JPH0676534B2 - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents
熱可塑性樹脂組成物Info
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- JPH0676534B2 JPH0676534B2 JP62260124A JP26012487A JPH0676534B2 JP H0676534 B2 JPH0676534 B2 JP H0676534B2 JP 62260124 A JP62260124 A JP 62260124A JP 26012487 A JP26012487 A JP 26012487A JP H0676534 B2 JPH0676534 B2 JP H0676534B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、耐衝撃性および流れ性に優れると共に、成形
時に均一な艶消しの成形品表面を与える熱可塑性樹脂組
成物に関する。
時に均一な艶消しの成形品表面を与える熱可塑性樹脂組
成物に関する。
〈従来の技術〉 ABS樹脂に代表されるゴム変性スチレン系熱可塑性樹脂
は、耐衝撃性、剛性等の機械的性質や加工性と共に光沢
等の成形品外観に優れており、自動車部品、事務機器部
品、雑貨等の広範囲の用途に使用されている。しかし、
最近は自動車内装部品を主体に、安全性の観点から又は
マット調の落ち着いた風合を得るために、低光沢の艶消
し材料に対する要求も強まっている。
は、耐衝撃性、剛性等の機械的性質や加工性と共に光沢
等の成形品外観に優れており、自動車部品、事務機器部
品、雑貨等の広範囲の用途に使用されている。しかし、
最近は自動車内装部品を主体に、安全性の観点から又は
マット調の落ち着いた風合を得るために、低光沢の艶消
し材料に対する要求も強まっている。
従来、ゴム変性スチレン系樹脂の艶消し方法としては、
(i)炭酸カルシウム等の無機充填剤の添加、(ii)ゴ
ム質重合体の添加、(iii)エチレン系不飽和カルボン
酸の共重合による導入、(iv)エポキシ基含有オレフィ
ン共重合体の添加等が提案されている。
(i)炭酸カルシウム等の無機充填剤の添加、(ii)ゴ
ム質重合体の添加、(iii)エチレン系不飽和カルボン
酸の共重合による導入、(iv)エポキシ基含有オレフィ
ン共重合体の添加等が提案されている。
〈発明が解決しようとする問題点〉 前記の艶消し方法の中で、(i)無機充填剤の添加はゴ
ム変性樹脂の特徴である耐衝撃性が著しく低下するとい
う難点がある。又は、(ii)ゴム質重合体の添加は成形
品表面にフローマーク等の欠陥が発生し、均一な艶消し
表面が得られないという問題があり、(iii)エチレン
性不飽和カルボン酸の導入は成形品表面の艶ムラが大き
いという問題がある。
ム変性樹脂の特徴である耐衝撃性が著しく低下するとい
う難点がある。又は、(ii)ゴム質重合体の添加は成形
品表面にフローマーク等の欠陥が発生し、均一な艶消し
表面が得られないという問題があり、(iii)エチレン
性不飽和カルボン酸の導入は成形品表面の艶ムラが大き
いという問題がある。
(iv)エポキシ基含有オレフィン共重合体の添加は前記
(i)、(ii)および(iii)の方法に比して、艶消し
効果に優れると共に欠陥のない均一な艶消し表面が得ら
れるという長所を有するが、その添加量を増すにつれて
樹脂の流れ性の低下および耐衝撃性、特にノッチ付衝撃
強度の低下という問題がある。
(i)、(ii)および(iii)の方法に比して、艶消し
効果に優れると共に欠陥のない均一な艶消し表面が得ら
れるという長所を有するが、その添加量を増すにつれて
樹脂の流れ性の低下および耐衝撃性、特にノッチ付衝撃
強度の低下という問題がある。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明者らは、上述の問題点を改良すべく鋭意検討した
結果、ゴム変性スチレン系熱可塑性樹脂に特定のエポキ
シ基含有共重合体と共に特定の官能基を含有する重合体
を添加する事により、流れ性の低下および衝撃強度の低
下が少く、かつ均一な艶消しの成形品表面を与える熱可
塑性樹脂組成物が得られる事を見出し本発明に到達し
た。
結果、ゴム変性スチレン系熱可塑性樹脂に特定のエポキ
シ基含有共重合体と共に特定の官能基を含有する重合体
を添加する事により、流れ性の低下および衝撃強度の低
下が少く、かつ均一な艶消しの成形品表面を与える熱可
塑性樹脂組成物が得られる事を見出し本発明に到達し
た。
即ち本発明は、(A)ゴム変性スチレン系熱可塑性樹
脂、(B)不飽和エポキシ化合物と芳香族ビニル化合
物、シアン化ビニル化合物、不飽和カルボン酸アルキル
エステル化合物、マレイミド化合物、不飽和アミド化合
物および不飽和酸無水物から選ばれる一種または二種以
上のエチレン系不飽和化合物からなるエポキシ基含有共
重合体および(C)カルボキシル基、酸無水物基、水酸
基および含窒素塩基の群から選ばれる少くとも一種の官
能基を有する重合体を、(A)、(B)および(C)の
合計量を100重量部として、(A)40〜99.8重量部、
(B)0.1〜20重量部および(C)0.1〜50重量部であ
り、かつ組成物中に含れるゴム量が5〜40重量%となる
割合で混合してなる熱可塑性樹脂組成物を提供するもの
である。
脂、(B)不飽和エポキシ化合物と芳香族ビニル化合
物、シアン化ビニル化合物、不飽和カルボン酸アルキル
エステル化合物、マレイミド化合物、不飽和アミド化合
物および不飽和酸無水物から選ばれる一種または二種以
上のエチレン系不飽和化合物からなるエポキシ基含有共
重合体および(C)カルボキシル基、酸無水物基、水酸
基および含窒素塩基の群から選ばれる少くとも一種の官
能基を有する重合体を、(A)、(B)および(C)の
合計量を100重量部として、(A)40〜99.8重量部、
(B)0.1〜20重量部および(C)0.1〜50重量部であ
り、かつ組成物中に含れるゴム量が5〜40重量%となる
割合で混合してなる熱可塑性樹脂組成物を提供するもの
である。
以下に本発明について詳細に説明する。
〈ゴム変性スチレン系熱可塑性樹脂(A)〉 本発明におけるゴム変性スチレン系熱可塑性樹脂(A)
とは、ゴムの存在下に芳香族ビニル化合物および必要に
応じてこれと共重合可能なエチレン系不飽和化合物を重
合して得られるグラフト共重合体、又は該グラフト共重
合体と芳香族ビニル化合物および必要に応じてこれと共
重合可能なエチレン系不飽和化合物を重合して得られる
芳香族ビニル系重合体との混合物である。
とは、ゴムの存在下に芳香族ビニル化合物および必要に
応じてこれと共重合可能なエチレン系不飽和化合物を重
合して得られるグラフト共重合体、又は該グラフト共重
合体と芳香族ビニル化合物および必要に応じてこれと共
重合可能なエチレン系不飽和化合物を重合して得られる
芳香族ビニル系重合体との混合物である。
ゴムとしては、ポリブタジエン、ブタジエン−スチレン
共重合体、ブタジエン−アクリロニトリル共重合体等の
