131の出力は“1"となり、RS−F.F.127をリセットし、
“0"を出力端110より出力して、各ブロックをNTSCシス
テムに切換える。なお、ビデオテープレコーダがNTSCシ
ステムで動作している時にCCIRシステムで記録されたテ
ープをかけた場合には、表1より上記タンク回路123か
らのみパイロット信号が出力されるため、レベル識別回
路126の出力が“1"、レベル識別回路131の出力が“0"と
なり、RS−F.F.をセットし、“1"を出力端110より出力
する。この出力端110からの出力信号により各ブロック
をCCIRシステムに切換える。
また、ビデオテープレコーダの動作システムと再生しよ
うとするテープの信号フォーマットが同一の時には、上
記レベル識別回路126,131の出力は共に“0"となり、RS
−F.F.127の出力状態に変化がないので、システムの切
換えは行なわれない。
うとするテープの信号フォーマットが同一の時には、上
記レベル識別回路126,131の出力は共に“0"となり、RS
−F.F.127の出力状態に変化がないので、システムの切
換えは行なわれない。
以上、レベル識別回路126,131の出力とRS−F.F.127の出
力の関係をまとめると表3となる。
力の関係をまとめると表3となる。
ここでホールド回路125,130は、第3図において説明し
たものと同一であり、マルチPCM記録モードにて記録さ
れたテープを再生する場合に、再生しようとするトラッ
クのパイロット信号のみを利用するために、再生しよう
とするトラック区間だけ導通状態となる。このホールド
回路125,130の制御信号は入力端111より入力する第2図
G1〜G5に示すような信号である。
たものと同一であり、マルチPCM記録モードにて記録さ
れたテープを再生する場合に、再生しようとするトラッ
クのパイロット信号のみを利用するために、再生しよう
とするトラック区間だけ導通状態となる。このホールド
回路125,130の制御信号は入力端111より入力する第2図
G1〜G5に示すような信号である。
第6図にシステム識別回路40の他の一具体例を示す。第
6図において、システム識別回路40はタンク回路137−
センタ周波数85.55KHz、Q=20−と、タンク回路138−
センタ周波数164KHz、Q=20−と、タンク回路139−セ
ンタ周波数195KHz、Q=20−と、ピーク検波回路140,14
1,142とホールド回路143,144,145とレベル比較器146と
状態判別回路147とSW114と電圧源(VB)113とで構成さ
れている。ここで、第1図に示したビデオテープレコー
ダがCCIRシステムとして動作している時に、NTSCシステ
ムで記録されたテープを再生すると、再生信号中のパイ
ロット信号周波数は表1に示す値となる。したがって、
入力端72より入力する再生信号よりタンク回路137はパ
イロット信号1を抽出し、タンク回路138とタンク回
路139はパイロット信号の抽出は行なわないが、164KHz
及び195KHz付近のノイズ成分が抽出される。タンク回路
137,138,139の出力はピーク検波回路140,141,142にて検
波されたのち、ホールド回路143,144,145に入力する。
ホールド回路143,144,145の出力はレベル比較器146で3
つのレベルP(ホールド回路143)、Q(ホールド回路1
44)、R(ホールド回路145)が比較され、レベル比較
器146は上記P,Q,Rの最大レベルのものを示す信号を状態
判別回路147に出力する。状態判別回路147では上記レベ
ル比較器146の出力によって、NTSCとCCIRシステムの識
別を行ない、NTSCシステムなら“0"をCCIRシステムなら
“1"を出力端148より出力する。レベル比較器146と状態
判別回路147との関係は表4に示す通りとなる。
6図において、システム識別回路40はタンク回路137−
センタ周波数85.55KHz、Q=20−と、タンク回路138−
センタ周波数164KHz、Q=20−と、タンク回路139−セ
ンタ周波数195KHz、Q=20−と、ピーク検波回路140,14
1,142とホールド回路143,144,145とレベル比較器146と
状態判別回路147とSW114と電圧源(VB)113とで構成さ
れている。ここで、第1図に示したビデオテープレコー
ダがCCIRシステムとして動作している時に、NTSCシステ
ムで記録されたテープを再生すると、再生信号中のパイ
ロット信号周波数は表1に示す値となる。したがって、
