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JPH0665292B2 - 細胞培養反応器装置のスパージャ装置 - Google Patents

細胞培養反応器装置のスパージャ装置

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Publication number
JPH0665292B2
JPH0665292B2 JP61042843A JP4284386A JPH0665292B2 JP H0665292 B2 JPH0665292 B2 JP H0665292B2 JP 61042843 A JP61042843 A JP 61042843A JP 4284386 A JP4284386 A JP 4284386A JP H0665292 B2 JPH0665292 B2 JP H0665292B2
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JP
Japan
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chamber
gas
screen
tube
annular
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Expired - Fee Related
Application number
JP61042843A
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English (en)
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JPS61254182A (ja
Inventor
ダビツド・フリードマン
ゼン・ゼンビン
シヤウル・ルウベニイ
Original Assignee
ニユ−・ブランズウイツク・サイアンテイフイツク・カムパニ−・インコ−ポレ−テツド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ニユ−・ブランズウイツク・サイアンテイフイツク・カムパニ−・インコ−ポレ−テツド filed Critical ニユ−・ブランズウイツク・サイアンテイフイツク・カムパニ−・インコ−ポレ−テツド
Publication of JPS61254182A publication Critical patent/JPS61254182A/ja
Publication of JPH0665292B2 publication Critical patent/JPH0665292B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M29/00Means for introduction, extraction or recirculation of materials, e.g. pumps

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  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、醗酵及び組織培養容器において使用するスパ
ージヤ装置(sparger)に関する。
(従来の技術及び発明が解決しようとする問題点) 細胞培養技術の使用は、広く知られており、動物の細胞
構造の研究及びホルモン、酵素、抗体、ワクチンなどの
ような重要な医学物質の製造にとつて重要である。組織
及び微粒子担体(microcarrier)細胞培養技術を使用する
と、細胞は、本質的に著しく脆弱であるので、成長に際
して容易に損傷を受ける。足場依存性(anchorage-depen
dent)細胞の培養は、特に困難であることがわかり、こ
のために微粒子担体を使用する技術が開発されている。
微粒子担体培養の場合には、細胞は、一般に小球状の微
粒子担体の表面に単層として、また、しばしば複層とし
て成長し、次に、穏やかに攪拌することによりに、培養
媒体に懸濁する。微粒子担体細胞培養の基本に関する詳
細は、1981年12月に、スエーデン国のフアーマシ
ア・フアイン・ケミカルズ(Pharmacia Fine Chemicals)
社から発行された『ミクロキヤリアーズ・セル・カルチ
ユア:プリンシプルズ・アンド・メソツズ』("Microcar
riers Cell Culture:Principles and Methods")に記載
