JPH0662840B2 - 不飽和ポリエステル組成物 - Google Patents
不飽和ポリエステル組成物Info
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- JPH0662840B2 JPH0662840B2 JP62212568A JP21256887A JPH0662840B2 JP H0662840 B2 JPH0662840 B2 JP H0662840B2 JP 62212568 A JP62212568 A JP 62212568A JP 21256887 A JP21256887 A JP 21256887A JP H0662840 B2 JPH0662840 B2 JP H0662840B2
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L53/00—Compositions of block copolymers containing at least one sequence of a polymer obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L53/02—Compositions of block copolymers containing at least one sequence of a polymer obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers of vinyl-aromatic monomers and conjugated dienes
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F299/00—Macromolecular compounds obtained by interreacting polymers involving only carbon-to-carbon unsaturated bond reactions, in the absence of non-macromolecular monomers
- C08F299/02—Macromolecular compounds obtained by interreacting polymers involving only carbon-to-carbon unsaturated bond reactions, in the absence of non-macromolecular monomers from unsaturated polycondensates
- C08F299/04—Macromolecular compounds obtained by interreacting polymers involving only carbon-to-carbon unsaturated bond reactions, in the absence of non-macromolecular monomers from unsaturated polycondensates from polyesters
- C08F299/0442—Catalysts
- C08F299/0464—Metals or metal containing compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L67/00—Compositions of polyesters obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L67/06—Unsaturated polyesters
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- Health & Medical Sciences (AREA)
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- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、たとえば自動車用外板,外装部品として有用
な高面品質速硬化性不飽和ポリエステル組成物に関す
る。
な高面品質速硬化性不飽和ポリエステル組成物に関す
る。
従来の技術 不飽和ポリエステル樹脂を用いた繊維強化プラスチック
(FRP)は、優れた強度,耐熱性,耐水性,耐薬品性を
有するうえに生産性も良く、たとえば浴槽,水タンクパ
