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JPH0671380A - 排水立て管継手の鋳造用消失模型 - Google Patents

排水立て管継手の鋳造用消失模型

Info

Publication number
JPH0671380A
JPH0671380A JP21944292A JP21944292A JPH0671380A JP H0671380 A JPH0671380 A JP H0671380A JP 21944292 A JP21944292 A JP 21944292A JP 21944292 A JP21944292 A JP 21944292A JP H0671380 A JPH0671380 A JP H0671380A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fitting
taper
tapered
connection port
fitted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21944292A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriatsu Kojima
徳厚 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP21944292A priority Critical patent/JPH0671380A/ja
Publication of JPH0671380A publication Critical patent/JPH0671380A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)
  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 各部分に分割された消失模型の接合一体化を
確実かつ簡潔に行うことのできる排水立て管継手の鋳造
用消失模型を提供すること。 【構成】 本体と、上部立て管接続口と、下部立て管接
続口と、少なくとも1個の横枝管接続口と、を備えた排
水立て管継手の発泡合成樹脂製の鋳造用消失模型におい
て、消失模型の本体10は、下端部にテーパ嵌合部12
および嵌合突部14を有する膨拡部11と、上端部にテ
ーパ嵌合部12と嵌合可能な被テーパ嵌合部32および
嵌合突部14と嵌合可能な嵌合溝34を有するテーパ管
部31と、を有して構成され、嵌合突部14を嵌合溝3
4に嵌合させるとともにテーパ嵌合部12を被テーパ嵌
合部32に嵌合して、膨拡部11とテーパ管部31とを
テーパ嵌合により両者を接合一体化して消失模型1を完
成し得るようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、排水立て管継手の鋳
造に用いられる発泡合成樹脂製の排水立て管継手の鋳造
用消失模型に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、集合住宅等の多層階建築物の排
水立て管系に使用される排水立て管継手は、排水立て管
よりも大径の膨拡部およびその下部に下向き先窄まり状
に形成されたテーパ管部を有する本体と、膨拡部の上部
に設けられた上部立て管接続口と、テーパ管部の下部に
設けられた下部立て管接続口と、膨拡部に水平方向に開
口して設けられた少なくとも1個の横枝管接続口とを備
えている。そして、排水立て管継手には、上部立て管接
続口の下方に設けられた内管と、内管の内周壁に設けら
れた減速ガイドと、テーパ管部の内周壁に設けられた旋
回ガイドとを備えたものもある。
【0003】このような排水立て管継手の鋳造には、従
来、発泡ポリスチレン等の発泡合成樹脂製の消失模型の
周囲を鋳物砂で固めて鋳型を構成し、消失模型の部分に
金属溶湯を流し込むようにして鋳物を鋳造する方法が採
られている。この消失模型は、一般には模型成形型内に
発泡合成樹脂材を注入発泡させて、排水立て管継手と同
一形状に一体的に成形し、塗型槽内に浸漬して、消失模