ブタジエン系ゴム(i)、エチレンとプロピレン又はブ
テンからなる二元共重合体(EPR)、エチレン、プロピ
レン又はブテンおよび非共役ジエンからなる三元共重合
体(EPDM)などのエチレン−αオレフィン系ゴム(i
i)、架橋剤の保存下もしくは非存在下に、アルキル基
の炭素数が1〜16のアルキルアクリレート(メチルアク
リレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、
2−エチルヘキシルアクリレートなど)の一種または二
種以上、さらに必要に応じて他の共重合可能な単量体の
一種または二種以上を重合もしくは共重合して得られる
アルキルアクリレート系ゴム(iii)、エチレン−酢酸
ビニル共重合体(iv)、塩素化ポリエチレン(v)等々
が例示され、一種又は二種以上用いることができる。
共重合体、ブタジエン−アクリロニトリル共重合体等の
ブタジエン系ゴム(i)、エチレンとプロピレン又はブ
テンからなる二元共重合体(EPR)、エチレン、プロピ
レン又はブテンおよび非共役ジエンからなる三元共重合
体(EPDM)などのエチレン−αオレフィン系ゴム(i
i)、架橋剤の保存下もしくは非存在下に、アルキル基
の炭素数が1〜16のアルキルアクリレート(メチルアク
リレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、
2−エチルヘキシルアクリレートなど)の一種または二
種以上、さらに必要に応じて他の共重合可能な単量体の
一種または二種以上を重合もしくは共重合して得られる
アルキルアクリレート系ゴム(iii)、エチレン−酢酸
ビニル共重合体(iv)、塩素化ポリエチレン(v)等々
が例示され、一種又は二種以上用いることができる。
芳香族ビニル化合物としては、スチレン、α−メチルス
チレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p
−メチルスチレン、t−ブチルスチレン、α−メチルビ
ニルトルエン、ジメチルスチレン、クロルスチレン、ジ
クロルスチレン、ブロムスチレン、ジブロムスチレン、
ビニルナフタレン等が例示され、一種又は二種以上用い
る事ができる。
チレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p
−メチルスチレン、t−ブチルスチレン、α−メチルビ
ニルトルエン、ジメチルスチレン、クロルスチレン、ジ
クロルスチレン、ブロムスチレン、ジブロムスチレン、
ビニルナフタレン等が例示され、一種又は二種以上用い
る事ができる。
芳香族ビニル化合物と共重合可能なエチレン系不飽和化
合物としては、アクリロニトリル、メラクリロニトリ
ル、エタクリロニトリル、フマロニトリル等のシアン化
ビニル化合物、メチルアクリレート、エチルアクリレー
ト、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレ
ート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、
プロピルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリ
レート等の不飽和カルボン酸アルキルエステル化合物、
マレイミド、N−フェニルマレイミド、N−メチルマレ
イミド、N−シクロヘキシルマレイミド等のマレイミド
化合物およびアクリルアミド、メタクリルアミド等の不
飽和アミド化合物が例示され、一種又は二種以上用いる
事ができる。
合物としては、アクリロニトリル、メラクリロニトリ
ル、エタクリロニトリル、フマロニトリル等のシアン化
ビニル化合物、メチルアクリレート、エチルアクリレー
ト、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレ
ート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、
プロピルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリ
レート等の不飽和カルボン酸アルキルエステル化合物、
マレイミド、N−フェニルマレイミド、N−メチルマレ
イミド、N−シクロヘキシルマレイミド等のマレイミド
化合物およびアクリルアミド、メタクリルアミド等の不
飽和アミド化合物が例示され、一種又は二種以上用いる
事ができる。
ゴム変性スチレン系熱可塑性樹脂の好ましい例として
は、ブタジエン系ゴム変性アクリロニトリル−スチレン
共重合体(ABS)、ブタジエン系ゴム変性スチレン重合
体(HIPS)、ブタジエン系ゴム変性メチルメタクリレー
トスチレン共重合体(MBS)、ブタジエン系ゴム変性ア
クリロニトリル−メチルメタクリレート−スチレン共重
合体(ABSM)、ブタジエン系ゴム変性アクリロニトリル
−α−メチルスチレン−スチレン共重合体、ブタジエン
系ゴム変性アクリロニトリル−α−メチルスチレン−メ
チルメタクリレート−スチレン共重合体、ブタジエン系
ゴム変性スチレン−N−フェニルマレイミド共重合体、
ブタジエン系ゴム変性アクリロニトリル−スチレン−N
−フェニルマレイミド共重合体、ブタジエン系ゴム変性
スチレン−メチルメタクリレート−N−フェニルマレイ
ミド共重合体が挙げられ、さらに、これらの共重合体に
おけるブタジエン系ゴム(i)を、それぞれエチレン−
αオレフィン系ゴム(ii)、アルキルアクリレート系ゴ
ム(iii)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(iv)また
は塩素化ポリエチレン(v)に置換したものも挙げるこ
とができる。これらは一種または二種以上用いることが
できる。
は、ブタジエン系ゴム変性アクリロニトリル−スチレン
共重合体(ABS)、ブタジエン系ゴム変性スチレン重合
体(HIPS)、ブタジエン系ゴム変性メチルメタクリレー
トスチレン共重合体(MBS)、ブタジエン系ゴム変性ア
クリロニトリル−メチルメタクリレート−スチレン共重
合体(ABSM)、ブタジエン系ゴム変性アクリロニトリル
−α−メチルスチレン−スチレン共重合体、ブタジエン
系ゴム変性アクリロニトリル−α−メチルスチレン−メ
チルメタクリレート−スチレン共重合体、ブタジエン系
ゴム変性スチレン−N−フェニルマレイミド共重合体、
ブタジエン系ゴム変性アクリロニトリル−スチレン−N
−フェニルマレイミド共重合体、ブタジエン系ゴム変性
スチレン−メチルメタクリレート−N−フェニルマレイ
ミド共重合体が挙げられ、さらに、これらの共重合体に
おけるブタジエン系ゴム(i)を、それぞれエチレン−
αオレフィン系ゴム(ii)、アルキルアクリレート系ゴ
ム(iii)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(iv)また
は塩素化ポリエチレン(v)に置換したものも挙げるこ
とができる。これらは一種または二種以上用いることが
できる。
ゴム変性スチレン系熱可塑性樹脂の製造方法としては、
