JPH0654828A - Nmrシステム - Google Patents
NmrシステムInfo
- Publication number
- JPH0654828A JPH0654828A JP5117510A JP11751093A JPH0654828A JP H0654828 A JPH0654828 A JP H0654828A JP 5117510 A JP5117510 A JP 5117510A JP 11751093 A JP11751093 A JP 11751093A JP H0654828 A JPH0654828 A JP H0654828A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gradient
- nmr
- pair
- pulse
- signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R33/00—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
- G01R33/20—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
- G01R33/44—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance using nuclear magnetic resonance [NMR]
- G01R33/48—NMR imaging systems
- G01R33/54—Signal processing systems, e.g. using pulse sequences ; Generation or control of pulse sequences; Operator console
- G01R33/56—Image enhancement or correction, e.g. subtraction or averaging techniques, e.g. improvement of signal-to-noise ratio and resolution
- G01R33/561—Image enhancement or correction, e.g. subtraction or averaging techniques, e.g. improvement of signal-to-noise ratio and resolution by reduction of the scanning time, i.e. fast acquiring systems, e.g. using echo-planar pulse sequences
- G01R33/5615—Echo train techniques involving acquiring plural, differently encoded, echo signals after one RF excitation, e.g. using gradient refocusing in echo planar imaging [EPI], RF refocusing in rapid acquisition with relaxation enhancement [RARE] or using both RF and gradient refocusing in gradient and spin echo imaging [GRASE]
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R33/00—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
- G01R33/20—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
- G01R33/44—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance using nuclear magnetic resonance [NMR]
- G01R33/48—NMR imaging systems
- G01R33/54—Signal processing systems, e.g. using pulse sequences ; Generation or control of pulse sequences; Operator console
- G01R33/56—Image enhancement or correction, e.g. subtraction or averaging techniques, e.g. improvement of signal-to-noise ratio and resolution
- G01R33/561—Image enhancement or correction, e.g. subtraction or averaging techniques, e.g. improvement of signal-to-noise ratio and resolution by reduction of the scanning time, i.e. fast acquiring systems, e.g. using echo-planar pulse sequences
- G01R33/5615—Echo train techniques involving acquiring plural, differently encoded, echo signals after one RF excitation, e.g. using gradient refocusing in echo planar imaging [EPI], RF refocusing in rapid acquisition with relaxation enhancement [RARE] or using both RF and gradient refocusing in gradient and spin echo imaging [GRASE]
- G01R33/5617—Echo train techniques involving acquiring plural, differently encoded, echo signals after one RF excitation, e.g. using gradient refocusing in echo planar imaging [EPI], RF refocusing in rapid acquisition with relaxation enhancement [RARE] or using both RF and gradient refocusing in gradient and spin echo imaging [GRASE] using RF refocusing, e.g. RARE
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- General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 スキャン時間を長くしないで二つの異なる画
像を取得する。 【構成】 RF再集束パルスの引き続く各対の間に一対
の勾配リコールエコー信号320,321を作成するよ
うに、高速スピンエコーNMRパルス系列を変形する。
各対の第一の勾配リコールエコー信号を取得し、これを
用いて第一の画像を再構成し、各対の第二の勾配リコー
ルエコー信号を用いて第二の画像を再構成する。各対の
二つの勾配リコールエコー信号を別々に位相符号化し
て、二つの再構成された画像がコントラストのあるT2
重み付けを持つようにする。
像を取得する。 【構成】 RF再集束パルスの引き続く各対の間に一対
の勾配リコールエコー信号320,321を作成するよ
うに、高速スピンエコーNMRパルス系列を変形する。
各対の第一の勾配リコールエコー信号を取得し、これを
用いて第一の画像を再構成し、各対の第二の勾配リコー
ルエコー信号を用いて第二の画像を再構成する。各対の
二つの勾配リコールエコー信号を別々に位相符号化し
て、二つの再構成された画像がコントラストのあるT2
重み付けを持つようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の分野は核磁気共鳴イメー
ジングの方法およびシステムである。更に詳しくは、本
発明は高速スピンエコーNMRスキャンを使用するコン
トラストの異なる多重画像の同時取得に関するものであ
る。
ジングの方法およびシステムである。更に詳しくは、本
発明は高速スピンエコーNMRスキャンを使用するコン
トラストの異なる多重画像の同時取得に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】磁気モーメントを持つどの核もそれが中
に配置された磁界の方向に自身を揃えようとする。しか
し、そうする際、核は磁界の強さおよび特定の核種の性
質(核の磁気回転比γ)によって決まる特性角周波数
(ラーモア周波数)で上記の方向を中心にして歳差運動
を行う。この現象を示す核をここでは「スピン」と呼
ぶ。
に配置された磁界の方向に自身を揃えようとする。しか
し、そうする際、核は磁界の強さおよび特定の核種の性
質(核の磁気回転比γ)によって決まる特性角周波数
(ラーモア周波数)で上記の方向を中心にして歳差運動
を行う。この現象を示す核をここでは「スピン」と呼
ぶ。
【0003】人体組織のような物質に一様な磁界(分極
磁界B0 )が加えられたとき、組織内のスピンの個々の
磁気モーメントはこの分極磁界と揃おうとするが、それ
を中心としてそれらの特性ラーモア周波数でランダムな
順序に歳差運動を行う。分極磁界の方向に正味磁気モー
メントMzが作成されるが、垂直平面すなわち横平面
(x−y平面)のランダムな方向を向いた磁気成分は相
互に相殺する。しかし、x−y平面の中にありラーモア
周波数に近い磁界(励起磁界B1 )が物質すなわち組織
に加えられると、正味の、揃えられたモーメントMzを
回転または「傾けて」x−y平面に入れることにより、
正味横磁気モーメントMtが作成され、これはラーモア
周波数でx−y平面内で回転すなわちスピンしている。
この現象の実際的な価値は励起信号B1 の終了後に、励
起されたスピンが放出する信号に存在する。この核磁気
共鳴(NMR:nuclear magnetic r
esonance)現象を用いる非常に様々の測定系列
がある。
磁界B0 )が加えられたとき、組織内のスピンの個々の
磁気モーメントはこの分極磁界と揃おうとするが、それ
を中心としてそれらの特性ラーモア周波数でランダムな
順序に歳差運動を行う。分極磁界の方向に正味磁気モー