型全面を塗型剤で被覆し、乾燥固化させた上で鋳物砂内
に埋設して鋳型が製作されていた。
【0004】しかし、複雑な形状の排水立て管継手の消
失模型においては、消失模型の成形性が悪く、そのた
め、排水立て管継手の本体相当部分を、膨拡部の下部で
上下に2分割して個別に成形し、その分割面に接着座を
形成して、接着剤により相互に一体化した鋳造用消失模
型が提案されている。(例えば、特開平4−12793
4号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来構成の
排水立て管継手の鋳造用消失模型においては、本体の一
体化に接着剤を用いる接合方式がとられているため、接
着剤の塗付作業を要するとともに、接着部分に接着剤の
塗り溜りやだれが生じ易く、それが鋳造製品の鋳ばりと
なるため製品仕上げ等の後処理を必要とする問題があっ
た。また、接着部分の密着不全により隙間が生じ、それ
が鋳造製品の亀裂となったり、接着部分のズレにより、
それが鋳造製品の寸法不良となる等、製品仕上げ等の後
処理では解決できない重大な欠点が発生するおそれがあ
った。
【0006】この発明は上記問題にかんがみてなされた
ものであり、その目的とするところは、各部分に分割さ
れた消失模型の接合一体化を確実かつ簡潔に行うことの
できる排水立て管継手の鋳造用消失模型を提供しようと
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するためになされたものであり、排水立て管よりも大
径の膨拡部および該膨拡部の下部に下向き先窄まり状に
形成されたテーパ管部を有する本体と、前記膨拡部の上
部に設けられた上部立て管接続口と、前記テーパ管部の
下部に設けられた下部立て管接続口と、前記膨拡部に水
平方向に開口して設けられた少なくとも1個の横枝管接
続口と、を備えた排水立て管継手の発泡合成樹脂製の鋳
造用消失模型において、当該消失模型の本体は、下端部
にテーパ嵌合部および嵌合突部を有する膨拡部と、上端
部に前記テーパ嵌合部と嵌合可能な被テーパ嵌合部およ
び前記嵌合突部と嵌合可能な嵌合溝を有するテーパ管部
と、を有して構成され、前記嵌合突部を嵌合溝に嵌合さ
せるとともに前記テーパ嵌合部を被テーパ嵌合部に嵌合
して、前記膨拡部とテーパ管部とをテーパ嵌合により両
者を接合一体化して消失模型を完成し得るようにしたこ
とを特徴とする排水立て管継手の鋳造用消失模型であ
る。
【0008】また、前記消失模型の膨拡部は、側面に少
なくとも1個の横枝管接続孔を有するとともに該横枝管
接続孔に側部被テーパ嵌合部および側部嵌合溝を有して
構成され、前記消失模型の横枝管接続口は、前記側部被
テーパ嵌合部と嵌合可能な側部テーパ嵌合部および前記
側部嵌合溝と嵌合可能な側部嵌合突部を有して構成さ
れ、前記側部嵌合突部を側部嵌合溝に嵌合させるととも
に前記側部テーパ嵌合部を側部被テーパ嵌合部に嵌合し
て、前記膨拡部と横枝管接続口とをテーパ嵌合により両
者を接合一体化してもよい。
【0009】また、前記消失模型のテーパ管部は、下端
部に下部テーパ嵌合部および下部嵌合突部を有して構成
され、前記消失模型の下部立て管接続口は、前記下部テ
ーパ嵌合部と嵌合可能な下部被テーパ嵌合部および前記
下部嵌合突部と嵌合可能な下部嵌合溝を有して構成さ
れ、前記下部嵌合突部を下部嵌合溝に嵌合させるととも
に前記下部テーパ嵌合部を下部被テーパ嵌合部に嵌合し
て、前記テーパ管部と下部立て管接続口とをテーパ嵌合
により両者を接合一体化してもよい。
【0010】さらに、前記消失模型の横枝管接続口は、
直径および形状の異なる複数種類で構成され、その横枝
管接続口を選択的に前記膨拡部にテーパ嵌合により両者
を接合一体化してもよい。
【0011】また、前記消失模型の下部立て管接続口
は、直径および形状の異なる複数種類で構成され、その
下部立て管接続口を選択的に前記テーパ管部にテーパ嵌
合により両者を接合一体化してもよい。
【0012】
【作用】この発明は上記のように構成されたものであ
り、消失模型の本体は、膨拡部とテーパ管部とを個別に
成形し、それぞれの嵌合突部を嵌合溝に嵌合させるとと
もにテーパ嵌合部を被テーパ嵌合部に嵌入し、両者を押
