JPH0650379A - 防振装置 - Google Patents
防振装置Info
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- JPH0650379A JPH0650379A JP4203893A JP20389392A JPH0650379A JP H0650379 A JPH0650379 A JP H0650379A JP 4203893 A JP4203893 A JP 4203893A JP 20389392 A JP20389392 A JP 20389392A JP H0650379 A JPH0650379 A JP H0650379A
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- Japan
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- passage
- liquid chamber
- vibration
- sub
- diaphragm
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F13/00—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
- F16F13/04—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
- F16F13/26—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper characterised by adjusting or regulating devices responsive to exterior conditions
- F16F13/28—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper characterised by adjusting or regulating devices responsive to exterior conditions specially adapted for units of the bushing type
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 開閉部材の駆動を煩雑にするとことなく、異
なった周波数帯域の振動を有効に吸収できる防振装置を
得る。 【構成】 外筒16及び内筒12の内部に主液室28、
第1のダイヤフラム22によって拡縮可能とされた第1
の副液室30、及び第1のダイヤフラムよりも高剛性と
された第2のダイヤフラム24によって拡縮可能とされ
た第2の副液室40が設けられている。主液室28と第
1の副液室30とを常に連通する通路34、主液室28
と第1の副液室とを連通する通路32、及び主液室28
と第2の制限通路を連通する通路36が設けられてい
る。ロータ52が通路32を閉止し通路36を開放する
状態に配置されている場合、通路34を通過する際の抵
抗及び液柱共振によって低周波を吸収できると共に通路
36内で液体が液柱共振することにより高周波を吸収で
きるため、低周波と高周波が交互に発生しても、ロータ
52を第1の状態に保持すればよい。
なった周波数帯域の振動を有効に吸収できる防振装置を
得る。 【構成】 外筒16及び内筒12の内部に主液室28、
第1のダイヤフラム22によって拡縮可能とされた第1
の副液室30、及び第1のダイヤフラムよりも高剛性と
された第2のダイヤフラム24によって拡縮可能とされ
た第2の副液室40が設けられている。主液室28と第
1の副液室30とを常に連通する通路34、主液室28
と第1の副液室とを連通する通路32、及び主液室28
と第2の制限通路を連通する通路36が設けられてい
る。ロータ52が通路32を閉止し通路36を開放する
状態に配置されている場合、通路34を通過する際の抵
抗及び液柱共振によって低周波を吸収できると共に通路
36内で液体が液柱共振することにより高周波を吸収で
きるため、低周波と高周波が交互に発生しても、ロータ
52を第1の状態に保持すればよい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のエンジンマウン
ト等に用いられ、振動発生部からの振動を減衰吸収する
防振装置に関する。
ト等に用いられ、振動発生部からの振動を減衰吸収する
防振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のエンジンにはエンジンと車体と
の間にエンジンマウントとしての防振装置が配設され、
この防振装置によってエンジンの振動が車体に伝達され
るのを阻止するようになっている。
の間にエンジンマウントとしての防振装置が配設され、
この防振装置によってエンジンの振動が車体に伝達され
るのを阻止するようになっている。
【0003】この種の防振装置として、シェイク振動
(例えば、周波数15Hz未満の振動)を吸収する第1
の制限通路、第1の制限通路よりも通過抵抗が小さくさ
れ低い周波数帯域のアイドル振動(例えば、周波数15
〜30Hzの振動)を吸収するための第2の制限通路、
及び第2の制限通路よりも通過抵抗が小さくされ高い周
波数帯域のこもり音(例えば、60〜200Hzの振
動)を吸収する第3の制限通路が設けられた防振装置が
知られている。
(例えば、周波数15Hz未満の振動)を吸収する第1
の制限通路、第1の制限通路よりも通過抵抗が小さくさ
れ低い周波数帯域のアイドル振動(例えば、周波数15
〜30Hzの振動)を吸収するための第2の制限通路、
及び第2の制限通路よりも通過抵抗が小さくされ高い周
波数帯域のこもり音(例えば、60〜200Hzの振
動)を吸収する第3の制限通路が設けられた防振装置が
知られている。
【0004】この防振装置では、制御手段によって制御
される開閉部材が設けられ、この開閉部材は、振動発生
部によって発生する振動周波数に応じて、第2の制限通
路を閉止し第3の制限通路を開放する第1の状態、第3
の制限通路を閉止し第2の制限通路を開放する第2の状
態、第2の制限通路及び第3の制限通路を閉止する第3
の状態となるように制御手段によって制御される。
される開閉部材が設けられ、この開閉部材は、振動発生
部によって発生する振動周波数に応じて、第2の制限通
路を閉止し第3の制限通路を開放する第1の状態、第3
の制限通路を閉止し第2の制限通路を開放する第2の状
態、第2の制限通路及び第3の制限通路を閉止する第3
の状態となるように制御手段によって制御される。
【0005】上記防振装置では、振動発生部によって低
い周波数帯域のアイドル振動が発生している場合には、
開閉部材が第2の状態とされる。この状態では、液体が
第2の制限通路を通して主液室と副液室とを行き来す
る。したがって、振動発生部によって発した振動は、液
体が第2の制限通路内で液柱共振することにより吸収さ
れる。
い周波数帯域のアイドル振動が発生している場合には、
開閉部材が第2の状態とされる。この状態では、液体が
第2の制限通路を通して主液室と副液室とを行き来す
る。したがって、振動発生部によって発した振動は、液
体が第2の制限通路内で液柱共振することにより吸収さ
れる。
【0006】一方、振動発生部によって高い周波数帯域
の振動が発生した場合には、開閉部材が第1の状態とさ
れる。この状態では、液体が第3の制限通路を通して主
液室と副液室とを行き来する。したがって、振動発生部
によって発した振動は、液体が第3の制限通路内で液柱
