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JPH06502849A - 多環式酸素含有環状成分の製造方法 - Google Patents

多環式酸素含有環状成分の製造方法

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JPH06502849A
JPH06502849A JP3516272A JP51627291A JPH06502849A JP H06502849 A JPH06502849 A JP H06502849A JP 3516272 A JP3516272 A JP 3516272A JP 51627291 A JP51627291 A JP 51627291A JP H06502849 A JPH06502849 A JP H06502849A
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acid
hydrogen
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JP3516272A
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スタッド ウィリアム エル
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ウッドワード リック ジー
ゴーレック フレデリック エイ
ロドリゲス ウォルター
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ローヌ−プーラン ローラー インターナショナル (ホウルディングス) インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 多環式酸素含有環状成分の製造方法 発明の背景 本発明は、係属中の米国特許出願07/620.240(1990,11,29 出願)の一部継続出願である。
発明の分野 本発明は、独特のCNS、制吐性及び商活動促進活性(gastric pro kinettcactivity)を初めとする5HTs−アンタゴニスト性を 示し、有意の島レセプター結合親和性を持たない、ジベンゾフラン及びペンゾキ ソシン型化合物のような多環式酸素含有環状化合物に関する。本発明はまた、該 化合物の立体選択的な、製造方法、分離方法及び精製方法に関する。
5−ヒドロキシトリプタミン(“5−HT”と略称する。)は、セロトニンとし て普通に知られている。セロトニンは、胃腸管、血小板、牌臓及び脳等、全身に 見出され、脳の成る種のニューロンで神経伝達のような多数の生理プロセスに関 与していると考えられ、多数の中枢神経系(CNS)疾患に関連がある。さらに 、セロトニンは、神経末梢において局所ホルモンとして作用すると考えられ、胃 腸管で遊離され、小腸の運動性を向上させ、胃と大腸の運動性を阻害し、胃酸の 生成を刺激する。セロトニンは、正常な腸の螺動に関与していると考えられる。
セロトニンにより引き起こされる種々の生理活性は、異種の体組織の細胞の表面 膜に見られる種々のレセプターに関連している。第1群のセロトニンレセプター は、モルモットの回腸に見出された2種の薬理学的に異なるレセプターを含んで いた。“D”レセプターは、平滑筋収縮を媒介し、M“レセプターは、コリン作 用性神経の脱分極及びアセチルコリンの遊離に関与している。これまでに、3種 の異なる群のセロトニンレセプターが同定されており、次のようなレセプターの 指定が提案されている:D−レセプターを5−HT=−レセプター;M−レセプ ターを5−HT、−レセプター;明らかに5−H”Lでも5−HT、でもない他 のすべてのレセプターを5−HTI一様と呼び、この分類に関して研究が進めら れている。
5−HTs・−レセプターは、非神経組織、脳組織、及び異なる応答に関連した 多数の末梢組織に存在している。5 HTs−レセプターは、末梢ニューロンに 存在し、セロトニンの(興奮性)脱分極作用に関連していることが報告されてい る。5−HT、−レセプター活性の以下のようなサブタイプが報告されている二 脱分極とノルアドレナリン及びアセチルコリンの遊離をそれぞれ導く神経節後の 交感及び副交感神経ニューロンに関与する作用(5HTsaサブタイプ);セロ トニンがアセチルコリン濃度を調整する、腸ニューロンに対する作用(5−HT 、Cサブタイプ):心臓の神経末端を刺激して反射的徐脈を引き起こすことに関 与するような知覚神経に対する作用(5−HT、Aサブタイプ)、及び痛みの知 覚に関与する知覚神経に対する作用。
高度に選択的な5 HTs−アンタゴニストは、癌患者の化学療法や放射線療法 によって引き起こされる嘔吐を抑制し、防止するのに極めて有効であることが知 られている。癌の化学療法や放射線に暴露された動物における5−HTi−アン タゴニストの抗嘔吐作用は、腹部の迷走神経切断に続いて見られるものに類似し ている。このアンタゴニスト化合物は、脳幹の嘔吐整合領域への迷走神経求心性 インプットを形成する組織の細胞膜に存在する5 HTm−レセプターをブロッ クすることによって作用すると考えられている。
セロトニンも偏頭痛として知られる疾患に関与していると考えられている。頭の 血管壁内に局所的に放出されたセロトニンは、周辺血管神経叢の要素と相互作用 すると考えられており、三叉神経系の神経兼求心性の物質P含有繊維がこの状態 に関連すると考えられている。感覚神経末端の特定の部位を活性化することによ り、セロトニンは痛みを、直接的に、また、例えば、ブラジキニンのような他の 炎症性媒体の痛みを与える効果を大きくすることにより間接的に、生じると考え られている請求心性ニューロンの刺激の結果、直接に、又は軸索反射機構を通し て、物質P及びおそら(他の感覚媒体の局所的放出があり、これがさらなる血管 の変化と偏頭痛に寄与する。セロトニンは、露出したブリスターベースに適用す ると、又は皮下注射後、痛みを起こすことが知られており、またブラジキニンに 対する痛み応答を非常に大きくすることが知られている。いずれの場合も、痛み のメツセージは、第一求心性ニューロン上の特定の5−HT、−レセプターを必 要としていると考えられている。