圧密着して接合一体化する。
【0013】横枝管接続口は、別個に成形された複数種
類の横枝管接続口を選択し、膨拡部に対してそれぞれの
側部嵌合突部を側部嵌合溝に嵌合させるとともに、側部
テーパ嵌合部を側部被テーパ嵌合部に嵌入し、両者を押
圧密着して本体に接合する。
【0014】下部立て管接続口は、別個に成形された複
数種類の下部立て管接続口を選択し、テーパ管部に対し
てそれぞれの下部嵌合溝と下部嵌合突部を嵌合させると
ともに、下部被テーパ嵌合部と下部テーパ嵌合部とを嵌
合し、両者を押圧密着して本体に接合する。
【0015】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。
【0016】図1はこの実施例の排水立て管継手の鋳造
用消失模型の完成状態を示す縦断面図、図2は同じく平
面図である。
【0017】図において、符号1で示す消失模型は、膨
拡部11およびテーパ管部31からなる本体10と、下
部立て管接続口45と、横枝管接続口50と、から構成
されており、それらは発泡合成樹脂、例えば発泡ポリス
チレン製で、それぞれ個別に成形された後、テーパ嵌合
により接合一体化されている。
【0018】なお、ここでテーパ嵌合とは、一方の部材
に形成されたテーパ嵌合部を、他方の部材に形成された
被テーパ嵌合部に嵌入し、嵌入の進展に伴い両部材がす
きまばめ状態からしまりばめ状態に移行して、密着接合
される方式をいう。
【0019】本体10の上部を構成する膨拡部11は、
図1〜9に示すように上端部に上部立て管接続口20を
有し、上部排水立て管の内径よりも大きな内径の円筒状
に形成され、下端部にテーパ嵌合部12が設けられてい
る。テーパ嵌合部12は、下向き先窄まりの円すい台状
に形成され、所定位置にテーパ管部31の位置決め用の
嵌合突部14が設けられている。
【0020】膨拡部11の側面には、横枝管と連通可能
な複数の横枝管接続孔15が突設されるとともに、それ
ぞれに側部被テーパ嵌合部16が設けられている。側部
被テーパ嵌合部16は、外方へ向かって末広がりの円す
い孔状に形成され、所定位置に横枝管接続口50の位置
決め用の側部嵌合溝18が設けられている。なお、符号
17は横枝管接続口50の水平方向の位置決め用段部で
ある。
【0021】また、上部立て管接続口20の下方には、
半割円筒状の内管21が垂下されて設けられており、内
管21の内周壁には円の切片形の減速ガイド23が下傾
して突設されている。この減速ガイド23の突設端縁2
4は、その長さ方向に左下傾(図1において左下がり)
して設けられている。
【0022】本体10の下部を構成するテーパ管部31
は、図1〜7および図10,11に示すように下向き先
窄まり筒状に形成され、上端部に被テーパ嵌合部32を
有し、下端部に下部テーパ嵌合部36が設けられてい
る。
【0023】被テーパ嵌合部32は、上向き末広がりの
円すい孔状に形成され、所定位置に位置決め用の嵌合溝
34が設けられており、膨拡部11のテーパ嵌合部1
2,嵌合突部14と対をなしてテーパ嵌合をするととも
に、膨拡部11とテーパ管部31との位置決めをするよ
うに構成されている。なお、符号33は、被テーパ嵌合
部32の底部を形成する段部であり、テーパ嵌合時に膨
拡部11の上下方向の位置決めを行うものである。下部
テーパ嵌合部36は、下向き先窄まり円すい台状に形成
され、所定位置に下部立て管接続口45の位置決め用の
下部嵌合突部38が設けられている。
【0024】また、テーパ管部12の内周壁には、2個
の旋回ガイド41が管軸に対して軸対称的に突設されて
いる。旋回ガイド41は、上端部がテーパ管部12の上
部から立ち上がり、その突出端縁42がその長さ方向に
左下傾(図3において左下がり)し、下端部が下部開口
35で内周壁面に収束する突出条部として形成されてい
る。そして、2個の旋回ガイド41は、その突出端縁4
2が図2に示すように減速ガイド23の突出端縁24
と、平面上、直交する関係位置に設けられている。
【0025】下部立て管接続口45は、図12,13に
示すようにフランジ付の下部立て管接続口45a、およ
び直管状の下部立て管接続口45bからなり、適宜選択