入力端72より入力する再生信号よりタンク回路137はパ
イロット信号1を抽出し、タンク回路138とタンク回
路139はパイロット信号の抽出は行なわないが、164KHz
及び195KHz付近のノイズ成分が抽出される。タンク回路
137,138,139の出力はピーク検波回路140,141,142にて検
波されたのち、ホールド回路143,144,145に入力する。
ホールド回路143,144,145の出力はレベル比較器146で3
つのレベルP(ホールド回路143)、Q(ホールド回路1
44)、R(ホールド回路145)が比較され、レベル比較
器146は上記P,Q,Rの最大レベルのものを示す信号を状態
判別回路147に出力する。状態判別回路147では上記レベ
ル比較器146の出力によって、NTSCとCCIRシステムの識
別を行ない、NTSCシステムなら“0"をCCIRシステムなら
“1"を出力端148より出力する。レベル比較器146と状態
判別回路147との関係は表4に示す通りとなる。
よって、上記例ではレベル比較器146は“P"を状態判別
回路147に出力するので、表4より出力端148からは“0"
が出力され、この出力信号に応じて、第1図の各ブロッ
クがNTSCシステムに切換えられる。なお、ホールド回路
143,144,145は第3図,第5図で説明したものと同一で
あり、マルチPCM記録モードにて記録されたテープを再
生する場合に、再生しようとするトラックのパイロット
信号のみを利用するために、再生しようとするトラック
区間だけ導通状態となる。このホールド回路143,144,14
5の制御信号は入力端111より入力する第2図G1〜G5に示
すような信号である。
回路147に出力するので、表4より出力端148からは“0"
が出力され、この出力信号に応じて、第1図の各ブロッ
クがNTSCシステムに切換えられる。なお、ホールド回路
143,144,145は第3図,第5図で説明したものと同一で
あり、マルチPCM記録モードにて記録されたテープを再
生する場合に、再生しようとするトラックのパイロット
信号のみを利用するために、再生しようとするトラック
区間だけ導通状態となる。このホールド回路143,144,14
5の制御信号は入力端111より入力する第2図G1〜G5に示
すような信号である。
以上、パイロット信号の再生周波数を用いるシステム識
別方法を3つの例を用いて説明したが、他の方法、例え
ばタンク回路のセンタ周波数を164KHzと195KHzとする方
法やセンタ周波数165KHzのタンク回路1つを用いる方法
など多くのものが考えられるが、パイロット信号の再生
周波数を用いる方法であればどのような構成でもよいこ
とは明らかである。
別方法を3つの例を用いて説明したが、他の方法、例え
ばタンク回路のセンタ周波数を164KHzと195KHzとする方
法やセンタ周波数165KHzのタンク回路1つを用いる方法
など多くのものが考えられるが、パイロット信号の再生
周波数を用いる方法であればどのような構成でもよいこ
とは明らかである。
次に、本発明の他の一実施例を第7図に示す。第7図に
おいては、第1図に示したVTRと同じ機能を有してお
り、同一回路には同一番号を付してあり、説明は省略す
る。第7図において第1図と異なる点は、再生しようと
しているテープがNTSCとCCIRのどのシステムで記録され
たかを識別するために、再生PCM信号を利用しているこ
とである。つまり、PCM信号再生処理回路32より得られ
るPCM信号とゲートパルス信号(第2図G1〜G5)とを用
いて、システム識別回路44にて再生しているテープがNT
SCシステムとCCIRシステムのどちらのシステムで記録さ
れたかを識別し、識別結果に応じて、サーボ処理回路30
と映像信号再生処理系21とパイロット信号発生回路31と
PCM信号再生処理回路32とがNTSCまたはCCIRシステムに
切換えられるものである。
おいては、第1図に示したVTRと同じ機能を有してお
り、同一回路には同一番号を付してあり、説明は省略す
る。第7図において第1図と異なる点は、再生しようと
しているテープがNTSCとCCIRのどのシステムで記録され
たかを識別するために、再生PCM信号を利用しているこ
とである。つまり、PCM信号再生処理回路32より得られ
るPCM信号とゲートパルス信号(第2図G1〜G5)とを用
いて、システム識別回路44にて再生しているテープがNT
SCシステムとCCIRシステムのどちらのシステムで記録さ
