JPH06510441A - リュックサックのストラップ上端部の調節可能な固定用装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 リュックサックのストラップ上端部の調節可能な固定用装置本発明の目的は、リ ュックサックのストラップ上端部の調節可能な固定装置にある。

最良の条件下で利用できるよう、リュックサックは、ユーザーの体形、特にその 身長に適合されなくてはならない。リュックサックには、ユーザーの肩に支持さ れるストラップ、ならびに一般にユーザーの背中の支持要素及び利用中、リュッ クサックを安定させるためのユーザー腹部周囲の閉鎖要素を伴う詰め物の入った ベルトが具備されている。一般に、ベルトはたとえ快適さを改善すべくリュ。

フサツク上に浮動する形で取りつけできるとしても、高さの調節はできない。こ のため、リュックサックをユーザーの体形に適合させるためには、ストラップ上 端部の固定点の調節が活用できることが望ましい。

［１の解決法は、ユーザーの背中に支持されるための長手方向の２本の詰め物要 素の間に中央帯ひもの取りっけ及び固定に役立つ複数の固定環金を配置すること にあり、ここでこの固定は例えば「ベルクロ」という商品名で知られているルー プ及びフック式要素を用いて実施されている。この調節方法は効果的ではあるも のの、ストラツプの締結位置を変更する際に、互いに近づけられる環金のレベル でベルクロ製装置によってリュックサブクの背中に対して強く付着するバンドを 離脱させることが必要であるという点を考慮すると、実施があまり容易なもので はない。

従ってこの技術は実際には、ストラップの締結点の位置の最終的調節しか可能に せず、これは−人の人物しかりニックサックを利用しない場合には完全に適して いるものの、リュックサックが連続的にしかも身長の異なる複数の人物によって 交替で利用されるかぎりにおいて単純かつ迅速な適合を可能にするものではない 。

当該出願人の名で出願ＥＰ−Ａ−０３５１３３３中で提供されているもう１つの 解決法は、ストラップ上端部の締結機構で調節可能な形での固定を可能にする滑 り金が、少なくとも１つ、中に係合する１つのラックを形成するフレームを有す るリュックサックを製作することから成る。この技術が充分な満足を与えるにせ よ、それでも大きなサイズの剛性フレームを有するリュックサックのためにしか 適していない。

本発明の目的は、設計が単純で、ストラップの締結点の位置の瞬間的調節を可能 にし、かつ、そのコンパクト性から見て、表面の大部分を柔軟な材料で作ること のできる背部を有するすニックサックの中にとりつけることのできる、リュック サックのストラップ上端部の調節可能な固定装置を提供することにある。

この目的のため、本発明の装置は、次のものを組合わせて含んでいる。

２つの同軸フィンガーの備わった延長部分を含む、リーＬ１クサ、りの２本のス トラップの上端部の固定手段を具備した小プレート、及び垂直方向にずらされた 複数の歯付き要素を、す１１クサノクの外方に向けられた部品面の中に設けられ た状態で有し、各歯付き要素が、１つのくり抜き部によって互いに分離された下 方に開放したフックの形の平行な２つの収納部を呈し、これら２つの収納部がス トラップの固定用小プレートの２本のフィンガーを収容する目的をもち、これら ２本のフィンガーをそれが係合した収納部の中に確実に維持するための手段が具 備されている、リュックサックの背部に固定された部品を具備する。

例えば５つの連続した段を含み得るり１１クサツクの背部に固定された部品は、 一種のラックを形成し、この中に、す１ツクサツクのストラップの上端部が取り つけられる小プレートを瞬間的に固定することができる。収納部は下方に向けて 開放していることから、す１フクサプクの荷重は、リュックサック背部に固定さ れた部品の収納部内へのストラップの固定用小プレートの自動ロックを確保する 。この部品は例えばユーザーの背中に支持される長手方向詰め物要素の間に固定 することもできるし、或いは又ユーザーの背中に支持されるべく成形された背部 の中に設けられた１つのくり抜き部を通してアクセスすることも可能である。

この装置の一実施態様に従うと、リュックサックの背部に固定された部品は、全 体として矩形の形状を有し、リュックサック背部上への固定に役立つフランジに よって限定された凹状を呈し、この凹部の中に、各々一部分は凹部の底面により 又一部分はフランジの平面内にほぼ位置する翼部により限定されている、複数の 収納部を形成するフックが内蔵されている。

