JPH0679773B2 - 半田コテ先 - Google Patents
半田コテ先Info
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- JPH0679773B2 JPH0679773B2 JP1094457A JP9445789A JPH0679773B2 JP H0679773 B2 JPH0679773 B2 JP H0679773B2 JP 1094457 A JP1094457 A JP 1094457A JP 9445789 A JP9445789 A JP 9445789A JP H0679773 B2 JPH0679773 B2 JP H0679773B2
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- soldering iron
- solder
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Landscapes
- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
- Chemical Vapour Deposition (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は半田コテ先に係り、特に寸法精度が著しく改善
された半田コテ先に関する。
された半田コテ先に関する。
[従来の技術] 半田コテは、ヒータを内蔵する半田コテ本体の先端に半
田コテ先が取り付けられてなるものである。
田コテ先が取り付けられてなるものである。
従来の半田コテ先は、ヒータの熱伝導性の面から、その
本体は銅製(無酸素銅製)とされている。そして、半田
との濡れ性を確保するため、ハンダと銅との合金を形成
による銅の溶解を阻止するため、及び銅の高温酸化に伴
なう材料劣化を防止するために、先端部分には0.5〜1mm
厚さの鉄(純鉄)メッキが施されている。
本体は銅製(無酸素銅製)とされている。そして、半田
との濡れ性を確保するため、ハンダと銅との合金を形成
による銅の溶解を阻止するため、及び銅の高温酸化に伴
なう材料劣化を防止するために、先端部分には0.5〜1mm
厚さの鉄(純鉄)メッキが施されている。
ところで、近年、半田により加工される被半田部につい
てより微細かつ複雑な構造のものが提供されるようにな
り、半田コテ先についても細く寸法精度の高い半田コテ
先が必要とされてきている。
てより微細かつ複雑な構造のものが提供されるようにな
り、半田コテ先についても細く寸法精度の高い半田コテ
先が必要とされてきている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、銅製基体の表面に鉄メッキを施してなる
従来の半田コテ先では、十分に細いものを高い寸法精度
で製作することができない。この理由は、鉄メッキ部に
ハンダが濡れるため、及び鉄メッキの消耗と共に、ハン
ダ付部が大きくなる傾向にあるためである。このため、
従来の半田コテ先では微細かつ複雑な被半田部の半田付
けを正確に行なうことができないという欠点があった。
従来の半田コテ先では、十分に細いものを高い寸法精度
で製作することができない。この理由は、鉄メッキ部に
ハンダが濡れるため、及び鉄メッキの消耗と共に、ハン
ダ付部が大きくなる傾向にあるためである。このため、
従来の半田コテ先では微細かつ複雑な被半田部の半田付
けを正確に行なうことができないという欠点があった。
本発明は上記従来の問題点を解決し、細い半田コテ先で
あっても寸法精度良く製作することが可能な半田コテ先
を提供することを目的とする。
あっても寸法精度良く製作することが可能な半田コテ先
を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の半田コテ先は、銅又は銅合金製基体と、該基体
表面に形成された半田が付着し難いコーティング膜とか
ら実質的に構成される半田コテ先であって、該コーティ
ング膜は物理的蒸着法又は化学的蒸着法で形成された、
半田が付着し難いアモルファス合金又はセラミックスの
コーティング膜であることを特徴とする。
表面に形成された半田が付着し難いコーティング膜とか
ら実質的に構成される半田コテ先であって、該コーティ
ング膜は物理的蒸着法又は化学的蒸着法で形成された、
半田が付着し難いアモルファス合金又はセラミックスの
コーティング膜であることを特徴とする。
[作用] アモルファス合金又はセラミックスのコーティング膜は
