JPH0652146B2 - 冷蔵庫の運転制御方法 - Google Patents
冷蔵庫の運転制御方法Info
- Publication number
- JPH0652146B2 JPH0652146B2 JP62175722A JP17572287A JPH0652146B2 JP H0652146 B2 JPH0652146 B2 JP H0652146B2 JP 62175722 A JP62175722 A JP 62175722A JP 17572287 A JP17572287 A JP 17572287A JP H0652146 B2 JPH0652146 B2 JP H0652146B2
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- JP
- Japan
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- cooler
- temperature
- brine
- refrigerator
- refrigerant
- Prior art date
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D2317/00—Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass
- F25D2317/04—Treating air flowing to refrigeration compartments
- F25D2317/041—Treating air flowing to refrigeration compartments by purification
- F25D2317/0413—Treating air flowing to refrigeration compartments by purification by humidification
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D2400/00—General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
- F25D2400/08—Refrigerator tables
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D2400/00—General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
- F25D2400/28—Quick cooling
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- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、冷蔵庫の運転制御方法に関し、更に詳細に
は、ブラインを冷却媒体とする第1冷却器と、冷凍系か
らの冷媒を冷却媒体とする第2冷却器とを備え、主とし
て第1冷却器により庫内を冷却するよう構成した恒温多
湿冷蔵庫において、その第1冷却器による冷却期間中に
庫内温度が何等かの原因により異常に上昇しても、直ち
に庫内温度を設定温度にまで降下させ得る冷蔵庫の運転
制御方法に関するものである。
は、ブラインを冷却媒体とする第1冷却器と、冷凍系か
らの冷媒を冷却媒体とする第2冷却器とを備え、主とし
て第1冷却器により庫内を冷却するよう構成した恒温多
湿冷蔵庫において、その第1冷却器による冷却期間中に
庫内温度が何等かの原因により異常に上昇しても、直ち
に庫内温度を設定温度にまで降下させ得る冷蔵庫の運転
制御方法に関するものである。
従来技術とその問題点 フロンガス等の冷媒を使用する通常の冷蔵庫の運転制御
に関して考察すると、庫内の温度がサーモスタットで設
定した上限温度にまで上昇すると、冷凍系の運転が開始
されて庫内の冷却がなされ、また庫内温度が下限設定温
度まで降下すると、冷凍系の運転が停止されるようにな
っている。この場合に、上限設定温度と下限設定温度と
の差は小さい程、庫内温度の変動が少なくて好適である
が、その差を余り小さく設定し過ぎると、冷媒の高圧側
と低圧側との平衡が回復しない間に、冷凍系の圧縮機に
頻繁な起動・停止を強いることになり、過負荷による起
動不良その他故障発生の原因となる。また起動電流が大
きいために、消費電力量も増大し運転コストが不経済と
なる欠点がある。
に関して考察すると、庫内の温度がサーモスタットで設
定した上限温度にまで上昇すると、冷凍系の運転が開始
されて庫内の冷却がなされ、また庫内温度が下限設定温
度まで降下すると、冷凍系の運転が停止されるようにな
っている。この場合に、上限設定温度と下限設定温度と
の差は小さい程、庫内温度の変動が少なくて好適である
が、その差を余り小さく設定し過ぎると、冷媒の高圧側
と低圧側との平衡が回復しない間に、冷凍系の圧縮機に
頻繁な起動・停止を強いることになり、過負荷による起
動不良その他故障発生の原因となる。また起動電流が大
きいために、消費電力量も増大し運転コストが不経済と
なる欠点がある。
このため一般には、庫内の上限設定温度と下限設定温度
とに、約5〜6℃程度の比較的大きな温度差を設けるこ
とにより対処している。しかし庫内に収容した生鮮食品
等の貯蔵品(以下「食材」という)の鮮度・品質は、上
下の設定温度間にあっても変化するので、品質保持上の
問題点があった。
とに、約5〜6℃程度の比較的大きな温度差を設けるこ
とにより対処している。しかし庫内に収容した生鮮食品
等の貯蔵品(以下「食材」という)の鮮度・品質は、上
下の設定温度間にあっても変化するので、品質保持上の
問題点があった。
また冷却器表面には庫内の湿気が凝縮して凍結し、霜と
なって層状に成長するが、この霜は冷却器と庫内空気と
の熱交換効率も低下させるので、定期的な除霜運転を必
要とする。このため、冷凍系からホットガスを冷却器に
分岐供給したり、冷却器に近接配置したヒータを通電加
熱したりして、冷却器に付着した霜を融解させる霜取り
がなされている。しかし除霜運転中には、前記加熱媒体
からの放熱と、外部から庫内に侵入する熱とによって、
庫内温度は次第に上昇する(約10〜13℃)。このた
め、庫内に貯蔵した食材の鮮度および品質の低下は、更
に急速に進行する。
なって層状に成長するが、この霜は冷却器と庫内空気と
の熱交換効率も低下させるので、定期的な除霜運転を必
要とする。このため、冷凍系からホットガスを冷却器に
分岐供給したり、冷却器に近接配置したヒータを通電加
熱したりして、冷却器に付着した霜を融解させる霜取り
がなされている。しかし除霜運転中には、前記加熱媒体
からの放熱と、外部から庫内に侵入する熱とによって、
庫内温度は次第に上昇する(約10〜13℃)。このた
め、庫内に貯蔵した食材の鮮度および品質の低下は、更
に急速に進行する。
そこで生鮮食品を長期に亘り、変質させることなく冷凍
貯蔵するには、一般に冷蔵庫内の温度変化を小さく抑
え、併せて食品からの水分蒸発を防止する管理が必要で
あり、この要請に応えるものとして、冷却媒体にブライ
ン(不凍液)を使用する型式の冷蔵庫が知られている。
すなわちブラインは、凍結させることなく0℃以下にま
で冷却することが可能であり、しかも熱容量が大きいの
で、庫内温度を0℃以下に設定して温度変化を小さく抑
制し得る利点がある。しかし、このようなブライン冷却
式の冷蔵庫であっても、使用している間に壁面に庫内水
分が凝結て層状に霜が生長し、庫内の冷却不良を生ずる
欠点を有する。この霜を除去するには、ブラインの温度
を上昇させるか、またはヒータ等で加熱して霜を融解さ
せる必要があるが、何れにしても除霜中に庫内温度が不
可避的に上昇する欠点は防止し得ない。
貯蔵するには、一般に冷蔵庫内の温度変化を小さく抑
え、併せて食品からの水分蒸発を防止する管理が必要で
あり、この要請に応えるものとして、冷却媒体にブライ
ン(不凍液)を使用する型式の冷蔵庫が知られている。
すなわちブラインは、凍結させることなく0℃以下にま
で冷却することが可能であり、しかも熱容量が大きいの
で、庫内温度を0℃以下に設定して温度変化を小さく抑
制し得る利点がある。しかし、このようなブライン冷却
式の冷蔵庫であっても、使用している間に壁面に庫内水
分が凝結て層状に霜が生長し、庫内の冷却不良を生ずる
欠点を有する。この霜を除去するには、ブラインの温度
を上昇させるか、またはヒータ等で加熱して霜を融解さ
せる必要があるが、何れにしても除霜中に庫内温度が不
可避的に上昇する欠点は防止し得ない。
これ等の欠点を好適に解決する1つの提案として、本件
出願人の出願に係る発明「冷蔵庫の運転制御方法」(特
願昭61−46895号)が存在する。この提案に係る
方法が使用されるブライン型式の冷蔵庫は、収納庫内に
配設され、ブラインタンクからのブラインが供給される
第1冷却器と、同じく収納庫内に配設され、冷凍装置か
らの冷媒が第2電磁弁を介して供給される第2冷却器
と、ブラインタンク内に配設され、冷凍装置からの冷媒
が第1電磁弁を介して供給される第3冷却器とを備え、
第1冷却器の除霜期間中に冷凍装置の運転を継続し、第
2電磁弁と第1電磁弁とを交互に切換えることによっ
て、前記第2冷却器と第3冷却器とを交互に冷却運転さ
せることを特徴としている。そしてこの方法により、壁
面に付着した霜を除去するために除霜運転を行なって
も、庫内温度が上昇しないよう冷却運転の制御が好適に
なされる。
出願人の出願に係る発明「冷蔵庫の運転制御方法」(特
願昭61−46895号)が存在する。この提案に係る
方法が使用されるブライン型式の冷蔵庫は、収納庫内に
配設され、ブラインタンクからのブラインが供給される
第1冷却器と、同じく収納庫内に配設され、冷凍装置か
らの冷媒が第2電磁弁を介して供給される第2冷却器
と、ブラインタンク内に配設され、冷凍装置からの冷媒
が第1電磁弁を介して供給される第3冷却器とを備え、
第1冷却器の除霜期間中に冷凍装置の運転を継続し、第
2電磁弁と第1電磁弁とを交互に切換えることによっ
て、前記第2冷却器と第3冷却器とを交互に冷却運転さ
せることを特徴としている。そしてこの方法により、壁
面に付着した霜を除去するために除霜運転を行なって
も、庫内温度が上昇しないよう冷却運転の制御が好適に
なされる。
しかし第1冷却器で庫内を冷却中に、例えば加熱調理し
た直後の未だ高温に保たれている食材を多量に収納した
り、或いは周囲温度が高い季節に扉を長時間開放状態で
放置したりした場合は、既に貯蔵冷却中に係る食材が前
記外来温度の影響を受けて温度上昇を来たしてしまう。
このため、庫内温度が異常に上昇した場合は、再び庫内
を短時間で貯蔵温度まで冷却させる必要があり、そのた
めブラインにおける蓄熱量を大きく設定することにより
対応していた。従って、ブラインタンクの容積を必然的
に大きく確保しなければならず、またブラインの循環量
を多くするために、ブライン循環ポンプの能力も大きな
ものを使用する必要があった。更に、圧縮機の冷凍能力
も比較的大きなものとする必要があり、これら複数の前
述した理由により装置が大型化し、加えて消費電力も嵩
む等の問題があった。
た直後の未だ高温に保たれている食材を多量に収納した
り、或いは周囲温度が高い季節に扉を長時間開放状態で
放置したりした場合は、既に貯蔵冷却中に係る食材が前
記外来温度の影響を受けて温度上昇を来たしてしまう。
このため、庫内温度が異常に上昇した場合は、再び庫内
を短時間で貯蔵温度まで冷却させる必要があり、そのた
めブラインにおける蓄熱量を大きく設定することにより
対応していた。従って、ブラインタンクの容積を必然的
に大きく確保しなければならず、またブラインの循環量
を多くするために、ブライン循環ポンプの能力も大きな
ものを使用する必要があった。更に、圧縮機の冷凍能力
も比較的大きなものとする必要があり、これら複数の前
述した理由により装置が大型化し、加えて消費電力も嵩
む等の問題があった。
発明の目的 この発明は、前述した欠点に鑑み、これを好適に解決す
るべく提案されたものであって、冷却運転中に諸種の原
因により庫内温度が異常に上昇しても、速やかに庫内温
度を平常の貯蔵温度にまで低下させ得るようにして、食
材の鮮度や品質が低下するのを有効に防止し、併せて装
置の小型化を図ると共に、電力消費を少なくなし得る手
段を提供することを目的とする。
るべく提案されたものであって、冷却運転中に諸種の原
因により庫内温度が異常に上昇しても、速やかに庫内温
度を平常の貯蔵温度にまで低下させ得るようにして、食
材の鮮度や品質が低下するのを有効に防止し、併せて装