また、5−HT3−アンタゴニ刈・は、抗精神病性効果を発揮することが報告さ れ、不安に関連していると考えられている。十分に解明されてはいないが、この 効果はドーパミン活性のセロトニン5−HTs−媒介転形の間接的プロ、ソキン グに関連していると考えられている。
多数の研究者が、5−HT3−アンタゴニスト活性を有する種々の化合物を探索 している。
S HTm剤の開発は、高投与量で吐き気や嘔吐の処置用として市販されている メトクロプラミド(ビーチャムマキソロン、 A、 H。ロビンスレグラン)を 使用して行われた研究に端を発する。メトクロプラミドは、弱い5 HTs−ア ンタゴニスト活性を有するドーパミンアンタゴニストであり、高投与量でさらに 顕著になる。5−HT、活性及び非ドーパミンアンタゴニストが、抗嘔吐性に主 として寄与していることが報告さねている。他の研究者は、偏頭痛を伴う嘔吐と 痛みに関連してこの化合物を調べている。
メレルダウの化合物MDL−72222は、偏頭痛の急性治療として有効である ことが報告されているが、毒性の問題がこの化合物についての研究を終わりにさ せたと報告されている。現在、4種の化合物、A、 H,ロビンスのザコプライ ド、ビーチャムのBRL−43694、グラクツのGR−38032F及びサン ドクツのIC8−205−930が、化学療法がもたらす吐き気と嘔吐に使用す るため臨床試験中である。GR−38032Fはまた、不安と精神分裂病におい て臨床試験中であり、ザコプライドは不安において臨床試験中であり、IC8− 205−930はカルチノイド症候群の治療に有効であることが示されている。
胃の活動促進剤として報告されている化合物には、ビーチャムのBRL−249 24があり、これは、胃の不全麻痺、聴覚退潮食道炎、のような消化管運動疾患 に使用するセロトニン活性311であり、5−HTs−アンタゴニスト活性を有 することも知られている。
メトクロプラミド、ザコプライド、シザプライド及びBRL−24924は、2 −クロロ−5−メトキシアニリンのアミン基に対してパラに位置するカルボキサ ミド基により特徴付けられる。BRL−43694、IC5−205−930、 GR−38032F及びGR−65630は、インドール又はN−メチルインド ールの3−位のカルボニル基により特徴付けられる。MDL−72222は、架 橋したアザビサイクリック2.4−ジクロロベンゾエートであり、ザコプライド 、BRL−2A 924、BRL−43694及びIC8−205−930も、 カルボキサミド又はカルボン酸エステルの形の架橋したアザビサイクリ・ツク基 を有する。カルボキサミドが環状酸素基に対してオルトである二環式酸素含有カ ルボキサミド化合物は、抗嘔吐性及び抗精神病性を有することがEPO公報Th O234872に報告されている。
報告された化合物には、キラル合成、すなわち、不斉導入合成法を使用して合成 される立体異性体がある。一般に、不斉導入合成はこの分野において公知である 。不斉導入合成は、アキラルな単位との反応によって基質分子の全体においてキ ラルな単位が誘導され、立体異性の生成物力坏均等な量で製造されるように分子 を製造するプロセスとして定義される。このような不斉合成は、只一種のジアス テレオマーが有用であり、あるいは興味がある場合に、不要な異性体を排除した りその量を少なくするために極めて経済的な価値がある。
不斉合成に使用される反応体は試薬、溶媒又は触媒からなる少なくとも1種のキ ラルな成分であり得る。あるいは、出発物質として特定のエナンシオマーを選択 することにより、好ましい立体異性体をより多(誘導することができる。しかし 、エナンシオマーとして純度の高い中間体を選択することが必ずしも立体選択的 合成をもたらすとはいえない。というのは、中間体のキラリティが、1つの又は 複数の反応条件の下でラセミ化により失われてしまうことがあるためである。
従って、一般に合成プロセスは立体選択的な結果を達成するために特別の工程を 含み、かつ長たらしい再結晶工程を含んでいる。
報告された進歩 米国特許第4.859.683号、第4.857.517号、第4.924.0 10号及び第4.863.921号(すべて本願と同一の譲受人に譲渡されてい る)に、5−HT、−アンタゴニスト及び胃の活動促進活性を有することが報告 されている、エナンシオマーのジベンゾフランカルボキサミド及び2−カルボキ サミド置換ベンゾクセビンの合成のためのクロマトグラフィ分離と結晶化工程が 報告されている。
米国特許第4.863,921号では、ジベンゾフランカルボキサミドの合成を 、一般式H,N−Rで表されるアミンと、置換ジベンゾフラン−4−カルボン酸 又は6. 7. 8. 9−テトラヒドロジベンゾフラン−4−カルボン酸又は 5a。
6、 7. 8. 9. 9a−へキサヒドロジベンゾフラン−4−カルボン酸 又はこれらの酸塩化物又はエステルとの縮合により行って、対応するカルボキサ ミドを得ている。この方法は、異性体をフラッシュクロマトグラフィ分離し再結 晶を行っているが、全体の収率は低い。この合成は、穏やかな酸性条件でラセミ 化する酸感受性のキラル中心が存在すると困難になる。
本発明は、生産物のキラル中心に影響を及ぼさない条件を使用した立体選択的合 成において、酸感受性中間体を使用することができるという発見に基づいている 。本発明の方法を用いると、目的のエナンシオマーを得るための公知の分離技術 を用いることなく、2つの基本的な融合架橋環系の特定の立体異性体を合成する ことができる。この方法により合成される化合物は、1990年11月29日に 出願された、本願出願人にlidされた係属中の米国特許出願第07/620゜ 241号に記載されクレームされている。
発明の要約 本発明は、融合又は架橋環位置に少なくとも2個のキラル中心を有する多環式酸 素含有理系を有する実質的に光学的に純粋な化合物の製造方法に関する。本発明 により製造される好ましい化合物は式Iにより表される。
式I 式中、A又はBの一方はCHR,であり、他方のA又はBは単結合であり。
Yは、CHRであり。
nは、0. 1又は2であり。