乳化重合法、懸濁重合法、塊状重合法、溶液重合法又は
これらを組合わせた方法が用いられる。
乳化重合法、懸濁重合法、塊状重合法、溶液重合法又は
これらを組合わせた方法が用いられる。
〈エポキシ基含有重合体(B)〉 次に本発明において用いられるエポキシ含有共重合体
(B)とは、不飽和エポキシ化合物と芳香族ビニル化合
物、シアン化ビニル化合物、不飽和カルボン酸アルキル
エステル化合物、マレイミド化合物、不飽和アミド化合
物および不飽和酸無水物から選ばれる一種または二種以
上のエチレン系不飽和化合物からなる共重合体である。
エポキシ基含有共重合体の組成比には特に制限はない
が、不飽和エポキシ化合物0.05〜50重量%、特に0.1〜3
0重量%であることが好ましい。
(B)とは、不飽和エポキシ化合物と芳香族ビニル化合
物、シアン化ビニル化合物、不飽和カルボン酸アルキル
エステル化合物、マレイミド化合物、不飽和アミド化合
物および不飽和酸無水物から選ばれる一種または二種以
上のエチレン系不飽和化合物からなる共重合体である。
エポキシ基含有共重合体の組成比には特に制限はない
が、不飽和エポキシ化合物0.05〜50重量%、特に0.1〜3
0重量%であることが好ましい。
不飽和エポキシ化合物とは、分子中にエチレン系不飽和
化合物と共重合しうる不飽和基と、エポキシ基をそれぞ
れ有する化合物である。
化合物と共重合しうる不飽和基と、エポキシ基をそれぞ
れ有する化合物である。
例えば、下記一般式(I)、(II)および(III)で表
わされるような不飽和グリシジルエステル類、不飽和グ
リシジルエーテル類、エポキシアルケン類、P−グリシ
ジルスチレン類などの不飽和エポキシ化合物である。
わされるような不飽和グリシジルエステル類、不飽和グ
リシジルエーテル類、エポキシアルケン類、P−グリシ
ジルスチレン類などの不飽和エポキシ化合物である。
(Rはエチレン系不飽和結合を有するC2〜C18の炭化水
素基である。) (Rはエチレン系不飽和結合を有するC2〜C18の炭化水
素基である。
素基である。) (Rはエチレン系不飽和結合を有するC2〜C18の炭化水
素基である。
Xは−CH2−O−、 である。) (Rはエチレン系不飽和結合を有するC2〜C18の炭化水
素基である。R′は水素またはメチル基である。) 具体的にはグリシジルアクリレート、グリシジルメタク
リレート、イタコン酸グリシジルエステル類、ブテンカ
ルボン酸エステル類、アリルグリシジルエーテル、2−
メチルアリルグリシジルエーテル、スチレン−P−グリ
シジルエーテル、3,4−エポキシブテン、3,4−エポキシ
−3−メチル−1−ブテン、3,4−エポキシ−1−ペン
テン、3,4−エポキシ−3−メチルペンテン、5,6−エポ
キシ−1−ヘキセン、ビニルシクロヘキセンモノオキシ
ド、P−グリシジルスチレンなどが挙げられる。特にグ
リシジルアクリレート又はグリシジルメタクリレートが
好ましい。
素基である。R′は水素またはメチル基である。) 具体的にはグリシジルアクリレート、グリシジルメタク
リレート、イタコン酸グリシジルエステル類、ブテンカ
ルボン酸エステル類、アリルグリシジルエーテル、2−
メチルアリルグリシジルエーテル、スチレン−P−グリ
シジルエーテル、3,4−エポキシブテン、3,4−エポキシ
−3−メチル−1−ブテン、3,4−エポキシ−1−ペン
テン、3,4−エポキシ−3−メチルペンテン、5,6−エポ
キシ−1−ヘキセン、ビニルシクロヘキセンモノオキシ
ド、P−グリシジルスチレンなどが挙げられる。特にグ
リシジルアクリレート又はグリシジルメタクリレートが
好ましい。
エチレン系不飽和化合物としては、ゴム変性スチレン系
熱可塑性樹脂(A)の項で述べた芳香族ビニル化合物、
シアン化ビニル化合物、不飽和カルボン酸アルキルエス
テル化合物、マレイミド化合物および不飽和アミド化合
物ならびに無水マレイン酸等の不飽和酸無水物が例示さ
れ、一種又は二種以上用いることができる。
熱可塑性樹脂(A)の項で述べた芳香族ビニル化合物、
シアン化ビニル化合物、不飽和カルボン酸アルキルエス
テル化合物、マレイミド化合物および不飽和アミド化合
物ならびに無水マレイン酸等の不飽和酸無水物が例示さ
れ、一種又は二種以上用いることができる。
これらの化合物のうち、芳香族ビニル化合物を必須成分
とすることが好ましい。
とすることが好ましい。
これらのエチレン系不飽和化合物は、不飽和エポキシ化
合物との共重合の際、全化合物に対して50〜99.95重量
%、特に70〜99.9重量%共重合される。
合物との共重合の際、全化合物に対して50〜99.95重量
%、特に70〜99.9重量%共重合される。
エポキシ基含有共重合体は、不飽和エポキシ化合物とエ
チレン系不飽和化合物を共重合することにより得られ
る。
チレン系不飽和化合物を共重合することにより得られ
る。
また共重合可能な重合体の存在下に不飽和エポキシ化合
物および/またはエチレン系不飽和化合物をグラフト共
重合する事により製造される。
物および/またはエチレン系不飽和化合物をグラフト共
重合する事により製造される。
エポキシ基含有共重合体の好ましい例としては、スチレ
ン−グリシジルメタクリレート共重合体、スチレン−ア
クリロニトリル−グリシジルメタクリレート共重合体、
スチレン−アクリロニトリル−メチルメタクリレート−
グリシジルメタクリレート共重合体、およびゴムの存在
下にグリシジルメタクリレート、または、上記の共重合
体を構成する単量体混合物をグラフト反応させた共重合
体が挙げられる。
ン−グリシジルメタクリレート共重合体、スチレン−ア
クリロニトリル−グリシジルメタクリレート共重合体、
スチレン−アクリロニトリル−メチルメタクリレート−
グリシジルメタクリレート共重合体、およびゴムの存在
下にグリシジルメタクリレート、または、上記の共重合
体を構成する単量体混合物をグラフト反応させた共重合
体が挙げられる。
エポキシ基含有共重合体の製造方法としては、乳化重合
法、懸濁重合法、塊状重合法、溶液重合法又はこれらを
組み合わせた重合方法が用いられる。
法、懸濁重合法、塊状重合法、溶液重合法又はこれらを
組み合わせた重合方法が用いられる。
〈官能基含有重合体(C)〉 本発明において用いられる官能基を有する重合体(C)
とは、カルボキシル基、酸無水物基、水酸基および含窒
素塩基の群から選ばれる少くとも一種の官能基を有する
エチレン系不飽和化合物の重合体、又は該エチレン系不
飽和化合物と他の不飽和化合物との共重合体である。
とは、カルボキシル基、酸無水物基、水酸基および含窒
素塩基の群から選ばれる少くとも一種の官能基を有する
エチレン系不飽和化合物の重合体、又は該エチレン系不
飽和化合物と他の不飽和化合物との共重合体である。
カルボキシル基を有するエチレン系不飽和化合物として
は、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル
酸、イタコン酸が例示され、一種又は二種以上用いる事
ができる。
は、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル
酸、イタコン酸が例示され、一種又は二種以上用いる事
ができる。
酸無水物基を有するエチレン系不飽和化合物としては、
無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水シトラコン酸等
が例示され、一種又は二種以上用いることができる。
無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水シトラコン酸等
が例示され、一種又は二種以上用いることができる。
水酸基を有するエチレン系不飽和化合物としては、ヒド
ロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレートが例示され、一種又は二種以上
用いる事ができる。
ロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレートが例示され、一種又は二種以上
用いる事ができる。
含窒素塩基を有するエチレン系不飽和化合物としては、
ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチル
アミノエチル(メタ)アクリレート、2−ビニルピリジ
ン、3−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、2−メ
チル−5−ビニルピリジン、N−ビニルイミダゾール、
N−ビニルインドール、N−ビニルカルバゾール、N−
ビニルピロール、p−アミノスチレン、p−ジメチルア
ミノスチレンが例示され、一種又は二種以上用いる事が
できる。
ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチル
アミノエチル(メタ)アクリレート、2−ビニルピリジ
ン、3−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、2−メ
チル−5−ビニルピリジン、N−ビニルイミダゾール、
N−ビニルインドール、N−ビニルカルバゾール、N−
ビニルピロール、p−アミノスチレン、p−ジメチルア
ミノスチレンが例示され、一種又は二種以上用いる事が
できる。
これらの官能基を有するエチレン系不飽和化合物のう
ち、特にカルボキシル基、または酸無水物基を有するも
のが好ましい。
ち、特にカルボキシル基、または酸無水物基を有するも
のが好ましい。
官能基を有するエチレン系不飽和化合物と共重合する他
の不飽和化合物としては、エチレン、プロピレン、1−
ブテン等のオレフィン化合物、スチレン、α−メチルス
チレン、p−メチルスチレン等の芳香族ビニル化合物、
アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のシアン化ビ
ニル化合物、メチルアクリレート、ブチルアクリレー
ト、2−エチルヘキシルアクリレート、メチルメタクリ
レート等の不飽和カルボン酸アルキルエステル化合物、
マレイミド、N−フェニルマレイミド等のマレイミド化
合物、アクリルアミド、メタクリルアミド等の不飽和ア
ミド化合物、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニ
ルエステル化合物ならびにゴム変性スチレン系熱可塑性
樹脂(A)の項で述べたゴムを構成する化合物が例示さ
れ、一種又は二種以上用いる事ができる。
の不飽和化合物としては、エチレン、プロピレン、1−
ブテン等のオレフィン化合物、スチレン、α−メチルス
チレン、p−メチルスチレン等の芳香族ビニル化合物、
アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のシアン化ビ
ニル化合物、メチルアクリレート、ブチルアクリレー
ト、2−エチルヘキシルアクリレート、メチルメタクリ
レート等の不飽和カルボン酸アルキルエステル化合物、
マレイミド、N−フェニルマレイミド等のマレイミド化
合物、アクリルアミド、メタクリルアミド等の不飽和ア
ミド化合物、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニ
ルエステル化合物ならびにゴム変性スチレン系熱可塑性
樹脂(A)の項で述べたゴムを構成する化合物が例示さ
れ、一種又は二種以上用いる事ができる。
官能基含有重合体(C)は、官能基を有するエチレン系
不飽和化合物と他の不飽和化合物とを共重合するか、他
の不飽和化合物重合体の存在下に官能基を有するエチレ
ン系不飽和化合物をグラフト共重合する事により製造さ
れる。特に、芳香族ビニル化合物を必須成分とすること
が好ましい。
不飽和化合物と他の不飽和化合物とを共重合するか、他
の不飽和化合物重合体の存在下に官能基を有するエチレ
ン系不飽和化合物をグラフト共重合する事により製造さ
れる。特に、芳香族ビニル化合物を必須成分とすること
が好ましい。
官能基含有重合体(C)の製造方法としては、乳化重合
法、懸濁重合法、塊状重合法、溶液重合法又はこれらを
組み合わせた重合方法が用いられる。
法、懸濁重合法、塊状重合法、溶液重合法又はこれらを
組み合わせた重合方法が用いられる。
官能基含有重合体(C)の例としては、スチレン−アク
リル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸共重合体、ア
クリロニトリル−スチレン−メタクリル酸共重合体、ス
チレン−メチルメタクリレート−メタクリル酸共重合体
ならびに前記の共重合体におけるアクリル酸またはメタ
クリル酸を無水マレイン酸で置換したもの、スチレン−
ヒドロキシエチルアクリレート共重合体、アクリロニト
リル−スチレン−ヒドロキシエチルアクリレート共重合
体、スチレン−ヒドロキシエチルメタクリレート共重合
体、アクリロニトリル−スチレン−ヒドロキシエチルメ
タクリレート共重合体、スチレン−ジメチルアミノエチ
ルアクリレート共重合体、アクリロニトリル−スチレン
−ジメチルアミノエチルアクリレート共重合体、スチレ
ン−ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体、ア
クリロニトリル−スチレン−ジメチルアミノエチルメタ
クリレート共重合体、スチレン−ジエチルアミノエチル
メタクリレート共重合体、アクリロニトリル−スチレン
−ジエチルアミノエチルメタクリレート共重合体、スチ
レン−2−ビニルピリジン共重合体、アクリロニトリル
−スチレン−2−ビニルピリジン共重合体、エチレン−
アクリル酸共重合体およびその金属塩、エチレン−メタ
クリル酸共重合体およびその金属塩、エチレン−ジエチ
ルアミノエチルメタクリレート共重合体、エチレン−プ
ロピレン−アクリル酸共重合体、エチレン−プロピレン
−メタクリル酸共重合体、ゴム変性スチレン−アクリル
酸共重合体、ゴム変性スチレン−メタクリル酸共重合
体、ゴム変性アクリロニトリル−スチレン−アクリル酸
共重合体、ゴム変性アクリロニトリル−スチレン−メタ
クリル酸共重合体、ゴム変性アクリロニトリル−スチレ
