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JPH06754B2 - 置換ピリジル尿素誘導体及び該化合物を有効成分とする除草剤 - Google Patents

置換ピリジル尿素誘導体及び該化合物を有効成分とする除草剤

Info

Publication number
JPH06754B2
JPH06754B2 JP17404185A JP17404185A JPH06754B2 JP H06754 B2 JPH06754 B2 JP H06754B2 JP 17404185 A JP17404185 A JP 17404185A JP 17404185 A JP17404185 A JP 17404185A JP H06754 B2 JPH06754 B2 JP H06754B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
active ingredient
present
substituted pyridyl
urea derivative
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP17404185A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6236360A (ja
Inventor
哲夫 竹松
大典 福岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Petrochemical Industries Ltd filed Critical Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Priority to JP17404185A priority Critical patent/JPH06754B2/ja
Publication of JPS6236360A publication Critical patent/JPS6236360A/ja
Publication of JPH06754B2 publication Critical patent/JPH06754B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Pyridine Compounds (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規な置換ピリジル尿素誘導体および該誘導体
を有効成分として含有することを特徴とする除草剤に関
する。更に詳しくは、本発明は下記式(I)で表わされる
N′−〔2−(4−イソプロピルフェノキシ)ピリジル
−5〕−N−メトキシ−N−メチルウレアおよび該化合
物を有効成分として含有することを特徴とする除草剤に
関する。
〔従来の技術・発明が解決しようとする問題点〕 従来、多数の除草剤が開発され実用に供されているが、
これらの除草剤も除草活性、選択性、安全性などに関し
ていずれも充分であるとは言い難く、目的作物に対して
薬害がなく、少量で有害雑草を枯殺し、かつ環境に対し
て悪影響を及ぼさない除草剤が要望されている。とくに
畑作用の除草剤に関しては、作物と雑草の茎葉部に同時
処理しても作物に対して安全で、雑草のみを選択的に枯
殺できる除草剤が要望されている。本発明者らは、これ
らの要望をみたすべく、鋭意研究した結果、式(I)で表
わされる尿素誘導体が、茎葉処理で雑草に対して極めて
低薬量で枯殺作用を示し、かつ作物に対して極めて安全
であることを見出し、本発明に到達した。
〔発明の効果〕
すなわち、本発明化合物はダイズ、トウモロコシ、コム
ギ、イネ、ラッカセイ等の重要作物に対し、全く薬害を
示さず、且つ雑草に対し、低薬量で的確な優れた選択的
防除効果を表わす。本発明の除草剤は、特に畑地雑草の
発芽後茎葉処理剤として使用した場合に、著しい選択的
防除効力を発揮する。たとえば、本発明の除草剤を茎葉
処理剤として、ダイズ畑に施用すればイチビ、オナモ
ミ、シロザ、コセンダングサ、オオイヌタデ等の多くの
畑作重要雑草を低い薬剤濃度で枯殺できるが、ダイズに
は何ら薬害を与えない。
本発明化合物は、特開昭56-36456号及び米国特許第4334
912号に記載された有効成分を示す一般式に包含される
ものであるが、本発明化合物については、何ら具体的な
記載も示唆すらもなされていない。しかも後記実施例に
示した様に本発明化合物は上記刊行物に記載されている
化合物に比べて、はるかに除草活性が高く、また作物に
対する安全性もはるかに高いのである。除草活性の強さ
と作物に対する安全性は、本発明化合物にみられるよう
に、わずかな構造上の違いによって著しく変化するもの
であって、単なる構造上の類推からはとうてい予測でき
るものではなく、従って本発明化合物の優れた作用はき
わめて特異的と考えることができる。
〔合成方法〕
本発明の化合物、すなわち前記式(I)のN′−〔2−
(4−イソプロピルフェノキシ)ピリジル−5〕−N−
メトキシ−N−メチルウレアは下記の一般的な3つの方
法(A〜C)で合成される。
いずれの反応も、ベンゼン、トルエン、キシレン、塩化
メチレン、クロロホルム、テトラヒドロフラン、酢酸エ
チル、ジメチルスルホアミド等の不活性溶媒中、0℃か
ら150℃で行い、反応時間は30分から12時間でる。なお
方法A及びCでは脱塩化水素剤としてピリジン、トリエ
チルアミン、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸
カリウム等の塩基を用いることにより、好収率で目的の
本発明化合物を得ることができる。さらに方法Cでは銅
粉、ヨー化銅などの触媒を添加すると一層好結果が得ら
れる。反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合
物から取得される。
〔合成例〕
次に参考例として本化合物の合成例をあげる。
参考例1 2−(4−イソプロピルフェノキシ)−5−