的に組合わせられる。下部立て管接続口45aは、上端
部に下部被テーパ嵌合部46を有し、所定位置に位置決
め用の下部嵌合溝48が設けられ、下端部には接続フラ
ンジ部49が設けられて形成されている。下部被テーパ
嵌合部46は、上向き末広がりの円すい孔状に形成さ
れ、テーパ管部31の下部テーパ嵌合部36,下部嵌合
突部38と対をなしてテーパ嵌合するとともに、テーパ
管部31と下部立て管接続口45との位置決めをするよ
うに構成されている。なお、符号47は下部被テーパ嵌
合部46の底部を形成する段部であり、テーパ嵌合時に
下部立て管接続口45の上下方向の位置決めを行うもの
である。下部立て管接続口45bは、直管状の上端部に
上述と同様の下部被テーパ嵌合部46,段部47,下部
嵌合溝48を備えて形成されている。
【0026】横枝管接続口50は、図14〜16に示す
ように直管状の横枝管接続口50a,50b、および曲
管状の横枝管接続口50cからなり、適宜選択的に組合
わせられる。横枝管接続口50aは、横枝管接続孔15
とほぼ同形の筒状部51aを有し、その基端部開口に側
部テーパ嵌合部56および横枝管ストッパ53が設けら
れ、基端開口内面59の断面は曲線状に形成されてい
る。側部テーパ嵌合部56は、外方へ向かって先窄まり
の円すい台状に形成され、所定位置に位置決め用の側部
嵌合突部58が設けられており、膨拡部11の側部被テ
ーパ嵌合部16,側部嵌合溝18と対をなしてテーパ嵌
合するとともに、横枝管ストッパ53の位置を規定する
ように構成されている。なお、符号57は側部被テーパ
嵌合部16の段部17に嵌入するフランジ部であり、テ
ーパ嵌合時に横枝管接続口50aの水平方向の位置決め
を行うものである。
【0027】横枝管接続口50bは、上記筒状部51a
より小径の筒状部51bを有し、その基端側には平板部
52を介して、上述と同様の側部テーパ嵌合部56,側
部嵌合突部58およびフランジ部57,基端開口内面5
9ならびに横枝管ストッパ53を備えて形成されてい
る。横枝管接続口50cは、基端部開口に上述と同様の
側部テーパ嵌合部56,側部嵌合突部58およびフラン
ジ部57,基端開口内面59を備えるとともに、上向き
に曲折された先端部開口には、接続フランジ部54が設
けられて形成されている。
【0028】また、膨拡部11の横枝管接続孔15に横
枝管接続口50を接続しない場合には、その横枝管接続
孔15を塞ぐ閉塞蓋60が用いられる。閉塞蓋60は、
図17に示すようにほぼ円板状に形成され、一側に上述
と同様の側部テーパ嵌合部56およびフランジ部57,
側部嵌合突部58が設けられている。
【0029】このような構成からなる消失模型1は、膨
拡部11,テーパ管部31および下部立て管接続口45
a,45b、横枝管接続口50a,50b,50c、閉
塞蓋6が、それぞれ個別の成形金型により発泡成形され
る。
【0030】この膨拡部11とテーパ管部31は、嵌合
突部14を嵌合溝34に嵌合して位置決めを行うととも
に、テーパ嵌合部12を被テーパ嵌合部32に嵌入し、
両者を押圧密着して一体化された本体10を形成する。
このときテーパ嵌合部12は、始め嵌入抵抗なく被テー
パ嵌合部32内に嵌入され、嵌入の進展に伴い両者のテ
ーパ面が接触し、さらなる嵌入により両テーパ面間が押
圧接触状態となり、テーパ嵌合部12先端が段部33に
当接して嵌入が終了し、上記押圧状態が維持されたテー
パ嵌合となる。このとき、減速ガイド23と旋回ガイド
41とは所定の関係位置を保持している。
【0031】この本体10に、各種の下部立て管接続口
45および横枝管接続口50を選択的に組合わせて、テ
ーパ嵌合により接合一体化する。例えば、下部立て管接
続口45aは、テーパ管部31の下部嵌合突部38と下
部嵌合溝48とを嵌合して接続フランジ部49の位置決
めを行うとともに、下部テーパ嵌合部36を下部被テー
パ嵌合部46に嵌入し、両者を押圧密着してテーパ嵌合
を行い本体10に接合一体化とする。
【0032】また、横枝管接続口50aは、側部嵌合突
部58と膨拡部11の側部嵌合溝18とを嵌合して横枝
管ストッパ53の位置決めを行うとともに、側部テーパ