メントMzが作成されるが、垂直平面すなわち横平面
(x−y平面)のランダムな方向を向いた磁気成分は相
互に相殺する。しかし、x−y平面の中にありラーモア
周波数に近い磁界(励起磁界B1 )が物質すなわち組織
に加えられると、正味の、揃えられたモーメントMzを
回転または「傾けて」x−y平面に入れることにより、
正味横磁気モーメントMtが作成され、これはラーモア
周波数でx−y平面内で回転すなわちスピンしている。
この現象の実際的な価値は励起信号B1 の終了後に、励
起されたスピンが放出する信号に存在する。この核磁気
共鳴(NMR:nuclear magnetic r
esonance)現象を用いる非常に様々の測定系列
がある。
【0004】NMRを使って画像を作成するとき、対象
内の特定の位置からNMR信号を得るための手法が用い
られる。通常、イメージングすべき領域(関心のある領
域)は使用している特定の局部化法に応じて変わる一連
のNMR測定サイクルによって走査される。結果として
得られる受信したNMR信号の組をディジタル化し、処
理することにより、多数の周知の再構成手法の中の一つ
を使って画像が再構成される。このような走査を行うた
め、勿論、対象内の特定の位置からのNMR信号を引き
出す必要がある。これは分極磁界B0 と同じ方向を持つ
がx、yおよびzの各軸に沿って勾配を持つ磁界(G
x、Gy、およびGz)を用いることによって行われ
る。各NMRサイクルの間にこれらの勾配の強さを制御
することによって、スピン励起の空間分布を制御するこ
とができ、結果として得られるNMR信号の位置を識別
することができる。
内の特定の位置からNMR信号を得るための手法が用い
られる。通常、イメージングすべき領域(関心のある領
域)は使用している特定の局部化法に応じて変わる一連
のNMR測定サイクルによって走査される。結果として
得られる受信したNMR信号の組をディジタル化し、処
理することにより、多数の周知の再構成手法の中の一つ
を使って画像が再構成される。このような走査を行うた
め、勿論、対象内の特定の位置からのNMR信号を引き
出す必要がある。これは分極磁界B0 と同じ方向を持つ
がx、yおよびzの各軸に沿って勾配を持つ磁界(G
x、Gy、およびGz)を用いることによって行われ
る。各NMRサイクルの間にこれらの勾配の強さを制御
することによって、スピン励起の空間分布を制御するこ
とができ、結果として得られるNMR信号の位置を識別
することができる。
【0005】医用画像を作成するために現在使用される
殆どのNMRスキャンでは、必要なデータを取得するた
めに何分もかかる。このスキャン時間の削減は重要な検
討事項である。スキャン時間が短くなると、患者のスル
ープットが増大し、患者の快適さが改善され、運動アー
チファクトの減少により画像品質が向上する。短時間に
NMR画像データを取得することの概念はピータ・マン
スフィールド(Peter Mansfield)がジ
ャーナル・フィジックス(J.Phys.C.10:L
55−L58,1977)にエコー平面パルス系列を提
案した1977年以来知られて来た。標準のパルス系列
と対照的に、エコー平面パルス系列は各RF(無線周
波)励起パルスに対する一組のNMR信号を作成する。
これらのNMR信号は別々に位相符号化することができ
るので、20から100ミリ秒程度継続する単一のパル
ス系列で64ビューのスキャン全体を取得することがで
きる。エコー平面イメージング(EPI:echo p
lanar imaging)の利点は周知であり、こ
のパルス系列の変形が米国特許第4,678,996
号、第4,733,188号、第4,716,369
号、第4,355,282号、第4,588,948
号、および第4,752,735号に開示されている。
殆どのNMRスキャンでは、必要なデータを取得するた
めに何分もかかる。このスキャン時間の削減は重要な検
討事項である。スキャン時間が短くなると、患者のスル
ープットが増大し、患者の快適さが改善され、運動アー
チファクトの減少により画像品質が向上する。短時間に
NMR画像データを取得することの概念はピータ・マン
スフィールド(Peter Mansfield)がジ
ャーナル・フィジックス(J.Phys.C.10:L
55−L58,1977)にエコー平面パルス系列を提
案した1977年以来知られて来た。標準のパルス系列
と対照的に、エコー平面パルス系列は各RF(無線周
波)励起パルスに対する一組のNMR信号を作成する。
これらのNMR信号は別々に位相符号化することができ
るので、20から100ミリ秒程度継続する単一のパル
ス系列で64ビューのスキャン全体を取得することがで
きる。エコー平面イメージング(EPI:echo p
lanar imaging)の利点は周知であり、こ
のパルス系列の変形が米国特許第4,678,996
号、第4,733,188号、第4,716,369
号、第4,355,282号、第4,588,948
号、および第4,752,735号に開示されている。
【0006】エコー平面イメージング法の一変形が高速
取得緩和強調(RARE:Rapid Acquisi
tion Relaxation Enhanced)
系列である。このRARE系列についてはマグネティッ
ク・レゾナンス・イン・メディシン誌所載のジェー・ヘ
ニグ他による論文「RAREイメージング:臨床MR用
高速イメージング法」(J.Hennig et a
l,”RARE Imaging: A Fast I
maging Method for Clinica
l MR”, Magnetic Resonance
in Medicine,3,823−833,19
86)に述べられている。RARE系列とEPI系列と
の間の本質的な相違点はエコー信号を作成するやり方に
ある。RARE系列はカー・パーセル・マイボーム・ギ
ル系列(Carr−Purcell−Meiboom−
Gill sequence)から作成されたRF再集
束されたエコーを使用するのに対して、EPI法は勾配
リコールエコーを用いる。
取得緩和強調(RARE:Rapid Acquisi
tion Relaxation Enhanced)
系列である。このRARE系列についてはマグネティッ
ク・レゾナンス・イン・メディシン誌所載のジェー・ヘ
ニグ他による論文「RAREイメージング:臨床MR用
高速イメージング法」(J.Hennig et a
l,”RARE Imaging: A Fast I
maging Method for Clinica
l MR”, Magnetic Resonance
in Medicine,3,823−833,19
86)に述べられている。RARE系列とEPI系列と
の間の本質的な相違点はエコー信号を作成するやり方に
ある。RARE系列はカー・パーセル・マイボーム・ギ
ル系列(Carr−Purcell−Meiboom−
Gill sequence)から作成されたRF再集
束されたエコーを使用するのに対して、EPI法は勾配
リコールエコーを用いる。
【0007】これらの「高速スピンエコー」イメージン
グ法ではともに、単一の励起パルスから多重スピンエコ
ー信号が取得され、取得された各エコー信号は別々に位
相符号化される。したがって、各パルス系列すなわち
「ショット(shot)」の結果、複数のビューが取得
され、単一ショットスキャンは一般にEPI法で使用さ
れる。しかし、RARE高速スピンエコー系列を用いる
ときは、完全な一組の画像データを取得するために複数
のショットが通常、用いられる。たとえば、RAREパ
ルス系列はショット当たり8個または16個の個別エコ
ー信号を取得するかも知れない。したがって、256ビ
ューを必要とする画像はそれぞれ32または16のショ
ットを必要とする。
グ法ではともに、単一の励起パルスから多重スピンエコ
ー信号が取得され、取得された各エコー信号は別々に位
相符号化される。したがって、各パルス系列すなわち
「ショット(shot)」の結果、複数のビューが取得
され、単一ショットスキャンは一般にEPI法で使用さ
れる。しかし、RARE高速スピンエコー系列を用いる
ときは、完全な一組の画像データを取得するために複数
のショットが通常、用いられる。たとえば、RAREパ
ルス系列はショット当たり8個または16個の個別エコ
ー信号を取得するかも知れない。したがって、256ビ
ューを必要とする画像はそれぞれ32または16のショ
ットを必要とする。
【0008】高速スピンエコーイメージング系列の臨床
用途では、単一スキャンの間に、一つより多い画像が取
得されることが多い。画像は患者の同じ組織を描くが、
T2重み付け効果を用いることにより各画像で異なる組
織が強調される。たとえば、各ショットの初期のエコー
信号から関節の一つの画像を再構成することにより、筋
肉組織のような、短いT2 減衰の組織のエンハンスメン
ト(強調)を行うことができる。各ショットの後のエコ
ー信号から第二の画像を再構成することにより、関節流
体のような、長いT2 減衰の組織のエンハンスメントを
行うことができる。このような多重画像高速スピンエコ
ーイメージング系列はジャーナル・オブ・マグネティッ
ク・レゾナンス・イメージング誌所載のエヌ・ヒグチ他
による論文「二コントラストRARE:高速スピン密度
とT2 重み付けイメージング法」の要約に説明されてい
る(N.Higuchi et al, abstra
ct in Journal of Magnetic
Resonance Imaging, Vol.
1,No.2,p.147,1991,”Two−Co
ntrast RARE: A Fast Spin−
Density and T2 −Weighted I
maging Method”)。スキャンの間に付加
的な画像を取得するとき、より多くのスピンエコー信号
を取得しなければならず、それに応じてスキャンの長さ
が伸びることは明らかである。
用途では、単一スキャンの間に、一つより多い画像が取
得されることが多い。画像は患者の同じ組織を描くが、
T2重み付け効果を用いることにより各画像で異なる組
織が強調される。たとえば、各ショットの初期のエコー
信号から関節の一つの画像を再構成することにより、筋
肉組織のような、短いT2 減衰の組織のエンハンスメン
ト(強調)を行うことができる。各ショットの後のエコ
ー信号から第二の画像を再構成することにより、関節流
体のような、長いT2 減衰の組織のエンハンスメントを
行うことができる。このような多重画像高速スピンエコ
ーイメージング系列はジャーナル・オブ・マグネティッ
ク・レゾナンス・イメージング誌所載のエヌ・ヒグチ他
による論文「二コントラストRARE:高速スピン密度
とT2 重み付けイメージング法」の要約に説明されてい
る(N.Higuchi et al, abstra
ct in Journal of Magnetic
Resonance Imaging, Vol.
