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JPH0650483Y2 - 内側くつ下 - Google Patents

内側くつ下

Info

Publication number
JPH0650483Y2
JPH0650483Y2 JP1990049187U JP4918790U JPH0650483Y2 JP H0650483 Y2 JPH0650483 Y2 JP H0650483Y2 JP 1990049187 U JP1990049187 U JP 1990049187U JP 4918790 U JP4918790 U JP 4918790U JP H0650483 Y2 JPH0650483 Y2 JP H0650483Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating layer
socks
layer
heat insulation
sock
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990049187U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0413002U (ja
Inventor
信行 松下
Original Assignee
松下手袋株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 松下手袋株式会社 filed Critical 松下手袋株式会社
Priority to JP1990049187U priority Critical patent/JPH0650483Y2/ja
Publication of JPH0413002U publication Critical patent/JPH0413002U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0650483Y2 publication Critical patent/JPH0650483Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Socks And Pantyhose (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は冬季等の寒冷期において着用するくつ下に関
し、さらに詳細には、主として寒冷期におけるかかとの
カサカサやヒビワレ等の荒れを防止するために着用する
くつ下に関するものである。
(従来の技術) 従来のこの種のくつ下としては、表地と裏地が縫合され
た積層構造とされるとともに、この表地と裏地の間にお
いて、かかと部およびこれに連続する足部底面周縁部分
に、薄膜状の合成樹脂製保温シートが介装されてなるも
のがあり、素足の上に直接着用するほか、薄物のくつ下
の外側に重ね履きして着用することによって、かかとを
保温してその湿潤状態を保つようにされていた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、このような構造では以下に列挙するよう
な種々の問題点があり、その改良が要望されていた。
(1)構造が複雑であるため、その縫製作業に熟練を要
するとともに製造工程数も多く、これがため、生産性が
悪くて多量生産に適さず、製造コストの上昇を招いてい
た。
(2)積層構造であるため厚さ寸法が大きく、外出用と
しては不向きで、もっぱら家庭用としてのみ着用可能で
あり、汎用性に乏しかった。
(3)保温シートは、その縁部のみが表地および裏地と
縫合されており、これがため、裏地との間に存在する空
間によって、保温シートによる保温効果が減殺されてい
た。
本考案は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので
あって、保温効果が高く、構造簡単で安価に製造でき、
しかも、家庭用のみならず外出用としても着用可能な構
造を備えたくつ下を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案のくつ下は、使用者の
足に接触しない外表面側に、連続状の保温被膜層と散点
状のずれ防止層とが形成されてなり、別のくつ下を外側
に重ね履きする内側くつ下であって、前記保温被膜層
は、足先部と足底中央部とを除いて踵部全体と足底周縁
部とを覆う幅太U字形に形成されており、前記ずれ防止
層は、前記足先部に形成されており、前記保温被膜層及
びずれ防止層は、塩化ビニル層からなり、使用時に、前
記保温被膜層によって保温効果が発揮され、前記ずれ防
止層によって重ね履きした外側のくつ下とのずれが防止
されることを特徴としている。
また、保温被膜層及びずれ防止層は、塩化ビニルに抗
菌、防臭、芳香材料などが混合された被膜層としても良
い。
(作用) 本考案のくつ下を、直接素足の上に履き、さらにこの上
に他のくつ下を重ね履きすることにより、塩化ビニルな
どからなる保温被膜層に対応する足の部位が保温される
とともに、その湿潤性が保たれる。この場合、保温被膜
層は、くつ下の生地に密着状に形成されているため、十
分な保温効果が発揮される。また、外側に重ね履きする
他のくつ下を薄手のものにすれば、靴などを履くことも
可能で、外出用としての着用も可能となる。
保温被膜層の主材料である塩化ビニル等に、抗菌、防
臭、芳香等の作用をなす材料を混合することにより、本
来の保温効果に加えて、種々の所望の効果も発揮され得
る。
また、足部とつま先部との底面部分に、ずれ止め部が散
点状に形成されていれば、その外側に重ね履きする他の
くつ下とのズレが有効に防止される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明する。
実施例1 本考案に係るくつ下を第1図および第2図に示し、この
くつ下1は、第3図に示すように、他のくつ下2と重ね
履きする形式のものであって、スポーツソックス形状と
されたくつ下本体1aの一部表面部分に、保温被膜層3と
ずれ止め部4が設けられている。なお、外側に重ね履き
するくつ下2は一般市販のものである。