置の小型化を図ると共に、電力消費を少なくなし得る手
段を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 前述した問題点を克服し、併せて前記目的を好適に達成
するため、本発明に係る冷蔵庫の運転制御方法は、箱体
の内部に画成した収納庫と、 冷媒の圧縮機および凝縮器等からなる冷凍装置と、 ブラインを貯留するブラインタンクと、 前記収納庫内に配設され、前記ブラインタンクからのブ
ラインが供給される第1冷却器と、 前記収納庫内に配設され、前記冷凍装置からの冷媒が、
常には閉成状態にある第2電磁弁を開放することにより
供給される第2の冷却器と、 前記ブラインタンク内に配設され、前記冷凍装置からの
冷媒が、常には開放状態にある第1電磁弁を介して供給
される第3の冷却器とから構成した冷蔵庫において、 常には前記第1冷却器の冷却運転と冷却運転停止とを制
御することにより、庫内温度を上限設定温度と下限設定
温度との間に維持し、 庫内の上限設定温度よりも所定温度以上に庫内の温度が
上昇した場合は、第1冷却器の冷却運転を停止すると共
に、前記第2電磁弁を開弁させて冷媒を第2冷却器に供
給することにより該第2冷却器の冷却運転を開始させる
ことを特徴とする。
するため、本発明に係る冷蔵庫の運転制御方法は、箱体
の内部に画成した収納庫と、 冷媒の圧縮機および凝縮器等からなる冷凍装置と、 ブラインを貯留するブラインタンクと、 前記収納庫内に配設され、前記ブラインタンクからのブ
ラインが供給される第1冷却器と、 前記収納庫内に配設され、前記冷凍装置からの冷媒が、
常には閉成状態にある第2電磁弁を開放することにより
供給される第2の冷却器と、 前記ブラインタンク内に配設され、前記冷凍装置からの
冷媒が、常には開放状態にある第1電磁弁を介して供給
される第3の冷却器とから構成した冷蔵庫において、 常には前記第1冷却器の冷却運転と冷却運転停止とを制
御することにより、庫内温度を上限設定温度と下限設定
温度との間に維持し、 庫内の上限設定温度よりも所定温度以上に庫内の温度が
上昇した場合は、第1冷却器の冷却運転を停止すると共
に、前記第2電磁弁を開弁させて冷媒を第2冷却器に供
給することにより該第2冷却器の冷却運転を開始させる
ことを特徴とする。
また同一の目的を好適に達成し得る本願の別の発明に係
る冷蔵庫の運転制御方法は、同一の構成を有する冷蔵庫
において、 常には前記第1冷却器の冷却運転と冷却運転停止とを制
御することにより、庫内温度を上限設定温度と下限設定
温度との間に維持し、 庫内の上限設定温度よりも所定温度以上に庫内の温度が
上昇した場合は、前記第1冷却器の冷却運転を継続する
と共に、前記第2電磁弁を開弁させて冷媒を第2冷却器
に供給して、両冷却器により庫内を冷却することを特徴
とする。
る冷蔵庫の運転制御方法は、同一の構成を有する冷蔵庫
において、 常には前記第1冷却器の冷却運転と冷却運転停止とを制
御することにより、庫内温度を上限設定温度と下限設定
温度との間に維持し、 庫内の上限設定温度よりも所定温度以上に庫内の温度が
上昇した場合は、前記第1冷却器の冷却運転を継続する
と共に、前記第2電磁弁を開弁させて冷媒を第2冷却器
に供給して、両冷却器により庫内を冷却することを特徴
とする。
実施例 次に本発明に係る冷蔵庫の運転制御方法につき、これを
好適に実施し得るブライン冷却式の恒温多湿冷蔵庫を例
示して、添付図面を参照しながら以下説明する。
好適に実施し得るブライン冷却式の恒温多湿冷蔵庫を例
示して、添付図面を参照しながら以下説明する。
(冷蔵庫の概略構成について) 第1図〜第3図に、本発明に係る運転制御方法を好適に
実施し得る恒温多湿冷蔵庫の外観および内部構造の概略
を示す。この冷蔵庫は、箱体1と冷却ユニット部2とを
区画され、上部に天板3が共通的に配設されている。箱
体1の内部に食材を冷却貯蔵する収納庫1aが画成さ
れ、この収納庫1aの開口部は、横配置した2枚の扉4,
4により開閉される。また収納庫1aの内部に、食材を
載置する棚(図示せず)等が着脱可能に水平に設けられ
ている。
実施し得る恒温多湿冷蔵庫の外観および内部構造の概略
を示す。この冷蔵庫は、箱体1と冷却ユニット部2とを
区画され、上部に天板3が共通的に配設されている。箱
体1の内部に食材を冷却貯蔵する収納庫1aが画成さ
れ、この収納庫1aの開口部は、横配置した2枚の扉4,
4により開閉される。また収納庫1aの内部に、食材を
載置する棚(図示せず)等が着脱可能に水平に設けられ
ている。
冷却ユニット部2はカバー5により着脱自在に掩蔽さ
れ、このカバー5を取外すと、第2図に示すように、圧
縮機CM、電磁弁、ファンモータその他凝縮器7等から
構成される冷凍装置6と、この冷凍装置6の上方に位置
するブライン冷却ユニット部9と、庫内温度調節器1
0、温度計11、異常警報ランプ12等を有する電装箱
13等の諸部材が現われる。
れ、このカバー5を取外すと、第2図に示すように、圧
縮機CM、電磁弁、ファンモータその他凝縮器7等から
構成される冷凍装置6と、この冷凍装置6の上方に位置
するブライン冷却ユニット部9と、庫内温度調節器1
0、温度計11、異常警報ランプ12等を有する電装箱
13等の諸部材が現われる。
第3図は本実施例に係る恒温多湿冷蔵庫の要部断面を示
し、箱体1を構成する外箱14と内箱15との間に断熱
材16が充填されている。内箱15中に画成される収納
庫の内部右側面には、後述するブラインタンク8で冷却
されたブラインが循環的に供給される第1冷却器17が
配設されている。また庫内には、図示のように下方に開
放すると共に上方を密閉した冷却ダクト18が配設さ
れ、第1冷却器17を非接触的に覆っている。
し、箱体1を構成する外箱14と内箱15との間に断熱
材16が充填されている。内箱15中に画成される収納
庫の内部右側面には、後述するブラインタンク8で冷却
されたブラインが循環的に供給される第1冷却器17が
配設されている。また庫内には、図示のように下方に開
放すると共に上方を密閉した冷却ダクト18が配設さ
れ、第1冷却器17を非接触的に覆っている。
なお冷却ダクト18には開口19が形成され、この開口
19に配置したファンモータFM1によって、冷却ダクト
18の下方から吸引された庫内空気は、第1冷却器17
と熱交換して冷却された後、開口19から吹出されて、
第6図に実線矢印で示すように循環して庫内全体を冷却
する。また第1冷却器17に近接して、除霜終了を検知
する除霜サーモTh1および除霜促進用のヒータH1が配設
され、更に除霜時に冷却器17から滴下する水滴を回収
する露受皿21が、第1冷却器17の下方に配設されて
いる。
19に配置したファンモータFM1によって、冷却ダクト
18の下方から吸引された庫内空気は、第1冷却器17
と熱交換して冷却された後、開口19から吹出されて、
第6図に実線矢印で示すように循環して庫内全体を冷却
する。また第1冷却器17に近接して、除霜終了を検知
する除霜サーモTh1および除霜促進用のヒータH1が配設
され、更に除霜時に冷却器17から滴下する水滴を回収
する露受皿21が、第1冷却器17の下方に配設されて
いる。
また収納庫の内部左側面には、冷凍装置6からの冷媒が
循環供給される第2冷却器22が配設されている。庫内
には、下方を開放すると共に上方を密閉した冷却ダクト
23が配設されて、第2冷却器22を非接触的に覆って
いる。この冷却ダクト23には開口24が形成され、こ
の開口24に配置したファンモータFM2によって、庫内
空気を第6図の破線矢印で示すように循環させて庫内全
体を冷却するようになっている。第2冷却器22の近傍
には、除霜終了を検知する除霜サーモTh2および除霜促
進用のヒータH2が配設され、更に除霜時に滴下する水滴
を回収する露受皿26が、この冷却器22の下方に配設
されている。なお第6図において、符号70は庫内の適
所に配設した庫内サーモTh3の感温部を示す。
循環供給される第2冷却器22が配設されている。庫内
には、下方を開放すると共に上方を密閉した冷却ダクト
23が配設されて、第2冷却器22を非接触的に覆って
いる。この冷却ダクト23には開口24が形成され、こ
の開口24に配置したファンモータFM2によって、庫内
空気を第6図の破線矢印で示すように循環させて庫内全
体を冷却するようになっている。第2冷却器22の近傍
には、除霜終了を検知する除霜サーモTh2および除霜促
進用のヒータH2が配設され、更に除霜時に滴下する水滴
を回収する露受皿26が、この冷却器22の下方に配設
されている。なお第6図において、符号70は庫内の適
所に配設した庫内サーモTh3の感温部を示す。
(ブライン冷却ユニット部について) ブライン冷却ユニット部9の詳細を、第4図および第5
図に示す。このブライン冷却ユニット部9は、前記冷凍
装置6からの冷媒によりブラインを冷却し、該ブライン
を第1冷却器17に冷却媒体として循環供給させる機能
を果すものである。このユニット部9中に配設されるブ
ラインタンク8は、外箱30と内箱31との間に断熱材
32を充填した箱状容器として構成され、その上方開口
部は、上蓋34と内蓋35との間に断熱材36を介装し
た蓋体33により取外し可能に被着されている。上蓋3
4の各端縁部は直角に折曲され、タンク8の外箱30に
嵌合して、タンク8の上端縁部37と内蓋35とが密着
的に当接可能な構造になっている。なお上蓋34の端部
は、ボルト38を介してタンク外箱30に固定される。
図に示す。このブライン冷却ユニット部9は、前記冷凍
装置6からの冷媒によりブラインを冷却し、該ブライン
を第1冷却器17に冷却媒体として循環供給させる機能
を果すものである。このユニット部9中に配設されるブ
ラインタンク8は、外箱30と内箱31との間に断熱材
32を充填した箱状容器として構成され、その上方開口
部は、上蓋34と内蓋35との間に断熱材36を介装し
た蓋体33により取外し可能に被着されている。上蓋3
4の各端縁部は直角に折曲され、タンク8の外箱30に
嵌合して、タンク8の上端縁部37と内蓋35とが密着
的に当接可能な構造になっている。なお上蓋34の端部
は、ボルト38を介してタンク外箱30に固定される。
タンク8における内箱31の側壁下部には、吸入管39
の一端部が連通されてその開口部をタンク中に臨ませ、
他端部はブライン循環ポンプPMの吸入管41に接続さ
れている。このポンプの吐出側に連通する吐出管42
は、第1冷却器17の供給管67と連通している。また
内箱31の側壁上部(吸入管39の上部位置)に、鍵形
に屈曲して下方に開口する吐出管43が設けられ、この
吐出管43の他端部はホースからなる戻り管44に連通
接続している。戻り管44は、第1冷却器17の帰還管
68に接続している。なお吐出管42,43,戻り管44お
よび吸入管39,41は、夫々断熱ホース45により被覆
されている。
の一端部が連通されてその開口部をタンク中に臨ませ、
他端部はブライン循環ポンプPMの吸入管41に接続さ
れている。このポンプの吐出側に連通する吐出管42
は、第1冷却器17の供給管67と連通している。また
内箱31の側壁上部(吸入管39の上部位置)に、鍵形
に屈曲して下方に開口する吐出管43が設けられ、この
吐出管43の他端部はホースからなる戻り管44に連通
接続している。戻り管44は、第1冷却器17の帰還管
68に接続している。なお吐出管42,43,戻り管44お
よび吸入管39,41は、夫々断熱ホース45により被覆
されている。
タンク8の底部31aには、L字形の支持板48がボル
ト49を介して固定され、この支持板48に第3冷却器
47(冷凍装置6に接続する)がコイル状に巻回配置さ
れて、タンク中に貯留したブライン46を所要温度にま
で冷却するようになっている。なお底部31aの前記ボ
ルト貫通部は、底部裏面に接着したネジ受け50により
密封されて、ブラインの外部漏洩が防止されている。
ト49を介して固定され、この支持板48に第3冷却器
47(冷凍装置6に接続する)がコイル状に巻回配置さ
れて、タンク中に貯留したブライン46を所要温度にま
で冷却するようになっている。なお底部31aの前記ボ
ルト貫通部は、底部裏面に接着したネジ受け50により
密封されて、ブラインの外部漏洩が防止されている。
タンク内箱31の側壁31bには、ボルト52を介し
て、ブライン循環の有無を検出する機能を有するブライ
ン検知タンク51が固定され、タンク8内の中間位置
(ブラインの所定貯留液位の上方)に臨んでいる。この
ブライン検知タンク51は、第5図に示すように、上面
を開口した箱体として構成され、その底部51aに液抜
き孔53が開設されている。当該液抜き孔53は、吐出
管43から該検知タンク51中に流下するブラインの循