1,No.2,p.147,1991,”Two−Co
ntrast RARE: A Fast Spin−
Density and T2 −Weighted I
maging Method”)。スキャンの間に付加
的な画像を取得するとき、より多くのスピンエコー信号
を取得しなければならず、それに応じてスキャンの長さ
が伸びることは明らかである。
【0009】
【発明の概要】本発明は、単一のFSE(fast s
pin echo:高速スピンエコー)画像に対して必
要なスキャン時間に比べて殆ど増加無しに二つの画像に
対するデータを取得することができる改良された高速ス
ピンエコー系列に関するものである。更に詳しく述べる
と、通常、RF再集束パルスの各対の間に取得される単
一のNMRスピンエコー信号の代わりに一対の勾配リコ
ールNMRエコー信号(gradient recalled NMR echo s
ignals)を発生する読出し勾配波形を作成することによ
り、FSEパルス系列が変形される。各勾配リコールN
MRエコー信号が別々に取得され、これを使用すること
により二つの別々の画像が再構成される。各勾配リコー
ルNMRエコー信号を別々に位相符号化することができ
るので、二つの画像の各々に対して異なるビューが取得
され、これらを賢明に選択することにより二つの画像の
間にT2 重み付けされたコントラスト差を与えることが
できる。
pin echo:高速スピンエコー)画像に対して必
要なスキャン時間に比べて殆ど増加無しに二つの画像に
対するデータを取得することができる改良された高速ス
ピンエコー系列に関するものである。更に詳しく述べる
と、通常、RF再集束パルスの各対の間に取得される単
一のNMRスピンエコー信号の代わりに一対の勾配リコ
ールNMRエコー信号(gradient recalled NMR echo s
ignals)を発生する読出し勾配波形を作成することによ
り、FSEパルス系列が変形される。各勾配リコールN
MRエコー信号が別々に取得され、これを使用すること
により二つの別々の画像が再構成される。各勾配リコー
ルNMRエコー信号を別々に位相符号化することができ
るので、二つの画像の各々に対して異なるビューが取得
され、これらを賢明に選択することにより二つの画像の
間にT2 重み付けされたコントラスト差を与えることが
できる。
【0010】本発明の一般的な目的は、スキャン時間を
大幅に伸ばすことなく二つの異なるFSE画像を取得す
ることである。本発明によれば、スキャン時間を殆ど伸
ばすことなく、一つの画像に対するデータを取得するF
SEパルス系列を二つの別々の画像に対するデータを取
得するように変形することができる。本発明のもう一つ
の目的は、異なるT2 重み付けされたコントラストをそ
なえる二つのFSE画像に対するデータを効率的に取得
することである。第一の画像の中央のビューが各ショッ
トの中で早く取得されるように、従来の位相符号化パル
スを用いて第一の勾配リコールNMRエコー信号を位相
符号化する。その結果、第一の画像は筋肉組織のような
短いT2 減衰の組織のエンハンスメントを行う。他方、
異なるビューに対して第二の勾配リコールNMRエコー
信号が符号化されるように、二つの勾配リコールNMR
エコー信号の間に「キッカー(kicker)」位相符号化パ
ルスが付加される。各ショットの後の方で第二の画像の
中央のビューを取得することにより、関節流体のよう
な、長いT2 減衰の組織が第二の再構成された画像で強
調される。
大幅に伸ばすことなく二つの異なるFSE画像を取得す
ることである。本発明によれば、スキャン時間を殆ど伸
ばすことなく、一つの画像に対するデータを取得するF
SEパルス系列を二つの別々の画像に対するデータを取
得するように変形することができる。本発明のもう一つ
の目的は、異なるT2 重み付けされたコントラストをそ
なえる二つのFSE画像に対するデータを効率的に取得
することである。第一の画像の中央のビューが各ショッ
トの中で早く取得されるように、従来の位相符号化パル
スを用いて第一の勾配リコールNMRエコー信号を位相
符号化する。その結果、第一の画像は筋肉組織のような
短いT2 減衰の組織のエンハンスメントを行う。他方、
異なるビューに対して第二の勾配リコールNMRエコー
信号が符号化されるように、二つの勾配リコールNMR
エコー信号の間に「キッカー(kicker)」位相符号化パ
ルスが付加される。各ショットの後の方で第二の画像の
中央のビューを取得することにより、関節流体のよう
な、長いT2 減衰の組織が第二の再構成された画像で強
調される。
【0011】本発明の上記および他の目的および利点は
以下の説明から明らかとなる。説明では、付図を参照す
るが、これは本発明の一実施例を示すものである。しか
し、このような実施例は必ずしも本発明の全範囲を表す
ものではないので、本発明の範囲の解釈にあたっては特
許請求の範囲を参照すべきである。
以下の説明から明らかとなる。説明では、付図を参照す
るが、これは本発明の一実施例を示すものである。しか
し、このような実施例は必ずしも本発明の全範囲を表す
ものではないので、本発明の範囲の解釈にあたっては特
許請求の範囲を参照すべきである。
【0012】
【詳しい説明】図1は本発明を含み、ゼネラルエレクト
リック社(General Electric Com
pany)から「シグナ」(S1GNA)という商標名
で販売されている好ましいNMRシステムの主要構成要
素をブロック図形式で示したものである。システム全体
の動作はデータゼネラル社(Data Genera
l)のMV7800のような主コンピュータ101を含
むホストコンピュータシステム100によって制御され
る。コンピュータにはインタフェース102が含まれて
おり、これを介して複数のコンピュータ周辺装置および
他のNMRシステム構成要素が結合されている。コンピ
ュータ周辺装置の中には磁気テープ駆動装置104があ
り、主コンピュータの指示のもとにこれを使って患者の
データおよび画像をテープに保管することができる。処
理された患者データは画像ディスク記憶装置110に格
納してもよい。画像プロセッサ108の機能は拡大、画
像比較、グレースケール調整、実時間データディスプレ
ーのような対話型画像ディスプレー操作を可能にするこ
とである。コンピュータシステムにはディスクデータ記
憶システム112を使用してなまデータ(すなわち、画
像再構成前のデータ)を記憶するための手段が設けられ
ている。操作卓116もインタフェース102を介して
コンピュータに結合されており、これにより操作者は患
者の検査に関連するデータ、ならびに較正、スキャンの
開始および終了のようなNMRシステムの正しい動作に
必要な付加的なデータを入力する手段が得られる。操作
卓はディスクまたは磁気テープに記憶された画像をディ
スプレーするためにも使用される。
リック社(General Electric Com
pany)から「シグナ」(S1GNA)という商標名
で販売されている好ましいNMRシステムの主要構成要
素をブロック図形式で示したものである。システム全体
の動作はデータゼネラル社(Data Genera
l)のMV7800のような主コンピュータ101を含
むホストコンピュータシステム100によって制御され
る。コンピュータにはインタフェース102が含まれて
おり、これを介して複数のコンピュータ周辺装置および
他のNMRシステム構成要素が結合されている。コンピ
ュータ周辺装置の中には磁気テープ駆動装置104があ
り、主コンピュータの指示のもとにこれを使って患者の
データおよび画像をテープに保管することができる。処
理された患者データは画像ディスク記憶装置110に格
納してもよい。画像プロセッサ108の機能は拡大、画
像比較、グレースケール調整、実時間データディスプレ
ーのような対話型画像ディスプレー操作を可能にするこ
とである。コンピュータシステムにはディスクデータ記
憶システム112を使用してなまデータ(すなわち、画
像再構成前のデータ)を記憶するための手段が設けられ
ている。操作卓116もインタフェース102を介して
コンピュータに結合されており、これにより操作者は患
者の検査に関連するデータ、ならびに較正、スキャンの
開始および終了のようなNMRシステムの正しい動作に
必要な付加的なデータを入力する手段が得られる。操作
卓はディスクまたは磁気テープに記憶された画像をディ
スプレーするためにも使用される。
【0013】コンピュータシステム100はシステム制
御器118および勾配増幅システム128によってNM
Rシステムを制御する。コンピュータ100は熟練した
当業者には周知の方法でリンク103によつてシステム
制御器118と通信する。システム制御器118には、
パルス制御モジュール(PCM−pulse cont
rol module)120、アレープロセッサ10
6、無線周波トランシーバ122、ステータス制御モジ
ュール(SCM−status and contro
l module)124、および構成要素を付勢する
ために必要な、全体を126で表した電源のような数個
のサブシステムが含まれている。PCM120は主コン
ピュータ101が発生する制御信号を使って、勾配コイ
ル励起を制御するディジタル波形ならびにRF励起パル
スを変調するためトランシーバ122で使用されるRF
エンベロープ波形のようなタイミングおよび制御用のデ
ィジタル信号を発生する。勾配波形はGx増幅器13
0、Gy増幅器132、およびGz増幅器134でほぼ
構成される勾配増幅システム128に印加される。各増
幅器130、132、134は全体を136で表した集
合体の中の対応する勾配コイルを励起するために使用さ
れる。付勢されると、勾配コイルは主分極磁界と同じ方
向に磁界の磁界勾配Gx、GyおよびGzを発生する。
これらの勾配はデカルト座標系の互いに直角なX軸方
向、Y軸方向、およびZ軸方向に向いていて、主磁石
(図示しない)の発生する磁界がz方向を向いていてB
0 と表され、z方向の総磁界をBzと表すことにすれ
ば、それぞれ偏微分によりGx=dBz/dx、Gy=
dBz/dy、およびGz=dBz/dzで表され、任
意の点(x,y,z)での磁界はB(x,y,z)=B
0 +GxX+GyY+GzZで与えられる。