共振することにより吸収される。
の振動が発生した場合には、開閉部材が第1の状態とさ
れる。この状態では、液体が第3の制限通路を通して主
液室と副液室とを行き来する。したがって、振動発生部
によって発した振動は、液体が第3の制限通路内で液柱
共振することにより吸収される。
【0007】また、振動発生部によってシェイク振動が
発生した場合には、開閉部材が第3の状態とされる。こ
の状態では、液体が第1の制限通路を通して主液室と副
液室とを行き来する。したがって、振動発生部によって
発した振動は、液体が第1の制限通路を通過する際の抵
抗及び液柱共振により吸収される。
発生した場合には、開閉部材が第3の状態とされる。こ
の状態では、液体が第1の制限通路を通して主液室と副
液室とを行き来する。したがって、振動発生部によって
発した振動は、液体が第1の制限通路を通過する際の抵
抗及び液柱共振により吸収される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動車のエ
ンジンにおいて、例えばこもり音とシェイク振動が交互
に繰り返して発生するような場合、制御手段は、車速や
エンジンの回転数等に基づいて、高周波振動であるか、
低周波のうちの比較的周波数帯域の振動であるかを車速
やエンジンの回転数が変化される如に算出し、開閉部材
を第1の状態及び第3の状態に制御しなけらばならず、
開閉部材の制御が煩雑となるという不具合がある。
ンジンにおいて、例えばこもり音とシェイク振動が交互
に繰り返して発生するような場合、制御手段は、車速や
エンジンの回転数等に基づいて、高周波振動であるか、
低周波のうちの比較的周波数帯域の振動であるかを車速
やエンジンの回転数が変化される如に算出し、開閉部材
を第1の状態及び第3の状態に制御しなけらばならず、
開閉部材の制御が煩雑となるという不具合がある。
【0009】また、こもり音とシェイク振動とが短い周
期で繰り返し発生するような場合、この周期に同期させ
て確実に開閉部材を駆動することは困難である。
期で繰り返し発生するような場合、この周期に同期させ
て確実に開閉部材を駆動することは困難である。
【0010】本発明は上記事実を考慮し、開閉部材の駆
動を煩雑にすることなく、異なった周波数帯域の振動を
有効に吸収できる防振装置を得ることにある。
動を煩雑にすることなく、異なった周波数帯域の振動を
有効に吸収できる防振装置を得ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る防振装置
は、振動発生部及び振動受部の一方へ連結される外筒
と、振動発生部及び振動受部の他方へ連結される内筒
と、前記外筒と内筒との間に設けられ振動発生時に変形
する弾性体と、前記弾性体を隔壁の少なくとも一部とし
拡縮可能な主液室と、前記主液室と隔離された第1の副
液室と、前記主液室及び第1の副液室と隔離された第2
の副液室と、前記第1の副液室の隔壁の一部を形成し前
記第1の副液室を拡縮可能とする第1のダイヤフラム
と、前記第2の副液室の隔壁の一部を形成し前記第2の
副液室を拡縮可能とすると共に前記第1のダイヤフラム
よりも液圧に対して高剛性とされた第2のダイヤフラム
と、前記主液室と前記第1の副液室とを各々連通する第
1の制限通路と、前記第1の副液室又は前記第2の副液
室と、前記主液室とを各々連通すると共に前記第1の制
限通路よりも液体の通過抵抗の小さい第2の制限通路
と、前記主液室と前記第2の副液室とを各々連通すると
共に、前記第2の制限通路よりも液体の通過抵抗の小さ
い第3の制限通路と、前記第2の制限通路及び第3の制
限通路を開閉可能な開閉部材と、前記振動発生部による
振動の周波数に応じて前記第2の制限通路を閉止し前記
第3の制限通路を開放する第1の状態、前記第3の制限
通路を閉止し前記第2の制限通路を開放する第2の状態
に前記開閉部材を駆動する駆動手段と、を有することを
特徴としている。
は、振動発生部及び振動受部の一方へ連結される外筒
と、振動発生部及び振動受部の他方へ連結される内筒
と、前記外筒と内筒との間に設けられ振動発生時に変形
する弾性体と、前記弾性体を隔壁の少なくとも一部とし
拡縮可能な主液室と、前記主液室と隔離された第1の副
液室と、前記主液室及び第1の副液室と隔離された第2
の副液室と、前記第1の副液室の隔壁の一部を形成し前
記第1の副液室を拡縮可能とする第1のダイヤフラム
と、前記第2の副液室の隔壁の一部を形成し前記第2の
副液室を拡縮可能とすると共に前記第1のダイヤフラム
よりも液圧に対して高剛性とされた第2のダイヤフラム
と、前記主液室と前記第1の副液室とを各々連通する第
1の制限通路と、前記第1の副液室又は前記第2の副液
室と、前記主液室とを各々連通すると共に前記第1の制
限通路よりも液体の通過抵抗の小さい第2の制限通路
と、前記主液室と前記第2の副液室とを各々連通すると
共に、前記第2の制限通路よりも液体の通過抵抗の小さ
い第3の制限通路と、前記第2の制限通路及び第3の制
限通路を開閉可能な開閉部材と、前記振動発生部による
振動の周波数に応じて前記第2の制限通路を閉止し前記
第3の制限通路を開放する第1の状態、前記第3の制限
通路を閉止し前記第2の制限通路を開放する第2の状態
に前記開閉部材を駆動する駆動手段と、を有することを
特徴としている。
【0012】
【作用】本発明に係る防振装置では、主液室、第1の副
液室及び第2の副液室が設けられ、主液室と第1の副液
室とが第1の制限通路によって連通されている。また、
第1の副液室又は第2の副液室と、主液室とが第2の制
限通路によって連通されており、主液室と第2の副液室
とが第3の制限通路によって連通されている。
液室及び第2の副液室が設けられ、主液室と第1の副液
室とが第1の制限通路によって連通されている。また、
第1の副液室又は第2の副液室と、主液室とが第2の制
限通路によって連通されており、主液室と第2の副液室
とが第3の制限通路によって連通されている。
【0013】振動発生部によって低周波のうちの比較的
高い周波数帯域の振動が発生すると、駆動手段によって
開閉部材が第2の状態、すなわち、第3の制限通路を閉
止し、第2の制限通路を開放する状態にされる。この状
態では、第1の制限通路は目詰まり状態とされるが、液
体は第1の制限通路よりも通過抵抗の小さい第2の制限
通路を通して主液室と第1又は第2の副液室とを行き来
し、低周波のうちの比較的高い周波数帯域の振動は、液
体が第2の制限通路内で液柱共振することにより吸収さ
れる。
高い周波数帯域の振動が発生すると、駆動手段によって
開閉部材が第2の状態、すなわち、第3の制限通路を閉
止し、第2の制限通路を開放する状態にされる。この状
態では、第1の制限通路は目詰まり状態とされるが、液
体は第1の制限通路よりも通過抵抗の小さい第2の制限
通路を通して主液室と第1又は第2の副液室とを行き来
し、低周波のうちの比較的高い周波数帯域の振動は、液
体が第2の制限通路内で液柱共振することにより吸収さ
れる。
【0014】振動発生部によって高周波振動が発生する
と、駆動手段によって開閉部材が第1の状態、すなわ
ち、第2の制限通路を閉止し、第3の制限通路を開放す
る状態にされる。この状態では、第1の制限通路は目詰
まり状態とされるが、液体は第1の制限通路よりも通過
抵抗の小さい第3の制限通路を通して主液室と第2の副
液室とを行き来するようになり、第2の副液室は、第1
のダイヤフラムよりも液圧に対して高剛性の第2のダイ
ヤムラムが変形することにより拡縮される。これによ
り、高周波振動は、液体が第3の制限通路内で液柱共振
することにより吸収される。
と、駆動手段によって開閉部材が第1の状態、すなわ