れたかを識別し、識別結果に応じて、サーボ処理回路30
と映像信号再生処理系21とパイロット信号発生回路31と
PCM信号再生処理回路32とがNTSCまたはCCIRシステムに
切換えられるものである。
システム識別回路44の一具体構成例を第8図に示す。第
8図において、入力端63より入力する再生PCM信号(第
2図D1〜D6)は波形等化回路49にて符号間干渉などが除
去される。波形等化回路49の出力信号のうち1つはスト
ローブ回路54に入力し、1つはシステム識別回路44を構
成するゲート回路87に入力する。ここで、8ミリビデオ
規格のPCM信号は、第9図に示すように、プリアンブル
部、データ部、ポストアンブル部の大別して3部分から
構成されており、プリアンブル部にはデータ再生に使用
するクロックを再生しやすいように“1"のデータ、つま
りNTSCシステムでは5.79MHz、CCIRシステムでは5.75MHz
の信号が記録されている。
8図において、入力端63より入力する再生PCM信号(第
2図D1〜D6)は波形等化回路49にて符号間干渉などが除
去される。波形等化回路49の出力信号のうち1つはスト
ローブ回路54に入力し、1つはシステム識別回路44を構
成するゲート回路87に入力する。ここで、8ミリビデオ
規格のPCM信号は、第9図に示すように、プリアンブル
部、データ部、ポストアンブル部の大別して3部分から
構成されており、プリアンブル部にはデータ再生に使用
するクロックを再生しやすいように“1"のデータ、つま
りNTSCシステムでは5.79MHz、CCIRシステムでは5.75MHz
の信号が記録されている。
第8図に示す具体回路構成の一例は、このプリアンブル
部の信号の再生周波数を識別することで、NTSCシステム
かCCIRシステムかを識別する方法である。ゲート回路87
では、上記波形等化回路49の出力信号のうち、第9図に
示したプリアンブル部に相当する部分のみを抽出する。
ゲート回路87で抽出されたプリアンブル部分の信号はタ
ンク回路88,93に入力する。タンク回路88は、センタ周
波数4.83MHz、Q=20、タンク回路93はセンタ周波数6.8
7MHz、Q=20の特性をもっている。
部の信号の再生周波数を識別することで、NTSCシステム
かCCIRシステムかを識別する方法である。ゲート回路87
では、上記波形等化回路49の出力信号のうち、第9図に
示したプリアンブル部に相当する部分のみを抽出する。
ゲート回路87で抽出されたプリアンブル部分の信号はタ
ンク回路88,93に入力する。タンク回路88は、センタ周
波数4.83MHz、Q=20、タンク回路93はセンタ周波数6.8
7MHz、Q=20の特性をもっている。
ところで、プリアンブル部分の信号の周波数は上記した
ようにNTSCシステムでは5.79MHz、CCIRシステムでは5.7
5MHzであるので、ビデオテープレコーダ(VTR)がNTSC
システムとCCIRシステムのどちらで動作しているかによ
って、プリアンブル部分の再生信号周波数は表5に示す
ような値となる。
ようにNTSCシステムでは5.79MHz、CCIRシステムでは5.7
5MHzであるので、ビデオテープレコーダ(VTR)がNTSC
システムとCCIRシステムのどちらで動作しているかによ
って、プリアンブル部分の再生信号周波数は表5に示す
ような値となる。
そこで、VTRがNTSCシステムで動作しており、再生しよ
うとするテープがCCIRシステムにて記録されているとす
ると、表5よりタンク回路93にてプリアンブル部の信号
を抽出でき、タンク回路88からは信号を得られない。タ
ンク回路88,93の出力はピーク検波回路89,94にて検波さ
れたのち、検波出力はホールド回路90,95にてプリアン
ブル部に相当する期間のみ抽出される。ホールド回路9
0,95の出力はレベル識別回路91,96にてタンク回路88,93
の出力信号の有無を識別され、レベル識別回路91,96は
タンク回路88,93にてプリアンブル部の信号が抽出され
た時に“1"を出力し、抽出されない時は“0"を出力す
る。レベル識別回路91,96の出力はRS−F.F.127入力し
て、再生しようとするテープがNTSCシステムかCCIRシス
テムかを判別され、その結果を出力端97より出力され
る。レベル識別回路91,96の出力とRS−F.F.の出力との
関係は表6に示す通りであり、NTSシステムの時“0"、C
CIRシステムの時“1"が出力端97より出力される。
うとするテープがCCIRシステムにて記録されているとす