御器118および勾配増幅システム128によってNM
Rシステムを制御する。コンピュータ100は熟練した
当業者には周知の方法でリンク103によつてシステム
制御器118と通信する。システム制御器118には、
パルス制御モジュール(PCM−pulse cont
rol module)120、アレープロセッサ10
6、無線周波トランシーバ122、ステータス制御モジ
ュール(SCM−status and contro
l module)124、および構成要素を付勢する
ために必要な、全体を126で表した電源のような数個
のサブシステムが含まれている。PCM120は主コン
ピュータ101が発生する制御信号を使って、勾配コイ
ル励起を制御するディジタル波形ならびにRF励起パル
スを変調するためトランシーバ122で使用されるRF
エンベロープ波形のようなタイミングおよび制御用のデ
ィジタル信号を発生する。勾配波形はGx増幅器13
0、Gy増幅器132、およびGz増幅器134でほぼ
構成される勾配増幅システム128に印加される。各増
幅器130、132、134は全体を136で表した集
合体の中の対応する勾配コイルを励起するために使用さ
れる。付勢されると、勾配コイルは主分極磁界と同じ方
向に磁界の磁界勾配Gx、GyおよびGzを発生する。
これらの勾配はデカルト座標系の互いに直角なX軸方
向、Y軸方向、およびZ軸方向に向いていて、主磁石
(図示しない)の発生する磁界がz方向を向いていてB
0 と表され、z方向の総磁界をBzと表すことにすれ
ば、それぞれ偏微分によりGx=dBz/dx、Gy=
dBz/dy、およびGz=dBz/dzで表され、任
意の点(x,y,z)での磁界はB(x,y,z)=B
0 +GxX+GyY+GzZで与えられる。
【0014】トランシーバ122、RF増幅器123お
よびRFコイル138の発生する無線周波数パルスと組
み合わせて勾配磁界を使用することにより、空間情報が
符号化されて、検査している患者の領域から出てくるN
MR信号となる。パルス制御モジュール120から与え
られる波形制御信号はトランシーバサブシステム122
がRF搬送波の変調およびモード制御のために使用す
る。送信モードでは、送信器は制御信号に従って変調さ
れた無線周波波形をRF電力増幅器123に供給する。
次に、RF電力増幅器123は主磁石集合体146の中
にあるRFコイル138を励磁する。患者の中の励起さ
れた核が放射するNMR信号が送信に使用されるのと同
じRFコイルまたは異なるRFコイルによって検知さ
れ、前置増幅器139によって増幅される。このNMR
信号はトランシーバ122の受信部で増幅、復調、フィ
ルタリング、およびディジタル化される。処理されたN
MR信号は専用の片方向リンク105によってアレープ
ロセッサ106に送られて処理される。
よびRFコイル138の発生する無線周波数パルスと組
み合わせて勾配磁界を使用することにより、空間情報が
符号化されて、検査している患者の領域から出てくるN
MR信号となる。パルス制御モジュール120から与え
られる波形制御信号はトランシーバサブシステム122
がRF搬送波の変調およびモード制御のために使用す
る。送信モードでは、送信器は制御信号に従って変調さ
れた無線周波波形をRF電力増幅器123に供給する。
次に、RF電力増幅器123は主磁石集合体146の中
にあるRFコイル138を励磁する。患者の中の励起さ
れた核が放射するNMR信号が送信に使用されるのと同
じRFコイルまたは異なるRFコイルによって検知さ
れ、前置増幅器139によって増幅される。このNMR
信号はトランシーバ122の受信部で増幅、復調、フィ
ルタリング、およびディジタル化される。処理されたN
MR信号は専用の片方向リンク105によってアレープ
ロセッサ106に送られて処理される。
【0015】PCM120およびSCM124は独立な
サブシステムであり、両者とも直列通信リンク103に
より主コンピュータ101、患者位置ぎめシステム15
2等の周辺システムと通信し、また相互に通信する。P
CM120およびSCM124はそれぞれ、主コンピュ
ータ101からの命令を処理するためにインテル(In
tel)社の商品名80286のような16ビットのマ
イクロプロセッサを含む。SCM124には、患者のク
レードル(cradle−台)の位置および可動患者調
心光扇状ビーム(図示しない)の位置に関する情報を取
得するための手段が含まれている。主コンピュータ10
1はこの情報を使って画像ディスプレーおよび再構成パ
ラメータを修正する。SCM124は患者輸送調心シス
テムの作動のような機能の開始も行う。
サブシステムであり、両者とも直列通信リンク103に
より主コンピュータ101、患者位置ぎめシステム15
2等の周辺システムと通信し、また相互に通信する。P
CM120およびSCM124はそれぞれ、主コンピュ
ータ101からの命令を処理するためにインテル(In
tel)社の商品名80286のような16ビットのマ
イクロプロセッサを含む。SCM124には、患者のク
レードル(cradle−台)の位置および可動患者調
心光扇状ビーム(図示しない)の位置に関する情報を取
得するための手段が含まれている。主コンピュータ10
1はこの情報を使って画像ディスプレーおよび再構成パ
ラメータを修正する。SCM124は患者輸送調心シス
テムの作動のような機能の開始も行う。
【0016】勾配コイル集合体136およびRF送受信
コイル138は分極磁界を作成するために使用される磁
石の穴の中に取り付けられる。磁石は患者調心システム
148を含む主磁石集合体の一部を構成する。主磁石と
結合され、分極磁界の不均一を補正するために使用され
るシムコイルを付勢するために、シム電源140が使用
される。超電導磁石の場合には、磁石の発生する分極磁
界を適正な動作強度にするため主電源142が使用され
た後、切り離される。患者調心システム148は患者ク
レードル輸送システム150および患者位置ぎめシステ
ム152との組み合わせで動作する。外部発生源からの
干渉を最小限にするため、これらのNMRシステム構成
要素は全体を144で表したRFシールド室に入れられ
ている。
コイル138は分極磁界を作成するために使用される磁
石の穴の中に取り付けられる。磁石は患者調心システム
148を含む主磁石集合体の一部を構成する。主磁石と
結合され、分極磁界の不均一を補正するために使用され
るシムコイルを付勢するために、シム電源140が使用
される。超電導磁石の場合には、磁石の発生する分極磁
界を適正な動作強度にするため主電源142が使用され
た後、切り離される。患者調心システム148は患者ク
レードル輸送システム150および患者位置ぎめシステ
ム152との組み合わせで動作する。外部発生源からの
干渉を最小限にするため、これらのNMRシステム構成
要素は全体を144で表したRFシールド室に入れられ
ている。
【0017】特に図1および2に示すようにトランシー
バ122には、電力増幅器123を介してコイル138
AでRF励起磁界B1 を発生する構成要素およびコイル
138Bに結果として誘導されるNMR信号を受信する
構成要素が含まれている。RF励起磁界のベースすなわ
ち搬送波の周波数は周波数シンセサイザ200の制御下
で作成される。周波数シンセサイザ200は主コンピュ
ータ101から通信リンク103を介して一組みのデイ
ジタル信号(CF)を受ける。これらのディジタル信号
は出力201に作成されるRF搬送波信号の周波数およ
び位相を示す。この命令されたRF搬送波が変調器20
2に印加される。変調器202では、PCM120から
リンク103を介して受けた信号R(t)に応じてRF
搬送波が変調される。信号R(t)は作成すべきRF励
起パルスのエンベロープ、したがって帯域幅を規定す
る。これは、RF励起パルスを作成するとき所望のエン
ベロープを表す一連の記憶されたディジタル値を順次読
み出すことによりPCM120で作成される。これらの
記憶されたディジタル値をコンピュータ100が変更す
ることにより、所望のRFパルスエンベロープを作成す
ることができる。線205を介して出力されるRF励起
パルスの大きさは送信減衰回路206によって減衰され
る。送信減衰回路206は主コンピュータ101から通
信リンク103を介してディジタル信号TAを受ける。
減衰されたRF励起パルスはRF送信コイル138Aを
駆動する電力増幅器123に印加される。トランシーバ
122のこの部分の更に詳細な説明については、ここに
引用する米国特許第4,952,877号を参照された
い。
バ122には、電力増幅器123を介してコイル138
AでRF励起磁界B1 を発生する構成要素およびコイル
138Bに結果として誘導されるNMR信号を受信する
構成要素が含まれている。RF励起磁界のベースすなわ
ち搬送波の周波数は周波数シンセサイザ200の制御下
で作成される。周波数シンセサイザ200は主コンピュ
ータ101から通信リンク103を介して一組みのデイ
ジタル信号(CF)を受ける。これらのディジタル信号
は出力201に作成されるRF搬送波信号の周波数およ
び位相を示す。この命令されたRF搬送波が変調器20
2に印加される。変調器202では、PCM120から
リンク103を介して受けた信号R(t)に応じてRF
搬送波が変調される。信号R(t)は作成すべきRF励
起パルスのエンベロープ、したがって帯域幅を規定す
る。これは、RF励起パルスを作成するとき所望のエン
ベロープを表す一連の記憶されたディジタル値を順次読
み出すことによりPCM120で作成される。これらの
記憶されたディジタル値をコンピュータ100が変更す
ることにより、所望のRFパルスエンベロープを作成す
ることができる。線205を介して出力されるRF励起
パルスの大きさは送信減衰回路206によって減衰され
る。送信減衰回路206は主コンピュータ101から通
信リンク103を介してディジタル信号TAを受ける。
減衰されたRF励起パルスはRF送信コイル138Aを
駆動する電力増幅器123に印加される。トランシーバ
122のこの部分の更に詳細な説明については、ここに
引用する米国特許第4,952,877号を参照された
い。
【0018】やはり図1および図2に示すように、被検
体で生じるNMR信号は受信コイル138Bによってピ