嵌合部56を側部被テーパ嵌合部16に嵌入し、両者を
押圧密着してテーパ嵌合を行い本体10に接合一体化す
る。この横枝管接続孔15は、必要に応じて閉塞蓋60
をテーパ嵌合させて閉塞し、多種の排水立て管継手に対
応する消失模型1を形成することができる。なお上記の
各テーパ嵌合は、円すい台状面壁と円すい孔状面壁との
密着接合であるため、膨拡部11とテーパ管部31との
間、テーパ管部31と下部立て管接続口45との間、お
よび膨拡部11と横枝管接続口50との間には、従来例
に示したような密着不全による隙間の発生や、両者の管
軸のズレの発生はない。
【0033】このような形成された消失模型1は、塗型
槽内へ浸漬して消失模型1全面に塗型剤をコーティング
し、塗型剤を乾燥固化した後、鋳物砂内に埋設して排水
立て管継手の鋳型が製作される。
【0034】なお、この発明は上述の説明および図例に
限定されることなく、この発明の技術的思想から逸脱し
ない範囲において、その実施態様を変更することができ
る。例えば、各部材間の各テーパ嵌合部と被テーパ嵌合
部および各嵌合突部と嵌合溝とは、相互に交替する位置
に配設してもよい。
【0035】また、膨拡部11は、図18に示すように
別個に成形された上部立て管接続口70と、筒状の膨拡
部61とにより構成し、両者にそれぞれ上部テーパ嵌合
部76,上部被テーパ嵌合部66および上部嵌合突部7
8,上部嵌合溝68を設けて、両者をテーパ嵌合により
一体的に接合するようにしてもよい。このとき、内管7
1,減速ガイド73は上部立て管接続口70に設けても
よい。これにより、上部排水立て管の直径およびその接
続方式を簡便に変更して対応することができる。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の排水立て管継手の鋳造用消失模型によれば、分割成形
された消失模型の各部材を、押圧密着によるテーパ嵌合
により接合して一体化しているので、従来例のように接
着剤の塗付作業を省略することができる。従って、消失
模型形成に当って接着剤を必要とせず、接着剤使用によ
る品質上の問題、例えば、接着剤の塗り溜りや、だれに
起因する鋳ばりの発生がなく、製品仕上げ等の後処理が
不要となる。また接着部分の密着不全やズレ等によって
生じる鋳造製品の不良発生を防止することができる。
【0037】また、テーパ嵌合はテーパ嵌合部と被テー
パ嵌合部とがしまりばめ状態となるため、接合される両
部材間の固定力が大きく、しかも発泡合成樹脂のもつ弾
力性により接合状態を安定して保持することができる。
【0038】さらに、横枝管接続口の選択を誤って消失
模型を組み立てた場合においても、本体を壊すことなく
横枝管接続口を簡単に取替えることができる。
【0039】また、横枝管接続口の成形に際して、基端
側開口の内面を曲線状断面に形成できるので、鋳造され
た排水立て管継手において、当該部分における異物の引
掛かりや詰まりの発生を防止することができ、それによ
り排水をスムースに流下させることができる。また嵌合
突部と嵌合溝により、接合される部材の位置決めを確実
に行うことができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の排水管立て管継手の鋳造
用消失模型の側面縦断面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】図1のA−A線断面図。
【図4】分割状態の消失模型の側面縦断面図。
【図5】図4のB−B線断面図。
【図6】テーパ嵌合部,嵌合突部および被テーパ嵌合
部,嵌合溝を示す拡大側断面図。
【図7】図6の嵌合状態を示す部分平面図。
【図8】側部テーパ嵌合部,側部嵌合突部および側部被
テーパ嵌合部,側部嵌合溝を示す拡大側断面図。
【図9】図9の嵌合状態を示す部分平面図。
【図10】下部テーパ嵌合部,下部嵌合突部および下部
被テーパ嵌合部,下部嵌合溝を示す拡大側断面図。
【図11】図10の嵌合状態を示す部分平面図。
【図12】(A)は下部立て管接続口の側面断面図。
(B)は図12(A)のC矢視図。
【図13】(A)は他の下部立て管接続口の側面断面
図。(B)は図13(A)のD矢視図。
