【発明の詳細な説明】
タキキニ/拮抗薬としての環状へキサペプチドの製法およびその薬学的イし合物
発明の利用分野
本発明は以Fに示した一般式(+)のタキキニンの環状へキサペプチド′類似化
合物に関する。
R1は、H1直鎖あるいは枝分かれしたC1−4アルキルR,は、II、側鎖が
開放された、あるいは保護された自然アミノ酸あるLIJI’自然アミノ酸、あ
るいは、
R3は(CH2)n−R”で、
n −1.2、3、4、5
R″;/クロオクチル、アダマノチル、/クロヘキシル、ナフチルある(\:よ
、R”−nが1以外の時、フェニルであり、R″=nが1.2の時、置換力ルボ
キ/アミド基である。
A+−〇In+ DGIn。
A2 =Trp,DTrp。
All =Phe+ DPhe。
W =CO−NR’ 、CH2−NR’ 、ここでR’ =H,CH3および、
酸まtこ(よ有機塩基あるいは無lT!塩基を有する薬学的に容認できる塩。
式(+)のタキキニ/拮抗化合物は、クキキニン病原性疾病の治療、特1こ関節
炎、喘ぎ、、品種炎症、挿瘍の成長、胃腸の運動機能亢進、ノ・ンテイングトン
舞踏病、神経炎、神経痛、片頭痛、高血圧症、尿失禁、葬麻疹、カルチノイドイ
ノフルエノザ、感冒等の治療にお(1て効果があることを証明して0る。
発明の説明
タキキニンは以下に示す共通C−末端列によって特徴づけられるペプチド類であ
る。
Phe−X−Gly−Leu−Met−NH2ここで、Xはタキ牛ニンの各々を
特徴づけるアミノ酸を表す。
哺乳類に関して述べると、3種の夕牛牛ニンはP物質(SP)(X=Phe)、
ニューロキニンA (NKA)(X=Va l) 、ニューロキニンs (NK
B)(X=Va l)と称され、末端神経と中枢神経の両方における神経伝達作
用が知られている(J.E.Maggio、Pept ides.1 985年
、6.237−245およびP.C.Emson他、Neuropeptlcl
es arzj their peptidases,A.J.Turner
and ElllsHorwood.英国、1987年、87−106頁)。
文献から得られた薬理学的および生化学的結果は、タキキニンの生物活性を哺乳
類の組織内で少な(とも3種の異なったNK−1,NK−2、NK−3と称され
るレセプタによって媒介されることを示している。自然タキキニノはこのレセプ
タとそれぞれ異なった親和性を示す。高い効力のあるタキキニン拮抗薬は、動物
や人間の過剰のタキキニ/による病理学上の影響を減少させるか、弱めるという
効果をもつようである。初期に製造されたタキキニン拮抗薬は、たとえばUS−
A−4、481、139に記載されており、選択性はほとんどなく、それに続い
て製造されたタキキニン拮抗薬(EP−A−401.177;Er’−A−34
7、802 ;GB−A−2、216、529)は選択性がある。
この分野での調査研究は、他のレセプタへの作用薬活性はな(、治療に使用でき
る、より高い親和力と活性のある拮抗薬を選抜することに集中している。
発明の詳細な説明
本発明は以下に示した一般式(r)のタキキニンの環状へキサペプチド類似化合
物に関する。
ここで、
R1は、H5直鎖あるいは枝分かれしたC1−4アルキル。
R1は、H1側鎖が開放された、あるいは保護された自然アミノ酸あるいは非自
然アミノ酸、あるいは、
R1は(CI7)n R”で、
n =1,2.3.4.5
R”=7クロオクチル、アダマンチル、ジクロヘキシル、ナフチルあるいは、R
”=nが1以外の時、フェニルであり、R”=nが1,2の時、置換カルボキン
アミド基である。
A、=GI n、DGln。
A、=Trp、DTrp。
A、=Phe、Dl’he。
w =C0−NR’ 、CH2−NR’ 、ここでR’ =H,CH,および、
酸または有機塩基あるいは無機塩基を有する薬学的に容認できる塩。
本発明によれば、直鎖あるいは枝分かれしたC1−4アルキルは、メチル、エチ
ル、プロピル、イノプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチルを有する基より
選択する。
自然アミノ酸は、グリ7ン、アラニン、フィリン、ロイシン、インロイシン、プ
ロリン、フェニルアラニン、トリプトフアン、メチオニン、セリン、チレオニン
、/スティン、チロノン、アスパラギン、グルタミン、アスノくラギン酸、グル
タミン酸、リッツ、アルギニン、ヒスチジン等のし型あるいはD型の基より選択
する。
非自然アミノ酸は、β−アラニア、l)またはL型の2−アミノイソブチル酸、
DまたはL型の2.3−ジアミノプロピオン酸、DまたはL型のノルロイシン、
DまたはL型のアロイノロイノン、DまたはL型のピログルタミノ酸、Lまたは
D型の3−ヒドロキシプロリン、LまたはD型の4−ヒドロキシプロリン、0、
M、あるいはP位置の置換をしたしまたはD型のフェニルアラニン、LまたはD
型のチェニルアラニン、LまたはD型のピリノルアラニン、β(2−または3−
ベン/チェニルアラニン)、t、2,3.4テトラヒドロイソキノリン−3−カ
ルボン酸等の基より選択する。
アミノ酸連鎖保護剤の内、次の物が特に考慮される。すなわち、Mbs、Mtr
、No2.Z、To s、Pmc、For、Me、Ac、2−B r−Z、2−
CI−ZSBr l、2.6−ジクoo−Bzl、5o3H,Fmoc、OMe
、0Bz1 、OFm、ONp、O3L10
自然アミノ酸あるいは非自然アミノ酸の保護側鎖とは、特に、LまたはDのAr
g (Mbs) 、LまたはDのArg (Mtr) 、LまたはDのArg(
NCh)、LまたはDのArg (Z) 、LまたはDのArg (To s)
、LまたはDのArg (Pmc) 、LまたはDのTrp (For) 、L
またはDのTrp(Mts)、LまたはDのTyr (Me) 、LまたはDの
Tyr (Ac) 、LまたはDのTyr (2−Br−Z) 、LまたはDの
Tyr (Bzl) 、LまたはDのTyr(2゜6−ジク+=+o−Bz I
)、LまたはDのTyr (SO3M) 、LまたはDの5er(2,2−ツク
oo−Bzl)、LまたはDのS e r (SOhH) 、LまたはDのLy
s (Ac) 、LまたはDのLys (2−Br−Z)、LまたはDのLys
(2−CI−Z) 、LまたはDのLys (Fmoc) 、LまたはDのLy
s(Z)、LまたはDのLys (Tos) 、LまたはDのLys (Me)
、LまたはDのLys (Bzl) 、LまたはDのAsp (OMe)、L
またはDのAsp (OBzl)、LまたはDのAsp (OFm) 、Lまた
はDのAsp (ON+)) 、LまたはDのAsp (OSu) 、Lまたは