Roは、ヒドロキソ、アルコキシ、アルアルコキシ、ハロ、OM (Mは、アル カリ又はアルカリ土類金属である)、又はNH−Xであり、Xは、水素、アルキ ル、アシル又はZであり、Zは、 及びその立体異性体であり2 R及びRIは独立して水素、アルキル、ハロ、アルコキシ、アリール、アルアル キル、ハロアルキル、アミノ、アルキルアミノ、スルホニル、アルキルスルファ ミル又はアルキルスルホニルであり; Rt 、Rs 、R4、Rs及びR1は独立して水素、アルキル、ハロ、アルコ キシ、アリール、アルアルキル又はハロアルキルであり;隣接するRt 、Rs  、Ra、R3及びR0基が共同して二重結合を形成してもよい。
式Iの化合物は好ましくは、3位にキラル中心を有するシクロアルケニルを含む サリチル酸、エステル、アミド、酸塩化物又は塩を、該キラル中心を有するシク ロアルケニル置換基をラセミ化しない酸性環化条件に付すことにより製造される 。
本発明の好ましい態様は、以下の式■又は■で示される化合物の立体選択的合成 である。
式■ 式■ 本発明のさらに好ましい態様は、以下の式■又は■で示される中間体化合物の立 体選択的合成である。
式中、Yは、CH,であり。
nは、lであり。
Roは、ヒドロキシ、アルコキシ又はNH−X (Xは、Zであり、Zは、及び その立体異性体である)であり、 Rは、水素又はハロであり: R3は、独立して水素、アミノ又はモノ−及びジ−アルキルアミノであり:力り R1、Ra 、R4,R,s及びR6は水素であり:かつ隣接するR、、R,、 R,、R,及びR6基が共同して二重結合を形成してもよい。
この方法は、3位にキラル中心を有するシクロアルケニルを含むサリチル酸、エ ステル、アミド又はその誘導体を、該キラル中心を有するシクロアルケニル置換 基をラセミ化しない酸性環化条件に付す工程を含む。
発明の詳細な説明 先に使用したように又この明細書で使用するように、他に明記しない限り以下の 用語は次の意味を有するものとする。
−一及び−@fimlはキラル中心の配置を示す。
“アルキル”は、単独で又は先に定義した種々の置換基内において、1〜約IO 個の炭素原子を有する炭化水素を意味する。“低級アルキル”は、例えば、メチ ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、アミル及びヘキシ ルのような1〜約6個の炭素原子を有するアルキルを意味する。好ましい低級ア ルキルは、メチル、エチル及びプロピルである。
“ハロ“は、C1,Br、I及びFを意味する。好ましいzsoitc 1及び Brである。
“アリール”は、置換又は無置換の単核及び多核芳香族炭化水素基を意味する。
好ましいアリール基の例は、フェニル及びナフチルである。好ましい置換基は、 水素、アルキル、アルコキシ、アミ人ハロ、アリール、アリールオキシ、カルボ アルコキシ、ニトロ、ジアルキルアミノ、トリフルオロメチル、チオアルキル及 びカルバモイルである。
“アルアルキル”は、アリール基で置換されたアルキル基を意味する。好ましい アルアルキル基はベンジル及びフェネチルである。
“多環式”とは、1個又はそれ以上の環炭素が窒素、酸素又は硫黄原子で置換さ れた、置換又は無置換の多核芳香族炭化水素基を意味する。
アルカリ又はアルカリ土類金属はカルボン酸と塩を形成することができる金属を 意味する。好ましい金属は、Na、に、Ca、Mg、Li及びCsである。
この発明で使用する命名法は式Via〜■に示されている。
Vla Vlb Vll V111 本発明は酸性条件下で酸感受性キラル化合物を操作する方法に関し、このキラル 性を維持しながら架橋又は融合環多環化合物の驚くべき合成方法を可能とするも のである。本発明に使用するさらに好ましい化合物は、式■及びVにより表され る酸感受性カルボン酸、エステル及びアミドキラル化合物である。適当な酸環化 条件を選択することにより、本発明の方法は、以下の式IxELびXのキラルな 中間体から合成される、式XI及びX11の3−シクロへキセニルサリチレート がら出発して式■及び/又はVの化合物を合成することができる。
IX X XI Xl+ 弐Vの架橋環化合物は、式XI又はXllの対応する化合物を硫酸条件、好まし くは約lO〜約50%硫酸水溶液、最も好ましくは約35%硫酸水溶液の条件に 約5分〜約12時間、最も好ましくは30分〜約2時間付すことにより製造する ことができる。
式■の融合環化合物は、トリフルオロ酢酸のような弱酸単独、又は硫酸のような 強酸を同時に使用することにより製造することができる。弱酸対強酸の量を変え ることにより融合生産物IV対架橋生産物Vの比率を6:l−1:1で操作する ことができる。
さらに、式■の融合生産物は、強酸条件を使用して架橋生産物■に変換すること ができる。
以下の反応スキームは、本発明の化合物の製法を示すものである。
以下のシーフェンスは本発明の方法を例示するものである。
(5xS、9LS) (2S、6R) このスキームは、 (R)キラル立体異性体に関して以下のように要約される。
上記反応スキームを参照して、立体特異的合成について以下に説明する。
(a)5−クロロサリチル酸(1)をエステル化して対応するフェノ−/L(2 +を得る。
(bl このフェノールを、非ヒドロキシ非ラセミ化極性媒体(例えばTHF、 DMF、アセトニトリル等)中、トリフェニルホスフィン、ジアルキルアゾジカ ルボキシレート(好ましくはジエチル又はジプロピルアゾジカルボキシレート) 及び純粋なキラルなシクロヘキセン−3−(S)−オー/L(3)で処理すると キラルなフェノールシクロへキセニルエーテノハ4)が得られる。
FC+ このフェノールシクロへキセニルエーテルを、塩基及び触媒(例えばC 52COsや5i02)の存在下、高温(100−250℃好ましくは150− 200℃)で処理するとクライゼン転位が起こって、3−(3” −シクロヘキ セン)サリチレート(5)の新しい立体中心にキラリティが移動する。
これはまた、ニートで又はモノ−及びジー置換アニリン(例えばジメチル又はジ エチルアニリン又は芳香族アミン)のような高沸点溶媒の存在下で行うこともで きる。
(d)3−(3’−シクロへキセニル)サリチレートを、酢酸、トリフルオロ酢 酸のような弱酸と還流するか、トリフルオロ酢酸のような弱酸及び硫酸、塩酸、 硝酸等の強酸で、−15〜150℃(好ましくはやや高い温度(20〜35℃) で)処理することにより閉環すると、キラルな5a、6. 7. 8. 9.  9a−へキサヒドロジベンゾフランエステノホ6)とキラルな2,6−メタノ− 2H−(3,4゜5.6−テトラヒドロフ−1−ペンゾキソシン−IO−エステ ノに7)が得られる。