環量に比べ、極く僅かの量しか通過させない程度の孔径
に設定されている。このため吐出管43から供給された
ブラインの一部は、液抜き孔53からブラインタンク8
中に流下するが、当該ブラインの大部分は検知タンク5
1中に貯留される。そして該ブラインは、最終的に検知
タンク51の側壁上縁部51cから溢流して、ブライン
タンク8中に流下するに至る。
て、ブライン循環の有無を検出する機能を有するブライ
ン検知タンク51が固定され、タンク8内の中間位置
(ブラインの所定貯留液位の上方)に臨んでいる。この
ブライン検知タンク51は、第5図に示すように、上面
を開口した箱体として構成され、その底部51aに液抜
き孔53が開設されている。当該液抜き孔53は、吐出
管43から該検知タンク51中に流下するブラインの循
環量に比べ、極く僅かの量しか通過させない程度の孔径
に設定されている。このため吐出管43から供給された
ブラインの一部は、液抜き孔53からブラインタンク8
中に流下するが、当該ブラインの大部分は検知タンク5
1中に貯留される。そして該ブラインは、最終的に検知
タンク51の側壁上縁部51cから溢流して、ブライン
タンク8中に流下するに至る。
更にブライン検知タンク51の側壁51bにはL字形取
付板54が固着され、そのタンク開口部に張り出した板
面にフロートスイッチ55が取付けられている。このフ
ロートスイッチ55は浮子55aを備え、検知タンク5
1内のブラインが減少すると、前記浮子55aが下降し
てスイッチをオフ作動させ、検知タンク51内にブライ
ンが充満して溢流すると、浮子55aが上昇してスイッ
チをオン作動させる。なおフロートスイッチの配設に代
えて、電極式スイッチ、圧力式スイッチその他機械式ス
イッチ等を使用してもよい。
付板54が固着され、そのタンク開口部に張り出した板
面にフロートスイッチ55が取付けられている。このフ
ロートスイッチ55は浮子55aを備え、検知タンク5
1内のブラインが減少すると、前記浮子55aが下降し
てスイッチをオフ作動させ、検知タンク51内にブライ
ンが充満して溢流すると、浮子55aが上昇してスイッ
チをオン作動させる。なおフロートスイッチの配設に代
えて、電極式スイッチ、圧力式スイッチその他機械式ス
イッチ等を使用してもよい。
ブラインタンク8には、連通管原理の液位計101が配
設され、この液位計101は、例えば透明でかつ低温条
件下で変質せず撓曲可能な合成樹脂製の管体が好適に使
用される。該管体はタンク外方で直立し、固定片102
により固定支持され、その上端部に通孔を穿設したキヤ
ップ104が被着されている。第1図および第2図に示
すように、冷却ユニット部2のカバー5には、その装着
時において前記液位計101を外部から視認可能な矩形
状の覗き窓100が開設してある。
設され、この液位計101は、例えば透明でかつ低温条
件下で変質せず撓曲可能な合成樹脂製の管体が好適に使
用される。該管体はタンク外方で直立し、固定片102
により固定支持され、その上端部に通孔を穿設したキヤ
ップ104が被着されている。第1図および第2図に示
すように、冷却ユニット部2のカバー5には、その装着
時において前記液位計101を外部から視認可能な矩形
状の覗き窓100が開設してある。
(冷凍回路およびブライン循環回路について) 第6図は、冷媒による冷凍回路およびブライン循環回路
の各管路系を示す概略系統図である。図において、圧縮
機CMで圧縮された冷媒ガスは、ファンモータFM3によ
り強制冷却される凝縮器7で液化し、ドライヤ62で脱
湿された後、第1電磁弁V1側の管路と第2電磁弁V2側の
管路とに分岐される。第1電磁弁V1を通過した液化冷媒
は、キャピラリーチューブ63で減圧され、前記ブライ
ンタンク8中に配設した第3冷却器47中で蒸発してブ
ラインと熱交換を行ない、該ブラインを冷却する。蒸発
した気化冷媒は、吸入管64を経て圧縮機CMに帰還す
る。
の各管路系を示す概略系統図である。図において、圧縮
機CMで圧縮された冷媒ガスは、ファンモータFM3によ
り強制冷却される凝縮器7で液化し、ドライヤ62で脱
湿された後、第1電磁弁V1側の管路と第2電磁弁V2側の
管路とに分岐される。第1電磁弁V1を通過した液化冷媒
は、キャピラリーチューブ63で減圧され、前記ブライ
ンタンク8中に配設した第3冷却器47中で蒸発してブ
ラインと熱交換を行ない、該ブラインを冷却する。蒸発
した気化冷媒は、吸入管64を経て圧縮機CMに帰還す
る。
また第2電磁弁V2を通過した液化冷媒は、キャピラリー
チューブ65で減圧され、第2冷却器22中で蒸発して
庫内の空気と熱交換を行ない庫内を冷却する。蒸発した
気化冷媒は、吸入管66を経て圧縮機CMに帰還する。
この場合において、第2冷却器22および第3冷却器4
7の出口側に夫々気液分離器を配設してもよく、更に吸
入管64,66に夫々逆止弁を設けてもよい。
チューブ65で減圧され、第2冷却器22中で蒸発して
庫内の空気と熱交換を行ない庫内を冷却する。蒸発した
気化冷媒は、吸入管66を経て圧縮機CMに帰還する。
この場合において、第2冷却器22および第3冷却器4
7の出口側に夫々気液分離器を配設してもよく、更に吸
入管64,66に夫々逆止弁を設けてもよい。
次にブライン循環回路では、ブラインタンク8中に貯留
されたブライン46は、冷凍装置6に接続する第3冷却
器47によって所要温度にまで冷却され、タンク8から
導出した吸入管39を介して循環ポンプPMにより吸出
された後、吐出管42および供給管67を介して第1冷
却器17に供給される。そして第1冷却器17を冷却し
て庫内空気と熱交換した後、帰還管68から鍵形の吐出
管43を経て、ブライン検知タンク51中に戻される。
されたブライン46は、冷凍装置6に接続する第3冷却
器47によって所要温度にまで冷却され、タンク8から
導出した吸入管39を介して循環ポンプPMにより吸出
された後、吐出管42および供給管67を介して第1冷
却器17に供給される。そして第1冷却器17を冷却し
て庫内空気と熱交換した後、帰還管68から鍵形の吐出
管43を経て、ブライン検知タンク51中に戻される。
検知タンク51に帰還したブラインは、前述のように、
一部は戻り孔53から流下し、その他は検知タンク51
の側壁上縁部51cから溢流してブラインタンク8に貯
留される。そして検知タンク51の液位が上昇すると、
前記フロートスイッチ55の接点はオン作動する。
一部は戻り孔53から流下し、その他は検知タンク51
の側壁上縁部51cから溢流してブラインタンク8に貯
留される。そして検知タンク51の液位が上昇すると、
前記フロートスイッチ55の接点はオン作動する。
(電気的制御回路系について) 第7図は、本願の第1発明に係る運転制御方法が好適に
実施される恒温多湿冷蔵庫の電気的制御回路の一例を示
している。この回路図において、CMは圧縮機、FM3は
凝縮器用ファンモータ、FM2は第2冷却器用ファンモー
タ、FM1は第1冷却器用ファンモータ、V1は第1電磁
弁、V2は第2電磁弁、PMはポンプモータを夫々示す。
また庫内サーモTh3は、2つの接点Th3−aおよびTh3
−bを有し、一方の接点Th3−aは、並列接続した圧縮
機CMおよびファンモータFM3を介して電源母線R相お
よびT相に直列接続されている。また他方の接点Th3−
bのa端子は電源母線R相に接続され、b端子は第2電
磁弁V2とファンモータFM2とに接続され、c端子には第
1電磁弁V1,ファンモータFM1およびポンプモータPM
が接続されている。
実施される恒温多湿冷蔵庫の電気的制御回路の一例を示
している。この回路図において、CMは圧縮機、FM3は
凝縮器用ファンモータ、FM2は第2冷却器用ファンモー
タ、FM1は第1冷却器用ファンモータ、V1は第1電磁
弁、V2は第2電磁弁、PMはポンプモータを夫々示す。
また庫内サーモTh3は、2つの接点Th3−aおよびTh3
−bを有し、一方の接点Th3−aは、並列接続した圧縮
機CMおよびファンモータFM3を介して電源母線R相お
よびT相に直列接続されている。また他方の接点Th3−
bのa端子は電源母線R相に接続され、b端子は第2電
磁弁V2とファンモータFM2とに接続され、c端子には第
1電磁弁V1,ファンモータFM1およびポンプモータPM
が接続されている。
庫内サーモTh3における一方の接点Th3−aは、第8図
および第9図のタイミングチャートに示す如く、その検
知温度が下限設定温度T0になると開放し、上限設定温度
T1になると閉成するように設定してある。また他方の接
点Th3−bは、その検知温度が下限設定温度T0になると
接点a−c側が閉成し、異常設定温度T2になると切換わ
って、接点a−bが閉成すると共に、接点a−cを開放
するように設定してある。更に前記接点Th3−bは、
第1冷却器17での除霜運転中は接点a−bが閉成して
接点a−cが開放され、第2冷却器22での除霜運転
中は接点a−cが閉成して接点a−bが開放するよう設
定されている。なお、庫内での上限設定温度T1と異常設
定温度T2との温度差tは、任意に設定可能になってい
る。また異常設定温度T2は、庫内に収納した食材におけ
る鮮度等の品質に影響を及ぼす温度に設定するのが好適
である。
および第9図のタイミングチャートに示す如く、その検
知温度が下限設定温度T0になると開放し、上限設定温度
T1になると閉成するように設定してある。また他方の接
点Th3−bは、その検知温度が下限設定温度T0になると
接点a−c側が閉成し、異常設定温度T2になると切換わ
って、接点a−bが閉成すると共に、接点a−cを開放
するように設定してある。更に前記接点Th3−bは、
第1冷却器17での除霜運転中は接点a−bが閉成して
接点a−cが開放され、第2冷却器22での除霜運転
中は接点a−cが閉成して接点a−bが開放するよう設
定されている。なお、庫内での上限設定温度T1と異常設
定温度T2との温度差tは、任意に設定可能になってい
る。また異常設定温度T2は、庫内に収納した食材におけ
る鮮度等の品質に影響を及ぼす温度に設定するのが好適
である。
第12図は、本願の第2発明に係る運転制御方法が好適
に実施される恒温多湿冷蔵庫の電気的制御回路の一例を
示し、基本的には第1発明の電気的制御回路と同じであ
る。但し、庫内サーモTh3における接点Th3−bのc端
子は第1電磁弁V1にのみ接続し、また庫内サーモTh3に
第4番目の接点Th3−dが設けられ、この接点Th3−d
は並列接続したファンモータFM1およびポンプモータP
Mに接続されている。なお接点Th3−dは、第9図から
判明する如く、常には閉成状態にあって、前記のファン
モータFM1およびポンプモータPMを回転させ、ブライ
ンを第1冷却器17に循環させている。そして第1冷却
器17の除霜運転中は開放して、ファンモータFM1およ
びポンプモータPMの回転を停止させるようになってい
る。
に実施される恒温多湿冷蔵庫の電気的制御回路の一例を
示し、基本的には第1発明の電気的制御回路と同じであ
る。但し、庫内サーモTh3における接点Th3−bのc端
子は第1電磁弁V1にのみ接続し、また庫内サーモTh3に
第4番目の接点Th3−dが設けられ、この接点Th3−d
は並列接続したファンモータFM1およびポンプモータP
Mに接続されている。なお接点Th3−dは、第9図から
判明する如く、常には閉成状態にあって、前記のファン
モータFM1およびポンプモータPMを回転させ、ブライ
ンを第1冷却器17に循環させている。そして第1冷却
器17の除霜運転中は開放して、ファンモータFM1およ
びポンプモータPMの回転を停止させるようになってい
る。
実施例の作用 次に、前述の構成に係る冷蔵庫および電気制御回路を動
作させた場合の、本発明に係る運転制御方法の経時的な
作用につき説明する。
作させた場合の、本発明に係る運転制御方法の経時的な
作用につき説明する。
(電源投入から庫内の冷却まで) 装置の運転に先立ち、冷蔵庫における冷却ユニット部2
の前面カバー5を取外し、電装箱13を手前に引出し
て、ブラインタンク8の蓋体33を取除くことにより該
タンク8を開放する。次に、ブラインタンク8内にブラ
イン46を、当該ブラインが循環管路系中に存在する容
量と、該タンク8での適正液位での貯留量とを合算した
量だけ注入する。ブライン46の注入を終了した後、蓋
体33を再び被着し、電装箱13を所定位置に差込んだ
後、前面カバー5を冷却ユニット部2に取付ける。
の前面カバー5を取外し、電装箱13を手前に引出し
て、ブラインタンク8の蓋体33を取除くことにより該
タンク8を開放する。次に、ブラインタンク8内にブラ
イン46を、当該ブラインが循環管路系中に存在する容