ち、第2の制限通路を閉止し、第3の制限通路を開放す
る状態にされる。この状態では、第1の制限通路は目詰
まり状態とされるが、液体は第1の制限通路よりも通過
抵抗の小さい第3の制限通路を通して主液室と第2の副
液室とを行き来するようになり、第2の副液室は、第1
のダイヤフラムよりも液圧に対して高剛性の第2のダイ
ヤムラムが変形することにより拡縮される。これによ
り、高周波振動は、液体が第3の制限通路内で液柱共振
することにより吸収される。
【0015】また、振動発生部によって低周波のうちの
比較的低い周波数帯域の振動が発生すると、開閉部材は
第1の状態が維持されたままとされる。この場合、第2
のダイヤフラムは、第1のダイヤフラムよりも液圧に対
して高剛性とされているので、第2のダイヤフラムの変
形による第2の副液室の拡縮は抑えられ、液体は、第3
の制限通路よりも通過抵抗の大きい第1の制限通路を通
して主液室と第1の副液室との間を行き来し、低周波の
うちの比較的低い周波数帯域の振動は、液体が第1の制
限通路を通過する際の抵抗及び液柱共振により吸収され
る。この場合において、振動発生部によって、再び高周
波振動が発生した場合には、開閉部材は、依然として第
1の状態に維持され、上記の如く、高周波振動は、液体
が第3の制限通路内で液柱共振することにより吸収され
る。
比較的低い周波数帯域の振動が発生すると、開閉部材は
第1の状態が維持されたままとされる。この場合、第2
のダイヤフラムは、第1のダイヤフラムよりも液圧に対
して高剛性とされているので、第2のダイヤフラムの変
形による第2の副液室の拡縮は抑えられ、液体は、第3
の制限通路よりも通過抵抗の大きい第1の制限通路を通
して主液室と第1の副液室との間を行き来し、低周波の
うちの比較的低い周波数帯域の振動は、液体が第1の制
限通路を通過する際の抵抗及び液柱共振により吸収され
る。この場合において、振動発生部によって、再び高周
波振動が発生した場合には、開閉部材は、依然として第
1の状態に維持され、上記の如く、高周波振動は、液体
が第3の制限通路内で液柱共振することにより吸収され
る。
【0016】すなわち、本発明に係る防振装置では、振
動発生部によって高周波振動と、低周波のうちの比較的
低い周波数帯域の振動とが交互に発生しても開閉部材を
第1の状態に保持した状態で高周波振動及び低周波のう
ちの比較的低い周波数帯域の振動を吸収できる。したが
って、高周波振動と、低周波のうちの比較的低い周波数
帯域の振動が交互に発生するような場合であっても開閉
部材をその都度駆動する必要がないので、開閉部材の制
御が煩雑になることはない。
動発生部によって高周波振動と、低周波のうちの比較的
低い周波数帯域の振動とが交互に発生しても開閉部材を
第1の状態に保持した状態で高周波振動及び低周波のう
ちの比較的低い周波数帯域の振動を吸収できる。したが
って、高周波振動と、低周波のうちの比較的低い周波数
帯域の振動が交互に発生するような場合であっても開閉
部材をその都度駆動する必要がないので、開閉部材の制
御が煩雑になることはない。
【0017】
【実施例】以下に本発明の第1実施例に係る防振装置を
図1乃至図3にしたがって説明する。
図1乃至図3にしたがって説明する。
【0018】図3に示す如く、防振装置10は図示しな
い振動受部としての車体への取付用とされる取付フレー
ム11の環状部分11Aに外筒16が挿入された状態で
取付けられている。防振装置10は、円筒形状の内筒1
2を備えており、内筒12と平行軸的に円筒形状の外筒
16が配設されている。本実施例では内筒12は振動発
生部としての図示しないエンジンに連結されている。
い振動受部としての車体への取付用とされる取付フレー
ム11の環状部分11Aに外筒16が挿入された状態で
取付けられている。防振装置10は、円筒形状の内筒1
2を備えており、内筒12と平行軸的に円筒形状の外筒
16が配設されている。本実施例では内筒12は振動発
生部としての図示しないエンジンに連結されている。
【0019】外筒16の内側には薄肉ゴム層13が加硫
接着されている。この薄肉ゴム層13の一部は外筒16
の内周面から離れた第1のダイヤフラム22とされてい
る。また、外筒16内には中間ブロック17、18が挿
入されている。
接着されている。この薄肉ゴム層13の一部は外筒16
の内周面から離れた第1のダイヤフラム22とされてい
る。また、外筒16内には中間ブロック17、18が挿
入されている。
【0020】図1に示す如く、中間ブロック18は外筒
16の軸方向から見て略半円形のブロック形状とされて
いる。この中間ブロック18の外周面は薄肉ゴム層13
の内周面へ密着している。図3に示す如く、中間ブロッ
ク17は軸方向両端部にフランジ部17Aが形成されて
外周面が薄肉ゴム層13へ密着されており、各々のフラ
ンジ部17A間に中間ブロック18が嵌入されている。
図1に示す如く、この中間ブロック17は中間ブロック
18に面した中央部に切欠部17Bが形成され、内筒1
2が貫通している。この内筒12には、中間ブロック1
7との間に本体ゴム14が掛け渡されている。これによ
って内筒12は外筒16と相対移動可能となっている。
16の軸方向から見て略半円形のブロック形状とされて
いる。この中間ブロック18の外周面は薄肉ゴム層13
の内周面へ密着している。図3に示す如く、中間ブロッ
ク17は軸方向両端部にフランジ部17Aが形成されて
外周面が薄肉ゴム層13へ密着されており、各々のフラ
ンジ部17A間に中間ブロック18が嵌入されている。
図1に示す如く、この中間ブロック17は中間ブロック
18に面した中央部に切欠部17Bが形成され、内筒1
2が貫通している。この内筒12には、中間ブロック1
7との間に本体ゴム14が掛け渡されている。これによ
って内筒12は外筒16と相対移動可能となっている。
【0021】本体ゴム14は中間ブロック18の頂面と
加硫接着されているが、中間部の一部に、中間ブロック
18との間に主液室28を形成する切欠部14Aが形成
されている。また中間ブロック17のフランジ部17A
間に、内周面が中間ブロック17によって外周面が薄肉
ゴム層13及び第1のダイヤフラム22によって区画さ
れた第1の副液室30が形成されている。これらの主液
室28、第1の副液室30には、水、オイル等の液体が
充填されている。
加硫接着されているが、中間部の一部に、中間ブロック
18との間に主液室28を形成する切欠部14Aが形成
されている。また中間ブロック17のフランジ部17A
間に、内周面が中間ブロック17によって外周面が薄肉
ゴム層13及び第1のダイヤフラム22によって区画さ
れた第1の副液室30が形成されている。これらの主液
室28、第1の副液室30には、水、オイル等の液体が
充填されている。
【0022】中間ブロック18には主液室28に面し、
かつ外筒16の半径方向に円孔44が形成されている。
また、中間ブロック18には、円孔44の半径方向外方
へ向けて通路32及び通路36が設けられている。通路
32は一端が円孔44を形成する側面と連通され、他端
が中間ブロック18の外周面に形成された通路33と連
通されている。通路33は第1の副液室30と連通され
ている。
かつ外筒16の半径方向に円孔44が形成されている。
また、中間ブロック18には、円孔44の半径方向外方
へ向けて通路32及び通路36が設けられている。通路
32は一端が円孔44を形成する側面と連通され、他端
が中間ブロック18の外周面に形成された通路33と連
通されている。通路33は第1の副液室30と連通され
ている。
【0023】通路36は一端が円孔44を形成する側面
