JPH06507829A - 特に注入装置用の圧力測定器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 特に注入装置用の圧力測定器具 技術分野 本発明は圧力センサーに関し、そして特にかかるセンサーを注入装置における圧 力の監視用器具に適用することを目的とする。

背景技術 患者に医薬物質を一般的に血管内ならびに適当な投与ルートにより注入するため 注入ポンプが利用される。

このような装置の機能における不測の異常を検知するためには、注入ポンプの下 流での流体の流れ圧を制御できることが望ましい。事実種々の事故が起こりうる 。即ちポンプが異常元通するとかまたは逆に停止することがありうる。医薬物質 が注射される経路であるカテーテルが血液貯留で次第に閉塞し、注入チューブに 襞ができ、注入チューブの何処かのポイントで漏れが生じる可能性がある、等・ ・・・。

現在、注入チューブにおける流圧を監視するためにスイッチが使用されているが 、それらは三路系（オンまたはオフ）であり、機能の名目的圧に比べて圧の存意 な変動が起こると作動する。かかる器具は精度に欠け、測定精度が測定王位の５ ０％のレベルである。これらの器具は単に、圧力がある閾値を越えるときポンプ の作動モータの停止を命するためにしばしば用いられている。

同様に米国特許第４４４６３４４号および米国特許第４、４３１，４２５号に記 載されているようにもっと精巧な他の器具も知られている。これらの特許に記載 された器具は圧力が非常に上がった時モーターを止め、圧力が受容できる値に下 がった時再びモーターを始動させる遮断器を含む。しかし精度か不完全という欠 点がある。

医学分野で特に精巧な器具はドイツ特許公開ＤＥ−Ａ−２、４６１，４２４号公 報に記載されている。この器具はセンサーのチェンバーの壁に働く圧力をセンサ ーに伝達するグリセリンを充填したチェンバーを含む。圧力伝達流体としてのリ キッド（グリセリン）を備えたかかる器具は注入チューブにおける圧力の測定に 使用するには困難である。事実、注入チューブにおける圧力変動に瞬時に対応で きるためには伝達流体の反応は直線的であることが必要で、この点リキッドは適 しない。

発明の開示 本発明の目的は従って継続的かつ充分な精度で、注入チューブ中に含有される流 体の圧力の測定を可能にする圧力測定器具を提供することである。

本発明のもう一つの目的は、圧力変動に応答して直線的な応答曲線を示すセンサ ーを用いる、注入チューブにおける圧力測定器具を実現化することである。

本発明の目的は従って圧力センサーおよびハウジングを含み、該ハウジングは注 入チューブの壁面と接触している変形性膜により上面が境界画定された少なくと も一つのチェンバーおよび前記センサーを備え、前記膜とセンサーの間に流体を 備えたものである、注入チューブの圧力測定器具てあって、前記流体がノンリキ ッドでありそしてポワソン比少なくとも０．４９ならびに瞬間弾性率１０ＭＰａ 以下を有していて、センサーの応答曲線が直線状となるようになっていることを 特徴とする圧力測定器具にある。

他の特徴によれば前記流体はシリコーンゲルである。

好ましい形態の記載 本発明の他の特徴および利点は、添付図面に言及する以下の記載から明らかであ り、ここでこの図面は単に例示として挙げられるものであり、このものは注入チ ューブと組み合わせた本発明によるセンサーの模式的な断面図を表わす。

図面は、ポンプを備えた注入装置の一部分であり、そのハウジングの一部分（１ ０）が示されており、例えばシリコーンで作られることができる注入チューブ（ １２）が派生する出発点となっている該ポンプを包含する注入装置の一部分を模 式的に示した。

本発明による器具は注入チューブにおける流れ圧力を継続的に測定するのに使用 される。

この器具はその壁の一方が変形性膜（１８）により構成された少なくとも一つの チェンバー（１６）により境界画定されたハウジング（１４）を含む。この膜は 、エラストマー物質または金属で作られ得る。その弾性度は用いる材料の性質ま たは膜に付与される形状から導かれることが出来る。かくして後者の場合金属膨 張ベローズによって構成され得る。膜は注入管路に適合するように平面またはへ こみのある円筒形であることができるし、あるいはまた測定器具の感度が高まる ような外側に僅かに丸みを帯びて張り出してもよく、膜は任意の適当な手段によ り測定器具に固定される。

チェンバー（１６）の底に標準的な圧電センサー（２０）が配置されており、こ のセンサーは絶対圧または相対圧を測定するために抵抗性であるか、または容量 性である適当なタイプである必要がある。

例示としてかかるセンサーは、例えば５個の接続導線（２２）を含むホイートス トンブリッジ電気回路と一緒のシリコーンプレートを含み得る。

膜と圧電センサーの間に充填流体（２４）が配置されている。この充填流体は膜 （１８）から圧電センサー（２０）までの圧力伝達を担うからその役目は必須で ある。特に注入チューブにおける全ての圧力変動に瞬時に反応し得なければなら ない。さもなければ患者に危険を起こしかねない。この瞬時の反応には、センサ ーの応答が直線状であることが要求される、なぜなら非直線状応答では応答曲線 における全ての逸脱を読めないことがあるからである。この直線性要求を満たす ためにチェンバーの充填流体が非圧縮性またはほとんど非圧縮性であって非常に 低い弾性率を示さなければならない。リキッドではあり得ないかかる物質はポア ソン比０．４９以上、瞬間弾性率１０ＭＰａ以下、そして粘度が数１００センチ ボイズの準位でなければならない。

かかる物質の例は、患者の皮膚に適用して変換器の反響シグナルをこの患者を通 して伝達するためのシリコーンゲルで構成され得る。たとえばダウ　コーニング （Ｄｏｗ　Ｃｏｒｎｉｎｇ）社の「シリコーンゲルシステムＱ７−２２１８Ｊお よび同社の［シリコーンゲルシステムＱ７−２］　６８Ｊと組み合わせた「シリ コーンゲルシステムＱ　７−２１６７Ｊが挙げられる。

かかる器具は、その寸法および重さか小さいためとポンプの下流圧力の変化を継 続的に正確に、確実にかつ直線的に測定することを可能にするため、特にボータ プル注入ポンプを用いての使用に適している。

精度は圧力測定値の１％の準位である。測定は、圧電センサーを利用し、膜圧変 動をこのセンサーに伝達するのに適する物質を使用するゆえ直線状である。

漏れ、または容器が空になった場合注入チューブにリキッドがなくなったことを 検出することが可能である。

注入装置の圧力の変動を監視することか可能である。

血液貯留による血管カテーテルの閉塞進行の場合に、生じる圧力増加を検出する ことが可能である。かくしてカテーテルが完全閉塞する以前に警告が得られ、必 要な時チユーブの清掃操作の開始に取り掛かることか可能となる。かくしてカテ ーテルの取り外し、取り替えか避けられる。

かかる器具はポンプの全体的な動きを制御する電子命令単位を連結することがで きる。センサーによって得られた情報は次にポンプの出力を命令および調節する ために利用され、こう云ったことは標準的三路スイッチでは実現できないことで ある。

この器具の他の利点として同様に注目すべきことは、センサーが注入チューブに 含まれる流体と直接接触していない事である。

フロントページの続き （５１）　Ｉｎｔ、　ｃｔ、５　識別記号　庁内整理番号Ｇ　Ｏ１Ｌ　９１０８ 　７２６９−２ＦＩ

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. １．圧力センサー（２０）およびハウジング（１４）を含み、該ハウジング（１ ４）は注入チューブ（１２）の壁面と接触している変形性構成員（１８）により 一方の側面が境界画定された少なくとも一つのチェンバー（１６）および前記セ ンサー（２０）を備え、流体（２４）が膜（１８）とセンサー（２０）の間に供 給されるものである、注入チューブ（１２）の圧力測定用器具であって、前記流 体がノンリキッドでありポアソン比少なくとも０．４９ならびに瞬間弾性率１０ ＭＰａ以下を有していて、センサー応答曲線が直線状となるようになっているこ とを特徴とする圧力測定器具。
2. ２．前記センサーが圧電センサーである請求の範囲１記載の器具。
3. ３．前記流体（２４）が数百センチポイズの準位の粘度を有することを特徴とす る請求の範囲１または２記載の器具。
4. ４．前記流体がシリコーンゲルであることを特徴とする請求の範囲１〜３のいず れか１項記載の器具。
5. ５．前記変形性膜（１８）が外側へ張り出ていることを特徴とする前出の請求の 範囲のいずれか１項記載の器具。