JPH068254A - 賦型フィルム及びその製造方法 - Google Patents
賦型フィルム及びその製造方法Info
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- JPH068254A JPH068254A JP17117992A JP17117992A JPH068254A JP H068254 A JPH068254 A JP H068254A JP 17117992 A JP17117992 A JP 17117992A JP 17117992 A JP17117992 A JP 17117992A JP H068254 A JPH068254 A JP H068254A
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- sheet
- curable resin
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- Moulding By Coating Moulds (AREA)
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 シート上に転写性のある絵柄を設け、該シー
トにエンボス加工を施し、その凹部をワイピングにより
着色し、次いで電離放射線硬化性樹脂を塗工し、更にそ
の上にフィルムを積層した後、該樹脂を硬化させ、その
後ワイピングシートを剥離することを特徴とする賦型フ
ィルムの製造方法及びその賦型フィルム。 【効果】 従来技術に比較し、より簡易な方法により賦
型フィルムを製造することができる。またこの方法によ
り製造された賦型フィルムは、凹凸賦型と同時に凹部へ
の着色及び絵柄の転写を行うことができ、意匠性の高い
化粧板を製造することができる。
トにエンボス加工を施し、その凹部をワイピングにより
着色し、次いで電離放射線硬化性樹脂を塗工し、更にそ
の上にフィルムを積層した後、該樹脂を硬化させ、その
後ワイピングシートを剥離することを特徴とする賦型フ
ィルムの製造方法及びその賦型フィルム。 【効果】 従来技術に比較し、より簡易な方法により賦
型フィルムを製造することができる。またこの方法によ
り製造された賦型フィルムは、凹凸賦型と同時に凹部へ
の着色及び絵柄の転写を行うことができ、意匠性の高い
化粧板を製造することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化粧板等の表面に凹凸
模様を形成するための賦型フィルム及びその製造方法に
関する。
模様を形成するための賦型フィルム及びその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、化粧板等の表面に木目導管模
様等の凹凸模様を形成するにあたり、所望の凹凸模様に
対応した凹凸形状を有する離型性のフィルム、即ち賦型
フィルムが用いられてきた。このような賦型フィルムを
製造する方法としては、木目原稿表面にシリコーン樹脂
を流し、フィルム等の基材を積層し、該フィルムごとシ
リコーン樹脂を型取りする方法やエンボスドラムにポリ
塩化ビニル(PVC)ゾルを埋めフィルムを積層、接着
しフィルム表面でゾルをゲル化し、凹凸形状を形成する
方法が知られている。
様等の凹凸模様を形成するにあたり、所望の凹凸模様に
対応した凹凸形状を有する離型性のフィルム、即ち賦型
フィルムが用いられてきた。このような賦型フィルムを
製造する方法としては、木目原稿表面にシリコーン樹脂
を流し、フィルム等の基材を積層し、該フィルムごとシ
リコーン樹脂を型取りする方法やエンボスドラムにポリ
塩化ビニル(PVC)ゾルを埋めフィルムを積層、接着
しフィルム表面でゾルをゲル化し、凹凸形状を形成する
方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
シリコーン樹脂を用いる方法は、シリコーン樹脂を型取
りする木目原稿等の原型が必要であるため、賦型できる
凹凸模様が制限される。また上記のPVCゾルを用いた
方法は、ゲル化したPVCの硬度が不足するため、凹凸
形状が不明瞭になるという問題がある。
シリコーン樹脂を用いる方法は、シリコーン樹脂を型取
りする木目原稿等の原型が必要であるため、賦型できる
凹凸模様が制限される。また上記のPVCゾルを用いた
方法は、ゲル化したPVCの硬度が不足するため、凹凸
形状が不明瞭になるという問題がある。
【0004】本発明の目的は、これら従来技術の有する
問題点を解決することにあり、具体的には、簡易な方法
により、充分な硬度を有する賦型フィルムを製造するこ
とにある。
問題点を解決することにあり、具体的には、簡易な方法
により、充分な硬度を有する賦型フィルムを製造するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、エンボス加工を施したシート上に電離放射
線硬化性樹脂を塗工し、該樹脂に電離放射線を照射する
ことにより硬化させた後、該シートを剥離することを特
徴とする、賦型フィルムの製造方法を開示する。該シー