ると、表5よりタンク回路93にてプリアンブル部の信号
を抽出でき、タンク回路88からは信号を得られない。タ
ンク回路88,93の出力はピーク検波回路89,94にて検波さ
れたのち、検波出力はホールド回路90,95にてプリアン
ブル部に相当する期間のみ抽出される。ホールド回路9
0,95の出力はレベル識別回路91,96にてタンク回路88,93
の出力信号の有無を識別され、レベル識別回路91,96は
タンク回路88,93にてプリアンブル部の信号が抽出され
た時に“1"を出力し、抽出されない時は“0"を出力す
る。レベル識別回路91,96の出力はRS−F.F.127入力し
て、再生しようとするテープがNTSCシステムかCCIRシス
テムかを判別され、その結果を出力端97より出力され
る。レベル識別回路91,96の出力とRS−F.F.の出力との
関係は表6に示す通りであり、NTSシステムの時“0"、C
CIRシステムの時“1"が出力端97より出力される。
上記例では、表6より出力端97からは“1"が出力され、
この出力信号に応じて、第7図に示す各ブロックがCCIR
システムに切換えられる。
この出力信号に応じて、第7図に示す各ブロックがCCIR
システムに切換えられる。
なお、ゲート回路87とホールド回路90,95はPCMプロセッ
ト56より出力されるゲートパルス信号(第2図G1〜G5)
を入力として、プリアンブル部分に相当する期間のパル
ス幅を有するタイミングパルスを発生するタイミングパ
ルス発生回路134の出力信号にて動作する。
ト56より出力されるゲートパルス信号(第2図G1〜G5)
を入力として、プリアンブル部分に相当する期間のパル
ス幅を有するタイミングパルスを発生するタイミングパ
ルス発生回路134の出力信号にて動作する。
なお、ゲート回路87への入力信号は、入力端63より入力
する再生信号でもよい。システム識別回路44の他の一具
体的構成例を第10図に示す。第10図において、第8図と
同一動作回路には同一番号を付した。タンク回路135は
センタ周波数5.77MHz、Q=20の特性を有している。入
力端63より入力する再生PCM信号(第2図D1〜D6)はシ
ステム識別回路44を構成するゲート回路87に入力する。
ゲート回路87では、上記波形等化回路49の出力信号のう
ち、第9図に示したプリアンブル部に相当する部分のみ
を抽出する。ゲート回路87で抽出されたプリアンブル部
分の信号は、タンク回路135に入力する。
する再生信号でもよい。システム識別回路44の他の一具
体的構成例を第10図に示す。第10図において、第8図と
同一動作回路には同一番号を付した。タンク回路135は
センタ周波数5.77MHz、Q=20の特性を有している。入
力端63より入力する再生PCM信号(第2図D1〜D6)はシ
ステム識別回路44を構成するゲート回路87に入力する。
ゲート回路87では、上記波形等化回路49の出力信号のう
ち、第9図に示したプリアンブル部に相当する部分のみ
を抽出する。ゲート回路87で抽出されたプリアンブル部
分の信号は、タンク回路135に入力する。
今、VTRがNTSCシステムとして動作し、再生しようとす
るテープがCCIRシステムで記録されているとすると、表
5よりタンク回路135からは信号を抽出できない。タン
ク回路135の出力はピーク検波回路89にて検波されたの
ち、検波出力はホールド回路90にてプリアンブル部に相
当する期間のみ抽出される。ホールド回路90の出力はレ
ベル識別回路91にてタンク回路90の出力信号の有無が識
別され、レベル識別回路91はタンク回路90にてプリアン
ブル部の信号が抽出された時“1"を出力し、抽出されな
い時“0"を出力する。レベル識別回路91の出力は状態判
別回路136に入力し、再生しようとするテープがNTSCシ
ステムかCCIRシステムかを判別される。状態判別回路13
6の動作は表7に示す通りであり、NTSCシステムの時
“0"、CCIRシステムの時“1"を出力端92より出力する。
るテープがCCIRシステムで記録されているとすると、表
5よりタンク回路135からは信号を抽出できない。タン
ク回路135の出力はピーク検波回路89にて検波されたの
ち、検波出力はホールド回路90にてプリアンブル部に相
当する期間のみ抽出される。ホールド回路90の出力はレ
ベル識別回路91にてタンク回路90の出力信号の有無が識
別され、レベル識別回路91はタンク回路90にてプリアン
ブル部の信号が抽出された時“1"を出力し、抽出されな
