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JPH0654125U - 美術館用照明器具 - Google Patents

美術館用照明器具

Info

Publication number
JPH0654125U
JPH0654125U JP8458092U JP8458092U JPH0654125U JP H0654125 U JPH0654125 U JP H0654125U JP 8458092 U JP8458092 U JP 8458092U JP 8458092 U JP8458092 U JP 8458092U JP H0654125 U JPH0654125 U JP H0654125U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
light source
concave
light
museums
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8458092U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2539559Y2 (ja
Inventor
孝誠 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp filed Critical Kajima Corp
Priority to JP1992084580U priority Critical patent/JP2539559Y2/ja
Publication of JPH0654125U publication Critical patent/JPH0654125U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2539559Y2 publication Critical patent/JP2539559Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 グレアが抑えられると共に、展示物本来の姿
(色合い、濃淡、タッチ)が自然に再現でき、照明照射
による展示物の劣化も防止できる美術館用照明器具を提
供する。 【構成】 光源側が凹面となった三次曲面状の拡散ガラ
ス1及びグレアを防止すると共に壁面側に光を反射する
反射板から構成される拡散装置を光源を備えた器具本体
の前面に取り付ける。拡散ガラス1の凹面は、磨ガラス
状の処理表面とする。同一方向に伸びる突条3を凹面に
複数条平行に形成する。また拡散装置は取り外し可能と
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ウォールウォッシャー用の照明器具として用いて好適な美術館用照 明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、美術館等の照明器具には、スポットライト、蛍光灯が一般的に使用され ている。従来のスポットライトは、その殆どがアクセント照明用として製作され 、蛍光灯器具のような拡散性は有していない。また、特に美術館用として開発さ れているスポットライトは、グレアの防止や意匠性を考慮したことから、器具全 体が筒で覆われ内部に反射板が設けられたり、小型化が図られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の美術館用スポットライトでは、意匠性、小型化を追求し たものはあるが、絵画の保護や光の拡散を主体に考えたものはなかった。このた め、従来のスポットライトでは光の方向性が強く、展示物に陰影が生じ、展示物 本来の姿(色合い、濃淡、タッチ)を自然な形で再現できない恐れがあると共に 、ランプから照射される赤外線、紫外線の影響により、展示物が劣化する恐れが あった。一方、蛍光灯を使用した器具では、光天井のような光面を形成すると共 に、演色性も劣る欠点があった。 本考案は上記状況に鑑みてなされたもので、グレアが抑えられると共に、展示 壁面全体が一様な明るさで照明され展示物本来の姿が自然に再現でき、しかも、 照明による展示物の劣化も防止できる美術館用照明器具の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案に係る美術館用照明器具の構成は、光源側が 凹面となった三次曲面状の拡散ガラスであって、グレアを防止すると共に壁面側 に光を反射する反射板から構成される拡散装置を、光源が内設された器具本体の 前面に取り付け、拡散ガラスの凹面は磨ガラス状の処理表面とし、同一方向に伸 びる突条を、拡散ガラスの凹面に複数条平行に形成したことを特徴とするもので ある。
【0005】
【作用】
光源からの光が拡散ガラスの凹面から凸面を通過することで、広範囲に拡散さ れ、不要な方向に拡散された光が反射板により壁面側に反射され、壁面全体に柔 らかい光が広がると共に、赤外線、紫外線の照射密度が低下する。また、光源か らの光が凹面の磨ガラス状の処理表面を通過する際、適宜に減衰され、ガラス面 の輝度が低下し、グレアが抑止される。
【0006】
【実施例】
以下、本考案に係る美術館用照明器具の好適な実施例を図面を参照して詳細に 説明する。 図1は本考案美術館用照明器具拡散装置部の側面図、図2は図1の正面図であ る。 本実施例美術館用照明器具の光源は、高演色性、低赤外線、低紫外線を達成す る観点からフラッドランプ(クールビームランプ)が使用される。 光源が内設された器具本体前面にはこの器具本体側が凹面となった三次曲面状 の拡散ガラス1が設けられ、拡散ガラス1は透明ガラスからなると共に凹面が磨 ガラス状の表面処理となっている。また、拡散ガラス1の凹面には、鉛直方向に 直交する方向(同一方向)で伸びる突条3が鉛直方向に複数条平行に形成されて いる。 拡散ガラス1は、凹面を磨ガラス処理とし、突起3を形成することで、光の拡 散性が向上し、グレアが抑えられている。 本実施例において、拡散ガラス1は、例えば外径が120mm、突起3同士の 間隔が5mm、突起3の高さが1mm、ガラス厚が3mm程度で製作される。
