JPH0662451B2 - イソプロピルビフェニル類の製造方法 - Google Patents
イソプロピルビフェニル類の製造方法Info
- Publication number
- JPH0662451B2 JPH0662451B2 JP63014583A JP1458388A JPH0662451B2 JP H0662451 B2 JPH0662451 B2 JP H0662451B2 JP 63014583 A JP63014583 A JP 63014583A JP 1458388 A JP1458388 A JP 1458388A JP H0662451 B2 JPH0662451 B2 JP H0662451B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- biphenyl
- reaction
- catalyst
- propylene
- isopropyl
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
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- Catalysts (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、4-位に置換基を有するビフェニル化合物の中
間体あるいは熱媒体、感圧紙溶剤等として有用なイソプ
ロピルビフェニル類の製造方法に関するものである。
間体あるいは熱媒体、感圧紙溶剤等として有用なイソプ
ロピルビフェニル類の製造方法に関するものである。
[従来の技術] イソプロピルビフェニル類は熱媒体、感圧紙溶剤等とし
て有用であるほか、ビフェニルカルボン酸、ビフェニル
ジオール等の原料としても有用である。なかでも、4-ビ
フェニルカルボン酸、パラフェニルフェノール、 4,4′
-ビフェニルジカルボン酸等の4-位置換体及び 4,4′-位
置換体はその対称性から有用性が高い。
て有用であるほか、ビフェニルカルボン酸、ビフェニル
ジオール等の原料としても有用である。なかでも、4-ビ
フェニルカルボン酸、パラフェニルフェノール、 4,4′
-ビフェニルジカルボン酸等の4-位置換体及び 4,4′-位
置換体はその対称性から有用性が高い。
ビフェニルをイソプロピル化してイソプロピルビフェニ
ル類を製造する方法としては、ビフェニルを塩化アルミ
ニウム触媒の存在下にプロピレンでイソプロピル化する
方法(特開昭 49-80,045号公報)や固体酸触媒の存在下
にプロピレンでイソプロピル化する方法(特公昭 50-1
4,570号公報)が知られている。
ル類を製造する方法としては、ビフェニルを塩化アルミ
ニウム触媒の存在下にプロピレンでイソプロピル化する
方法(特開昭 49-80,045号公報)や固体酸触媒の存在下
にプロピレンでイソプロピル化する方法(特公昭 50-1
4,570号公報)が知られている。
しかしながら、これらの触媒を用いてイソプロピル化反
応を行った場合、その生成物は3-位置換体又は 3,3′-
位置換体を中心とした種々のイソプロピルビフェニル類
の混合物となり、特にジイソプロピルビフェニル中の
4,4′-ジイソプロピルビフェニルの選択率が9〜15%
程度で、また、イソプロピル化生成物中の 4,4′-ジイ
ソプロピルビフェニルの収率が3重量%程度と低いもの
であった。
応を行った場合、その生成物は3-位置換体又は 3,3′-
位置換体を中心とした種々のイソプロピルビフェニル類
の混合物となり、特にジイソプロピルビフェニル中の
4,4′-ジイソプロピルビフェニルの選択率が9〜15%
程度で、また、イソプロピル化生成物中の 4,4′-ジイ
ソプロピルビフェニルの収率が3重量%程度と低いもの
であった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は係る観点に鑑みて創案されたもので、その目的
は4-イソプロピルビフェニル及び 4,4′-ジイソプロピ
