JPH0664542U - スライドレールのストッパ装置 - Google Patents
スライドレールのストッパ装置Info
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- JPH0664542U JPH0664542U JP1169793U JP1169793U JPH0664542U JP H0664542 U JPH0664542 U JP H0664542U JP 1169793 U JP1169793 U JP 1169793U JP 1169793 U JP1169793 U JP 1169793U JP H0664542 U JPH0664542 U JP H0664542U
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- stopper
- outer rail
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- drawer
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 細径化とコストダウンが図れるスライドレー
ルのストッパ装置を提供する。 【構成】 アウタレール基板21の引出し側前端部に1
片の係合爪23を内方へ切り起こすことにより形成する
と共に、インナレール基板31の引出し側後端部の内面
に、細長い弾性板の引出し側前端に操作部353を有す
ると共にこの操作部後方の弾性板一側に前記係合爪23
が係合可能な係合切欠き部352aを有するストッパ3
5を付設した。
ルのストッパ装置を提供する。 【構成】 アウタレール基板21の引出し側前端部に1
片の係合爪23を内方へ切り起こすことにより形成する
と共に、インナレール基板31の引出し側後端部の内面
に、細長い弾性板の引出し側前端に操作部353を有す
ると共にこの操作部後方の弾性板一側に前記係合爪23
が係合可能な係合切欠き部352aを有するストッパ3
5を付設した。
Description
【0001】
本考案は、抽斗等に取り付けられるスライドレールのストッパ装置に関する。
【0002】
抽斗等の可動体をキャビネット等の本体にスライド自在に支持するための装置 として、アウタレールとインナレールを具備したスライドレールが用いられてい る。
【0003】 このスライドレールの基本的構成は、図4に示すように、長手方向の両側縁部 を屈曲しその屈曲側縁部の内面をボール転動溝とした断面ほぼC字形のアウタレ ール6と、断面ほぼコ字形でその屈曲側縁部外面をボール転動溝としたインナレ ール7とを、両レール6,7のボール転動溝間にボールリテーナ8に保持された 多数のボール81を介在させてスライド自在に係合した構成である。
【0004】 そして、抽斗等が取り付けられているインナレール7をキャビネット等が取り 付けられているアウタレール6から引き出す際に、インナレール7をアウタレー ル6から突出させた状態で維持するストッパ装置として、アウタレール6の基板 前端に上下一対の係合片61a,61bを内方への切り起こしにより形成する一 方、インナレール7の基板後部内面に、板ばね材を前方に向かってへの字形に屈 曲せしめ、前部両側に前記係合片61a,61bが係合し得る係合切欠き部71 a,71bとその前方に抜き出し用の操作部71cを連設すると共に常にアウタ レール6の方向に弾力的に力を付与したストッパ71が付設されていた。
【0005】
ところが、上述した従来のストッパ装置にあっては、係合片と係合切欠き部が 上下一対形成されることから、アウタ及びインナレールにおける基板の幅寸法が 自ずと大きくなり、スライドレールの細径化が困難であるという問題点があった 。また、加工数の増大でコストアップを招来するという欠点もあった。
【0006】 本考案は、このような実情の基に提案されたもので、細径化とコストダウンが 図れるスライドレールのストッパ装置を提供することを目的とする。
【0007】
前記目的を達成するための、本考案の構成は、断面ほぼC字形のアウタレール と、該アウタレールの内部に滑動自在に装着された断面ほぼコ字形のインナレー ルと、これら両レールの屈曲側縁部間に多数のボールを回転自在に保持するボー ルリテーナとからなるスライドレールにおいて、前記アウタレール基板の引出し 側前端部に1片の係合爪を内方へ切り起こすことにより形成すると共に、前記イ ンナレール基板の引出し側後端部の内面に、細長い弾性板の引出し側前端に操作 部を有すると共にこの操作部後方の弾性板一側に前記係合爪が係合可能な係合切 欠き部を有するストッパを付設したことを特徴とする。
【0008】
前記構成によれば、アウタ及びインナレールにおける基板の幅寸法を縮小する ことができ、スライドレールの細径化が図れる。また、加工数の削減によりコス トダウンも図れる。
【0009】
以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて説明する。 図1は、この考案に係る抽斗等のスライドレールの分解斜視図である。
【0010】 スライドレール1は、アウタレール2と、インナレール3と、ボールリテーナ 4とからなり、ボールリテーナ4に保持されている多数のボール43を介して、 インナレール3がアウタレール2の長手方向に滑動自在に抱合されている。
【0011】 アウタレール2は、断面c字形の帯状金属板体であり、基板21と、該基板の 上下両側縁部を基板内面21a側に屈曲した屈曲側縁部22とから構成されてい る。そして、前記基板21は、キャビネット本体等の不動部分に固着される平板 部分である。
【0012】 また、基板21の引出し側の前端には、1片の係合片23が基板内面21a側 への切り起こしにより形成されると共に、この係合片23後方の基板21には、 ボールリテーナ4の同じく引出し側の前端部が当たって該リテーナの前方への滑 動を制止するストッパ27が設けられる。このストッパ27は、基板21の一部 を基板内面21a側に切り起こした突片である。
【0013】 さらに、基板21の後端には、ボールリテーナ4の後端部が当たって該リテー ナの後方への滑動を制止するストッパ28が設けられる。このストッパ28は、 基板21の一部を基板内面21a側に立ち上げた長方形の突片である。
【0014】 また、基板21の両端部寄りには、アウタレール2をキャビネット本体等の不 動部分に固着するための図示しない止め具を挿入する取付孔29aが穿設されて いる。
【0015】 なお、図中24は、基板21の前端部に取付孔29bを介して取着された合成 樹脂製のガイド部材であり、インナレール3を装着する際に、上下一対のガイド 片24aでインナレール3を案内するようになっている。
【0016】 インナレール3は、アウタレール2と同長の断面略コ字形の帯状金属板体であ り、基板31と該基板31の上下両側縁部を基板内面31a側に屈曲した屈曲側 縁部32とから構成されている。そして、基板31は、抽斗等が取り付けられる 平板部分である。
【0017】 基板内面31aの引出し側の後端部には、抽斗等が取り付けられているインナ レール3をキャビネット本体等が取り付けられているアウタレール2から引き出 したとき、インナレール3がアウタレール2から突出した状態で維持するストッ パ35が取り付けられている。
【0018】 ストッパ35は、前方に向かって略への字形に折曲された短冊状の一枚の板ば ね(弾性板)であり、固定部351と、傾斜部352と、操作部353とから成 る。
【0019】 固定部351は、基板31に固着される部位であり、固着するための止め具を 挿入する複数箇の孔351aが穿設されている。
【0020】 傾斜部352は、折曲されて固定部351より斜め上方に延出されていると共 に、操作部353近くの一側部には、前記係合爪23が係合する矩形の係合切欠 き部352aが形成されている。
【0021】 操作部353は、後述するように、係合爪23と係合切欠き部352aとの係 合状態を解除する操作突片であり、傾斜部352の前方にインナレール3側に向 けてへの字形に折曲されている。
【0022】 さらに、基板31の両端部及び中央部には、インナレール3を抽斗等の可動部 分に固着する止め具を、または、ストッパ35の固定部351を固着するための 止め具を挿入する取付孔33,35が穿折されている。
【0023】 ボールリテーナ4は、アウタレール2及びインナレール3の約1/3の長さに 設定された帯状金属薄板体であり、基板41と、上下両側縁部を基底部外面41 b側に屈曲したボール保持部42と、該ボール保持部42に回動自在に保持され ている複数個のボール43とから構成されている。
【0024】 次に、このように構成されたスライドレール1の作用を説明する。
【0025】 アウタレール2とインナレール3とボールリテーナ4の後端が揃った状態で、 ボールリテーナ4の他端部45はアウタレール2のストッパ28に当り、ストッ パ35の傾斜部352はボールリテーナ4の基板外面41bに接触している(図 2のa参照)。
【0026】 この状態から、インナレール3に取り付けられている抽斗を引き出すと、イン ナレール3が滑動し、これに伴ってボールリテーナ4もインナレール3の移動距 離の2分の1ずつ滑動し、やがて、ボールリテーナ4の先端部44がストッパ2 7に当り、ボールリテーナ4が停止する。
【0027】 これと同時に、アウタレール2の係合爪23がインナレール3の後端部に設け たストッパ35の係合切欠き部352aに係合してインナレール3の滑動が停止 される(図2のb参照)。
【0028】 この状態で、ストッパ35の操作部353は、アウタレール2の外側に突出し た状態になっている。これによって、インナレール3に取り付けられている抽斗 は、アウタレール2が取り付けられているキャビネット本体から突出した状態で 維持される。
【0029】 さらに、この状態から抽斗が取り付けられているインナレール3を抜き出す場 合には、ストッパ35の操作部353を指先でインナレール3側に押して、係合 爪23と係合切欠き部352aとの係合状態を解除した状態を維持しながら、抽 斗をインナレール3ごと抜き出す。
【0030】 また、抜きだした抽斗を再びアウタレール2に装着する場合には、インナレー ル3の上方の屈曲側縁部32の内面を係合爪23の上面に当てて押し込むと、イ ンナレール3が容易にアウタレール2に押し込まれていく。
【0031】 以上、この考案の一実施例について説明したが、この考案は上記実施例に限定 されるものではなく、図3に示すように係合爪23を取付孔29bの開口縁に形 成する等その考案の要旨の範囲内において適宜変形実施可能であることは言うま でもない。
【0032】
以上説明したように本考案によれば、アウタレール側に設けた一片の係合爪と インナレール側のストッパの一側に設けた係合切欠き部とでストッパ装置を構成 したので、加工数の削減によりコストダウンが図れると共に、アウタ及びインナ レールの幅寸法の可及的縮小化によりスライドレールの細径化が容易に図れると いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】同じく作用状態を示す断面図である。
【図3】同じく係合爪の変形例を示す要部斜視図であ
る。
る。
【図4】従来例の分解斜視図である。
1 スライドレール 2 アウタレール 3 インナレール 4 ボールリテーナ 23 係合爪 35 ストッパ 352a 係合切欠き部
Claims (1)
- 【請求項1】 断面ほぼC字形のアウタレールと、該ア
ウタレールの内部に滑動自在に装着された断面ほぼコ字
形のインナレールと、これら両レールの屈曲側縁部間に
多数のボールを回転自在に保持するボールリテーナとか
らなるスライドレールにおいて、前記アウタレール基板
の引出し側前端部に1片の係合爪を内方へ切り起こすこ
とにより形成すると共に、前記インナレール基板の引出
し側後端部の内面に、細長い弾性板の引出し側前端に操
作部を有すると共にこの操作部後方の弾性板一側に前記
係合爪が係合可能な係合切欠き部を有するストッパを付
設したことを特徴とするスライドレールのストッパ装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1169793U JPH0664542U (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | スライドレールのストッパ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1169793U JPH0664542U (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | スライドレールのストッパ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0664542U true JPH0664542U (ja) | 1994-09-13 |
Family
ID=11785236
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1169793U Pending JPH0664542U (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | スライドレールのストッパ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0664542U (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001197949A (ja) * | 2000-01-19 | 2001-07-24 | Nippon Akyuraido Kk | スライドレール |
WO2005096887A1 (ja) * | 2004-03-30 | 2005-10-20 | Sugatsune Kogyo Co., Ltd. | スライドレールのストッパ装置 |
JP2011123447A (ja) * | 2009-12-14 | 2011-06-23 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
KR20180011468A (ko) * | 2016-02-05 | 2018-02-01 | (주)세고스 | 이동이 제한되는 이너리테이너가 구비된 슬라이더 |
JP2018105926A (ja) * | 2016-12-22 | 2018-07-05 | 株式会社リコー | ユニット出し入れ装置、画像形成装置及び画像形成装置の付属装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4110549B2 (ja) * | 2001-02-19 | 2008-07-02 | アンドリュー・コーポレーション | セルラー基地局アンテナ |
-
1993
- 1993-02-23 JP JP1169793U patent/JPH0664542U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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