ックアップされ、受信器207の入力に印加される。受
信器207はNMR信号を増幅する。次に、これは主コ
ンピュータ101からリンク103を介して受けたディ
ジタル減衰信号(RA)によって定まる量だけ減衰され
る。受信器207もPCM120から線211を介して
与えられる信号によってターンオンおよびターンオフす
る。これにより、遂行している特定の取得が必要とする
期間だけNMR信号が取得される。
体で生じるNMR信号は受信コイル138Bによってピ
ックアップされ、受信器207の入力に印加される。受
信器207はNMR信号を増幅する。次に、これは主コ
ンピュータ101からリンク103を介して受けたディ
ジタル減衰信号(RA)によって定まる量だけ減衰され
る。受信器207もPCM120から線211を介して
与えられる信号によってターンオンおよびターンオフす
る。これにより、遂行している特定の取得が必要とする
期間だけNMR信号が取得される。
【0019】受信されるNMR信号はラーモア周波数ま
たはその近傍にある。ラーモア周波数は本実施例では6
3.86MHzの近辺にある。この高周波信号は復調器
208内で二段階の過程で復調される。復調器208は
まずNMR信号を線201の搬送波信号と混合した後、
結果として得られる差信号を線204の2.5MHzの
基準信号と混合する。線212の、結果として得られる
復調されたNMR信号は帯域幅が125kHzであり、
中心周波数が187.5kHzである。復調されたNM
R信号はアナログ−ディジタル(A/D)変換器209
の入力に印加される。A/D変換器209は250kH
zの速度でアナログ信号をサンプリングし、ディジタル
化する。A/D変換器209の出力はディジタル直角検
出器210に印加される。ディジタル直角検出器210
は受信されたディジタル信号に対応する16ビットの同
相(I:in−phase)値および16ビットの直角
(Q:quadrature)値を発生する。結果とし
て得られる、受信NMR信号のディジタル化されたI値
およびQ値の流れがバス105を介してアレープロセッ
サに出力され、アレープロセッサで画像を再構成するた
めに用いられる。
たはその近傍にある。ラーモア周波数は本実施例では6
3.86MHzの近辺にある。この高周波信号は復調器
208内で二段階の過程で復調される。復調器208は
まずNMR信号を線201の搬送波信号と混合した後、
結果として得られる差信号を線204の2.5MHzの
基準信号と混合する。線212の、結果として得られる
復調されたNMR信号は帯域幅が125kHzであり、
中心周波数が187.5kHzである。復調されたNM
R信号はアナログ−ディジタル(A/D)変換器209
の入力に印加される。A/D変換器209は250kH
zの速度でアナログ信号をサンプリングし、ディジタル
化する。A/D変換器209の出力はディジタル直角検
出器210に印加される。ディジタル直角検出器210
は受信されたディジタル信号に対応する16ビットの同
相(I:in−phase)値および16ビットの直角
(Q:quadrature)値を発生する。結果とし
て得られる、受信NMR信号のディジタル化されたI値
およびQ値の流れがバス105を介してアレープロセッ
サに出力され、アレープロセッサで画像を再構成するた
めに用いられる。
【0020】受信されたNMR信号の中に含まれる位相
情報を維持するため、送信部の中の変調器202と受信
部の中の復調器208はともに共通の信号で動作する。
更に詳しく述べると、周波数シンセサイザ200の出力
201の搬送波信号および基準周波数発生器203の出
力204の2.5MHzの基準信号は変調過程と復調過
程の両方で用いられる。このようにして位相の一貫性が
維持され、復調された受信NMR信号の位相変化は励起
されたスピンが発生する位相変化を正確に示す。基準周
波数発生器203は共通の10MHzのクロック信号か
ら2.5MHzの基準信号の他に5MHz、10MH
z、および60MHzの基準信号を作成する。周波数シ
ンセサイザ200は5MHz、10MHz、および60
MHzの基準信号を用いて搬送波信号を作成し、出力2
01に送出する。受信器の更に詳しい説明については、
ここに引用する米国特許第4,992,736号を参照
されたい。
情報を維持するため、送信部の中の変調器202と受信
部の中の復調器208はともに共通の信号で動作する。
更に詳しく述べると、周波数シンセサイザ200の出力
201の搬送波信号および基準周波数発生器203の出
力204の2.5MHzの基準信号は変調過程と復調過
程の両方で用いられる。このようにして位相の一貫性が
維持され、復調された受信NMR信号の位相変化は励起
されたスピンが発生する位相変化を正確に示す。基準周
波数発生器203は共通の10MHzのクロック信号か
ら2.5MHzの基準信号の他に5MHz、10MH
z、および60MHzの基準信号を作成する。周波数シ
ンセサイザ200は5MHz、10MHz、および60
MHzの基準信号を用いて搬送波信号を作成し、出力2
01に送出する。受信器の更に詳しい説明については、
ここに引用する米国特許第4,992,736号を参照
されたい。
【0021】図3に、2DFTのRARE系列として知
られている従来の高速スピンエコーNMRパルス系列が
示されている。わかりやすくするため、図3には4個の
エコー信号301−304だけが示されているが、より
多くのエコー信号が作成され、取得されることは理解さ
れよう。これらのNMR信号は90°RF励起パルス3
05によって作成される。90°RF励起パルス305
はGzスライス選択勾配パルス306が存在する状態で
作成され、患者を通るスライス内で横方向磁化を行う。
この横方向磁化は選択的な180°のRFエコーパルス
307の各々により再集束される。これにより、Gx読
出し勾配パルス308が存在する状態で取得されるNM
Rスピンエコー信号301−304が作成される。各N
MRスピンエコー信号301−304はそれぞれのGy
位相符号化パルス309−313により個別に位相符号
化される。各位相符号化パルスの大きさは異なってお
り、256個の値を歩進することにより完全な1スキャ
ンの間に256個の個別ビューが取得される。これによ
り、y方向に256個の個別画素をそなえた画像を再構
成することができる。各信号の256個のサンプルをデ
ィジタル化することにより、各NMRスピンエコー信号
が取得される。その結果、一つの画像に対するスキャン
の完了時に、図3のパルス系列の16ショット(256
/16=16)が実行されており、複素数の256×2
56の要素アレーが取得されている。この画像データア
レーに対して二次元フーリエ変換を遂行した後、結果と
して得られる各複素要素の絶対値を計算することによ
り、画像が再構成される。このようにして、256×2
56画素の画像が作成され、変換されたアレーの中の対
応する要素の大きさにより各画素の明るさが決定され
る。
られている従来の高速スピンエコーNMRパルス系列が
示されている。わかりやすくするため、図3には4個の
エコー信号301−304だけが示されているが、より
多くのエコー信号が作成され、取得されることは理解さ
れよう。これらのNMR信号は90°RF励起パルス3
05によって作成される。90°RF励起パルス305
はGzスライス選択勾配パルス306が存在する状態で
作成され、患者を通るスライス内で横方向磁化を行う。
この横方向磁化は選択的な180°のRFエコーパルス
307の各々により再集束される。これにより、Gx読
出し勾配パルス308が存在する状態で取得されるNM
Rスピンエコー信号301−304が作成される。各N
MRスピンエコー信号301−304はそれぞれのGy
位相符号化パルス309−313により個別に位相符号
化される。各位相符号化パルスの大きさは異なってお
り、256個の値を歩進することにより完全な1スキャ
ンの間に256個の個別ビューが取得される。これによ
り、y方向に256個の個別画素をそなえた画像を再構
成することができる。各信号の256個のサンプルをデ
ィジタル化することにより、各NMRスピンエコー信号
が取得される。その結果、一つの画像に対するスキャン
の完了時に、図3のパルス系列の16ショット(256
/16=16)が実行されており、複素数の256×2
56の要素アレーが取得されている。この画像データア
レーに対して二次元フーリエ変換を遂行した後、結果と
して得られる各複素要素の絶対値を計算することによ
り、画像が再構成される。このようにして、256×2
56画素の画像が作成され、変換されたアレーの中の対
応する要素の大きさにより各画素の明るさが決定され
る。
【0022】やはり図3に示すように、NMRスピンエ
コー信号301−304のT2 減衰が破線315で示さ
れている。組織の種類が異なると、減衰速度が異なる。
FSE(fast spin echo:高速スピンエ
コー)のNMRイメージングの普通の戦略は、画像のコ
ントラストを支配する中心の、すなわち低位のビューの
実際のエコー時間(TE)で主として決まる実効エコー
時間を賢明に選択することにより、ある組織のコントラ
ストを他の組織のコントラストに比べて強調することで
ある。たとえば、人間の膝関節の画像で筋肉組織を強調
するため、各ショットで第一のスピンエコー信号を低位
の位相符号化値に符号化することができる。筋肉組織の
T2 減衰速度が大きく、可能な最短の実効エコー時間
(TE)が望ましいからである。他方、膝関節の流体が
強調された画像を作成するため、エコー時間TEがずっ
と長い、後のエコー信号から低位の位相符号化ビューを
取得することができる。関節流体のT2 減衰速度は筋肉
組織のT2 減衰速度に比べてずっと小さいので、これら
の流体は比例的に、より多くの信号に寄与し、それらの
コントラストは筋肉組織のコントラストに比べて強調さ
れる。したがって臨床用としては、異なる種類の組織の
コントラストを強調するように各画像の「T2重み」が
異なる、多数の画像に対するデータを取得することが一
般に行われている。実効TEエコー時間が異なる複数の
画像を取得するための一つの方法は、従来のスピンエコ
ーイメージングで通常行われているように単一のスキャ