と連通され、他端が中間ブロック18の外周面で開口し
ており、この開口18Aは、図1及び図2に示す如く、
外筒16の周壁に貫通形成された円孔16A、及び取付
フレーム11における環状部11Aの周壁に円孔16A
と同軸的に貫通形成された円孔11Bに薄肉ゴム層13
を介して対向している。図1に示す如く、薄肉ゴム層1
3は、外筒16の貫通孔16Aと対向する部位が厚肉と
され第2のダイヤフラム24とされている。この第2の
ダイヤフラム24は通路36の開口18Aを閉止してい
る。第2のダイヤフラム24は、第1のダイヤフラム2
2よりも液圧に対して高剛性とされている。
と連通され、他端が中間ブロック18の外周面で開口し
ており、この開口18Aは、図1及び図2に示す如く、
外筒16の周壁に貫通形成された円孔16A、及び取付
フレーム11における環状部11Aの周壁に円孔16A
と同軸的に貫通形成された円孔11Bに薄肉ゴム層13
を介して対向している。図1に示す如く、薄肉ゴム層1
3は、外筒16の貫通孔16Aと対向する部位が厚肉と
され第2のダイヤフラム24とされている。この第2の
ダイヤフラム24は通路36の開口18Aを閉止してい
る。第2のダイヤフラム24は、第1のダイヤフラム2
2よりも液圧に対して高剛性とされている。
【0024】通路36は、長手方向(液体の通過方向)
と直交する方向における断面積(以下、通路断面積と呼
ぶ)が通路32の通路断面積よりも小さく形成されてお
り、さらに、通路36は、長手方向寸法が通路32より
も短くされて通過抵抗が通路32よりも大きくされてい
る。本実施例では、通路32は、低周波のうちの比較的
高い周波数帯域の振動(アイドル振動)を吸収できるよ
うな通路断面積に形成されており、通路36は、高周波
の振動(こもり音)を有効に吸収できるような通路断面
積に形成されている。
と直交する方向における断面積(以下、通路断面積と呼
ぶ)が通路32の通路断面積よりも小さく形成されてお
り、さらに、通路36は、長手方向寸法が通路32より
も短くされて通過抵抗が通路32よりも大きくされてい
る。本実施例では、通路32は、低周波のうちの比較的
高い周波数帯域の振動(アイドル振動)を吸収できるよ
うな通路断面積に形成されており、通路36は、高周波
の振動(こもり音)を有効に吸収できるような通路断面
積に形成されている。
【0025】前記円孔44には、前記ロータ52が挿入
されている。このロータ52は一部が外筒16を貫通し
ており、外筒16の外周に取りつけられるモータ48の
駆動力を受けて回転できるようになっている。モータ4
8は制御手段46に接続されている。制御手段46に
は、車速を検出する車速センサ43及びエンジンの回転
数を検出するエンジン回転数センサ45が接続されてい
る。なお、中間ブロック18には、ロータ52の抜け止
め用としての環状座金21が円孔44の開口部にねじ2
1Aによってねじ止めされている。
されている。このロータ52は一部が外筒16を貫通し
ており、外筒16の外周に取りつけられるモータ48の
駆動力を受けて回転できるようになっている。モータ4
8は制御手段46に接続されている。制御手段46に
は、車速を検出する車速センサ43及びエンジンの回転
数を検出するエンジン回転数センサ45が接続されてい
る。なお、中間ブロック18には、ロータ52の抜け止
め用としての環状座金21が円孔44の開口部にねじ2
1Aによってねじ止めされている。
【0026】前記ロータ52は主液室28に面する先端
部が円筒形状とされており、円筒周面の一部に貫通孔5
4が形成されている。貫通孔54はロータ52の回転位
置によって図1に示す如く通路32のみの連通状態(第
2の状態)、図2に示す如く通路36のみの連通状態
(図1の状態)となるような位置に配置されるようにな
っている。
部が円筒形状とされており、円筒周面の一部に貫通孔5
4が形成されている。貫通孔54はロータ52の回転位
置によって図1に示す如く通路32のみの連通状態(第
2の状態)、図2に示す如く通路36のみの連通状態
(図1の状態)となるような位置に配置されるようにな
っている。
【0027】また、中間ブロック18には、通路34が
形成されている。通路34の通路断面積は、通路32、
36よりも小さくされており、長手方向(液体の通過方
向)長さは通路32、36の長手方向長さよりも長くさ
れ、通路34の通過抵抗は、通路32、36よりも大き
く設定されている。これにより、通路34は、低周波の
うちの比較的低い周波数帯域の振動(シェイク振動)を
有効に吸収できるようになっている。
形成されている。通路34の通路断面積は、通路32、
36よりも小さくされており、長手方向(液体の通過方
向)長さは通路32、36の長手方向長さよりも長くさ
れ、通路34の通過抵抗は、通路32、36よりも大き
く設定されている。これにより、通路34は、低周波の
うちの比較的低い周波数帯域の振動(シェイク振動)を
有効に吸収できるようになっている。
【0028】通路34は、その一端部34Aが、中間ブ
ロック18の主液室に対応する面で開口して、主液室2
8と連通しており、他端部34Bを介して第1の副液室
30と連通している。通路34は、一端部34Aから図
1下方へ延出されて、中間ブロック18を貫通し、さら
に延出端が中間ブロック18の外周周縁部に沿って延出
され他端部34Bまで延出されている。
ロック18の主液室に対応する面で開口して、主液室2
8と連通しており、他端部34Bを介して第1の副液室
30と連通している。通路34は、一端部34Aから図
1下方へ延出されて、中間ブロック18を貫通し、さら
に延出端が中間ブロック18の外周周縁部に沿って延出
され他端部34Bまで延出されている。
【0029】ロータ52の貫通孔54によって通路36
が連通されロータ52の周壁によって通路32が閉止さ
れた図2の状態では、通路36はロータ52内部を介し
て主液室28と連通する第2の副液室40を構成してお
り、液体が円孔44及び通路36を行き来すると、第2
のダイヤフラム24が変形されて第2の副液室40が拡
縮するようになっている。なお、このときのロータ52
内部は、こもり音を吸収する制限通路としての機能を発
揮する。
が連通されロータ52の周壁によって通路32が閉止さ
れた図2の状態では、通路36はロータ52内部を介し
て主液室28と連通する第2の副液室40を構成してお
り、液体が円孔44及び通路36を行き来すると、第2
のダイヤフラム24が変形されて第2の副液室40が拡
縮するようになっている。なお、このときのロータ52
内部は、こもり音を吸収する制限通路としての機能を発
揮する。
【0030】なお第1のダイヤフラム22と外筒16と
の間は空気室とされて必要に応じて外部と連通される。
の間は空気室とされて必要に応じて外部と連通される。
【0031】以下に第1実施例の作用を説明する。アイ
ドリング時や車速が5キロ程度の場合には、低周波のう
ち比較的高い周波数帯域の振動(アイドル振動)が生じ
る。制御手段46は車速センサ43及びエンジン回転数
センサ45により現在発生している振動がアイドル振動
か否かを判断する。アイドル振動が発生していると判断
された場合には、ロータ52が貫通孔54により通路3
2が連通状態にされかつロータ52の外周面により通路
36が非連通状態となる位置(図1の位置)に至るよう
にモータ48が制御される。この結果、液体は通路32
を通って主液室28と第1の副液室30を行き来し、通
路32内で液柱共振してアイドル振動が吸収される。
ドリング時や車速が5キロ程度の場合には、低周波のう
ち比較的高い周波数帯域の振動(アイドル振動)が生じ
る。制御手段46は車速センサ43及びエンジン回転数