【図14】(A)は横枝管接続口の側面断面図。(B)
は図14(A)のE矢視図。
【図15】(A)は他の横枝管接続口の側面断面図。
(B)は図15(A)のF矢視図。
【図16】(A)はさらに他の横枝管接続口の側面断面
図。(B)は図16(A)のG矢視図。
【図17】(A)は閉塞蓋の側面断面図。(B)は図1
7(A)のH矢視図。
【図18】上部立て管接続口を分割した例を示す側面断
面図。
【符号の説明】
1 消失模型 10 本体 11 膨拡部 12 テーパ嵌合部 14 嵌合突部 15 横枝管接続孔 16 側部被テーパ嵌合部 18 側部嵌合溝 21 内管 23 減速ガイド 31 テーパ管部 32 被テーパ嵌合部 34 嵌合溝 36 下部テーパ嵌合部 38 下部テーパ嵌合突部 41 旋回ガイド 45 下部立て管接続口 46 下部被テーパ嵌合部 48 下部嵌合溝 50 横枝管接続口 56 側部テーパ嵌合部 58 側部嵌合突部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排水立て管よりも大径の膨拡部および該
    膨拡部の下部に下向き先窄まり状に形成されたテーパ管
    部を有する本体と、 前記膨拡部の上部に設けられた上部立て管接続口と、 前記テーパ管部の下部に設けられた下部立て管接続口
    と、 前記膨拡部に水平方向に開口して設けられた少なくとも
    1個の横枝管接続口と、を備えた排水立て管継手の発泡
    合成樹脂製の鋳造用消失模型において、 当該消失模型の本体は、 下端部にテーパ嵌合部および嵌合突部を有する膨拡部
    と、 上端部に前記テーパ嵌合部と嵌合可能な被テーパ嵌合部
    および前記嵌合突部と嵌合可能な嵌合溝を有するテーパ
    管部と、を有して構成され、 前記嵌合突部を嵌合溝に嵌合させるとともに前記テーパ
    嵌合部を被テーパ嵌合部に嵌合して、前記膨拡部とテー
    パ管部とをテーパ嵌合により両者を接合一体化して消失
    模型を完成し得るようにしたことを特徴とする排水立て
    管継手の鋳造用消失模型。
  2. 【請求項2】 前記消失模型の膨拡部は、 側面に少なくとも1個の横枝管接続孔を有するとともに
    該横枝管接続孔に側部被テーパ嵌合部および側部嵌合溝
    を有して構成され、 前記消失模型の横枝管接続口は、 前記側部被テーパ嵌合部と嵌合可能な側部テーパ嵌合部
    および前記側部嵌合溝と嵌合可能な側部嵌合突部を有し
    て構成され、 前記側部嵌合突部を側部嵌合溝に嵌合させるとともに前
    記側部テーパ嵌合部を側部被テーパ嵌合部に嵌合して、
    前記膨拡部と横枝管接続口とをテーパ嵌合により両者を
    接合一体化してなる請求項1記載の排水立て管継手の鋳
    造用消失模型。
  3. 【請求項3】 前記消失模型のテーパ管部は、 下端部に下部テーパ嵌合部および下部嵌合突部を有して
    構成され、 前記消失模型の下部立て管接続口は、 前記下部テーパ嵌合部と嵌合可能な下部被テーパ嵌合部
    および前記下部嵌合突部と嵌合可能な下部嵌合溝を有し
    て構成され、 前記下部嵌合突部を下部嵌合溝に嵌合させるとともに前
    記下部テーパ嵌合部を下部被テーパ嵌合部に嵌合して、
    前記テーパ管部と下部立て管接続口とをテーパ嵌合によ
    り両者を接合一体化してなる請求項1および請求項2記
    載の排水立て管継手の鋳造用消失模型。
  4. 【請求項4】 前記消失模型の横枝管接続口は、 直径および形状の異なる複数種類で構成され、 その横枝管接続口を選択的に前記膨拡部にテーパ嵌合に
    より両者を接合一体化してなる請求項2および請求項3
    記載の排水立て管継手の鋳造用消失模型。
  5. 【請求項5】 前記消失模型の下部立て管接続口は、 直径および形状の異なる複数種類で構成され、 その下部立て管接続口を選択的に前記テーパ管部にテー
    パ嵌合により両者を接合一体化してなる請求項3および
    請求項4記載の排水立て管継手の鋳造用消失模型。
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