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JPH0672244B2 - 貴金属造粒装置 - Google Patents

貴金属造粒装置

Info

Publication number
JPH0672244B2
JPH0672244B2 JP59262535A JP26253584A JPH0672244B2 JP H0672244 B2 JPH0672244 B2 JP H0672244B2 JP 59262535 A JP59262535 A JP 59262535A JP 26253584 A JP26253584 A JP 26253584A JP H0672244 B2 JPH0672244 B2 JP H0672244B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
housing
precious metal
particles
water tank
Prior art date
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Expired - Fee Related
Application number
JP59262535A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61139605A (ja
Inventor
卓巳 越後谷
晴彦 坪上
康人 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP59262535A priority Critical patent/JPH0672244B2/ja
Publication of JPS61139605A publication Critical patent/JPS61139605A/ja
Publication of JPH0672244B2 publication Critical patent/JPH0672244B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

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  • Manufacture Of Metal Powder And Suspensions Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、合金成分の調合または所定重量の貴金属塊
の製造等において利用される貴金属粒体の製造装置に関
する。
〔従来の技術〕
従来一般に、貴金属の溶解を伴う貴金属合金や小型貴金
属塊を製造するに当り、秤量の便あるいは溶解のし易さ
から、例えば金成分原料として径2〜3mm程度の球状金
粒が使用され、その金粒は金溶湯を水中に落下させる、
いわゆるアトマイズ法によって製造されている。
〔発明の解決しようとする問題点〕
しかしながら上記の方法で製造した金粒は形状が一定で
なく、粒度も不揃いな上、極く微細な粉状のものも生じ
て、所定粒径粒子の歩留りが悪くなり、また乾燥に際し
て内部の水が揮発しにくい中空状の粒子も生ずるという
欠点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、このような従来方法の欠点を解消して、同
一形状で粒度の揃った中実の貴金属粒体を歩留りよく製
造するための装置を提供することを目的とするもので、
水位を一定レベルに保つための流出口を備えた水槽内
に、回転駆動機構と連結した回転円筒体を円筒部分の上
側最上表面が水面下1〜5mmの範囲内にあるように水平
に設置し、該水槽上に設置されたハウジング上方に、貴
金属溶湯の出湯孔を有するるつぼを懸架するとともに、
該ハウジング内壁面に水流ジェットを当てるためのフラ
ットノズルを該ハウジング内に設けてなる貴金属造粒装
置に係わる。
この発明の主要な特徴となっている前記回転円筒体は、
それに衝突する貴金属溶湯を程よく均一に分割して、一
定形状かつ一定粒度を有する中実の貴金属粒子を形成さ
せる作用を有し、その回転円筒体の円筒部分の上側最上
表面が水面下1〜5mmの、水面とすれすれの位置になる
ように、回転円筒体の軸を水面と平行に設置するのが好
ましい。この軸は例えばプーリを介した駆動モータから
なる回転駆動機構に連結され、外径8〜12cmの円筒体の
場合、通常300〜500r.p.m.の回転速度で駆動される。
この回転円筒体の円筒部分を金属材料で製作すると、溶
湯の熱でそれが熱くなり、その表面に貴金属溶湯の融着
が起きて円筒部分は単時間しか使用できないので、一般
に適度の断熱性を備えた材料、例えば繊維強化プラスチ
ックが好ましく、特に竹が最も好ましい。
貴金属溶湯を収容し、かつ出湯させるるつぼには通常孔
径2〜3mm程度の出湯孔が底面に穿かれており、その出
湯孔は溶湯が前記円筒部分表面のほぼ最上面に当たるよ
うな位置に配置され、その孔の大きさと水面からの高さ
は、貴金属粒子の大きさを左右するので、目的とする貴
金属粒子の粒度に応じて適宜変化させる。
前記るつぼから落下した貴金属溶湯は飛び散ってその一
部はハウジング内壁面に付着するので、この発明ではる
つぼを懸架するハウジング内にフラットノズルを設け、
そのノズルから水流ジェットをハウジング内壁面に向け
て噴出させて上記の貴金属粒子の付着を防止している。
したがって、本装置の運転中には水槽に水が常時供給さ
れるので、前記円筒部分の上側最上表面を常に水面下で
水面とすれすれの位置に保つため、すなわち水槽の水位
を常に一定に保つための流出口が水槽に設けられてい
る。
前記るつぼの出湯孔から落下した溶湯は、滑かにかつ定
常的に流動する水流を形成しつつ水面直下で回転する回
転円筒体の円筒部分ではじかれてその水流中に分散され
る結果、ほぼ一定形状でかつ一定粒度を有する中実の貴
金属粒子に分割されて水槽の底部に向って沈降するか
ら、その貴金属粒子を、例えば水槽の底部に設けた受皿
に集めて取出すことができる。
〔実施例〕
ついで、図面を参照しながらこの発明の実施例を説明す
る。
第1図はこの発明による貴金属造粒装置の一例を示す正
面図、そして第2図はその側面図であって、図示されて
いるように、水位を一定レベルに保つためのスライド式
ゲート2′及び流出口2を備えた長さ105cm×巾65cm×
高さ40cmの水槽1内には、第3図に拡大断面図で示され
ている回転円筒体3が、その回転軸31の両端を水槽1の
対向壁に設けられた軸受4,4と連結した状態で水平に配
置され、その一方の軸受4の水槽外側に突出した部分に
連結して設けられたVプーリ5が、減速機7を経て駆動
モータ8の回転力を伝えるVプーリ5′に掛けられたV
ベルト6によって回転されることにより、円筒部分上側