【0007】 拡散ガラス1、取付枠5、反射板9、取付爪11により拡散装置15が構成さ れている。 拡散ガラス1の外周には円環状の取付枠5が、拡散ガラス取付用金具7を介し て外設されている。取付枠5の一部分には拡散ガラス1の凸面側から突出する反 射板9が設けられ、反射板9は拡散ガラス1で不要な方向に拡散された光を壁面 側に反射すると共にグレアを防止する効果を有する。 取付枠5には器具本体側に突出する板バネ状の取付爪11が形成され、取付爪 11は器具本体に係合及び係合解除自在となっている。つまり、拡散装置は、取 付爪11を介して器具本体に着脱自在となっているのである。従って、拡散装置 を脱着することで、器具本体はランプ交換が容易にできると共に、ビス及び固定 金具が不要となり、意匠性を損ねることがない。 なお、拡散ガラス1、反射板9は、アタッチメント方式とせず、器具本体に直 接取り付けるものであってもよい。
【0008】 取付枠5の器具本体側には金網13が設けられるようになっており、金網13 はグレアが特に強い場合、これを効果的に減少させることができる。また、この 際、器具本体が壁面に沿って直線上に並ぶ場所では、器具本体同士の間に遮光板 (ライティングダクト取付型)を設置することで、更にグレアを抑えることがで きる。 また、天井が低くスポットライトの使用が適さない場合には、ユニバーサルダ ウンライトに同様の構成で拡散装置を取り付けることで、同様の効果を得ること ができる。 拡散装置15、器具本体により美術館用照明器具17が構成されている。
【0009】 このように構成される美術館用照明器具17では、光の拡散性能が向上し、上 述の実施例寸法に基づき製作したものでは、同一光源において、光の拡散性(ビ ーム角)が従来の25°から34°へと1.4倍となると共に展示物の劣化と密 接な関係をもつ光の強さ、即ち、赤外線、紫外線の強さを示す中心光度は、従来 、4240cdであったものが、1156cdへと約1/4に減少することが実 測された。 この結果、従来のスポットライトでは不可能であった壁面全体のむらのない一 様な照明が可能となり、赤外線や紫外線による絵画の劣化も防止することができ る。
【0010】 また、美術館用照明器具17は、器具本体が取り付けられるライティングレー ルを、壁から一定間隔離して設け、器具本体の取付間隔を拡縮することにより、 照度を変えることも可能となり、調光装置が不要となるという効果も有する。例 えば、上述の実施例寸法に基づき製作したものでは、人の目の高さの壁面照度( 器具間)において、取付間隔100cmでは100〜150Lx、取付間隔80 cmでは200〜250Lx程度となる。
【0011】 本考案の照明器具を組み込んだ装置として図3の断面概略図に示すものがある 。これは美術館の天井等に設けられるユニバーサルダウンライトタイプのもので ある。
【0012】 又図4に示すものはスポットライトタイプのもので展示物に対してスポットラ イトを浴びせる形式のものである。
【0013】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、本考案に係る美術館用照明器具によれば、グレア が抑えられると共に、光源からの光が広範囲に拡散され、壁面全体をむらなく一 様な明るさに照明できるため、展示物本来の姿が自然に再現でき、しかも、照射 密度が低下するため、照明による展示物の劣化も防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案美術館用照明器具の側面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】ユニバーサルダウンライトタイプの照明器具を
示す断面概略図である。
【図4】スポットライトタイプの照明器具を示す概略図
である。
【符号の説明】
1 拡散ガラス 3 突条 9 反射板 17 美術館用照明器具

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源側が凹面となった三次曲面状の拡散
    ガラスであって、グレアを防止すると共に壁面側に光を
    反射する反射板から構成される拡散装置を、前記光源が
    内設された器具本体の前面に取り付け、該拡散ガラスの
    凹面は磨ガラス状の処理表面とし、同一方向に伸びる突
    条を前記凹面に複数条平行に形成したことを特徴とする
    美術館用照明器具。
JP1992084580U 1992-11-13 1992-11-13 照明器具 Expired - Lifetime JP2539559Y2 (ja)

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JP1992084580U JP2539559Y2 (ja) 1992-11-13 1992-11-13 照明器具

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JP1992084580U JP2539559Y2 (ja) 1992-11-13 1992-11-13 照明器具

Publications (2)

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JPH0654125U true JPH0654125U (ja) 1994-07-22
JP2539559Y2 JP2539559Y2 (ja) 1997-06-25

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5777987A (en) * 1980-10-31 1982-05-15 Casio Comput Co Ltd Electronic apparatus with function of counter

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5777987A (en) * 1980-10-31 1982-05-15 Casio Comput Co Ltd Electronic apparatus with function of counter

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Publication number Publication date
JP2539559Y2 (ja) 1997-06-25

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