ルビフェニル類を有利に製造することができる方法を提
供することにある。
は4-イソプロピルビフェニル及び 4,4′-ジイソプロピ
ルビフェニル類を有利に製造することができる方法を提
供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明者等は、上記課題を解決するために鋭意研究を行
った結果、イソプロピル化剤としてプロピレン、イソプ
ロピルアルコール及びイソプロピルベンゼン類から選択
された1種又は2種以上の混合物を使用し、また、触媒
として細孔径が約7Åのゼオライト触媒あるいはモルデ
ナイトと同じX線粉末回析像を有するゼオライト触媒又
は酸化ニオブ含有触媒を使用することにより、4-位置換
体及び 4,4′-位置換体に富むイソプロピルビフェニル
類の製造が可能であることを見出し、本発明を完成し
た。
った結果、イソプロピル化剤としてプロピレン、イソプ
ロピルアルコール及びイソプロピルベンゼン類から選択
された1種又は2種以上の混合物を使用し、また、触媒
として細孔径が約7Åのゼオライト触媒あるいはモルデ
ナイトと同じX線粉末回析像を有するゼオライト触媒又
は酸化ニオブ含有触媒を使用することにより、4-位置換
体及び 4,4′-位置換体に富むイソプロピルビフェニル
類の製造が可能であることを見出し、本発明を完成し
た。
すなわち、本発明は、ビフェニルと、プロピレン、イソ
プロピルアルコール及びイソプロピルベンゼン類から選
択された1種又は2種以上の混合物とを細孔径が約7Å
のゼオライト触媒又はモルデナイト型ゼオライト触媒又
は酸化ニオブ含有触媒の存在下に反応させる4-位がイソ
プロピル化されたイソプロピルビフェニル類の製造方法
である。
プロピルアルコール及びイソプロピルベンゼン類から選
択された1種又は2種以上の混合物とを細孔径が約7Å
のゼオライト触媒又はモルデナイト型ゼオライト触媒又
は酸化ニオブ含有触媒の存在下に反応させる4-位がイソ
プロピル化されたイソプロピルビフェニル類の製造方法
である。
本発明方法で使用するゼオライト触媒は、細孔径が約7
Åのゼオライト触媒であり、また、モルデナイトと同じ
X線粉末回析像を有するゼオライト触媒である。そし
て、この細孔径が約7Åのゼオライト触媒あるいはモル
デナイトと同じX線粉末回析像を有するゼオライト触媒
としては、モルデナイト又は金属を修飾したモルデナイ
ト等があるが、これらのうち通常のH型モルデナイトが
好ましい。このH型モルデナイトについては、そのシリ
カ/アルミナ(SiO2/Al2O3)比について種々
のものが存在するが、好ましくはシリカ/アルミナ比5
〜25の範囲のものがよい。また、酸化ニオブ含有触媒
は、ニオブ酸塩等のニオブ化合物を加熱又は空気中で焼
成することにより得ることができる。
Åのゼオライト触媒であり、また、モルデナイトと同じ
X線粉末回析像を有するゼオライト触媒である。そし
て、この細孔径が約7Åのゼオライト触媒あるいはモル
デナイトと同じX線粉末回析像を有するゼオライト触媒
としては、モルデナイト又は金属を修飾したモルデナイ
ト等があるが、これらのうち通常のH型モルデナイトが
好ましい。このH型モルデナイトについては、そのシリ
カ/アルミナ(SiO2/Al2O3)比について種々
のものが存在するが、好ましくはシリカ/アルミナ比5
〜25の範囲のものがよい。また、酸化ニオブ含有触媒
は、ニオブ酸塩等のニオブ化合物を加熱又は空気中で焼
成することにより得ることができる。
なお、細孔径が約7Åとは、通常のH型モルデナイトが
有する細孔径をいい、7Åを中心として前後に0.5Å
程度の幅がある。ゼオライト触媒の酸強度はアンモニア
吸着熱が85Kジュール/モル以上の酸点を触媒1kg当
たり0.1〜3モル有するものであることが好ましい。
この酸点の数が0.1モル以下では工業的に十分な転化
率を得ることが難しく、また、3モル以上では炭素質の
析出が激しくなって触媒寿命が短くなる。
有する細孔径をいい、7Åを中心として前後に0.5Å
程度の幅がある。ゼオライト触媒の酸強度はアンモニア
