JPH0657502U - 切削工具 - Google Patents
切削工具Info
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- JPH0657502U JPH0657502U JP053235U JP5323592U JPH0657502U JP H0657502 U JPH0657502 U JP H0657502U JP 053235 U JP053235 U JP 053235U JP 5323592 U JP5323592 U JP 5323592U JP H0657502 U JPH0657502 U JP H0657502U
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- shank
- cutting tool
- ring
- cutting
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- Pending
Links
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Landscapes
- Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】弾性体よりなるOリングを嵌合すべくシャンク
外周の少なくとも1以上の箇所に少なくとも1以上のリ
ング溝を設けた切削工具である。 【効果】弾性体よりなるOリングを嵌合すべく切削工具
のシャンク外周の少なくとも1以上の箇所にリング溝を
設けたことにより、シャンクの後端面より供給路の取入
孔付近にジョイント取りつけ用の内ねじを形成する必要
がなく、さらに切削工具の突出量を大きくすることがで
きた。
外周の少なくとも1以上の箇所に少なくとも1以上のリ
ング溝を設けた切削工具である。 【効果】弾性体よりなるOリングを嵌合すべく切削工具
のシャンク外周の少なくとも1以上の箇所にリング溝を
設けたことにより、シャンクの後端面より供給路の取入
孔付近にジョイント取りつけ用の内ねじを形成する必要
がなく、さらに切削工具の突出量を大きくすることがで
きた。
Description
【0001】 本考案は、内径加工用の切削工具に関するものである。
【0002】
金属材料の加工では、一般に切削チップ(以下、チップと略称する)をクラン プした切削工具を用いるが、このチップの切刃とワークの切削面とに大きな摩擦 熱が発生するので、この部分に切削油を供給して、チップ表面やワークの切削面 の焼きつきや破損を防止している。外径加工などにおいては、ワークの外側から 切削油を供給することが可能であるが、内径加工においては、チップがワークの 内部に入りこんでいくため、切削工具自体に切削油供給路(以下、供給路と略称 する)を穿設し、切削油を供給する構造としている。
【0003】 従来、内径加工用の切削工具としては、図7に示すようにシャンク2の後端面 2bに取入孔5a、チップ3を先端にクランプするための刃部4に噴出孔5bを 備える供給路5を穿設した切削工具Tが用いられた。この切削工具Tは、図8に 示すようにシャンク2を工具固定用スリーブ(以下、スリーブと略称する)10 の嵌合穴11内に固定した時、シャンク2の外周の長軸方向にボルト30による 固定のため形成した切り欠き面2aと上記嵌合穴11の内壁11aとの間に空隙 Sができるので、切削油を油用パイプ40より直接供給路5内に供給する必要が ある。そのため、上記供給路5と油用パイプ40とを連結するためのジョイント Jを用い、このジョイントJを螺合すべく、上記シャンク2の後端面2bより上 記供給路5の取入孔5a付近に内ネジを形成してあった。
【0004】 また、図9には、実開平1 125103号公報に説明される別態様の切削工 具Rを示し、この切削工具Rは切り欠き面2aをシャンク2の後端面2bからシ ャンクの途中までのみに形成し、この切り欠き面2aに取り入れ口5a、刃部4 表面に噴出孔5bを備える供給路5を穿設してなるもので、これは切り欠き面2 aとスリーブ10の嵌合穴11の内壁面11aによって形成される空隙Sを供給 路5の一部として活用するものであった。
【0005】
しかしながら、上記の従来技術は以下のような課題を有していた。
【0006】 まず、シャンクの後端面に供給路の取り入れ口を形成し、供給路内の取り入れ 口近傍に油パイプ連結用のジョイントを螺合すべく内ネジを形成した切削工具に おいては、機械の種類などに合わせて切削工具の長さを調整すべく焼き入れした 鋼からなるシャンクの後端部位を適宜切断した後、シャンク後端より供給路内の 取入孔付近に内ネジを形成しなければならず、大変な手間であった。また、切り 欠き面をシャンクの後端面からシャンクの途中までのみに形成し、この切り欠き 面2aに供給路の取り入れ口を形成した切削工具においては、上述のような内ネ ジを形成する必要はなかったが、切り欠き面がスリーブの外に露出すると、そこ から油が漏れ出てしまうことから、切削工具の突き出し量の調整は、シャンク2 の切り欠き面2aを形成していない部位の長さ(長軸方向)の範囲内でしかでき ず、それ故、切削工具の突き出し量を大きくすることはできないという不具合が あった。
【0007】
上記課題を解決するため、本考案はシャンク外周に穿設したリング溝にOリン グを嵌合した。
【0008】 以下、本考案の実施例を図を用いて説明する。
【0009】 図1には、内径加工に用いる本考案実施例の切削工具1を示し、2は棒状をし たシャンクであり、その外周には、長軸方向に複数個の切り欠き面2aが形成さ れ、また図2に示すニトリルゴムなどの弾性材料よりなるOリング20を嵌合す べく少なくとも1以上の箇所にリング溝2cが穿設してあり、該リング溝2cの 1つには上記Oリングが嵌合してある。また、該シャンク2の先端にはチップ3 をクランプ、アンクランプする機構を備えた刃部4を形成してある。さらに、こ の切削工具1には、上記シャンク2の後端面2bに取入孔5a、上記刃部4表面 に噴出孔5bを備えた供給路5が穿設してある。
【0010】 上記シャンク2は、図3に示すようにスリーブ10の嵌合穴11と嵌合可能な 形状をなしており、このスリーブ2の外周に穿設したリング溝2cの一つに上記 Oリング20を嵌合し、このシャンク2を該嵌合穴11に圧入した状態で上記ス リーブ10に穿設したボルト孔12よりボルト30を螺入し、その先端を嵌合穴 11内に位置する上記シャンク2の切り欠き面2aに対し圧接させることによっ て、シャンク2をスリーブ10の嵌合穴11内に固定する構造となっている。そ して、このスリーブ10を機械本体(不図示)に取りつけることによって、切削 工具1を機械本体に固定し、さらにスリーブ10の後端面13に円柱状に形成さ れ、かつ上記嵌合穴11に連通する貫通孔14aを備えた凸部14の周囲に油用 パイプ40を挿着し、上記嵌合穴11内に切削油を供給するようになっている。
【0011】 このように上記切削工具1を機械本体に固定し、嵌合穴11内に切削油を供給 するようになしたスリーブ10では、シャンク2のリング溝2c内に嵌合され、 かつ嵌合穴11の内壁面11aに圧接するOリング20によって、嵌合穴11内 に供給された切削油が、シャンク2の外周と嵌合穴11の内壁面11aとの空隙 Sのうち、Oリング20よりも前方の部位S1 に漏出しないため、供給された切 削油はシャンクの後端面2bに形成した取入孔5aより上記供給路5内に流れ込 み、刃部4に形成した噴出孔5bよりチップ3に供給される。したがって、上記 切削工具1は、油用パイプ40を連結するためのジョイントを用いる必要がなく 、そのため、シャンク2の後端面2bより供給路5の取入孔5a付近にジョイン ト取りつけ用の内ねじを形成する必要がない。
【0012】 また、上記の切削工具1によれば、Oリング20がスリーブ10の嵌合穴内に ある限り、供給路5の噴出孔5b以外のところから切削油が出てしまうことがな い。それ故、リング溝2cをなるだけシャンク2の後端面2bに近い位置に穿設 することにより、切削工具1の突き出し量を多くすることが可能である。
【0013】 なお、シャンク2の外周に穿設するリング溝2cは、シャンク2の後端部位を 切り落とし、シャンク2の長さを機械に合わせ調整する場合に備えて、複数箇所 に設けておいてもよい。
【0014】 また、Oリング20としてはニトリルゴム、スチレンブタジエンゴム、エチレ ンプロピレンゴム、シリコンゴム、フッ素ゴムなどからなる、日本工業規格B2 401規定のものを用いるのが好ましい。
【0015】 なお、上記供給路5は、シャンク2の後端面2bに取入孔5bを有するものに 限らず、図4に示すごとく、切り欠き面2aの、Oリング20の後ろ側の部位に 取入孔5bを有するものであってもよい。
【0016】 また、図5には、切削工具1の必要な突き出し量が確保できる範囲で、なるだ けシャンク2の前側部位にOリング20を嵌合するリング溝2cを穿設し、さら に該リング溝2cに嵌合したOリング20のすぐ後ろの部位の上記切り欠き面2 aに供給路5の取入孔5aを形成した切削工具1を示し、図6には、同様な構成 でかつOリング20の前方部位の供給路5を断面半円形状の溝として形成した切 削工具1を示す。このような切削工具1は、供給路5が短くてよく、供給路5を 穿設するのに手間がかからないという効果があった。
【0017】
本願考案は、シャンク外周に穿設したリング溝にOリングを嵌合したことによ り、シャンクの後端面より供給路の取入孔付近にジョイント取りつけ用の内ねじ を形成する必要がなく、さらに切削工具の突出量を大きくすることができるもの である。
【図1】本考案実施例の切削工具の側面図である。
【図2】本考案実施例の切削工具のシャンクに穿設した
リング溝に嵌合するOリングの斜視図である。
