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JPH066250Y2 - 板ばねカツプリングの軸固定装置 - Google Patents

板ばねカツプリングの軸固定装置

Info

Publication number
JPH066250Y2
JPH066250Y2 JP1986125368U JP12536886U JPH066250Y2 JP H066250 Y2 JPH066250 Y2 JP H066250Y2 JP 1986125368 U JP1986125368 U JP 1986125368U JP 12536886 U JP12536886 U JP 12536886U JP H066250 Y2 JPH066250 Y2 JP H066250Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flange
annular groove
bolt
taper ring
leaf spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986125368U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6330625U (ja
Inventor
治一 三木
良之 佐藤
勝弘 大貫
Original Assignee
三木プ−リ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三木プ−リ株式会社 filed Critical 三木プ−リ株式会社
Priority to JP1986125368U priority Critical patent/JPH066250Y2/ja
Publication of JPS6330625U publication Critical patent/JPS6330625U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH066250Y2 publication Critical patent/JPH066250Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は高剛性板ばねカップリングの軸固定装置に関す
る。
〔従来の技術〕
高剛性板ばねカップリングは、トルクに対する捩れがき
わめて小さいためその用途は精密機器、印刷機械等へ使
用されている。これらの機械はトルクに対する捩れを非
常にきらうため、軸とフランジのボス部との固定は、一
般的にはキー、及びキー溝による固定ではなく摩擦結合
によることが多い。現状とられている方法は、市販の摩
擦締結要素を高剛性カップリングにセットしていること
が多く、この代表的固定方式は第5図に示す通りであ
る。即ち、ボス部2の内径部と軸4との間の隙間にテー
パーリングから成る摩擦締結要素6を、ピストンフラン
ジ8を介してボルト10の締め込みによって圧入し、こ
れによって、軸4をボス部2即ちハブに固定している。
第5図中、12はカラー、14はピストンリングであ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
高剛性カップリングに要求される要件としては、下記の
通りである。
(1)トルクに対する捩れが極めて小さいこと。
(2)小形で大きなトルクを伝達できること。
(3)加減速時の高応答性が要求されるため低慣性である
こと。
(4)取り付け、取り外しが容易なこと。
高剛性カップリングは捩れ方向に対し高剛性であるた
め、この分、段違い誤差に対しても極めて剛性が高い。
このため心違いに対しては軸との同心性を良くするた
め、軸とハブ間にてセンタリングをする事が必要とな
る。一方、軸方向及び角度誤差に対しては比較的低剛性
となっている。しかしながら、高剛性カップリング特に
板ばねカップリングに於ては、一般的に軸方向に対する
誤差がある場合、板ばねは取り付け状態においてすでに
曲げが発生しているため、通常の性能を発揮することが
できず、性能の低下をまねくことになる。つまり、ねじ
り特性面での変化が生じ、精度に影響を与えてしまう。
従って取り付けに於ては、カップリングに軸方向変化が
生じない様にする事が重要になる。現状に於ける締結方
式はテーパーリングを使用しているため、取り付け時
に、どうしても軸方向の変位を生じてしまう欠点があ
る。
本考案は上記諸問題を解決することを目的とするもので
ある。
〔問題点を解決する手段〕
上記問題点を解決するため本考案は一対の互いに対向す
るフランジハブのつば部22,24を板ばね36によっ
て連結し、該フランジハブのボス部22a,24aに軸
26,28を固定する装置において、前記ボス部22
a,24aに、その突出端に向けて徐々に幅が増大する
ようにテーパ環状溝38を形成し、該テーパー環状溝3
8に、一側から他側へと徐々に厚さが薄く形成された雄
テーパーリング46を配置し、前記ボス部22a,24
aのテーパー環状溝38に、前記雄テーパーリング46
をボルト49によって圧接締め付け得るようにしたもの
である。
〔作用〕
クランピングボルトによって雄テーパーリング46をボ
ス部22a,24aのテーパー環状溝38内で軸方向に
移動する。この移動により、雄テーパーリング46はテ
ーパー環状溝38の壁面に圧接しテーパー環状溝38を
形成する内側のスリーブaは軸外径方向に収縮し、テー
パー環状溝38を形成する外側のスリーブbは外径方向
へ拡張する。これによりフランジハブと軸26,28と
は一体化されるが、ボルトの締め込みによるフランジハ
ブの軸方向への移動はなく、また、ボルトの締め込みに
よってフランジハブのつば部22,24が変形すること
がないのでフランジハブの回転中心に狂いが生じること
がない。
〔実施例〕
以下に本考案の構成を添付図面に示す実施例を参照して
説明する。
21,23はフランジハブであり、つば部22,24と
ボス部22a,24aとから構成されている。前記ボス
部22a,24aに軸26,28が嵌挿配置されてい
る。前記フランジハブのつば部24は、ボルト挿入ガイ
ド穴30に挿入されたリーマボルト32とナット34と
により、多層板ばね36の複数箇所に固定され、前記フ
ランジハブのつば部22は、リーマボルトとナットによ
って、多層板ばね36の複数箇所に固定されている。前
記ボス部22a,24aには、軸方向において、2軸2
6,28の突き合わせ方向に向けて徐々に幅が小さくな
るように即ち、ボス部の突出端に向けて徐々に幅が広く
なるように、テーパー環状溝38が形成されている。前
記環状溝38はボス部22a,24aに内スリーブaと
外スリーブbを形成する。前記ボス部22a,24aに
は、前記テーパー環状溝38に連通するボルト用ねじ穴
40とボルト用ねじ穴40が形成され、これらの穴は、
前記ボス部22a,24aの端面に開口している。前記
テーパー環状溝38の幅広側は、前記ボス部22a,2
4aの、突出端面に開口している。46は雄テーパーリ
ングであり、軸方向において一側から他側へと徐々にそ
の厚さが薄くなるように形成されたテーパー環状から構
成され、該雄テーパーリング46の6ヶ所には、軸方向
にボルト挿入孔48が貫通状に設けられている。前記雄
テーパーリング46は前記テーパー環状溝38に嵌合配
置されている。
次に本実施例の作用について説明する。
クランピングボルト49を雄テーパーリング46のボル
ト挿入孔48に挿入し、該ボルト49をフランジハブの
つば部22,24の内径部の雌ねじ孔40にねじ込ん
で、該ボルト49を締め付け方向に回転する。クランピ
ングボルト49の締め込みにより、雄テーパーリング4
6は、ボス部22a,24a内のテーパー環状溝38を
軸方向に移動し、この移動により、テーパー環状溝38
を形成する内スリーブaは、軸26,28外径方向に収
縮し、外スリーブbは、外径方向へ拡張する。これによ
り、フランジハブ21,23と軸26,28とは一体化
されるが、ボルト49の締め込みによるフランジハブの
つば部22,24の軸方向への移動及び変形はない。フ
ランジハブ21,23に内蔵されている雄テーパーリン
グ46により軸26,28とフランジハブ21,23は
直接圧接されて実線R1で示す伝達ルートでトルクが伝
達されるとともに、雄テーパーリング46とフランジハ
ブの外スリーブbによっても点線R2で示す通りトルク
が伝達され、トルク伝達が2つのルートで行われること
になり、応力を分散させることができるので安全設計と
なる。カップリングの取り外しの場合は、雄テーパーリ
ング46に設けた抜きねじ穴42を利用し、このねじ穴
42にボルトをねじ込み該ボルトの先端でテーパー環状
溝38の垂直の端面を押圧することにより容易に取り外
しが可能となる。尚、第4図に示すように、ボス22
a,24aのねじ穴40をボルト挿入孔40′と成し、
フランジハブつば部側から挿入したボルト49を雄テー
パーリング46のねじ穴48′にねじ込んで、軸26,
28を固定する構成としても良い。
〔効果〕
本考案は上述の如く構成したので次の如き効果が存す
る。
高剛性カップリングに於ける軸とフランジハブボス部と
の結合において、フランジボス部に自己固定要素を内蔵
し、しかも軸とボス部の同心性を維持するセンタリング
機能も同時に備えている。ボルトの締め込みによるフラ
ンジハブボス部自体の軸方向への移行及び変形もなく、
板ばね及びエレメント等に対する現状の処問題も解決で
きる。トルク伝達において、伝達経路が2つのルートで
行われ、これにより応力を分散させることができ安全設
計となる。また、雄テーパーリングの締め込みによって
フランジハブのつば部の変形がなく、フランジハブの精
度が維持できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は一部断面図、第2図は右側面図、第3図は左側
面図、第4図は他の実施例の一部断面正面図、第5図は
従来案の断面図である。 2……ボス部,4……軸,6……摩擦締結要素,8……
ピストンフランジ,10……ボルト,12……カラー,
14……ピストンリング,22,24……フランジハブ
つば部,26,28……軸,30……ガイド穴,32…
…ボルト,34……ナット,36……多層板ばね,38
……テーパー環状溝,40……ボルト用ネジ穴,42…
…ねじ穴,46……雄テーパリング,49……クランピ
ングボルト
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭58−165328(JP,U) 実開 昭60−81318(JP,U) 実公 昭59−7618(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の互いに対向するフランジハブのつば
    部22,24を板ばね36によって連結し、該フランジ
    ハブのボス部22a,24aに軸26,28を固定する
    装置において、前記ボス部22a,24aに、その突出
    端に向けて徐々に幅が増大するようにテーパー環状溝3
    8を形成し、該テーパー環状溝38に、一側から他側へ
    と徐々に厚さが薄く形成された雄テーパーリング46を
    配置し、前記雄テーパーリング46に複数個のボルト挿
    入穴48を設け、前記ボルト挿入穴48に対応して前記
    フランジハブのボス部22a,24aに軸方向にボルト
    用ねじ穴40をそれぞれ設け、前記ボス部22a,24
    aのテーパー環状溝38に、前記雄テーパーリング46
    をボルト49によって圧接し得るようにしたことを特徴
    とする板ばねカップリングの軸固定装置。
JP1986125368U 1986-08-16 1986-08-16 板ばねカツプリングの軸固定装置 Expired - Lifetime JPH066250Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986125368U JPH066250Y2 (ja) 1986-08-16 1986-08-16 板ばねカツプリングの軸固定装置

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JP1986125368U JPH066250Y2 (ja) 1986-08-16 1986-08-16 板ばねカツプリングの軸固定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6330625U JPS6330625U (ja) 1988-02-29
JPH066250Y2 true JPH066250Y2 (ja) 1994-02-16

Family

ID=31018211

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JP1986125368U Expired - Lifetime JPH066250Y2 (ja) 1986-08-16 1986-08-16 板ばねカツプリングの軸固定装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03120283U (ja) * 1990-03-20 1991-12-10

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58165328U (ja) * 1982-04-30 1983-11-04 株式会社電業社機械製作所 面間距離調整型軸継手
JPS597618U (ja) * 1982-07-02 1984-01-18 株式会社三協総業 鞄の筆記具保持ホルダー装置
JPS6081318U (ja) * 1983-11-09 1985-06-05 三木プーリ株式会社 フリクシヨン継手

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JPS6330625U (ja) 1988-02-29

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