JPH0651022U - エアバッグ装置の袋体 - Google Patents
エアバッグ装置の袋体Info
- Publication number
- JPH0651022U JPH0651022U JP8703292U JP8703292U JPH0651022U JP H0651022 U JPH0651022 U JP H0651022U JP 8703292 U JP8703292 U JP 8703292U JP 8703292 U JP8703292 U JP 8703292U JP H0651022 U JPH0651022 U JP H0651022U
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- occupant
- bag body
- steering wheel
- airbag device
- base cloth
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 膨張した状態ではステアリングホイールと乗
員との間に最適な状態で介在して確実に乗員を保護する
ことができるのみならず、必要以上に大きくなくて基布
材の大きさや膨張用ガスの発生容量を低減でき、これに
よりコストの低減も図ることができるエアバッグ装置の
袋体を得る。 【構成】 エアバッグ装置10の袋体20は、上基布2
2と下基布24が縫製さて構成されており、下部が三日
月状に切除されている。このため、膨張した状態におい
ては、ステアリングホイール14の下部と乗員の胸部と
の間に対応する部位が、乗員の頭部に対応する部位に比
べて切除され小さくされた形状となっている。これによ
り、車両のシートベルト装置と併用することにより、乗
員の頭部は確実に保護され、従来に比べて上基布22と
下基布24を全体として小さくでき膨張用ガスの発生容
量も低減でき、コストの低減も図ることができる。
員との間に最適な状態で介在して確実に乗員を保護する
ことができるのみならず、必要以上に大きくなくて基布
材の大きさや膨張用ガスの発生容量を低減でき、これに
よりコストの低減も図ることができるエアバッグ装置の
袋体を得る。 【構成】 エアバッグ装置10の袋体20は、上基布2
2と下基布24が縫製さて構成されており、下部が三日
月状に切除されている。このため、膨張した状態におい
ては、ステアリングホイール14の下部と乗員の胸部と
の間に対応する部位が、乗員の頭部に対応する部位に比
べて切除され小さくされた形状となっている。これによ
り、車両のシートベルト装置と併用することにより、乗
員の頭部は確実に保護され、従来に比べて上基布22と
下基布24を全体として小さくでき膨張用ガスの発生容
量も低減でき、コストの低減も図ることができる。
Description
【0001】
本考案はエアバッグ装置の袋体に係り、特にステアリングホイールの中央部に 配置されるエアバッグ装置の袋体に関する。
【0002】
ステアリングホイールに取り付けられるエアバッグ装置が知られている。この 種のエアバッグ装置では、そのベースプレートがステアリングホイールのハブに 固定ボルト等によって固定されている。また、エアバッグ装置のカバー内には、 バッグ(袋体)が折り畳まれて収容されている。車両緊急時等の車両急減速時に は、バッグが偏平な球形状に膨張してステアリングホイールと乗員との間に介在 し、乗員の衝撃力を吸収するようになっている。
【0003】 ところで、このようなエアバッグ装置では、車両に設けられたシートベルト装 置との併用を前提として設定されているため、膨張したバッグは特に乗員の頭部 を保護することを主要な目的としている。
【0004】 しかしながら、ここで、従来のエアバッグ装置のバッグは、前述の如く球形状 に膨張してステアリングホイールと乗員との間に介在するため、シートベルト装 置のウエビングによって保持(保護)された乗員の胸部に対しても作用する(ス テアリングホイールと乗員の胸部との間にも介在する)構成であった。すなわち 、換言すれば、バッグが必要以上に大きく形成されており、このため、バッグを 瞬時に膨張させるためのガスの発生容量も多量に必要であった。
【0005】
本考案は上記事実を考慮し、膨張した状態ではステアリングホイールと乗員と の間に最適な状態で介在して確実に乗員を保護することができるのみならず、必 要以上に大きくなくて基布材の大きさや膨張用ガスの発生容量を低減でき、これ によってコストの低減も図ることができるエアバッグ装置の袋体を得ることが目 的である。
【0006】
本考案に係るエアバッグ装置の袋体は、ステアリングホイールの中央部に配置 され、車両急減速時に膨張しステアリングホイールと乗員との間に介在して乗員 を保護するエアバッグ装置の袋体において、膨張した状態において、前記ステア リングホイールの下部と乗員の胸部との間に対応する部位を、前記ステアリング ホイールの上部と乗員の頭部との間に対応する部位に比べて小さく形成したこと を特徴としている。
【0007】
上記構成のエアバッグ装置の袋体では、車両が急減速状態に至ると、袋体が膨 張してステアリングホイールと乗員との間に介在する。これにより、乗員は確実 に保護される。
【0008】 ここで、エアバッグ装置は車両に設けられたシートベルト装置と併用されて用 いられる。すなわち、乗員は、シートベルト装置のウエビングによって特に胸部 を保護されると共に、膨張した袋体によりその頭部も確実に保護される。したが って、膨張した袋体のステアリングホイールの下部と乗員の胸部との間に対応す る部位が、ステアリングホイールの上部と乗員の頭部との間に対応する部位に比 べて小さく形成されても、一切問題はない。
【0009】 また、このように袋体は、従来の如く必要以上に大きく形成されていないため 、基布材を従来よりも大幅に小さくすることができ、さらに袋体を瞬時に膨張さ せるためのガスの発生容量も少なくすることができる。
【0010】 このように、袋体は、膨張した状態ではステアリングホイールと乗員との間に 最適な状態で介在して確実に乗員を保護することができるのみならず、必要以上 に大きくなくて基布材の大きさや膨張用ガスの発生容量を低減でき、これによっ てコストの低減も図ることができる。
【0011】
図1には本考案の実施例に係る袋体20が膨張展開した状態で一部破断して示 されており、図2にはこの袋体20の平面図が示されている。また、図3にはこ の袋体20が適用されたエアバッグ装置10が作動し袋体20が膨張した状態に おける概略側面図が示されている。なお、図中矢印FR方向が車両前方方向を示 している。
【0012】 エアバッグ装置10は、ステアリングホイール14の中央部分に配置されてい る。なお、このエアバッグ装置10はステアリングホイール14と相対回転可能 な所謂バッグ静止タイプとなっている(例えば、特開昭59−114143号公 報)。
【0013】 このエアバッグ装置10では、内部に袋体20が折り畳まれて収容されている 。さらに、袋体20内には、ガス発生用のインフレータ18が取り付けられてい る。インフレータ18にはガス発生物質が封入されており、車両緊急時等にはガ ス発生物質が燃焼によって分解して大量のガスを放出し、このガスで袋体20を 膨張できる。
【0014】 ここで、図1及び図2に詳細に示す如く、袋体20は上基布22と下基布24 とを縫製することにより略球形の袋状に形成されている。下基布24の中央部に は、インフレータ取付用の透孔26が形成されており、この透孔26にインフレ ータ18が入り込んだ状態で固定されている。また、透孔26の近傍には、膨張 した後にガスを放出して衝撃を吸収するための一対のベントホール28が形成さ れている。
【0015】 これらの上基布22及び下基布24は、図2に示す如く平面視において、下部 (すなわち、ステアリングホイール14の下部に対応する部位)が三日月状に切 除されて形成されている。したがって、この袋体20は、膨張した状態において 、ステアリングホイール14の下部と乗員Mの胸部との間に対応する部位が、ス テアリングホイール14の上部と乗員Mの頭部との間に対応する部位に比べて切 除された(小さくされた)形状となっている。
【0016】 袋体20(上基布22と下基布24)の内部には、ストラップ30、32、3 4が配置されている。ストラップ30、32は前記透孔26の左右両側に位置し 、またストラップ34は透孔26の下方側に位置しており、それぞれ、上端部が 上基布22に、下端部が下基布24に縫製されて連結されている。これらのスト ラップ30、32、34は、袋体20が膨張した際に、上基布22と下基布24 の膨張展開を制限して前述の袋体20の所定の形状を維持するようになっている 。
【0017】 次に本実施例の作用を説明する。 上記構成のエアバッグ装置10では、車両が急減速状態に至ると、インフレー タ18からガスが発生することによって袋体20が膨張してステアリングホイー ル14と乗員Mとの間に介在する。これにより、乗員Mは確実に保護される。
【0018】 ここで、エアバッグ装置10は、車両に設けられたシートベルト装置(図示省 略)と併用されて用いられる。すなわち、乗員Mは、シートベルト装置のウエビ ングによって特に胸部を保護されると共に、膨張した袋体20によりその頭部も 確実に保護される。したがって、膨張した袋体20において、ステアリングホイ ール14の下部と乗員Mの胸部との間に対応する部位が、ステアリングホイール 14の上部と乗員Mの頭部との間に対応する部位に比べて小さく形成されても、 一切問題はない。
【0019】 またこのため、袋体20は、従来の如く必要以上に大きく形成されていないた め、袋体20を構成する上基布22及び下基布24を全体として従来よりも大幅 に小さくすることができる。さらに、袋体20の膨張展開容量が従来よりも小さ いため、袋体20を瞬時に膨張させるためのガスの発生容量も少なくすることが でき、このため、インフレータ18を小型で軽量にすることもできる。