トの凹部をワイピングにより着色すること、該電離放射
線硬化性樹脂上にフィルムを積層すること、及び該シー
トの表面に転写性のある絵柄を施すことは、本発明の好
ましい態様である。
決するため、エンボス加工を施したシート上に電離放射
線硬化性樹脂を塗工し、該樹脂に電離放射線を照射する
ことにより硬化させた後、該シートを剥離することを特
徴とする、賦型フィルムの製造方法を開示する。該シー
トの凹部をワイピングにより着色すること、該電離放射
線硬化性樹脂上にフィルムを積層すること、及び該シー
トの表面に転写性のある絵柄を施すことは、本発明の好
ましい態様である。
【0006】以下、本発明を詳細に説明する。エンボス
加工を施すシートとしては、熱圧成形により形状付与が
可能である熱可塑性樹脂シート、例えばポリ塩化ビニ
ル、ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン─ビニル
アルコール共重合体あるいはこれらをポリエチレンテレ
フタレート(PET)と複合化したものを用いることが
好ましい。また、電離放射線硬化性樹脂層が硬化後該シ
ートと剥離しやすいように、シートと該樹脂との間に離
型剤を含むコート剤で表面処理を行うことも可能であ
る。またこのコート剤は、最終製品に賦型転写する際に
電離放射硬化樹脂層との剥離も容易にするように働く。
このようなコート剤としては、通常用いられているもの
でよく、例えば、フッ素系樹脂、各種ワックス、シリコ
ーン等の離型剤をアクリル系樹脂、繊維素系樹脂、ビニ
ル系樹脂等の公知のベヒクルに添加したものを用いるこ
とができる。
加工を施すシートとしては、熱圧成形により形状付与が
可能である熱可塑性樹脂シート、例えばポリ塩化ビニ
ル、ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン─ビニル
アルコール共重合体あるいはこれらをポリエチレンテレ
フタレート(PET)と複合化したものを用いることが
好ましい。また、電離放射線硬化性樹脂層が硬化後該シ
ートと剥離しやすいように、シートと該樹脂との間に離
型剤を含むコート剤で表面処理を行うことも可能であ
る。またこのコート剤は、最終製品に賦型転写する際に
電離放射硬化樹脂層との剥離も容易にするように働く。
このようなコート剤としては、通常用いられているもの
でよく、例えば、フッ素系樹脂、各種ワックス、シリコ
ーン等の離型剤をアクリル系樹脂、繊維素系樹脂、ビニ
ル系樹脂等の公知のベヒクルに添加したものを用いるこ
とができる。
【0007】エンボス形状としては、木目導管形状、木
肌形状、石目形状、布目形状、砂目形状、数μ〜数10μ
の線形精密幾何学形状、ホログラムエンボス形状等でそ
れらの凸形、凹形を含むものであることが好ましく、そ
の深さは数μ〜 150μの範囲にあることが好ましい。シ
ート表面に設ける絵柄としては、シート表面及び電離放
射線硬化性樹脂層より容易に剥離するものが好ましく、
具体的にはアクリル樹脂、繊維素樹脂、塩化ビニル樹
脂、酢酸ビニル樹脂、ウレタン樹脂、電離放射線硬化性
樹脂等を用いることができる。
肌形状、石目形状、布目形状、砂目形状、数μ〜数10μ
の線形精密幾何学形状、ホログラムエンボス形状等でそ
れらの凸形、凹形を含むものであることが好ましく、そ
の深さは数μ〜 150μの範囲にあることが好ましい。シ
ート表面に設ける絵柄としては、シート表面及び電離放
射線硬化性樹脂層より容易に剥離するものが好ましく、
具体的にはアクリル樹脂、繊維素樹脂、塩化ビニル樹
脂、酢酸ビニル樹脂、ウレタン樹脂、電離放射線硬化性
樹脂等を用いることができる。
【0008】凹凸加工方法については、通常用いられる
熱圧エンボス法を用いればよく、平板プレス機、ロール
エンボス機等公知の各種プレス、エンボス機を使用する
ことができる。ワイピング方法は、通常用いられている
方法でよく、凹凸加工により生じた凹凸表面全体に着色
インキを塗工し、次いで表面をインブレード、エアーナ
イフあるいは、スポンジ、布等を表面材とするローラー
等で拭き取り、凸部のインキを除去することにより行う
ことができる。ワイピングに用いるインキは、凹凸賦型
を行う化粧板の最終的な仕様に応じて選ぶことが望まし
く、例えば、メラミン樹脂化粧板であれば、メラミン
系、アクリル系、セルロース系、酢酸セルロース系のイ
ンキが好ましく、DAP(ジアリルフタレート)樹脂化粧
板やポリエステル樹脂化粧板であれば、ブチラール系、
セルロース系のインキが好ましい。凹部内のインキはそ
の上部に塗工される電離放射線硬化性樹脂に転写される
が、インキの転写に関しては、塗布する樹脂による離型
性を利用すればよく、インキ自体に特殊なものを用いる
必要はないが、インキに対しシート及び電離放射線硬化
性樹脂層からの離型性をよくするためのシリコーン樹脂
のような離型剤を添加しておいてもよい。
熱圧エンボス法を用いればよく、平板プレス機、ロール
エンボス機等公知の各種プレス、エンボス機を使用する
ことができる。ワイピング方法は、通常用いられている
方法でよく、凹凸加工により生じた凹凸表面全体に着色