されている。
微粒子担体醗酵システムに空気を提供して、細胞に酸素
を与えることが重要である。更に、システムには、その
他の気体を与えることも重要である。しかしながら、曝
気は、一般に、底近くに出口を有する給送チユーブを流
体の中に配置し、気体を媒体を介して泡立てるような従
来の手段によつて行なわれるが、ここに重大な問題があ
る。即ち、この泡立ち(bubbling)により、ほとんどの醗
酵処理にとつて面倒な、かつ、微粒子担体組織培養処理
において致命的な泡が生ずるのである。
そこで、空気その他の気体を、シリコーンゴムのチユー
ブを介して拡散させる方法が開発された。しかしなが
ら、このチユーブは、大きな表面積を有していなければ
ならず、従つて、媒体への酸素の供給は不十分となる。
更に、円筒形スクリーンの底に、通常のチユーブを使用
してスパージされた空気を供給することが提案されてい
る。泡は、微粒子担体を泡から離して保持するスクリー
ン内の液体を通過することにより、発泡(foaming)によ
る悪影響を少なくしている。しかしながら、この方法
は、満足のいくものではないことがわかつた。
従つて、微粒子担体醗酵装置において使用するための改
良されたスパージヤ装置を提供することが所望されてい
る。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、従来技術の有する上記問題点を解決するため
になされたものである。
本発明によれば、液体を含む細胞培養反応器装置のスパ
ージャ装置が提供されている。この装置は、液体中に配
置されかつ少なくとも一部がスクリーンにより画定され
る少なくとも第1の壁により形成された垂直に延びる室
と、前記液体を曝気するために室の底部に気体を向ける
配向手段とを備え、前記スクリーンは曝気された液体を
通し、更に細胞培養反応器装置内の液体レベルよりも上
方の部分と連通するように室の頂部に近接して配設され
た出口開口手段を備えることを特徴とする構成を備えて
いる。
本発明の好ましい実施例においては、前記第1の壁は前
記スクリーンにより形成され、前記室は狭くかつ垂直に
延びており、しかも前記室は第1の中実の内壁と前記ス
クリーンにより形成された壁との間に形成されている。
第1の実施例では、本発明のスパージヤ装置は、中実の
壁体とスクリーンによつて形成される壁とにより画定さ
れる、狭くてほぼ上下方向に延びる外側室を備えてい
る。この外側室の底部には、少なくとも1本のチユーブ
を介して空気またはその他の気体が加圧下で供給され、
次に、そこから、気体を室内の上方へ向けて放出するよ
うに、外側室の下部領域に沿つて孔が配設されている分
配部材に送られる。外側室の頂部には、媒体の表面の上
方の位置に通じる出口開口が設けられている。気体が外
側室内の流体のカラムを介して泡立ち、この気体の1部
は、発泡を起さないように細かい泡となつてスクリーン
を通過する。
気体の分配は、攪拌器により富気体栄養素(gas-rich nu
trient)を分配させることにより、促進させることがで
きる。中実の壁体により画定される内側室は、開口され
た底端部と閉止された頂端部とを有しかつ開放端部から
離隔した領域において中実の壁体の開口に接続された少
なくとも1つの管部材(tubulation)を備えている。管部
材の外側端部は、中実の円筒壁体が軸線を中心に回転す
るように位置決めされた出口開口を画定し、円筒体の開
口において吸引力を生ずるようにしている。
別の実施例においては、本発明のスパージヤ装置は、上
下方向に延びる外側室を画定する内側壁体と中実の外側
壁体とを備えている。外側室は、開放底端部と閉鎖頂端
部とを有しかつ上記したように中実の壁体の開口に接続
された少なくとも1つの管部材を備えている。内側壁体
は、スクリーンにより覆われている複数の窓を有し、か
つ、内側室を画定している。気体が加圧下で内側室の底
部に供給され、そこから、気体を室内に放出する孔を有
する分配部材に供給される。この気体は、内側室の流体
を介して泡立ち、この気体の一部は、発泡を起こさない
ようにこのような細かい泡で、窓を覆うスクリーンを通
過する。
従つて、本発明の目的は、醗酵システム、特に、微粒子
担体システム用の改良されたスパージヤ装置を提供する
ことにある。
本発明の別の目的は、栄養素を通じて気体の分配を大い
に促進することができる、醗酵システム、特に、微粒子
担体システム用の改良されたスパージヤ装置を提供する
ことにある。
本発明の別の目的は、発泡を最小限度に抑えることがで
きる。醗酵システム、特に、微粒子担体システム用の改
良されたスパージヤ装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、良好な細胞培養成長を促進するこ
とができる、微粒子担体システム用の改良されたスパー
ジヤ装置を提供することにある。
本発明の更に別の目的は、種々のサイズの容器とともに
使用することができる能力を増大することができる、微
粒子担体醗酵システム用の改良されたスパージヤ装置を
提供することにある。
本発明の更に別の目的と利点は、以下の記載から明白と
なるものである。
従つて、本発明は、以下の記載の中に例示されている構
成の特徴、素子の組合わせ及び部材の配置からなるもの
であり、本発明の範囲は特許請求の範囲に記載により定
められるものである。
(実施例) 先づ、第1図について説明すると、第1図には、攪拌器
16を内蔵する醗酵容器10が示されている。容器10
は、醗酵槽を操作するのに必要な装置を備えることがで
きるコントローラ(図示せず)の表面13に、ブラケツ
ト11によつて支持されている。容器10は、この容器
の上部リム14に対して、ガスケツト15を介して封着
されている容器のキヤツプ12により閉止されている。
攪拌器16は、容器のキヤツプ12に支持され、かつ、
第3図に明瞭に示すように、円筒体アセンブリ32を備
えている。アセンブリ32は、第1の開放端部34と第
2の閉鎖端部36とを有している。アセンブリ32は、
該アセンブリから、ほぼ第2の閉鎖端部36に近接して
側方に突出する3つの管部材38を備えている。3つの
管部材は、前記した閉鎖端部36に隣接して配置されて
いる。管部材38は中空で、出口開口40を画定する第
1の端部と第2の端部42とを有している。各管部材3
8の第2の端部42は、アセンブリ32の内側円筒壁体
29の開口44において本体アセンブリ32に取付けら
れており、流体が、開放端部34、アセンブリの開口4
4及び出口開口40を介して流れるようになつている。
第4図に示すように、各管部材38の出口開口40は、
攪拌器16の回転方向(矢印39)とは反対の方向を向
くように構成されている。操作に際しては、攪拌器16
の本体アセンブリ32は、各管部材38の閉鎖面46が
管部材の動きを案内するように、長手方向の軸線を中心
に回転される。従つて、アセンブリ32と管部材38の
中には吸引作用が生じる。これにより容器10内の流体
は、内側壁体29の開放端部34を介して壁体29の内
部(central core)31に流れ込み、更に管部材38を介
して管部材38の開口40から出ることができるように
なつている。
第3、6及び7図について説明すると、攪拌器16は、
アセンブリ32の内側壁体29と外側の円筒スクリーン
20とによつて画定された環状室26を備えている。内
側壁体29の上部は、端部部材55と一体的に形成され
かつ閉端部壁を画定する厚肉の領域部53で終端してい
る。スクリーン20は、その頂部が、厚肉領域部53と
当接する環状部材56により支持されており、しかもス
クリーンには、内側壁体29の頂部と係合する内側O−
リング57(第5図)が設けられている。チユーブ22
が、室26内を長手方向に延びている。チユーブ22
は、頂部が環状部材56を貫通する孔80に接続され、
かつ、端部部材55を貫通する孔82と、中空のシヤフ
ト48の周辺とシヤフト48が軸受されている端部部材
55の孔86との間に画定された環状室84と、シヤフ
ト48の壁部に形成された側部通路88と、シヤフト4
8の中央孔58と、可動シヤフト支持部材90(第2
図)と、固定シヤフト支持部材92の孔93と、気体供
給ノズル70と、該ノズルに結合された気体供給管68
とからなる気体供給通路に接続されている。空気または
その他の気体が、気体供給通路を介してチユーブ22に
加圧下で供給される。
第3、6及び7図により詳細に示すように、スクリーン
20の底部は、ねじ96及びO−リング98により内側
壁体29の下部領域に接続された円筒形支持部材94に
支持されている。支持部材94の上面には、環状のキヤ
ツプ100とともに環状の気体通路(gas channel)24
を画定する、環状の切欠きが形成されている。チユーブ
22は、キヤツプ100内の開口102を介して気体通
路24と連通している(第7図)。
環状のキヤツプ100には、気体を環状室26の中へ上
方へ放出するように、上面に沿つて延びる孔27が形成
されている。この際、室26は容器10とともに、流体
媒体を含んでいる。孔27から放出された気体は、室2
6内の流体のカラムを介して泡立ち、この気体のある部
分はスクリーン20を通過するが、発泡を引き起こさな
いように細かい泡の形態で通過する。更に、気体の放出
により著しく曝気された室内の流体のある部分は、スク
リーン20を介して押出される。
環状部材56にも、端部部材55に形成された2つの長
手方向に延びる出口孔54にそれぞれ接続された2つの
出口管59が形成されている(第5図)。出口管59
は、孔54の中に配置されており、かつ、容器10内の
流体のレベル104に達している。室26内の流体は泡
によつて孔54及び出口管59の中に運ばれ、流体中で
の気体の分配を促進している。この分配は、上記したよ
うに、攪拌器16の作動により一層高められる。
攪拌器16は、取付けねじ64によりシヤフト48に取
付けられている。シヤフト48はまた、軸受アセンブリ
30(第1および2図)により回転自在に支持されてい
る。軸受アセンブリ30は、回転力が加わつたときに、
シヤフト48、次いで攪拌器16を回転させる軸受72
を備えている。ばね108により接触状態に保持されて
いるガスケツト106が、シヤフト48の回転を促進す
るとともに液体が逃げるのを防止するように設けられて
いる。軸受アセンブリ30の固定部は、容器のカバー1
2に接続されている。
次に、円筒形支持部材94にロツド51によつて固定さ
れた環状の磁石アセンブリ50を、第1及び3図に基づ
いて説明する。磁石アセンブリ50は、保護シーズ(she
ath)52により包囲されかつ支持された環状の永久磁石
4を備えている。支持体の下方に取付けらている磁石駆
動モータ62の磁石60が回転すると、磁石60は磁石
アセンブリ50を回転させ、攪拌器16及びシヤフト4
8を、該シヤフトによつて画定される軸線を中心に回転
させる。この方法によれば、駆動モータと攪拌器とを物
理的に直接接続させる必要がなくなる。更に、磁石アセ
ンブリ50は容器10の底部の流通路を拡げるととも
に、底部の周辺に微粒子担体が蓄積するのを防止するの
を助ける。この装置はまた、攪拌器が磁石を使用するこ
となく回転されるように、直接駆動モータ手段により上
方または下方から機械的に駆動してもよい。
好ましい構成においては、スパージヤ装置のスクリーン
20は、環状部材56と支持部材94との間を延びるロ
ツドのケージ18によつて支持することもできる。ロッ
ドのケージ18、環状部材56及び支持部材94は、チ
ユーブ22及びスクリーン20とともに、一体的に取外
すようにすることができる。流体供給路は、上部環状リ
ングを貫通するようにしてもよい。底部環状リングに
は、供給管が貫通する孔を有する環状のデイスクによつ
て覆われた環状の溝を形成することができる。かかる構
成は、上記したリング形状のチユーブと機能的に対応す
るものである。
装置は、攪拌器とともに図示され、かつ、記載されてい
るが、どのようなタイプの攪拌器とも無関係な醗酵容器
とともに使用することができる。この場合には、管部材
38は、省略することができる。
支持シヤフト48を含む気体供給通路は、また、栄養素
または他の流体を供給する例にも使用することができ
る。更に、連続操作の場合には、第2のスクリーンで囲
まれたチユーブを、第1図に示すように設けて、消費さ
れた栄養素を容器10から引出すようにすることがで
き、新鮮な栄養素は気体供給管68を介して供給され
る。この方法は、潅流(perfusion)と呼ばれる。
別の実施例では、攪拌器は、下方から駆動され、液体ま
たは気体は、モータシヤフトを介して下から入り、元の
装置の下方に延びるチユーブの頂部に結合された環状の
円筒部材の頂部まで運ばれる。
第8図に示す別の実施例では、環状の通路24の代わり
に、チユーブ22に接続された環状のチユーブ110が
配設され、孔がチユーブ110の上面を中心に分配形成
されている。
更に別の実施例では、円筒形スクリーンを管部材の周囲
に取付けて、チユーブを介して押出される液体における
発泡をなくすようにすることができる。
更に別の実施例では、第9図に示すように、管部材59
から押出される液体における発泡をなくすようにするた
めに、円筒形のスクリーンを管部材59を中心に取付け
ることができる。特に、攪拌器の端部部材55がキヤツ
プ166を支持しており、キヤツプ166との間で室1
72を画定している。キヤツプ部材166には、開口1
73を有する端部壁160が形成されており、シヤフト
48が端部壁160を貫通することができるようにして
いる。キヤツプ166は、O−リング168によつて端
部部材55に固着されかつ複数の窓170を有してい
る。円筒形のスクリーン174は、窓170を覆うよう
にキヤツプの周囲に配設されている。液体がチユーブ5
9から押出されている場合には、液体は、スクリーンで
囲まれた窓を貫通し、容器の中に落下する。
次に、第10図について説明すると、第10図には、第
1乃至9図の実施例と同様な円筒形の攪拌器を内蔵する
醗酵容器が示されている。容器110は、該容器110
の頂部リム114に対し封着されている。キヤツプ11
2によつて閉止されている。攪拌器116は、容器のキ
ヤツプに支持され、第1の開放端部120と第2の閉鎖
端部122とを備えている。攪拌器116はまた、外側
シリンダ118と内側シリンダ130とを備えており、
両シリンダ間には環状のキヤビテイ126が形成されて
いる。
3つの管部材124が、攪拌器116の外側シリンダ1
18から側方に突出している。管部材124は、中空で
あり、開口128を有している。管部材124は、第1
の実施例の管部材と同様に構成されている。従つて、攪
拌器116と管部材124の内部には吸引作用が生じ、
容器内の流体を開放端部に流入させ、更に、環状キヤビ
テイ126及び管部材124を介して開口128から出
すように作用する。
第10図に示すように、攪拌器116の内側シリンダ1
30が支持部材131に支持され、かつ、内側室132
を画定している。内側シリンダ130は、複数の上部窓
134と下部窓136とを有し、環状のキヤビテイ12
6が内側室132と連通することができるようにしてい
る。内側シリンダ130はまた、上部窓に重なる第1の
上部外側円筒形スクリーン138と、下部窓136に重
なる第2の下部外側円筒形スクリーン140とを備えて
いる。チユーブ142が、内側シリンダ130の内側室
132内を長手方向に延び、第1の端部143が気体入
口144に、第2の端部145が環状の気体通路146
に、それぞれ接続されている。チユーブ142は、支持
部材131に支持されており、O−リング143、ねじ
145及び環状のシールプレート147によつて支持部
材131に嵌合接続されている。
動作においては、空気または他の気体が加圧下で気体入
口144を介してチユーブ142の中へ、更には環状の
気体通路146に中へ給送される。環状の気体通路14
6は、下面に沿って、気体を内側室132の中へ放出す
る複数の孔148を有しているので、気体は内側室13
2の流体を介して泡となつて放出される。気体の圧力に
より、泡立つ気体は、窓134と136とをそれぞれ覆
う上部及び下部スクリーン138と140を通過する
が、発泡を生じないように細かい泡となっている。従つ
て、環状のキヤビテイを流れる流体は、発泡することな
く、連続的に曝気される。更にまた、過剰の気体が第2
の閉鎖端部122の環状の気体出口150により放出さ
れる。
溶存酸素及びpHの測定に応答して、オペレータは、本装
置により有効に供給されかつ分配される酸素その他の気
体または液体の、システムの正確な必要量を定めること
ができる。更に、攪拌器は、システムの必要性に応じ
て、速度を換えて回転させることができる。特に、好ま
しい回転速度は、約20乃至225回転/分である。好
ましい流速は、約0.2乃至1.5リツトル/分であ
り、好ましい作動容積(working volume)(システムの最
大実用容積)は約3.8リツトルである。
試験において、本発明のスパージヤ装置は、従来の表面
曝気に比較して効率が10倍以上良いことがわかつた。
また、直接空気スパージング技術のちょうど半分の効率
であることもわかつたが、直接空気スパージング法は過
剰の発泡を引起こすものである。
(効果) 以上のように、本発明のスパージヤ装置は、醗酵システ
ムおよび培養システムに有効に使用することができると
ともに、発泡を実質上防止し、種々の大きさの容器に適
合することができるという優れた効果を奏する。
即ち、本発明のスパージャ装置は、垂直方向に延びる室
が、細胞培養反応器装置の液体中に配置されるスクリー
ンにより少なくとも一部が形成される壁によって画定さ
れる構成と、配向手段が気体を室の底部領域へ向けるよ
うに設けられている構成と、出口開口手段が細胞培養反
応器装置における液体のレベルよりも上の部分と連通す
るように室の頂部に配設されている構成とを備えてい
る。かかる構成により、先づ、室は、気体に富んだ液体
が存在する曝気室として作用することができる。また、
気体が吹き込まれた液体が曝気室から外方へ流れ出るの
を極力抑制することができるとともに、曝気室の外側に
存在する泡を最小限度に抑えることができる。更に、曝
気室に存在する泡が液体に入るのを一層有効に防止する
ことができる。
従って、本発明のスパージャ装置は、気体を一層均一に
分配させることができるとともに、曝気室内において有
意の発泡を実質上引き起こすことなく液体に対する気体
の移動速度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に従つて構成されたスパージヤ装置を使
用した攪拌器の平面図、第2図は第1図の2−2線拡大
部分断面図、第3図は第2図の3−3線拡大部分断面
図、第4図は第3図の4−4線拡大部分断面図、第5図
は第4図の5−5横断面図、第6図は第3図の6−6線
拡大横断面図、第7図は第6図の7−7線拡大部分横断
面図、第8図は本発明に係るスパージヤ装置の実施例で
あつてスパージヤ室の中に気体を開放するための孔を有
するリング状チユーブを備えたものの1部を示す横断面
図、第9図は本発明に係るスパージヤ装置の実施例であ
つて複数の窓を有するキヤツプ部材とキヤツプ部材の周
囲に巻かれかつ窓を覆うスクリーン部材とを備えたもの
の1部を示す横断面図、第10図は本発明の別の実施例
に従つて構成されたスパージヤ装置を使用した攪拌器を
示す部分横断面図である。 10……醗酵容器 11……ブラケツト 12……容器のキヤツプ 13……コントローラの表面 14……頂部リム 15……ガスケツト 16……攪拌器 20……スクリーン 22……チユーブ 24……気体通路 26……環状室 29……内側円筒形室 32……円筒体アセンブリ 34……開放端部 36……閉鎖端部 38……管部材 40……出口開口 42……端部 44……開口 48……中空シヤフト 53……厚肉領域部 55……端部部材 56……環状部材 57……O−リング 58……中央孔 59……出口チユーブ 60……磁石 62……モータ 64……取付けねじ 68……気体供給管 72……軸受 90、92……支持部材 91、93……孔 94……支持部材 96……ねじ 98……O−リング 100……キヤツプ 104……流体のレベル 106……ガスケツト 110……環状チユーブ 112……キヤツプ 114……頂部リム 116……攪拌器 118……外側シリンダ 120……開放端部 122……閉鎖端部 126……環状キヤビテイ 130……内側シリンダ 132……内側室 134……上部窓 136……下部窓 138、140……円筒形シリンダ 142……チユーブ 143……第1の端部 144……気体入口 145……第2の端部 146……環状気体通路 147……環状シールプレート 148……孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゼン・ゼンビン アメリカ合衆国,ニユージヤージー州 08904、ハイランド・パーク、アボツト・ ストリート 707 (72)発明者 シヤウル・ルウベニイ イスラエル国、ペタハ・チイクヴア、クフ アル・ガニーム、ベルトノヴ・ストリート 6 (56)参考文献 特開 昭57−118787(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体を含む細胞培養反応器装置のスパージ
    ャ装置であって、 液体中に配置されかつ少なくとも一部がスクリーンによ
    り画定される少なくとも第1の壁により形成された垂直
    に延びる室と、 前記液体を曝気するために室の底部に気体を向ける配向
    手段とを備え、 前記スクリーンは曝気された液体を通し、更に 細胞培養反応器装置内の液体レベルよりも上方の部分と
    連通するように室の頂部に近接して配設された出口開口
    手段を備えることを特徴とするスパージャ装置。
  2. 【請求項2】前記第1の壁は前記スクリーンにより形成
    され、前記室は狭くかつ垂直に延びており、しかも前記
    室は第1の中実の内壁と前記スクリーンにより形成され
    た壁との間に形成されていることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項に記載のスパージャ装置。
JP61042843A 1985-03-01 1986-03-01 細胞培養反応器装置のスパージャ装置 Expired - Fee Related JPH0665292B2 (ja)

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