JPH0651536U - 軸受構造 - Google Patents
軸受構造Info
- Publication number
- JPH0651536U JPH0651536U JP9193792U JP9193792U JPH0651536U JP H0651536 U JPH0651536 U JP H0651536U JP 9193792 U JP9193792 U JP 9193792U JP 9193792 U JP9193792 U JP 9193792U JP H0651536 U JPH0651536 U JP H0651536U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- lead screw
- peripheral surface
- outer peripheral
- rotary shaft
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 回転軸の回転軸線の振れが少なく、製造コス
トが安価な軸受構造を提供すること。 【構成】 金属製のリードスクリュー10の端部端面
は、回転軸線に対して直角な平面に形成されている。第
1の軸受14は合成樹脂材料を用いて形成されると共
に、内周面の全部または一部がリードスクリュー10の
端部外周面と当接し、リードスクリュー10の端面と対
向する内面には当該端面と接触可能な突出部20が形成
された軸受孔16を有している。リードスクリュー10
は、その端部が軸受孔16内に挿入されて回動自在に支
持される。
トが安価な軸受構造を提供すること。 【構成】 金属製のリードスクリュー10の端部端面
は、回転軸線に対して直角な平面に形成されている。第
1の軸受14は合成樹脂材料を用いて形成されると共
に、内周面の全部または一部がリードスクリュー10の
端部外周面と当接し、リードスクリュー10の端面と対
向する内面には当該端面と接触可能な突出部20が形成
された軸受孔16を有している。リードスクリュー10
は、その端部が軸受孔16内に挿入されて回動自在に支
持される。
Description
【0001】
本考案は軸受構造に関し、特にモータの回転軸を支持する軸受構造に関する。
【0002】
従来の回転軸を支持する軸受構造について説明する。なお、一例としてモータ にて回転駆動されるリードスクリューの軸受構造について説明する。 軸受構造は、図5に示すようにリードスクリュー100の端部端面には、内周 面が次第に縮径して、逆テーパ面状に形成された凹部102が設けられている。 また、第1の軸受104は金属材料を用いてカップ状に形成され、内部には第1 のベアリング106が内周面に接触した状態で複数個配置され、また第2のベア リング108が複数の第1のベアリング106に接触し、且つ凹部102内周面 と接触した状態で配されている。112はコ字状に形成された金属製のフレーム であり、フレーム112の右端部には第1の軸受104が取り付けられ、左端部 にはリング状の金属製の第2の軸受114が取り付けられている。 リードスクリュー100は第2の軸受114に貫挿されると共に、右端が第1 の軸受104にて支持され、フレーム112に回転自在に取り付けられている。 なお、リードスクリュー100はモータ110内部に組み込まれたバネ(不図示 )により、軸受104方向へ常に付勢されている。 この軸受構造により、リードスクリュー100はモータ110の回転力を受け て、リードスクリュー100の回転軸線Cを中心に回動可能となっている。
【0003】
しかしながら、上記従来の軸受構造では次のような課題がある。 リードスクリューを製作する際には、まず長尺な金属棒の一端を研削装置にチ ャックして固定したのち、所定の軸線を中心に回転させ、心出ししつつ切削して 外周面を形成し、別工程でリードスクリューを、前記軸線を中心に回転させなが ら他端を研削して凹部を形成する方法が一般的である。しかし、この方法では別 工程で凹部を形成するため、リードスクリューの軸線と凹部の中心線との間にズ レが生じ易い。このため、リードスクリューを軸受に支持して回転させた際には ,リードスクリューの右端部はリードスクリュー本体部分の回転軸線とズレた凹 部の中心線を回転軸線として回転し、リードスクリュー本体部分の回転軸線に振 れが発生し、リードスクリューの回転精度が低下する。また、軸受には複数のベ アリングを使用するため部品点数が多く、製造コストが高いという課題がある。 従って本考案は、上記課題を解消すべくなされ、その目的とするところは、回 転軸の回転軸線の振れが少なく、製造コストが安価な軸受構造を提供することに ある。
【0004】