DのGl u (OMe) 、LまたはDのGlu(OBzl)、LまたはDの
Gl u (OFm) 、LまたはDのGlu(ONp)、LまたはDのに1u
(OSu)等を意味する。
置換カルホキ/アミド基とは、C0NR,R6基を意味し、ここでR8とR6は
等しいか興なり、またHあるいは、直鎖の、あるいは枝分かれした、あるいは環
状のアルキル、アリルアルキル、アリル残基を示す。
窒素原子を伴ったR6とR5は、4あるいは5炭素原子またはCH2CH2NH
CH2CH2−1CH2CH2N (CH3)CH2CH2−1CH2CI20
CH2CI2−基を有する5−あるいは6−末端環を形成することが可能であ
る。特に、NR,R6は、ハロゲン、l−あるいは2−ナフチルアミン、シクロ
ヘキシルアミン、/クロオクチルアミン、アダマンタンアミン、アダマンチル−
メチルアミン等で置換したベンジルアミ/、フェニルエチルアミンの残基を意味
する。
本発明の式(+)による化合物の中、特に望ましいのは、R,=イソブチル、
R1= (CH2)nCaH++−ここで、n=2.3.4.5 ; (CH2
)n (1−ナフチル)、ここで、n=2.3.4.5 ; (CHz)n (
1−アダマンチル)、ここで、n=1,2.3.4−5 ; (CH2) n
(1−ジクロオクチル)、ここで、n=1.2.3.4.5 ; (CH2)n
−CP6H5、ここで、n=2.3.4.5 ; (CI7)n C0NHBz
l、ここで、n=1,2; (CI7)n−CONMeBzl、ここで、n=
1.2 ; (CH2)n C0NHCH2C6H++、ここで、n =1.2
; (CH2)n CONMeCH2C6H11、ここで、n=1.2 ;
(CH2)n C0NHCH2(1−アダマンチル)、ここで、n= 1.2
; (CI7)n−CONMe−CI42(+−アダマンチル)、ここで、n=
1.2゜特に、以下に示す化合物が望ましい。
/りo (Leu−Cha−Gin−Trp−Phe−βAla)ツクo (L
eu−Asp (NHBzl)−Gl n−Trp−Phe−βAla)/りo
(Leu−Asp (NMeBzl)−Gln−Trp−Phe−βAla)
/りo (L e u−A s p (NHCH2C6H,)−G I n−T
r p−Ph e−βAla)/りO(Leu−Asp (NHCH2C6Hz
)−Gl n−Trp−Phe−βAla)/りO(Leu−Glu (NHB
zl) −Gin−Trp−Phe−βAla)/クロ(Leu−Glu (N
MeBzl>−Gln−Trp−Phe−βAla)/クロ(Leu−Glu
(NHCH2C6H++)−Gin−Trp−Phe−βAla)/クロ(L
e u−G I u (NMe CH2C6H1+) −G I n−Tr p
−p h e−βAla)7クロ(L e u−G l u (NHCH,(]
−アダマンチル) ) −G I n−Tr p−Phe−βAla)
/りO(L e u−G I u (NMe CI7(1−アダマンチル) )
−G l n−Tr p−Phe−βAla)
/クロ(Leu−Asp (NHCH7(+−アダマンチル) ) −G l
n−Tr p−Phe−βA18)
/りO(Leu−Asp (NMeCH2(1−アダマノチル))−Gln−T
rp−Phe−βAla)
ツクo(Leuφ[C1(、NH] Asp (NHBzl)−Gin−Trp
−Phe−βAl a)
ツクo(Leuφ[CH2NH] Asp (NMe Bz I)−Gl n−
Trp−Phe−βAla)
/クロ(Leuφ[CH2NH] As p (NHCH2C6H1+)−G
I n−Tr p−Phe−βAla)
/りe+(Leuφ[CH2NH] Asp (NHCH2C6Hu)−Gl
n−Trp−Phe−βAla)
/クロ(Leuφ[CH2NH] Glu (NHBzl)−Gin−Trp−
Phe−βAla)
/りo(Leuφ[CH2NH] Gl u (NMeBzl)−Gl n−T
rp−Phe−βAla)
ツクo(Leuφ[CH2N H] G l u (NHCH2CeH++)
−G l n−T r p−phe−βAla)
/りo(Leuφ[CH2NH] G l u (NMe CI2C6H1+)
−G I n−Tr p−Phe−βAla)
/りo(Leuφ[CH2NH] G I u (NHCH2(1−アダマンチ
ル))−Gln−Trp−Phe−βAla)
/りe+(Leuφ[CH2NH] G l u (NMe CH2(1−アダ
マンチル))−〇In−Trp−Phe−βAla)
/りo(Leuφ[CH2NH] As p (NHCH2(1−アダマンチル
) ) −G 1n−Trp−Phe−βAla)
/りo(Leuφ[CH2NH] Asp (NMeCH2(1−アダマンチル
))−GI n−Tr p−Ph e−βAla)ツクo(Leuφ[CH2N
Me] Asp (NHBzl)−Gl n−Trp−Phe−βAla)
/りo(Leuφ[CH2NMe] Asp (NMeBzl)−Gin−Tr
p−Phe−βAla)
ツクo(Leuφ[CH2NMe] A s p (Nil CH2C6H11
) −G l n−T r I)−Phe−βAla)
/りo(Leuφ[CHzNMel Asp (NHCH2C6H1+)−Gi
n−Trp−Phe−βAla)
ツクo(Leuφ[CHzNMel Glu (NHBz 1)−Gl n−T
rp−Phe−βA18)
/クロ(Leuφ[CH7NMe] G l u (NMe Bz l) −〇
I n−Tr p−Phe−βAla)
/りo(Leuφ[CHzNMel G l u (NHCH2C6H1+)−
G l n−Tr p−Phe−βAla)
/りo(Leuφ[CHzNMel G l u (NMeCH2CaH++)
−G l n−Tr p−Phe−βAla)
/りo(Leuφ[CHzNMel G l u (NHCH2(1−アダマン
チル))−CI n−Tr p−Ph e−βAla)ツクo(Leuφ[CH
2NMelGIu (NMeCH2(+−アダマンチル))−GIn−Trp−
Phe−βAla)
/りo(Leuφ[CHpNMe] A s p (NHCH2(1−アダマン
チル))−GIn−Trp−Phe−βAla)
/り’(Leuφ[CH2NMeコA s p (NMe CH2(1−アダマ
ンチル))−Gin−Trp−Phe−βAla)
/クロ(1−e++φ[CI、NH] As p (OBz l) −G l
n−Tr p−Ph e −βAla)
/クロ(Leuφ[CI(2NMe] Asp (OBzl)−Gln−Trp
−Phe−βA18)