最上表面が水面下1mmにある回転円筒体3を水中で回転
することができる。
第3図に示されている回転円筒体3は、2本の外径約10
cmの竹32,32をそれぞれネオプレンゴム張りのクッショ
ン材33および蓋体34を経て2本の回転軸31,31に取付け
たものを、各回転軸31の一端に設けられた相互に嵌合固
着されるフランジ35,35′を互にボルト36で固着するこ
とによって、直列に結合してなる、2本の竹、すなわち
2個の円筒部分32,32を含む回転円筒体であって、その
一方の軸31の一端にはVプーリ5が固着している。した
がって、この回転円筒体では、竹をその両端から挟持し
ている蓋体34を取はずすことによって竹を随意に交換す
ることができる。
水槽1の上には、高さ50cmの角錐台状ハウジング9が蝶
番10によって取はずし自在に取付けられ、その上端で互
に29cmの距離を隔てた一辺20cmの正方形の開口9aおよび
9aには、いずれも水面から50cmの高さにある直径3mmの
出湯孔11aおよび11aを有するるつぼ11および11がそれぞ
れ懸架されている。
前記ハウジング9内には、これら各るつぼの底部をそれ
ぞれ囲む環状のフラットノズル12,12が設けられ、その
ノズルに給水管13から水を供給してハウジング内壁面に
水流ジェットを噴射することにより、ハウジング内壁面
に溶湯が付着するのを防止するが、そのとき水流ジエッ
トの一部が溶湯にかかる虞れがあるので、それを防ぐた
め図示のような円筒14,14でるつぼの底部とその下方を
囲むのが好ましい。貴金属粒子を製造する間に飛び散っ
た溶湯がハウジング内壁面に付着するのを防ぐには、図
示のようにハウジング底部付近の外壁面に設けられたバ
イブレータ15を利用することもできる。
るつぼの出湯孔11aから落下した貴金属溶湯が回転円筒
体の円筒部分32のほぼ最上部表面に当って形成された貴
金属粒子は水槽1内の底部付近に設けられた受皿16に集
まり、その際側壁近くを落下してきた粒子はガイド16′
に導かれて受皿16に集まる。
前記回転円筒体3の円筒部分32として使用された竹が本
装置の運転停止中に乾燥するのを防ぐために、例えば断
面がほぼ半円形の水溜タンク17を回転円筒体3の回転軸
31に懸架して竹の表面を覆う布に水分を補給するのが好
ましく、この水溜タンク17は本装置の運転時には外して
おく。
なお、18はこの装置の移動の便に設けた車輪、19は給水
口である。
上記装置において、回転円筒体3を水中で300r.p.m.の
速さで回転しつつ、るつぼの出湯孔から約1200℃に加熱
されている金の溶湯を落下させ、その間フラットノズル
に20l/分の水を供給してハウジング内壁面に水流ジェッ
トを噴射した。直径0.1mmないし3mmの一定形状、すなわ
ち球状の金粒が得られ、微細な粉末ならびに中空状粒子
および多くの粒子が互にくっつき合ってなる大塊などの
望ましくない粒子は全く生じないで、この金粒の歩留り
は100%であった。
これに対して、上記の回転円筒体3を使用しないことを
除き、上記装置と同様な装置において上記と同じ条件で
金粒を製造したところ、その粒子の大きさが0.01〜30mm
に及ぶ種々の一定しない形状の金粒が微細な粉末ととも
に生じ、その金粒の歩留りは約30%にすぎなかった。
〔発明の効果〕
以上述べた説明から明らかなように、この考案の貴金属
造粒装置は、一定形状で寸法の揃った中実の貴金属粒子
を歩留りよく製造できるから、貴金属合金や所定重量の
小型貴金属塊を製造する場合好都合に使用される貴金属
粒体を効率よく製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による貴金属造粒装置の一例を示す正
面図、第2図はその側面図、そして第3図は回転円筒体
の拡大断面図である。図面において、 1……水槽,2……流出口, 3……回転円筒体,31……回転軸, 32……円筒部分,33……クッション材, 34……蓋体,35,35′……フランジ, 4……軸受,5,5′……Vプーリ, 6……Vベルト,8……モータ, 9……ハウジング,11……るつぼ, 11a……出湯孔,12……フラットノズル, 15……バイブレータ,16……受皿, 16′……ガイド,17……水溜タンク。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水位を一定レベルに保つための流出口を備
    えた水槽内に、回転駆動機構と連結した円筒部分の材質
    が竹または繊維強化プラスチックからなる回転円筒体を
    円筒部分の上側最上表面が水面下1〜5mmの範囲内にあ
    るように水平に設置し、該水槽上に設置されたハウジン
    グ上方に、貴金属溶湯の出湯孔を有するるつぼを懸架す
    るとともに、該ハウジング内壁面に水流ジェットを当て
    るためのフラットノズルを該ハウジング内に設けてな
    る、貴金属造粒装置。
JP59262535A 1984-12-12 1984-12-12 貴金属造粒装置 Expired - Fee Related JPH0672244B2 (ja)

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JP59262535A JPH0672244B2 (ja) 1984-12-12 1984-12-12 貴金属造粒装置

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JP59262535A JPH0672244B2 (ja) 1984-12-12 1984-12-12 貴金属造粒装置

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JPS61139605A JPS61139605A (ja) 1986-06-26
JPH0672244B2 true JPH0672244B2 (ja) 1994-09-14

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1592453A (en) * 1976-05-14 1981-07-08 Smith Kline French Lab Aminoalkyl esters of carbarimidothioic acid and compositions having immunosuppressant activity

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Publication number Publication date
JPS61139605A (ja) 1986-06-26

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