ンで多重画像データセットを取得するものである。
コー信号301−304のT2 減衰が破線315で示さ
れている。組織の種類が異なると、減衰速度が異なる。
FSE(fast spin echo:高速スピンエ
コー)のNMRイメージングの普通の戦略は、画像のコ
ントラストを支配する中心の、すなわち低位のビューの
実際のエコー時間(TE)で主として決まる実効エコー
時間を賢明に選択することにより、ある組織のコントラ
ストを他の組織のコントラストに比べて強調することで
ある。たとえば、人間の膝関節の画像で筋肉組織を強調
するため、各ショットで第一のスピンエコー信号を低位
の位相符号化値に符号化することができる。筋肉組織の
T2 減衰速度が大きく、可能な最短の実効エコー時間
(TE)が望ましいからである。他方、膝関節の流体が
強調された画像を作成するため、エコー時間TEがずっ
と長い、後のエコー信号から低位の位相符号化ビューを
取得することができる。関節流体のT2 減衰速度は筋肉
組織のT2 減衰速度に比べてずっと小さいので、これら
の流体は比例的に、より多くの信号に寄与し、それらの
コントラストは筋肉組織のコントラストに比べて強調さ
れる。したがって臨床用としては、異なる種類の組織の
コントラストを強調するように各画像の「T2重み」が
異なる、多数の画像に対するデータを取得することが一
般に行われている。実効TEエコー時間が異なる複数の
画像を取得するための一つの方法は、従来のスピンエコ
ーイメージングで通常行われているように単一のスキャ
ンで多重画像データセットを取得するものである。
【0023】スキャンの間に作成すべき複数の画像の各
々に対して、所望の分解能の画像を生じる数の要素すな
わちサンプルをそなえた画像データアレーを取得しなけ
ればならないということは明らかである。実施例では、
256×256要素の画像データアレーが必要となり、
上記のように、これは単一の画像を取得するため図3の
高速スピンエコー系列を使用する16ショットを必要と
する。従来のNMRシステムでは、スキャンの間に作成
しなければならない付加的な画像毎に、付加的な16シ
ョットが必要となる。したがって、二つの画像に対し
て、32ショットが必要となり、スキャン時間が2倍と
なる。
々に対して、所望の分解能の画像を生じる数の要素すな
わちサンプルをそなえた画像データアレーを取得しなけ
ればならないということは明らかである。実施例では、
256×256要素の画像データアレーが必要となり、
上記のように、これは単一の画像を取得するため図3の
高速スピンエコー系列を使用する16ショットを必要と
する。従来のNMRシステムでは、スキャンの間に作成
しなければならない付加的な画像毎に、付加的な16シ
ョットが必要となる。したがって、二つの画像に対し
て、32ショットが必要となり、スキャン時間が2倍と
なる。
【0024】本発明は、二つの別々の画像に対するデー
タがほぼ同じスキャン時間に取得されるように図3のF
SEパルス系列を変形するものである。たとえば、二つ
の別々の256×256画素の画像に対するデータは、
32ショットでなく16ショットで取得することができ
る。図4に詳細に示されているように、RF励起パルス
305および307、ならびにスライス選択勾配パルス
306は上記の従来のFSEパルス系列の場合と同じで
ある。しかし、各対の180°RF再集束パルス307
の間に四つの勾配パルス315、316、317、およ
び318で構成される波形を発生するように、読出し勾
配が大幅に変更されている。第一の勾配パルス315は
スピンの位相外しを行い、そして第二の勾配パルス31
6の前半がそれらのスピンの位相戻しを行うことにより
第一の勾配リコールNMRエコー信号320を作成す
る。第一のエコー信号320が第二の読出し勾配パルス
316の間に取得される。第二の読出し勾配パルス31
6は、それを読出し勾配軸に沿った位置に対して周波数
符号化する。
タがほぼ同じスキャン時間に取得されるように図3のF
SEパルス系列を変形するものである。たとえば、二つ
の別々の256×256画素の画像に対するデータは、
32ショットでなく16ショットで取得することができ
る。図4に詳細に示されているように、RF励起パルス
305および307、ならびにスライス選択勾配パルス
306は上記の従来のFSEパルス系列の場合と同じで
ある。しかし、各対の180°RF再集束パルス307
の間に四つの勾配パルス315、316、317、およ
び318で構成される波形を発生するように、読出し勾
配が大幅に変更されている。第一の勾配パルス315は
スピンの位相外しを行い、そして第二の勾配パルス31
6の前半がそれらのスピンの位相戻しを行うことにより
第一の勾配リコールNMRエコー信号320を作成す
る。第一のエコー信号320が第二の読出し勾配パルス
316の間に取得される。第二の読出し勾配パルス31
6は、それを読出し勾配軸に沿った位置に対して周波数
符号化する。
【0025】読出し勾配パルス316の後半が再びスピ
ンの位相外しを行い、そして第三の勾配パルス317の
前半がそれらのスピンの位相戻しを行うことにより、第
二の勾配リコールNMRエコー信号321を作成する。
第二のエコー信号321が第三の読出し勾配パルス31
7の間に取得される。第三の読出し勾配パルス317
は、256個のディジタルサンプルを読出し勾配軸に沿
った位置に対して周波数符号化する。次のRF再集束パ
ルス307の前に、第四で最後の読出し勾配パルス31
8がスピンの位相戻しを行い、その面積はRF再集束パ
ルス307の各対の間で読出し勾配波形の零次モーメン
トが零となるような面積である。
ンの位相外しを行い、そして第三の勾配パルス317の
前半がそれらのスピンの位相戻しを行うことにより、第
二の勾配リコールNMRエコー信号321を作成する。
第二のエコー信号321が第三の読出し勾配パルス31
7の間に取得される。第三の読出し勾配パルス317
は、256個のディジタルサンプルを読出し勾配軸に沿
った位置に対して周波数符号化する。次のRF再集束パ
ルス307の前に、第四で最後の読出し勾配パルス31
8がスピンの位相戻しを行い、その面積はRF再集束パ
ルス307の各対の間で読出し勾配波形の零次モーメン
トが零となるような面積である。
【0026】図4に示すように、RF再集束パルス30
7の各対の間で読出し勾配波形が繰り返されることによ
り、勾配リコールNMRエコー信号320および321
の対応する対が作成される。したがって、16ショット
のパルス系列では、32個のNMRエコー信号が作成さ
れる。以下の説明のため、NMRエコー信号320およ
び321の各対は同じエコー番号で呼ばれる。図9に示
されるように、第一のNMRエコー信号320が取得さ
れ、これを使って第一の256×256要素のデータア
レー330が形成される。この第一の256×256要
素のデータアレー330から、第一の画像が再構成され
る。そして第二のNMRエコー信号321が取得され、
これを使って第二の256×256要素のデータアレー
331が形成される。この第二の256×256要素の
データアレー331から、第二の画像が再構成される。
次に説明するように、第一および第二のNMRエコー信
号を別々に位相符号化することにより、これらの二つの
画像のビューが取得される順序が大幅に異なるので、コ
ントラストをつけるT2 重み付けされた画像を再構成す
ることができる。
7の各対の間で読出し勾配波形が繰り返されることによ
り、勾配リコールNMRエコー信号320および321
の対応する対が作成される。したがって、16ショット
のパルス系列では、32個のNMRエコー信号が作成さ
れる。以下の説明のため、NMRエコー信号320およ
び321の各対は同じエコー番号で呼ばれる。図9に示
されるように、第一のNMRエコー信号320が取得さ
れ、これを使って第一の256×256要素のデータア
レー330が形成される。この第一の256×256要
素のデータアレー330から、第一の画像が再構成され
る。そして第二のNMRエコー信号321が取得され、
これを使って第二の256×256要素のデータアレー
331が形成される。この第二の256×256要素の
データアレー331から、第二の画像が再構成される。
次に説明するように、第一および第二のNMRエコー信
号を別々に位相符号化することにより、これらの二つの
画像のビューが取得される順序が大幅に異なるので、コ
ントラストをつけるT2 重み付けされた画像を再構成す
ることができる。
【0027】やはり図4に示すように、位相符号化勾配
波形には三つのパルス325、326、および327が
含まれている。これらのパルスは、RF再集束パルス3
07の各対の間で繰り返される。第一のパルス325は
各対320および321の第一のNMR信号320を位
相符号化する。そしてこれがスキャンの間に256個の
離散値を歩進することにより、第一の画像の各ビューが
取得される。任意のビュー順序を実行することができる
が、実施例では、短いT2 減衰の組織のコントラストを
第一の画像が強調するように16ショットの各ショット
の初期の間に中央のビューが取得される。
波形には三つのパルス325、326、および327が
含まれている。これらのパルスは、RF再集束パルス3
07の各対の間で繰り返される。第一のパルス325は
各対320および321の第一のNMR信号320を位
相符号化する。そしてこれがスキャンの間に256個の
離散値を歩進することにより、第一の画像の各ビューが
取得される。任意のビュー順序を実行することができる
が、実施例では、短いT2 減衰の組織のコントラストを
第一の画像が強調するように16ショットの各ショット
の初期の間に中央のビューが取得される。
【0028】第二の位相符号化パルス326は、第一の
エコー信号320の後で、しかも第二のエコー信号32
1の前に発生する。したがって、第二のNMRエコー信
号321は第一の二つの位相符号化パルス325および
326の面積の和によって位相符号化される。第二のパ
ルス326の大きさを変えることにより第二の画像の任
意の所望のビュー順序の取得を行うことができるが、実
施例ではこれは行わない。その代わりに、スキャン全体
を通じて第二の位相符号化パルス326が一定値である
