JPH0657181A - 装飾幕 - Google Patents
装飾幕Info
- Publication number
- JPH0657181A JPH0657181A JP4229308A JP22930892A JPH0657181A JP H0657181 A JPH0657181 A JP H0657181A JP 4229308 A JP4229308 A JP 4229308A JP 22930892 A JP22930892 A JP 22930892A JP H0657181 A JPH0657181 A JP H0657181A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- decorative curtain
- rays
- drawn
- curtain
- pattern
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47H—FURNISHINGS FOR WINDOWS OR DOORS
- A47H23/00—Curtains; Draperies
- A47H2023/003—Additional elements for the decoration of curtains
Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 図柄を変化させてその実用的価値を高めるこ
とができ、また、従来の装飾幕と同様に、掲示スペース
さえあれば簡単に設置できる装飾幕を提供すること。 【構成】 図柄3が描かれ、壁面に設置される装飾幕1
であって、図柄3Cは、紫外線、可視光線、近赤外線等
の光線が照射されることで著しく色彩が変化する色素か
らなる塗料で着色されていることを特徴とする。
とができ、また、従来の装飾幕と同様に、掲示スペース
さえあれば簡単に設置できる装飾幕を提供すること。 【構成】 図柄3が描かれ、壁面に設置される装飾幕1
であって、図柄3Cは、紫外線、可視光線、近赤外線等
の光線が照射されることで著しく色彩が変化する色素か
らなる塗料で着色されていることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インテリジェントビ
ル、アトリウム空間、デパート等の内、外壁面の装飾に
用いられる装飾幕に関する。
ル、アトリウム空間、デパート等の内、外壁面の装飾に
用いられる装飾幕に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インテリジェントビル、アトリウ
ム空間、デパート等の内、外壁面を装飾するために用い
られている装飾幕は、ビニールシートに図柄が印刷され
ており、長年展示されていても色や文字等は変化しな
い。
ム空間、デパート等の内、外壁面を装飾するために用い
られている装飾幕は、ビニールシートに図柄が印刷され
ており、長年展示されていても色や文字等は変化しな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来の装飾幕
を用いた場合その図柄は不変であり、そのため装飾幕の
実用的価値には限界があった。一方、色や文字等は変化
するものとしては、電飾、或は、液晶パネル表示等の方
式があるが、これらの方式では、仕掛けが大掛かりとな
り、費用や工期の点で採用され難い。本発明は前記事情
に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、図柄
を変化させてその実用的価値を高めることができ、ま
た、従来の装飾幕と同様に掲示スペースさえあれば簡単
に設置できる装飾幕を提供することにある。
を用いた場合その図柄は不変であり、そのため装飾幕の
実用的価値には限界があった。一方、色や文字等は変化
するものとしては、電飾、或は、液晶パネル表示等の方
式があるが、これらの方式では、仕掛けが大掛かりとな
り、費用や工期の点で採用され難い。本発明は前記事情
に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、図柄
を変化させてその実用的価値を高めることができ、ま
た、従来の装飾幕と同様に掲示スペースさえあれば簡単
に設置できる装飾幕を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、図柄が描かれ、壁面に設置される装飾幕であ
って、前記図柄は、紫外線、可視光線、近赤外線等の光
線が照射されることで著しく色彩が変化する色素からな
る塗料で着色されていることを特徴とする。また、本発
明は、前記装飾幕が布体と、この布体の表面をコーティ
ングするビニールシートにより構成され、前記図柄は前
記布体に描かれていることを特徴とする。また、本発明
は、前記図柄が、紫外線、可視光線、近赤外線等の光線
が照射されることで色彩が変化しない色素からなる塗料
を含んで描かれていることを特徴とする。
本発明は、図柄が描かれ、壁面に設置される装飾幕であ
って、前記図柄は、紫外線、可視光線、近赤外線等の光
線が照射されることで著しく色彩が変化する色素からな
る塗料で着色されていることを特徴とする。また、本発
明は、前記装飾幕が布体と、この布体の表面をコーティ
ングするビニールシートにより構成され、前記図柄は前
記布体に描かれていることを特徴とする。また、本発明
は、前記図柄が、紫外線、可視光線、近赤外線等の光線
が照射されることで色彩が変化しない色素からなる塗料
を含んで描かれていることを特徴とする。
【0005】本発明において、色彩の変化は、その色
相、彩度、明度のうち少なくとも一つが著しく変化すれ
ばよい。紫外線、可視光線、近赤外線等の光線が照射さ
れることで色彩が変化する色素としては、各種ロイコ染
料、有機ホウ素等のアンモニウム塩と共存したシアニン
系色素等が用いられる。
相、彩度、明度のうち少なくとも一つが著しく変化すれ
ばよい。紫外線、可視光線、近赤外線等の光線が照射さ
れることで色彩が変化する色素としては、各種ロイコ染
料、有機ホウ素等のアンモニウム塩と共存したシアニン
系色素等が用いられる。
【0006】これらの色素は、紫外線、可視光線、近赤
外線等の光線が照射されると、その色相、彩度、明度の
うち少なくとも一つが変化する。たとえばロイコ染料で
は、紫外線が照射されると、その明度が明らかに変化
し、有色から無色に変化する。また他のロイコ染料では
彩度が明らかに変化し変色を行う。上記のようなシアニ
ン系色素では、近赤外線が照射されると、その明度が大
きく変化し、有色(例えば青色)から無色に変化する。
外線等の光線が照射されると、その色相、彩度、明度の
うち少なくとも一つが変化する。たとえばロイコ染料で
は、紫外線が照射されると、その明度が明らかに変化
し、有色から無色に変化する。また他のロイコ染料では
彩度が明らかに変化し変色を行う。上記のようなシアニ
ン系色素では、近赤外線が照射されると、その明度が大
きく変化し、有色(例えば青色)から無色に変化する。
【0007】本発明で用いられる塗料は、ロイコ染料の
場合は必要に応じ発色剤を添加して用いてもよい。発色
剤としては、具体的には、フェノール化合物、無機固体
酸類、その他の酸性顕色剤等が用いられる。
場合は必要に応じ発色剤を添加して用いてもよい。発色
剤としては、具体的には、フェノール化合物、無機固体
酸類、その他の酸性顕色剤等が用いられる。
【0008】上記のような発色剤は、ロイコ染料1重量
部に対し、0.2〜30重量部、好ましくは1〜15重
量部の割合で配合することができる。また、図柄は、上
記のロイコ染料、発色剤の他に、本発明の目的を損なわ
ない範囲で溶剤、増粘剤等の他の成分を加えて作成して
もよい。このような溶剤としては、ケトン類、エステル
類、芳香族炭化水素、ハロゲン系炭化水素、アルキルナ
フタレン、ジアリルアルカン等が用いられる。また、増
粘剤としては、各種オイル、可塑剤、各種のレジン等が
用いられる。
部に対し、0.2〜30重量部、好ましくは1〜15重
量部の割合で配合することができる。また、図柄は、上
記のロイコ染料、発色剤の他に、本発明の目的を損なわ
ない範囲で溶剤、増粘剤等の他の成分を加えて作成して
もよい。このような溶剤としては、ケトン類、エステル
類、芳香族炭化水素、ハロゲン系炭化水素、アルキルナ
フタレン、ジアリルアルカン等が用いられる。また、増
粘剤としては、各種オイル、可塑剤、各種のレジン等が
用いられる。
【0009】また、本発明では、上記色素を含んだ塗料
を数種類組み合わせた塗料を用いることや、或は、紫外
線、可視光線、近赤外線等の影響により色彩が変化する
色素からなる塗料と、変化しない色素からなる塗料を塗
り分けて図柄を描くことも可能である。
を数種類組み合わせた塗料を用いることや、或は、紫外
線、可視光線、近赤外線等の影響により色彩が変化する
色素からなる塗料と、変化しない色素からなる塗料を塗
り分けて図柄を描くことも可能である。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。図1(A)は実施例に係る装飾幕の正面図を示
し、図中1は装飾幕で、装飾幕1は膜体と、膜体の表面
を覆うコーティング層からなり、実施例では膜体として
布体を、コーティング層としてビニールシートを用いて
いる。布体には図柄としてクリスマスツリー3が描かれ
ている。クリスマスツリー3は、下部の木の部分3A
が、耐候性アクリル塗料により茶色に描かれている。ま
た、木3Aの上の葉の部分3Bが、耐候性アクリル塗料
により緑色に描かれている。
明する。図1(A)は実施例に係る装飾幕の正面図を示
し、図中1は装飾幕で、装飾幕1は膜体と、膜体の表面
を覆うコーティング層からなり、実施例では膜体として
布体を、コーティング層としてビニールシートを用いて
いる。布体には図柄としてクリスマスツリー3が描かれ
ている。クリスマスツリー3は、下部の木の部分3A
が、耐候性アクリル塗料により茶色に描かれている。ま
た、木3Aの上の葉の部分3Bが、耐候性アクリル塗料
により緑色に描かれている。
【0011】また、葉3Bの部分には、上下に細長の模
様3Cが複数描かれている。この模様3Cは、紫外線に
より緑色から褐色に変化する色素を用いた塗料で描かれ
ている。具体的には、インクを構成する色素に3−ジエ
チルアミノ−7−ベンジルアミノフルオランを用い、発
色剤にビスフェノールAを用いた場合、発色剤との反応
により無色から緑色に発色する。尚、布体にこれらの図
柄が描かれた後、布体は前記ビニールシートによりコー
ティングされている。
様3Cが複数描かれている。この模様3Cは、紫外線に
より緑色から褐色に変化する色素を用いた塗料で描かれ
ている。具体的には、インクを構成する色素に3−ジエ
チルアミノ−7−ベンジルアミノフルオランを用い、発
色剤にビスフェノールAを用いた場合、発色剤との反応
により無色から緑色に発色する。尚、布体にこれらの図
柄が描かれた後、布体は前記ビニールシートによりコー
ティングされている。
【0012】本実施例では、この装飾幕1を、南向きの
コンクリート壁面に掲示し、試験を行なった。掲示後1
0日経過した頃から、図1(B)に示すように、模様3
Cが褐色に着色された。やがて、褐色に着色された模様
3Cは、掲示後20日経過した頃から褪色し始め、掲示
後25日経過すると、図1(C)に示すように、完全に
白色に着色された。
コンクリート壁面に掲示し、試験を行なった。掲示後1
0日経過した頃から、図1(B)に示すように、模様3
Cが褐色に着色された。やがて、褐色に着色された模様
3Cは、掲示後20日経過した頃から褪色し始め、掲示
後25日経過すると、図1(C)に示すように、完全に
白色に着色された。
【0013】従って、本実施例に係る装飾幕1を実際に
使うに際しては、装飾幕を壁面に12月1日頃に掲示す
れば、12月10日頃から模様3Cが褐色に着色され、
褐色に着色された模様3Cは、12月20日頃から褪色
し始め、12月25日には完全に白色に着色されること
になる。
使うに際しては、装飾幕を壁面に12月1日頃に掲示す
れば、12月10日頃から模様3Cが褐色に着色され、
褐色に着色された模様3Cは、12月20日頃から褪色
し始め、12月25日には完全に白色に着色されること
になる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、紫
外線、可視光線、近赤外線等の影響により色彩が変化す
る色素からなる塗料で図柄を着色したので、時間の経過
に伴って図柄を変化させることができ、その実用的価値
を高め、また、従来の装飾幕と同様に掲示スペースさえ
あれば簡単に設置できる装飾幕がえられる。
外線、可視光線、近赤外線等の影響により色彩が変化す
る色素からなる塗料で図柄を着色したので、時間の経過
に伴って図柄を変化させることができ、その実用的価値
を高め、また、従来の装飾幕と同様に掲示スペースさえ
あれば簡単に設置できる装飾幕がえられる。
【図1】図1(A)は掲示開始時の装飾幕の正面図、図
1(B)は掲示後10日経過した装飾幕の正面図、図1
(C)は掲示後25日経過した装飾幕の正面図である。
1(B)は掲示後10日経過した装飾幕の正面図、図1
(C)は掲示後25日経過した装飾幕の正面図である。
1 装飾幕 3 クリスマスツリー 3C 模様
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 流尾 秀樹 大阪府大阪市西淀川区御幣島5丁目4番14 号 フジコピアン株式会社内 (72)発明者 塩野 好章 大阪府大阪市西淀川区御幣島5丁目4番14 号 フジコピアン株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 図柄が描かれ、壁面に設置される装飾幕
であって、 前記図柄は、紫外線、可視光線、近赤外線等の光線が照
射されることで著しく色彩が変化する色素からなる塗料
で着色されている、 ことを特徴とする装飾幕。 - 【請求項2】 前記装飾幕は布体と、この布体の表面を
コーティングするビニールシートにより構成され、前記
図柄は前記布体に描かれている請求項1記載の装飾幕。 - 【請求項3】 前記図柄は、紫外線、可視光線、近赤外
線等の光線が照射されることで色彩が変化しない色素か
らなる塗料を含んで描かれている請求項1または2記載
の装飾幕。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4229308A JPH0657181A (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | 装飾幕 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4229308A JPH0657181A (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | 装飾幕 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0657181A true JPH0657181A (ja) | 1994-03-01 |
Family
ID=16890110
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4229308A Pending JPH0657181A (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | 装飾幕 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0657181A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0839948A3 (de) * | 1996-11-04 | 1998-07-15 | DLW Aktiengesellschaft | Flächengebilde aus Natur- und/oder Kunststoffen mit vorbestimmter, dauerhafter Musterung |
KR102342633B1 (ko) * | 2021-10-18 | 2021-12-23 | 주식회사 보성산업 | 난방기기 코팅용 친환경 불연성 도료 조성물 및 그 제조 방법 |
-
1992
- 1992-08-04 JP JP4229308A patent/JPH0657181A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0839948A3 (de) * | 1996-11-04 | 1998-07-15 | DLW Aktiengesellschaft | Flächengebilde aus Natur- und/oder Kunststoffen mit vorbestimmter, dauerhafter Musterung |
KR102342633B1 (ko) * | 2021-10-18 | 2021-12-23 | 주식회사 보성산업 | 난방기기 코팅용 친환경 불연성 도료 조성물 및 그 제조 방법 |
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