センサ45により現在発生している振動がアイドル振動
か否かを判断する。アイドル振動が発生していると判断
された場合には、ロータ52が貫通孔54により通路3
2が連通状態にされかつロータ52の外周面により通路
36が非連通状態となる位置(図1の位置)に至るよう
にモータ48が制御される。この結果、液体は通路32
を通って主液室28と第1の副液室30を行き来し、通
路32内で液柱共振してアイドル振動が吸収される。
【0032】また、車速が上がり例えば時速40〜70
キロで走行されているような場合には、高周波数帯域の
振動(こもり音)が発生する。制御手段46は車速セン
サ43及びエンジン回転数センサ45によりこもり音が
発生しているか否かを判断する。こもり音が発生してい
ると判断された場合には、ロータ52が貫通孔54によ
り通路36が連通状態にされかつロータ52の外周面に
より通路32が非連通状態となる位置(図2の位置)に
至るようにモータ48が制御される。
キロで走行されているような場合には、高周波数帯域の
振動(こもり音)が発生する。制御手段46は車速セン
サ43及びエンジン回転数センサ45によりこもり音が
発生しているか否かを判断する。こもり音が発生してい
ると判断された場合には、ロータ52が貫通孔54によ
り通路36が連通状態にされかつロータ52の外周面に
より通路32が非連通状態となる位置(図2の位置)に
至るようにモータ48が制御される。
【0033】この状態では、こもり音が発生しているた
め、通過抵抗の大きい通路34は目詰まり状態にされて
おり、液体は、ロータ52内を介して主液室28と第2
の副液室40との間を行き来するように、すなわち、第
2のダイヤフラム24が変形されて第2の副液室40が
拡縮されるようになる。そのため、液体がロータ52内
で液柱共振してこもり音が吸収される。
め、通過抵抗の大きい通路34は目詰まり状態にされて
おり、液体は、ロータ52内を介して主液室28と第2
の副液室40との間を行き来するように、すなわち、第
2のダイヤフラム24が変形されて第2の副液室40が
拡縮されるようになる。そのため、液体がロータ52内
で液柱共振してこもり音が吸収される。
【0034】さらに車速が上がり車両が例えば時速70
〜80キロ以上の高速で走行すると、低周波のうちの比
較的低い周波数帯域の振動(シェイク振動)が生じる。
制御手段46は車速センサ43及びエンジン回転数セン
サ45によりシェイク振動か否かを判断する。シェイク
振動が発生していると判断されると、モータ48は駆動
されず、ロータ52は現位置、すなわち、図2の位置に
維持される。この結果、液体は、通路34を通って主液
室28と第1の副液室30を行き来する。この場合、第
2のダイヤフラム24は高剛性とされているので、第2
の副液室40はほとんど拡縮せず、液体の大部分は、通
路34を流れ、液体が通路34を通過する際の抵抗ある
いは液柱共振でシェイク振動が吸収される。 上記実施
例では、ロータ52の貫通孔54が通路36と対向する
位置にある場合、通路36によって主液室28と第2の
副液室40が連通状態となり、また、この状態において
通路34は主液室28と第1の副液室30とを常に連通
状態としているので、ロータ52を駆動することなく、
シェイク振動及び高周波振動を吸収できる。さらに、上
記実施例では、車速が変化される等によりシェイク振動
及びこもり音が発生しても、ロータ52を第1の状態及
び第3の状態に制御する必要がないため、ロータ52の
制御が煩雑になることはない。
〜80キロ以上の高速で走行すると、低周波のうちの比
較的低い周波数帯域の振動(シェイク振動)が生じる。
制御手段46は車速センサ43及びエンジン回転数セン
サ45によりシェイク振動か否かを判断する。シェイク
振動が発生していると判断されると、モータ48は駆動
されず、ロータ52は現位置、すなわち、図2の位置に
維持される。この結果、液体は、通路34を通って主液
室28と第1の副液室30を行き来する。この場合、第
2のダイヤフラム24は高剛性とされているので、第2
の副液室40はほとんど拡縮せず、液体の大部分は、通
路34を流れ、液体が通路34を通過する際の抵抗ある
いは液柱共振でシェイク振動が吸収される。 上記実施
例では、ロータ52の貫通孔54が通路36と対向する
位置にある場合、通路36によって主液室28と第2の
副液室40が連通状態となり、また、この状態において
通路34は主液室28と第1の副液室30とを常に連通
状態としているので、ロータ52を駆動することなく、
シェイク振動及び高周波振動を吸収できる。さらに、上
記実施例では、車速が変化される等によりシェイク振動
及びこもり音が発生しても、ロータ52を第1の状態及
び第3の状態に制御する必要がないため、ロータ52の
制御が煩雑になることはない。
【0035】以下に本発明の第2実施例に係る防振装置
を、その通路36を拡大して示す図4にしたがって説明
する。なお、図中第1実施例と同様の部材は同一の符号
を付して説明を省略する。
を、その通路36を拡大して示す図4にしたがって説明
する。なお、図中第1実施例と同様の部材は同一の符号
を付して説明を省略する。
【0036】本実施例では、第2のダイヤフラム60が
薄肉ゴム層13と別体となっている。すなわち、第2の
ダイヤフラム60は、中間ブロック18の通路36にお
ける開口18A近傍に形成された嵌入孔62に周縁部6
0Aが嵌入され状態で中間ブロック18と薄肉ゴム層1
3との間に挟持されている。これにより、第2のダイヤ
フラム60は、通路36の開口18Aを閉止している。
また、取付フレーム11の環状部11A、外筒16及び
薄肉ゴム層13の各々には、第2のダイヤフラム60と
対向する位置に同軸的に空気抜用の空気孔11C、16
B、13Aが形成されている。
薄肉ゴム層13と別体となっている。すなわち、第2の
ダイヤフラム60は、中間ブロック18の通路36にお
ける開口18A近傍に形成された嵌入孔62に周縁部6
0Aが嵌入され状態で中間ブロック18と薄肉ゴム層1
3との間に挟持されている。これにより、第2のダイヤ
フラム60は、通路36の開口18Aを閉止している。
また、取付フレーム11の環状部11A、外筒16及び
薄肉ゴム層13の各々には、第2のダイヤフラム60と
対向する位置に同軸的に空気抜用の空気孔11C、16
B、13Aが形成されている。
【0037】本実施例の作用は第1実施例と基本的に同
様である。すなわち、低周波のうち比較的高い周波数帯
域の振動(アイドル振動)が生じた場合には、液体が通
路32(図1参照)内で液柱共振してアイドル振動が吸
収される。また、高周波数帯域の振動(こもり音)が発
生した場合には、通路34は目詰まり状態にされ、中間
ブロック18の円孔44(図1参照)、通路36及び第
2のダイヤフラム60とによって主液室28と連通され
た第2の副液室40が形成される。したがって、液体
が、ロータ52内を介して主液室28と第2の副液室4
0との間を行き来することにより第2のダイヤフラム6
0が変形されて第2の副液室40が拡縮されるようにな
り、液体がロータ52内で液柱共振して高周波数帯域の
振動が吸収される。
様である。すなわち、低周波のうち比較的高い周波数帯
域の振動(アイドル振動)が生じた場合には、液体が通
路32(図1参照)内で液柱共振してアイドル振動が吸
収される。また、高周波数帯域の振動(こもり音)が発
生した場合には、通路34は目詰まり状態にされ、中間
ブロック18の円孔44(図1参照)、通路36及び第
2のダイヤフラム60とによって主液室28と連通され
た第2の副液室40が形成される。したがって、液体