この閉環を硫酸を単独で用いて行うとキラルな2.6−メタノ−28−C3゜4 .5.6−テトラヒドロフ−1−ペンゾキソシン−10−エステノン7)だけが 得られる。
tel このエステルを、好ましくは水性有機溶媒(例えばジオキサン、ノブリ ム、THF、DMF、DMSO等)の存在下、アルカリ塩基(好ましくはNaO H。
KOH,LiOH等のアルカリ塩基、最も好ましくはLi0H)で加水分解する と、ジベンゾフラン酸が塩(8)としてベンゾクツシン酸の塩(9)から選択的 に単離される。
げ)各基を非酸化性鉱酸又は有機酸、例えば、塩酸、硫酸、トリフルオロ酢酸等 で処理すると、キラルなジベンゾフラン酸(5aS、9aS)α0とキラルなベ ンゾクツシン酸(2S、6R)(11)が得られる。
さらに具体的には、所望のエステルを用いてこの方法を実施することが最も好ま しく、次いでこれを公知の反応条件で酸、アミド、酸塩化物又は酸の塩に変換す ることができる。
工程(b)において、純粋なキラルな2−シクロヘキセン−1−(S)−オーノ 1イ3)の代わりに純粋なキラルな2−シクロヘキセン−1−(R)−オー/1 45を用いて上記工程を繰り返すと、得られる最終のキラルな酸は、ジベンゾフ ラン酸(5aR,9aR)α3とキラルなペンゾキソシン酸(2R,6S)(1 4である。
このようにして、面倒な手法により目的のエナンテオマーを分離するという必要 もなく、4種の立体異性体であるジベンゾフラン駿叫及び鰻並びにベンゾクツシ ン酸I及びIのみならず、対応するエステル、アミド、酸塩化物、及び塩を合成 することができる。
本発明の化合物及びその出発物質の分割は、既知の方法で行うことができる。
例えば、米国特許第4,863,921号及び4巻の概論”0ptical R e5olutionProcedures for Chemical Com pounds” (Optical Re5olution Informat 奄盾■ Center、 l+tanhattan CoCo11e、 Riverda le、 New York)を参照されたい。また、Enantiomers、  Racemates and Re5olutions” (Jean Ja eques、 Andre CoP1et及び Samuel H,Widen; John Wiley & 5ons、In c、、 New York、 1981)も有用である。
基本的には、化合物の分割はジアステレオマーの物理的性質の違いに基づいてい る。純粋な鏡像異性部分を付着させてラセミ化合物をジアステレオマーの混合物 に変換すると、分別結晶、蒸留又はクロマトグラフィによって分離可能な形にな る。別法として、以下に示すようにもう一つのキラル中心を目的生産物に導入す ることもできる。
本発明の新規な中間体化合物は式XIII−XV+の化合物を含む。
X1ll XIV 式中、YはCHRであり; nは、0.l又は2であり; R“は、ハロ、OM (Mはアルカリ又はアルカリ土類金属である)又はNH− Xであり、Xは、水素、アルキル、アシル又はZであり、2は、及びその立体異 性体であり: R及びR,は、独立して水素、アルキル、ハロ、アルコキシ、アリール、アルア ルキル、ハロアルキル、アミノ、アルキルアミノ、スルホニル、アルキルスルフ ァミル又はアルキルスルホニルであり:Rt 、R= 、R−、Rs及びR6は 、独立して水素、アルキル、ハロ、アルコキシ、アリール、アルアルキル又はハ ロアルキルであり、ただしR8の少なくとも1つは水素であり、かつ隣接するR 、 、Rs 、R,、R,及びR6基は共同して二重結合を形成してもよい。
本発明の化合物及び方法を以下の代表的な実施例によりさらに説明する。
実施例1:メチル5−クロロサリチレート塩化チオニル(900,0g; 7. 46mol)を、水浴で15〜25℃に維持しつつ、20℃のメタノール(19 77、0g; 61.72mol)に1時間に渡り滴下する。該冷却浴を取り外 し、5−クロロサリチル酸(1000,0g; 5.8mol)を一度に添加し 、次いで徐々に還流温度まで加熱する。この反応の完了時点において、該溶液を 一5℃にて1時間冷却する。
生成するメチル5−クロロサリチレートを濾別し、冷メタノール(−5℃; 1 50m1)および脱イオン水(2X1.OIりで洗浄する。該固体を家庭真空( house vacuum)下で、30℃にて24時間乾燥して、934.1  g (86%)のメチル5−クロロサリチレートを得る。rLp、 44−46 ℃。元素分析(C,H7CI01として): C,H,計算値C1: 19.0 0 、実測値C1: 1g、50゜)fPLc 97.87A!%。
実施例2:メチル5−クロロ−2−(1”(S)−シクロへラス−2−エニル) サリチレート0.38gのメチル5−クロロサリチレートと0.4gのトリフェ ニルホスフィンとを乾燥した3ツロフラスコに入れ、無水THF(20ml)を 窒素圧下でカニユーレにより添加する。少量(0,2g)の2−シクロヘキセン −1(S)−オールを注射器により添加し、該反応混合物を0℃に冷却する。温 度を0℃に維持しつつ、TIP(10ml)とジエチルアゾジカルポキシレ−M 0.23g)との溶液を1時間掛けて滴下する。該添加の完了後、この反応液を 0℃にて30分間維持し、次いで室温まで昇温する。3時間攪拌を続ける。TL C(ヘキサン:酢酸エチル3:1)は、この時点で出発物質が存在しないことを 示す。減圧下での溶媒の蒸発および中性アルミナを通しての該油状物の濾過によ り、琥珀色の油状物として0.42 g(80%)メチル5−クロロ−2−(1 ’(S)−シクロへラス−2′−エニル)サリチレートを得る。元素分析:Cu HuClOsとしての計算値C63,04,H5,67、実測値C62,61;  H5,67゜BI−MS m/z: 266.268(M ” CIパターン ); 234.236(M ” −(We); 80[(21”D=+101( C=0.1. MeOH)。