ネル,洗面ボウルなどとして広く使用されている。近
年、不飽和ポリエステル系シートモールディングコンパ
ウンド(SMC)は自動車外板用プラスチック素材として
脚光を浴び、たとえばエンジンフード,ルーフ,トラン
クリッドなどの主要外板のほかにスポイラー,エアイン
テイク,ロッカーパネルなどの外装部品にも使用される
に至っている。自動車外板に用いられるSMCは、特に高
面品質性,速硬化性,高生産性が要求されている。たと
えばSMCの硬化速度を秒単位でも速めることができれ
ば、生産性が著しく向上するため速硬化性触媒に関して
種々の提案がなされている(たとえばU.S.P.4,278,55
8)。しかしながら、一般にSMCの硬化性を速めるとその
表面平滑性が犠牲になる傾向にある。従来から、SMCの
成形品の表面平滑性を向上させるためにポリメタクリル
酸メチル,ポリ酢酸ビニル,スチレンブタジエンブロッ
ク共重合体などが配合されており(たとえば特開昭52−
148588号公報など)、このような低収縮剤を配合するこ
とにより成形品の表面平滑性は改善される。しかしなが
ら、このような成分が配合されていても硬化速度を上げ
るに従って、その表面平滑性は必らずしも充分とはいえ
なくなる。このためSMCの硬化速度とその成形品の表面
特性とのバランスのとれた成形材料の開発が強く望まれ
ている。本発明者らはこれらの特性を具備した成形材料
について鋭意検討した結果、本発明に達成するに到っ
た。
(FRP)は、優れた強度,耐熱性,耐水性,耐薬品性を
有するうえに生産性も良く、たとえば浴槽,水タンクパ
ネル,洗面ボウルなどとして広く使用されている。近
年、不飽和ポリエステル系シートモールディングコンパ
ウンド(SMC)は自動車外板用プラスチック素材として
脚光を浴び、たとえばエンジンフード,ルーフ,トラン
クリッドなどの主要外板のほかにスポイラー,エアイン
テイク,ロッカーパネルなどの外装部品にも使用される
に至っている。自動車外板に用いられるSMCは、特に高
面品質性,速硬化性,高生産性が要求されている。たと
えばSMCの硬化速度を秒単位でも速めることができれ
ば、生産性が著しく向上するため速硬化性触媒に関して
種々の提案がなされている(たとえばU.S.P.4,278,55
8)。しかしながら、一般にSMCの硬化性を速めるとその
表面平滑性が犠牲になる傾向にある。従来から、SMCの
成形品の表面平滑性を向上させるためにポリメタクリル
酸メチル,ポリ酢酸ビニル,スチレンブタジエンブロッ
ク共重合体などが配合されており(たとえば特開昭52−
148588号公報など)、このような低収縮剤を配合するこ
とにより成形品の表面平滑性は改善される。しかしなが
ら、このような成分が配合されていても硬化速度を上げ
るに従って、その表面平滑性は必らずしも充分とはいえ
なくなる。このためSMCの硬化速度とその成形品の表面
特性とのバランスのとれた成形材料の開発が強く望まれ
ている。本発明者らはこれらの特性を具備した成形材料
について鋭意検討した結果、本発明に達成するに到っ
た。
発明の構成 すなわち、本発明は(a)不飽和ポリエステル,(b)
オレフィン系不飽和単量体,(c)芳香族系ビニル/共
役ジエンブロック共重合体または/およびその水素添加
体,(d)t−ブチルパーオキシベンゾエート,t−ブチ
ルパーオキシオクトエート,1,1−ビス(t−ブチルパー
オキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサンの混合物お
よび(e)コバルト,銅,マンガンの有機化合物の少な
くとも1種を含有することを特徴とする高面品質速硬化
性不飽和ポリエステル組成物である。
オレフィン系不飽和単量体,(c)芳香族系ビニル/共
役ジエンブロック共重合体または/およびその水素添加
体,(d)t−ブチルパーオキシベンゾエート,t−ブチ
ルパーオキシオクトエート,1,1−ビス(t−ブチルパー
オキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサンの混合物お
よび(e)コバルト,銅,マンガンの有機化合物の少な
くとも1種を含有することを特徴とする高面品質速硬化
性不飽和ポリエステル組成物である。
上記組成物は、優れた機械的強度,耐熱性,耐水性,耐
薬品性を示すうえに、特に自動車外板への適用に秀用の
高面品質性(表面平滑性,塗装性)および速硬化性(生
産性)を有する。さらに、この組成物にガラス繊維(た
とえば1/2〜4インチの長さのもの)を10〜40重量%
配合したシート状又はバルク状成形材料(SMCまたはBM
C)は自動車外板や外装部品の成形材料として特に有用
である。
薬品性を示すうえに、特に自動車外板への適用に秀用の
高面品質性(表面平滑性,塗装性)および速硬化性(生
産性)を有する。さらに、この組成物にガラス繊維(た
とえば1/2〜4インチの長さのもの)を10〜40重量%
配合したシート状又はバルク状成形材料(SMCまたはBM
C)は自動車外板や外装部品の成形材料として特に有用
である。
本発明で用いられる不飽和ポリエステル(a)は、α,
β−オレフイン系不飽和ジカルボン酸と2価のグリコー
ルとの縮合で合成されるもので従来から繁用されてい
る。該ポリエステルの合成には、これら2成分のほかに
飽和ジカルボン酸や芳香族ジカルボン酸あるいはカルボ
ン酸と反応するジシクロペンタジエンなども併用するこ
とができる。α,β−不飽和ジカルボン酸の例として
は、たとえばマレイン酸,フマル,イタコン酸,シトラ
コン酸及びこれらジカルボン酸の無水物が挙げられる。
これらα,β−オレフイン系不飽和ジカルボン酸と併用
されるジカルボン酸の例としては、たとえばアジピン
酸,セバシン酸,コハク酸,グルコン酸,フタル酸無水
物,o−フタル酸,イソフタル酸,テレフタル酸,テトラ
ヒドロフタル酸,テトラクロロフタル酸などを挙げられ
る。2価のグリコールとしては、たとえばアルカンジオ
ール,オキサアルカンジオール,ビスフェノールAにエ
チレンオキシドやプロピレンオキシドを付加したジオー
ル等が用いられる。これに加えてモノオールや3価のト
リオールを用いても良い。アルカンジオールの例として
は、たとえばエチレングリコール,1,2−プロピレングリ
コール,1,3−プロピレングリコール,1,3−ブタンジオー
ル,1,4−ブタンジオール,ネオペンチルグリコール,1,5
−ペンタンジオール,1,6−ヘキサンジオール,シクロヘ
キサンジオール等が挙げられる。オキサアルカンジオー
ルとしては、たとえばジオキシエチレングリコール,ト
リオキシエチレングリコール等が挙げられる。これらグ
リコールと併用される1価あるいは3価のアルコールと
しては、たとえばオクチルアルコール,オレイルアルコ
ール,トリメチルロールプロパン等が挙がられる。不飽
和ポリエステルの合成は一般に加熱下で実施され、副生
する水を除去しながら反応を進める。本発明では、通常
平均分子量が800〜4000,酸価が20−60のものを用いる。
β−オレフイン系不飽和ジカルボン酸と2価のグリコー
ルとの縮合で合成されるもので従来から繁用されてい
る。該ポリエステルの合成には、これら2成分のほかに
飽和ジカルボン酸や芳香族ジカルボン酸あるいはカルボ
ン酸と反応するジシクロペンタジエンなども併用するこ
とができる。α,β−不飽和ジカルボン酸の例として
は、たとえばマレイン酸,フマル,イタコン酸,シトラ
コン酸及びこれらジカルボン酸の無水物が挙げられる。
これらα,β−オレフイン系不飽和ジカルボン酸と併用
されるジカルボン酸の例としては、たとえばアジピン
酸,セバシン酸,コハク酸,グルコン酸,フタル酸無水
物,o−フタル酸,イソフタル酸,テレフタル酸,テトラ
ヒドロフタル酸,テトラクロロフタル酸などを挙げられ
る。2価のグリコールとしては、たとえばアルカンジオ
ール,オキサアルカンジオール,ビスフェノールAにエ
チレンオキシドやプロピレンオキシドを付加したジオー
ル等が用いられる。これに加えてモノオールや3価のト
リオールを用いても良い。アルカンジオールの例として
は、たとえばエチレングリコール,1,2−プロピレングリ
コール,1,3−プロピレングリコール,1,3−ブタンジオー
ル,1,4−ブタンジオール,ネオペンチルグリコール,1,5
−ペンタンジオール,1,6−ヘキサンジオール,シクロヘ
キサンジオール等が挙げられる。オキサアルカンジオー
ルとしては、たとえばジオキシエチレングリコール,ト
リオキシエチレングリコール等が挙げられる。これらグ
リコールと併用される1価あるいは3価のアルコールと
しては、たとえばオクチルアルコール,オレイルアルコ
ール,トリメチルロールプロパン等が挙がられる。不飽
和ポリエステルの合成は一般に加熱下で実施され、副生
する水を除去しながら反応を進める。本発明では、通常
平均分子量が800〜4000,酸価が20−60のものを用いる。
本発明で用いられるオレフイン系不飽和単量体(b)と
しては、たとえばスチレン,p−クロルスチレン,ビニル
トルエン,ジビニルベンゼン,アクリル酸又はメタクリ
ル酸の炭素数1−18ケを有するアルコールとのエステル
(例えば、メタクリル酸メチル,アクリル酸ブチル,ヒ
ドロキシプロピルアクリレート,ヒドロキシプロピルメ
タクリレート,トリメチロールプロパントリメタクリレ
ート)等が挙げられる。
しては、たとえばスチレン,p−クロルスチレン,ビニル
トルエン,ジビニルベンゼン,アクリル酸又はメタクリ
ル酸の炭素数1−18ケを有するアルコールとのエステル
(例えば、メタクリル酸メチル,アクリル酸ブチル,ヒ
ドロキシプロピルアクリレート,ヒドロキシプロピルメ
タクリレート,トリメチロールプロパントリメタクリレ
ート)等が挙げられる。
本発明で用いられる芳香族ニニル/共役ジエンブロック
共重合体(c)は、それ自体公知の重合体であって、た
とえばスチレン,クロルスチレン,ビニルトルエンなど
の芳香族系ビニル単量体とたとえばブタジエン,イソプ
レンなどの共役ジエン単量体とを慣用の重合方法により
ブロック共重合させることによって合成される。このよ
うなブロック共重合体として、具体的には、たとえばス
チレン/プタジエンブロック共重合,スチレン/イソプ
レンブロック共重合体などを挙げることができる。
共重合体(c)は、それ自体公知の重合体であって、た
とえばスチレン,クロルスチレン,ビニルトルエンなど
の芳香族系ビニル単量体とたとえばブタジエン,イソプ
レンなどの共役ジエン単量体とを慣用の重合方法により
ブロック共重合させることによって合成される。このよ
うなブロック共重合体として、具体的には、たとえばス
チレン/プタジエンブロック共重合,スチレン/イソプ
レンブロック共重合体などを挙げることができる。
本発明で用いる共重合体は、ビニル単量体とジエン単量
体とのモル比がほぼ50:50〜5:90のもので、平均分子量
がほぼ30,000〜200,000のものが好ましい。共重合体の
配合量は不飽和ポリエステル100重量部に対して50〜150
重量部である。
体とのモル比がほぼ50:50〜5:90のもので、平均分子量
がほぼ30,000〜200,000のものが好ましい。共重合体の
配合量は不飽和ポリエステル100重量部に対して50〜150
重量部である。
さらに本発明では、上記ブロック共重合体に0.05〜5重
量%のカルボキシル基を導入したブロック共重合体を用
いることができる。このようなブロック共重合体は、不
飽和ポリエステルとの相溶性が向上するうえに、シート
モールディングコンパウンドを調整する際酸化マグネシ
ウムの作用によりコンパウンドの増粘性を向上させるこ
ともできる。カルボキシル基を導入したブロック共重合
体も、それ自体公知の重合体であって、重合に際して、
たとえばアクリル酸を共重合するなどの方法によって製
造することができる。本発明では、さらにブロック共重
合体を水素添加した水素添加体を使用することができ
る。
量%のカルボキシル基を導入したブロック共重合体を用
いることができる。このようなブロック共重合体は、不
飽和ポリエステルとの相溶性が向上するうえに、シート
モールディングコンパウンドを調整する際酸化マグネシ
ウムの作用によりコンパウンドの増粘性を向上させるこ
ともできる。カルボキシル基を導入したブロック共重合
体も、それ自体公知の重合体であって、重合に際して、
たとえばアクリル酸を共重合するなどの方法によって製
造することができる。本発明では、さらにブロック共重
合体を水素添加した水素添加体を使用することができ
る。
本発明で用いる上記ブロック共重合体は、すでに市販さ
れているものを用いることができ、このようなものとし
て、たとえばクレイトンDX−1300(分子量100,000:シェ
ル社製),クレイトンGX−1701(クレイトンDX−1300水
素添加体)などを挙げることができる。
れているものを用いることができ、このようなものとし
て、たとえばクレイトンDX−1300(分子量100,000:シェ
ル社製),クレイトンGX−1701(クレイトンDX−1300水
素添加体)などを挙げることができる。
本発明で用いられるパーオキシ化合物(d)は、t−ブ
チルパーオキシベンゾエート,t−ブチルパーオキシオク
トエート,1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)3,3,5−
トリメチルシクロヘキサンの混合物であり、その混合比
は2〜5:1〜2:1〜2、特に3.5〜5:1〜2:1〜2が好まし
い。
チルパーオキシベンゾエート,t−ブチルパーオキシオク
トエート,1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)3,3,5−
トリメチルシクロヘキサンの混合物であり、その混合比
は2〜5:1〜2:1〜2、特に3.5〜5:1〜2:1〜2が好まし
い。
本発明で用いられるコバルト,銅,マンガンの有機化合
物(e)としては、たとえばそれぞれのオクトエート,
ナフテネート,アセチルアセトネート等が挙げられ、こ
れらは単独で使用しても混合して使用しても良い。これ
ら有機化合物の配合量は不飽和ポリエステルに対して、
ほぼ0.05〜3重量%である。
物(e)としては、たとえばそれぞれのオクトエート,
ナフテネート,アセチルアセトネート等が挙げられ、こ
れらは単独で使用しても混合して使用しても良い。これ
ら有機化合物の配合量は不飽和ポリエステルに対して、
ほぼ0.05〜3重量%である。
上記本発明の組成物は、必要に応じて、充填材,硬化調
節剤,顔料,増粘剤を配合することができる。充填剤と
しては、炭酸カルシウム,タルク,シリカ,クレー,ガ
ラス粉,ガラスバルーン等が挙げられる。硬化調節剤と
してはパラベンゾキノン,t−ブチルヒドロキシトルエン
等が挙げられる。顔料としては、酸化チタン,カーボン
ブラック,弁柄,フタロシアニンブルーなどが挙げられ
る。増粘剤としては、マグネシウム,カルシウム等の酸
化物又は水酸化物が挙げられる。
節剤,顔料,増粘剤を配合することができる。充填剤と
しては、炭酸カルシウム,タルク,シリカ,クレー,ガ
ラス粉,ガラスバルーン等が挙げられる。硬化調節剤と
してはパラベンゾキノン,t−ブチルヒドロキシトルエン
等が挙げられる。顔料としては、酸化チタン,カーボン
ブラック,弁柄,フタロシアニンブルーなどが挙げられ
る。増粘剤としては、マグネシウム,カルシウム等の酸
化物又は水酸化物が挙げられる。
このような各種配合剤が配合された組成物は、慣用の手
段,装置を用いてガラス繊維(たとえば直径約8〜20μ
で長さが1/2〜4インチのもの)に含浸させることに
よりシートモールディングコンパウンド(SMC)あるい
はバルク状のバルクモールディングコンパウンド(BM
C)とすることができる。ガラス繊維は、通常組成物全
量に対してほぼ10〜40重量%程度配合される。本発明の
SMC,BMCは、金型中で加熱圧縮(圧力50〜120kg/cm2,
温度110〜180℃)して硬化させることにより成形品を製
造することができる。
段,装置を用いてガラス繊維(たとえば直径約8〜20μ
で長さが1/2〜4インチのもの)に含浸させることに
よりシートモールディングコンパウンド(SMC)あるい
はバルク状のバルクモールディングコンパウンド(BM
C)とすることができる。ガラス繊維は、通常組成物全
量に対してほぼ10〜40重量%程度配合される。本発明の
SMC,BMCは、金型中で加熱圧縮(圧力50〜120kg/cm2,
温度110〜180℃)して硬化させることにより成形品を製
造することができる。
発明の効果 本発明の不飽和ポリエステル組成物は、速硬化性を有
し、生産性が高い。しかもその成形品は表面平滑性にす
ぐれており、たとえば自動車用外板などとして極めて有
用である。
し、生産性が高い。しかもその成形品は表面平滑性にす
ぐれており、たとえば自動車用外板などとして極めて有
用である。
以下に実施例を挙げて本発明を詳細に説明する。
実施例1〜5および比較例1〜3 表1に示す組成でシートモールディングコンパウンド
(SMC)を調整した。表中、不飽和ポリエステル樹脂A
はプロピレングリコールとマレイン酸から合成されたも
ので40%のスチレンを含有し、25℃における粘度が820c
ps,酸価が16.5のものである。不飽和ポリエステルBは
プロピレングリコール0.7モル,ジシクロペンタジエン
0.3モル,無水マレイン酸1.0モルから合成されたもの
で、45%のスチレンを含有し、25℃における粘度が650c
ps,酸価が21のものである。スチレン/ブタジエンブロ
ック共重合体溶液は共重合体30重量部,スチレン70重量
部からなるもので、25℃における粘度が28,000cpsのも
のである。この共重合体は平均分子量120,000でスチレ
ン15重量%,ブタジエン85重量%からなり、0,5重量%
のカルボキシル基を有する。各SMCを加圧流動時間9
秒,圧力80kg/cm2で所定の条件下に加圧し、下図のよ
うな板状(500×1000×2mm)の成形品を製造した。
(SMC)を調整した。表中、不飽和ポリエステル樹脂A
はプロピレングリコールとマレイン酸から合成されたも
ので40%のスチレンを含有し、25℃における粘度が820c
ps,酸価が16.5のものである。不飽和ポリエステルBは
プロピレングリコール0.7モル,ジシクロペンタジエン
0.3モル,無水マレイン酸1.0モルから合成されたもの
で、45%のスチレンを含有し、25℃における粘度が650c