ので、第二の画像に対して取得されたビューは常に、第
一の画像に対して取得されたビューから一定のずれ(オ
フセット)がある。これにより以下に説明する複雑さが
生じるが、スキャン全体を通じて一定の「キッカー」勾
配パルス326を使用することにより、パルス系列が簡
単になり、位相符号化勾配の増幅器およびコイルにかか
る負担が軽減される。
エコー信号320の後で、しかも第二のエコー信号32
1の前に発生する。したがって、第二のNMRエコー信
号321は第一の二つの位相符号化パルス325および
326の面積の和によって位相符号化される。第二のパ
ルス326の大きさを変えることにより第二の画像の任
意の所望のビュー順序の取得を行うことができるが、実
施例ではこれは行わない。その代わりに、スキャン全体
を通じて第二の位相符号化パルス326が一定値である
ので、第二の画像に対して取得されたビューは常に、第
一の画像に対して取得されたビューから一定のずれ(オ
フセット)がある。これにより以下に説明する複雑さが
生じるが、スキャン全体を通じて一定の「キッカー」勾
配パルス326を使用することにより、パルス系列が簡
単になり、位相符号化勾配の増幅器およびコイルにかか
る負担が軽減される。
【0029】位相符号化勾配波形の第三のパルス327
は第二のNMRエコー信号321の取得後に生じる巻き
戻し(rewinder)パルスである。その面積は第一の二つ
の位相符号化パルス325および326の面積の和に等
しいが、極性が逆である。その結果、RF再集束パルス
307の各対の間で位相符号化波形の零次モーメントが
零に等しくなる。
は第二のNMRエコー信号321の取得後に生じる巻き
戻し(rewinder)パルスである。その面積は第一の二つ
の位相符号化パルス325および326の面積の和に等
しいが、極性が逆である。その結果、RF再集束パルス
307の各対の間で位相符号化波形の零次モーメントが
零に等しくなる。
【0030】本発明を多数の方法で用いることにより、
コントラストをつけるT2 重み付けされた二つの画像を
得ることができる。従来のFSEパルス系列でこれを行
うやり方が図5Aおよび図5Bに示されている。この例
では、各「ショット」の間に16個のエコー信号が取得
され、第一の8個のエコーからのデータを使用すること
により第一の再構成される画像に対するn個のすべての
ビューが取得され、各ショットの最後の8個のエコーか
らのデータを使用することにより第二の画像が再構成さ
れる。第一のエコー信号と第二のエコー信号との間の時
間間隔により、二つの画像の間に所望のT2 コントラス
トが得られる。
コントラストをつけるT2 重み付けされた二つの画像を
得ることができる。従来のFSEパルス系列でこれを行
うやり方が図5Aおよび図5Bに示されている。この例
では、各「ショット」の間に16個のエコー信号が取得
され、第一の8個のエコーからのデータを使用すること
により第一の再構成される画像に対するn個のすべての
ビューが取得され、各ショットの最後の8個のエコーか
らのデータを使用することにより第二の画像が再構成さ
れる。第一のエコー信号と第二のエコー信号との間の時
間間隔により、二つの画像の間に所望のT2 コントラス
トが得られる。
【0031】本発明では、長さがほぼ半分のパルス系列
を使用して同じデータを取得することができる。したが
って、総スキャン時間は従来技術のFSEスキャンのほ
ぼ半分とすることができる。本発明を実行する二つのや
り方が図6および図7に示されている。図6Aおよび図
6Bに示すように実施例では、8対のエコー信号の各対
の中の第一のNMRエコー信号320から第一の画像が
取得され、そしてこれらの第一のエコー信号320が第
一の位相符号化パルス325によって位相符号化される
ことにより、図6Aに示すエコー番号を使用するn個の
すべてのビューが取得される。他方、図6Bに示すよう
に、8対のエコー信号の各対の中の第二のNMRエコー
信号321から第二の画像が取得され、そしてこれらが
第二の位相符号化パルス326によって位相符号化され
ることにより、n個のすべてのビューが異なる順序で取
得される。第一の画像の中央のビューが初期のエコー
(1−2)から取得されるのに対して、第二の画像の中
央のビューは後のエコー(4−6)から取得される。こ
の実施例では、第一のエコー信号と第五のエコー信号と
の間の遅延によってT2 コントラストが与えられる。
を使用して同じデータを取得することができる。したが
って、総スキャン時間は従来技術のFSEスキャンのほ
ぼ半分とすることができる。本発明を実行する二つのや
り方が図6および図7に示されている。図6Aおよび図
6Bに示すように実施例では、8対のエコー信号の各対
の中の第一のNMRエコー信号320から第一の画像が
取得され、そしてこれらの第一のエコー信号320が第
一の位相符号化パルス325によって位相符号化される
ことにより、図6Aに示すエコー番号を使用するn個の
すべてのビューが取得される。他方、図6Bに示すよう
に、8対のエコー信号の各対の中の第二のNMRエコー
信号321から第二の画像が取得され、そしてこれらが
第二の位相符号化パルス326によって位相符号化され
ることにより、n個のすべてのビューが異なる順序で取
得される。第一の画像の中央のビューが初期のエコー
(1−2)から取得されるのに対して、第二の画像の中
央のビューは後のエコー(4−6)から取得される。こ
の実施例では、第一のエコー信号と第五のエコー信号と
の間の遅延によってT2 コントラストが与えられる。
【0032】図6Aおよび図6Bに示された実施例では
ほぼ半分のスキャン時間でデータを取得するという所望
の結果が達成されるが、指示された順序で第二のNMR
エコー信号321を位相符号化することが強く要求され
ている。すなわち、スキャンの間に第二の位相符号化パ
ルス326の値を極めて劇的に変更しなければならず、
またこれが非常に大きな値に達しなければならない。
ほぼ半分のスキャン時間でデータを取得するという所望
の結果が達成されるが、指示された順序で第二のNMR
エコー信号321を位相符号化することが強く要求され
ている。すなわち、スキャンの間に第二の位相符号化パ
ルス326の値を極めて劇的に変更しなければならず、
またこれが非常に大きな値に達しなければならない。
【0033】本発明の一実施例が図7Aおよび図7Bに
示されている。この実施例では、スキャン全体を通じて
第二の位相符号化パルス326は、所望のT2 コントラ
ストを与えるレベル(△ky)に一定にとどまる。二つ
の画像に対する取得パターンは同じであるが、量(△k
y/2)だけ中心からずらされている。その結果、なま
のNMRデータの取得パターンはky軸に対して非対称
である。なまのNMRデータの非対称性を考慮に入れて
画像を再構成するために、1990年5月9日のアイイ
ーイーイー・トランザクションズ・オン・メディカル・
イメージ誌所載のディー・シー・ノル、ディー・ジー・
ニシムラ、およびエー・マコフスキーによる「磁気共鳴
イメージングに於けるホモダイン検出」(D.C.No
ll,D.G.Nishimura and A.Ma
covski,”Homodyne Detectio
n in Magnetic Resonance I
maging,”IEEE Trans. On Me
d. Image.,May 9,1990)に説明さ
れているような再構成アルゴリズムを用いることができ
る。
示されている。この実施例では、スキャン全体を通じて
第二の位相符号化パルス326は、所望のT2 コントラ
ストを与えるレベル(△ky)に一定にとどまる。二つ
の画像に対する取得パターンは同じであるが、量(△k
y/2)だけ中心からずらされている。その結果、なま
のNMRデータの取得パターンはky軸に対して非対称
である。なまのNMRデータの非対称性を考慮に入れて
画像を再構成するために、1990年5月9日のアイイ
ーイーイー・トランザクションズ・オン・メディカル・
イメージ誌所載のディー・シー・ノル、ディー・ジー・
ニシムラ、およびエー・マコフスキーによる「磁気共鳴
イメージングに於けるホモダイン検出」(D.C.No
ll,D.G.Nishimura and A.Ma
covski,”Homodyne Detectio
n in Magnetic Resonance I
maging,”IEEE Trans. On Me
d. Image.,May 9,1990)に説明さ
れているような再構成アルゴリズムを用いることができ
る。
【0034】本発明に従って作成される勾配リコールエ
コー信号320および321を位置変調することによ
り、診断上の利点があるもう一つの画像コントラスト機
構を得ることができる。図8に示すように、NMRエコ
ー信号320と321との間の時間間隔を変調できるよ
うに、読出し勾配波形を間隔を置いて配置することがで
きる。破線350で示すように、RF再集束パルス30
7相互の中間にハーン(Hahn)エコーが作成され
る。勾配リコールエコー320と321はこの中心軸3
50の各々の側に間隔を置いて配置され、その間隔の量
は読出し勾配パルス315−318の位置によって決め
られる。第一のエコー信号320は軸351を中心と
し、第二のエコー信号321は軸352を中心としてい
る。したがって、各勾配リコールエコー信号320、3
21はハーンスピンエコーの軸350から量353、3
54だけずれている。
コー信号320および321を位置変調することによ
り、診断上の利点があるもう一つの画像コントラスト機
構を得ることができる。図8に示すように、NMRエコ
ー信号320と321との間の時間間隔を変調できるよ
うに、読出し勾配波形を間隔を置いて配置することがで
きる。破線350で示すように、RF再集束パルス30
7相互の中間にハーン(Hahn)エコーが作成され
る。勾配リコールエコー320と321はこの中心軸3
50の各々の側に間隔を置いて配置され、その間隔の量
は読出し勾配パルス315−318の位置によって決め
られる。第一のエコー信号320は軸351を中心と
し、第二のエコー信号321は軸352を中心としてい
る。したがって、各勾配リコールエコー信号320、3
21はハーンスピンエコーの軸350から量353、3