実施例3メチル5−クロロ−3−(3°(R)−シクロへケス−2゛−エニル) サリチレート上記実施例2の生成物0.42gを、0.5gのシリカゲルおよび 0.2gの炭酸セシウムと共に、窒素雰囲気下で試験管中に封入する。この試験 管を油浴中に入れ、150℃にて5時間加熱する。TLC(ヘキサン:酢酸エチ ル3:l)は該生成物および5−クロロサリチル酸の存在を示す。5mlのイソ プロパツールを該反応混合物中に添加し、該反応混合物をセライトの層を通して 濾過する。次いで、このセライト層を更に5mlのイソプロパツールで洗浄する 。これらのイソプロパツール溶液を併合し、その体積の1/3にまで蒸発させ、 フリーザー中に入れる。12時間後に、0、2g(50%収率)ノキラルメチル 5−りoo−3−(3’ (R)−シクoヘク7.−2’ −工=ル) +リチ レートを得る。元素分析: C+JLsC10sとしての計算値C63,04, H5,67、実測値C64,18,H5,88゜Bl−MS In/Z: 26 6.268(M ’ CIパターン);234.236(M ”(14e);  [al ”D=−95(C=0.1. MeOH)。
上記実施例3の生成物0.2gを6mlのトリフルオロ酢酸に溶解する。次いで 、0.2gの硫酸を添加する。この溶液が紫色に変化したら、その温度を20℃ から25℃に上げる。45分間攪拌した後に、TLC(ヘキサン:酢酸エチル4 :l)は該生成物のみが存在することを示す。この反応液に20m1の水を添加 し、10分間攪拌し、次いで該混合物を25m1のトルエンで抽出する。該トル エン溶液を乾燥し、濾過し、減圧下で蒸発させて、0.2gの上記フランエステ ルを琥珀色の油状物として得る。
顯はこの油状物がメチル2−りoo−[5a(S)−9a(S)−(5a、 6 .7.8.9.9a−へキサヒドロ)1ジベンゾフラン−4−カルボキシレート およびメチル8−クロロ[2(S)−6(R))−メタノ−2H−3,4,5, 6−テトラヒドロ]−1−ペンゾキソシン−10−カルボキシレート生成物の3 :lの混合物であることを示す。
実施例5:2−クロロ[5a(S)−9a(S)(5a、 6.7.8.9.9 a−ヘキサヒドロ)]ジベンゾフ上記実施例4の該3:l混合物0.2gを2m lのジオキサンに溶解し、4mlのlNLiOHを添加し、かつ該混合物を60 ℃に加熱する。2時間後に、TLC(ヘキサン:酢酸エチル4:l)は該酸のみ が存在することを示す。この反応液を冷蔵庫で一夜冷却して、90■の固体を得 、これを次に酢酸水溶液で酸性とする。この酢酸溶液を酢酸エチルで抽出して、 60■の2−クロo[5a(S)−9a(SX5a、 6.7.8.9.9a− ヘキサヒドロ)]]ジベンゾフランー4−カルボンを得る。N、0.150−1 53℃。元素分析: C+5HuC10sとしての計算値C61,79,H5, 19,実測値C61,74; H5,16゜El−MS m/z: 252.2 54(M ” CIパターン); 206.208(M ” −OMe) 、  [al ”D=−28(C=0.1. MeOH)。
実施例5の該LiOH溶液を水性酢酸溶液(20ml )で処理し、酢酸エチル で抽出し、か(して得た生成物は8−クロロ−[2(S)−6(R)−メタノ− 2H−3,4,5,6−テトラヒドロ−1−ペンゾキソシン1−lローカルボン 酸である。
実施例7 実施例4の開環を硫酸のみを使用して実施すると、8−クロロ−[2(S)−6 (R)−メタノ−2H−3,4,5,6−テトラヒドロ]−1−ペンゾキソシン ーlローカルボキシレートが形成される。塩基による加水分解は、無機または有 機酸で処理した際に遊離酸に転化される塩を与える。ILP、 120−122 ℃。元素分析: C1J+5C1Osとしての計算値C61,79,H5,19 ;実測値C61,5?、 H5,12゜[121”D= 21(C=0.1.  MeOH)。
3−アミノキヌクリジン(1,3g、 0.011DO1)を塩化メチレン(2 5ml )に溶解した溶液に、ジシクロへキシルカルボジイミド(2,1g、  0.011 mol)を塩化メチレン(5ml)に溶解した溶液を添加する。次 いで、この混合物を0℃に冷却し、5−クロロサリチル酸(1,7g、 0.0 098mol)の塩化メチレン溶液を添加し、−夜攪拌した。酢酸(lrnf) を添加して過剰のシンクロヘキシルカルボジイミドを分解し、かつ沈殿するジシ クロヘキシルウレアを濾別する。得られた濾液をIN水酸化ナトリウムおよび水 で洗浄し、乾燥し、濃縮して所定のアミドを得る。次いで、該(S)および(R )エナンショマーを分割する。
5−クロロサリチル[N−(1−アザビシクロ[2,2,2]オクト−3(S) −イル月カルボキサミド(0,56g、 0.002mol)およびトリフェニ ルホスフィン(0,4g)を乾燥した3ツロフラスコに充填し、窒素圧下でカニ ユーレにより20m1の無水THFを添加する。少量(0,2g)の2−シクロ ヘキセン−1(S)−オールを注射器により添加し、該反応液を0℃に冷却する 。10m1のT)IFと0.23gのジエチルアゾジカルボキシレートとの溶液 を1時間に渡り滴下し、一方で温度を0℃に維持する。該添加の終了後、この反 応液を0℃にて30分間維持し、次いで室温まで昇温させる。攪拌を3時間続け る。
減圧下で該溶媒を蒸発させ、かつ該油状物を中性アルミナを通して濾過すること により、5−クロロ−2−(1’(S)−シクロへケス−2゛−エニル)サリチ ル[N−(1−アザビシクロ[2,2,2]オクト−3(S)−イル)]カルボ キサミドを得る。
0、59g(、0016mol)の5−クロロ−2−(1’(S)−シクロへラ ス−2°−エニル)サリチル[N−(1−アザビシクロ[2,2,2]オクト3 (S)−イル)1カルボキサミドを窒素雰囲気下で、0.5gのシリカゲルおよ び0.2gの炭酸セシウムと共に試験管内に封入する。この試験管を油浴中に置 き、150℃にて5時間に渡り加熱する。この反応混合物に51111のトルエ ンを添加し、セライトの層を通して濾過する。次いで、このセライト層を更に5 +nlのトルエンで洗浄する。これらトルエン溶液を併合し、IN水酸化ナトリ ウムおよび水で洗浄し、蒸発させて、5−クロロ−3−(3’ (R)−シクロ へケス−2−エニル)サリチル[N、−(1−アザビシクロ[2,2,2]オク ト−3(S)−イル月カルボキサミドを得る。