が、ロータ52内を介して主液室28と第2の副液室4
0との間を行き来することにより第2のダイヤフラム6
0が変形されて第2の副液室40が拡縮されるようにな
り、液体がロータ52内で液柱共振して高周波数帯域の
振動が吸収される。
【0038】この状態でシェイク振動及びこもり音が交
互に生じても、ロータ52は駆動されることなく、液体
は、シェイク振動及びこもり音の各々に対応して通路3
4、ロータ52内の各々で液柱共振して、シェイク振動
及びこもり音が吸収される。
互に生じても、ロータ52は駆動されることなく、液体
は、シェイク振動及びこもり音の各々に対応して通路3
4、ロータ52内の各々で液柱共振して、シェイク振動
及びこもり音が吸収される。
【0039】以下に本発明の第3実施例に係る防振装置
を図5を用いて説明する。防振装置70の下部側を形成
するリング状の底板72には、図示しない車体に防振装
置70を固着するためのボルト孔74が穿設されてい
る。底板72の内側は立壁76となっており、立壁76
の上端部には、支持体78が取付けられている。支持体
78は、フランジ部80の外周端部が立壁76側へかし
め固着されており、フランジ部80の内周部から支持筒
部82が立設されている。
を図5を用いて説明する。防振装置70の下部側を形成
するリング状の底板72には、図示しない車体に防振装
置70を固着するためのボルト孔74が穿設されてい
る。底板72の内側は立壁76となっており、立壁76
の上端部には、支持体78が取付けられている。支持体
78は、フランジ部80の外周端部が立壁76側へかし
め固着されており、フランジ部80の内周部から支持筒
部82が立設されている。
【0040】支持筒部82の内周面には、弾性体である
ゴム86の下部側を形成する薄肉ゴム層84が加硫接着
されており、ゴム86の上部側には、内筒88が加硫接
着されている。内筒18は、図示しないエンジンとの連
結用とされる。
ゴム86の下部側を形成する薄肉ゴム層84が加硫接着
されており、ゴム86の上部側には、内筒88が加硫接
着されている。内筒18は、図示しないエンジンとの連
結用とされる。
【0041】立壁76に外周端が加硫接着される弾性体
である第1のダイヤフラム91と、支持体78及びゴム
86との間には、これらの部材の内壁面で形成された主
液室90、第1の副液室92及び第2の副液室93が設
けられて、例えば水、オイル等の液体が封入されてい
る。これら主液室28、第1の副液室92及び第2の副
液室93の間には、円筒形状の隔壁材96が支持体78
に嵌合されており、隔壁材96が主液室90と、第1の
副液室92と、第2の副液室93を区画している。
である第1のダイヤフラム91と、支持体78及びゴム
86との間には、これらの部材の内壁面で形成された主
液室90、第1の副液室92及び第2の副液室93が設
けられて、例えば水、オイル等の液体が封入されてい
る。これら主液室28、第1の副液室92及び第2の副
液室93の間には、円筒形状の隔壁材96が支持体78
に嵌合されており、隔壁材96が主液室90と、第1の
副液室92と、第2の副液室93を区画している。
【0042】隔壁材96の下部は外側に突出しており、
フランジ部80の底面へ当接されると共に、底板72と
一緒にフランジ部80へかしめ固着されている。さら
に、隔壁材96の下面側中央部からは軸部98が突出さ
れ、軸部98に筒状部材100が嵌着されており、これ
らの間にOリング102が介在されている。筒状部材1
00の外周部には、第1のダイヤフラム91の中心部が
加硫接着されている。第1のダイヤフラム91と固定板
122との間は、空気室106とされ、第1のダイヤフ
ラム91を変形可能としている。
フランジ部80の底面へ当接されると共に、底板72と
一緒にフランジ部80へかしめ固着されている。さら
に、隔壁材96の下面側中央部からは軸部98が突出さ
れ、軸部98に筒状部材100が嵌着されており、これ
らの間にOリング102が介在されている。筒状部材1
00の外周部には、第1のダイヤフラム91の中心部が
加硫接着されている。第1のダイヤフラム91と固定板
122との間は、空気室106とされ、第1のダイヤフ
ラム91を変形可能としている。
【0043】隔壁材96には、上面部96A側に円穴1
04が形成されており、円穴104の底面には、隔壁材
96の軸部98が貫通される円形貫通孔108が円穴1
04と同軸的に形成されている。また、隔壁材96の下
側には、円形貫通孔108と同軸的に係合部としての座
ぐり部110が設けれており、さらに座ぐり部110に
対向する孔部122Aを有すると共に外周部分を底板7
2に接合した固定板122が設けられている。円穴10
4及び円形貫通孔108には、開閉部材としてのロータ
112が回転可能に挿入されている。ロータ112は、
主液室90側が円筒部114とされており、主液室90
と反対側には細軸部116が一体的に設けられている。
細軸部116の外周には細溝部118が形成されてお
り、この細溝部118にはOリング102が嵌め込まれ
ている。
04が形成されており、円穴104の底面には、隔壁材
96の軸部98が貫通される円形貫通孔108が円穴1
04と同軸的に形成されている。また、隔壁材96の下
側には、円形貫通孔108と同軸的に係合部としての座
ぐり部110が設けれており、さらに座ぐり部110に
対向する孔部122Aを有すると共に外周部分を底板7
2に接合した固定板122が設けられている。円穴10
4及び円形貫通孔108には、開閉部材としてのロータ
112が回転可能に挿入されている。ロータ112は、
主液室90側が円筒部114とされており、主液室90
と反対側には細軸部116が一体的に設けられている。
細軸部116の外周には細溝部118が形成されてお
り、この細溝部118にはOリング102が嵌め込まれ
ている。
【0044】また、円筒部114には、円筒部114の
内外を連通する貫通孔120が形成されている。一方、
隔壁材96には、円孔104の半径方向に大径の第2の
制限通路としての通路94が形成されており、通路94
の一端は円孔104の内周に開口されている。通路94
の他端は隔壁材96に上下方向に沿って形成される通路
95の一端と連通されており、この通路95の他端は第
1の副液室92と連通されている。
内外を連通する貫通孔120が形成されている。一方、
隔壁材96には、円孔104の半径方向に大径の第2の
制限通路としての通路94が形成されており、通路94
の一端は円孔104の内周に開口されている。通路94
の他端は隔壁材96に上下方向に沿って形成される通路
95の一端と連通されており、この通路95の他端は第
1の副液室92と連通されている。
【0045】また、隔壁材96には、通路94と円孔1
04を挟んで対向する位置に、通路94より若干小径の
第3の制限通路としての通路97が形成され、この通路
97が隔壁の外周壁まで貫通している。この通路97と
薄肉ゴム層84を挟んで対向する支持体78の支持筒部
82の部分には、開口101が形成され、支持筒部82
には、この開口101を塞ぐように弾性体である第2の
ダイヤフラム99が加硫接着されている。この第2のダ
イヤフラム99は、第1のダイヤフラム91よりも液圧
に対して高剛性とされている。
04を挟んで対向する位置に、通路94より若干小径の
第3の制限通路としての通路97が形成され、この通路
97が隔壁の外周壁まで貫通している。この通路97と
薄肉ゴム層84を挟んで対向する支持体78の支持筒部
82の部分には、開口101が形成され、支持筒部82
には、この開口101を塞ぐように弾性体である第2の
ダイヤフラム99が加硫接着されている。この第2のダ