/り’(+−euφ[CHzNMel Na 1−Gl n−Trp−Phe−
βAla)/りo(Leuφ[CHzNMel Cha−Gl n−Trp−P
he−βAla)/クロ(!、euφ[Cl2NH] Cha−Gln−Trp
−Phe−βAla)/クロ(Leuφ[Cl2NH] Na I−Gin−T
rp−Phe−βAla)/りo(Leuφ[C1(2NMe] CH((CH
2)3BZI)Co−Gln−Trp−Phe−βAla)
/りo(Leuφ[Cl2NH] CH((CH2)3BZ I )Co−G
I n−Trp−Phe−βAla)
ツクo (L e u−NH−CH((CH2) Jz l) Co−G l
n−Tr p−Phe−βAla) 。
本発明による環状ペプチド類似化合物は、固体相あるいは液体内で従来の合成技
術によって製造可能である。遊離酸の形でC−末端のカルボキシル基を有する直
鎖のペプチドを得るには、フェニルアセトアミドメチル(PAM)樹脂あるいは
p−ヒドロキシメチルフェノキンメチル(Wing)樹脂等の固体の担体を使用
することができる。PAM樹脂の場合では、アミノ酸のアミン官能基はt−ブチ
ルオキ/カルボニル基によって保護される。このt−ブチルオキシカルボニル基
はトリフルオロ酢酸によって選択的に保護を解除可能である。一方、ポリマー担
体からの同様なペプチド分離による最終的な保護解除は無水フッ化水素酸によっ
て生じる。Wang樹脂の場合には、アミノ酸アミノ官能基は、9−フルオレニ
ル−メトキンカルボニル基(Fmo c)によって保護され、ピペリジンによっ
て選択的に保護解除される。一方、ポリマー担体からの同様なペプチド分離によ
る最終的な保護解除はトリフルオロ酢酸によって生じる。
両方の場合において、3官能基のアミノ酸側鎖は文献に記載の従来方法によって
保護させる事が可能である。不溶性ポリマー担体上のペプチド鎖を作るために、
各アミノ酸は遊離酸の形で、また、適切なカップリング剤、たとえばジシクロへ
キ/ルカルボジイミド(DCC)、の存在で反応させる。必要なら、ヒドロキシ
ベンゾチアゾール(HOBT)あるいはベンゾティアゾリル−N−オキシドリジ
メティルアミノフォスフォニュウム・ヘキサフルオロリン酸塩(sop)のよう
な添加剤をともに用いる。別の方法では、アミノ酸は、対称無水物、活性エステ
ル、あるいは文献に記載の他の方法による形で反応させられる。アミノ酸カップ
リング反応の完成は、E、T、Kaiser等によるrAnal、Bloche
m、J 1970、’a±、595に記載のニンヒドリン反応によって検知でき
る。
側鎖としてRs=(CH2)n C0NRsR6基を有するアミノ酸は、たとえ
ば対応の酸(α−アミノ基およびα−カルボキシル基が前もって保護されている
もの)を出発物質として、ペプチド化学で現在用いられている活性剤(BOP、
PyBOP、HOBT)を使用して適切なHN R2H,アミンとの縮合によっ
て合成することができる。
側鎖が(CH2)n R″基で表されるアミノ酸は、たとえばEvans等によ
5try of Am1no Aclds%Ed、G、C,Barret、Ch
apman & Hall London、1985.246−296等に記載
の公知の有機化学技術によって合成可能である。
CH2−NR’ −結合については、5asakj and Coy%Pept
ides、+987.8.119に記載の方法によって合成する。この方法は、
P r z ewo s n V等によるPept Ides、1990.37
0よって説明されているようにFmoc法により固体相内での合成に拡大された
。特に(図1に示す説明を参照)、式2のN−メトキノメチルアミドは対応のN
−保護アミノ酸から製造される。このアミノ酸は塩化メチレンに溶解し、その溶
液に等モル量のヒドロキシベノゾトリア/−ルを加え、20分間攪拌する。そし
て、シクロロメタンに溶解し、たとえばジイソプロピルエチルアミンのような立
体障害のある第3アミンの等モル量を加えたN−0−ノメチルヒドロキシルアミ
ン・HCIを上記溶液に加える。こうして得られた混合物を約16時間攪拌し続
け、その後、HClの希釈水溶液、NaHCO3飽和溶液、NaC1飽和溶液で
洗浄をおこなう。
所望の生成物を、たとえばシリカゲル上のクロマトグラフィによって精製するこ
とができる。
式3のN−メトキンメチルアミドは還元され、たとえば、等モルのリチコウム・
アルミニュワム水素化物とエーテル溶液内で0℃にて対応のアルデヒド(式4)
を生成する。反応が完了したら、この混合物を水の中で酸性硫酸カリウムの溶液
にて処理する。
この生成物をエーテルを用いて水溶液相の抽出によって取り出す。この際、エー
テル相は希釈HCI水溶液、N a CO3飽和溶液、NaCl飽和溶液で洗浄
する。
図1
式4のアルデヒドは弐6の化合物、あるいはβ−アラニン残基によって樹脂に結
合したベノタペプチド鎖のN−末端と反応が可能である。初めの7yフ塩基は、
たとえば/ア/ナウ化水素ナトリウムによって元の位置で還元され、式7に示す
ように樹脂に結合した改変へキサペプチドを提供する。上記したように保護解除
や分離の後、適切に冷凍乾燥させた未加工ペプチドを、たとえば高圧逆相予備ク
ロマトグラフィによって精製して均質化する。
環状ペプチドの合成は、上記の1方法により液相あるいは固相で、所望の環状ペ
プチドの直鎖状前駆物質の調製後、溶液内で環状化を経て得る事ができる。環状
化は縮合剤と、必要に応じて環状前駆物質のC−末端カルボキシル基を活性させ
ることにより行われる。
例
環状ベブエドの調製、/りo (Leu CHNHAs NHBzl −Gin
−Tr −Phe −Ala II@)以下の順序を有する直鎖ペプチドの合成
:H−Leuφ[CH,NHI Asp (NHBzl)−Gl n−Trp−
Phe−βAla−OH(1)
Boc−Asp (NHBzl)−OHの合成: 323gのBoc−Asp−
OBzl (スイスのNovabiochemu)を70m1のジオキサンに溶
解させる。次に、その溶液に530mg17)BOP、37μIのDIEA、1
07mgのベンジルアミンを加える。、3時間後、この反応混合物を乾燥させ、
溶離剤として酢酸エチル−1/n−へ牛サン−1(v/v)を用いMerckシ
リカゲル60(メノンユ7O−230)でクロマトグラフィを行い精製した。R
f=0゜3、収率310mgoカルボキシル基の保護解除は、95%エチルアル
コール水i1?14om+にベンジルエステル300mgを溶解させ、その溶液
を95%エチルアルコール水溶液6ml内のPd/C(10%Pd)100mg
の懸濁液に加えることにより得る。周囲は水素で満たされ、反応混合物は水素雰