リュ、クサ、り背部上への部品の固定は、この部品のフランジレベルで行なわれ 、帯ひも上部を用いた固定によっても又縫製によっても実施できる。

本発明のもう１つの特徴に従うと、小プレートの一本のフィンガーのための各収 納部は、横方向断面で見た時、小プレートの相応するフィンガーの半径と同じ半 径の円筒形表面の一区分の形を有している。

この装備により、リコ１クサフクを担いでいる時間中ユーザーの快適さに有利に 作用する方向性を与えるべく、ストラップが上に固定される小プレートの回転が 可能となる。

本発明の一実施態様に従うと、収納部内のフィンガーの維持を確保するための手 段は、同じレベルにある各収納部対について、１収納部対内への小プレートのフ ィンガーの設置の際に収納され得、しかもこれらのフィンガーの設置後フィンガ ーを備えた小プレートの延長部分に支持されてり二フクサフクが直立位置にある 場合のこれらの部品の下方への移動を避けるようにすることのできる、部品の底 面内にとりつけられた１つの弾性舌状部によって構成されている。

この装置により、ストラブブ上にいかなるテン７１ンも加わっていない場合に、 ストラップが固定されている小プレートがこれら２本のフィンガーが収納されて いる収納部から逃れるのを避けることができる。

有利にも、フィンガーをそのそれぞれの収納部に導入する上で有利に作用するべ く、１本のフィンガーを収容する目的をもつ各収納部の入口開口部は、収納部の 外部からこの収納部の内部の方向に収束する２つの表面によって限定されている 。

本発明のもう１つの有利な特徴に従うと、２本のフィンガーが突き出しているス トラツプの固定用小プレートの延長部分は、各フィンガーを部分的に被覆する一 部切り取られた円筒形肩部を含み、一方収納部のフック形状の各翼部は、同じ高 さに配置されたもう１つの収納部の方に向けられたその面を超えて、収納部の内 方に向いたその面上に１本のフィンガーに結びつけられた各肩部と同じ曲率半径 をもつ円筒形表面区分を有する肩部を含んでおり、（り抜き部の翼部及びフィン ガーに結びつけられた肩部のそれぞれの位置づけは、収納部内へのフィンガーの 導入位置に関してずらされかつストラップの固定用小プレートが上方に向けられ ている。つまり担ぎ位置にある場合に°互いに接触するような形で行なわれてい る。

この配置により、ストラップの固定用小プレートが利用位置にある場合、一方で は収納部からフィンガーが偶発的に離脱する危険性をことごとく避けること、そ して他方では、フィンガーと収納内面の間のあらゆる遊びを無くし、快適さに貢 献することが可能になる。

同様にストラップに対して良い方向性を与えることによりこの快適さに有利に作 用するべく、ストラップの固定用小プレートの延長部分は小プレートの平面と一 定の角度を成す一平面の中に位置づけられている。

本発明のもう１つの特徴に従うと、小プレートの延長部分を超えるフィンガーを 部分的に被覆する肩部は、延長部分の平面との関係においてストラップの固定用 小プレートを含む平面の側に向けられている。

実際には、この最後の特徴を考慮に入れると、専用の収納部内へのフィンガーの 収納の際にはストラップを支持する小プレートはリュックサフクの背部に対して ほぼ垂直にひいては下方にやや傾斜して配置されており、これに対し、利用条件 下では上向きに方向づけされている。

いずれにせよ、本発明は、制限的な意味のない一例としてこの装置の一実施憶様 を示す添付の概略図を参照しながら以下の記述を読むことにより、充分に理解で きるだろう。

図１は、このストラップ上端部の固定及び調節用装置が具備されたリニツクサブ クの図である。

図２は、リュフクサブクの背部と一体化された部品及びストラップ上端部の固定 用小プレートの分解組立図である。

図３は、小プレートのフィンガーのための収納部を限定するフックの正面詳細図 である。

図４及び図５は、それぞれ小プレートの設置中及びリエックサフクの利用条件下 でのり１フクサツク上に固定された部品の２つの縦断面図である。

図１は、背部すなわちユーザーの背中に対して向けられた部分を、詰め物要素３ を具備した形でそれ自体周知の方法を含むリュックサック２を表わしている。

背部の下部には、ベルト４が取りつけられている。このリーフフサツク２は２本 のストラップを介して着用され、これらのストラップの下端部は周知の方法でリ ュ、クサ、り上に固定され、その２つの上端部は小プレート７内のオリフィス６ を介して固定されている。この小プレート７はそれ自体、リュックサックの詰め 物要素３の間に設けられたくり抜き部の中で、リュックサ１りの背部上に固定さ れた部品８の中に調節可能な形で取りつけられる。

小プレート７にはそれと一定の角度を成す延長部分９が備わり、この延長部分の 端縁部には２本のフィンガー１０が具備されており、これら２本のフィンガー１ ０は同軸でしかも小プレートの長手方向中央平面に対して垂直である。小プレー ト７及びその延長部分９は、合成材料で作られ、一方、例えば唯一本の口、ドを 用いて作ることのできる２本のフィンガー１０は金属製である。小プレート７の 延長部分９は、一部切欠部１１を含み各フィンガーを部分的に被覆する円筒形肩 部１２を含んでいる。

一方、す８１クサブクの背部上に固定されることになっている部品８は、全体と して矩形の形状を有し、すｘ　７クサブク背部上に帯ひもの環又は縫製によって 固定するのに役立つオリフィス１４を含むフランジ１３によって限定された凹部 の形を呈する。この凹部のくぼんだ部分内には、互いとの関係において垂直にず らされた小プレート７の固定用の５つの段が設けられている。各段は、互いに１ つのくり抜き部１６により分離された下向きに開放したフックの形をした２つの 収納部１５を有している。これらの収納部１５は各々１本のフィンガー１０の係 合を目的とし、２つの収納部の間のくり抜き部１６は２本のフィンガーｌＯを支 持する小プレート７の延長部分９の通過を可能にすることを目的としている。

各収納部１５は、横断面で見ると、１７という参照番号で示された断面円筒形状 である。収納部１５内へのフィンガーｌＯの導入を容易にするべく、各収納部の 開口部は一定のテーパを有し、それぞれ凹部の底面１８及び収納部１５を限定す るフック形状の翼部２０に属する部分１９という２つの表面によって限定されて いる。

凹部の底面内には、各段でスリットを介して、凹部の内部側に向いたその面上で その上端部近くに１つのボス２３を含む中央舌状部２２が設けられている。各々 の舌状部２２は、小プレート７の２本のフィンガー１０を収納部内に係合された 位置に維持するのに役立つ。小プレートの設置の間、舌状部２２は、その通常の 位置に戻ってしかも利用中でない場合には重力の作用のみで下がり、フィンガー １０が下向きに移動するのを避けるまで、図４に示されているとおり、そのたわ み性によって収納される。

より特定的に図３乃至５に示されているように、各収納部を限定するフック形状 の翼部２０は、同じ高さに配置されたもう１つの収納部の方に同けられたその面 を超えて、収納部の内部に向けられたその面上にフィンガー１０に結びつけられ た肩部１２と同じ曲率半径の円筒形表面−区分２５を含む１つの肩部２４を有し ている。

肩部１２及び２４の位置づけは、それが収納部内へのフィンガー１０の導入位置 に関してずらされ、かつストラップ５の固定用小プレート７が上方に向けられて いる場合互いに接触するようになっている。従って、２つの相応する収納部の内 部にフィンガー１０を係止するためには、図４に示されているその位置すなわち 小プレート７がリュックサフクの背部の平面に対してほぼ垂直ひいてはやや下方 に傾斜している状態で、この小プレート７を係合することが必要である。この位 置において、肩部１２及び２４は互いにずれ合い、ＩＲＭ１２の一部切り取られ た表面１１の支持下で、翼部２０の曲げにより、相応する２つの収納部１５の中 にフィンガーｌＯを係合させることができるようになる。図５に示されているよ うに、小プレート７の上方への揺動の後、肩部１２及び２４の円筒形表面区分は 接触しており、このため小プレート７と部品８の間のあそびはことごとく避けら れ、同様に小プレート７と部品８の一体化解除の危険性が全て避けられることに なる。

図面を見ると明確にわかるように、５つの位置において部品８に対する小プレー ト７の位置づけを実施することが可能であり、このとき、１つの位置からもう１ つの位置への移行は瞬間的に、かつ工具を利用する必要なく行なわれる。