ン−2−ビニルピリジン共重合体、ゴム変性アクリロニ
トリル−スチレン−ヒドロキシエチルアクリレート共重
合体、ゴム変性アクリロニトリル−スチレン−ヒドロキ
シエチルメタクリレート共重合体、ゴム変性アクリロニ
トリル−スチレン−ジメチルアミノエチルアクリレート
共重合体、ゴム変性アクリロニトリル−スチレン−ジエ
チルアミノエチルメタクリレート共重合体、ゴム変性ア
クリロニトリル−スチレン−2−ビニルピリジン共重合
体が挙げられ、一種又は二種以上用いる事ができる。
リル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸共重合体、ア
クリロニトリル−スチレン−メタクリル酸共重合体、ス
チレン−メチルメタクリレート−メタクリル酸共重合体
ならびに前記の共重合体におけるアクリル酸またはメタ
クリル酸を無水マレイン酸で置換したもの、スチレン−
ヒドロキシエチルアクリレート共重合体、アクリロニト
リル−スチレン−ヒドロキシエチルアクリレート共重合
体、スチレン−ヒドロキシエチルメタクリレート共重合
体、アクリロニトリル−スチレン−ヒドロキシエチルメ
タクリレート共重合体、スチレン−ジメチルアミノエチ
ルアクリレート共重合体、アクリロニトリル−スチレン
−ジメチルアミノエチルアクリレート共重合体、スチレ
ン−ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体、ア
クリロニトリル−スチレン−ジメチルアミノエチルメタ
クリレート共重合体、スチレン−ジエチルアミノエチル
メタクリレート共重合体、アクリロニトリル−スチレン
−ジエチルアミノエチルメタクリレート共重合体、スチ
レン−2−ビニルピリジン共重合体、アクリロニトリル
−スチレン−2−ビニルピリジン共重合体、エチレン−
アクリル酸共重合体およびその金属塩、エチレン−メタ
クリル酸共重合体およびその金属塩、エチレン−ジエチ
ルアミノエチルメタクリレート共重合体、エチレン−プ
ロピレン−アクリル酸共重合体、エチレン−プロピレン
−メタクリル酸共重合体、ゴム変性スチレン−アクリル
酸共重合体、ゴム変性スチレン−メタクリル酸共重合
体、ゴム変性アクリロニトリル−スチレン−アクリル酸
共重合体、ゴム変性アクリロニトリル−スチレン−メタ
クリル酸共重合体、ゴム変性アクリロニトリル−スチレ
ン−2−ビニルピリジン共重合体、ゴム変性アクリロニ
トリル−スチレン−ヒドロキシエチルアクリレート共重
合体、ゴム変性アクリロニトリル−スチレン−ヒドロキ
シエチルメタクリレート共重合体、ゴム変性アクリロニ
トリル−スチレン−ジメチルアミノエチルアクリレート
共重合体、ゴム変性アクリロニトリル−スチレン−ジエ
チルアミノエチルメタクリレート共重合体、ゴム変性ア
クリロニトリル−スチレン−2−ビニルピリジン共重合
体が挙げられ、一種又は二種以上用いる事ができる。
ゴム変性スチレン系熱可塑性樹脂(A)、エポキシ基含
有共重合体(B)および官能基含有重合体(C)の混合
組成は、(A)、(B)および(C)の合計量を100重
量部として、(A)40〜99.8重量部、好ましくは75〜99
重量部、(B)0.1〜20重量部、好ましくは0.5〜10重量
部、(C)0.1〜50重量部、好ましくは0.5〜20重量部で
あり、かつ組成物に含まれるゴム量が5〜40重量%、好
ましくは10〜30重量%である。
有共重合体(B)および官能基含有重合体(C)の混合
組成は、(A)、(B)および(C)の合計量を100重
量部として、(A)40〜99.8重量部、好ましくは75〜99
重量部、(B)0.1〜20重量部、好ましくは0.5〜10重量
部、(C)0.1〜50重量部、好ましくは0.5〜20重量部で
あり、かつ組成物に含まれるゴム量が5〜40重量%、好
ましくは10〜30重量%である。
ゴム変性スチレン系熱可塑性樹脂(A)が40重量部未満
では衝撃強度と流れ性のバランスが低下し、99.8重量部
を越えると艶消し効果が不充分となる。エポキシ基含有
共重合体(B)が0.1重量部未満では均一な艶消し表面
が得られず、又艶消し効果が不充分となり、20重量部を
越えると流れ性の低下が顕著となる。官能基含有重合体
(C)が0.1重量部未満では、本発明の組成物に比して
艶消し効果が低下し、50重量部を越えると流れ性の低下
が顕著となる。又組成物中のゴム量が5重量%未満では
衝撃強度の低下が顕著となり、40重量%を越えると流れ
性および剛性が低下し好ましくない。
では衝撃強度と流れ性のバランスが低下し、99.8重量部
を越えると艶消し効果が不充分となる。エポキシ基含有
共重合体(B)が0.1重量部未満では均一な艶消し表面
が得られず、又艶消し効果が不充分となり、20重量部を
越えると流れ性の低下が顕著となる。官能基含有重合体
(C)が0.1重量部未満では、本発明の組成物に比して
艶消し効果が低下し、50重量部を越えると流れ性の低下
が顕著となる。又組成物中のゴム量が5重量%未満では
衝撃強度の低下が顕著となり、40重量%を越えると流れ
性および剛性が低下し好ましくない。
ゴム変性スチレン系熱可塑性樹脂(A)、エポキシ基含
有共重合体(B)および官能基含有重合体(C)の混合
方法については特に制限はなく、ラテックス状態で、又
は粉末、ビーズ、ペレット等の状態で混合する事ができ
る。又それらの混合順序についても特に制限はなく、三
成分の一括混合、二成分を予備混合した後残る一成分を
混合する方法のいずれでも良い。溶融混練方法として
は、バンバリーミキサー、ロール、押出機等の公知の方
法を採用する事ができる。
有共重合体(B)および官能基含有重合体(C)の混合
方法については特に制限はなく、ラテックス状態で、又
は粉末、ビーズ、ペレット等の状態で混合する事ができ
る。又それらの混合順序についても特に制限はなく、三
成分の一括混合、二成分を予備混合した後残る一成分を
混合する方法のいずれでも良い。溶融混練方法として
は、バンバリーミキサー、ロール、押出機等の公知の方
法を採用する事ができる。
なお、混合時に、必要に応じて酸化防止剤、紫外線吸収
剤、帯電防止剤、滑剤、染料、顔料、可塑剤、難燃剤、
離型材等の添加剤を配合する事ができる。又、ポリアセ
タール、ポリカーボネート、ポリブチレンテレフタレー
ト、ポリフェニレンオキサイド、ポリメチルメタクリレ
ート、ポリ塩化ビニル等の熱可塑性樹脂を適宜配合する
事もできる。
剤、帯電防止剤、滑剤、染料、顔料、可塑剤、難燃剤、
離型材等の添加剤を配合する事ができる。又、ポリアセ
タール、ポリカーボネート、ポリブチレンテレフタレー
ト、ポリフェニレンオキサイド、ポリメチルメタクリレ
ート、ポリ塩化ビニル等の熱可塑性樹脂を適宜配合する
事もできる。
次に実施例および比較例により本発明を具体的に説明す
る。尚、部数およびパーセントについてはいずれも重量
基準で示した。
る。尚、部数およびパーセントについてはいずれも重量
基準で示した。
参考例1ゴム変性スチレン系熱可塑性樹脂(A)の製造 A-1 窒素置換した反応器に、平均粒子径0.4μ、ゲル含有率8
0%、固形分50%のポリブタジエンラテックス100部、過