囲気下で2時間保たれる。そして、溶液を濾過し、乾燥する。
アミ7基の0.45モルと等量のBoc−βAla−PAM樹脂(スイス、Ba
chem製)3.0gをLabortec−SP640半自動ペプチド合成反応
器に供給する。この樹脂を表11サイクル6−7に示すように洗浄する。
後続のアミノ酸との樹脂カップリングのために、ジクロロメタン5mlにB。
c−Phe−OHの0.48gを溶解して対称無水物を調製する。溶液温度を0
℃に下げ、ジクロロメタン内のジノクロへキンルカルボジイミドの1M溶液を0
゜9ml加える。15分後、ジノクロヘキシル尿素を濾過し、得られた溶液を保
護されてない樹脂に加える。この樹脂を周囲の温度下で60分攪拌し続ける(サ
イクル8)。処理は洗浄(サイクル9−12)によって完了し、その反応はKa
iser法によりニンヒドリン試験に課す。試験の結果が否定的である場合は、
上記方法によって行われる後続のアミノ酸カップリングの前にBoc基を50%
TFAで加水分解する(サイクル1−4)。以下に示した残基を同じ順序、カッ
コに示した量で反応させる。Boc−Trp−OH(0,548g) 、Boc
−GIn−OH(0,443) 、Boc−Asp (NHBzl)−OH(0
,581)。
保護解除の後、1%酢酸を5ml含んだジメチルボルムアミド溶液に溶解したB
oc−Leu−H(0,242g)を樹脂に加える。1%酢酸を5ml含んだジ
メチルホルムアミド溶液に溶解させたNaBH3CN溶液(70mg)の5ml
を40分間攪拌して滴下させる。この樹脂を約6時間、周囲温度下で撹拌し続け
る。
洗浄(サイクル9−42)で処理は終了し、その後、Kalser法にょるニン
ヒドリン試験を行う。この試験の結果が否定的である場合には、Boc基を5゜
%TFAで加水分解する。そして、樹脂を洗浄(サイクル9−12)L、、真空
下で乾燥させ乾燥生成物1.25gを得る。樹脂からのペプチド分離には、その
生成sをt、5m1cDアニソールと0.75rn+の硫化ジメチルとと4にT
efJon反応器に入れる。この混合物iiを一50″Cまで下げ、フッ化水素
酸15m1をその中で蒸留する。そして、混合物を水浴内で60分間攪拌し続け
る。フッ化水素酸は窒素の吹き込みによって除去される。生成物を約2時間、吸
引して乾燥させ、エチルエーテル(15mlで2度)洗浄し、50%酢酸(15
m lで3去する。得られた溶液を水で希釈し、凍結乾燥させて0.210gの
生成物を得る。最終的に、ペプチドを逆相液体クロマトグラフィで精製し、分析
HPLC。
0.1%(v/v)トリフルオロ酢酸(B相)対0.1%(v/v)トリフルオ
ロ酢酸水溶液(A相)を含むアセトニトリル・グラディエンドを有するWate
rs C18Deltapack3.9x150mmのコラム、さらに、2゜力
1ら80%B相、20分、1ml/分の割合、2101117117)UV測定
による分析によって定性をおこなう。保持時間(Rt)=9.2’ ;クロマト
グラフィ精製度〉99%。
b)上記ペプチドロ)の環状ペプチドのシクロ(L e u [CH2NHI
A s p(NHBzl) −Gin−Trp−Phe−βA18(目)への環
状化生成物(+)の65mgをDMF35mlに溶解する。この溶液にpyso
p47mg、次にD I EA32μIを加える。得られた溶液を周囲温度で2
時間攪拌し続ける。そして、DMFを真空下で除去し得られた混合物を凍結乾燥
させる。
環状ペプチド(II)を逆相液体クロマトグラフィで精製し、分析HPLC%0
゜1%(v/v))リフルオロ酢酸(B相)対0.1%(v/v)トリフルオロ
酢酸水溶液(A相)を含むアセトニトリル・グラディエンドを有するWater
sC18Deltapack3.9x150mmのコラム、さらに、2oがら8
0%B相、20分、1ml/分の割合、210nmのUV測定による分析によっ
て定性をおこなう。保持時間(Rt)=lO,6’ ;クロマトグラフィ精製度
〉99%。
上記方法により、また適切な試薬を使用することにより、以下に示すペプチドが
得られる。
夏(−Leuφ[CH2NH] As p (NH−CH2−(1−アダマンチ
ル))−〇I n−Trp−Phe−βAla−OHAl時間(Rt)=9.5
“ ;クロマトグラフィ精製度〉99%。
H−L e uφ[CH2NH] ASp(NH−CH2CeH++)−Gln
Trp −Phe−βAla−OH
保持時間(Rt)=9.0’ ;クロマトグラフィ精製度〉99%。
H−Leuφ[CH2NH] Glu (NHB21) Gln−Trp−Ph
e−β1a−OH
保持時間(R1)=9.3’ ;クロマトグラフィ精製度〉99%。
H−Leu φ [CH2NH] Asp (NMeBz I) −Gl n−
Trp −Phe −βAla−OH
保持時間(Rt)=9.8° ;クロマトグラフィ精製度〉99%。
H−Leuφ[CHzNH]CH((CHz)iBzl) Co−Gln Tr
p−Phe−βAla−OH
保持時間(Rt)=11’ ;クロマトグラフィ精112度〉99に。
H−Leuφ−Asp (NHBzl) Gin Trp Phe−βAla−
0Al時間(R1)=9.6° :クロマドグ9フ4112度〉99%。
H−Leu−Cha−GIr+−Trp−Phe−βAla−OHffl持時間
(Rt)=9.8° :クロマトグラフィ精製度〉99%。
H−1−e uφ[CH2NH] Asp (OBz I)−G I n−Tr
p−Ph e−βAa−OH
保持時M (Rt)=I 0.7’ ; りa−rトグラフィtllllJK>
99%。
H−Leuφ[CH2NJ[Leu−Gln−Trp−DPhe−βAla−O
HAl時間(Rt)=7.7’ 、クロマトグラフィ精製度〉99%。
H−Leuφ[CH2NH] Lys (Z)−Gl n−Trp−Phe−β
Ala−H
保持時間(Rt)=8.9’ ;クロマトグラフィ精12度〉99%。
H−Leu φ [CH7NH] Cha−Gln−Trp−DPhe−βAl
a−OHAl時間(Rt)=9.0’ ;クロマトグラフィ精製度)99%。
H−Leuφ[CH2NH] Na1−Gin−Trp−Phe−βAla−O
HAl時間(Rt)=9.9’ ;クロマトグラフィ精製度〉99%。
H−Leuφ[CH2NMe] Cha−Gl n−Trp−Phe−βAla
−OHAl時間(Rt)=11.1’ ;クロマトグラフィ精製度〉99%。
以下の環状ペプチドへ環状化させる。
/クロ(Le u−ECH2NHE As (1(NH−CH2−(1−7ダv
ンチル))−Gl n−Trp−Phe−βAla)保持時間(Rt)=11.