リング溝に嵌合するOリングの斜視図である。
【図3】本考案実施例の切削工具と工具固定用スリーブ
を示す要部断面図である。
を示す要部断面図である。
【図4】スリーブの切り欠き面に供給路の取入孔を形成
した本考案実施例の切削工具と工具固定用スリーブを示
す要部断面図である。
した本考案実施例の切削工具と工具固定用スリーブを示
す要部断面図である。
【図5】シャンクのなるだけ前側部位にリング溝を穿設
し、供給路の長さを短くした本考案実施例の切削工具の
斜視図である。
し、供給路の長さを短くした本考案実施例の切削工具の
斜視図である。
【図6】図5の切削工具と同様な切削工具で、かつ供給
路を断面半円形状となした本考案実施例の切削工具の斜
視図である。
路を断面半円形状となした本考案実施例の切削工具の斜
視図である。
【図7】シャンクの後端面に供給路の取入孔を形成した
従来の切削工具の側面図である。
従来の切削工具の側面図である。
【図8】図5の切削工具と工具固定用スリーブを示す要
部断面図である。
部断面図である。
【図9】切り欠き面をシャンクの後端面からシャンクの
途中までのみに形成した従来の切削工具と工具固定用ス
リーブを示す要部断面図である。
途中までのみに形成した従来の切削工具と工具固定用ス
リーブを示す要部断面図である。
1 切削工具 2 シャンク 3 切削チップ 4 刃部 5 切削油供給路 10 工具固定用スリーブ 11 嵌合穴 12 ボルト孔 20 Oリング 30 ボルト 40 油用パイプ S 空隙
Claims (1)
- 【請求項1】 シャンクの先端に刃部を設け、該刃部表
面に切削油を噴出する孔を穿設し、かつ該孔に連通する
切削油供給路をシャンクに具備するとともに該シャンク
外周に形成したリング溝にOリングを嵌合してなる切削
工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP053235U JPH0657502U (ja) | 1992-07-29 | 1992-07-29 | 切削工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP053235U JPH0657502U (ja) | 1992-07-29 | 1992-07-29 | 切削工具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0657502U true JPH0657502U (ja) | 1994-08-09 |
Family
ID=12937148
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP053235U Pending JPH0657502U (ja) | 1992-07-29 | 1992-07-29 | 切削工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0657502U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015077669A (ja) * | 2013-10-18 | 2015-04-23 | 日本特殊陶業株式会社 | 切削工具用ホルダ及び切削工具 |
JP2016179529A (ja) * | 2015-03-24 | 2016-10-13 | ユニパルス株式会社 | 圧力エア測定装置及びこれを用いた工作機械システム |
WO2018110194A1 (ja) * | 2016-12-12 | 2018-06-21 | シチズン時計株式会社 | クーラント継手装置 |
-
1992
- 1992-07-29 JP JP053235U patent/JPH0657502U/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN105636726A (zh) * | 2013-10-18 | 2016-06-01 | 日本特殊陶业株式会社 | 切削刀具用刀柄及切削刀具 |
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JP2016179529A (ja) * | 2015-03-24 | 2016-10-13 | ユニパルス株式会社 | 圧力エア測定装置及びこれを用いた工作機械システム |
WO2018110194A1 (ja) * | 2016-12-12 | 2018-06-21 | シチズン時計株式会社 | クーラント継手装置 |
US11033995B2 (en) | 2016-12-12 | 2021-06-15 | Citizen Watch Co., Ltd. | Coolant coupling device |
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