ps,酸価が21のものである。スチレン/ブタジエンブロ
ック共重合体溶液は共重合体30重量部,スチレン70重量
部からなるもので、25℃における粘度が28,000cpsのも
のである。この共重合体は平均分子量120,000でスチレ
ン15重量%,ブタジエン85重量%からなり、0,5重量%
のカルボキシル基を有する。各SMCを加圧流動時間9
秒,圧力80kg/cm2で所定の条件下に加圧し、下図のよ
うな板状(500×1000×2mm)の成形品を製造した。
成形品の表面特性の測定は、3次元測定機(マイクロコ
ードFJ604;三豊(株)製)で行なった。まずライン1〜
ライン4について1.0mmピッチで300点の表面測定(X,Y,
Z)を実施し、断面形状を知るめ各点のZ値から5次回
帰曲線を求め、この曲線と各測定点のZ値との平均偏差
を算出した。また、表面粗度はライン5を測定して求め
た。結果を表1に示す。
ードFJ604;三豊(株)製)で行なった。まずライン1〜
ライン4について1.0mmピッチで300点の表面測定(X,Y,
Z)を実施し、断面形状を知るめ各点のZ値から5次回
帰曲線を求め、この曲線と各測定点のZ値との平均偏差
を算出した。また、表面粗度はライン5を測定して求め
た。結果を表1に示す。
表1から明らかなように本発明の実施例1〜4は60秒,
実施例5は40秒の加圧時間で低い平均偏差及び粗度を示
し比較例1〜3に比べて遥かに高面品質の不飽和ポリエ
ステル成形品が得られた。
実施例5は40秒の加圧時間で低い平均偏差及び粗度を示
し比較例1〜3に比べて遥かに高面品質の不飽和ポリエ
ステル成形品が得られた。
フロントページの続き (72)発明者 三島 康博 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 岩井 久幸 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 八田 健 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】(a)不飽和ポリエステル,(b)オレフ
ィン系不飽和単量体,(c)芳香族系ビニル/共役ジエ
ンブロック共重合体または/およびその水素添加体,
(d)t−ブチルパーオキシベンゾエート,t−ブチルパ
ーオキシオクトエート,1,1−ビス(t−ブチルパーオキ
シ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサンの混合物および
(e)コバルト,銅,マンガンの有機化合物の少なくと
も1種を含有することを特徴とする高面品質速硬化性不
飽和ポリエステル組成物。 - 【請求項2】成分(c)が0.05〜5重量%のカルボキシ
ル基を有するブロック共重合体である特許請求の範囲第
1項に記載の不飽和ポリエステル組成物。 - 【請求項3】成分(d)のt-ブチルパーオキシベンゾエ
ート,t−ブチルパーオキシオクトエート,1,1−ビス(t
−ブチルパーオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサ
ンの混合物が3〜5:1〜2:1〜2である特許請求の範囲第
1項に記載の不飽和ポリエステル組成物。 - 【請求項4】組成物全量に対して10〜40重量%のガラス
繊維を含有するシート状またはバルク状の特許請求の範
囲第1項に記載の不飽和ポリエステル組成物。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62212568A JPH0662840B2 (ja) | 1987-08-25 | 1987-08-25 | 不飽和ポリエステル組成物 |
US07/232,027 US4952652A (en) | 1987-08-25 | 1988-08-15 | Unsaturated polyester compositions and molded products therefrom |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62212568A JPH0662840B2 (ja) | 1987-08-25 | 1987-08-25 | 不飽和ポリエステル組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6454057A JPS6454057A (en) | 1989-03-01 |
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