0’ :クロマトグラフィ精製度〉99%。
シクロ(Leuφ[CH2NH] As p (NH−CH2−C6H11)−
Gl n−Trl)−Phe−βAla)
保持時間(Rt)=11.2° :クロマトグラフィ精製度〉99%。
シクロ(Leuφ[CH2NH] Gl u (NHBz 1)−Gl n−T
rp−Phe−βAla)
保持時間(Rt)=10.0’ ;クロマトグラフィ精製度〉99%。
/クロ(Leuφ[CH2NH] AS+)(NMeBzl)−Gl n−Tr
p−Phe−βAlaン
保持時間(Rt)=+2.5’ ;りovトグラフイ精V度〉99%。
/クロ(Leuφ[CH2NHI CH((CH2)sBz J)−Co−G1
n−Trp−Phe−βAla)
保持時間(Rt) −13,5″ :クロマトグラフィ精製度〉99%。
/クロ(Leu−Asp (NHBzl)−Gl n−Trp−Phe−βAl
a)保持時間(Rt)=10.6’ ;クロマトグラフィ精製度〉99%。
ツクo (Leu−Cha−Gln−Trp−Phe−βAla)保持時間(R
t)=11.2’ ;クロマトグラフィ精製度〉99%。
7りo(Leuφ[CH2NH] Asp (OBzl)−Gln−Trp−P
he−βA18
保持時間(Rt)=9.8’ ;クロマトグラフィ精製度〉99%。
ツクo(Leuφ[CH2NH] Leu−Gln−Trp−DPhe−βA+
a)保持時間(RE)=9.4’ ;クロマトグラフィ精製度〉99%。
ツクo(1,euφ[CH2NH] Lys (Z)−Gin−Trp−Phe
−βA+保持時間(Rt)=10.7’ ;クロマトグラフィ精製度〉99%。
ツクo(Leuφ[CH2NH] Cha Gl n Trp−Phe−βAl
a)保持時間(Rt)=11.1’ ;クロマトグラフィ精製度〉99%。
ジクロ(Leuφ[CH2NH] Na1−Gin−Trp−Phe−βAla
)保持時間(Rt)=+3.0’ ;クロマトグラフィ精製度〉99%。
ジクロ(1,euφ[CH7NMel Cha−Gl n−Trp−Phe−β
Ala)保持時間(R1)=12.2’ ;クロマトグラフィ精製度〉99%。
生物学的活性
本発明に記載のペプチドのニューロキニーネAレセプタ番二文1する作用薬ある
(Aは拮抗薬として相互作用をおこなう能力は生体外での試験を経て評価された
。この試験のための製剤は、タキキニノによって作りだされる生物学的反応や関
連のペプチドがニューロキニーネAレセプタ(レセプタNK−2)lこよって独
占的(こ決定されるということにより特徴づけられた。この製剤(よ、タキキニ
ンによってもたらされた服用依存萎縮による影響のある兎の肺動脈を分離したも
の力)ら成る(Rovero等の、Neuropeptldes、1989、上
3,263−270)。この試験製剤のペプチド活性の量定(i、反応力(最大
の45%1こ匹敵するNKA濃縮の使用に基づいたものである。ここで考察され
tこペプチドを、濃縮をすすめるなかで上記製剤に加えた。これらペプチドのP
物質レセプタ(レセプタNK−1)との作用薬あるいは拮抗薬としての相互作用
をおこなう能力は、タキキニンによって作りだされる生物学的反応や関連のペプ
チドがSPレセプタで独占的に決定されるという生体外試験を経て評価された。
この試験製剤は服用依存萎縮による影響のあるモルモットの回腸を分離したもの
から成る(Lee等の5chnled、Arch、Pharmacol、、19
82.3上8,281−287)。この試験製剤のペプチド活性の量定は、反応
が最大の45%に匹敵するSPメチルエステル濃縮(10%m)の使用に基づい
たものである(S、 DIon等の、Life Sc、、1987.4上、22
69−2278)、ここで考察されたペプチドを、濃縮をすすめるなかで上記製
剤に加えた。その活性は、SPに対する反応の抑制が充分効果あるとして評価さ
れた。
本発明による化合物は、高等動物や人間への非経口的、あるいは口、皮膚、鼻、
吸入、舌下等を介して、前記の特性に匹敵する薬理学的効果のある治療施与に適
している。非経口投与(静脈内、筋肉内、皮肉投与)の場合には、この化合物の
無菌溶液あるいは凍結乾燥製剤を使用する。経口投与の場合には、錠剤、カプセ
ル、またはシロップのような製剤を使用するとよい。皮膚には適切に処方した軟
膏やクリームが有効である。鼻からの注入、吸入、および舌下投与の場合には、
化合物はそれぞれ水溶液、エアーゾル、カプセル等の形で使用する。
治療処理のための投与は体重に対する割合が0.1乃至10mg/kgの範囲で
ある。
−11工貫正と
原文第1ページ(翻訳lベーノ目)
タキキニンの環状へキサペプチド類似化合物、およびその薬学的条件を満たした
塩、およびその製法また、それらを有する薬学的組成物の製法発明の利用分野
本発明は以下に示した一般式(+)のクキキニンの環状へキサペプチド類似化合
物に関する。
R3は、H1直鎖あるいは枝分かれしたC1−4アルキル。
R1は、H1側鎖〈イソプロピル、イソブチル、第2ブチル、n−ブチル、2−
(メチルチオ)−エチル−等の鎖は除外されるという但し書き付き〉が開放され
た、あるいは保護された自然アミノ酸あるいは非自然アミノ酸、あるいは、R3
は(C1−12)n−R”で、
n=1,2.3.4.5
R″=7=7クロオクチルマンチル、/クロヘキシル、ナフチルあるいは、R”
=nが1以外の時、フェニルである。
A、=GIn、DGIn。
A2=Trp、DTrp。
A:+ =Phe+DPhe。
W =C0−NR’ 、CH2−NR’ 、ここでR’ =HSCH,および、
酸または有機塩基あるいは無機塩基を有する薬学的に容認できる塩。
原文第3ページ(翻訳第2ページ及び3ページ目)自然タキ牛二ンはこのレセプ
タと異なった親和性を示す。高い効力のあるタキキニン拮抗薬は、動物や人間の
過剰のタキ牛ニンによる病理学上の影響を減少させるか、弱めるという効果をも