アミノピリジンの合成 2−(4−イソプロピルフェノキシ)−5−ニトロピリ
ジン7.0gをエタノール35mlに溶解し、5%パラジウムカー
ボン0.35gを触媒として、接触還元を行った。水素の吸
収が終わると、触媒を別し、液を減圧下留去して、
2−(4−イソプロピルフェノキシ)−5−アミノピリ
ジンの淡黄色結晶5.87gを得た(収率95%)。
融点:75.0〜75.6℃ C(%) H(%) N(%) 元素分析値: 73.66 7.06 12.27 計算値(C14H16N2Cとして) 実測値 73.84 7.23 12.40 参考例2 N′−〔2−(4−イソプロピルフェノキ
シ)ピリジル−5〕−N−メトキシ−N−メチルウレア
の合成 2−(4−イソプロピルフェノキシ)−5−アミノピリ
ジン5.5gをピリジン27.5に溶解し、氷冷下N−メトキ
シ−N−メチルカルバモイルクロリド3.55gをトルエン1
1mに溶解した溶液を滴下した。室温でさらに4時間反
応させた後、反応混合物を飽和食塩水に注ぎ、酢酸エチ
ルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、得られた油
状物質をヘキサン〜酢酸エチルの混合溶媒から再結晶し
て白色結晶6.71gを得た(収率88.6%)。
融点:93.7〜94.5℃ IR(KBr):3295,2940,1650,1524,1502,1474,1322,1270,1
258,1228,1200,1183,1123,1112,1030,1012,887,842,74
0,666cm-1 NMRδCDCl3:1.24(d,6H),2.90(m,1H),3.20(s,3H),3.70
(s,3H),6.90(d,2H),6.95(d,1H),7.20(d,2H),7.98(d,1
H),8.10(dd,1H),8.36(bs,1H). 元素分析値 C(%) H(%) N(%) 計算値: 64.74 6.71 13.32 (C17H21N3O3として) 実測値 64.91 6.65 13.51 〔除草剤〕 本発明の化合物を実際に除草剤として使用する際は、そ
の使用形態としては原体を単独で使用することもできる
し、また該有効成分に各種助剤、たとえば希釈剤、溶
剤、界面活性剤などを配合して乳剤、水和剤、粉剤、粒
剤などの形態で使用することができる。
希釈剤としては、クレー、タルク、ベントナイト、カオ
リン、ケイソウ土、ホワイトカーボン、バーミキュライ
ト、消石灰、珪砂などを例示することができ、溶剤とし
てはアルコール、ジオキサン、アセトン、シクロヘキサ
ン、ジメチルホルムアミドなどを例示することができ、
界面活性剤としてはアルキルベンゼン硫酸エステル、ア
ルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチレングリ
コールエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリール
エーテル、ポリオキシエチレンソルビタンモノアルキレ
ート、アルキル硫酸ナトリウム、アルキルナフタリンス
ルホン酸ナトリウム、リグニンスルホン酸ナトリウムな
どを例示することができ、これらの添加剤は適宜の割合
で配合することができる。
次に配合例について説明する。なお数字は重量百分率を
示す。
配合例1(水和剤) 本発明の化合物 10% 高級アルコール硫酸エステルナトリウム塩 3% カオリン 87% 以上を均一に混合粉砕して水和剤とする。
配合例2(乳剤) 本発明の化合物 20% ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル10% シクロヘキサノン 10% キシレン 60% 以上を均一に溶解して乳剤とする。
配合例3(粒剤) 本発明の化合物 5% ベントナイト 40% クレー 50% リグニンスルホン酸ソーダ 5% 以上を均一に混合粉砕し、水を加えて練り合わせた後、
造粒乾燥して粒剤とする。
配合例4(粉剤) 本発明の化合物 3% クレー 97% 以上を均一に混合粉砕して粉剤とする。
〔除草剤の実施例〕
次に、本発明の化合物の除草効果について実施例を挙
げ、具体的に説明する。
除草剤として以下の実施例において、雑草に対する除草
効果と作物に対する薬害は表1に示す判定基準に従っ
た。
実施例 発芽後茎葉処理試験 たて20cm、よこ25cm、高さ12cmのプラスチックトレーに
ふるった畑地土壌を詰め、各種植物種子をまき、1cm覆
土した。その後、ダイズの第1本葉が展開した時に、所
定量の薬剤を茎葉に噴霧処理した。薬剤処理後、さらに
3週間育成した後、各植物について除草効力と作物薬害
を調査した。その結果を表2に示した。なお、処理薬剤
は水和剤に製剤し、所定量を水(展着剤を含む)に分散
させ、10アール当り150リットル散布の割合で試験を行
った。
*特開昭56-36456号に記載の化合物 **米国特許第4334912号に記載の化合物

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】N′−〔2−(4−イソプロピルフェノキ
    シ)ピリジル−5〕−N−メトキシ−N−メチルウレ
    ア。
  2. 【請求項2】N′−〔2−(4−イソプロピルフェノキ
    シ)ピリジル−5〕−N−メトキシ−N−メチルウレア
    を有効成分として含有することを特徴とする除草剤。
  3. 【請求項3】該除草剤が畑地雑草の選択的防除剤である
    特許請求の範囲第2項記載の除草剤。
JP17404185A 1985-08-09 1985-08-09 置換ピリジル尿素誘導体及び該化合物を有効成分とする除草剤 Expired - Lifetime JPH06754B2 (ja)

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JPS6236360A JPS6236360A (ja) 1987-02-17
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