イヤフラム99は、第1のダイヤフラム91よりも液圧
に対して高剛性とされている。
【0046】ロータ112は、通路97と主液室90と
の間を連通する配置(図5の状態)と、通路94と主液
室90との間を連通する配置とを選択的に採るように、
モータ124よって回転される。
の間を連通する配置(図5の状態)と、通路94と主液
室90との間を連通する配置とを選択的に採るように、
モータ124よって回転される。
【0047】ロータ112が回転されて円筒部114の
貫通孔120が通路94とが対向すると、主液室90と
第1の副液室92とが連通される。また、ロータ112
が回転されて円筒部114の貫通孔120が通路97と
対向すると、主液室90と第2の副液室93とが連通さ
れる。
貫通孔120が通路94とが対向すると、主液室90と
第1の副液室92とが連通される。また、ロータ112
が回転されて円筒部114の貫通孔120が通路97と
対向すると、主液室90と第2の副液室93とが連通さ
れる。
【0048】また、隔壁材96の外周面には、溝状の通
路103が形成されている。この通路103の一端は、
隔壁材96の通路95側の近傍に開口して第1の副液室
92に連結され、他端が上下方向に伸びる通路105を
介して主液室90と連通している。通路103及び通路
105は第1の制限通路を構成している。
路103が形成されている。この通路103の一端は、
隔壁材96の通路95側の近傍に開口して第1の副液室
92に連結され、他端が上下方向に伸びる通路105を
介して主液室90と連通している。通路103及び通路
105は第1の制限通路を構成している。
【0049】固定板122の外側に配設されたモータ1
24の回転軸126は、固定板122の孔部134及び
隔壁材96の座ぐり部110を介してロータ112の細
軸部116先端側に形成された連結孔136に嵌入され
ており、ロータ112とモータ124とが接続される。
24の回転軸126は、固定板122の孔部134及び
隔壁材96の座ぐり部110を介してロータ112の細
軸部116先端側に形成された連結孔136に嵌入され
ており、ロータ112とモータ124とが接続される。
【0050】モータ124は、制御手段128に連結さ
れており、制御手段128によって回転が制御される。
制御手段128は、少なくとも車速センサ130及びエ
ンジン回転センサ132からの検出信号を受け、車速及
びエンジン回転数を検出する。
れており、制御手段128によって回転が制御される。
制御手段128は、少なくとも車速センサ130及びエ
ンジン回転センサ132からの検出信号を受け、車速及
びエンジン回転数を検出する。
【0051】以下に第3実施例の作用を説明する。低周
波のうち比較的高い周波数帯域の振動(アイドル振動)
が生じた場合には、制御手段128は、モータ124を
回転させて、ロータ112の貫通孔120を通路94と
連通させる。これによって、通路103、105が目詰
まりを生じても液体は通過抵抗の小さい通路94を介し
て主液室90と第1の副液室92とを行き来することに
なり、液体が通路94内で液柱共振してアイドル振動が
吸収される。
波のうち比較的高い周波数帯域の振動(アイドル振動)
が生じた場合には、制御手段128は、モータ124を
回転させて、ロータ112の貫通孔120を通路94と
連通させる。これによって、通路103、105が目詰
まりを生じても液体は通過抵抗の小さい通路94を介し
て主液室90と第1の副液室92とを行き来することに
なり、液体が通路94内で液柱共振してアイドル振動が
吸収される。
【0052】一方、シェイク振動が生じた場合には、制
御手段128はモータ124を作動させて、ロータ11
2を回転させて、貫通孔120を通路97に対応する配
置にする。これによって通路94は閉止され、通路10
3、105が主液室30と副液室32とを連通すると共
に、通路97が主液室90と連通される。この結果、主
液室90内に生じるエンジン振動に基づく圧力変化が通
路103、105を通過する液体に伝達されると共にこ
の液体の抵抗を受け大入力のシェイク振動が吸収され
る。さらに、通路97が主液室90と連通しているの
で、シェイク振動と共に生じる高周波で小振幅の振動に
対しては、通路97内で液柱共振し、動ばね定数が低減
される。
御手段128はモータ124を作動させて、ロータ11
2を回転させて、貫通孔120を通路97に対応する配
置にする。これによって通路94は閉止され、通路10
3、105が主液室30と副液室32とを連通すると共
に、通路97が主液室90と連通される。この結果、主
液室90内に生じるエンジン振動に基づく圧力変化が通
路103、105を通過する液体に伝達されると共にこ
の液体の抵抗を受け大入力のシェイク振動が吸収され
る。さらに、通路97が主液室90と連通しているの
で、シェイク振動と共に生じる高周波で小振幅の振動に
対しては、通路97内で液柱共振し、動ばね定数が低減
される。
【0053】
【発明の効果】本発明に係る防振装置は、上記の如く構
成したので、開閉部材の駆動を煩雑にすることなく、し
かも、確実に異なった周波数帯域の振動を有効に吸収で
きるという優れた効果を有する。
成したので、開閉部材の駆動を煩雑にすることなく、し
かも、確実に異なった周波数帯域の振動を有効に吸収で
きるという優れた効果を有する。
【図1】本発明の第1実施例に係る防振装置の断面図で
ある。
ある。
【図2】図1の作動図である。
【図3】本発明の第1実施例に係る防振装置の分解斜視
図である。
図である。
【図4】本発明の第2実施例に係る防振装置の断面図で
ある。
ある。
【図5】本発明の第3実施例に係る防振装置の断面図で
ある。
ある。
10 防振装置 12 内筒 14 本体ゴム(弾性体) 16 外筒 18 中間ブロック(ブロック部材) 22 第1のダイヤフラム 24 第2のダイヤフラム 28 主液室 30 第1の副液室 32 通路(第2の制限通路) 34 通路(第1の制限通路) 36 通路(第3の制限通路) 40 第2の副液室 46 制御手段 48 モータ(駆動手段) 52 ロータ(開閉部材)
Claims (1)
- 【請求項1】 振動発生部及び振動受部の一方へ連結さ
れる外筒と、 振動発生部及び振動受部の他方へ連結される内筒と、 前記外筒と内筒との間に設けられ振動発生時に変形する
弾性体と、 前記弾性体を隔壁の少なくとも一部とし、拡縮可能な主
液室と、 前記主液室と隔離された第1の副液室と、 前記主液室及び第1の副液室と隔離された第2の副液室
と、 前記第1の副液室の隔壁の一部を形成し前記第1の副液
室を拡縮可能とする第1のダイヤフラムと、 前記第2の副液室の隔壁の一部を形成し前記第2の副液
室を拡縮可能とすると共に前記第1のダイヤフラムより
も液圧に対して高剛性とされた第2のダイヤフラムと、 前記主液室と前記第1の副液室とを各々連通する第1の
制限通路と、 前記第1の副液室又は前記第2の副液室と、前記主液室
とを各々連通すると共に前記第1の制限通路よりも液体
の通過抵抗の小さい第2の制限通路と、 前記主液室と前記第2の副液室とを各々連通すると共
に、前記第2の制限通路よりも液体の通過抵抗の小さい
第3の制限通路と、 前記第2の制限通路及び第3の制限通路を開閉可能な開
閉部材と、 前記振動発生部による振動の周波数に応じて前記第2の
制限通路を閉止し前記第3の制限通路を開放する第1の
状態、前記第3の制限通路を閉止し前記第2の制限通路
を開放する第2の状態に前記開閉部材を駆動する駆動手
段と、 を有することを特徴とする防振装置。
Priority Applications (2)