い時“0"を出力する。レベル識別回路91の出力は状態判
別回路136に入力し、再生しようとするテープがNTSCシ
ステムかCCIRシステムかを判別される。状態判別回路13
6の動作は表7に示す通りであり、NTSCシステムの時
“0"、CCIRシステムの時“1"を出力端92より出力する。
上記例ではVTRがNTSCシステムとして動作しているた
め、出力端92からは“0"が出力されていたが、テープの
識別の結果表7より状態判別回路136の出力状態を反転
するので、出力端92からは“1"が出力されることにな
り、第7図に示す各ブロックはCCIRシステムに切換えら
れることになる。なお、ゲート回路87への入力信号は、
波形等化回路49の出力信号でもよい。
め、出力端92からは“0"が出力されていたが、テープの
識別の結果表7より状態判別回路136の出力状態を反転
するので、出力端92からは“1"が出力されることにな
り、第7図に示す各ブロックはCCIRシステムに切換えら
れることになる。なお、ゲート回路87への入力信号は、
波形等化回路49の出力信号でもよい。
次に第11図にシステム識別回路44の他の一具体回路例を
示す。第11図において、システム識別回路44はレベル識
別回路99,100とホールド回路101,102とRS−F.F.127とで
構成されている。レベル識別回路99,100には、2てい倍
回路50と位相比較器51とフィルタとVCO53とで構成され
るクロック再生PLL回路のVCO53の制御信号が入力する。
上記クロック再生PLL回路にて再生されるクロックの周
波数は、NTSCシステムで11.58MHz、CCIRシステムで11.5
MHzであるので、ビデオテープレコーダがNTSCシステム
とCCIRシステムのどちらで動作しているかによって、ク
ロックの周波数は表8に示すような値となる。したがっ
て、表8の値に相当するVCO53の制御信号が得られ、各
制御信号の直流電位は例えば表9に示すような値とな
る。
示す。第11図において、システム識別回路44はレベル識
別回路99,100とホールド回路101,102とRS−F.F.127とで
構成されている。レベル識別回路99,100には、2てい倍
回路50と位相比較器51とフィルタとVCO53とで構成され
るクロック再生PLL回路のVCO53の制御信号が入力する。
上記クロック再生PLL回路にて再生されるクロックの周
波数は、NTSCシステムで11.58MHz、CCIRシステムで11.5
MHzであるので、ビデオテープレコーダがNTSCシステム
とCCIRシステムのどちらで動作しているかによって、ク
ロックの周波数は表8に示すような値となる。したがっ
て、表8の値に相当するVCO53の制御信号が得られ、各
制御信号の直流電位は例えば表9に示すような値とな
る。
ここで、レベル識別回路99の識別レベルを2.25V、レベ
ル識別回路100の識別レベルを2.75Vと設定とし、入力レ
ベルがレベル識別回路99の識別レベルより小さい時、ま
たはレベル識別回路100の識別レベルより大きい時に各
々のレベル識別回路99,100は“1"を出力するとする。ビ
デオテープレコーダの動作システムとRS−F.F.127の出
力との関係は表10に示すようになり、CCIRシステムの時
“1"をNTSCシステムの時“0"を出力端103より出力す
る。
ル識別回路100の識別レベルを2.75Vと設定とし、入力レ
ベルがレベル識別回路99の識別レベルより小さい時、ま
たはレベル識別回路100の識別レベルより大きい時に各
々のレベル識別回路99,100は“1"を出力するとする。ビ
デオテープレコーダの動作システムとRS−F.F.127の出
力との関係は表10に示すようになり、CCIRシステムの時
“1"をNTSCシステムの時“0"を出力端103より出力す
る。
そこで、ビデオテープレコーダがNTSCシステムとして動
作しており、CCIRシステムにて記録されたテープを再生
したとすると、レベル識別回路100が“1"を出力し、こ
の出力信号がホールド回路102を通って、RS−F.F.127を
セットするので、出力端103からは“1"が出力され、第
7図に示した各ブロックはCCIRシステムに切換えられ
る。
作しており、CCIRシステムにて記録されたテープを再生
したとすると、レベル識別回路100が“1"を出力し、こ
の出力信号がホールド回路102を通って、RS−F.F.127を
セットするので、出力端103からは“1"が出力され、第