つようである。初めに製造されたタキキニン拮抗薬は、たとえばUS−A−4,
481139に記載されており、選択性はほとんどなく、それに続いて製造され
た夕牛キニン拮抗薬(EP−A−401,177、EP−A−347,802;
GB−A−2,216,529)は選択性がある。
この分野での調査研究は、他のレセプタへの作用薬活性はなく、治療に使用でき
る、より高い親和力と活性のある拮抗薬を選抜することに集中している。
発明の詳細な説明
本発明は以下に示した一般式(1)のタキキニンの環状へキサペプチド類似化合
物に関する。
R1は、H1直鎖あるいは枝分かれしたcl−4アルキル。
R3は、H1側鎖〈イソプロピル、イノブチル、第2ブチル、n−ブチル、2−
(メチルチオ)−エチル−等の鎖は除外されるという但し書き付き)が開放され
た、あるいは保護された自然アミノ酸あるいは非目然アミノ酸、あるいは、R3
は(CH2)n−R″で、
n =1.2.3.4.5
R″==ンクロオクチルダマンチル、ジクロヘ牛ンル、ナフチルあるいは、R”
=nが1以外の時、フェニルであり、R”=nが1.2の時、置換カルボキシア
ミド基である。
原文第4ベー)(翻訳第3ページ目)
A、=Cl n+DGI n。
A? =Trp、DTrp。
A、”r’heSDPhe。
W =C0−NR’ 、CH7−NR’ 、ここでR’=H1CH,および、酸
または有機塩基あるいは無機塩基を有する薬学的に容認できる塩。
本発明によれば、直鎖あるいは枝分かれしたC1−4アルキルは、メチル、エチ
ル、プロピル、イノプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチルを有する基より
選択する。
自然アミノ酸は、グリノン、アラニン、ブロワ/、フェニルアラニン、トリプト
ファン、セリ/、チレ]ニノ、ノステイノ、チロシン、アスノ<ラギン、グルタ
ミノ、アスパラギン酸、グルタミン酸、リンノ、アルギニン、ヒスチジン等のL
嬰あるいはD型の基より選択する。
非自体アミノ酸は、β−アラニノ、DまたはL型の2−アミノイノブチル酸、D
またはL型の2.3−ジアミノプロピオン酸、DまたはL型のアロインロイ//
、DまたはI、型のピログルタミン酸、LまたはD型の3−ヒドロキシブロワ/
、LまたはD型の4−ヒドロキシプロリン、0、MlあるいはP位置の置換をし
たI、またはD型のフェニルアラニン、
【、またはD型のチェニルアラニン、L
またはD型のピリジルアラニン、β(2−または3−ベンゾチェニルアラニン)
、1゜2.3.4テトラヒドロイソキノリン−3−カルボン酸等の基より選択す
る。
アミノ酸連鎖保護剤の中、次の物が特に考慮される。すなわち、Mbs、Mtr
、No2、Z+Tos、Pmc+For+Me+Ac、2−原文第6ページ(翻
訳第4ページ及び5ページ目)R3= (CH2)nc6H1+、ここで、n=
2.3.4.5 ; (CH2) n −(1−ナフチル)、ここで、R8−2
,3,4,5; (eu2)n−ct−アダ77チル)、ここで、n=1,2.
3.4.5 ; (CH2) n−(1−ジクロオクチル)、ここで、n=1.
2.3.4.5 ; (CH2)n C6H5、ここで、n=2.3.4.5
; (CH7)n−CONHBZI、ここで、n=1.2 ; (CH2)n
CONMeBz+、ここで、n=1,2 ; (CH2)n C0NHCH2C
eHu、ここで、n=1,2 ; (CH2)n−CONMeCH2C6H1l
、ここで、n=1.2 ; (CH2)n−C0NH−CH2(1−アダマンチ
ル)、ここで、n= 1 、2 ; (CH2)n−CONMe−CH2(1−
アダマンチル)、ここで、n=1,2゜特に、以下に示す化合物が望ましい。
/りO(Leu−Cha−Gln−Trp−Phe−βAla)/りO(Leu
−Asp (NHBzl)−Gin−Trp−Phe−βAla)/クロ(Le
u−Asp (NMeBz 1)−Gl n−Trp−Phe−βAla)/ク
ロ(Leu−Asp (NHCH,CeH++)−Gl n−Trp−Phe−
βAla)/りo (Leu−Asp (NMeCH2CJ(、)−Gln−T
rp−Phe−βAla)/り+=+ (Leu−Glu (NHBzl)−G
ln−Trp−Phe−βAla)ツクO(Leu−Gl u (NMeBz
+)−Gl n−Trp−Phe−βAla)ツク’ (Leu Glu (N
HCH2CeH++)−Gin−Trp−Phe−βAla)ジクロ(Let+
−Gl u (NMeCHzCaH,、)−Gln−Trp−Phe−βAla
)/りo (L e u−G l u (NHCH2(1−アダマンチル) )
−G I n−Tr p−Phe−βAla)
/りo (1,eu−Glu (NMeCH2(1−アダマンチル) ) −G
I n−Tr p−Phe−βAla)
/りo (Leu−Asp (NHCH2(1−アダマンチル) ) −G I
n−Tr p−r’he−βA18)
/クロ(L e u−A s p (NMe CH2(1−アダマンチル))−
Gln−Trp−Phe−βAla)
/クロ(Leuφ[CH2NH] Asp (NHBzl)−Gl n−Trp
−Phe−βAla)
/クロ(Leuφ[CH2NH] Asp (NMeBzl)−Gl n−Tr
p−Phe−βAia)
原文第15ページ(翻訳第12ページ及び13ページ目)酸水溶液(A相)を含
むアセトニトリル・グラディエ/トを有するWatersC18Deltapa
ck3.9x150mmのコラム、さらに、20から80%B相、20分、】m
1/分の割合、210nmのυ■測測定よる分析によって定性をおこなう。保持
時間(Rt)=10.6’ ;クロマトグラフィ精製度〉99%。
上記方法により、また適切な試薬を使用することにより、以下に示すペプチドが
得られる。
