JPH0657958U - 旋回型掘削機 - Google Patents
旋回型掘削機Info
- Publication number
- JPH0657958U JPH0657958U JP124393U JP124393U JPH0657958U JP H0657958 U JPH0657958 U JP H0657958U JP 124393 U JP124393 U JP 124393U JP 124393 U JP124393 U JP 124393U JP H0657958 U JPH0657958 U JP H0657958U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- excavator
- swing
- bracket
- frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 座席グリップの強度を向上し、かつ、燃料ゲ
ージを、運転状態でも常時監視可能とする。また、簡潔
な構成で、十分の強度が得られるように構成する。 【構成】 旋回型掘削機の座席Sの側方に配置して、旋
回時の落下を回避する座席グリップ3を樹脂製カバー7
の内部に配置した取付ブラケット6に対して、樹脂製カ
バー7を間に挟持した状態で締めつけ固定した。また、
旋回型掘削機の旋回フレームF上に燃料タンク1を配置
し、該燃料タンク1の残量を表示する燃料ゲージ2を、
座席Sに座ったオペレーターが確認できる位置の前方側
方に配置した。また、旋回型掘削機の作業機をスイング
するスイングシリンダの後端をブラケットにより枢支
し、該ブラケットをフレーム縦リブと旋回フレーム側板
との間に固定した。
ージを、運転状態でも常時監視可能とする。また、簡潔
な構成で、十分の強度が得られるように構成する。 【構成】 旋回型掘削機の座席Sの側方に配置して、旋
回時の落下を回避する座席グリップ3を樹脂製カバー7
の内部に配置した取付ブラケット6に対して、樹脂製カ
バー7を間に挟持した状態で締めつけ固定した。また、
旋回型掘削機の旋回フレームF上に燃料タンク1を配置
し、該燃料タンク1の残量を表示する燃料ゲージ2を、
座席Sに座ったオペレーターが確認できる位置の前方側
方に配置した。また、旋回型掘削機の作業機をスイング
するスイングシリンダの後端をブラケットにより枢支
し、該ブラケットをフレーム縦リブと旋回フレーム側板
との間に固定した。
Description
【0001】
本考案はバックホー等の旋回型掘削機の操縦部の構造に関する。
【0002】
従来から、旋回型掘削機に関する技術は公知とされていたのである。しかし、 従来の旋回型掘削機においては、座席グリップが座席自体に設けられていたので 、十分の安全性や強度を得ることが出来なかったのである。また燃料タンクの残 量を見る燃料ゲージ、燃料タンクの外側に設けられており、座席に座ったオペレ ーターが見ることは出来なかったのである。またスイングシリンダの後端基部を 枢支する部分のブラケットは、フレーム縦リブや旋回フレーム側板とは関係なく 、旋回フレームの上に立設されていたので、旋回フレームを小型に構成すること が不可能であったのである。
【0003】
本考案は上記従来技術の不具合を解消するものであり、座席グリップ3の強度 を向上し、かつ旋回フレームFの内側に配置できるコンパクトな構造のものを提 供するのである。また、従来は座席Sに座った状態のオペレーターが見ることが 不可能であった燃料ゲージ2を、座席Sの前方側方に配置することにより、運転 状態も常時監視出来るように構成したものである。また、スイングシリンダ4の 後端には大きな荷重が掛かるのであり、十分な強度が必要となるのである。本考 案においては、該スイングシリンダ4の後端を枢支するブラケット8を、フレー ム縦リブ9と旋回フレーム側板10の部分の間に溶接固定することにより、簡潔 な構成で、十分の強度が得られるように構成したのである。
【0004】
本考案の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するた めの手段を説明する。即ち、旋回型掘削機の座席Sの側方に配置して、旋回時の 落下を回避する座席グリップ3を樹脂製カバー7の内部に配置した取付ブラケッ ト6に対して、樹脂製カバー7を間に挟持した状態で締めつけ固定したものであ る。
【0005】 また、旋回型掘削機の旋回フレームF上に燃料タンク1を配置し、該燃料タン ク1の残量を表示する燃料ゲージ2を、座席Sに座ったオペレーターが確認でき る位置の前方側方に配置したものである。
【0006】 また、旋回型掘削機の作業機をスイングするスイングシリンダ4の後端をブラ ケット8に枢支し、該ブラケット8をフレーム縦リブ9と旋回フレーム側板10 との間に固定したものである。
【0007】
次に作用を説明する。即ち、座席Sが旋回時に振り落とされそうになる場合の 荷重を、取付ブラケット6と座席グリップ3により支持できるので、安全性が高 いのである。また座席グリップ3を支持する取付ブラケット6の部分は樹脂製カ バー7の内部に隠れてしまうので、デザイン性を向上することが出来る。また、 燃料を給油する場合は勿論、運転中においても、オペレーターが常時燃料ゲージ 2を監視することが出来るので、燃料切れが発生することが無くなる。また、補 強部材を兼用することが出来るので、旋回フレームFの旋回半径を小にすること が可能となった。
【0008】
次に実施例を説明する。図1は本考案の旋回型掘削機の左側面図、図2は座席 Sの側方に配置した座席グリップ3の支持部を示す側面図、図3はスイングシリ ンダ4の後端を支持する部分を示す平面図、図4はスイングシリンダ4と燃料タ ンク1と作動油タンク5の部分を示す側面図、図5は座席グリップ3の支持部を 示す側面図、図6はスイングシリンダ4の後端を枢支するブラケット8とフレー ム縦リブ9と旋回フレーム側板10の部分の平面図である。
【0009】 図1において、旋回型掘削機の全体構成を説明する。クローラー式走行装置1 6の上に旋回台軸受17を介して、旋回フレームFを360度回転可能に支持し ている。該旋回フレームFの前部にブーム枢支体21を枢支ピン22により枢支 し、該ブーム枢支体21をスイングシリンダ4により左右にスイング可能として いる。該ブーム枢支体21にブーム11を枢支し、該ブーム11の上端にバケッ トアーム13を枢支し、該バケットアーム13の先端に、バケット15を枢支し ている。
【0010】 前記ブーム11を上下回動するのがブームシリンダ19であり、バケットアー ム13を上下回動するのがアームシリンダ12であり、バケット15を掬い回動 するのが、バケットシリンダ14である。また旋回フレームFの上に固定ボンネ ットを構成する樹脂製カバー7と回動可能ボンネット18が被覆されており、該 固定ボンネットを構成する樹脂製カバー7と回動可能ボンネット18により構成 したエンジン室の内部に、エンジンと燃料タンク1と作動油タンク5が配置され ている。また旋回フレームFの上にキャノピCを支持する左右のキャノピ支持体 23・24が立設されている。該左右のキャノピ支持体23・24は、固定ボン ネット7と回動可能ボンネット18との内部に構成されている。
【0011】 本考案の座席グリップ3は、図2において、該左側のキャノピ支持体23の部 分に立設した取付ブラケット6は、固定ボンネットを構成する樹脂製カバー7の 内部に配置されており、取付ブラケット6とキャノピ支持体23とが近接固定さ れて、強度を向上している。そして該取付ブラケット6の上に樹脂製カバー7を 被覆した状態で、樹脂製カバー7の外側に座席グリップ3を接当してボルトによ り固定している。このように、取付ブラケット6と座席グリップ3の間に樹脂製 カバー7を挟持できるのは、樹脂製カバー7が固定ボンネットであり、開閉操作 は回動可能ボンネット18のみで行われるからである。
【0012】 また図2に示す如く、回動可能ボンネット18の内側で、座席Sの前方内側の 位置に燃料ゲージ2が立設されている。該燃料ゲージ2は座席Sの前部側方に配 置されているので、オペレーターは何時でもこれを見ることが出来るのである。 回動可能ボンネット18の内部に、前後に燃料タンク1と作動油タンク5が配置 されている。また図3に示す如く、キャノピ支持体23・24の中の右側にキャ ノピ支持体24の部分の下方にシリンダーの後端を枢支するブラケット8が固定 されている。該ブラケット8の溶接固定状態は、図6において図示する如く、旋 回フレームFを補強すべく、ブーム枢支体21に至るフレーム縦リブ9が溶接固 定されており、該フレーム縦リブ9と旋回フレームFの旋回フレーム側板10が 交わる部分の隅部に、ブラケット8を溶接固定している。
【0013】 また該ブラケット8の部分には、図3に示す如く、左右のキャノピ支持体23 ・24の中の右側の24が位置している。これらのキャノピ支持体24とフレー ム縦リブ9と旋回フレーム側板10の3者が合流する部分の強度的に大である部 分にブラケット8を設けることにより、スイングシリンダ4の伸縮に伴い、ブラ ケット8の部分に亀裂が入ることが無くなったのである。
【0014】
本考案は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するのである。即ち、 旋回型掘削機の座席Sの側方に配置して、旋回時の落下を回避する座席グリップ 3を樹脂製カバー7の内部に配置した取付ブラケット6に対して、樹脂製カバー 7を間に挟持した状態で締めつけ固定したので、座席Sが旋回時に振り落とされ そうになる場合の荷重を、取付ブラケット6と座席グリップ3により支持できる ので、安全性が高いのである。また座席グリップ3を支持する取付ブラケット6 の部分は樹脂製カバー7の内部に隠れてしまうので、デザイン性を向上すること が出来るのである。
【0015】 また請求項2の如く、旋回型掘削機の旋回フレームF上に燃料タンク1を配置 し、該燃料タンク1の残量を表示する燃料ゲージ2を、座席Sに座ったオペレー ターが確認できる位置の前方側方に配置したので、燃料を給油する場合は勿論、 運転中においても、オペレーターが常時燃料ゲージ2を監視することが出来るの で、燃料切れが発生することが無くなったのである。
【0016】 また、請求項3の如く、旋回型掘削機の作業機をスイングするスイングシリン ダ4の後端をブラケット8により枢支し、該ブラケット8をフレーム縦リブ9と 旋回フレーム側板10との間に固定したので、補強部材を兼用することが出来る ので、旋回フレームFの旋回半径を小にすることが可能となったのである。
【図1】本考案の旋回型掘削機の左側面図。
【図2】座席Sの側方に配置した座席グリップ3の支持
部を示す側面図。
部を示す側面図。
【図3】スイングシリンダ4の後端を支持する部分を示
す平面図。
す平面図。
【図4】スイングシリンダ4と燃料タンク1と作動油タ
ンク5の部分を示す側面図。
ンク5の部分を示す側面図。
【図5】座席グリップ3の支持部を示す側面図。
【図6】スイングシリンダ4の後端を枢支するブラケッ
ト8とフレーム縦リブ9と旋回フレーム側板10の部分
の平面図である。
ト8とフレーム縦リブ9と旋回フレーム側板10の部分
の平面図である。
1 燃料タンク 2 燃料ゲージ 3 座席グリップ 4 スイングシリンダ 5 作動油タンク 6 取付ブラケット 7 樹脂製カバー 8 ブラケット 9 フレーム縦リブ 10 旋回フレーム側板
Claims (3)
- 【請求項1】 旋回型掘削機の座席の側方に配置して、
旋回時の落下を回避する座席グリップを樹脂製カバーの
内部に配置した取付ブラケットに対して、樹脂製カバー
を間に挟持した状態で締めつけ固定したことを特徴とす
る旋回型掘削機。 - 【請求項2】 旋回型掘削機の旋回フレーム上に燃料タ
ンクを配置し、該燃料タンクの残量を表示する燃料ゲー
ジを、座席に座ったオペレーターが確認できる位置の前
方側方に配置したことを特徴とする旋回型掘削機。 - 【請求項3】 旋回型掘削機の作業機をスイングするス
イングシリンダの後端を、ブラケットに枢支し、該ブラ
ケットをフレーム縦リブと旋回フレーム側板との間に固
定したことを特徴とする旋回型掘削機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP124393U JPH0657958U (ja) | 1993-01-21 | 1993-01-21 | 旋回型掘削機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP124393U JPH0657958U (ja) | 1993-01-21 | 1993-01-21 | 旋回型掘削機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0657958U true JPH0657958U (ja) | 1994-08-12 |
Family
ID=11496021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP124393U Pending JPH0657958U (ja) | 1993-01-21 | 1993-01-21 | 旋回型掘削機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0657958U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1193211A (ja) * | 1997-09-22 | 1999-04-06 | Kubota Corp | バックホウ |
-
1993
- 1993-01-21 JP JP124393U patent/JPH0657958U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1193211A (ja) * | 1997-09-22 | 1999-04-06 | Kubota Corp | バックホウ |
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