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---|---|---|---|
JP20389392A JP3383326B2 (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | 防振装置 |
US08/095,539 US5310169A (en) | 1992-07-30 | 1993-07-26 | Vibration isolating apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20389392A JP3383326B2 (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | 防振装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0650379A true JPH0650379A (ja) | 1994-02-22 |
JP3383326B2 JP3383326B2 (ja) | 2003-03-04 |
Family
ID=16481466
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20389392A Expired - Fee Related JP3383326B2 (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | 防振装置 |
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---|---|
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JP (1) | JP3383326B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2292595A (en) * | 1994-07-28 | 1996-02-28 | Tokai Rubber Ind Ltd | Fluid-filled elastic mount |
GB2376731A (en) * | 2001-06-22 | 2002-12-24 | Triten Internat Ltd | Abrasion resistant tile for lining ductwork |
GB2376730A (en) * | 2001-06-22 | 2002-12-24 | Triten Internat Ltd | Abrasion resistant tiles for lining ductwork |
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JPH06337034A (ja) * | 1993-05-26 | 1994-12-06 | Honda Motor Co Ltd | 液封式防振装置 |
JP3038138B2 (ja) * | 1995-07-07 | 2000-05-08 | 東海ゴム工業株式会社 | 流体封入式エンジンマウント |
JP4137201B2 (ja) * | 1997-10-08 | 2008-08-20 | 株式会社ブリヂストン | 防振装置 |
DE19956277A1 (de) * | 1999-11-23 | 2001-06-13 | Btr Avs Technical Ct Gmbh | Hydraulisch dämpfende Pendelstütze |
US6536751B2 (en) * | 2000-02-10 | 2003-03-25 | Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. | Vibration absorber |
DE10035026A1 (de) * | 2000-07-19 | 2002-01-31 | Daimler Chrysler Ag | Hydraulisch dämpfendes Elastomerlager |
JP3580279B2 (ja) | 2001-10-18 | 2004-10-20 | 東海ゴム工業株式会社 | 流体封入式筒型防振装置 |
US20040135300A1 (en) * | 2003-01-14 | 2004-07-15 | Delphi Technologies Inc. | Controllable decoupler |
US20100148413A1 (en) * | 2008-12-12 | 2010-06-17 | Gm Global Technology Operations, Inc. | Three-state switchable hydraulic mount |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05584Y2 (ja) * | 1988-10-11 | 1993-01-08 | ||
JP2884799B2 (ja) * | 1991-02-04 | 1999-04-19 | 東海ゴム工業株式会社 | 流体封入式マウント装置 |
-
1992
- 1992-07-30 JP JP20389392A patent/JP3383326B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-07-26 US US08/095,539 patent/US5310169A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2292595A (en) * | 1994-07-28 | 1996-02-28 | Tokai Rubber Ind Ltd | Fluid-filled elastic mount |
US5547173A (en) * | 1994-07-28 | 1996-08-20 | Tokai Rubber Industries, Ltd. | Fluid-filled cylindrical elastic mount having three fluid chambers and three orifices, with one valve means provided in one orifice |
GB2292595B (en) * | 1994-07-28 | 1996-11-27 | Tokai Rubber Ind Ltd | Fluid-filled elastic mount |
GB2376731A (en) * | 2001-06-22 | 2002-12-24 | Triten Internat Ltd | Abrasion resistant tile for lining ductwork |
GB2376730A (en) * | 2001-06-22 | 2002-12-24 | Triten Internat Ltd | Abrasion resistant tiles for lining ductwork |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3383326B2 (ja) | 2003-03-04 |
US5310169A (en) | 1994-05-10 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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