5−クロロ−3−(3’ (R)−シクロへケス−2゛−エニル)サリチル[N −(1−アザビシクロ[2゜2.2]オクト−3(S)−イル)]カルボキサミ ド(0,28g、 、0007 mol)を6mlのトリフルオロ酢酸に溶解し 、0.4gの硫酸を添加する。45分間攪拌した後、20m1の水を該反応液に 添加し、得られる混合物を10分間攪拌し、次いで25m1のトルエンで抽出す る。該トルエン溶液を乾燥させ、減圧下で蒸発させて、2−クロロ−[5a(S )−9a(S)(5a、 6.7.8.9.9a−ヘキサヒドロ)]]ジベンゾ フランー4−N−(1−アザビシクロ[2,2,21オクト3(S)−イル)カ ルボキサミドと8−クロロ−[2(S)−6(R)−メタノ−2H−3,4,5 ,6−テトラヒドロ]−1−ペンゾキソシン−10−[N−(1−アザビシクロ [2,2,21オクト−3(S)−イル)カルボキサミドとの混合物を得、これ らをHPLCにより分離する。
実施例12 3−アミノキヌクリジンを3(R)−アミノキヌクリジンに代え、実施例8〜1 1の手順を繰り返す。かくして調製される生成物は2−りo ロー[5a(S) −9a(SX5a、 6.7.8.9゜9a−ヘキサヒドロ月ジベンゾフラン− 4−(N−(1−アザビシクロE2.2.21すクトー3(R)−イル)カルボ キサミドおよび8−クロロ−[2(S)−6(R)−メタノ−2H−3,4,5 ,6−テトラヒドロ]−1−ベンゾキソシン−10−[N−(1−アザビシクロ [2,2,2]オクト−3(R)−イル)カルボキサミドである。
実施例13 実施例1〜12の手順に従い、実施例2のメチル5−クロロサリチレートを以下 の表■の化合物に代え、かくして対応する化合物を調製する。
メチル5−ブロモサリチレート メチル5−メチルスルホニルサリチレートメチル2−メトキシ−4−アミノ−5 −クロロベンゾエートメチル2−メトキシ−4−アセチルアミノ−5−クロロベ ンゾエートメチル−4−アセチルアミノ−5−クロロサリチレートメチル2−メ トキシ−4−アミノベンゾエートメチル2−メトキシ−4−メチルアミノ−5− クロロベンゾエートメチル2−メトキシ−5−スルフ7ミルベンゾエー!・メチ ル2−メトキシ−5−メチルスルファミルベンゾエート実施例14 実施例8〜13の手順に従い、実施例8の3(S)−アミノキヌクリジン/を以 下の表!■の化合物に代え、かくして対応する化合物を調製する。
表ll 3−アミノキヌクリジン 4−アミノ−1〜アザビシクロ[3,3,11ノナン4−アミノ−1−アザビシ クロ[2,2,2]オクタン3−アミノ−9−メチル−9−アザビシクロ[3, 3,1]ノナン3−アミノ−7−オキソ−9−メチル−9−アザビシクロ[3, 3,11ノナン1−(p−フルオロフェノキシプロビル)−3−メトキシ−4− アミノピペリジンおよび上記化合物の立体異性体。
実施例15 実施例4の手順に従い、弱酸(トリフルオロ酢酸)対強酸(硫酸)の比を以下の 表IIIに従って変えた場合の、融合生成物(ジベンゾフラン)対架橋生成物( ベンゾキサジン)の相対的比を数表に示す。
疼…工 (時) (比率) (℃) 架橋生成物l TFν硫酸(20:l) −s 6 /IITFシ硫酸(100:1) −s 6/12 7Fシ硫酸(20:l)  −ts 6/1■ 酢1硫酸(20:l) 25 1/1実施例16 温度を50℃以下に維持しつつ、濃硫酸(519ml)に、メチル5−クロロ− 3−(3’シクロへキセニル)サリチレー)(345g、 1.3+ool)を 少量づつ添加する。室温にて1時間攪拌した後、この混合物を水(4,21’) に注ぎ、50%水酸化ナトリウム水溶液(843ml)で中和する。この塩基性 混合物をトルエン(2,5f)で抽出し、該トルエン相を硫酸ナトリウム上で乾 燥し、濾過し、蒸発乾固して、351.6g(102%)のメチル8−クロロ− 3,4,5,6−テトラヒドロ−2,6−メタノ−2H−1−ペンゾキソシンー 1O−カルボキシレートを油状物として得、これを次の工程で直接使用する。
メチル8−クロロ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2,6−メタノ−2H−1 −ペンゾキソシンー10−カルボキシレート(351,6g)を、水酸化リチウ ム−水和物(131,0g、 3.12加I)を水(2,61)に溶解した溶液 に添加し、この混合物を1.5時間に渡り加熱還流し、重質の沈殿物を生成する 。この反応混合物を室温まで冷却し、酢酸エチル(1,71)を添加し、濃塩酸 (276It)で酸性にする。該酢酸エチルを除去し、該酸性水性相を更に酢酸 エチル(500ml)で抽出する。これらの酢酸エチル抽出液を併合し、硫酸ナ トリウムで乾燥し、濾過し、蒸発乾固して、327.7gの物質を得る。アセト ニトリルからの再結晶化により、253.6gの8−クロロ−3,4,5,6− チトラヒドロー2.6−メタノ−2H+ペンゾキソシン−1O−カルボン酸を得 る。mp 110−120℃。+H−DCI、)δ !0.94 (s、 IH );7.98 (d、 IH); 7.22 (d、 IH); 4.98 ( s、 IH): R.10 (s、It(); 1.2−2.3 (a 8H)。アキラルHPLC99,5 3A%。
2−クロロ−シス−5a、 6.7.8.9.9a−ヘキサヒドロジベンゾフラ ン−4〜カルボン酸(300■、 1.19 ml)および濃硫酸(25ml  )の混合物を室温にて1時間攪拌する。数階が溶解するにつれて、この溶液は暗 琥珀色に変化する。この混合物を水浴中で冷却し、水(50ml)を25℃にて 徐々に添加する。この濁った混合物をトルエン(2×50m1)で抽出し、得ら れるトルエン相を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、蒸発乾固して、ガラス状の 固体を得る。この固体は、顯測定によれば、8−クロロ−3゜4、5.6−テト ラヒドロ−2,6−メタノ−2H−1−ペンゾキソシンー10−カルボン酸であ る。
’H−NMR(CDCIs)δ: 10.2 (s、IH); 7.9(d、  IH);7.2 (d、 18); 4.9 (m、 IHj; 3.3 (a IH); 1.2−2.4 (m、 8H)。