54だけずれている。
【0035】二つの勾配リコールエコー信号320およ
び321が化学シフトによるスピン位相外しを受ける。
それらの勾配リコールエコー信号が、この影響が零とな
るスピンエコー軸350からずれているからである。そ
の主要な結果として、身体の脂肪による信号成分が水に
よる信号成分に対して位相がずれることになる。1.5
テスラの磁界で、脂肪と水の化学シフトは約218Hz
である。これは、それらが4.6ミリ秒で相互に1サイ
クル通過するということを意味する。したがって、二つ
のエコー信号320と321がスピンエコー軸350か
ら2.3msecずれていれば、各信号の脂肪と水の信
号成分の位相が180°ずれ、信号の相殺が画像に影響
を及ぼす。他方、ずれ(オフセット)が各々4.6ms
ecであれば、信号成分の位相は戻る。位相外れの画像
は診断上の価値がある。脂肪と水の両方が存在する領域
の明るさが信号の相殺により下がるからである。これら
は脂肪と水の境界で生じ、また脂肪の含有量が通常、画
像を明るくする傾向がある骨髄で生じる。ずれの量は、
スキャンに先立ってパルス系列を構成するときに操作員
が制御することができる。これにより、読出し勾配波形
の二つの部分の間の間隔が簡単に調整される。
び321が化学シフトによるスピン位相外しを受ける。
それらの勾配リコールエコー信号が、この影響が零とな
るスピンエコー軸350からずれているからである。そ
の主要な結果として、身体の脂肪による信号成分が水に
よる信号成分に対して位相がずれることになる。1.5
テスラの磁界で、脂肪と水の化学シフトは約218Hz
である。これは、それらが4.6ミリ秒で相互に1サイ
クル通過するということを意味する。したがって、二つ
のエコー信号320と321がスピンエコー軸350か
ら2.3msecずれていれば、各信号の脂肪と水の信
号成分の位相が180°ずれ、信号の相殺が画像に影響
を及ぼす。他方、ずれ(オフセット)が各々4.6ms
ecであれば、信号成分の位相は戻る。位相外れの画像
は診断上の価値がある。脂肪と水の両方が存在する領域
の明るさが信号の相殺により下がるからである。これら
は脂肪と水の境界で生じ、また脂肪の含有量が通常、画
像を明るくする傾向がある骨髄で生じる。ずれの量は、
スキャンに先立ってパルス系列を構成するときに操作員
が制御することができる。これにより、読出し勾配波形
の二つの部分の間の間隔が簡単に調整される。
【図1】本発明を用いるNMRシステムのブロック図で
ある。
ある。
【図2】図1のNMRシステムの一部を形成するトラン
シーバの電気ブロック図である。
シーバの電気ブロック図である。
【図3】従来の高速スピンエコーパルス系列を示すグラ
フである。
フである。
【図4】本発明を用いる改良された高速スピンエコーパ
ルス系列を示すグラフである。
ルス系列を示すグラフである。
【図5】図3の従来技術のパルス系列で二つの画像を取
得するやり方を表したグラフである。
得するやり方を表したグラフである。
【図6】図4のパルス系列を使用して二つの画像に対す
るデータを取得するやり方を表したグラフである。
るデータを取得するやり方を表したグラフである。
【図7】好適実施例の図4のパルス系列を使用して二つ
の画像に対するデータを取得するやり方を表したグラフ
である。
の画像に対するデータを取得するやり方を表したグラフ
である。
【図8】図4のパルス系列の代替実施例を示すグラフで
ある。
ある。
【図9】図4のパルス系列で取得されるデータアレーの
絵画的表現図である。
絵画的表現図である。
120 パルス制御モジュール 122 トランシーバ 123 RF電力増幅器 130,132 勾配増幅器 136 勾配コイル集合体 138A RF送信コイル 138B RF受信コイル 139 前置増幅器 146 主磁石集合体 209 A/D変換器 210 ディジタル直角検出器 307 RF再集束パルス 315,316 読出し勾配パルス 320,321 勾配リコールNMRエコー信号 325,326 位相符号化パルス 330 第一のデータアレー 331 第二のデータアレー
Claims (1)
- 【請求項1】 NMRシステムに於いて、 分極磁界を発生する手段(146)、 分極磁界を受けるスピンに横方向磁化を生じさせるRF
励起磁界を発生する励起手段(122、123、138
A)、 横方向磁化によって生じるNMR信号を検知する受信手
段(138B、139、122)、ならびにNMR信号
のディジタル化されたサンプルを発生する手段(20
9、210)、 第一の磁界勾配を発生することによりNMR信号を位相
符号化する第一の勾配手段(132、136)、 第二の磁界勾配を発生することによりNMR信号を周波
数符号化する第二の勾配手段(130、136)、 上記の励起手段、第一の勾配手段、第二の勾配手段およ
び受信手段に結合されたパルス制御手段であって、一対
の画像の再構成を可能とするNMR信号のディジタル化
されたサンプルを取得するための一連のパルス系列が遂
行されるスキャンを遂行するように動作するパルス制御
手段(120)、およびそれぞれ上記受信手段に結合さ
れた一対の画像アレー記憶手段であって、上記一対の画
像のうちの一方の画像を再構成するために必要とされる
NMR信号のディジタル化されたサンプルをそれぞれ記
憶する一対の画像アレー記憶手段(330および33
1)を含み、 スキャンの間に高速スピンエコーパルス系列を遂行する
ように上記パルス制御手段が動作し、上記高速スピンエ
コーパルス系列の中で、一組のRF再集束パルス(30
7)が上記励起手段によって作成され、RF再集束パル
スの引き続く各対の間に一対の勾配リコールNMRエコ
ー信号(320,321)を作成する波形(315,3
16)を上記第二の勾配手段が発生し、上記各対で各勾
配リコールNMRエコー信号を別々に位相符号化する波
形(325,326)を上記第一の勾配手段が発生し、
上記各対の第一の勾配リコールNMRエコー信号が上記
受信手段(138B,139,122)によって検知さ
れて、上記一対の画像アレー記憶手段の中の第一の画像
アレー記憶手段(330)に記憶され、そして上記各対
の第二の勾配リコールNMRエコー信号が上記受信手段
(138B,139,122)によって検知されて、上
記一対の画像アレー記憶手段の中の第二の画像アレー記
憶手段(331)に記憶されることを特徴とするNMR
システム。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/887,989 US5229717A (en) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | Simultaneous two-contrast fast spin echo NMR imaging |
US887989 | 1992-05-22 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0654828A true JPH0654828A (ja) | 1994-03-01 |
Family
ID=25392288
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5117510A Withdrawn JPH0654828A (ja) | 1992-05-22 | 1993-05-20 | Nmrシステム |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5229717A (ja) |
EP (1) | EP0571212A1 (ja) |
JP (1) | JPH0654828A (ja) |
IL (1) | IL105665A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003506174A (ja) * | 1999-08-05 | 2003-02-18 | アメリカ合衆国 | 磁気共鳴映像法において位相ラベル付けにより目標の内部の運動および全体的な運動の写像を得る方法および装置 |
JP2009178444A (ja) * | 2008-01-31 | 2009-08-13 | Toshiba Corp | 磁気共鳴イメージング装置 |
WO2012026380A1 (ja) * | 2010-08-25 | 2012-03-01 | 株式会社 日立メディコ | 磁気共鳴イメージング装置及びマルチエコーマルチコントラスト撮像法 |
Families Citing this family (32)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPH06169896A (ja) * | 1992-12-10 | 1994-06-21 | Hitachi Medical Corp | 磁気共鳴イメージング装置 |
JP3419840B2 (ja) * | 1993-08-30 | 2003-06-23 | 株式会社東芝 | 磁気共鳴イメージング装置 |
DE4432575C2 (de) * | 1993-09-14 | 2003-04-10 | Toshiba Kawasaki Kk | Verfahren zur Bildgebung der Gehirnfunktion mittels einer Kernspinresonanz-Vorrichtung und hieran angepasste Kernspinresonanz-Vorrichtung |
JP3483947B2 (ja) * | 1993-10-14 | 2004-01-06 | 株式会社東芝 | 磁気共鳴イメージング装置 |
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WO1995027218A1 (de) * | 1994-03-31 | 1995-10-12 | Siemens Aktiengesellschaft | Pulssequenz für ein kernspintomographiegerät |
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