スパッタ法等の物理的蒸着法やCVD法等の化学的蒸着法
により、容易かつ高精度に形成することができる。従っ
て、本発明の半田コテ先は、細いものであっても寸法精
度良く製作することができる。
スパッタ法等の物理的蒸着法やCVD法等の化学的蒸着法
により、容易かつ高精度に形成することができる。従っ
て、本発明の半田コテ先は、細いものであっても寸法精
度良く製作することができる。
また、アモルファス合金又はセラミックスは、耐食性に
優れ、高硬度で機械的特性、化学的安定性に優れるもの
であることから、本発明の半田コテ先は耐久的にも優れ
たものとなる。
優れ、高硬度で機械的特性、化学的安定性に優れるもの
であることから、本発明の半田コテ先は耐久的にも優れ
たものとなる。
なお、本発明の半田コテ先に形成されるコーティング膜
は、半田が付着し難いアモルファス合金又はセラミック
スである。即ち、本発明の半田コテ先は、半田を加熱溶
融するためにのみ用いるタイプのものであって、その使
用に際しては、被半田部に予めクリーム半田のような半
田を塗布しておき、この被半田部のクリーム半田等を本
発明の半田コテ先により局所的に溶融し、その後放冷硬
化させることにより精密な高精度の半田付けを行なう。
は、半田が付着し難いアモルファス合金又はセラミック
スである。即ち、本発明の半田コテ先は、半田を加熱溶
融するためにのみ用いるタイプのものであって、その使
用に際しては、被半田部に予めクリーム半田のような半
田を塗布しておき、この被半田部のクリーム半田等を本
発明の半田コテ先により局所的に溶融し、その後放冷硬
化させることにより精密な高精度の半田付けを行なう。
このような半田の付着し難いアモルファス合金又はセラ
ミックスのコーティング膜が形成された半田コテ先によ
れば、半田が半田コテ先にのぼることがなく、半田コテ
先により半田塗布部が乱されることもなく、且つ使用経
過と共にコテ先形状の変化もないため、微細な被半田部
も高精度で半田付けすることができ且つコテ先の耐久性
も向上できる。
ミックスのコーティング膜が形成された半田コテ先によ
れば、半田が半田コテ先にのぼることがなく、半田コテ
先により半田塗布部が乱されることもなく、且つ使用経
過と共にコテ先形状の変化もないため、微細な被半田部
も高精度で半田付けすることができ且つコテ先の耐久性
も向上できる。
[実施例] 以下に本発明の実施例につき詳細に説明する。
本発明の半田コテ先は、無酸素銅等の銅又は銅合金製基
体の表面に、半田が付着し難いアモルファス合金又はセ
ラミックスのコーティング膜が形成されてなるものであ
る。
体の表面に、半田が付着し難いアモルファス合金又はセ
ラミックスのコーティング膜が形成されてなるものであ
る。
本発明において、コーティング膜を形成するアモルファ
ス合金又はセラミックスとしては、耐食性の高いもの程
好ましく、その半田の難付着性の程度は、クロムと同程
度の難濡れ性のものであって、フラックスに対して耐食
性のあるものであれば良く、特に制限はない。本発明に
おいて、半田の付着し難い、即ち、半田との濡れ性の低
く、且つ耐食性のあるアモルファス合金の組成としては
次の、、が例示される。
ス合金又はセラミックスとしては、耐食性の高いもの程
好ましく、その半田の難付着性の程度は、クロムと同程
度の難濡れ性のものであって、フラックスに対して耐食
性のあるものであれば良く、特に制限はない。本発明に
おいて、半田の付着し難い、即ち、半田との濡れ性の低
く、且つ耐食性のあるアモルファス合金の組成としては
次の、、が例示される。
Ta:30〜60原子% Fe:30〜50原子% Ni: 3〜 7原子% Cr: 7〜15原子% W :10〜75原子% Fe:30〜50原子% Ni: 3〜10原子% Cr: 7〜20原子% Ti:10〜75原子% Fe:30〜50原子% Ni: 3〜10原子% Cr: 7〜20原子% また、半田の付着し難く耐食性の高いセラミックスとし
ては、Cr2O3,Si3N4,SiC,Al2O3等が挙げられる。
ては、Cr2O3,Si3N4,SiC,Al2O3等が挙げられる。
なお、半田としては、通常使われている組成のものがあ
てはまる。具体的には、Pb−Sn系の半田が例示される。
てはまる。具体的には、Pb−Sn系の半田が例示される。
これらのアモルファス合金又はセラミックスのコーティ
ング膜の厚さには特に制限はないが、薄過ぎると十分な
耐食性が得られず、厚過ぎると膜剥離等の問題が生じる
こととなる。このため、本発明においては、アモルファ
ス合金又はセラミックスのコーティング膜の厚さは、0.