インキを塗工し、次いで表面をインブレード、エアーナ
イフあるいは、スポンジ、布等を表面材とするローラー
等で拭き取り、凸部のインキを除去することにより行う
ことができる。ワイピングに用いるインキは、凹凸賦型
を行う化粧板の最終的な仕様に応じて選ぶことが望まし
く、例えば、メラミン樹脂化粧板であれば、メラミン
系、アクリル系、セルロース系、酢酸セルロース系のイ
ンキが好ましく、DAP(ジアリルフタレート)樹脂化粧
板やポリエステル樹脂化粧板であれば、ブチラール系、
セルロース系のインキが好ましい。凹部内のインキはそ
の上部に塗工される電離放射線硬化性樹脂に転写される
が、インキの転写に関しては、塗布する樹脂による離型
性を利用すればよく、インキ自体に特殊なものを用いる
必要はないが、インキに対しシート及び電離放射線硬化
性樹脂層からの離型性をよくするためのシリコーン樹脂
のような離型剤を添加しておいてもよい。
【0009】電離放射線硬化性樹脂としては、不飽和ポ
リエステル、エポキシ等、各種アクリレート等からなる
紫外線硬化性樹脂、電子線硬化性樹脂を用いることがで
きる。これらをワイピングしたシート上に塗工するに
は、例えばコンマコート、ロールコート等の方法により
コーティングすることができる。該樹脂を硬化させるに
は、各樹脂の特性に応じ、紫外線、電子線等を照射する
ことにより行う。
リエステル、エポキシ等、各種アクリレート等からなる
紫外線硬化性樹脂、電子線硬化性樹脂を用いることがで
きる。これらをワイピングしたシート上に塗工するに
は、例えばコンマコート、ロールコート等の方法により
コーティングすることができる。該樹脂を硬化させるに
は、各樹脂の特性に応じ、紫外線、電子線等を照射する
ことにより行う。
【0010】また、本発明の賦型フィルムを強化するた
めに支持体として、樹脂材層の上に、ポリエステル樹脂
等の基材フィルムや、30〜80g/m2の紙を設置することも
可能である。この時用いるフィルム等には不飽和ポリエ
ステル、各種アクリレート等の電離放射線硬化性樹脂と
の密着性を向上させるためにコロナ放電処理ウレタン樹
脂、アクリル樹脂等により易接着処理を施すことが好ま
しい。またこれらのフィルム等は当然のごとく、電離放
射線を透過させる性質を持つことが必要である。 但
し、ここで、コート剤層、絵柄層及びワイピング層とエ
ンボスを施すシート間の剥離強度FPS、上記コート剤層
等と電離放射線硬化性樹脂層(硬化済)との剥離強度F
PR、電離放射線硬化性樹脂層と被転写体(メラミン化粧
板等)との剥離強度FRBとの関係は、FPS<FPR<FRB
となるように選定する。
めに支持体として、樹脂材層の上に、ポリエステル樹脂
等の基材フィルムや、30〜80g/m2の紙を設置することも
可能である。この時用いるフィルム等には不飽和ポリエ
ステル、各種アクリレート等の電離放射線硬化性樹脂と
の密着性を向上させるためにコロナ放電処理ウレタン樹
脂、アクリル樹脂等により易接着処理を施すことが好ま
しい。またこれらのフィルム等は当然のごとく、電離放
射線を透過させる性質を持つことが必要である。 但
し、ここで、コート剤層、絵柄層及びワイピング層とエ
ンボスを施すシート間の剥離強度FPS、上記コート剤層
等と電離放射線硬化性樹脂層(硬化済)との剥離強度F
PR、電離放射線硬化性樹脂層と被転写体(メラミン化粧
板等)との剥離強度FRBとの関係は、FPS<FPR<FRB
となるように選定する。
【0011】上記のような材料、方法を用いて本発明の
賦型フィルムを製造するには、通常以下のような方法で
行われる。シート上に転写性のある絵柄を設け、その面
にエンボス加工を施す。次いでエンボス凹部をワイピン
グにより着色し、その凹部を埋めるように電離放射線硬
化性樹脂を塗工し、さらにその上にポリエステル樹脂等
を積層する。このようにして得られたフィルム積層体に
電離放射線を照射した後、ワィピングシートを剥離する
ことにより、本発明の賦型フィルムを得る。
賦型フィルムを製造するには、通常以下のような方法で
行われる。シート上に転写性のある絵柄を設け、その面
にエンボス加工を施す。次いでエンボス凹部をワイピン
グにより着色し、その凹部を埋めるように電離放射線硬
化性樹脂を塗工し、さらにその上にポリエステル樹脂等
を積層する。このようにして得られたフィルム積層体に
電離放射線を照射した後、ワィピングシートを剥離する
ことにより、本発明の賦型フィルムを得る。
【0012】本発明の賦型フィルムは、熱硬化性樹脂化
粧板、ポリエステル樹脂化粧板等の化粧板の賦型や、基
材上に塗布された電子線硬化性樹脂、紫外線硬化性樹脂
の賦型等、広く用いることができる。ただし紫外線硬化
性樹脂を用いる場合は、フィルム及びインキに紫外線を
透過する性質のものを使用する必要がある。
粧板、ポリエステル樹脂化粧板等の化粧板の賦型や、基
材上に塗布された電子線硬化性樹脂、紫外線硬化性樹脂
の賦型等、広く用いることができる。ただし紫外線硬化
性樹脂を用いる場合は、フィルム及びインキに紫外線を
透過する性質のものを使用する必要がある。
【0013】
【実施例】厚さ38μのポリエチレンテレフタレート・シ