くつ下本体1aは、一般的な素材および方法で編成された
もので、口ゴム部5、身部6、かかと部7、足部8およ
びつま先部9からなる。
保温被膜層3は、図示のごとく、かかと部7と足部8の
底面周縁部分の前後方向ほぼ全長にわたって、連続状に
形成されている。これにより、角質化等に起因して荒れ
易い素足10のかかとおよび足裏周縁部分全体が、上記保
温被膜層3により被覆されるとともに、その他の足裏部
分に対する通気性が確保される。
保温被膜層3の材質としては、くつ下本体1aの通気を遮
断しうるとともに、くつ下本体1aの素材と整合しうるも
のが好適であり、図示例においては塩化ビニルが使用さ
れている。また、所望により、この塩化ビニルに、抗菌
剤、防臭剤、芳香剤あるいは遠赤外線セラミック等を適
宜混合することにより、本来の保温作用に加えて、さら
に抗菌作用、防臭作用、芳香作用あるいは保温助長作用
を付加することもできる。
ずれ止め部4は、外側に重ね履きするくつ下2とのズレ
を防止するためのもので、上記保温被膜層3と同一材料
からなる。該ずれ止め部4は、足部8とつま先部9との
底面部分に設けられるとともに、その形状が散点状とさ
れて、この部位の通気性が確保されている。
しかして、以上のように構成されたくつ下1は、第3図
に示すように素足10の上に直接履くとともに、この上か
らさらにくつ下2を重ね履きして着用する。すると、素
足10のかかとおよび足裏周縁部分は、保温被膜層3の断
熱保温作用による発汗効果により、くつ下着用後短時間
で湿潤され、これにより、角質化等に起因するカサカサ
やヒビワレ等の荒れが有効に防止または解消される。
なお、上記くつ下1を家庭で着用する場合には、外側に
重ね履きするくつ下2としては厚手のものが保温効果も
高く最適であり、一方、外出用として着用する場合に
は、くつ下2を薄手のものにすることにより靴などを履
くことができる。
実施例2 本例は第4図に示し、保温被覆層3の形成範囲を若干変
更するとともに、外側に履くくつ下2と一体化したもの
である。
すなわち、本例のくつ下1は、寒冷期における足の荒れ
がそれほど激しくない人に適する構造を備えたもので、
上記保温被膜層3は、かかと部7と足部8の底面周縁部
分の後ろ側半分にわたって、連続状に形成されている。
また、くつ下1のつま先部9には、くつ下2のつま先部
11が表裏反転状態で縫合されるとともに、これら両くつ
下2は同一形状とされている。そして、くつ下2が二点
鎖線で示すように折り返されて、くつ下1の外側に被覆
状とされ、これにより両者1,2が一体化された2重構造
とされている。
その他の構造および作用は実施例1と同様である。
なお、本考案は図示例に限定されることなく、種々の設
計変更が可能である。例えば、本考案は実施例1や実施
例2のようなスポーツソックス形状のくつ下のほか、外
側に重ね履きするくつ下2の形状に対応させて、ハイソ
ックス形状など他の形状のくつ下にも適用することがで
き、紳士用・婦人用の別も問わない。
また、保温被膜層3の形成範囲も、実施例1および実施
例2のものに限定されず、最も角質化して荒れ易い素足
10のかかとに対応するかかと部7のほか、需要者の要望
に応じて適宜設定される。
保温被膜層3の構成材料も塩化ビニルに限定されず、同
様な性質を有する他の材料を使用することも可能であ
る。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案によれば、以下に列挙する
すぐれた効果が得られ、実用上きわめて有用である。
(1)少なくともかかと部の表面側に、塩化ビニルなど
からなる保温被膜層が形成されているから、本考案のく
つ下を、直接素足の上に履き、さらにこの上に他のくつ
下を重ね履きすることにより、上記保温被膜層に対応す
る足の部位が十分に保温されるとともに、その湿潤性が
保たれる。これにより、角質化等によるかかとのカサカ
サやヒビワレなどの荒れが、迅速かつ有効に防止され、
ないしは解消される。
しかも、上記保温被膜層はくつ下の生地に密着状とされ
ているため、上記保温・湿潤機能は、従来のこの種のく
つ下に比較して、より迅速かつ確実に発揮され、かかと
の荒れ防止効果もはるかに高いものとなることが実験的
に判明している。
(2)くつ下のかかと部を含めた表面側一部に、保温被
膜層が形成されるというきわめて簡単な構造であるた
め、くつ下本体の形状を特別仕様とする必要が全くな
く、一般市販のものも利用でき、しかも、保温被膜層の
形成も単一工程でかつきわめて簡単に行える。
したがって、縫製作業等の熟練工による手作業を要する
ことがなく、生産性が高くて機械製造による多量生産に
適し、これにより、製造コストひいては製品コストの大
幅な低減化が可能である。
(3)外側に他のくつ下を重ね履きする形式のものであ
るから、外側に重ね履きするくつ下を適宜選択すること
により、家庭用としてのみならず、従来不可能であった
外出用としても着用可能であり、汎用性に富む。
(4)保温被膜層が、かかと部と、足部の底面周縁部分
との表面側に連続状に形成されていれば、足の角質化が
激しく、荒れ易い人にも大きな効果が発揮されうる。
(5)保温被膜層の主材料として塩化ビニルを使用し、
さらにこれに抗菌、防臭、芳香等の作用をなす材料が混
合されていれば、本来の保温効果に加えて他の効果も付
加することができる。
(6)足部とつま先部との底面部分に、保温被膜層と同
一材料からなるずれ止め部が散点状に形成されている
と、その外側に重ね履きする他のくつ下との相対的なズ
レが有効に防止され、2重構造にもかかわらず、違和感
のない快いフィット感が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る実施例1のくつ下の側面図、第2
図は同くつ下を素足に着用した状態を示す斜視図、第3
図は同くつ下の上に他のくつ下を重ね履きする前の状態
を示す側面図、第4図は本考案に係る実施例2のくつ下
で、その外側に履く他のくつ下と一体構造にした状態を
示す側面図である。 1……本考案のくつ下、1a……くつ下本体、2……外側
に重ね履きするくつ下、3……保温被膜層、4……ずれ
止め部、7……かかと部、8……足部、9……つま先
部、10……素足