1〜10μm程度の範囲で半田コテ先の使用目的等に応じ
て適宜決定する。
ング膜の厚さには特に制限はないが、薄過ぎると十分な
耐食性が得られず、厚過ぎると膜剥離等の問題が生じる
こととなる。このため、本発明においては、アモルファ
ス合金又はセラミックスのコーティング膜の厚さは、0.
1〜10μm程度の範囲で半田コテ先の使用目的等に応じ
て適宜決定する。
このようなアモルファス合金又はセラミックスのコーテ
ィング膜は、スパッタ法等の物理的蒸着法又はCVD法等
の化学的蒸着法により容易に形成することができる。
ィング膜は、スパッタ法等の物理的蒸着法又はCVD法等
の化学的蒸着法により容易に形成することができる。
本発明の半田コテ先は、通常、1ケ月あるいはそれ以上
の長期にわたって使用することができる。
の長期にわたって使用することができる。
[発明の効果] 以上詳述した通り、本発明の半田コテ先は、細い半田コ
テ先であってもスパッタ法等により寸法精度良く製作す
ることが可能であり、微細かつ複雑な被半田部であって
も容易かつ高精度に良好な作業性にて半田付けを行なう
ことができる。しかも、耐食性、耐久性にも極めて優れ
るため、その寿命は大幅に延長され半田コテ先の取替作
業頻度を著しく低減し、半田付け作業効率を向上させる
ことができる。
テ先であってもスパッタ法等により寸法精度良く製作す
ることが可能であり、微細かつ複雑な被半田部であって
も容易かつ高精度に良好な作業性にて半田付けを行なう
ことができる。しかも、耐食性、耐久性にも極めて優れ
るため、その寿命は大幅に延長され半田コテ先の取替作
業頻度を著しく低減し、半田付け作業効率を向上させる
ことができる。
Claims (1)
- 【請求項1】銅又は銅合金製基体と、該基体表面に形成
された半田が付着し難いコーティング膜とから実質的に
構成される半田コテ先であって、該コーティング膜は物
理的蒸着法又は化学的蒸着法で形成された、半田が付着
し難いアモルファス合金又はセラミックスのコーティン
グ膜であることを特徴とする半田コテ先。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1094457A JPH0679773B2 (ja) | 1989-04-14 | 1989-04-14 | 半田コテ先 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1094457A JPH0679773B2 (ja) | 1989-04-14 | 1989-04-14 | 半田コテ先 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02274376A JPH02274376A (ja) | 1990-11-08 |
JPH0679773B2 true JPH0679773B2 (ja) | 1994-10-12 |
Family
ID=14110797
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1094457A Expired - Fee Related JPH0679773B2 (ja) | 1989-04-14 | 1989-04-14 | 半田コテ先 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0679773B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5008113B2 (ja) * | 2004-09-02 | 2012-08-22 | トピー工業株式会社 | 耐はんだ侵食用部材 |
US7618500B2 (en) * | 2005-11-14 | 2009-11-17 | Lawrence Livermore National Security, Llc | Corrosion resistant amorphous metals and methods of forming corrosion resistant amorphous metals |
DE102008002988A1 (de) * | 2008-08-06 | 2010-02-11 | Solutions And Tools Gmbh | Lötspitze und Verfahren zum Herstellen einer Lötspitze |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01309780A (ja) * | 1988-02-22 | 1989-12-14 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | 半田コテ先 |
JPH01153859U (ja) * | 1988-04-11 | 1989-10-23 | ||
JPH06212Y2 (ja) * | 1988-05-24 | 1994-01-05 | 株式会社ジャパンユニックス | 半田鏝用鏝先 |
-
1989
- 1989-04-14 JP JP1094457A patent/JPH0679773B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02274376A (ja) | 1990-11-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |