JPH0664803A - ピンテンタークランプ - Google Patents
ピンテンタークランプInfo
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- JPH0664803A JPH0664803A JP5095172A JP9517293A JPH0664803A JP H0664803 A JPH0664803 A JP H0664803A JP 5095172 A JP5095172 A JP 5095172A JP 9517293 A JP9517293 A JP 9517293A JP H0664803 A JPH0664803 A JP H0664803A
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- JP
- Japan
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- clamp
- tenter
- top plate
- pin
- pins
- Prior art date
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-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06C—FINISHING, DRESSING, TENTERING OR STRETCHING TEXTILE FABRICS
- D06C3/00—Stretching, tentering or spreading textile fabrics; Producing elasticity in textile fabrics
- D06C3/02—Stretching, tentering or spreading textile fabrics; Producing elasticity in textile fabrics by endless chain or like apparatus
- D06C3/04—Tentering clips
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
- Clamps And Clips (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 テンターピンが布に挿入される際、また、そ
こから引抜かれる際に、布を締付け緊張状態に維持し、
布がテンターピンから滑り落ちないように働くピンテン
タークランプを提供する。 【構成】 ピンテンタークランプは、上部にテンターピ
ンを配置したクランプベースを備え、このベースのヒン
ジの周りに、クランプトッププレートを旋回可能に配置
し、テンターピンに面する、クランプベースおよびクラ
ンプトッププレートの側部に、弾性エラストマークラン
プパッドを配置すると共に、クランプトッププレート
を、ピンテンタークランプを開くように、クランプベー
スから偏倚している。そして、クランプトッププレート
とクランプベース間には、ピンテンタークランプが閉じ
た時にテンターピンが貫通するような開口を有するスト
リッパープレートが存在しており、そこには、上記開口
と整合する開口を有する弾性エラストマークランプパッ
ドがある。
こから引抜かれる際に、布を締付け緊張状態に維持し、
布がテンターピンから滑り落ちないように働くピンテン
タークランプを提供する。 【構成】 ピンテンタークランプは、上部にテンターピ
ンを配置したクランプベースを備え、このベースのヒン
ジの周りに、クランプトッププレートを旋回可能に配置
し、テンターピンに面する、クランプベースおよびクラ
ンプトッププレートの側部に、弾性エラストマークラン
プパッドを配置すると共に、クランプトッププレート
を、ピンテンタークランプを開くように、クランプベー
スから偏倚している。そして、クランプトッププレート
とクランプベース間には、ピンテンタークランプが閉じ
た時にテンターピンが貫通するような開口を有するスト
リッパープレートが存在しており、そこには、上記開口
と整合する開口を有する弾性エラストマークランプパッ
ドがある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、全体としてテンター装
置で延伸される布、ウエブ、シートの長さ方向辺縁部を
保持するために使用されるクランプ、殊に、それら辺縁
部を保持するためにテンターピンを使用するクランプに
関する。
置で延伸される布、ウエブ、シートの長さ方向辺縁部を
保持するために使用されるクランプ、殊に、それら辺縁
部を保持するためにテンターピンを使用するクランプに
関する。
【0002】
【従来技術】テンター装置とそれらに関連するピンプレ
ートは当該技術分野において周知のものである。標準的
なピンプレートは、ベッドプレートに対して垂直な方向
から布が延伸される方向に僅かな角度で突出す一列の鋭
いピンを有するベッドプレートより構成される。布は回
転ブラシによってこれらピン上へ加圧されるのが普通で
ある。
ートは当該技術分野において周知のものである。標準的
なピンプレートは、ベッドプレートに対して垂直な方向
から布が延伸される方向に僅かな角度で突出す一列の鋭
いピンを有するベッドプレートより構成される。布は回
転ブラシによってこれらピン上へ加圧されるのが普通で
ある。
【0003】実際には複数のベッドプレートををエンド
レスコンベアの軌道、又は同様のコンベア軌道と反対側
のレースウエーに追従するように構成する。テンター装
置上で延伸される布が導入される地点でコンベア軌道は
布幅の距離とほぼ等しい距離だけ分離される。その地点
からコンベア軌道は、所定距離に間互いに平行に進んだ
後、所望の横断方向延伸度に等しい量だけ互いに偏位す
る。延伸作用は、テンター装置が加熱区域を通って布を
運ぶ間に行われる。それと同時に、長手方向延伸が、軌
道が偏位する間、エンドレスコンベア軌道に各軌道上の
隣接するベッドプレートを互いに分離する手段を設ける
ことによって達成することができる。何れにせよ、布が
横断方向、多分、長手方向に延伸された後、エンドレス
コンベア軌道は再び互いに対して平行な方向をとる。但
し、今度は先よりも広い間隔で分離される。テンター装
置の終端部でこうして延伸された布がテンターピンから
除去されることはいうまでもない。
レスコンベアの軌道、又は同様のコンベア軌道と反対側
のレースウエーに追従するように構成する。テンター装
置上で延伸される布が導入される地点でコンベア軌道は
布幅の距離とほぼ等しい距離だけ分離される。その地点
からコンベア軌道は、所定距離に間互いに平行に進んだ
後、所望の横断方向延伸度に等しい量だけ互いに偏位す
る。延伸作用は、テンター装置が加熱区域を通って布を
運ぶ間に行われる。それと同時に、長手方向延伸が、軌
道が偏位する間、エンドレスコンベア軌道に各軌道上の
隣接するベッドプレートを互いに分離する手段を設ける
ことによって達成することができる。何れにせよ、布が
横断方向、多分、長手方向に延伸された後、エンドレス
コンベア軌道は再び互いに対して平行な方向をとる。但
し、今度は先よりも広い間隔で分離される。テンター装
置の終端部でこうして延伸された布がテンターピンから
除去されることはいうまでもない。
【0004】その代わり、コンベア軌道を互いに平行に
しておき、テンター装置の長さ全体にわたって一定量だ
け分離したままにすることもできる。このような状態で
は、テンター装置を使用して幅出しされる布が加熱又は
その他の処理領域内を搬送される間に起きる収縮を防止
する。
しておき、テンター装置の長さ全体にわたって一定量だ
け分離したままにすることもできる。このような状態で
は、テンター装置を使用して幅出しされる布が加熱又は
その他の処理領域内を搬送される間に起きる収縮を防止
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ピンによる幅出しの際
の深刻な困難さの一つは、テンター装置にかかる布負荷
張力がピンが布を貫通する地点でのみ担われるため、そ
の分布が不十分である点である。更に、布辺縁部は、布
が延伸された後ピンが除去される時、この作用が布が引
張られた状態にあると傷みを蒙る可能性がある。
の深刻な困難さの一つは、テンター装置にかかる布負荷
張力がピンが布を貫通する地点でのみ担われるため、そ
の分布が不十分である点である。更に、布辺縁部は、布
が延伸された後ピンが除去される時、この作用が布が引
張られた状態にあると傷みを蒙る可能性がある。
【0006】
【発明の目的】本発明の目的は、従来技術によるこれら
深刻な困難をテンターピンが布に差し込まれそこから撤
去される間に布を締付け緊張状態に維持し布がテンター
ピンから滑り落ちる危険を防止するピンテンタークラン
プを提供することによって克服することである。
深刻な困難をテンターピンが布に差し込まれそこから撤
去される間に布を締付け緊張状態に維持し布がテンター
ピンから滑り落ちる危険を防止するピンテンタークラン
プを提供することによって克服することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、先に
述べたベッドプレート上にヒンジ手段により旋回可能に
取付けたクランプトッププレートを有するピンテンター
クランプを提供することによって上記問題点を軽減ない
し除去するものである。
述べたベッドプレート上にヒンジ手段により旋回可能に
取付けたクランプトッププレートを有するピンテンター
クランプを提供することによって上記問題点を軽減ない
し除去するものである。
【0008】上記ベッドプレートは以下ではクランプベ
ースと称する。
ースと称する。
【0009】垂線からヒンジ手段方向に僅かに傾斜した
少なくとも一列のテンターピンは、クランプトッププレ
ートと、ヒンジ手段から最も遠いクランプベースとの辺
縁部に沿って配置される。それぞれが弾性のエラストマ
ークランプパッドを備えた2個のストリッパープレート
をクランプトッププレートとクランプベース間の間隔に
配置し、クランプトッププレート上のテンターピンとク
ランプベースの上下にそれぞれ配置する。上記ストリッ
パープレートは、それらの弾性エラストマークランプパ
ッドと同じく孔のような開口を備え、同開口を貫いて、
ピンテンタークランプが完全に閉じた時、延びるように
する。弾性エラストマークランプパッドは互いに面しあ
い、ピンテンタークランプが閉じた時、クランプトップ
プレート上のテンターピンとクランプベースとが布を貫
く前に幅出しされる布を共につかむようにする。閉鎖力
が除去される時にピンテンタークランプを開放位置に復
帰させる作用をする偏倚手段も設けられる。
少なくとも一列のテンターピンは、クランプトッププレ
ートと、ヒンジ手段から最も遠いクランプベースとの辺
縁部に沿って配置される。それぞれが弾性のエラストマ
ークランプパッドを備えた2個のストリッパープレート
をクランプトッププレートとクランプベース間の間隔に
配置し、クランプトッププレート上のテンターピンとク
ランプベースの上下にそれぞれ配置する。上記ストリッ
パープレートは、それらの弾性エラストマークランプパ
ッドと同じく孔のような開口を備え、同開口を貫いて、
ピンテンタークランプが完全に閉じた時、延びるように
する。弾性エラストマークランプパッドは互いに面しあ
い、ピンテンタークランプが閉じた時、クランプトップ
プレート上のテンターピンとクランプベースとが布を貫
く前に幅出しされる布を共につかむようにする。閉鎖力
が除去される時にピンテンタークランプを開放位置に復
帰させる作用をする偏倚手段も設けられる。
【0010】殊に、このピンテンタークランプが幅出し
される、恐らく延伸される布の上へ閉じはじめる時、ま
ず、布を2つのストリッパープレート上の弾性エラスト
マークランプパッドどうしの間につかむ。ピンテンター
クランプが更に閉じると、ストリッパープレートは押し
下げられ、最終的にテンターピンはストリッパープレー
トを貫通して布を貫くことになる。ピンテンタークラン
プが完全に閉じると、上記2つのストリッパープレート
はそれらの各クランプトッププレート又はクランプベー
スに対して出来る限り押下げられる。その地点で、弾性
エラストマークランプパッドも圧縮され、布にかかる負
荷張力をピン周囲の領域にわたって及ぼすことになる。
される、恐らく延伸される布の上へ閉じはじめる時、ま
ず、布を2つのストリッパープレート上の弾性エラスト
マークランプパッドどうしの間につかむ。ピンテンター
クランプが更に閉じると、ストリッパープレートは押し
下げられ、最終的にテンターピンはストリッパープレー
トを貫通して布を貫くことになる。ピンテンタークラン
プが完全に閉じると、上記2つのストリッパープレート
はそれらの各クランプトッププレート又はクランプベー
スに対して出来る限り押下げられる。その地点で、弾性
エラストマークランプパッドも圧縮され、布にかかる負
荷張力をピン周囲の領域にわたって及ぼすことになる。
【0011】
【実施例】以下、本発明のピンテンタークランプの実施
例をより完全な形で解説する。まず図1について述べる
と、本発明によるピンテンタークランプ10でテンター
装置のコンベア軌道6上にあるものの斜視図が示されて
いる。上記コンベア軌道6は、ガイドスロット8を備
え、その内部に、ピンテンタークランプ10の下側にあ
るガイド12が適合し、ピンテンタークランプ10がコ
ンベア軌道6の周囲にガイドされる。同軌道は、図1に
は図示されていないが、エンドレスであるる。コンベア
軌道6、ガイドスロット8、ガイド12は、テンターフ
レームトッププレート20とクランプウエッジ22(そ
の働きは以下に解説する)と共に、本発明のピンテンタ
ークランプ10の一部を構成するものではない。幅出し
される布は、図1に矢印で示すようにピンテンタークラ
ンプ10内に保持されながら、テンター装置内を搬送さ
れる。図1は1つのピンテンタークランプ10のみを示
しているが、テンター装置はそのエンドレスコンベア軌
道の各々にそのようなクランプ10を複数個備える。
例をより完全な形で解説する。まず図1について述べる
と、本発明によるピンテンタークランプ10でテンター
装置のコンベア軌道6上にあるものの斜視図が示されて
いる。上記コンベア軌道6は、ガイドスロット8を備
え、その内部に、ピンテンタークランプ10の下側にあ
るガイド12が適合し、ピンテンタークランプ10がコ
ンベア軌道6の周囲にガイドされる。同軌道は、図1に
は図示されていないが、エンドレスであるる。コンベア
軌道6、ガイドスロット8、ガイド12は、テンターフ
レームトッププレート20とクランプウエッジ22(そ
の働きは以下に解説する)と共に、本発明のピンテンタ
ークランプ10の一部を構成するものではない。幅出し
される布は、図1に矢印で示すようにピンテンタークラ
ンプ10内に保持されながら、テンター装置内を搬送さ
れる。図1は1つのピンテンタークランプ10のみを示
しているが、テンター装置はそのエンドレスコンベア軌
道の各々にそのようなクランプ10を複数個備える。
【0012】図2〜4は、テンター装置のエンドレスコ
ンベア軌道6の一つの上の3つの異なる位置について描
いたピンテンタークランプ10の側面図である。特に図
2について述べると、ピンテンタークランプ10は、先
にベッドプレートと称したクランプベース30を備え
る。クランプベース30はヒンジ32を備える。クラン
プトッププレート34はヒンジ32の周りに旋回し、偏
倚手段(一対の対向する板ばね36,38とすることが
できる)によって開放方向へ偏倚される。
ンベア軌道6の一つの上の3つの異なる位置について描
いたピンテンタークランプ10の側面図である。特に図
2について述べると、ピンテンタークランプ10は、先
にベッドプレートと称したクランプベース30を備え
る。クランプベース30はヒンジ32を備える。クラン
プトッププレート34はヒンジ32の周りに旋回し、偏
倚手段(一対の対向する板ばね36,38とすることが
できる)によって開放方向へ偏倚される。
【0013】第1の板ばね36はクランプトッププレー
ト34に装着し、第2の板ばね38はクランプベース3
0に装着する。上記2つの板ばね36,38は常時、互
いに接触したままであって、ポイントテンタークランプ
10が幅出し活動領域にない時にはそれを開いた状態に
維持するために必要とされる力を提供する。
ト34に装着し、第2の板ばね38はクランプベース3
0に装着する。上記2つの板ばね36,38は常時、互
いに接触したままであって、ポイントテンタークランプ
10が幅出し活動領域にない時にはそれを開いた状態に
維持するために必要とされる力を提供する。
【0014】第1の複数のテンターピン40(一列以上
に構成することができる)をクランプトッププレート3
4上に配置する。第2の複数のテンターピン42(同様
に一列以上に構成することができる)は、クランプベー
ス30上に配置する。前記複数のテンターピン群は双方
ともクランプトッププレート34(第1の複数テンター
ピン40の場合)、又はクランプベース30(第2の複
数テンターピン42の場合)に対して垂直な方向からヒ
ンジ32方向に傾斜した一定角度で配置する。
に構成することができる)をクランプトッププレート3
4上に配置する。第2の複数のテンターピン42(同様
に一列以上に構成することができる)は、クランプベー
ス30上に配置する。前記複数のテンターピン群は双方
ともクランプトッププレート34(第1の複数テンター
ピン40の場合)、又はクランプベース30(第2の複
数テンターピン42の場合)に対して垂直な方向からヒ
ンジ32方向に傾斜した一定角度で配置する。
【0015】本発明のピンテンタークランプ10には2
個のストリッパープレートが存在する。第1のストリッ
パープレート44はプレート状の板ばねで、クランプベ
ース30とクランプトッププレート34の間にクランプ
トッププレート34に隣接して配置される。
個のストリッパープレートが存在する。第1のストリッ
パープレート44はプレート状の板ばねで、クランプベ
ース30とクランプトッププレート34の間にクランプ
トッププレート34に隣接して配置される。
【0016】第1のストリッパープレート44は、ピン
テンタークランプ10が図2に示すように開いた状態に
ある時、第1の複数テンターピン40の下部に位置す
る。第1のストリッパープレート44は複数の開口を備
え、ピンテンタークランプ10が閉じた時、第1の複数
テンターピン40が同開口を通り抜けることができるよ
うにする。第1のストリッパーピン44は、同ピン44
を通過してプレート48内に係合するねじ46によって
クランプトッププレート34に取付けることができる。
同様にして、第1の板ばね36も、ねじ46とプレート
48によりクランプトッププレート34に取付けること
ができる。その代わり、第1のストリッパープレート4
4は、別個のばねによってクランプトッププレート34
から偏倚する剛性のプレートとすることができる。
テンタークランプ10が図2に示すように開いた状態に
ある時、第1の複数テンターピン40の下部に位置す
る。第1のストリッパープレート44は複数の開口を備
え、ピンテンタークランプ10が閉じた時、第1の複数
テンターピン40が同開口を通り抜けることができるよ
うにする。第1のストリッパーピン44は、同ピン44
を通過してプレート48内に係合するねじ46によって
クランプトッププレート34に取付けることができる。
同様にして、第1の板ばね36も、ねじ46とプレート
48によりクランプトッププレート34に取付けること
ができる。その代わり、第1のストリッパープレート4
4は、別個のばねによってクランプトッププレート34
から偏倚する剛性のプレートとすることができる。
【0017】第2のストリッパープレート50は、クラ
ンプベース30とクランプトッププレート34の間に、
クランプベース30に隣接して配置されるもう一つのプ
レート状板ばねとする。第2のストリッパープレート5
0は、ピンテンタークランプ10が図2に示すように開
いた時、第2の複数テンターピン42上部に位置する。
第2のストリッパープレート50は複数の開口を備え、
ピンテンタークランプ10が閉じた時、第2の複数のテ
ンターピン42が同開口を通り抜けることができるよう
にする。第2のストリッパープレート50は、そこを通
り抜けプレート54内に係合することによってクランプ
ベース30に取付ける。第2の板ばね38もまた、ねじ
52とプレート54とによりクランプベース30に取付
けることができる。その代わり、第2のストリッパープ
レート50は、別個のばねによりクランプベース30か
ら偏倚する剛性プレートとすることもできる。
ンプベース30とクランプトッププレート34の間に、
クランプベース30に隣接して配置されるもう一つのプ
レート状板ばねとする。第2のストリッパープレート5
0は、ピンテンタークランプ10が図2に示すように開
いた時、第2の複数テンターピン42上部に位置する。
第2のストリッパープレート50は複数の開口を備え、
ピンテンタークランプ10が閉じた時、第2の複数のテ
ンターピン42が同開口を通り抜けることができるよう
にする。第2のストリッパープレート50は、そこを通
り抜けプレート54内に係合することによってクランプ
ベース30に取付ける。第2の板ばね38もまた、ねじ
52とプレート54とによりクランプベース30に取付
けることができる。その代わり、第2のストリッパープ
レート50は、別個のばねによりクランプベース30か
ら偏倚する剛性プレートとすることもできる。
【0018】第1のストリッパープレート44と第2の
ストリッパープレート50は、共に弾性エラストマーク
ランプパッドを備える。第1のストリッパープレート4
4上にある第1の弾性エラストマークランプパッド56
は、第2のストリッパープレート50上の第2の弾性エ
ラストマークランプパッド58に面する。即ち、第1の
弾性エラストマークランプパッド56は、クランプベー
ス30に面する第1のストリッパープレート44の側部
にあり、他方、第2の弾性エラストマークランプパッド
58は、クランプトッププレート34に面する第2のス
トリッパープレートの側部に位置する。第1と第2の弾
性エラストマークランプパッド56,58は共に、それ
らの第1と第2のストリッパープレート44,50内の
開口にそれぞれ対応する複数の開口を備えていて、第1
と第2のピンテンタークランプ10が閉じた時、複数の
テンターピン40,42が同開口を通り抜けることがで
きるようになっている。
ストリッパープレート50は、共に弾性エラストマーク
ランプパッドを備える。第1のストリッパープレート4
4上にある第1の弾性エラストマークランプパッド56
は、第2のストリッパープレート50上の第2の弾性エ
ラストマークランプパッド58に面する。即ち、第1の
弾性エラストマークランプパッド56は、クランプベー
ス30に面する第1のストリッパープレート44の側部
にあり、他方、第2の弾性エラストマークランプパッド
58は、クランプトッププレート34に面する第2のス
トリッパープレートの側部に位置する。第1と第2の弾
性エラストマークランプパッド56,58は共に、それ
らの第1と第2のストリッパープレート44,50内の
開口にそれぞれ対応する複数の開口を備えていて、第1
と第2のピンテンタークランプ10が閉じた時、複数の
テンターピン40,42が同開口を通り抜けることがで
きるようになっている。
【0019】更に、第1と第2の弾性エラストマークラ
ンプパッド56,58は共にその他の開口を備えてい
て、ピンテンタークランプ10が閉じた時に第2と第1
の複数テンターピン42,40を収納できるようになっ
ている。即ち、それぞれの弾性エラストマークランプパ
ッドは、ピンテンタークランプ10が閉じた時、反対側
のテンターピンを収納する開口を備える。
ンプパッド56,58は共にその他の開口を備えてい
て、ピンテンタークランプ10が閉じた時に第2と第1
の複数テンターピン42,40を収納できるようになっ
ている。即ち、それぞれの弾性エラストマークランプパ
ッドは、ピンテンタークランプ10が閉じた時、反対側
のテンターピンを収納する開口を備える。
【0020】クランプパッドはレッド(酸化鉄負荷)シ
リコンゴムとすることができる。実際には、弾性や、高
温や多数のサイクルを経た後にも硬化しない性質や、高
い摩擦係数といった性質を有する材料を使用することが
できる。
リコンゴムとすることができる。実際には、弾性や、高
温や多数のサイクルを経た後にも硬化しない性質や、高
い摩擦係数といった性質を有する材料を使用することが
できる。
【0021】第1の複数テンターピン40は、そこを通
り抜けプレート62と係合するねじ60によってクラン
プトッププレート34下に取付けることができる。同様
にして、第2の複数テンターピン42は、そこを通り抜
けプレート66内に係合するねじ64によってクランプ
ベース30上に取付けることができる。
り抜けプレート62と係合するねじ60によってクラン
プトッププレート34下に取付けることができる。同様
にして、第2の複数テンターピン42は、そこを通り抜
けプレート66内に係合するねじ64によってクランプ
ベース30上に取付けることができる。
【0022】ピンテンタークランプ10は、弾性エラス
トマークランプパッドを支える2つのストリッパープレ
ートを備え、幅出しされる布を確実に保持可能であるこ
とに注目すべきである。図2〜4は、ピンテンタークラ
ンプ10が布4の辺縁部に閉じる時の順序を示す。図2
において、布4の辺縁は、開いたピンテンタークランプ
10内に挿入されている。
トマークランプパッドを支える2つのストリッパープレ
ートを備え、幅出しされる布を確実に保持可能であるこ
とに注目すべきである。図2〜4は、ピンテンタークラ
ンプ10が布4の辺縁部に閉じる時の順序を示す。図2
において、布4の辺縁は、開いたピンテンタークランプ
10内に挿入されている。
【0023】図3に示すテンター装置のエンドレスコン
ベア軌道の後方地点で描いた図では、クランプウエッジ
22はより長く、図2と3に示す地点間で次第に厚くな
っている。その結果、クランピングクランプウエッジ2
2は、第1と第2の対向しあう板ばね36,38によっ
て与えられる力に対してクランプトッププレート34を
押下げ、布4の辺縁を第1と第2の弾性エラストマーク
ランプパッド56,58間で締付ける。布4は、そのこ
とによって締付けられ、第1と第2の複数テンターピン
40,42が、そのために設けられた第1と第2のスト
リッパープレート44,50内の開口を通して出現す
る。
ベア軌道の後方地点で描いた図では、クランプウエッジ
22はより長く、図2と3に示す地点間で次第に厚くな
っている。その結果、クランピングクランプウエッジ2
2は、第1と第2の対向しあう板ばね36,38によっ
て与えられる力に対してクランプトッププレート34を
押下げ、布4の辺縁を第1と第2の弾性エラストマーク
ランプパッド56,58間で締付ける。布4は、そのこ
とによって締付けられ、第1と第2の複数テンターピン
40,42が、そのために設けられた第1と第2のスト
リッパープレート44,50内の開口を通して出現す
る。
【0024】最後に、ピンテンタークランプ10が、図
4に完全に閉じた形で示されているが、同図ではクラン
プウエッジ22の厚さは最大値を取る。同地点で、第1
と第2の複数テンターピン40,42は、布4を貫通す
るが、第1と第2の弾性エラストマークランプパッド5
6,58が共に圧縮されるため、布4全体にわたる全負
荷張力を担わず、その負荷張力を第1と第2の複数のテ
ンターピン40,42周辺の領域に押し広げることにな
る。
4に完全に閉じた形で示されているが、同図ではクラン
プウエッジ22の厚さは最大値を取る。同地点で、第1
と第2の複数テンターピン40,42は、布4を貫通す
るが、第1と第2の弾性エラストマークランプパッド5
6,58が共に圧縮されるため、布4全体にわたる全負
荷張力を担わず、その負荷張力を第1と第2の複数のテ
ンターピン40,42周辺の領域に押し広げることにな
る。
【0025】テンター装置上での布4の延伸が完了する
と、図2〜4の順序が逆転する。最も重要なことは、第
1と第2の複数テンターポイント40,42が布4から
撤去され、一方、布4は第1と第2の弾性エラストマー
クランプパッド56,58間に締付けられたままにとど
まることであり、そのことによってそのような除去に伴
って生ずる布4の傷みを少なくすることができる。
と、図2〜4の順序が逆転する。最も重要なことは、第
1と第2の複数テンターポイント40,42が布4から
撤去され、一方、布4は第1と第2の弾性エラストマー
クランプパッド56,58間に締付けられたままにとど
まることであり、そのことによってそのような除去に伴
って生ずる布4の傷みを少なくすることができる。
【0026】図2〜4の解説を終える前に、ヒンジ32
はクランプベース30とクランプトッププレート34と
の一体部分とし、それらをヒンジピン82によりヒンジ
32の形に共に保持することができる。ヒンジピン82
自体は所定位置に保持し、保持手段84によって滑り落
ちることを防止する。
はクランプベース30とクランプトッププレート34と
の一体部分とし、それらをヒンジピン82によりヒンジ
32の形に共に保持することができる。ヒンジピン82
自体は所定位置に保持し、保持手段84によって滑り落
ちることを防止する。
【0027】図5は、図4の線5−5により示すピンテ
ンタークランプ部分の断面図である。図より判る通り。
コンベア軌道6上をクランプウエッジ22がその最大厚
にある地点まで運ばれる結果、ピンテンタークランプ1
0は完全に閉じた位置にある。布4は、第1と第2の弾
性エラストマークランプパッド56,58の間で締付け
られ、第1と第2の複数テンターピン40,42は、第
1と第2のストリッパープレート44,50内の開口
と、第1と第2の弾性エラストマークランププレート5
6,58内を貫通して突出する。
ンタークランプ部分の断面図である。図より判る通り。
コンベア軌道6上をクランプウエッジ22がその最大厚
にある地点まで運ばれる結果、ピンテンタークランプ1
0は完全に閉じた位置にある。布4は、第1と第2の弾
性エラストマークランプパッド56,58の間で締付け
られ、第1と第2の複数テンターピン40,42は、第
1と第2のストリッパープレート44,50内の開口
と、第1と第2の弾性エラストマークランププレート5
6,58内を貫通して突出する。
【0028】殊に、第1の複数のテンターピン40は、
第1のストリッパープレート44と第1の弾性エラスト
マークランプパッド56内の整合する開口90内を貫通
し、布を貫き、第2の弾性エラストマークランプパッド
58の表面を貫通する。必要とあらば、第2の弾性エラ
ストマークランプパッド58内の、第2の複数テンター
ピン40がさもない場合にそれを突刺す地点に小さな孔
を複数設けることができる。
第1のストリッパープレート44と第1の弾性エラスト
マークランプパッド56内の整合する開口90内を貫通
し、布を貫き、第2の弾性エラストマークランプパッド
58の表面を貫通する。必要とあらば、第2の弾性エラ
ストマークランプパッド58内の、第2の複数テンター
ピン40がさもない場合にそれを突刺す地点に小さな孔
を複数設けることができる。
【0029】同様にして、第2の複数テンターピン42
も、第2のストリッパープレート50と第2の弾性エラ
ストマークランプパッド56内の整合する開口92を貫
通し、布を貫き、第1の弾性エラストマークランプパッ
ド56の表面を貫通する。必要とあらば、第1の弾性エ
ラストマークランプパッド56の表面の、第2の複数テ
ンターピン42がさもなければそれを突刺す地点に小さ
な孔を設けることができる。
も、第2のストリッパープレート50と第2の弾性エラ
ストマークランプパッド56内の整合する開口92を貫
通し、布を貫き、第1の弾性エラストマークランプパッ
ド56の表面を貫通する。必要とあらば、第1の弾性エ
ラストマークランプパッド56の表面の、第2の複数テ
ンターピン42がさもなければそれを突刺す地点に小さ
な孔を設けることができる。
【0030】図6は、図5の線6−6で示すピンテンタ
ークランプ部分の断面図である。同図において、第1と
第2の複数テンターピン40,42はクランプトッププ
レート34とクランプベース30に対して垂直な方向か
らヒンジ32方向に僅かに傾斜していることが明らかで
ある。同様にして、第1と第2のストリッパープレート
44,50と、それらの第1と第2のストリッパープレ
ート44,50が、それぞれ、クランプトッププレート
34とクランプベース30の辺縁を超えて、即ち、第1
と第2の複数テンターピン40,42の右手へ偏位して
いることも明らかである。それらは、第1のストリッパ
ープレート44が90度だけ上部方向に曲がり、第2の
ストリッパープレート50が90度だけ下部方向に曲が
る結果、互いに180度だけ偏位するようにすることが
有利である。特に図2に示すように、この特徴のため、
幅出しする布4を開いたピンテンタークランプ10内
の、第1のストリッパープレート44と第2のストリッ
パープレート50の間の空間以外の何処にも挿入するこ
とは困難になる。
ークランプ部分の断面図である。同図において、第1と
第2の複数テンターピン40,42はクランプトッププ
レート34とクランプベース30に対して垂直な方向か
らヒンジ32方向に僅かに傾斜していることが明らかで
ある。同様にして、第1と第2のストリッパープレート
44,50と、それらの第1と第2のストリッパープレ
ート44,50が、それぞれ、クランプトッププレート
34とクランプベース30の辺縁を超えて、即ち、第1
と第2の複数テンターピン40,42の右手へ偏位して
いることも明らかである。それらは、第1のストリッパ
ープレート44が90度だけ上部方向に曲がり、第2の
ストリッパープレート50が90度だけ下部方向に曲が
る結果、互いに180度だけ偏位するようにすることが
有利である。特に図2に示すように、この特徴のため、
幅出しする布4を開いたピンテンタークランプ10内
の、第1のストリッパープレート44と第2のストリッ
パープレート50の間の空間以外の何処にも挿入するこ
とは困難になる。
【0031】本発明のピンテンタークランプの代替例の
側面図を図7に示す。ピンテンタークランプ100の代
替例の一部ではない図7の若干の要素を図7に先に使用
したものと同一の参照番号で示す。特に、ピンテンター
クランプ100は、ガイドスロット8を有するエンドレ
スコンベア軌道6の周りに搬送される。テンター装置は
テンターフレームトッププレート20と、クランプウエ
ッジ22を備える。布4は、幅出しするためにピンテン
タークランプ100によってつかまれる。
側面図を図7に示す。ピンテンタークランプ100の代
替例の一部ではない図7の若干の要素を図7に先に使用
したものと同一の参照番号で示す。特に、ピンテンター
クランプ100は、ガイドスロット8を有するエンドレ
スコンベア軌道6の周りに搬送される。テンター装置は
テンターフレームトッププレート20と、クランプウエ
ッジ22を備える。布4は、幅出しするためにピンテン
タークランプ100によってつかまれる。
【0032】ピンテンタークランプ100は、クランプ
ベース102を備え、同ベース102は、その下側に、
エンドレスコンベア軌道6上のガイドスロット8内へ適
合するガイド104を備える。クランプトッププレート
106は、ヒンジ108周囲にクランプベース102に
対して旋回する。
ベース102を備え、同ベース102は、その下側に、
エンドレスコンベア軌道6上のガイドスロット8内へ適
合するガイド104を備える。クランプトッププレート
106は、ヒンジ108周囲にクランプベース102に
対して旋回する。
【0033】ヒンジ108は、クランプベース102と
クランプトッププレート106との一体部分とすること
ができる。後者102,106は共にヒンジ108の形
でヒンジピン110により保持される。ヒンジピン11
0自体は、所定位置に保持され、保持手段112により
滑り落ちる危険を防止する。
クランプトッププレート106との一体部分とすること
ができる。後者102,106は共にヒンジ108の形
でヒンジピン110により保持される。ヒンジピン11
0自体は、所定位置に保持され、保持手段112により
滑り落ちる危険を防止する。
【0034】クランプトッププレート106は偏位手段
により開放位置方向に偏倚される。上記偏倚手段は対向
しあう一対の板ばね114,116とすることができ
る。第1の板ばね114は、クランプトッププレート1
06に装着し、第2の板ばね116はクランプベース1
02に装着する。上記2つの板ばね114,116は、
常時互いに接触状態にあり、ピンテンタークランプ10
0が幅出し活動領域にない時にピンテンタークランプ1
00を開いた状態に維持するために要する力を提供す
る。
により開放位置方向に偏倚される。上記偏倚手段は対向
しあう一対の板ばね114,116とすることができ
る。第1の板ばね114は、クランプトッププレート1
06に装着し、第2の板ばね116はクランプベース1
02に装着する。上記2つの板ばね114,116は、
常時互いに接触状態にあり、ピンテンタークランプ10
0が幅出し活動領域にない時にピンテンタークランプ1
00を開いた状態に維持するために要する力を提供す
る。
【0035】クランプベース102と面するクランプト
ッププレート106の側部には弾性のエラストマークラ
ンプパッド118を配置する。
ッププレート106の側部には弾性のエラストマークラ
ンプパッド118を配置する。
【0036】複数のテンターピン120(一列以上に構
成することができる)をクランプベース102上に配置
する。先と同様に、上記複数ピン120はクランプベー
ス102に対して垂直な方向からヒンジ108方向に傾
斜する一定角で配置する。
成することができる)をクランプベース102上に配置
する。先と同様に、上記複数ピン120はクランプベー
ス102に対して垂直な方向からヒンジ108方向に傾
斜する一定角で配置する。
【0037】ピンテンタークランプ100内には複数テ
ンターピン120上部の一つのストリッパープレート1
22上に存在する。ストリッパープレート122は、プ
レート状の板ばねで、クランプベース102とクランプ
トッププレート106間の、クランプベース102に隣
接する位置に配置する。
ンターピン120上部の一つのストリッパープレート1
22上に存在する。ストリッパープレート122は、プ
レート状の板ばねで、クランプベース102とクランプ
トッププレート106間の、クランプベース102に隣
接する位置に配置する。
【0038】ストリッパープレート122は複数の開口
を備え、ピンテンタークランプ100が閉じた時、複数
のテンターピン120がそこを通り抜けることが可能な
ようにする。ストリッパープレート122は、そこを貫
通しプレート126内に係合するねじ124によってク
ランプベース102に取付ける。
を備え、ピンテンタークランプ100が閉じた時、複数
のテンターピン120がそこを通り抜けることが可能な
ようにする。ストリッパープレート122は、そこを貫
通しプレート126内に係合するねじ124によってク
ランプベース102に取付ける。
【0039】また、第2の板ばねも、ねじ124とプレ
ート126によってクランプベース102に取付けるこ
とができる。その代わり、ストリッパープレート122
を剛性プレートとし、別個のばねによってクランプベー
ス102から偏倚させることもできる。
ート126によってクランプベース102に取付けるこ
とができる。その代わり、ストリッパープレート122
を剛性プレートとし、別個のばねによってクランプベー
ス102から偏倚させることもできる。
【0040】第1の板ばね114は、そこを貫通しプレ
ート130内に係合するねじ128によってクランプト
ッププレート106に取付けることができる。
ート130内に係合するねじ128によってクランプト
ッププレート106に取付けることができる。
【0041】クランプトッププレート106と同様に、
ストリッパープレート122は弾性のエラストマークラ
ンプパッド132を有する。弾性エラストマークランプ
パッド132は、弾性のエラストマークランプパッド1
18に面し、ストリッパープレート122内の開口と整
合する複数の開口を備え、ピンテンタークランプ100
が完全に閉じた時、複数の開口120がそこを貫通でき
るようにする。弾性エラストマークランプパッド118
は、さもなければピンテンタークランプ100が完全に
閉じた時に複数のピン120により貫通されるような位
置に孔を備えることができる。
ストリッパープレート122は弾性のエラストマークラ
ンプパッド132を有する。弾性エラストマークランプ
パッド132は、弾性のエラストマークランプパッド1
18に面し、ストリッパープレート122内の開口と整
合する複数の開口を備え、ピンテンタークランプ100
が完全に閉じた時、複数の開口120がそこを貫通でき
るようにする。弾性エラストマークランプパッド118
は、さもなければピンテンタークランプ100が完全に
閉じた時に複数のピン120により貫通されるような位
置に孔を備えることができる。
【0042】複数のテンターピン120は、そこを貫通
しプレート134内に係合するねじ132によってクラ
ンプベース102上に取付けることができる。
しプレート134内に係合するねじ132によってクラ
ンプベース102上に取付けることができる。
【0043】最終的に、それらは、布4がテンター装置
上で所望値まで延伸された時や、布4が収縮を避けるた
めに幅方向張力を受けて処理区域内を搬送された後に、
ピンテンタークランプ10,100が図2−4に示す順
序と逆の順序で布4を釈放するという操作を繰返し実行
する。即ち、個々のピンテンタークランプ10,100
がテンター装置のエンドレスコンベア軌道、又はレース
ウエーの周囲を進むにつれて、クランプウエッジ22
は、布4が釈放される地点で次第に薄くなってゆく。そ
の後、反対側の板ばねは、ピンテンタークランプ10,
100を開くことができる。この作用が発生する間、ス
トリッパープレートはそれがストリッパープレートと弾
性エラストマークランプパッド間に保持されたまま、布
4をテンターピンから穏やかに除去することになる。ス
トリッパープレートという呼称は、ピンテンタークラン
プ10,100が完全に開放される以前にそれらが布4
をテンターピンから“ストリップ”(引きはがす)する
ことから、適切な呼称といえる。布4は、テンターピン
がそれから完全に撤去され終えた後にはじめて釈放され
る。
上で所望値まで延伸された時や、布4が収縮を避けるた
めに幅方向張力を受けて処理区域内を搬送された後に、
ピンテンタークランプ10,100が図2−4に示す順
序と逆の順序で布4を釈放するという操作を繰返し実行
する。即ち、個々のピンテンタークランプ10,100
がテンター装置のエンドレスコンベア軌道、又はレース
ウエーの周囲を進むにつれて、クランプウエッジ22
は、布4が釈放される地点で次第に薄くなってゆく。そ
の後、反対側の板ばねは、ピンテンタークランプ10,
100を開くことができる。この作用が発生する間、ス
トリッパープレートはそれがストリッパープレートと弾
性エラストマークランプパッド間に保持されたまま、布
4をテンターピンから穏やかに除去することになる。ス
トリッパープレートという呼称は、ピンテンタークラン
プ10,100が完全に開放される以前にそれらが布4
をテンターピンから“ストリップ”(引きはがす)する
ことから、適切な呼称といえる。布4は、テンターピン
がそれから完全に撤去され終えた後にはじめて釈放され
る。
【0044】
【発明の効果】このため、テンターピンだけが布全体の
張力を支える場合に生ずるような幅出し布4の辺縁の傷
みの危険を軽減することが可能になる。
張力を支える場合に生ずるような幅出し布4の辺縁の傷
みの危険を軽減することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】テンター装置のコンベア軌道上における本発明
のピンテンタークランプの斜視図である。
のピンテンタークランプの斜視図である。
【図2】開放した時のテンター装置のコンベア軌道上に
おけるピンテンタークランプの側面図である。
おけるピンテンタークランプの側面図である。
【図3】一部閉鎖した時のテンター装置のコンベア軌道
上におけるピンテンタークランプの側面図である。
上におけるピンテンタークランプの側面図である。
【図4】完全閉鎖した時のテンター装置のコンベア軌道
上におけるピンテンタークランプの側面図である。
上におけるピンテンタークランプの側面図である。
【図5】図4の線5−5により示すピンテンタークラン
プ部分の断面図である。
プ部分の断面図である。
【図6】図5の線により示すピンテンタークランプ部分
の断面図である。
の断面図である。
【図7】本発明のピンテンタークランプの代替例で、図
2に示すものと類似する側面図である。
2に示すものと類似する側面図である。
4 布 6 コンベア軌道 8 ガイドスロット 10 ピンテンタークランプ 20 テンターフレームトッププレート 22 クランプウエッジ 30 クランプベース 32 ヒンジ 34 クランプトッププレート 36,38 板ばね
Claims (12)
- 【請求項1】 布、ウエブ、又はシートを延伸するため
に使用されるテンター用ピンテンタークランプにおい
て、 クランプベースと;同クランプベース上におけるヒンジ
と;前記クランプベース上で前記ヒンジの周りに旋回す
るクランプトッププレートと;前記ピンテンタークラン
プを開放させるように、前記クランプベースから離反す
る方向にクランプトッププレートを前記ヒンジの周囲に
偏倚させる手段と;前記クランプベースに面するクラン
プトッププレートの側部上に配置される弾性エラストマ
ークランプパッドと;前記クランプベースに対して垂直
な方向から前記ヒンジ方向へ傾斜する一定角度におい
て、クランプベース上に配置される複数のテンターピン
と;前記複数のテンターピンが貫通できる複数の開口を
備え、ピンテンタークランプが開いた時、前記複数のテ
ンターピンの上部に、また、前記ピンテンタークランプ
が閉じた時、前記複数のテンターピンが前記開口を貫通
できるように、クランプベースとクランプトッププレー
トと間に配置されると共に、前記クランプベースに取付
けられてクランプトッププレート方向に偏倚されるスト
リッパープレートと;を備えることを特徴とするピンテ
ンタークランプ。 - 【請求項2】 前記クランプトッププレートを偏倚させ
る手段が、第1と第2の板ばねであって、第1の板ばね
が前記クランプトッププレートに取付けられ、第2の板
ばねが前記クランプベースに取付けられ、それら板ばね
が、相互作用して、前記テンタークランプを開放するこ
とを特徴とする請求項1に記載のピンテンタークラン
プ。 - 【請求項3】 前記クランプトッププレート上の弾性エ
ラストマークランプパッドが複数の開口を備え、前記ピ
ンテンタークランプが閉じた時、前記複数のテンターピ
ンを収納することを特徴とする請求項1に記載のピンテ
ンタークランプ。 - 【請求項4】 更に、第2の弾性エラストマークランプ
パッドを備え、同パッドが、前記クランプトッププレー
トに面する、前記ストリッパープレートの側部に配置さ
れ、前記ストリッパープレート内の前記複数の開口に対
応する複数の開口を備えることによって、前記ピンテン
タークランプが閉じた時、前記複数のテンターピンがそ
こを貫通するようになっていることを特徴とする請求項
1に記載のピンテンタークランプ。 - 【請求項5】 前記ストリッパープレートがプレート状
の板ばねであることを特徴とする請求項1に記載のピン
テンタークランプ。 - 【請求項6】 前記弾性エラストマークランプパッドが
レッドシリコンゴムを素材とすることを特徴とする請求
項1に記載のピンテンタークランプ。 - 【請求項7】 布、ウエブ、又はシートを延伸するため
に使用されるテンター用ピンテンタークランプにおい
て、 クランプベースと;同クランプベース上のヒンジと;前
記クランプベース上で前記ヒンジ周囲に旋回するクラン
プトッププレートと;前記ピンテンタークランプを開く
ように、前記クランプトッププレートを前記クランプベ
ースから離反する方向へ前記ヒンジの周囲に偏倚させる
手段と;前記クランプトッププレートに対して垂直な方
向から前記ヒンジ方向へ傾斜する一定角度において、前
記クランプトッププレート上に配置される第1の複数テ
ンターピンと;前記クランプベースに対して垂直な方向
から前記ヒンジ方向へ傾斜した一定角度において前記ク
ランプベース上に配置された第2の複数のテンターピン
と;前記第1の複数のテンターピンが貫通できる複数の
開口を備え、ピンテンタークランプが開いた時、前記第
1の複数のテンターピンの下部に、また、前記ピンテン
タークランプが閉じた時、前記第1の複数のテンターピ
ンが前記開口を貫通できるように、クランプベースとク
ランプトッププレートと間に配置されると共に、前記ク
ランプトッププレートに隣接し、取付けられてクランプ
ベース方向に偏倚される第1のストリッパープレート
と;前記クランプベースに面する前記第1のストリッパ
ープレートの側部に配置されており、前記第1のストリ
ッパープレート内の複数開口に対応する複数の開口を備
えることによって、前記第1の複数テンターピンが、前
記ピンテンタークランプが閉じた時、その開口を貫通す
ることができるようになっている第1の弾性エラストマ
ークランプパッド;前記第2の複数のテンターピンが貫
通できる複数の開口を備え、ピンテンタークランプが開
いた時、前記第2の複数のテンターピンの上部に、ま
た、前記ピンテンタークランプが閉じた時、前記第2の
複数のテンターピンが前記開口を貫通できるように、ク
ランプベースとクランプトッププレートと間に配置され
ると共に、前記クランプベースに隣接し、取付けられて
クランプトッププレート方向に偏倚される第2のストリ
ッパープレートと;前記クランプトッププレートに面す
る前記第2のストリッパープレートの側部に配置されて
おり、前記第2のストリッパープレート内の複数の開口
に対応する複数の開口を備えることによって、前記第2
の複数テンターピンが、前記ピンテンタークランプが閉
じた時、その開口を通過できるようになっている第2の
複数の弾性エラストマークランプパッドと;から成るこ
とを特徴とするピンテンタークランプ。 - 【請求項8】 前記クランプトッププレートを偏倚させ
る手段が、第1と第2の板ばねであって、第1の板ばね
が前記クランプトッププレートに取付けられ、第2の板
ばねが前記クランプベースに取付けられ、両者が相互作
用して、前記テンタークランプを開くことを特徴とする
請求項7に記載のピンテンタークランプ。 - 【請求項9】 前記第1のストリッパープレート上の第
1の弾性エラストマークランプパッドが、複数の開口を
備え、前記ピンテンタークランプが閉じた時、前記第2
の複数テンターピンを収納することを特徴とする請求項
7に記載のピンテンタークランプ。 - 【請求項10】 前記第2のストリッパープレート上の
第2の弾性エラストマークランプパッドが複数の開口を
備え、前記ピンテンタークランプが閉じた時、前記第1
の複数テンターピンを収納することを特徴とする請求項
7に記載のピンテンタークランプ。 - 【請求項11】 前記第1と第2のストリッパープレー
トがプレート状の板ばねであることを特徴とする請求項
7に記載のピンテンタークランプ。 - 【請求項12】 前記第1と第2の弾性エラストマーク
ランプパッドがレッドシリコンゴムを素材とすることを
特徴とする請求項7に記載のピンテンタークランプ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/913,016 US5170543A (en) | 1992-07-14 | 1992-07-14 | Pin tenter clamp with stripper plate |
US07/913016 | 1992-07-14 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0664803A true JPH0664803A (ja) | 1994-03-08 |
Family
ID=25432851
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5095172A Pending JPH0664803A (ja) | 1992-07-14 | 1993-03-31 | ピンテンタークランプ |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5170543A (ja) |
EP (1) | EP0579403B1 (ja) |
JP (1) | JPH0664803A (ja) |
CA (1) | CA2087569C (ja) |
DE (1) | DE69313047T2 (ja) |
FI (1) | FI104331B (ja) |
NO (1) | NO180311C (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006346929A (ja) * | 2005-06-14 | 2006-12-28 | Toyobo Co Ltd | 高分子フィルムの製造装置および高分子フィルムの製造方法 |
US8499466B2 (en) | 2008-10-30 | 2013-08-06 | Masayoshi Tomono | Ruler for tool |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6179602B1 (en) * | 1998-11-20 | 2001-01-30 | Watertown Soles, Inc. | Apparatus and method for delivering an adhesive sheet into a mold |
KR102757820B1 (ko) * | 2022-07-18 | 2025-01-21 | 디와이테크 주식회사 | 원단클립장치 |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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