硫酸カリウム0.3部および純水100部を仕込んだ後、攪拌
下に65℃に昇温した。その後アクリロニトリル15部、ス
チレン35部およびt−ドデシルメルカプタン0.2部から
なる混合モノマー溶液および不均化ロジン酸カリウム2
部を含む乳化剤水溶液30部を各々4時間に亘って連続添
加し、その後重合系を70℃に昇温し、3時間熟成して重
合を完結し、ABSグラフト共重合体ラテックスを得た。
0%、固形分50%のポリブタジエンラテックス100部、過
硫酸カリウム0.3部および純水100部を仕込んだ後、攪拌
下に65℃に昇温した。その後アクリロニトリル15部、ス
チレン35部およびt−ドデシルメルカプタン0.2部から
なる混合モノマー溶液および不均化ロジン酸カリウム2
部を含む乳化剤水溶液30部を各々4時間に亘って連続添
加し、その後重合系を70℃に昇温し、3時間熟成して重
合を完結し、ABSグラフト共重合体ラテックスを得た。
A-2 窒素置換した反応器に、過硫酸カリウム0.3部および純
水120部を仕込んだ後、攪拌下に65℃に昇温した。その
後アクリロニトリル30部、スチレン70部およびt−ドデ
シルメルカプタン0.3部からなる混合モノマー溶液およ
び不均化ロジン酸カリウム2部を含む乳化剤水溶液30部
を各々4時間に亘って連続添加し、その後重合系を70℃
に昇降し、3時間熟成して重合を完結し、アクリロニト
リル−スチレン共重合体ラテックスを得た。
水120部を仕込んだ後、攪拌下に65℃に昇温した。その
後アクリロニトリル30部、スチレン70部およびt−ドデ
シルメルカプタン0.3部からなる混合モノマー溶液およ
び不均化ロジン酸カリウム2部を含む乳化剤水溶液30部
を各々4時間に亘って連続添加し、その後重合系を70℃
に昇降し、3時間熟成して重合を完結し、アクリロニト
リル−スチレン共重合体ラテックスを得た。
A-3 窒素置換した反応器に、純水150部、過硫酸カリウム0.5
部およびラウリル硫酸ナトリウム2部を仕込んだ後、攪
拌下に70℃に昇温した。その後アクリロニトリル30部、
α−メチルスチレン70部およびt−ドデシルメルカプタ
ン0.2部からなる混合モノマー溶液を5時間に亘って連
続添加し、その後重合系を75℃に昇温し、5時間熟成し
て重合を完結し、アクリロニトリル−α−メチルスチレ
ン共重合体ラテックスを得た。
部およびラウリル硫酸ナトリウム2部を仕込んだ後、攪
拌下に70℃に昇温した。その後アクリロニトリル30部、
α−メチルスチレン70部およびt−ドデシルメルカプタ
ン0.2部からなる混合モノマー溶液を5時間に亘って連
続添加し、その後重合系を75℃に昇温し、5時間熟成し
て重合を完結し、アクリロニトリル−α−メチルスチレ
ン共重合体ラテックスを得た。
A−4 窒素置換した反応器に、純水120部および過硫酸カリウ
ム0.3部を仕込んだ後、攪拌下に65℃に昇温した。その
後、アクリロニトリル25部、N−フェニルマレイミド25
部、スチレン50およびt−ドデシルメルカプタン0.3部
からなる混合モノマー溶液およびラウリル硫酸ナトリウ
ム2部を含む乳化剤水溶液30部を各々4時間に亘って連
続添加し、その後重合系を70℃に昇温し、3時間熟成し
て重合を完結し、アクリロニトリル−N−フェニルマレ
イミド−スチレン共重合体ラテックスを得た。なお、AB
Sグラフト共重合体ラテックス100部(固形分)には酸化
防止剤としてスミライザー BBM 1部およびトリスノニ
ルフェニルホスファイト2部を添加した後、塩化カルシ
ウムを用いて塩析を行い、脱水・乾燥して粉末状のABS
グラフト共重合体を得た。又、スチレン系共重合体ラテ
ックスA-2,A-3およびA-4については、各々、そのまま塩
化カルシウムを用いて塩析を行い、脱水乾燥して粉末化
した。
ム0.3部を仕込んだ後、攪拌下に65℃に昇温した。その
後、アクリロニトリル25部、N−フェニルマレイミド25
部、スチレン50およびt−ドデシルメルカプタン0.3部
からなる混合モノマー溶液およびラウリル硫酸ナトリウ
ム2部を含む乳化剤水溶液30部を各々4時間に亘って連
続添加し、その後重合系を70℃に昇温し、3時間熟成し
て重合を完結し、アクリロニトリル−N−フェニルマレ
イミド−スチレン共重合体ラテックスを得た。なお、AB
Sグラフト共重合体ラテックス100部(固形分)には酸化
防止剤としてスミライザー BBM 1部およびトリスノニ
ルフェニルホスファイト2部を添加した後、塩化カルシ
ウムを用いて塩析を行い、脱水・乾燥して粉末状のABS
グラフト共重合体を得た。又、スチレン系共重合体ラテ
ックスA-2,A-3およびA-4については、各々、そのまま塩
化カルシウムを用いて塩析を行い、脱水乾燥して粉末化
した。
参考例2エポキシ基含有共重合体(B)の製造 B-1 窒素置換した反応器に、過硫酸カリウム0.3部および純
水120部を仕込んだ後、攪拌下に65℃に昇温した。その
後アクリロニトリル30部、スチレン60部、グリシジルメ
タクリレート10部およびt−ドデシルメルカプタン0.3
部からなる混合モノマー溶液およびラウリル硫酸ナトリ
ウム2部を含む乳化剤水溶液30部を各々4時間に亘って
連続添加し、その後重合系を70℃に昇温し、8時間熟成
して重合を完結し、共重合体を得た。
水120部を仕込んだ後、攪拌下に65℃に昇温した。その
後アクリロニトリル30部、スチレン60部、グリシジルメ
タクリレート10部およびt−ドデシルメルカプタン0.3
部からなる混合モノマー溶液およびラウリル硫酸ナトリ
ウム2部を含む乳化剤水溶液30部を各々4時間に亘って
連続添加し、その後重合系を70℃に昇温し、8時間熟成
して重合を完結し、共重合体を得た。
B-2 アクリロニトリル、スチレンおよびグリシジルメタクリ
レートの使用量をそれぞれ25部、70部および5部とした
以外はB−1と同様に重合を行ない、共重合体を得た。
レートの使用量をそれぞれ25部、70部および5部とした
以外はB−1と同様に重合を行ない、共重合体を得た。
B-3 アクリロニトリル、スチレンおよびグリシジルメタクリ
レートの使用量をそれぞれ30部、69部および1部とした
以外はB-1と同様に重合を行ない、共重合体を得た。
レートの使用量をそれぞれ30部、69部および1部とした
以外はB-1と同様に重合を行ない、共重合体を得た。
なお、共重合体B-1、B-2およびB-3の固有粘度(ジメチ
ルホルムアルデヒドスルホキサイドを用いて80℃で測
定)は、それぞれ0.92、0.71および0.89であった。
ルホルムアルデヒドスルホキサイドを用いて80℃で測
定)は、それぞれ0.92、0.71および0.89であった。
ラテックス状の共重合体B-1〜B-8については、各々、塩
化カルシウムで塩析後、脱水・乾燥して粉末とした。
化カルシウムで塩析後、脱水・乾燥して粉末とした。
参考例3官能基含有重合体(C) C-1 グリシジルメタクリレートおよびスチレンをそれぞれメ
タクリル酸8部およびスチレン67部とした以外はB-1と
同様に重合を行ない、共重合体を得た。
タクリル酸8部およびスチレン67部とした以外はB-1と