量と、該タンク8での適正液位での貯留量とを合算した
量だけ注入する。ブライン46の注入を終了した後、蓋
体33を再び被着し、電装箱13を所定位置に差込んだ
後、前面カバー5を冷却ユニット部2に取付ける。
冷蔵庫の運転のため電源を投入すると、収納庫の内部温
度は室温程度に未だ保たれているので、庫内サーモTh3
の感温部70にはこれを検知して、その一方の接点Th3
−aは閉成している。このため圧縮機CMおよびファン
モータFM3が起動して、冷凍装置6の運転を開始する。
また庫内サーモTh3の他方の接点Th3−bは、庫内温度
が前記の異常設定温度T2よりも高くなっているので、そ
の接点a−bが閉成している。従ってこの接点a−bを
介して、第2電磁弁V2の図示しないソレノイドが付勢さ
れて開弁し、冷凍系からの冷媒を第2冷却器22へ循環
させる。
度は室温程度に未だ保たれているので、庫内サーモTh3
の感温部70にはこれを検知して、その一方の接点Th3
−aは閉成している。このため圧縮機CMおよびファン
モータFM3が起動して、冷凍装置6の運転を開始する。
また庫内サーモTh3の他方の接点Th3−bは、庫内温度
が前記の異常設定温度T2よりも高くなっているので、そ
の接点a−bが閉成している。従ってこの接点a−bを
介して、第2電磁弁V2の図示しないソレノイドが付勢さ
れて開弁し、冷凍系からの冷媒を第2冷却器22へ循環
させる。
すなわち冷凍系中の冷媒は、圧縮機CMで圧縮された後
に凝縮器7で凝縮されて液化し、ドライヤー62、第2
電磁弁V2を通過してキャピラリーチューブ65で減圧さ
れ、液化冷媒となって第2冷却器22に流入し、ここで
蒸発して気化冷媒となって庫内の空気と熱交換した後
に、吸入管66から圧縮機CMに戻るサイクルを反復し
て前記の第2冷却器22を冷却している。また接点Th3
−bの閉成状態にある接点a−bを介して、第2ファン
モータFM2も通電されて回転を開始し、庫内の空気を破
線に示す如く冷却ダクト23の下方から吸込んで、第2
冷却器22と熱交換した後吐出すことにより庫内の冷却
が開始される。
に凝縮器7で凝縮されて液化し、ドライヤー62、第2
電磁弁V2を通過してキャピラリーチューブ65で減圧さ
れ、液化冷媒となって第2冷却器22に流入し、ここで
蒸発して気化冷媒となって庫内の空気と熱交換した後
に、吸入管66から圧縮機CMに戻るサイクルを反復し
て前記の第2冷却器22を冷却している。また接点Th3
−bの閉成状態にある接点a−bを介して、第2ファン
モータFM2も通電されて回転を開始し、庫内の空気を破
線に示す如く冷却ダクト23の下方から吸込んで、第2
冷却器22と熱交換した後吐出すことにより庫内の冷却
が開始される。
庫内の冷却が進んで、温度が庫内サーモTh3の下限設定
温度T0まで低下すると、第7図において一方の接点Th3
−aが開放され、圧縮機CMおよびファンモータFM3の
回転は停止される。同時に他方の接点Th3−bも、接点
a−b側から接点a−c側に切換わり、この接点a−b
の開放により第2電磁弁V2が閉成すると共に、ファンモ
ータFM2が停止して第2冷却器22での冷却は停止す
る。一方接点Th3−bにおける接点a−cの閉成により
第1電磁弁V1が開放し、冷凍装置6からの液化冷媒の流
れが切換えられ、当該冷媒はブラインタンク8中に臨ま
せた第3冷却器47に向かう。すなわち第1電磁弁V1を
通過した液化冷媒は、キャピラリーチューブ63で減圧
され、液化冷媒となって第3冷却器47に流入し、ここ
で蒸発し気化冷媒となってブライン46と熱交換した後
に、吸込管46を経て圧縮機CMに戻るサイクルを反復
して第3冷却器47を冷却する。
温度T0まで低下すると、第7図において一方の接点Th3
−aが開放され、圧縮機CMおよびファンモータFM3の
回転は停止される。同時に他方の接点Th3−bも、接点
a−b側から接点a−c側に切換わり、この接点a−b
の開放により第2電磁弁V2が閉成すると共に、ファンモ
ータFM2が停止して第2冷却器22での冷却は停止す
る。一方接点Th3−bにおける接点a−cの閉成により
第1電磁弁V1が開放し、冷凍装置6からの液化冷媒の流
れが切換えられ、当該冷媒はブラインタンク8中に臨ま
せた第3冷却器47に向かう。すなわち第1電磁弁V1を
通過した液化冷媒は、キャピラリーチューブ63で減圧
され、液化冷媒となって第3冷却器47に流入し、ここ
で蒸発し気化冷媒となってブライン46と熱交換した後
に、吸込管46を経て圧縮機CMに戻るサイクルを反復
して第3冷却器47を冷却する。
また第1電磁弁V1の開放と同時に、第1冷却器17に設
けたファンモータFM1と、ブラインタンク8に設けたポ
ンプモータPMも回転する。ファンモータFM1は庫内空
気を、実線に示す如く冷却ダクト18の下方から吸込
み、第1冷却器17と熱交換した後に吐出す作用を営
む。ポンプモータPMは、ブラインタンク8中のブライ
ン46を、管体67を介して第1冷却器17に供給し、
この第1冷却器17を経たブライン46は、帰還管68
および吐出管43を経て帰還し、ブライン検知タンク5
1中に流下し始める。前述した如く、ブライン検知タン
ク51の底面51aに開設した液抜き孔53から流出す
るブライン量は、吐出管43から該タンク51中に流入
するブラインの量に比して少なくなるよう設定してあ
る。従って、流入したブラインは、その一部が液抜き孔
53からブラインタンク8に流下し、大部分はブライン
検知タンク51中に貯留されて次第にその液位が上昇す
る。この液位上昇によりブライン46は、最終的に検知
タンク51の側壁上縁部51cから溢流して、下方のブ
ラインタンク8へ流下し始める。またフロートスイッチ
55の浮子55aは、タンク51内の液位の上昇と共に
浮上し始め、内部の接点を閉成して、第1冷却器17中
でブラインの循環がなされていることを電気的に検知す
る。なおフロートスイッチ55は、図示しない警報手段
を作動させるようになっている。
けたファンモータFM1と、ブラインタンク8に設けたポ
ンプモータPMも回転する。ファンモータFM1は庫内空
気を、実線に示す如く冷却ダクト18の下方から吸込
み、第1冷却器17と熱交換した後に吐出す作用を営
む。ポンプモータPMは、ブラインタンク8中のブライ
ン46を、管体67を介して第1冷却器17に供給し、
この第1冷却器17を経たブライン46は、帰還管68
および吐出管43を経て帰還し、ブライン検知タンク5
1中に流下し始める。前述した如く、ブライン検知タン
ク51の底面51aに開設した液抜き孔53から流出す
るブライン量は、吐出管43から該タンク51中に流入
するブラインの量に比して少なくなるよう設定してあ
る。従って、流入したブラインは、その一部が液抜き孔
53からブラインタンク8に流下し、大部分はブライン
検知タンク51中に貯留されて次第にその液位が上昇す
る。この液位上昇によりブライン46は、最終的に検知
タンク51の側壁上縁部51cから溢流して、下方のブ
ラインタンク8へ流下し始める。またフロートスイッチ
55の浮子55aは、タンク51内の液位の上昇と共に
浮上し始め、内部の接点を閉成して、第1冷却器17中
でブラインの循環がなされていることを電気的に検知す
る。なおフロートスイッチ55は、図示しない警報手段
を作動させるようになっている。
収納庫1aの庫内温度は、外部から断熱材16を介して
侵入する熱と、冷却運転開始時に第1冷却器17から庫
内に放出されるブライン46の初期熱とにより徐々に上
昇し、庫内サーモTh3に設定した上限設定温度T1にな
る。すると庫内サーモTh3の接点Th3−aが閉成し、圧
縮機CMとファンモータFM3との回転を再開する。庫内
温度は上限設定温度T1から更に上昇するが、第3冷却器
47で熱交換したブライン46の温度は徐々に低下す
る。この冷却されたブライン46は、ポンプモータPM
により第1冷却器17に供給され、ここで庫内の空気と
熱交換して庫内を冷却する。熱交換により温度上昇した
ブラインは、帰還管68を経て吐出管43からブライン
タンク8内に戻り、第3冷却器47と熱交換して再び冷
却された後、第1冷却器17に向かう一連の循環サイク
ルを反復する。従って庫内温度の上昇は時間経過と共に
低下し、最終的に冷却されたブラインによってのみ庫内
が冷却されるに至る。
侵入する熱と、冷却運転開始時に第1冷却器17から庫
内に放出されるブライン46の初期熱とにより徐々に上
昇し、庫内サーモTh3に設定した上限設定温度T1にな
る。すると庫内サーモTh3の接点Th3−aが閉成し、圧
縮機CMとファンモータFM3との回転を再開する。庫内
温度は上限設定温度T1から更に上昇するが、第3冷却器
47で熱交換したブライン46の温度は徐々に低下す
る。この冷却されたブライン46は、ポンプモータPM
により第1冷却器17に供給され、ここで庫内の空気と
熱交換して庫内を冷却する。熱交換により温度上昇した
ブラインは、帰還管68を経て吐出管43からブライン
タンク8内に戻り、第3冷却器47と熱交換して再び冷
却された後、第1冷却器17に向かう一連の循環サイク
ルを反復する。従って庫内温度の上昇は時間経過と共に
低下し、最終的に冷却されたブラインによってのみ庫内
が冷却されるに至る。
ここで、冷却開始時におけるブラインの温度が異常に高
いと、庫内温度は急速に上昇して異常設定温度T2より高
くなる。すると庫内サーモTh3の接点Th3−bが接点a
−b側に切換わり、第2電磁弁V2が開放して、第2冷却
器22による庫内冷却を再開する。第2冷却器22で庫
内を冷却すると第1冷却器17も冷却され、内部に残留
するブラインも冷却されて温度が低下する。その後、庫
内温度が下限設定温度T0に到達すると、庫内サーモTh3
の一方の接点Th3−aが開放され、冷凍装置6の運転を
停止する。
いと、庫内温度は急速に上昇して異常設定温度T2より高
くなる。すると庫内サーモTh3の接点Th3−bが接点a
−b側に切換わり、第2電磁弁V2が開放して、第2冷却
器22による庫内冷却を再開する。第2冷却器22で庫
内を冷却すると第1冷却器17も冷却され、内部に残留
するブラインも冷却されて温度が低下する。その後、庫
内温度が下限設定温度T0に到達すると、庫内サーモTh3
の一方の接点Th3−aが開放され、冷凍装置6の運転を
停止する。
また庫内温度の下限設定温度T0への到達により、庫内サ
ーモTh3の他方の接点Th3−bが接点a−c側に切換わ
り、第1電磁弁V1を開放させると共に、ポンプモータP
Mを再び回転させて、第1冷却器17を含むブライン循
環系でのブライン46の循環を行なう。このためブライ
ン46は、第3冷却器47による積極的な冷却はなされ
ない(冷凍装置6は運転を停止しているから)ものの、
第1冷却器17自体の負の蓄熱と、庫内を循環する低温
の空気と、第1冷却器17内に残留していた低温のブラ
インとによって、徐々に温度低下する。
ーモTh3の他方の接点Th3−bが接点a−c側に切換わ
り、第1電磁弁V1を開放させると共に、ポンプモータP
Mを再び回転させて、第1冷却器17を含むブライン循
環系でのブライン46の循環を行なう。このためブライ
ン46は、第3冷却器47による積極的な冷却はなされ
ない(冷凍装置6は運転を停止しているから)ものの、
第1冷却器17自体の負の蓄熱と、庫内を循環する低温
の空気と、第1冷却器17内に残留していた低温のブラ
インとによって、徐々に温度低下する。
なお庫内温度は、その下限設定温度T0から再び上限設定
温度T1に到達し、これにより庫内サーモTh3の接点Th3
−aが閉成し、圧縮機CMおよびファンモータFM3が回
転を再開して、第3冷却器47によるブライン46の冷
却を行なう。このため庫内温度は、異常設定温度T2まで
上昇することはない。このように、冷却されたブライン
46により庫内を冷却するサイクルが繰返されると、庫
内温度と第1冷却器17との温度差は極めて僅かにな
り、従って第1冷却器17への着霜量が減少して庫内は
高湿度に保たれる。そして庫内温度が、庫内サーモTh3
の下限設定温度T0まで低下すると接点Th3−aが開放
し、圧縮機CMおよびファンモータFM3の回転が停止さ
れる。このように冷凍装置6の運転が停止されると、第
3冷却器47によるブラインの冷却はなされなくなる。
しかしブラインタンク8内に貯留されたブライン46の
量は、循環用の管路中に存在する量に比べ数倍の量があ
り、しかもブラインタンク8は外部からの熱の侵入を断
熱材32で遮断しているため蓄冷効果が高い。このため
ブラインタンク8に貯留されているブライン46は、ポ
ンプモータPMにより循環され、依然として第1冷却器
17の冷却を継続している。
温度T1に到達し、これにより庫内サーモTh3の接点Th3