上記課題を解決するため、本考案は次の構成を備える。 すなわち、金属製の回転軸の端部が、軸受にて回動自在に支持されて成る軸受 構造において、前記回転軸の端部端面は、回転軸線に対して直角な平面に形成さ れ、前記軸受は合成樹脂材料を用いて形成されると共に、内周面の全部または一 部が前記回転軸の端部外周面と当接し、前記端面と対向する内面には端面と接触 可能な突出部が形成された軸受孔を有することを特徴とする。
【0005】
金属製の回転軸の端部端面は回転軸線に対して直角な平面に形成され、回転軸 の端部は、合成樹脂材料を用いて形成され、内周面の全部または一部が回転軸の 端部外周面と当接し、端面と対向する内面には端面と接触可能な突出部が形成さ れた軸受の軸受孔内に挿入されて支持されているため、支持された回転軸は回転 軸線が振れることなく回転でき、また摩擦抵抗も少ない。
【0006】
以下、本考案の好適な一実施例について添付図面と共に詳述する。なお、一例 としてモータに取り付けられたリードスクリューの軸受構造について説明する。 図1は、本考案に係る軸受構造を用いたリードスクリューの軸受構造を示す一 部切り欠き側面断面図である。 図2は、図1に使用した軸受の第1実施例の構造を示すA−A矢視図(正面図 )である。 図3は、軸受の第2実施例の構造を示す正面図である。 図4は、軸受の第3実施例の構造を示す正面図である。
【0007】 まず、構成について図1および図2を用いて説明する。 10はコ字状に形成された金属製のフレームであり、対向する両端片には貫通 孔12が穿設されている。 14は合成樹脂材料を用いて形成された第1の軸受であり、外形は短寸の筒状 であって、一方の開口端は閉塞されて軸受孔16が形成されている。また、他方 の開口端の周縁にはフランジ部18が形成されている。また、閉塞された一方の 端部の内面には、半球状の突出部20が形成されている。この第1の軸受14は フレーム10の右端片に設けられた貫通孔12内に圧入されている。なお、突出 部20の形状は角錐状、または円錐状等、先端部分が後述するリードスクリュー の端部端面と点接触する形状であればどのような形状であっても良い。 22は金属製の第2の軸受であり、外形がリング状に形成されてフレーム10 の左端片に設けられた貫通孔12内に取り付けられている。 24はモータであり、フレーム10の左端部に取着されている。
【0008】 26は金属材料を用いて円柱状に形成された回転軸としてのリードスクリュー であり、中央部分にスクリュー部28が形成され、右端端面は回転軸線Bに対し て直角な平面に形成され、その外周面は軸受孔16の内周面と当接するように形 成されている。また、左端部はモータ24内に挿入され、モータ24の回転軸と なっている。また、スクリュー部28に続く中央部分の左側は第2の軸受22に 軸通されて回転自在に支持され、また右端が第1の軸受14内に挿入されて回転 自在に支持されている。 また、リードスクリュー26は切削機械(不図示)で心出しを行いながら製作 することで、第2の軸受22にて支持される中央部分の外周面と第1の軸受14 にて支持される右端の外周面が回転軸線Bに対して同心円上に配されるように容 易に製作可能である。
【0009】 次に、動作について説明する。 上述した構造によりリードスクリュー26はモータ24によりフレーム10上 で回転するが、第2の軸受22にて支持される中央部分の外周面と第1の軸受1 4にて支持される右端の外周面が回転軸線Bに対して同心円上に配されているた め、従来例のように回転軸線Bが振れることはない。また、軸受孔16のリード スクリュー26の右端面と対向する内面には半球状の突出部20が設けてあり、 モータ24内に配されたバネ(不図示)により右方向へ付勢されているリードス クリュー26の右端面は突出部20と点接触して支持されるため、リードスクリ ュー26の回転時における摩擦抵抗が少ない。
【0010】 また、第1の軸受は図3に示す第2実施例のような構造としても良い。 第2実施例での第1の軸受の構造は、軸受孔16の内周面に中心方向へ突出す る歯部30を複数個設け、各歯部30の先端面は回転軸線Bに対して同一円周上 に配されるように形成し、且つ当該先端面はリードスクリュー26の右端外周面 と当接するように形成されている。 この構造により、リードスクリュー26の右端外周面と、第1の軸受14の内 周面との接触面積を少なくでき、摩擦抵抗をさらに削減することができる。
【0011】 さらに、第1の軸受は図4に示す第3実施例のような構造としても良い。 第3実施例での第1の軸受の構造は、筒状に形成された外周面上に凹溝状の肉 薄部32を複数設けた構造であり、この構造により軸受孔16が若干拡径可能と なり、軸受孔16の内径とリードスクリュー26の右端外径とのクリアランスを 最小にした状態での、軸受孔16内へのリードスクリュー26右端の挿着を容易 にすることができる。
【0012】 以上、本考案の好適な実施例について種々述べてきたが、本考案は上述の実施 例に限定されるのではなく、考案の精神を逸脱しない範囲で多くの改変を施し得 るのはもちろんである。