同様に重合を行ない、共重合体を得た。
C-2 グリシジルメタクリレートをメタクリル酸とした以外は
B-1と同様に重合を行ない、共重合体を得た。
B-1と同様に重合を行ない、共重合体を得た。
C-3 メタクリル酸およびアクリロニトリルの使用量をそれぞ
れ20部および20部とした以外はC-2と同様に重合を行な
い、共重合体を得た。
れ20部および20部とした以外はC-2と同様に重合を行な
い、共重合体を得た。
C-4 メタクリル酸をヒドロキシエチルアクリレートとした以
外はC-2と同様に重合を行ない、共重合体を得た。
外はC-2と同様に重合を行ない、共重合体を得た。
C-5 メタクリル酸を2−ビニルピリジルとした以外はC-2と
同様に重合を行ない、共重合体を得た。
同様に重合を行ない、共重合体を得た。
C-6 窒素置換した反応器に平均粒子径0.45μ、ゲル80%、固
形分50%のポリブタジエンラテックス100部、過硫酸カ
リウム0.3部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム
0.5部および純水100部を仕込んだ後、攪拌を開始し、65
℃に昇温した。その後アクリロニトリル10部、スチレン
20部、メタクリル酸20部およびt−ドデシルメルカプタ
ン0.3部からなる混合モノマー溶液およびドデシルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム1部を含む乳化剤水溶液30部
を各々4時間に亘って連続添加した。その後重合系を70
℃に昇温し、3時間熟成して重合を完結し、共重合体を
得た。なお、共重合体C-1〜C-5の固有粘度(ジメチルホ
ルムアルデヒドスルホキサイドを用いて30℃で測定)
は、それぞれ0.39、0.51、0.81、0.83および0.65であっ
た。
形分50%のポリブタジエンラテックス100部、過硫酸カ
リウム0.3部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム
0.5部および純水100部を仕込んだ後、攪拌を開始し、65
℃に昇温した。その後アクリロニトリル10部、スチレン
20部、メタクリル酸20部およびt−ドデシルメルカプタ
ン0.3部からなる混合モノマー溶液およびドデシルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム1部を含む乳化剤水溶液30部
を各々4時間に亘って連続添加した。その後重合系を70
℃に昇温し、3時間熟成して重合を完結し、共重合体を
得た。なお、共重合体C-1〜C-5の固有粘度(ジメチルホ
ルムアルデヒドスルホキサイドを用いて30℃で測定)
は、それぞれ0.39、0.51、0.81、0.83および0.65であっ
た。
ラテックス状の官能基含有重合体C-1〜C-6については、
各々、塩化カルシウムで塩析後、脱水・乾燥して粉末と
した。但し、C-6のみは、A-1と同様に酸化防止剤を添加
後、塩析を行った。
各々、塩化カルシウムで塩析後、脱水・乾燥して粉末と
した。但し、C-6のみは、A-1と同様に酸化防止剤を添加
後、塩析を行った。
参考例4エポキシ基含有オレフィン共重合体(D) オートクレーブ型ポリエチレン製造装置を用いて高圧法
ポリエチレンの重合条件に従いエチレン90部とグリシジ
ルメタクリレート10部からなる共重合体を作成した。
ポリエチレンの重合条件に従いエチレン90部とグリシジ
ルメタクリレート10部からなる共重合体を作成した。
参考例5ゴム変性スチレン系熱可塑性樹脂(A)の製造 A-5 非共役ジエンとしてエチリデンノルボルネンを含むエチ
レン−プロピレン−非共役ジエンゴム(プロピエン含有
量50%、ヨウ素価15、ムーニー粘度75)40部、スチレン
45部およびアクリロニトリル15部を用いて公知の懸濁重
合法に基づきグラフト重合を行い、脱水・乾燥を経てグ
ラフト体を得た。
レン−プロピレン−非共役ジエンゴム(プロピエン含有
量50%、ヨウ素価15、ムーニー粘度75)40部、スチレン
45部およびアクリロニトリル15部を用いて公知の懸濁重
合法に基づきグラフト重合を行い、脱水・乾燥を経てグ
ラフト体を得た。
参考例1のA-2に示されるアクリロニトリル−スチレン
共重合体と該グラフト体とを混合し、一般にAES樹脂と
称されるゴム変性スチレン系熱可塑性樹脂(ゴム含有量
約16%)を得た。
共重合体と該グラフト体とを混合し、一般にAES樹脂と
称されるゴム変性スチレン系熱可塑性樹脂(ゴム含有量
約16%)を得た。
A-6 参考例1のA-1に示される平均粒子径0.4μ、ゲル含有率
80%、固形分50%のポリブタジエンラテックス100部
を、アクリロニトリル5部とブチルアクリレート95部と
からなる平均粒子径0.31μ、固形分50%のポリブチルア
クリレートラテックス100部に代えて重合を行った。そ
の後、A-1同様に酸化防止剤の添加、塩析、脱水、乾燥
を経てグラフト体を得た。
80%、固形分50%のポリブタジエンラテックス100部
を、アクリロニトリル5部とブチルアクリレート95部と
からなる平均粒子径0.31μ、固形分50%のポリブチルア
クリレートラテックス100部に代えて重合を行った。そ
の後、A-1同様に酸化防止剤の添加、塩析、脱水、乾燥
を経てグラフト体を得た。
参考例1のA-2に示されるアクリロニトリル−スチレン
共重合体と該グラフト体とを混合し、一般にAAS樹脂と
称されるゴム変性スチレン系熱可塑性樹脂(ゴム含有量
約15%)を得た。
共重合体と該グラフト体とを混合し、一般にAAS樹脂と
称されるゴム変性スチレン系熱可塑性樹脂(ゴム含有量
約15%)を得た。
A-7 公知の塊状重合法に基づきポリブタジエンゴムを7%含
有するゴム強化ポリスチレンを得た。
有するゴム強化ポリスチレンを得た。
実施例1〜12および比較例1〜10 参考例で製造したゴム変性スチレン系熱可塑性樹脂
(A)、エポキシ基含有共重合体(B)、官能基含有重
合体(C)およびエポキシ基含有オレフィン共重合体
(D)を第1表に示す配合組成で混合し、40mm単軸押出
機を用いて溶融混練した。得られた樹脂組成物の特性を
以下の方法により測定し、その結果を第1表に示した。
(A)、エポキシ基含有共重合体(B)、官能基含有重
合体(C)およびエポキシ基含有オレフィン共重合体
(D)を第1表に示す配合組成で混合し、40mm単軸押出
機を用いて溶融混練した。得られた樹脂組成物の特性を
以下の方法により測定し、その結果を第1表に示した。
耐衝撃性(ノッチ付アイゾット):ASTMD-256 流れ性:高化式フローテスター 表面光沢および光沢むら:3.5オンス射出成形機を用い
て60mm×60mm厚さ3mmの試験板を成形し、試験板中央部
の光沢をスガ試験機(株)製デジタル変角光沢計UGV-4D
を用いて入射角60°で測定した。又、試験板表面全体の
光沢むらを目視判定により評価した。
て60mm×60mm厚さ3mmの試験板を成形し、試験板中央部
の光沢をスガ試験機(株)製デジタル変角光沢計UGV-4D