−aが閉成し、圧縮機CMおよびファンモータFM3が回
転を再開して、第3冷却器47によるブライン46の冷
却を行なう。このため庫内温度は、異常設定温度T2まで
上昇することはない。このように、冷却されたブライン
46により庫内を冷却するサイクルが繰返されると、庫
内温度と第1冷却器17との温度差は極めて僅かにな
り、従って第1冷却器17への着霜量が減少して庫内は
高湿度に保たれる。そして庫内温度が、庫内サーモTh3
の下限設定温度T0まで低下すると接点Th3−aが開放
し、圧縮機CMおよびファンモータFM3の回転が停止さ
れる。このように冷凍装置6の運転が停止されると、第
3冷却器47によるブラインの冷却はなされなくなる。
しかしブラインタンク8内に貯留されたブライン46の
量は、循環用の管路中に存在する量に比べ数倍の量があ
り、しかもブラインタンク8は外部からの熱の侵入を断
熱材32で遮断しているため蓄冷効果が高い。このため
ブラインタンク8に貯留されているブライン46は、ポ
ンプモータPMにより循環され、依然として第1冷却器
17の冷却を継続している。
しかし収納庫1aの庫内温度は、外部から断熱材16を
介して侵入する熱と、食材の収容および取出しのため扉
4を開閉する際に侵入する熱、その他食材自体からの放
熱等の諸原因によって徐々に上昇する。また第1冷却器
17も、ファンモータFM1により循環する庫内空気によ
って暖められ、このため該冷却器17中を循環するブラ
インも徐々に暖められて、ブラインタンク8中のブライ
ンの温度も次第に上昇を始める。そして庫内温度が庫内
サーモTh3の上限設定温度T1に達すると、該サーモTh3
の接点Th3−aが閉成し、圧縮機CMおよびファンモー
タFM3の運転を再開する。従って第3冷却器47に冷媒
が循環して、タンク8中のブラインの冷却が再開され
る。
介して侵入する熱と、食材の収容および取出しのため扉
4を開閉する際に侵入する熱、その他食材自体からの放
熱等の諸原因によって徐々に上昇する。また第1冷却器
17も、ファンモータFM1により循環する庫内空気によ
って暖められ、このため該冷却器17中を循環するブラ
インも徐々に暖められて、ブラインタンク8中のブライ
ンの温度も次第に上昇を始める。そして庫内温度が庫内
サーモTh3の上限設定温度T1に達すると、該サーモTh3
の接点Th3−aが閉成し、圧縮機CMおよびファンモー
タFM3の運転を再開する。従って第3冷却器47に冷媒
が循環して、タンク8中のブラインの冷却が再開され
る。
第3冷却器47で冷却されたブラインは、第1冷却器1
7に供給されて庫内を冷却し、庫内温度が下限設定温度
T0になると、庫内サーモTh3の接点Th3−aが開放し、
冷凍装置6の運転を停止する。以下この繰返しによって
庫内は一定温度に保持される。
7に供給されて庫内を冷却し、庫内温度が下限設定温度
T0になると、庫内サーモTh3の接点Th3−aが開放し、
冷凍装置6の運転を停止する。以下この繰返しによって
庫内は一定温度に保持される。
前述の如く、冷却運転の開始から庫内温度が庫内サーモ
Th3の下限設定温度T0に達するまでは、第2冷却器22
により庫内を冷却し、その後は庫内サーモTh3の上限設
定温度T1と下限設定温度T0との間に庫内温度を維持する
よう、第1冷却器17による庫内の冷却がなされる。
Th3の下限設定温度T0に達するまでは、第2冷却器22
により庫内を冷却し、その後は庫内サーモTh3の上限設
定温度T1と下限設定温度T0との間に庫内温度を維持する
よう、第1冷却器17による庫内の冷却がなされる。
ところで第2冷却器22中では、冷凍系における冷媒の
蒸発がなされ、この冷媒の蒸発温度は庫内温度より遥か
に低いものとなっている。従って第2冷却器22の表面
温度と、庫内温度との温度差は極めて大きく、ファンモ
ータFM2により庫内空気を循環させて熱交換を行なう
と、庫内温度は急速に低下する。そして第2冷却器22
の表面温度は0℃以下であるため、当該冷却器の表面に
着霜が生ずる。なお第2冷却器22での冷媒の蒸発温度
を−10℃〜−15℃位に設定し、冷媒循環量を多くし
て、第2冷却器22の冷却能力を高めておくのが好適で
ある。
蒸発がなされ、この冷媒の蒸発温度は庫内温度より遥か
に低いものとなっている。従って第2冷却器22の表面
温度と、庫内温度との温度差は極めて大きく、ファンモ
ータFM2により庫内空気を循環させて熱交換を行なう
と、庫内温度は急速に低下する。そして第2冷却器22
の表面温度は0℃以下であるため、当該冷却器の表面に
着霜が生ずる。なお第2冷却器22での冷媒の蒸発温度
を−10℃〜−15℃位に設定し、冷媒循環量を多くし
て、第2冷却器22の冷却能力を高めておくのが好適で
ある。
また第1冷却器17中では、比熱の大きい冷却したブラ
インを循環させて庫内を冷却するものであり、庫内温度
と第1冷却器17の表面温度との温度差を小さくして冷
却器表面への着霜量を押さえ、庫内湿度を高く保持する
ことができる。しかし、庫内温度と第1冷却器17を循
環するブラインの温度との差は僅かであって、庫内温度
が何らかの原因により急速に異常上昇しても、この第1
冷却器17により庫内温度を短時間で低下させることが
困難である。その理由は、庫内温度と第1冷却器17の
表面温度との差TAは、庫内温度と第2冷却器22に冷
媒を循環させた際の該冷却器の表面温度との差TBに比
べ小さい(TA<TB)ことに起因する。
インを循環させて庫内を冷却するものであり、庫内温度
と第1冷却器17の表面温度との温度差を小さくして冷
却器表面への着霜量を押さえ、庫内湿度を高く保持する
ことができる。しかし、庫内温度と第1冷却器17を循
環するブラインの温度との差は僅かであって、庫内温度
が何らかの原因により急速に異常上昇しても、この第1
冷却器17により庫内温度を短時間で低下させることが
困難である。その理由は、庫内温度と第1冷却器17の
表面温度との差TAは、庫内温度と第2冷却器22に冷
媒を循環させた際の該冷却器の表面温度との差TBに比
べ小さい(TA<TB)ことに起因する。
例えば、第8図に示すタイミングチャートにおいて、庫
内サーモTh3の上限設定温度T1および下限設定温度T0の
範囲内で、庫内を第1冷却器17で冷却保維持している
際に、A点で扉4を開放し未だ高温の食材を多量に庫内
に収納したり、扉4を長時間に亘って開放したりする
と、庫内温度は急速にB点まで上昇する。庫内温度がA
点からB点に上昇する過程で、庫内サーモTh3の上限設
定温度T1を通過すると、庫内サーモTh3の一方の接点T
h3−aが閉成し、圧縮機CMおよびファンモータFM3が
回転を再開してタンク8中のブラインを第3冷却器47
により冷却する。なお庫内サーモTh3の他方の接点Th3
−bは、未だ接点a−cが閉成しているので、第3冷却
器47で冷却したブラインを、第1冷却器17に循環さ
せて庫内の冷却を始める。更に庫内温度がB点に向けて
上昇し、異常設定温度T2を通過すると、庫内サーモTh3
の他方の接点Th3−bが切換作動して、接点a−cを開
放すると共に接点a−bを閉成する。この接点a−bの
閉成により、第2電磁弁V2が開放して冷凍系の冷媒を第
2冷却器22に循環させる。またファンモータFM2も回
転して、第2冷却器22による庫内の冷却を行なう。
内サーモTh3の上限設定温度T1および下限設定温度T0の
範囲内で、庫内を第1冷却器17で冷却保維持している
際に、A点で扉4を開放し未だ高温の食材を多量に庫内
に収納したり、扉4を長時間に亘って開放したりする
と、庫内温度は急速にB点まで上昇する。庫内温度がA
点からB点に上昇する過程で、庫内サーモTh3の上限設
定温度T1を通過すると、庫内サーモTh3の一方の接点T
h3−aが閉成し、圧縮機CMおよびファンモータFM3が
回転を再開してタンク8中のブラインを第3冷却器47
により冷却する。なお庫内サーモTh3の他方の接点Th3
−bは、未だ接点a−cが閉成しているので、第3冷却
器47で冷却したブラインを、第1冷却器17に循環さ
せて庫内の冷却を始める。更に庫内温度がB点に向けて
上昇し、異常設定温度T2を通過すると、庫内サーモTh3
の他方の接点Th3−bが切換作動して、接点a−cを開
放すると共に接点a−bを閉成する。この接点a−bの
閉成により、第2電磁弁V2が開放して冷凍系の冷媒を第
2冷却器22に循環させる。またファンモータFM2も回
転して、第2冷却器22による庫内の冷却を行なう。
庫内温度の異常上昇は、開放されていた扉4の閉成や高
温食材の放熱による温度飽和等によりB点で停止し、更
に前述した如く、第2冷却器22により庫内の冷却が続
行されるので、庫内温度は短時間で庫内サーモTh3の下
限設定温度T0に到達する。これにより、庫内サーモTh3
の一方の接点Th3−aが開放して冷凍装置6の運転を停
止し、また他方の接点Th3−bが切換作動して、接点a
−bを開放すると共に接点a−cを閉成し、ポンプモー
タPMが回転してブラインを第1冷却器17に循環させ
る。このように、前述の庫内温度の異常上昇に伴い、既
に冷却貯蔵されていた食材の品温も上昇し始めるが、本
実施例によれば、上限設定温度T1に戻るまでの時間が短
いために食材の品温変化は極めて僅かであり、品質に影
響を殆ど与えることがない。
温食材の放熱による温度飽和等によりB点で停止し、更
に前述した如く、第2冷却器22により庫内の冷却が続
行されるので、庫内温度は短時間で庫内サーモTh3の下
限設定温度T0に到達する。これにより、庫内サーモTh3
の一方の接点Th3−aが開放して冷凍装置6の運転を停
止し、また他方の接点Th3−bが切換作動して、接点a
−bを開放すると共に接点a−cを閉成し、ポンプモー
タPMが回転してブラインを第1冷却器17に循環させ
る。このように、前述の庫内温度の異常上昇に伴い、既
に冷却貯蔵されていた食材の品温も上昇し始めるが、本
実施例によれば、上限設定温度T1に戻るまでの時間が短
いために食材の品温変化は極めて僅かであり、品質に影
響を殆ど与えることがない。
(除霜運転について) 既に述べた如く、本実施例に係る冷蔵庫は、主として、
冷却したブラインを第1冷却器17に循環させて庫内を
冷却するよう構成したものである。このブライン冷却型
の冷蔵庫は、蒸発器を冷却源に使用する通常の冷蔵庫に
比べ、比熱の大きいブラインを大量に循環させ得るの
で、庫内温度と冷却器の表面温度との差を少なくできる
効果がある。
冷却したブラインを第1冷却器17に循環させて庫内を
冷却するよう構成したものである。このブライン冷却型
の冷蔵庫は、蒸発器を冷却源に使用する通常の冷蔵庫に
比べ、比熱の大きいブラインを大量に循環させ得るの
で、庫内温度と冷却器の表面温度との差を少なくできる
効果がある。
しかしブライン冷却型の冷蔵庫であっても、庫内温度を
0℃付近または0℃以下に設定すると、第1冷却器17
の表面温度は0℃以下となるため、当該冷却器の表面に
空気中の水分が凝縮して凍結し、霜となって次第に層状
に生成する。この霜が大きく成長すると、前述した如
く、第1冷却器17と庫内との熱交換を阻害し、庫内を
設定温度にまで冷却し得ないばかりでなく、冷凍時間を
長くして電力消費を増大させる等の弊害を招来する。そ
こで、第1冷却器17での着霜量が所定値を超えると、
この第1冷却器17による冷却を停止し、以下の除霜運
転を開始する。
0℃付近または0℃以下に設定すると、第1冷却器17
の表面温度は0℃以下となるため、当該冷却器の表面に
空気中の水分が凝縮して凍結し、霜となって次第に層状
に生成する。この霜が大きく成長すると、前述した如
く、第1冷却器17と庫内との熱交換を阻害し、庫内を
設定温度にまで冷却し得ないばかりでなく、冷凍時間を
長くして電力消費を増大させる等の弊害を招来する。そ
こで、第1冷却器17での着霜量が所定値を超えると、
この第1冷却器17による冷却を停止し、以下の除霜運
転を開始する。
前記の除霜運転を行なう場合につき、第9図のタイミン
グチャートを参照して説明する。なお第10図の回路結
線図に示すように、第1除霜手段の接点X1は、第1冷却
器17の除霜サーモTh1および除霜用ヒータH1と直列に
接続され、また第2除霜手段の接続X2は、第2冷却器2
2の除霜サーモTh2および除霜用ヒータH2と直列に接続
されている。第1冷却器17により庫内の冷却を行なっ
てきた結果として、当該第1冷却器17に所要量の霜が
付着すると、その除霜運転を開始する。すなわち、庫内
サーモTh3における接点Th3−bが切換作動して、接点
a−cが開放し第1電磁弁V1を閉成すると共に、ポンプ
モータPMの回転を停止させ、第1冷却器17による冷
却を停止する。また庫内サーモTh3における接点Th3−