7図に示した各ブロックはCCIRシステムに切換えられ
る。
なお、ホールド回路101,102はPCMプロセッサ56より出力
されるゲートパルス信号(第2図G1〜G5)で動作する。
されるゲートパルス信号(第2図G1〜G5)で動作する。
以上、PCM信号を用いたシステム識別方法について3つ
の実施例を用いて説明したが、他の構成でもよいことは
明らかである。
の実施例を用いて説明したが、他の構成でもよいことは
明らかである。
本発明によれば、上述の実施例でも説明したとおりNTSC
システムとCCIRシステムのどちらのシステムで記録され
たテープでも簡単な回路構成により確実に記録システム
の識別とそれに対応した再生システムの切換えが行なえ
るために、どのようなテープでも再生可能となり、ビデ
オテープレコーダの利用用途を大幅に拡大できるなどそ
の効果は大である。
システムとCCIRシステムのどちらのシステムで記録され
たテープでも簡単な回路構成により確実に記録システム
の識別とそれに対応した再生システムの切換えが行なえ
るために、どのようなテープでも再生可能となり、ビデ
オテープレコーダの利用用途を大幅に拡大できるなどそ
の効果は大である。
第1図は本発明のビデオテープレコーダの一実施例を示
すブロック図、第2図は第1図の各部の信号波形図、第
3図はATF処理回路の具体的構成を示すブロック図、第
4図はPCM信号処理回路のブロック図、第5図はシステ
ム識別回路の他の実施例を示すブロック図、第6図はシ
ステム識別回路の他の実施例を示すブロック図、第7図
は本発明のビデオテープレコーダの他の実施例を示すブ
ロック図、第8図はシステム識別回路の他の実施例を示
すブロック図、第9図は記録信号の展開図、第10図,第
11図はシステム識別回路の他の実施例を示すブロック
図、第12図、第13図は従来のビデオテープレコーダの信
号の記録パターン図である。 40,44……システム識別回路 88,93,106,117,123,128,135,137,138,139……タンク回
路 89,94,107,118,124,129,140,141,142……ピーク検波回
路 90,95,108,119,125,130,143,144,145,101,102……ホー
ルド回路 127……RS−フリップフロップ 41,136,147……状態判別回路 56……PCMプロセッサ 35……コントローラ
すブロック図、第2図は第1図の各部の信号波形図、第
3図はATF処理回路の具体的構成を示すブロック図、第
4図はPCM信号処理回路のブロック図、第5図はシステ
ム識別回路の他の実施例を示すブロック図、第6図はシ
ステム識別回路の他の実施例を示すブロック図、第7図
は本発明のビデオテープレコーダの他の実施例を示すブ
ロック図、第8図はシステム識別回路の他の実施例を示
すブロック図、第9図は記録信号の展開図、第10図,第
11図はシステム識別回路の他の実施例を示すブロック
図、第12図、第13図は従来のビデオテープレコーダの信
号の記録パターン図である。 40,44……システム識別回路 88,93,106,117,123,128,135,137,138,139……タンク回
路 89,94,107,118,124,129,140,141,142……ピーク検波回
路 90,95,108,119,125,130,143,144,145,101,102……ホー
ルド回路 127……RS−フリップフロップ 41,136,147……状態判別回路 56……PCMプロセッサ 35……コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鹿庭 耕治 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所家電研究所内 (56)参考文献 実開 昭56−132875(JP,U)
Claims (2)
- 【請求項1】磁気テープの長手方向に対して一定角度傾
斜した記録トラックを形成する手段と、 異なる周波数を有するトラッキング制御信号を上記傾斜
記録トラックに順次多重記録する手段を有するヘリカル
スキャン方式のビデオテープレコーダにおいて、 上記磁気テープの再生信号中から上記異なる周波数を有
するトラッキング制御信号を再生する手段と、 上記トラッキング制御信号を再生する手段で再生された
トラッキング制御信号を入力して特定周波数成分を抽出
する手段と、 上記特定周波数成分を抽出する手段で抽出された信号を