本発明の化合物は、当分野で通常利用されている方法により、容易にその無毒の 酸付加塩に転化することができる。本発明の該無毒の塩は、その酸成分が意図し た服用量において薬理的に許容されるようなものであり、無機酸例えば塩酸、臭 化水素酸、硫酸、硝酸および燐酸並びに有機酸例えばメタンスルホン酸、ベンゼ ンスルホン酸、酢酸、プロピオン酸、マレイン酸、琥珀酸、グリコール酸、乳酸 、サリチル酸、安息香酸、ニコチン酸、フタール酸、ステアリン酸、オレイン酸 等から調製される塩を包含する。
本発明の範囲内の化合物は有用な胃の運動性促進(prokinetie)作用 および制吐作用を有し、かつり、レセプタ結合活性に乏しい。これら化合物自体 は上部腸運動性(upper bowel mtility)および胃食道の逆 流障害の治療において価値がある。
更に、本発明の化合物は胃腸管の運動性障害に関連する疾患、例えば遅延空腹化 (retarded gastric eIoptying) 、消化不良、鼓 腸、食道逆流、消化性潰瘍および嘔吐の治療においても有用である可能性がある 。本発明の範囲内の化合物は、5−1f′rs拮抗作用を呈し、また精神障害、 例えば精神分裂症および不安の治療において、更に偏頭痛および群発頭痛の予防 処置において有用であると考えられる。本発明の化合物は、これらが殆どまたは 全(ドーパミン作用性の拮抗活性を持たない点で選択性である。
ヒトの活性と関連付けることのできる薬理的な応答性を示す本発明の化合物の能 力を明らかにするために、種々の動物テストを実施することができる。これらの テストは、式Vおよび肩の化合物の胃の運動性、嘔吐、ErHTsレセプタの選 択的拮抗性およびその島ドーパミンレセプタ結合特性に及ぼす作用等の諸因子を 含む。
上記の種々の状況下でテストした場合に、本発明の化合物が顕著な活性を呈する ことが分かった。
この様なテストの一つは、「ラットの空腹化:アンバーライトビーズ法(Rat Gastric EJfiptying: Al11berlite Bead  Method)Jである。このテストは以下のように実施する。
この研究は、ラット中の固形飼料の空腹化に及ぼすテスト薬物の効果を評価する ように工夫されている。この手順は1.、 E、ポレラ(Borella)およ び嶽リップマン(Lippmnn)、 Digestion、 1980.20 . pp、 26−49において使用された手順の改良である。
土! アンバーライト(Amberlite;商標)ビーズをフェノールレッド溶液中 に入れ、数時間に渡り浸透させる。フェノールレッドは指示薬として機能し、該 ビーズの環境がより塩基性となるにつれて、黄色から紫色に変化する。この浸透 の後、該ビーズを0. I NaOHですすいで、該ビーズを紫色にし、次いで 脱イオン水で洗浄してNaOHを洗い流す。
該ビーズを数回に渡り、1.18および1,41!I11の篩で濾過し、これら の粒径範囲のビーズを得る。この処理は大量の水を使用して実施する。該ビーズ を実際に使用するまで塩水中で保存する。
雄スブラーグーダウレイ(Sprague−Dawley)ラットを、任意量の 水を与えつつこの研究前の24時間に渡り絶食させる。ラットを無作為にN=6 または7の治療群に分割する。
テスト薬物を0.5%メチルセルロース溶液として調剤し、10 ml/kgな る投与体積にて経口経路でラットに投与する。コントロールラットには0.5% メチルセルロースを10 ml/kgなる投与体積にて経口経路で投与する。投 与の1時間後に、胃内投与経路で60個のアンバーライトビーズをラットに与え る。これらのビーズは、16ゲージの管状アダプタとシリンジとに取り付けた長 さ3インチのPE205チユーブを介して放出する。PE50チユーブの小片を 該管状アダプタの内側に配置し、該シリンジへの該ビーズの逆流を防止する。該 ビーズを1mlの塩水と共に、各ラットの胃内にさっと流し込む。
該ビーズの投与30分後に、ラットを殺し、その胃を取り出す。各胃に残留する ビーズをNaOHで洗浄した後、その数を計数する。
各胃に残留するビーズの数を60個から差引き、排除されたビーズの数を得る。
各処理群について、ビーズの平均数±S、 E、 Lをめる。コントロールから の%変化を以下の如く算出する。
[(平均コントロール群−平均薬物テスト群/平均コントロール群] X100 統計的有意性は、個々の飼料についてのt−テストを利用して決定でき、0.0 5またはそれ以下の確率が有意であると考える。本発明の化合物の制吐剤として の能力を立証するために、「フェレットにおけるシスプラチン−誘起嘔吐(Ci splatin−1nduced Emesis in the Ferret )」に関する以下のテストを使用できる。このテストはんP、フロレジツク(F lorezyk)、J、 E、シュリッヒ(Schurig) &W、 T、プ ロツドナ−(Brodner)のキャンサートリートメントリポー゛バCanc erTreatment Reports)、 1982 (1月)、 Vol 、 66、 No、 lに掲載された論文の変法である。
シスプラチンは犬および猫において嘔吐を誘発することが示されている。フロレ ジツク等はフエレットを使用して同様な効果を立証した。
手順 体重1.0〜1.5kgの去勢した雄のツイツチ(Pitch)フェレットは、 その頚静脈に配置された挿入カテーテルを有する。2〜3日の回復期間の経過後 、実験手順を開始する。
シスプラチンを投与する30分前に、フエレットに投与体積2.0ml/kgに て、0.9X塩水中の本発明の化合物を投与(静脈経路(i、v、))する。
シスプラチンの投与後45分において、再度フェレットに投与体積2.0ml/ kgにて、0.9%塩水混合物を投与(i、v、)する。
シスプラチンは、0.9%塩水の最初の投与後30分の時点で、静脈経路(i、 v、)にて投与する。シスプラチンlO■Agを投与体積2.0mlハ可にて投 与する。
シスプラチンの投与時点を時間0とする。フエレットを実験期間(4時間)に渡 り観察する。第一回目の嘔吐エピソードまでの経過時間を記録し、同様に嘔吐期 間の全数をも記録する。
嘔吐(吐瀉)エピソードは激越な挙動、例えばケージの回りの落ち付きの無い歩 行および急速な右往左往運動により特徴付けられる。この挙動と同時に、連続的 な数回のレッチング動作が見られ、次いで単一の強いレッチングを伴い、この後 者のレッチングは胃の内容物の吐瀉を伴う場合または伴わない場合がある。連単 −の強いレッチングの直後に、該フエレフトは穏やかになる。単−回の咳または レッチングは吐瀉エピソードとして計数しない。