【0013】
本考案に係る軸受構造は、金属製の回転軸の端部端面は回転軸線に対して直角 な平面に形成され、回転軸の端部は、合成樹脂材料を用いて形成され、内周面の 全部または一部が回転軸の端部外周面と当接し、端面と対向する内面には端面と 接触可能な突出部が形成された軸受の軸受孔内に挿入されて支持されているため 、支持された回転軸は回転軸線が振れることなく回転でき、また摩擦抵抗も少な いのでスムーズに回転できる。また、軸受に複数のベアリングを使用する必要が ないため、部品点数の削減ができ、従って製造コストの低減が可能となるという 著効を奏する。
【図1】本考案に係る軸受構造を用いたリードスクリュ
ーの軸受構造を示す一部切り欠き側面断面図である。
ーの軸受構造を示す一部切り欠き側面断面図である。
【図2】図1に使用した軸受の第1実施例の構造を示す
A−A矢視図(正面図)である。
A−A矢視図(正面図)である。
【図3】軸受の第2実施例の構造を示す正面図である。
【図4】軸受の第3実施例の構造を示す正面図である。
【図5】従来の軸受構造を用いたリードスクリューの軸
受構造を示す一部切り欠き側面断面図である。
受構造を示す一部切り欠き側面断面図である。
10 リードスクリュー 14 第1の軸受 16 軸受孔 20 突出部
Claims (1)
- 【請求項1】 金属製の回転軸の端部が、軸受にて回動
自在に支持されて成る軸受構造において、 前記回転軸の端部端面は、回転軸線に対して直角な平面
に形成され、 前記軸受は合成樹脂材料を用いて形成されると共に、内
周面の全部または一部が前記回転軸の端部外周面と当接
し、前記端面と対向する内面には端面と接触可能な突出
部が形成された軸受孔を有することを特徴とする軸受構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9193792U JPH0651536U (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 軸受構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9193792U JPH0651536U (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 軸受構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0651536U true JPH0651536U (ja) | 1994-07-15 |
Family
ID=14040514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9193792U Pending JPH0651536U (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 軸受構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0651536U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004506161A (ja) * | 2000-08-05 | 2004-02-26 | レニショウ パブリック リミテッド カンパニー | ベアリング装置 |
JP2006262699A (ja) * | 2006-06-29 | 2006-09-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 流体制御弁 |
JP2006313018A (ja) * | 2006-06-29 | 2006-11-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 流体制御弁 |
-
1992
- 1992-12-18 JP JP9193792U patent/JPH0651536U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004506161A (ja) * | 2000-08-05 | 2004-02-26 | レニショウ パブリック リミテッド カンパニー | ベアリング装置 |
JP2006262699A (ja) * | 2006-06-29 | 2006-09-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 流体制御弁 |
JP2006313018A (ja) * | 2006-06-29 | 2006-11-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 流体制御弁 |
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