ート3に厚さ 100μとなるようにポリエチレン(LDP
E)2を押し出しコート(ECコート)し、その上に転
写性のある絵柄1を設けた(図1イ)。次いで木目導管
模様の凸部を有するエンボス機(深さ 100μ〜10μ)に
てシート及び絵柄に凹部を設け(図1ロ)、アクリルポ
リオールとブロックイソシアネート(解離温度 130〜14
0 ℃)及びメチロール化メラミン、ホルムアルデヒド、
βステージ縮合体樹脂からなるベヒクルと着色顔料(セ
ピア、スミ含有)からなるワイピングインキ4で上記P
ETシート凹部をワイピングし、次いで酢酸セルロース
からなる透明メジウムを全面にコートした(図1ハ)。
ート3に厚さ 100μとなるようにポリエチレン(LDP
E)2を押し出しコート(ECコート)し、その上に転
写性のある絵柄1を設けた(図1イ)。次いで木目導管
模様の凸部を有するエンボス機(深さ 100μ〜10μ)に
てシート及び絵柄に凹部を設け(図1ロ)、アクリルポ
リオールとブロックイソシアネート(解離温度 130〜14
0 ℃)及びメチロール化メラミン、ホルムアルデヒド、
βステージ縮合体樹脂からなるベヒクルと着色顔料(セ
ピア、スミ含有)からなるワイピングインキ4で上記P
ETシート凹部をワイピングし、次いで酢酸セルロース
からなる透明メジウムを全面にコートした(図1ハ)。
【0014】上記印刷ワイピング面にUV硬化性樹脂5
(大日精化(株)製 XD509)を塗布量30μで塗工し、エ
ンボス部を充填し、厚さ75μの易接着PETフィルム6
(帝人製HP-7)を積層ニップし(図1ニ)、エアー抜き
をした後、易接着PETフィルム面からUV照射装置7
より紫外線を照射し、上記樹脂を硬化させた後、ワイピ
ングシート(図1中の2及び3)を剥離した(図1
ホ)。
(大日精化(株)製 XD509)を塗布量30μで塗工し、エ
ンボス部を充填し、厚さ75μの易接着PETフィルム6
(帝人製HP-7)を積層ニップし(図1ニ)、エアー抜き
をした後、易接着PETフィルム面からUV照射装置7
より紫外線を照射し、上記樹脂を硬化させた後、ワイピ
ングシート(図1中の2及び3)を剥離した(図1
ホ)。
【0015】このようにして得られた凸形導管形状のフ
ィルムは、別途準備したオーバーレイ紙8、絵柄印刷を
施したメラミン樹脂含浸化粧紙9、フェノール樹脂含浸
コア紙10、バランスシート11とともに、図2に示すよう
に順次積層し、熱圧成形( 135℃ 15分 90kg/cm2 及び
冷却)を行った。この結果、図3に示すような導管凹部
形状の忠実な賦型と同時に凹部にワイピイグインキが接
着し、なお且つ絵柄が転写されたワイピイング高圧メラ
ミン化粧板が得られた。
ィルムは、別途準備したオーバーレイ紙8、絵柄印刷を
施したメラミン樹脂含浸化粧紙9、フェノール樹脂含浸
コア紙10、バランスシート11とともに、図2に示すよう
に順次積層し、熱圧成形( 135℃ 15分 90kg/cm2 及び
冷却)を行った。この結果、図3に示すような導管凹部
形状の忠実な賦型と同時に凹部にワイピイグインキが接
着し、なお且つ絵柄が転写されたワイピイング高圧メラ
ミン化粧板が得られた。
【0016】
【発明の効果】本発明の賦型フィルムは、従来の賦型フ
ィルムに比べ、木目導管溝等の凹凸形状を忠実に再現す
ることが可能であり、また凹凸賦型のみならず凹部への
着色及び絵柄の転写をも同時に行うことができるため、
意匠性の高い化粧板を製造することができる。
ィルムに比べ、木目導管溝等の凹凸形状を忠実に再現す
ることが可能であり、また凹凸賦型のみならず凹部への
着色及び絵柄の転写をも同時に行うことができるため、
意匠性の高い化粧板を製造することができる。
【図1】 本発明の賦型フィルムを製造する工程を示す
図である。
図である。
【図2】 メラミン化粧板に凹凸を賦型する工程を示す
図である。
図である。
【図3】 凹凸を賦型されたメラミン化粧板を示す図で
ある。
ある。
1─絵柄、2─LDPE、3─PETシート、4─ワイ
ピングインキ、5─UV硬化性樹脂、6─易接着PET
フィルム、7─UV照射装置、8─オーバーレイ紙、9
─化粧紙、10─コア紙、11─バランスシート
ピングインキ、5─UV硬化性樹脂、6─易接着PET
フィルム、7─UV照射装置、8─オーバーレイ紙、9
─化粧紙、10─コア紙、11─バランスシート
Claims (5)
- 【請求項1】 エンボス加工を施したシート上に電離放
射線硬化性樹脂を塗工し、該樹脂に電離放射線を照射す
ることにより硬化させた後、該シートを剥離することを
特徴とする、賦型フィルムの製造方法。 - 【請求項2】 エンボス加工を施したシート表面上の凹
部をワイピングにより着色することを特徴とする、請求
項1記載の賦型フィルムの製造方法。 - 【請求項3】 塗工した電離放射線硬化性樹脂上に電離
放射線を透過し且つ電離放射線硬化性樹脂と接着しうる
フィルムを積層することを特徴とする、請求項1または
2記載の賦型フィルムの製造方法。 - 【請求項4】 エンボス加工を施したシート上に転写性
のある絵柄を設けることを特徴とする、請求項1〜3記