bの接点a−bが閉成し、第2電磁弁V2を開放して第2
冷却器22により庫内を冷却する。
グチャートを参照して説明する。なお第10図の回路結
線図に示すように、第1除霜手段の接点X1は、第1冷却
器17の除霜サーモTh1および除霜用ヒータH1と直列に
接続され、また第2除霜手段の接続X2は、第2冷却器2
2の除霜サーモTh2および除霜用ヒータH2と直列に接続
されている。第1冷却器17により庫内の冷却を行なっ
てきた結果として、当該第1冷却器17に所要量の霜が
付着すると、その除霜運転を開始する。すなわち、庫内
サーモTh3における接点Th3−bが切換作動して、接点
a−cが開放し第1電磁弁V1を閉成すると共に、ポンプ
モータPMの回転を停止させ、第1冷却器17による冷
却を停止する。また庫内サーモTh3における接点Th3−
bの接点a−bが閉成し、第2電磁弁V2を開放して第2
冷却器22により庫内を冷却する。
前記接点a−cの開放と同時に、第10図の結線図に示
す除霜手段の接点X1が閉成し、ヒータH1に通電を行なっ
て第1冷却器17を加熱することにより、除霜運転が開
始される。また庫内は、第2冷却器22で冷却され、か
つ庫内サーモTh3における接点Th3−aのオン・オフ動
作により一定温度に保持される。なお第1冷却器17の
除霜期間中は、サーモ接点Th3−aがオン・オフ何れの
状態にあるかに拘らず、サーモ接点Th3−bの接点a−
bは閉成したままである。
す除霜手段の接点X1が閉成し、ヒータH1に通電を行なっ
て第1冷却器17を加熱することにより、除霜運転が開
始される。また庫内は、第2冷却器22で冷却され、か
つ庫内サーモTh3における接点Th3−aのオン・オフ動
作により一定温度に保持される。なお第1冷却器17の
除霜期間中は、サーモ接点Th3−aがオン・オフ何れの
状態にあるかに拘らず、サーモ接点Th3−bの接点a−
bは閉成したままである。
第1冷却器17での着霜がヒータH1により融解除去され
ると、この第1冷却器17の温度は上昇する。この温度
上昇を除霜サーモTh1が検知し、その接点を開放する
と、ヒータH1への通電が遮断される。ヒータH1の通電が
遮断されて暫くすると、除霜手段が作動して接点X1を開
放し、第1冷却器17の除霜を終了する。ところで第1
冷却器17の除霜中に冷却運転を行なっていた第2冷却
器22は、前述した如く該冷却器の表面温度と庫内温度
との温度差が大きいために、直ちに霜が表面に付着して
成長する。そこで第1冷却器17の除霜終了と同時に、
庫内サーモTh3の接点Th3−bを切換え、接点a−bを
開放して第2電磁弁V2を閉成し、第2冷却器22の運転
を停止させる。また接点a−cを閉成して、第1電磁弁
V1を開放すると共にポンプモータPMを回転させ、ブラ
インによる第1冷却器17での冷却運転を開始する。
ると、この第1冷却器17の温度は上昇する。この温度
上昇を除霜サーモTh1が検知し、その接点を開放する
と、ヒータH1への通電が遮断される。ヒータH1の通電が
遮断されて暫くすると、除霜手段が作動して接点X1を開
放し、第1冷却器17の除霜を終了する。ところで第1
冷却器17の除霜中に冷却運転を行なっていた第2冷却
器22は、前述した如く該冷却器の表面温度と庫内温度
との温度差が大きいために、直ちに霜が表面に付着して
成長する。そこで第1冷却器17の除霜終了と同時に、
庫内サーモTh3の接点Th3−bを切換え、接点a−bを
開放して第2電磁弁V2を閉成し、第2冷却器22の運転
を停止させる。また接点a−cを閉成して、第1電磁弁
V1を開放すると共にポンプモータPMを回転させ、ブラ
インによる第1冷却器17での冷却運転を開始する。
更に除霜手段における接点X2を閉成してヒータH2に通電
し、第2冷却器22の除霜を開始する。第2冷却器22
の除霜期間中は、サーモ接点Th3−aがオン・オフ作動
して、第1冷却器17により庫内を一定温度に保つ。こ
のときサーモ接点Th3−aのオン・オフ作動に拘らず、
他のサーモ接点Th3−bの接点a−cは閉成したままで
ある。従って第9図に示す如く、第2冷却器22の除霜
期間中に、例えば扉4の開放等により庫内温度が異常設
定温度T2を越えC点まで上昇しても、サーモ接点Th3−
bの接点a−cはその閉成を継続し、第1冷却器17に
よる庫内冷却がなされると共に、第2冷却器22での除
霜が確実に行なわれる。なお第2冷却器22の除霜期間
中に、庫内温度が異常設定温度T2を越えた場合は、第1
冷却器17の冷却により庫内温度を低下させる。
し、第2冷却器22の除霜を開始する。第2冷却器22
の除霜期間中は、サーモ接点Th3−aがオン・オフ作動
して、第1冷却器17により庫内を一定温度に保つ。こ
のときサーモ接点Th3−aのオン・オフ作動に拘らず、
他のサーモ接点Th3−bの接点a−cは閉成したままで
ある。従って第9図に示す如く、第2冷却器22の除霜
期間中に、例えば扉4の開放等により庫内温度が異常設
定温度T2を越えC点まで上昇しても、サーモ接点Th3−
bの接点a−cはその閉成を継続し、第1冷却器17に
よる庫内冷却がなされると共に、第2冷却器22での除
霜が確実に行なわれる。なお第2冷却器22の除霜期間
中に、庫内温度が異常設定温度T2を越えた場合は、第1
冷却器17の冷却により庫内温度を低下させる。
ヒータH2の通電により第2冷却器22の着霜が融解除去
されると、除霜サーモTh2の接点が開放し、ヒータH2へ
の通電が遮断される。その後暫くして除霜手段が作動
し、接点X2を開放すると共に、サーモ接点Th3−bにお
ける強制保持を解除する。これにより、庫内サーモTh3
が異常設定温度T2を検知すると接点Th3−bが切換わ
り、接点a−cを開放すると共に接点a−bを閉成し
て、前述した冷却サイクルが行なわれる。
されると、除霜サーモTh2の接点が開放し、ヒータH2へ
の通電が遮断される。その後暫くして除霜手段が作動
し、接点X2を開放すると共に、サーモ接点Th3−bにお
ける強制保持を解除する。これにより、庫内サーモTh3
が異常設定温度T2を検知すると接点Th3−bが切換わ
り、接点a−cを開放すると共に接点a−bを閉成し
て、前述した冷却サイクルが行なわれる。
なお第11図に示すように、庫内サーモTh3における第
3の接点Th3−cと、ブザー等の警報手段BZとを直列
接続し、異常設定温度T2を庫内サーモTh3が検知する
と、接点Th3−bを接点a−c側から接点a−b側に切
換えると共に、前記接点Th3−cを閉成して警報手段B
Zを作動させるようにしてもよい、この場合は、警報に
より使用者に扉の長期開放や扉の閉め忘れ、その他高温
食材の収納等を、付近の使用者に覚知させることができ
て更に好適である。
3の接点Th3−cと、ブザー等の警報手段BZとを直列
接続し、異常設定温度T2を庫内サーモTh3が検知する
と、接点Th3−bを接点a−c側から接点a−b側に切
換えると共に、前記接点Th3−cを閉成して警報手段B
Zを作動させるようにしてもよい、この場合は、警報に
より使用者に扉の長期開放や扉の閉め忘れ、その他高温
食材の収納等を、付近の使用者に覚知させることができ
て更に好適である。
(第2発明に係る運転制御方法について) 次に本願の第2の発明に係る冷蔵庫の運転制御方法の作
用につき、説明する。なお前述した第1の発明に関して
説明した運転制御方法と、基本的に共通する部分が多い
ので、重複する部分での説明は省略する。
用につき、説明する。なお前述した第1の発明に関して
説明した運転制御方法と、基本的に共通する部分が多い
ので、重複する部分での説明は省略する。
(電源投入から庫内の冷却まで) 冷蔵庫の電源投入時に、庫内部温度は上限設定温度T1よ
り高い室温程度に保たれているため、庫内サーモTh3の
第1の接点Th3−aは閉成し、圧縮機CMおよびファン
モータFM3が起動して冷凍装置6の運転を開始する。ま
た庫内サーモTh3の第2の接点Th3−bは、庫内温度が
異常設定温度T2より高くなっているので、その接点a−
bが閉成し、第2電磁弁V2を開放させると共に第2ファ
ンモータFM3を回転させる。更に庫内サーモTh3の第4
の接点Th3−dも閉成しているため、ファンモータFM1
およびポンプモータPMを回転させる。これにより冷凍
系からの冷媒が第2冷却器22に循環され、庫内の冷却
が開始される。
り高い室温程度に保たれているため、庫内サーモTh3の
第1の接点Th3−aは閉成し、圧縮機CMおよびファン
モータFM3が起動して冷凍装置6の運転を開始する。ま
た庫内サーモTh3の第2の接点Th3−bは、庫内温度が
異常設定温度T2より高くなっているので、その接点a−
bが閉成し、第2電磁弁V2を開放させると共に第2ファ
ンモータFM3を回転させる。更に庫内サーモTh3の第4
の接点Th3−dも閉成しているため、ファンモータFM1
およびポンプモータPMを回転させる。これにより冷凍
系からの冷媒が第2冷却器22に循環され、庫内の冷却
が開始される。
ファンモータFM1は、空気を実線に示す如く庫内で循環
させて、第1冷却器17との熱交換を促進する。ポンプ
モータPMは、ブライン46をブラインタンク8から第
1冷却器17に供給し、帰還したブライン46の一部は
ブライン検知タンク51の液抜き孔53からブラインタ
ンク8に流下し、大部分はブライン検知タンク51中に
貯留されて次第に液位が上昇する。この液位上昇により
ブライン46は、検知タンク51の側壁上縁部51cか
ら溢流し、下方のブラインタンク8へ流下し始める。フ
ロートスイッチ55の浮子55aは、タンク51内の液
位の上昇と共に浮上し始め、内部の接点を閉成して、第
1冷却器17中でブラインの循環がなされていることを
電気的に検知する。
させて、第1冷却器17との熱交換を促進する。ポンプ
モータPMは、ブライン46をブラインタンク8から第
1冷却器17に供給し、帰還したブライン46の一部は
ブライン検知タンク51の液抜き孔53からブラインタ
ンク8に流下し、大部分はブライン検知タンク51中に
貯留されて次第に液位が上昇する。この液位上昇により
ブライン46は、検知タンク51の側壁上縁部51cか
ら溢流し、下方のブラインタンク8へ流下し始める。フ
ロートスイッチ55の浮子55aは、タンク51内の液
位の上昇と共に浮上し始め、内部の接点を閉成して、第
1冷却器17中でブラインの循環がなされていることを
電気的に検知する。
なお、冷却運転開始時におけるブラインの温度は、周囲
温度と同程度に高くなっている。このブラインが、ポン
プモータPMにより第1冷却器17に循環されると、当
該冷却器17の温度は最初に上昇するが、ファンモータ
FM1による庫内の空気循環によって冷却される。すなわ
ち庫内は、冷凍装置6からの冷媒が循環供給されている
第2冷却器22で冷却され、庫内温度は徐々に低下す
る。この温度低下した庫内空気を、ファンモータFM1に
より第1冷却器17と熱交換させて該冷却器17を冷却
し、これにより第1冷却器17を循環するブラインの温
度を下げると、ブラインタンク8中のブライン46の温
度も徐々に低下する。このように第2冷却器22によっ
て、庫内とブライン46とが冷却される。
温度と同程度に高くなっている。このブラインが、ポン
プモータPMにより第1冷却器17に循環されると、当
該冷却器17の温度は最初に上昇するが、ファンモータ
FM1による庫内の空気循環によって冷却される。すなわ
ち庫内は、冷凍装置6からの冷媒が循環供給されている
第2冷却器22で冷却され、庫内温度は徐々に低下す
る。この温度低下した庫内空気を、ファンモータFM1に
より第1冷却器17と熱交換させて該冷却器17を冷却
し、これにより第1冷却器17を循環するブラインの温
度を下げると、ブラインタンク8中のブライン46の温
度も徐々に低下する。このように第2冷却器22によっ
て、庫内とブライン46とが冷却される。
庫内の冷却が進み、庫内温度が庫内サーモTh3の下限設
定温度T0まで低下すると、第12図において、接点Th3
−aが開放され、圧縮機CMおよびファンモータFM3の
回転が停止される。同時に庫内サーモTh3の他の接点T
h3−bも切換わり、接点a−bが開放して接点a−cが
閉成する。この接点a−bの開放により、第2電磁弁V2
が閉成すると共にファンモータFM2の回転が停止し、第
2冷却器22での冷却が停止する。一方、他方の接点a
−cの閉成により、第1電磁弁V1が開放し、冷凍装置6
からの液化冷媒の流れが切換えられ、ブラインタンク8
中の第3の冷却器47に向かう循環サイクルを形成す
る。
定温度T0まで低下すると、第12図において、接点Th3
−aが開放され、圧縮機CMおよびファンモータFM3の
回転が停止される。同時に庫内サーモTh3の他の接点T