H−Leuφ[CHzNH] As p (Nl(CH2(1−アダマンチル)
)−GI n−Tr p−Ph e−βAla−OHAl時間(Rt)=9.5
’ 、クロマトグラフィ精製度〉99%。
H−Leuφ[CH2NH] Asp (NH−CH2−C6H1+)−Gl
n Trp−Phe−βAla−OH
保持時間(Rt)=9.0’ :クロマトグラフィ精製度〉99%。
H−Leuφ[CH2NH] Glu (NHBzl) −GI n−Trp−
Phe−βA I a−OH
保持時間(Rt)=9.3’ ;クロマトグラフィ精製度〉99%。
H−Leuφ[CH3SHAs p ’(NMe Bz I) −G l n−
Tr p−Ph e −βAla−OH
保持時間(Rt)=9.8’ ;クロマトグラフィ精製度〉99%。
H−Leuφ[CH2NH] CH(’(C)(2)3BZ I)−Co GI
n Tr p−Phe−βAla−OH
保持時間(Rt)=11’ :クロマトグラフィ精製度〉99%。
H−Leuφ−Asp (NHBzl) −GIn−Trp−Phe−βAla
−O保持時間(Rt)=9.6° ;クロマトグラフィ精製度〉99%。
H−Leu−Cha−Gln−Trp−Phe−βAla−OHAl時間(Rt
)=9.8° ;クロマトグラフィ精製度〉99%。
H−Leuφ[CH,NHI As I)(OBz 1)−G l n−Tr
p−Ph e−βAa−OH
保持時間(Rt)=10.7’ ;クロマトグラフィ精製度〉99%。
H−Leuφ[Cl42NH] Lys (Z)−Gl n−Trp−Phe−
βAla−H
保持時間(Rt)=8.9’ :クロマトグラフイ精製度〉99%。
原文第16ページ(翻訳第13ページ及び14ページ目)H−Leuφ[CH2
NH] Cha−Gl n−Trp−DPhe−βAla−OHAl時間(Rt
)=9.0’ ;クロマトグラフィ精製度〉99%。
H−Leuφ[CH2NH] Na1−Gln−Trp−Phe−βAla−O
HAl時間(Rt) −9,9’ ;クロマトグラフィ精!2度〉99%。
H−Leuφ[CH2NMe] Cha−Gl n−Trp−Phe−βAla
−OHAl時間(Rt)=11.1’ ;クロマトグラフィ精製度〉99%。
以下の環状ペプチドへ環状化させる。
/クロ(Le u−[CH2NH] As p (NH−CH2−(1−アダマ
ンチル))−Gl n−Trp−Phe−βAla)保持時間(Rt)=11.
0’ ;クロマトグラフィ精製度〉99%。
/クロ(Leuφ[CH2NH]Asp(NH−CH2−CaH++) Gln
−Trp−Phe−βAla)
保持時間(Rt) −11,2° ;クロマトグラフィ精製度〉99%。
/クロ(Leuφ[CH2NH] Gl u (NHBz 1)−Gl n−T
rp−Phe−βAla)
保持時間(R1)=IO,O’ ;クロマトグラフィ精製度〉99%。
/りcff(Leuφ[CH2NH] Asp (NMeBzl) −at n
−Trp−Phe−βAla)
保持時間(Rt)=12.5’ ;クロマトグラフィ精製度〉99%。
ツクo(Leuφ[CH2NH] CH((CH2)sBz I) −Co−G
l n−Trp−Phe−βAla)
保持時間(Rt)=13.5° ;クロマトグラフィ精製度〉99%。
/クロ(Leu−Asp (NHBzl)−Gin−Trp−Phe−βAla
)保持時間(Rt) −10,6° :クロマトグラフィ精製度〉99%。
ツクC+ (Leu−Cha−Gin−Trp−Phe−βAla)保持時間(
Rt)=11.2’ ;クロマトグラフィ精製度〉99%。
ツクo(Leuφ[CH2NH] As p (OBz l) −G I n−
Tr p−Ph e −βA11l
保持時間(Rt)=9.8° ;クロマトグラフィ精製度〉99%。
原文第17ベージ(翻訳第14ページ及び15ページ目)ツクo(Leuφ[C
H2NH] Lys (Z)−Gln−Trp−Phe−βΔ1a)
保持時間(Rt) −10,7’ ;クロマトグラフィ精製度〉99%。
/りo(Leuφ[CH,NH] Cha−Gln−Trp−Phe−βAla
)保持時間(Rt)=11.1’ 、クロマトグラフィ精製度〉99%。
/りo(Leuφ[CH2NH] Na1−Gln−Trp−Phe−βAla
)保持時間(Rt)=+3.0’ ;クロマトグラフィ精製度〉99%。
ツク0(Leuφ[CH2NMe] Cha−Gl n−Trp−Phe−βA
la)保持時間(Rt) −12,2’ ;クロマトグラフィ精製度〉99%。
生物学的活性
本発明に記載のペプチドのニューロキニンAレセプタに対する作用薬あるいは拮
抗薬として相互作用をおこなう能力は生体外での試験を経て評価された。この試
験のための製剤は、タキキニンによって作りだされる生物学的反応や関連のペプ
チドがニューロキニーネAレセプタ(レセプタNK−2)によって独占的に決定
されるということにより特徴づけられた。この製剤は、タキキニンによってもた
らされた服用依存萎縮による影響のある兎の肺動脈を分離したものがら成る(R
overo等の、Neuropept 1des、1989.13,263−2
70)。この試験製剤のペプチド活性の量定は、反応が最大の45%に匹敵する
NKA濃縮の使用に基づいたものである。ここで考察されたペプチドを、濃縮を
すすめるなかで上記製剤に加えた。これらペプチドのP物質レセプタ(レセプタ
NK−1)との作用薬あるいは拮抗薬としての相互作用をおこなう能力は、タキ
キニンによって作りだされる生物学的反応や関連のペプチドがSPレセプタで独
占的に決定されるという生体外試験を経て評価された。
;1幻λ1皿−Q咋止L
(原文第20ページ乃至21ページ)
二内求の範囲
1、 一般式(1)のタキキニノの環状へキサペプチド′で、R1は、1.1、
直鎖あるいは枝分かれしたC1−4アルキルR3は、l(、側鎖〈イノプロピル