検波する手段と、 上記検波する手段からの出力をホールドする手段と、 上記ホールドする手段の出力に基づいて上記磁気テープ
に記録されている記録方式を識別する手段と、 上記記録方式を識別する手段からの出力に基づいて、記
録方式に応じた再生処理回路を切換える手段とを有する
ことを特徴とするビデオテープレコーダ。 - 【請求項2】磁気テープの長手方向に対して一定角度傾
斜した記録トラックを形成する手段と、 上記傾斜したトラックにPCM信号を記録する手段を有す
るヘリカルスキャン方式のビデオテープレコーダにおい
て、 上記磁気テープに記録されているPCM信号を再生する手
段と、 上記PCM信号を再生する手段で再生されたPCM信号に基づ
いて、位相検波手段とループフィルタと発振回路とで構
成するPLL(フェーズロックループ)方式にてクロック
再生する手段と、 上記発振回路の制御信号のレベルを識別するレベル識別
手段と、 該識別手段の出力をホールドするホールド手段と、 該ホールド手段の出力に基づいて記録方式を識別する記
録方式識別手段と、 該記録方式識別手段の出力に基づいて、記録方式に応じ
たPCM信号処理回路の分周比及びサーボ回路の分周比を
切り換える切換手段 とを有することを特徴とするビデオテープレコーダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60007533A JPH0683475B2 (ja) | 1985-01-21 | 1985-01-21 | ビデオテ−プレコ−ダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60007533A JPH0683475B2 (ja) | 1985-01-21 | 1985-01-21 | ビデオテ−プレコ−ダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61167288A JPS61167288A (ja) | 1986-07-28 |
JPH0683475B2 true JPH0683475B2 (ja) | 1994-10-19 |
Family
ID=11668423
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60007533A Expired - Fee Related JPH0683475B2 (ja) | 1985-01-21 | 1985-01-21 | ビデオテ−プレコ−ダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0683475B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63103580A (ja) * | 1986-10-20 | 1988-05-09 | Sony Corp | ビデオテ−プレコ−ダ |
SK280617B6 (sk) * | 1992-01-16 | 2000-05-16 | Hoechst Aktiengesellschaft | Arylcykloalkylové deriváty, spôsob ich prípravy, f |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5412016B2 (ja) * | 1972-11-16 | 1979-05-19 | ||
NL7702815A (nl) * | 1977-03-16 | 1978-09-19 | Philips Nv | Werkwijze voor het regelen van de positie van een schrijf- respektievelijk leeskop en een inrichting voor het uitvoeren van de werkwijze. |
JPS59151348A (ja) * | 1983-02-16 | 1984-08-29 | Sanyo Electric Co Ltd | 記録モ−ド判別回路 |
-
1985
- 1985-01-21 JP JP60007533A patent/JPH0683475B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61167288A (ja) | 1986-07-28 |
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |