JPH0655476U - コップの受容および保持手段付きプレ−ト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】ピクニック、セルフサービス食事、交通機関の
上で食事する場合飲物を入れるコップを載せるプレート
を提供。 【構成】コップを受容し保持する座３を有する、セルフ
サービス食事、交通機関等の食事用のプレート。該座は
穴、プレート上の盛り上った面内の凹部、或いはこれら
の組合せから成る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の利用分野】

この考案はセルフ・サービス食事、ピクニック、交通機関の上で食事をする場 合等、飲物を入れるコップを載せるプレートに関するものである。該プレートの 上にはコップを固定するための穴や座が設けてあり、このプレートは紙やプラス チックなどでプレス加工およびプラスチック・コーティングを行って仕上げたも ので、特に一回性食器具として適用するものである。

【０００２】

【従来の技術】

プレート（皿、盆を含む、以下同じ）とコップは日常生活で常に使う食器具と 飲物用具で、一般には単独で使用するものである。勿論専らコップを置くための プレートもあるけれども、それは単にコップをその上に置くだけであって、その 形状と機能は単独で使用するものと全く同じである。

【０００３】 このような単独で使用するコップとプレートは伝統的食事で使用するのに適応 するものである。集会の食事、セルフ・サービス食事、ピクニック並びに例えば 飛行機や列車などの交通機関上で食事をする場合に、通常固定位置に食卓を設け てあるから、あるいは食卓があまり小さく、あるいは運動状態にあるので、食事 を取る人は通常、片手で食物を載せてあるプレートを持って食事をする。もし同 時に飲物を入れたコップを一緒にしたい場合には、非常に不便で、コップをプレ ートの上に置けば、コップがプレートの上の食物と接触し、コップの底や食物が 汚れやすい。同時に直接コップをプレートの上に置けば、手でプレートを持って 歩くと、コップが倒れやすく、あるいは飲物がこぼれ、とくに高さの高いコップ が倒れやすく且つ飲物がこぼれやすい。

【０００４】

【考案が解決しようとする問題点】

本考案の目的は、コップを合理的にプレート上に固定するためのプレートを提 供し、上記のセルフ・サービス食事、ピクニック及び交通機関で食事をする場合 、コップを持ちこむときのニーズを満足するためのものである。

【０００５】

【問題を解決するための手段】

本考案は、プレート内にコップ（茶わん、コーヒーカップ、紅茶カップ等、皿 以外の容器を含む）を受容し保持する手段を設けたことを特徴とする。該手段は 穴、又は該プレート上の盛り上った面内の凹部、或いはこれらの組合せであるこ とができる。

【０００６】

【好ましい態様】

本考案の好ましい態様を添付の図面を参照して記述する。

【０００７】 図１〜３は本考案の第１の態様を示し、図４〜６は本考案の第２の態様を示す 。 図１〜３を参照すると、本考案のプレート１の特徴は、コップ２を受容する 手段又は座がプレート１内に設けられている。コップ用の座はいろいろな形状で あり得る。該座は、穴４又は陥没した表面又は凹部６を有する盛上った面又は突 起３、或いはこれらの組合せであることができる。

【０００８】 該座はまた、一般的用途のコップ又は特殊な用途のコップに合うように設計で きる。即ち、上部の直径が底部の直径よりも大きいコップ２のように、一般的用 途のコップに合うように座を設計する場合は、コップの座を丸穴４にして、その 直径をコップ２の底部直径よりも大きく、上部の直径よりも小さくなるように設 計できる。一般には、コップ２の上半部で留めるよう設計する。

【０００９】 このようにすれば、使用するとき、すなわちプレート１を持上げるとき、コッ プ２内の飲物（液体）の重心はプレート１面に近接するかまたはプレート面より 低くなる。もしプレート１を持上げる手がコップ２に近接していれば、その効果 は恰かも手でコップ２を持つのと同じであって、プレート１を卓面に置くとき、 コップ２が先に卓面に着く。プレート１を持上げるときはプレートが先に上昇し 、それからコップ２を引掛けるようになるので、プレートを持上げたり下したり するとき、プレートが傾斜するようなことがあっても、少しもコップに影響を与 えず、コップ内の液体は、持上げるときまたは下すときもこぼれることがない。

【００１０】 もしプレート上に載せた食物が湿ったものまたは汁があるものの場合は、湿っ た食物によってコップが汚れたり、汁がコップを置くための円孔から流れ出るの を防止するために、円孔をプレート底面より高くなっている突起３の上に設けた 方が良い。