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】使用者の足に接触しない外表面側に、連続
    状の保温被膜層と散点状のずれ防止層とが形成されてな
    り、別のくつ下を外側に重ね履きする内側くつ下であっ
    て、 前記保温被膜層は、足先部と足底中央部とを除いて踵部
    全体と足底周縁部とを覆う幅太U字形に形成されてお
    り、 前記ずれ防止層は、前記足先部に形成されており、 前記保温被膜層及びずれ防止層は、塩化ビニル層からな
    り、 使用時に、前記保温被膜層によって保温効果が発揮さ
    れ、前記ずれ防止層によって重ね履きした外側のくつ下
    とのずれが防止されることを特徴とする内側くつ下。
  2. 【請求項2】使用者の足に接触しない外表面側に、連続
    状の保温被膜層と散点状のずれ防止層とが形成されてな
    り、外側には別のくつ下を重ね履きする内側くつ下であ
    って、 前記保温被膜層は、足先部と足底中央部とを除いて踵部
    全体と足底周縁部とを覆う幅太U字形に形成されてお
    り、 前記ずれ防止層は、前記足先部に形成されており、 前記保温被膜層及びずれ防止層は、塩化ビニルに抗菌、
    防臭、芳香材料などが混合された被膜層からなり、 使用時に、前記保温被膜層によって保温効果が発揮さ
    れ、前記ずれ防止層によって重ね履きした外側のくつ下
    とのずれが防止されると共に、抗菌、防臭、芳香効果も
    発揮されることを特徴とする内側くつ下。
JP1990049187U 1990-05-12 1990-05-12 内側くつ下 Expired - Lifetime JPH0650483Y2 (ja)

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JPH0413002U JPH0413002U (ja) 1992-02-03
JPH0650483Y2 true JPH0650483Y2 (ja) 1994-12-21

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Family Cites Families (5)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5392432U (ja) * 1976-12-22 1978-07-28
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JPH02115506U (ja) * 1989-02-28 1990-09-17

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