【0020】 このように、本実施例に係るエアバッグ装置10の袋体20は、膨張してステ アリングホイール14と乗員Mとの間に最適な状態で介在して確実に乗員Mを保 護することができるのみならず、必要以上に大きくなくて上基布22及び下基布 24の大きさや膨張用ガスの発生容量を低減でき、これによってコストの低減も 図ることができる。
【0021】 なお、本実施例においては、袋体20を構成する上基布22及び下基布24の 下部を一律に三日月状に切除して形成し、膨張した状態においてステアリングホ イール14の下部と乗員Mの胸部との間に対応する部位が切除された(小さくさ れた)形状とする構成としたが、これに限らず、膨張した状態において少なくと も乗員Mの頭部に対応する部位が確実に膨張展開してステアリングホイール14 との間に介在する形状であればよく、前述の如く上基布22及び下基布24の下 部を一律に三日月状に切除して形成する必要は特になく、他の形状で(例えば、 単に円弧状に)切除して形成してもよい。
【0022】
以上説明した如く本考案に係るエアバッグ装置の袋体は、膨張した状態ではス テアリングホイールと乗員との間に最適な状態で介在して確実に乗員を保護する ことができるのみならず、必要以上に大きくなくて基布材の大きさや膨張用ガス の発生容量を低減でき、これによってコストの低減も図ることができる優れた効 果を有している。
【図1】本考案の実施例に係るエアバッグ装置の袋体の
構成を示す膨張状態における一部破断した斜視図であ
る。
構成を示す膨張状態における一部破断した斜視図であ
る。
【図2】本考案の実施例に係る袋体の形状を示す平面図
である。
である。
【図3】本考案の実施例に係る袋体が適用されたエアバ
ッグ装置が作動し袋体が膨張した状態における概略側面
図である。
ッグ装置が作動し袋体が膨張した状態における概略側面
図である。
10 エアバッグ装置 14 ステアリングホイール 20 袋体 22 上基布 24 下基布 30 ストラップ 32 ストラップ 34 ストラップ
Claims (1)
- 【請求項1】 ステアリングホイールの中央部に配置さ
れ、車両急減速時に膨張しステアリングホイールと乗員
との間に介在して乗員を保護するエアバッグ装置の袋体
において、 膨張した状態において、前記ステアリングホイールの下
部と乗員の胸部との間に対応する部位を、前記ステアリ
ングホイールの上部と乗員の頭部との間に対応する部位
に比べて小さく形成したことを特徴とするエアバッグ装
置の袋体。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8703292U JPH0651022U (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | エアバッグ装置の袋体 |
US08/337,009 US5558365A (en) | 1992-12-18 | 1994-11-07 | Tethered air bag |
US08/623,398 US5676395A (en) | 1992-12-18 | 1996-03-27 | Tethered air bag |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8703292U JPH0651022U (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | エアバッグ装置の袋体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0651022U true JPH0651022U (ja) | 1994-07-12 |
Family
ID=13903617
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8703292U Pending JPH0651022U (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | エアバッグ装置の袋体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0651022U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012505107A (ja) * | 2008-10-13 | 2012-03-01 | オートリブ ディベロップメント エービー | エアバッグ |
-
1992
- 1992-12-18 JP JP8703292U patent/JPH0651022U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012505107A (ja) * | 2008-10-13 | 2012-03-01 | オートリブ ディベロップメント エービー | エアバッグ |
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