h3−bも切換わり、接点a−bが開放して接点a−cが
閉成する。この接点a−bの開放により、第2電磁弁V2
が閉成すると共にファンモータFM2の回転が停止し、第
2冷却器22での冷却が停止する。一方、他方の接点a
−cの閉成により、第1電磁弁V1が開放し、冷凍装置6
からの液化冷媒の流れが切換えられ、ブラインタンク8
中の第3の冷却器47に向かう循環サイクルを形成す
る。
ブラインタンク8中のブライン46は、第2冷却器22
により冷却されて、庫内サーモTh3の下限設定温度T0と
略同等になっている。圧縮機CMの停止後は、ブライン
46の蓄熱によって第1冷却器17を介して庫内を冷却
し続けるが、収納庫1aの庫内温度は、外部から断熱材
16を介して侵入する熱およびファンモータFM1からの
放熱等により徐々に上昇し、庫内サーモTh3に設定した
上限設定温度T1に達する。すると庫内サーモTh3の接点
Th3−aが閉成し、圧縮機CMとファンモータFM3との
回転を再開して、第3冷却器47によりブラインを冷却
し始める。この冷却されたブラインは、ポンプモータP
Mにより第1冷却器17に供給され、ここで庫内の空気
と熱交換して庫内を冷却する。熱交換により温度上昇し
たブラインは、帰還管68を経て吐出管43からブライ
ンタンク8に戻り、第3冷却器47と熱交換して再び冷
却された後、第1冷却器17に向かう一連の循環サイク
ルを反復する。
により冷却されて、庫内サーモTh3の下限設定温度T0と
略同等になっている。圧縮機CMの停止後は、ブライン
46の蓄熱によって第1冷却器17を介して庫内を冷却
し続けるが、収納庫1aの庫内温度は、外部から断熱材
16を介して侵入する熱およびファンモータFM1からの
放熱等により徐々に上昇し、庫内サーモTh3に設定した
上限設定温度T1に達する。すると庫内サーモTh3の接点
Th3−aが閉成し、圧縮機CMとファンモータFM3との
回転を再開して、第3冷却器47によりブラインを冷却
し始める。この冷却されたブラインは、ポンプモータP
Mにより第1冷却器17に供給され、ここで庫内の空気
と熱交換して庫内を冷却する。熱交換により温度上昇し
たブラインは、帰還管68を経て吐出管43からブライ
ンタンク8に戻り、第3冷却器47と熱交換して再び冷
却された後、第1冷却器17に向かう一連の循環サイク
ルを反復する。
このように、冷却されたブライン46により庫内を冷却
するサイクルが繰返されると、庫内温度と第1冷却器1
7との温度差は極めて僅かになり、従って第1冷却器1
7への着霜量が減少して庫内は高湿度に保たれる。そし
て庫内温度が、庫内サーモTh3の下限設定温度T0まで低
下すると接点Th3−aが開放し、圧縮機CMおよびファ
ンモータFM3の回転が停止される。このように冷凍装置
6の運転が停止されると、第3冷却器47によるブライ
ンの冷却はなされなくなる。しかしブラインタンク8内
に貯留されたブライン46の量は、循環用の管路中に存
在する量に比べ数倍の量があり、しかもブラインタンク
8は外部からの熱の侵入を断熱材32で遮断しているた
め蓄冷効果が高い。このためブラインタンク8に貯留さ
れているブライン46は、ポンプモータPMにより循環
され、依然として第1冷却器17の冷却を継続してい
る。
するサイクルが繰返されると、庫内温度と第1冷却器1
7との温度差は極めて僅かになり、従って第1冷却器1
7への着霜量が減少して庫内は高湿度に保たれる。そし
て庫内温度が、庫内サーモTh3の下限設定温度T0まで低
下すると接点Th3−aが開放し、圧縮機CMおよびファ
ンモータFM3の回転が停止される。このように冷凍装置
6の運転が停止されると、第3冷却器47によるブライ
ンの冷却はなされなくなる。しかしブラインタンク8内
に貯留されたブライン46の量は、循環用の管路中に存
在する量に比べ数倍の量があり、しかもブラインタンク
8は外部からの熱の侵入を断熱材32で遮断しているた
め蓄冷効果が高い。このためブラインタンク8に貯留さ
れているブライン46は、ポンプモータPMにより循環
され、依然として第1冷却器17の冷却を継続してい
る。
しかし収納庫1aの庫内温度は、外部から断熱材16を
介して侵入する熱と、食材の収容および取出しのため扉
4を開閉する際に侵入する熱、その他食材自体からの放
熱等の諸原因によって徐々に上昇する。また第1冷却器
17も、ファンモータFM1により循環する庫内空気によ
って暖められ、このため該冷却器17中を循環するブラ
インも徐々に暖められて、ブラインタンク8中のブライ
ンの温度も次第に上昇を始める。そして庫内温度が庫内
サーモTh3の上限設定温度T1に達すると、該サーモTh3
の接点Th3−aが閉成し、圧縮機CMおよびファンモー
タFM3の運転を再開する。従って第3冷却器47に冷媒
が循環して、タンク8中のブラインの冷却が再開され
る。
介して侵入する熱と、食材の収容および取出しのため扉
4を開閉する際に侵入する熱、その他食材自体からの放
熱等の諸原因によって徐々に上昇する。また第1冷却器
17も、ファンモータFM1により循環する庫内空気によ
って暖められ、このため該冷却器17中を循環するブラ
インも徐々に暖められて、ブラインタンク8中のブライ
ンの温度も次第に上昇を始める。そして庫内温度が庫内
サーモTh3の上限設定温度T1に達すると、該サーモTh3
の接点Th3−aが閉成し、圧縮機CMおよびファンモー
タFM3の運転を再開する。従って第3冷却器47に冷媒
が循環して、タンク8中のブラインの冷却が再開され
る。
第3冷却器47で冷却されたブラインは、第1冷却器1
7に供給されて庫内を冷却し、庫内温度が下限設定温度
T0になると、庫内サーモTh3の接点Th3−aが開放し、
冷凍装置6の運転を停止する。以下この繰返しによって
庫内は一定温度に保持される。
7に供給されて庫内を冷却し、庫内温度が下限設定温度
T0になると、庫内サーモTh3の接点Th3−aが開放し、
冷凍装置6の運転を停止する。以下この繰返しによって
庫内は一定温度に保持される。
前述の如く、冷却運転の開始から庫内温度が庫内サーモ
Th3の下限設定温度T0に達するまでは、第2冷却器22
により庫内を冷却し、その後は庫内サーモTh3の上限設
定温度T1と下限設定温度T0との間に庫内温度を維持する
よう、第1冷却器17による庫内の冷却がなされる。
Th3の下限設定温度T0に達するまでは、第2冷却器22
により庫内を冷却し、その後は庫内サーモTh3の上限設
定温度T1と下限設定温度T0との間に庫内温度を維持する
よう、第1冷却器17による庫内の冷却がなされる。
ところで第2冷却器22中では、冷凍系における冷媒の
蒸発がなされ、この冷媒の蒸発温度は庫内温度より遥か
に低いものとなっている。従って第2冷却器22の表面
温度と、庫内温度との温度差は極めて大きく、ファンモ
ータFM2により庫内空気を循環させて熱交換を行なう
と、庫内温度は急速に低下する。そして第2冷却器22
の表面温度は0℃以下であるため、当該冷却器の表面に
着霜を生ずる。なお第2冷却器22での冷媒の蒸発温度
を−10℃〜−15℃位に設定し、冷媒循環量を多くし
て、第2冷却器22の冷却能力を高めておくのが好適で
ある。
蒸発がなされ、この冷媒の蒸発温度は庫内温度より遥か
に低いものとなっている。従って第2冷却器22の表面
温度と、庫内温度との温度差は極めて大きく、ファンモ
ータFM2により庫内空気を循環させて熱交換を行なう
と、庫内温度は急速に低下する。そして第2冷却器22
の表面温度は0℃以下であるため、当該冷却器の表面に
着霜を生ずる。なお第2冷却器22での冷媒の蒸発温度
を−10℃〜−15℃位に設定し、冷媒循環量を多くし
て、第2冷却器22の冷却能力を高めておくのが好適で
ある。
第8図に示すタイミングチャートにおいて、庫内サーモ
Th3の上限設定温度T1および下限設定温度T0の範囲内
で、庫内を第1冷却器17で冷却保維持している際に、
A点で扉4を開放し未だ高温の食材を多量に庫内に収納
したり、扉4を長時間に亘って開放したりすると、庫内
温度は急速にB点まで上昇する。庫内温度がA点からB
点に上昇する過程で、庫内サーモTh3の上限設定温度T1
を通過すると、庫内サーモTh3の一方の接点Th3−aが
閉成し、圧縮機CMおよびファンモータFM3が回転を再
開してタンク8中のブラインを第3冷却器47により冷
却する。なお庫内サーモTh3の他方の接点Th3−bは、
未だ接点a−cが閉成しているので、第3冷却器47で
冷却したブラインを、第1冷却器17に循環させて庫内
の冷却を始める。更に庫内温度がB点に向けて上昇し、
異常設定温度T2を通過すると、庫内サーモTh3の他方の
接点Th3−bが切換作動して、接点a−cを開放すると
共に接点a−bを閉成する。この接点a−bの閉成によ
り、第2電磁弁V2が開放して冷凍系の冷媒を第2冷却器
22に循環させる。またファンモータFM2も回転して、
第2冷却器22による庫内の冷却を行なう。
Th3の上限設定温度T1および下限設定温度T0の範囲内
で、庫内を第1冷却器17で冷却保維持している際に、
A点で扉4を開放し未だ高温の食材を多量に庫内に収納
したり、扉4を長時間に亘って開放したりすると、庫内
温度は急速にB点まで上昇する。庫内温度がA点からB
点に上昇する過程で、庫内サーモTh3の上限設定温度T1
を通過すると、庫内サーモTh3の一方の接点Th3−aが
閉成し、圧縮機CMおよびファンモータFM3が回転を再
開してタンク8中のブラインを第3冷却器47により冷
却する。なお庫内サーモTh3の他方の接点Th3−bは、
未だ接点a−cが閉成しているので、第3冷却器47で
冷却したブラインを、第1冷却器17に循環させて庫内
の冷却を始める。更に庫内温度がB点に向けて上昇し、
異常設定温度T2を通過すると、庫内サーモTh3の他方の
接点Th3−bが切換作動して、接点a−cを開放すると
共に接点a−bを閉成する。この接点a−bの閉成によ
り、第2電磁弁V2が開放して冷凍系の冷媒を第2冷却器
22に循環させる。またファンモータFM2も回転して、
第2冷却器22による庫内の冷却を行なう。
庫内サーモTh3の他方の接点Th3−dは閉成したままで
あるため、第1冷却器17へは冷却されたブライン46
が引き続き循環し庫内を冷却している。すなわち異常設
定温度T2を庫内サーモTh3が検知すると、ブラインの蓄
熱を利用する第1冷却器17と冷媒の気化を利用する第
2冷却器22との両方により、庫内の冷却を行なうので
冷却効果は高く、庫内温度をB点から短時間で下限設定
温度T0まで降下させることができる。庫内が下限設定温
度T0に達すると、庫内サーモTh3における一方の接点T
h3−aが開放し、圧縮機CM,ファンモータFM3を停止
させる。また他方の接点Th3−bが切換作動し、接点a
−bが開放して第2冷却器22での冷却を停止すると共
に、接点a−cが閉成して第1冷却器17により引き続
き庫内を冷却する。
あるため、第1冷却器17へは冷却されたブライン46
が引き続き循環し庫内を冷却している。すなわち異常設
定温度T2を庫内サーモTh3が検知すると、ブラインの蓄
熱を利用する第1冷却器17と冷媒の気化を利用する第
2冷却器22との両方により、庫内の冷却を行なうので
冷却効果は高く、庫内温度をB点から短時間で下限設定
温度T0まで降下させることができる。庫内が下限設定温
度T0に達すると、庫内サーモTh3における一方の接点T
h3−aが開放し、圧縮機CM,ファンモータFM3を停止
させる。また他方の接点Th3−bが切換作動し、接点a
−bが開放して第2冷却器22での冷却を停止すると共
に、接点a−cが閉成して第1冷却器17により引き続
き庫内を冷却する。
このように庫内温度が、収納庫1aに冷却貯蔵されてい
た食材の品質に影響を及ぼす異常設定温度T2になると、
第1冷却器17および第2冷却器22が作動して庫内温
度を短時間で低下させるので食材の品質を保つことがで
きる。
た食材の品質に影響を及ぼす異常設定温度T2になると、
第1冷却器17および第2冷却器22が作動して庫内温
度を短時間で低下させるので食材の品質を保つことがで
きる。
(除霜運転について) 本願の第2の発明に係る冷蔵庫の運転制御方法による除
霜運転は、前述した第1の発明に係る運転制御方法によ
る除霜運転と、基本的に殆ど共通している。すなわち第
9図のタイミングチャートに示すように、第1冷却器1
7により庫内の冷却を行なってきた結果として、当該第
1冷却器17に所要量の霜が付着すると、その除霜運転
を開始する。そしてサーモ接点Th3−bが切換作動し
て、接点a−cが開放し第1電磁弁V1を閉成すると共
に、ポンプモータPMの回転を停止させ、第1冷却器1