吸着熱が85Kジュール/モル以上の酸点を触媒1kg当
たり0.1〜3モル有するものであることが好ましい。
この酸点の数が0.1モル以下では工業的に十分な転化
率を得ることが難しく、また、3モル以上では炭素質の
析出が激しくなって触媒寿命が短くなる。
反応に使用するイソプロピル化剤としては、プロピレ
ン、イソプロピルアルコール及びイソプロピルベンゼン
類から選択された1種又は2種以上の混合物である。ビ
フェニルに対するイソプロピル化剤の使用量は、4-イソ
プロピルビフェニルを目的とする場合は、(イソプロピ
ル基+プロピレン)/(ビフェニル+イソプロピルベン
ゼン類)=0.25〜2(モル比)、好ましくは0.5
〜1.5(モル比)となる量であり、また、 4,4′-ジ
イソプロピルビフェニルを目的とする場合は、0.5〜
3(モル比)、好ましくは1.5〜2.5(モル比)と
なる量である。モル比が3を越えるとトリイソプロピル
ビフェニル等の生成が多くなる。
ン、イソプロピルアルコール及びイソプロピルベンゼン
類から選択された1種又は2種以上の混合物である。ビ
フェニルに対するイソプロピル化剤の使用量は、4-イソ
プロピルビフェニルを目的とする場合は、(イソプロピ
ル基+プロピレン)/(ビフェニル+イソプロピルベン
ゼン類)=0.25〜2(モル比)、好ましくは0.5
〜1.5(モル比)となる量であり、また、 4,4′-ジ
イソプロピルビフェニルを目的とする場合は、0.5〜
3(モル比)、好ましくは1.5〜2.5(モル比)と
なる量である。モル比が3を越えるとトリイソプロピル
ビフェニル等の生成が多くなる。
また、イソプロピルベンゼン類としては、好ましくはベ
ンゼン核に2〜4個のプロピル基を有するものであり、
このようなジイソプロピルベンゼン以上のポリイソプロ
ピルベンゼンを使用すれば、少ない使用量でよいことに
なるが、クメンであっても差支えない。
ンゼン核に2〜4個のプロピル基を有するものであり、
このようなジイソプロピルベンゼン以上のポリイソプロ
ピルベンゼンを使用すれば、少ない使用量でよいことに
なるが、クメンであっても差支えない。
本発明方法は、上記ビフェニルとプロピレン、イソプロ
ピルアルコール及びイソプロピルベンゼン類から選択さ
れた1種又は2種以上の混合物とを、これら原料のみの
無溶媒で反応させることもできるが、適当な溶媒の存在
下に反応させることもできる。この目的で使用すること
ができる溶媒としては、ビフェニル、プロピレン、イソ
プロピルアルコール又はイソプロピルベンゼン類等の原
料を溶解しかつこれらの原料に対して不活性であり、十
分な反応温度を得ることができるものであれば如何なる
ものであってもよいが、好ましくはtrans-デカリン、ビ
シクロヘキシル、シクロヘキサン、パラフィン類等のほ
か、モノイソプロピルビフェニル又はジイソプロピルビ
フェニルの他の異性体やトリイソプロピルビフェニル等
を挙げることができる。
ピルアルコール及びイソプロピルベンゼン類から選択さ
れた1種又は2種以上の混合物とを、これら原料のみの
無溶媒で反応させることもできるが、適当な溶媒の存在
下に反応させることもできる。この目的で使用すること
ができる溶媒としては、ビフェニル、プロピレン、イソ
プロピルアルコール又はイソプロピルベンゼン類等の原
料を溶解しかつこれらの原料に対して不活性であり、十
分な反応温度を得ることができるものであれば如何なる
ものであってもよいが、好ましくはtrans-デカリン、ビ
シクロヘキシル、シクロヘキサン、パラフィン類等のほ
か、モノイソプロピルビフェニル又はジイソプロピルビ
フェニルの他の異性体やトリイソプロピルビフェニル等
を挙げることができる。
反応温度は、無溶媒で反応させるか、あるいは、溶媒の
存在下に反応させるか等の反応条件によっても異なる
が、通常130〜350℃であり、無溶媒反応の場合は
好ましくは150〜250℃であって、溶媒存在下の反
応の場合は好ましくは250〜300℃である。反応温
度が350℃を越えるとイソプロピル基のm-位への異性
化が起こり、4-位置換体及び 4,4′-位置換体の収率が
低下する。また、反応温度が130℃未満であると、4-
位置換体及び 4,4′-位置換体の選択率は向上するが、
ビフェニルの転化率が低下する。
存在下に反応させるか等の反応条件によっても異なる
が、通常130〜350℃であり、無溶媒反応の場合は
好ましくは150〜250℃であって、溶媒存在下の反
応の場合は好ましくは250〜300℃である。反応温
度が350℃を越えるとイソプロピル基のm-位への異性
化が起こり、4-位置換体及び 4,4′-位置換体の収率が
低下する。また、反応温度が130℃未満であると、4-
位置換体及び 4,4′-位置換体の選択率は向上するが、
ビフェニルの転化率が低下する。
反応圧力は常圧〜30kg/cm2、好ましくは2〜20kg
/cm2である。圧力は高くても反応に悪影響を及ぼすこ
とはないが、この反応圧力を特別に高圧にする必要はな
い。
/cm2である。圧力は高くても反応に悪影響を及ぼすこ
とはないが、この反応圧力を特別に高圧にする必要はな
い。
反応は流通形式、バッチ形式のいずれでも行うことがで
きる。大量に生産する場合は前者が、少量生産する場合
は後者が適している。いずれの反応形式の場合も、触媒
と反応生成物の分離は、固液分離により容易に行うこと
ができる。活性を失ったゼオライト触媒は、窒素で希釈
した空気の存在下に500℃程度で焼成し、析出炭素質
を取り除くというような方法で容易に再生することがで
きる。
きる。大量に生産する場合は前者が、少量生産する場合
は後者が適している。いずれの反応形式の場合も、触媒
と反応生成物の分離は、固液分離により容易に行うこと
ができる。活性を失ったゼオライト触媒は、窒素で希釈
した空気の存在下に500℃程度で焼成し、析出炭素質
を取り除くというような方法で容易に再生することがで
きる。
得られた反応生成物は、蒸溜等の手段により未反応物や
ベンゼン等の副反応生成物等を分離してイソプロピルビ
フェニル類とし、これに含まれる4-イソプロピルビフェ
ニル及び 4,4′-ジイソプロピルビフェニルは、さらに
蒸溜や晶析等の手段により分離精製することができる。
4-イソプロピルビフェニル及び 4,4′-ジイソプロピル
ビフェニルを分離した後の反応生成物もまた、熱媒体、
溶媒、暖気絶縁油等の用途に用いることができる。
ベンゼン等の副反応生成物等を分離してイソプロピルビ
フェニル類とし、これに含まれる4-イソプロピルビフェ
ニル及び 4,4′-ジイソプロピルビフェニルは、さらに
蒸溜や晶析等の手段により分離精製することができる。
4-イソプロピルビフェニル及び 4,4′-ジイソプロピル
ビフェニルを分離した後の反応生成物もまた、熱媒体、
溶媒、暖気絶縁油等の用途に用いることができる。
[実施例] 以下、実施例及び比較例に基いて、本発明方法を具体的
に説明する。
に説明する。
実施例1、2、4及び5並びに比較例1、3及び5 撹拌機付き反応容器に、ビフェニル(BP)と触媒を加
え、所定の圧力でプロピレンを供給しながら第1表に示
す条件で反応を行った。使用した触媒はモルデナイト
(シリカ/アルミナ比19.9)、Y型ゼオライト及び
シリカアルミナであり、各々85Kジュール/モル以上
の酸点を触媒1kg当たり1.70モル、1.33モル及
び0.3モル有していた。また、細孔径はモルデナイト
が7.0Åであって、Y型ゼオライトが7.7Åであっ
た。反応生成物中のビフェニル環を持つ化合物の重量割
合を第2表に、また、モノイソプロピルビフェニル及び
ジイソプロピルビフェニルの異性体比率を第3表に示
す。
え、所定の圧力でプロピレンを供給しながら第1表に示
す条件で反応を行った。使用した触媒はモルデナイト
(シリカ/アルミナ比19.9)、Y型ゼオライト及び
シリカアルミナであり、各々85Kジュール/モル以上
の酸点を触媒1kg当たり1.70モル、1.33モル及
び0.3モル有していた。また、細孔径はモルデナイト
が7.0Åであって、Y型ゼオライトが7.7Åであっ
た。反応生成物中のビフェニル環を持つ化合物の重量割
合を第2表に、また、モノイソプロピルビフェニル及び
ジイソプロピルビフェニルの異性体比率を第3表に示
す。
実施例3及び比較例2 撹拌機付き反応容器に、ビフェニル(BP)とジイソプ
ロピルベンゼン(DPB)又はクメン及び触媒として上
記と同じモルデナイト又はシリカアルミナを加え、第1
表に示す条件で反応を行った。結果を第2表及び第3表
に示す。
ロピルベンゼン(DPB)又はクメン及び触媒として上
記と同じモルデナイト又はシリカアルミナを加え、第1
表に示す条件で反応を行った。結果を第2表及び第3表
に示す。
比較例4 撹拌機付きガラス製フラスコにビフェニル(BP)と塩
化アルミニウム(AlCl3)を加え、プロピレンを供
給しながら第1表に示す条件で反応を行った。結果を第
2表及び第3表に示す。
化アルミニウム(AlCl3)を加え、プロピレンを供
給しながら第1表に示す条件で反応を行った。結果を第
2表及び第3表に示す。
実施例6 ビフェニル7.7g(50×10-3mol)に対しイソプロピル
化剤としてプロピレン又はイソプロピルアルコールを第
4表に示す割合で使用し、trans-デカリン溶媒20ml中
で触媒としてシリカ/アルミナ比(S/A 比)の異なるH
型モルデナイトを使用し、第4表に示すような触媒使用
量及び反応条件で行い、ビフェニルの転化率、反応生成
物におけるモノ体、ジ体及びトリ体以上の選択率、生成
したモノ体における2-体、3-体及び4-体の割合、及び、
生成したジ体中の 4,4′-体の割合をそれぞれ測定し
た。結果を第4表に示す。
化剤としてプロピレン又はイソプロピルアルコールを第
4表に示す割合で使用し、trans-デカリン溶媒20ml中
で触媒としてシリカ/アルミナ比(S/A 比)の異なるH
型モルデナイトを使用し、第4表に示すような触媒使用
量及び反応条件で行い、ビフェニルの転化率、反応生成
物におけるモノ体、ジ体及びトリ体以上の選択率、生成
したモノ体における2-体、3-体及び4-体の割合、及び、
生成したジ体中の 4,4′-体の割合をそれぞれ測定し
た。結果を第4表に示す。
実施例7 ビフェニル7.7g(50×10-3mol)に対しイソプロピル
化剤としてプロピレンを第5表に示す割合で使用し、tr
ans-デカリン溶媒20ml中で市販の粉状酸化ニオブ触媒
を使用し、第5表に示す触媒使用量及び反応条件で反応
を行い、ビフェニルの転化率、反応生成物におけるモノ
体、ジ体及びトリ体以上の選択率、生成したモノ体にお
ける2-体、3-体及び4-体の割合、及び、生成したジ体中
の 4,4′-体の割合をそれぞれ測定した。結果を第5表
に示す。
化剤としてプロピレンを第5表に示す割合で使用し、tr
ans-デカリン溶媒20ml中で市販の粉状酸化ニオブ触媒
を使用し、第5表に示す触媒使用量及び反応条件で反応
を行い、ビフェニルの転化率、反応生成物におけるモノ
体、ジ体及びトリ体以上の選択率、生成したモノ体にお
ける2-体、3-体及び4-体の割合、及び、生成したジ体中
の 4,4′-体の割合をそれぞれ測定した。結果を第5表
に示す。
[発明の効果] 本発明によれば、4-位置換体及び 4,4′-位置換体に富
むイソプルピルビフェニル類を有利に製造することがで
きる。
むイソプルピルビフェニル類を有利に製造することがで
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 15/14 9280−4H // C07B 61/00 300 (72)発明者 松崎 武彦 茨城県つくば市東1丁目1番地 工業技術 院化学技術研究所内 (72)発明者 森田 守 福岡県北九州市小倉北区中井4―7―6 (72)発明者 竹内 玄樹 福岡県北九州市小倉北区中井2―4―5 (72)発明者 狩生 和義 福岡県北九州市小倉北区中井4―10―3 審査官 佐藤 修
Claims (3)
- 【請求項1】ビフェニルと、プロピレン、イソプロピル
アルコール及びイソプロピルベンゼン類から選択された
1種又は2種以上の混合物とを細孔径が約7Åのゼオラ
イト触媒の存在下に反応させることを特徴とする4-位が
イソプロピル化されたイソプロピルビフェニル類の製造
方法。 - 【請求項2】ビフェニルと、プロピレン、イソプロピル
アルコール及びイソプロピルベンゼン類から選択された
1種又は2種以上の混合物とをモルデナイトと同じX線
粉末回析像を有するゼオライト触媒の存在下に反応させ
ることを特徴とする4-位がイソプロピル化されたイソプ
ロピルビフェニル類の製造方法。 - 【請求項3】ビフェニルと、プロピレン、イソプロピル
アルコール及びイソプロピルベンゼン類から選択された
1種又は2種以上の混合物とを酸化ニオブ含有触媒の存
在下に反応させることを特徴とする4-位がイソプロピル
化されたイソプロピルビフェニル類の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63014583A JPH0662451B2 (ja) | 1988-01-27 | 1988-01-27 | イソプロピルビフェニル類の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63014583A JPH0662451B2 (ja) | 1988-01-27 | 1988-01-27 | イソプロピルビフェニル類の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01190639A JPH01190639A (ja) | 1989-07-31 |
JPH0662451B2 true JPH0662451B2 (ja) | 1994-08-17 |
Family
ID=11865186
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63014583A Expired - Lifetime JPH0662451B2 (ja) | 1988-01-27 | 1988-01-27 | イソプロピルビフェニル類の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0662451B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5198595A (en) * | 1987-11-23 | 1993-03-30 | The Dow Chemical Company | Alkylation of aromatic compounds |
US5175135A (en) * | 1987-11-23 | 1992-12-29 | The Dow Chemical Company | Alkylation of aromatic compounds to alkylates enriched in the linear substituted isomers |
EP0456839B1 (en) * | 1989-12-05 | 1994-08-31 | Osaka Gas Co., Ltd. | Process for producing 4,4'-diisopropylbiphenyl |
JP2868279B2 (ja) * | 1990-04-23 | 1999-03-10 | 工業技術院長 | アルキルビフェニル類の製造方法 |
DE19625234A1 (de) * | 1996-06-24 | 1998-01-02 | Hoechst Ag | Verfahren zur selektiven heterogen-katalytischen Synthese von 4-Methyl- und 4,4'-Dimethylbiphenyl |
-
1988
- 1988-01-27 JP JP63014583A patent/JPH0662451B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01190639A (ja) | 1989-07-31 |
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