を用いて入射角60°で測定した。又、試験板表面全体の
光沢むらを目視判定により評価した。
実施例13〜15および比較例11〜13 参考例5で得られた各種ゴム変性スチレン系熱可塑性樹
脂(A-5〜A-7)、エポキシ基含有共重合体(B-2)およ
び官能基含有重合体(C-1)を第2表に示す配合組成で
実施例1と同様にして組成物を得ると共に特性を測定し
た。結果を第2表に示す。
脂(A-5〜A-7)、エポキシ基含有共重合体(B-2)およ
び官能基含有重合体(C-1)を第2表に示す配合組成で
実施例1と同様にして組成物を得ると共に特性を測定し
た。結果を第2表に示す。
実施例16および比較例14 参考例1で得られたゴム変性スチレン系熱可塑性樹脂
(A-1)、エポキシ基含有共重合体(B-2)、官能基含有
重合体(C-1)ならびに芳香族ポリカーボネートを第3
表に示す配合組成で実施例1と同様にして組成物を得る
と共に特性を測定した。結果を第3表に示す。
(A-1)、エポキシ基含有共重合体(B-2)、官能基含有
重合体(C-1)ならびに芳香族ポリカーボネートを第3
表に示す配合組成で実施例1と同様にして組成物を得る
と共に特性を測定した。結果を第3表に示す。
〈発明の効果〉 本発明の熱可塑性樹脂組成物は、従来の公知の艶消し熱
可塑性樹脂組成物に比して、流れ性と成形品の艶消しレ
ンズのバランスが優れると共に、光沢むらのない均一な
艶消し表面が得られるという特徴を有する。
可塑性樹脂組成物に比して、流れ性と成形品の艶消しレ
ンズのバランスが優れると共に、光沢むらのない均一な
艶消し表面が得られるという特徴を有する。
Claims (4)
- 【請求項1】(A)ゴム変性スチレン系熱可塑性樹脂、
(B)不飽和エポキシ化合物と芳香族ビニル化合物、シ
アン化ビニル化合物、不飽和カルボン酸アルキルエステ
ル化合物、マレイミド化合物、不飽和アミド化合物およ
び不飽和酸無水物から選ばれる一種または二種以上のエ
チレン系不飽和化合物からなるエポキシ基含有共重合体
および(C)カルボキシル基、酸無水物基、水酸基およ
び含窒素塩基の群から選ばれる少なくとも一種の官能基
を有する重合体を、(A)、(B)および(C)の合計
量を100重量部として、(A)40〜99.8重量部、(B)
0.1〜20重量部および(C)0.1〜50重量部であり、かつ
組成物中に含まれるゴム量が5〜40重量%となる割合で
混合してなることを特徴とする熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項2】エポキシ基含有共重合体(B)が芳香族ビ
ニル化合物を必須成分とする共重合体である特許請求の
範囲第1項記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項3】官能基を有する重合体(C)が芳香族ビニ
ル化合物を必須成分とする共重合体である特許請求の範
囲第1項記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項4】官能基を有する重合体(C)における官能
基がカルボキシル基または酸無水物基である特許請求の
範囲第3項記載の熱可塑性樹脂組成物。
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JP2002167492A (ja) * | 2000-12-01 | 2002-06-11 | Nippon A & L Kk | 艶消しマスターバッチおよびそれを用いた艶消し熱可塑性樹脂組成物。 |
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EP3663340B1 (en) * | 2018-12-03 | 2022-03-16 | Trinseo Europe GmbH | Foams and methods of forming foams of chain extended/branched copolymers of vinylidene substituted aromatic monomers |
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US3322853A (en) * | 1964-06-19 | 1967-05-30 | Monsanto Co | Polyblends containing a graft copolymer of hydroxylated diene rubber, a copolymer containing a polybasic ethylenically unsaturated carboxylic acid with another vinylidene monomer, and a polyepoxide |
FR1452637A (fr) * | 1965-06-01 | 1966-04-15 | Guinard Pompes | Perfectionnement aux robinets à tournant |
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US4444950A (en) * | 1982-03-15 | 1984-04-24 | Sumitomo Naugatuck Co., Ltd. | Thermoplastic resin composition |
DK155744C (da) * | 1982-03-15 | 1989-09-25 | Sumitomo Naugatuck | Termoplastisk polymerblanding paa basis af en polycarbonatharpiks, en podet copolymer og en copolymer |
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JPS6253367A (ja) * | 1985-09-02 | 1987-03-09 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 加工性に優れた熱可塑性樹脂組成物 |
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- 1988-10-12 DE DE3886879T patent/DE3886879T2/de not_active Expired - Fee Related
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-
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- 1993-10-28 US US08/141,950 patent/US5430101A/en not_active Expired - Lifetime
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