【００１１】 底部の直径が上部直径と等しいか或いは大きいコップ２′に適合させる場合は 、図４，５および６に示されるように、プレート１′の丸穴４′を突起３′の凹 部６に設ける。丸穴４′と突起３′の間に円環状の平面が形成され、高さの低い コップ、例えばコーヒーカップ、を固定できる。

【００１２】 プレート１′を主に柄のついた低いコップに使用する場合、或いは上部と底部 の直径が同じであるコップに使用する場合、穴は必要でない。単に凹部（通常丸 い平面）を有する突起であれば十分である。

【００１３】 穴以外のプレートの面は全て食物を置くのに用いられる。該面は種々の形を有 するように設計し得、仕切りによっていくつかの部分に分けることができる。プ レートが紙製又はプラスチック製である場合、これらの仕切りは、図７および８ に示されるような補強用肋材５の形体であり得、プレート１の剛性を改良する。

【００１４】 上記のプレートにおいて、座は特定の用途のコップに合うように設計でき、そ して穴、突起および凹部は、本考案の範囲内で種々の形状に設計できる。

【００１５】 本考案のプレ−トは、主にセルフ・サ−ビス食事、ピクニック、並びに交通機 関で食事をするときに用いられるので、多くは一回性の食具である。生産材料、 例えば紙、プラスチック、金属薄板などでプレッシング加工、プラスチック・コ ーティングなどの方法を採用するので、上記のプレート上は盤底に対する突起部 、例えば盛上った面、仕切り及びプレート縁などが一定の勾配をもつ錐体状のよ うに設計し、すなわちプレートの面積がプレート底面の面積より大きくなってい る。このように設計するのは三つの利点がある。１は食事、洗浄が便利である、 ２は生産製造する場合に型抜し易い、３はその全体の錐形構造が複数のプレート を重ねて積む場合便利である。しかし、これらは本考案の重点ではないから、こ の考案はその他の食物を載せる鉄の材料や別の生産工程を採用して、プレートを 造ることを拒否するのではなく、また繰り返して使うプレートも排除するもので もない。

【００１６】 この考案は集会食事やセルフ・サービス食事、ピクニックと臨時ファスト・フ ードのために、交通機関での食事を含めて、飲物などの液体を容れるコップ用の プレートを提供するものである。しかも当該プレートはうまくコップと似合い、 生産製造の工程も簡単でコストも低く、構造が合理的で、重ねて積みやすく、と くに一回性食具として使われるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のプレートの一態様を示す斜視図であ
る。

【図２】図１に示すプレートにコップを置いた場合の斜
視図である。

【図３】プレートのコップ受容部の縦断面図である。

【図４】本考案のプレートの第２の態様を示す斜視図で
あって、コップを破線で示した図である。

【図５】別の種類のコップを破線で示した、本考案のプ
レートの第２の態様を示す斜視図である。

【図６】図４および５に示したプレートのコップ受容部
の縦断面図である。

【図７】コップ受容部および食物仕切り用肋材を有する
プレートの斜視図である。

【図８】図７に示すプレートにコップを受容・保持した
場合の斜視図である。

【符号の説明】

１，１′ プレート ２ コップ ３，３′ 突起 ４，４′ 凹部 ５ 肋材 ６ 円環状平面

Claims (7)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 コップを受容しそして保持する手段を有
   するプレートであって、該手段は穴、又は該プレート上
   の盛り上った面内の凹部、或いは両者の組み合せから成
   る、コップの受容・保持手段付きプレート。
2. 【請求項２】 上記のコップ受容・保持手段が丸穴であ
   る、請求項１に記載のプレート。
3. 【請求項３】 上記の丸穴がプレートの盛り上った面に
   設けられている、請求項２に記載のプレート。
4. 【請求項４】 上記の丸穴がプレートの盛り上った面内
   の凹部に設けられており、そして円環状の平らな面が該
   丸穴と該盛り上った面との間に設けられている、請求項
   ２に記載のプレート。
5. 【請求項５】 上記のコップ受容・保持手段が、プレー
   ト面よりも幾分高い盛り上った面の凹部面により形成さ
   れている、請求項１に記載のプレート。
6. 【請求項６】 上記のプレートが、複数個の仕切りによ
   り複数個の部分に区分されている、請求項１に記載のプ
   レート。
7. 【請求項７】 上記の盛り上った面とプレートの底面と
   の間の部分が先細になって円錐体面を形成する、請求項
   １に記載のプレート。