当然のことながら、本発明は、上で例として記述されたこの装置の単一の実施聾 様に制限されるものではな（、逆にその全ての変形実施態様を包含するものであ る。

従って、特にｌｌｌｌ１５用歯（ノプチ）の数は翼なるものであってよく、さら にはストラップの端部固定用小プレートの形状も興なっていてよく、例えばフィ ンガー１０はこの小プレート７と共に成形により作られていてよく、そのために 本発明の枠組から逸脱することはない。

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. １．リュックサックのストラップ上端部の調節可能な固定装置において、２つの 同軸フィンガー（１０）の備わった延長部分（９）を含むリュックサックの２本 のストラップの上端部の固定手段を具備した小プレート（７）、及び垂直方向に ずらされた複数の歯付き要素を、リュックサックの外方に向けられたその面の中 に設けられた状態で有するリュックサックの背部に固定された部品（８）を組合 わせて有し、各々の歯付き部品は、１つのくり抜き部（１６）によって互いに分 離された下方に開放したフックの形の平行な２つの収納部（１５）を呈し、これ ら２つの収柄部はストラップの固定用小プレート（７）の２本のフィンガー（１ ０）を収容する目的をもち、これら２本のフィンガーをそれが係合した収納部（ １５）の中に確実に維持するための手段が具備きれていることを特徴とする固定 装置。
2. ２．リュックサックの背部に固定された部品（８）が全体として矩形の形状を有 し、リュックサック背部上への固定に役立つフランジ（１３）によって限定され た凹状を呈し、この凹部の中に、各々一部分が凹部の底面により又一部分がフラ ンジの平面内にほぼ位置する翼部（２０）により限定さ打ている複数の収納部を 形成するフックが内蔵されていることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の装 置。
3. ３．小プレート（７）の１本のフィンガー（１０）に対する各々の収納部（１５ ）が横方向断面で見た時、小プレートの相応するフィンガーの半径と同じ半径の 円筒形表面（１７）の一区分の形を有していることを特徴とする請求の範囲第１ 項又は第２項のいずれか１項に記載の装置。
4. ４．収納部（１５）内でのフィンガー（１０）の維持を確保するための手段は、 同じレベルにある各収納部対（１５）について、１収納部対内への小プレート（ ７）のフィンガー（１０）の設置の際に収納きれ得、しかもこれらのフィンガー の設置後フィンガーを備えた小プレート（７）の延長部分（９）に支持きれてリ ュックサックが直立位置にある場合のこれらの部品の下方への移動を避けるよう にすることのできる、部品の底面内にとりつけられた１つの弾性舌状部（２２） によって構成されていることを特徴とする請求の範囲第１項乃至第３項のいずれ か１項に記載の装置。
5. ５．１本のフィンガーを収容することを目的とする各収納部（１５）の入口開口 部が収納部（１５）の外部からこの収納部の内部の方向に収束する２つの表面（ １８，１９）によって限定されていることを特徴とする、請求の範囲第１項乃至 第４項のいずれか１項に記載の装置。
6. ６．２本のフィンガーが突き出しているストラップ（５）の固定用小プレート（ ７）の延長部分が、各フィンガー（１０）を部分的に被覆する一部切取られた円 筒形肩部（１２）を含み、一方収納部のフック形状の各翼部（１０）は、同じ高 さに配置されたもう１つの収納部の方に向けられたその面を越えて、収納部の内 方に向いたその面上に、１本のフィンガーに結びつけられた各肩部と同じ曲率半 径をもつ円筒形表面区分（２５）を有する肩部（２４）を含んでおり、くり抜き 部の翼部（２０）及びフィンガー（１０）に結びつけられた肩部のそれぞれの位 置づけは、収納部内へのフィンガーの導入位置に関してずらされかつストラップ の固定用小プレートが上方に向けられて、担ぎ位置にある場合、互いに接触する ような形で行なわれていることを特徴とする請求の範囲第１項乃至第４項のいず れか１項に記載の装置。
7. ７．ストラップ（５）の固定用小プレート（７）の延長部分（９）が小プレート （７）の平面と一定の角度を成す一平面の中に位置づけられることを特徴とする 請求の範囲第１項乃至第６項のいずれか１項に記載の装置。
8. ８．小プレート（７）の延長部分（９）を超えるフィンガー（１０）を部分的に 被覆する肩部（１２）が、延長部分の平面との関係において、ストラップの固定 用小プレートを含む平面の側に向けられていることを特徴とする請求の範囲第６ 項及び第７項の両方に記載の装置。