、イノブチル、第2ブチル、n−ブチル、2−(メチルチオ)−エチル−等の鎖
は除外されると(1う但し書きイ寸き〉力(開放された、あるいは保護された自
然アミノ酸あるt\は非自然アミノ酸、ある−X11、R+=/クロオクチル、
アダマンチル、/クロヘキシル、ナフチル、R″−〇が1以外の時、フェニル、
R−二〇が1、2の時、置換カルホキ/アミド基、W =CO−NR’ 、CH
.−NR’ 、ここでR’ =H+CH,および、酸まtこ1まfT機基塩基る
いは無機塩基を有する薬学的に容認できる塩であることを特徴とする環状へキサ
ペプチド。
2、」二足直鎖あるいは技分かれしたC1−4アルキルイノプロピル、ブチル、
イノブチル、t−ブチルを有する基より選択し、自然アミノ酸は、グリ//、ア
ラニ/、プロリン、フェニルアラニン )lノブトファ/、セリノ、チレオニノ
、ノステイン、チロシン、アスノくラギン、グルタミン、アスパラギン酸、グル
タミノ酸、リジ/、アルギニン、ヒスチジン等のL型あるいはD型の基より選択
し、
非自体アミノ酸は、βーアラニノ、DまたはL型の2−アミノイノブチル酸、D
またはL型の2、3−ノアミノプロピオン酸、DまたはL型のピログルタミン酸
、LまたはD型の3−ヒドロキシプロリン、LまたはD型の4−ヒドロキシプロ
リン、0、MlあるいはP位置の置換をしたしまたはD型のフェニルアラニン、
LまたはD型のチェニルアラニン、LまたはD型のピリジルアラニン、β(2−
または3−ベン/チェニルアラニン) 、l,2,3.4テトラヒドロイソキノ
リ/−3−カルボン酸等の基より選択し、アミノ酸連鎖保護剤は、Mbs,Mt
r,NO2、Z%Tos+Pmc%For。
Me+Ac,2−Br−Z,2−CI−Z,Br I,2.6−ジクCIO−B
ZI%So,H,Fmoc,OMe,OBz l、OFm,ONp+OS u等
の基より選択したことを特徴とする請求項lに記載の環状へキサペプチド。
3、自然アミノ酸あるいは非自然アミノ酸の保護側鎖とは、LまたはDのArg
(Mbs)、LまたはDのArg (Mtr) 、LまたはDのArg (No
,) 、LまたはDのArg (Z) 、LまたはDのArg (Tos) 、
LまたはDのArg(Pmc)、LまたはDのTrp (For) 、Lまたは
DのTrp(Mts)、LまたはDのTyr(Me)、LまたはDのTyr (
Ac) 、LまたはDのTVr (2−Br−Z) 、LまたはDのTyr (
Bzl) 、LまたはDのTyr(2。
6−ノクoo−Bz l) 、Lまたl!DのTyr (SO.H) 、Lまた
はD(7)Set(Me) 、LまたはDのSer (Ac) 、LまたはDの
Ser (Bzl) 、LまたはDのSer(2、2−シクロローBzl)、L
またはDのS e r (SO3H)、LまたはDのLys (Ac) 、Lま
たはDのLys (2−Br−Z) 、LまたはDのLys (2−CI −Z
) 、LまたはDのLys (Fmoc) 、LまたはDのLys (Z) 、
LまたはDのLys (Tos) 、LまたはDのLys (Me)、Lまたは
DのLys (Bz I)、LまたはDのAsp (OMe)、LまたはDのA
sp (OBzl) 、LまたはDのAsp (OFm) 、LまたはDのGl
u(ONp)、LまたはDのGlu(OSu)等から選択することを特徴とする
請求項2に記載のへキサペプチド。
<m文系25ページ)
7りI′j(Leuφ [CI(2Me] Cha−Gin−Trp−Phe−
βAla)20 /りo(Leuφ [C)(2NMe] CH((CH2)3
BZ I)Co−G l n−T r p−P h e−βA+a)、/りO(
Leu−NH−CH((CH2)3BZ I)Co−Gl n−Trp−Phe
−βAla)によって形成されるグループから選択したことを特徴とする請求項
lに記載の一般式(1)の環状へキサペプチド。
21、不溶性ポリマー担体上でC末端からN末端のペプチド鎖固体相合成と、イ
ミノメチレン結合の導入と、無水フッ化水素酸内での加水分解によるポリマー担
体からの後続の分離と、極性有機溶媒内での直鎖ペプチドの環状化からなる、請
求項1に記載のペプチド製剤用プロセス。
22、不溶性ヂリマー担体上でC末端からN末端のペプチド鎖固体相合成と、イ
ミノメチレン結合の導入と、トリフルオル酢酸内での加水分解によるポリマー担
体からの後続の分離と、極性有機溶媒内での直鎖ペブ予ドの環状化からなる、請
求項1に記載のペプチド製剤用プロセス。
23、病原性の作用を及ぼすタキキニノによる疾病処置用の、請求項1に記載の
化合物の活性原理を有する薬学的化合物。
m 瞥 損 害 雌 牛
フロントページの続き
(51) Int、 C1,5識別記号 庁内整理i号A61K 37102
ACD
CO7K 7106 8318−4H
//C07K 99:00
(81)指定国 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、ES、FR,GB、GR,IE、IT、LU、MC,NL、 SE)、0
A(BF、BJ、CF、CG、CI、 CM、 GA、 GN、 ML、 MR
,SN、 TD、 TG)、 AU、 BB、 BG、 BR,CA、 C3,
FI、 HU。
JP、 KP、 KR,LK、 MG、 MN、 MW、 No、 PL、 R
O,RU、SD、 US
(72)発明者 バタッチ一二、リカルドイタリア国、アイ−50100・フィ
レンツェ、ヴイア・ポンチ・アレ・モッセ・15
I
(72)発明者 ペステリニ、ヴイットリオイタリア国、アイ−50100・フ
ィレンツェ、ヴイア・セルナイア・43
(72)発明者 ギアチェティ、アントニオイタリア国、アイ−20100・ミ
ラノ、ヴイア・ゲリニ・3
(72)発明者 アルカモネ、フェデリコ、マリアイタリア国、アイ−2001
4・ネルヴイアノ、ヴイア・フォー・ノヴエンバー・26