7による冷却を停止する。また庫内サーモTh3における
接点Th3−bの接点a−bが閉成し、第2電磁弁V2を開
放して第2冷却器22により庫内を冷却する。
霜運転は、前述した第1の発明に係る運転制御方法によ
る除霜運転と、基本的に殆ど共通している。すなわち第
9図のタイミングチャートに示すように、第1冷却器1
7により庫内の冷却を行なってきた結果として、当該第
1冷却器17に所要量の霜が付着すると、その除霜運転
を開始する。そしてサーモ接点Th3−bが切換作動し
て、接点a−cが開放し第1電磁弁V1を閉成すると共
に、ポンプモータPMの回転を停止させ、第1冷却器1
7による冷却を停止する。また庫内サーモTh3における
接点Th3−bの接点a−bが閉成し、第2電磁弁V2を開
放して第2冷却器22により庫内を冷却する。
前記接点a−cの開放と同時に、第10図の結線図に示
す除霜手段の接点X1が閉成し、ヒータH1に通電を行なっ
て第1冷却器17を加熱することにより、除霜運転が開
始される。但し、本願の第2の発明に係る運転制御方法
では、前述した第4の接点Th3−dが、第1冷却器17
の除霜帰還中に亘って開放し、ポンプモータPMおよび
ファンモータFM1の回転を停止させる。そして以降の除
霜運転は、前述した第1の発明に係る運転制御方法によ
る除霜運転の場合と同様である。
す除霜手段の接点X1が閉成し、ヒータH1に通電を行なっ
て第1冷却器17を加熱することにより、除霜運転が開
始される。但し、本願の第2の発明に係る運転制御方法
では、前述した第4の接点Th3−dが、第1冷却器17
の除霜帰還中に亘って開放し、ポンプモータPMおよび
ファンモータFM1の回転を停止させる。そして以降の除
霜運転は、前述した第1の発明に係る運転制御方法によ
る除霜運転の場合と同様である。
発明の効果 以上説明したように、本願の第1発明に係る冷蔵庫の運
転制御方法は、基本的にブラインが循環供給される第1
冷却器で庫内を冷却して恒温高湿を維持し、庫内温度が
異常に上昇すると第1冷却器での冷却を中断し、第2冷
却器により庫内を冷却するものであって、扉の開閉や高
温食材の多量収納等で庫内温度が異常に上昇した場合
に、短時間で庫内を冷却することができる。また本願の
第2発明に係る冷蔵庫の運転制御方法は、基本的にブラ
インが循環供給される第1冷却器で庫内を冷却して恒温
高湿を維持し、庫内温度が異常に上昇すると第1冷却器
でブラインの大きな蓄熱を利用して冷却を続行すると共
に、第2冷却器に冷凍装置からの冷媒を循環させて庫内
を冷却するものであって、扉の開閉や高温食材の多量収
納等で庫内温度が異常に上昇した場合に、短時間で庫内
を冷却することができる。
転制御方法は、基本的にブラインが循環供給される第1
冷却器で庫内を冷却して恒温高湿を維持し、庫内温度が
異常に上昇すると第1冷却器での冷却を中断し、第2冷
却器により庫内を冷却するものであって、扉の開閉や高
温食材の多量収納等で庫内温度が異常に上昇した場合
に、短時間で庫内を冷却することができる。また本願の
第2発明に係る冷蔵庫の運転制御方法は、基本的にブラ
インが循環供給される第1冷却器で庫内を冷却して恒温
高湿を維持し、庫内温度が異常に上昇すると第1冷却器
でブラインの大きな蓄熱を利用して冷却を続行すると共
に、第2冷却器に冷凍装置からの冷媒を循環させて庫内
を冷却するものであって、扉の開閉や高温食材の多量収
納等で庫内温度が異常に上昇した場合に、短時間で庫内
を冷却することができる。
従って貯蔵した食材の品質が低下したり、微凍結食材の
融解が促進されたりする等の不都合を有効に回避するこ
とができる。またブラインの蓄熱量を必要以上に大きく
することを要しないので、ブラインタンク,ポンプモー
タおよび第1冷却器の小型化が図られ、設置面積が小さ
くて庫内容積の広い冷蔵庫を安価に製造し得る優れた利
点がある。更に、圧縮機の冷凍能力の小さなものも使用
可能になり、消費電力の低減が図られるものである。
融解が促進されたりする等の不都合を有効に回避するこ
とができる。またブラインの蓄熱量を必要以上に大きく
することを要しないので、ブラインタンク,ポンプモー
タおよび第1冷却器の小型化が図られ、設置面積が小さ
くて庫内容積の広い冷蔵庫を安価に製造し得る優れた利
点がある。更に、圧縮機の冷凍能力の小さなものも使用
可能になり、消費電力の低減が図られるものである。
図面は本発明に係る運転制御方法が好適に実施される冷
蔵庫の実施例を示すものであって、第1図は恒温恒湿冷
蔵庫の正面図、第2図は冷蔵庫の冷却ユニット部からカ
バーを外した状態を示す正面図、第3図は冷蔵庫の内部
概略構造を示す縦断面図、第4図はブライン検知装置を
備えたブラインタンクの概略構成を示す縦断面図、第5
図は第4図に示すブラインタンクの蓋体を外した状態を
示す概略斜視図、第6図は第3図に示す冷蔵庫に組込ま
れるブライン循環回路および冷凍系からの冷媒循環回路
の管路接続状態を示す概略説明図、第7図は本願の第1
発明に係る方法の実施に使用される電気的制御回路の一
例を示す回路図、第8図は電源投入から第1冷却器によ
る冷却までの各回路素子の挙動を示すタイミングチャー
ト図、第9図は冷却運転および除霜運転のサイクル中で
の各回路素子の挙動を示すタイミングチャート図、第1
0図および第11図は回路結線図、第12図は本願の第
2発明に係る方法の実施に使用される電気的制御回路の
一例を示す回路図である。 1…箱体、2…冷却ユニット部 6…冷凍装置、8…ブラインタンク 17…第1冷却器、22…第2冷却器 47…第3冷却器 51…ブライン検知タンク FM1,FM2…ファンモータ Th1,Th2…除霜サーモ Th3…庫内サーモ、H1,H2…ヒータ CM…圧縮機、V1,V2…電磁弁
蔵庫の実施例を示すものであって、第1図は恒温恒湿冷
蔵庫の正面図、第2図は冷蔵庫の冷却ユニット部からカ
バーを外した状態を示す正面図、第3図は冷蔵庫の内部
概略構造を示す縦断面図、第4図はブライン検知装置を
備えたブラインタンクの概略構成を示す縦断面図、第5
図は第4図に示すブラインタンクの蓋体を外した状態を
示す概略斜視図、第6図は第3図に示す冷蔵庫に組込ま
れるブライン循環回路および冷凍系からの冷媒循環回路
の管路接続状態を示す概略説明図、第7図は本願の第1
発明に係る方法の実施に使用される電気的制御回路の一
例を示す回路図、第8図は電源投入から第1冷却器によ
る冷却までの各回路素子の挙動を示すタイミングチャー
ト図、第9図は冷却運転および除霜運転のサイクル中で
の各回路素子の挙動を示すタイミングチャート図、第1
0図および第11図は回路結線図、第12図は本願の第
2発明に係る方法の実施に使用される電気的制御回路の
一例を示す回路図である。 1…箱体、2…冷却ユニット部 6…冷凍装置、8…ブラインタンク 17…第1冷却器、22…第2冷却器 47…第3冷却器 51…ブライン検知タンク FM1,FM2…ファンモータ Th1,Th2…除霜サーモ Th3…庫内サーモ、H1,H2…ヒータ CM…圧縮機、V1,V2…電磁弁
Claims (2)
- 【請求項1】箱体(1)の内部に画成した収納庫(1a)と、 冷媒の圧縮機(CM)および凝縮器(7)等からなる冷凍装置
(6)と、 ブライン(46)を貯留するブラインタンク(8)と、 前記収納庫(1a)内に配設され、前記ブラインタンク(8)
からのブライン(46)が供給される第1冷却器(17)と、 前記収納庫(1a)内に配設され、前記冷凍装置(6)からの
冷媒が、常には閉成状態にある第2電磁弁(V2)を開放す
ることにより供給される第2の冷却器(22)と、 前記ブラインタンク(8)内に配設され、前記冷凍装置(6)
からの冷媒が、常には開放状態にある第1電磁弁(V1)を
介して供給される第3の冷却器(47)とから構成した冷蔵
庫において、 常には前記第1冷却器(17)の冷却運転と冷却運転停止と
を制御することにより、庫内温度を上限設定温度(T1)と
下限設定温度(T0)との間に維持し、 庫内の上限設定温度(T1)よりも所定温度(t)以上に庫内
の温度が上昇した場合は、第1冷却器(17)の冷却運転を
停止すると共に、前記第2電磁弁(V2)を開弁させて冷媒
を第2冷却器(22)に供給することにより該第2冷却器(2
2)の冷却運転を開始させる ことを特徴とする冷蔵庫の運転制御方法。 - 【請求項2】箱体(1)の内部に画成した収納庫(1a)と、 冷媒の圧縮機(CM)および凝縮器(7)等からなる冷凍装置
(6)と、 ブライン(46)を貯留するブラインタンク(8)と、 前記収納庫(1a)内に配設され、前記ブラインタンク(8)
からのブライン(46)が供給される第1冷却器(17)と、 前記収納庫(1a)内に配設され、前記冷凍装置(6)からの
冷媒が、常には閉成状態にある第2電磁弁(V2)を開放す
ることにより供給される第2の冷却器(22)と、 前記ブラインタンク(8)内に配設され、前記冷凍装置(6)
からの冷媒が、常には開放状態にある第1電磁弁(V1)を
介して供給される第3の冷却器(47)とから構成した冷蔵
庫において、 常には前記第1冷却器(17)の冷却運転と冷却運転停止と
を制御することにより、庫内温度を上限設定温度(T1)と
下限設定温度(T0)との間に維持し、 庫内の上限設定温度(T1)よりも所定温度(t)以上に庫内
の温度が上昇した場合は、前記第1冷却器(17)の冷却運
転を継続すると共に、前記第2電磁弁(V2)を開弁させて
冷媒を第2冷却器(22)に供給して、両冷却器(17,22)に
より庫内を冷却することを特徴とする冷蔵庫の運転制御
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62175722A JPH0652146B2 (ja) | 1987-07-13 | 1987-07-13 | 冷蔵庫の運転制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62175722A JPH0652146B2 (ja) | 1987-07-13 | 1987-07-13 | 冷蔵庫の運転制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6419278A JPS6419278A (en) | 1989-01-23 |
JPH0652146B2 true JPH0652146B2 (ja) | 1994-07-06 |
Family
ID=16001094
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62175722A Expired - Lifetime JPH0652146B2 (ja) | 1987-07-13 | 1987-07-13 | 冷蔵庫の運転制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0652146B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6644476B2 (ja) * | 2015-04-17 | 2020-02-12 | オリオン機械株式会社 | チラーの冷却液タンク装置 |
WO2020181125A1 (en) | 2019-03-07 | 2020-09-10 | Alibaba Group Holding Limited | Method, apparatus, medium, and device for processing multi-angle free-perspective video data |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52146761U (ja) * | 1976-05-02 | 1977-11-07 | ||
JPS52135443A (en) * | 1976-05-07 | 1977-11-12 | Sanyo Electric Co Ltd | Hot-gas defrost control system for refrigerator |
JPS5315652A (en) * | 1976-07-29 | 1978-02-13 | Mayekawa Mfg Co Ltd | Brine cooler |
-
1987
- 1987-07-13 JP JP62175722A patent/JPH0652146B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6419278A (en) | 1989-01-23 |
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