載の賦型フィルムの製造方法。 - 【請求項5】 請求項1〜4記載の方法により製造され
た賦型フィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17117992A JPH068254A (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 賦型フィルム及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17117992A JPH068254A (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 賦型フィルム及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH068254A true JPH068254A (ja) | 1994-01-18 |
Family
ID=15918470
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17117992A Pending JPH068254A (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 賦型フィルム及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH068254A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007268942A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Dainippon Printing Co Ltd | 樹脂化粧板 |
JP2008168601A (ja) * | 2007-01-15 | 2008-07-24 | Toppan Cosmo Inc | メラミン樹脂化粧板の製造方法 |
US8187695B2 (en) | 2005-09-30 | 2012-05-29 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Shaping sheet, resin decorative material and method of producing the same |
JP2013031927A (ja) * | 2010-06-30 | 2013-02-14 | Dainippon Printing Co Ltd | 化粧板の製造方法及び化粧板 |
JP2014136364A (ja) * | 2013-01-17 | 2014-07-28 | Aica Kogyo Co Ltd | 化粧板 |
US11084247B2 (en) | 2018-08-10 | 2021-08-10 | Casio Computer Co., Ltd. | Resin molded sheet and production method of resin molded sheet, and shaped article and production method of shaped article |
US11130262B2 (en) | 2018-06-18 | 2021-09-28 | Casio Computer Co., Ltd. | Resin sheet production method |
US11141932B2 (en) | 2018-08-08 | 2021-10-12 | Casio Computer Co., Ltd. | Formable resin sheet, production method for formable resin sheet, shaped object and production method for shaped object |
-
1992
- 1992-06-29 JP JP17117992A patent/JPH068254A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US11141932B2 (en) | 2018-08-08 | 2021-10-12 | Casio Computer Co., Ltd. | Formable resin sheet, production method for formable resin sheet, shaped object and production method for shaped object |
US11084247B2 (en) | 2018-08-10 | 2021-08-10 | Casio Computer Co., Ltd. | Resin molded sheet and production method of resin molded sheet, and shaped article and production method of shaped article |
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