D−2ドーパミンレセプタ結合アッセイこのD−2ドーパミンレセプタ結合アッ セイは、イアンクレッセ(Ian Cresse)、ロバートシュナイダ−(R obert 5chneider)&ソロモンH,シュナイダー(Solamo n圧5chneider)、 Europ、 J、 Pharamcol、、  46: 377−183 (1977)の方法を使用し、これを僅かに改良する ことにより開発されたものである。スピロペリドール(Spiroperido l )はブチロフェノン神経弛緩剤であり、その脳組織におけるドーパミンレセ プタに対するアフィニティーはあらゆる他の公知の薬物のアフィニティーよりも 高い。これは高度に特異的なり−1ドーパミン(サイクラーゼ結合の無い)レセ プタ薬物であり、K、値はD−2阻害に対して0.1−0.5 、D−1阻害に 対して300 nMである。
ナトリウムイオンはドーパミンレセプタの重要な調節剤である。該D−21ノセ プ夕のアフィニティーは塩化ナトリウムのミリモル濃度での存在により著しく高 められる。120−の塩化ナトリウムの不在下および存在下でのKdはそれぞれ 1.2および0.086nMである。標準的条件として、塩化ナトリウム(12 0m)を全アッセイにおいて存在させる。
尾状核(線条体)を該レセプタ源として使用する。というのは、これが脳および 末梢においてドーパミンレセプタを最大濃度で含有するからである。
刊 体重250−300gノ雄千ャールスーリバ−(Charles−River) ラットを斬首し、その脳を取り出し、氷上で冷し、尾状核を即座に解剖し、ドラ イアイス上で冷やす。
組織は一70℃にて無期限に保存することができる。アッセイのために、尾状核 を30m1のトリスバッファー(pH7゜7.25℃)中でポリトロンホモジナ イザーを使用してホモジナイズする。このホモジネートを40.000g(SS −340−ター内で18、000−19.00ORPM)にて15分間遠心分離 処理する。ペレットを新たなバッファー中に再懸濁し、再度遠心分離処理する。
この最終的なペレットをアッセイバッファー150容に再懸濁する。
SOOμlの尾状核ホモジネート、50−のトリスバッファー(35℃にてpH 7,4)、5mMのMgSO4、2−のEDTA−2NA、120−のNaC1 ,0,1%のアスコルビン酸、0.4酬の8H−スピロベリドールおよびテスト 化合物またはアブセイバッファーを含有する、全体で2mlの反応体積で特異的 な’H−スピロペリドール結合をアッセイする。
このアッセイにおいて、カテコールアミン類が存在する場合、lOμlのバルギ リンを該反応混合物中に含有せしめて、モノアミンオキシダーゼを阻害すべきで ある。試料を37℃で30分間インキュベートし、次いで5mlの氷冷した5o rfMのトリス(TRISX25℃にてpH7,7)を添加し、プランデルレセ プタバインディングフィルj・レーション(Brandel Reeepter  Binding Filtration)装置上で、GF/Bガラス繊維フィ ルターを通して濾過する。フィルターを更に各5mlのトリスバッファーで2回 洗浄する。アッセイ群を3回アッセイに付し、lμMd(+)ブタクラモール( butaclaml )を使用して、非特異的結合量を測定する。フィルターを 10m1のエコラット(Ecoscint )ホスホールを含むバイアルに入れ 、30分間振盪し、クエンチ曲線(quench curve)を使用して、液 体シンチレーション分光法によりdpw+を測定する。タンパクは、バイオ−ラ ド社(Bio−Rad)のクーマシープルーG−250染色剤を使用して、ブラ ッドフォード(Bradford)、 !t、 Anal、 Biocheu、 1976、72. p。
248の方法により測定する。タンパク標準として、バイオ−ラド社(Bio− Rad)のウシγ−グロブリンを使用する。
麻酔したラットにおけるベゾルドージャリッシュ(Bezold−Jarisc h)効果260−290gの雄ラットを腹腔内(i、p、)経路で投与した1、  25 g/kg −’のウレタンで麻酔し、気管にカニユーレを挿入する。薬 物の静脈内注入(i、v、)用のカニユーレを頚静脈に挿入する。左頚動脈内の カニユーレにより血圧を記録し、〜くリン/塩水−充填血圧変換器に入力する。
連続的な心拍数測定値は該血圧測定の記録から得る。このベゾルドージャリッシ ュ(Bezo 1d−Jar 1sch )効果は、i、 v、経路での5−石 の迅速なポルス注入により誘発され、心拍数における降下が測定される。各心拍 数においては、心拍数の明瞭な降下を誘発する5−HTの最小投与量を使用して 、まず不変の応答を設定する。5−)rrの注入は12分毎に行い、テスト化合 物の投与量一応答曲線は、各5−HTの注入の5分前に徐々に増加させた投与量 の該化合物の注入により設定される。この5−HT−誘発性の徐脈に及ぼす該化 合物の効果を、該化合物の注入前に5−HTにより誘発された徐脈に対する%と して算出する。
本発明の化合物により生ずる5−■拮抗時間を測定するための別の実験において は、単一投与量の該化合物を5−)rrの投与の5分前に注入し、次いで繰り返 し実施した7回の5−1fTの投与の効果を追跡する。ベゾルドージャリッシュ 反射の遠心性迷走神経性四肢に及ぼす該化合物の効果は、切断した迷走神経の末 梢端を電気的に刺激することにより検査する。単極電気刺激は一対の銀電極を使 用して5分間隔で、最大−有効電位(lOHzで20V)の5負荷(straf ns)の1ais矩形パルスを使用して適用する。パルス周波数は5〜30Hz で変えることができ、周波数一応答曲線は単一投与量の該化合物のi、 V、投 与前およびその10分後に作成する。
上記テストの結果は、本発明の範囲内の化合物が該神経系の末梢および中枢作用 間の価値あるバランスを示し、損なわれた胃腸運動性に関連する疾患、例えば胃 の空腹化、消化不良、鼓腸、食道逆流および消化性潰瘍の治療、並びに中枢神経 糸の疾患、例えば精神病の治療において有用であることを示唆する。
本発明の化合物は、選択された投与経路、例えば経口または非経口投与に適した 種々の形状で哺乳動物宿主に投与することができる。これに関連して、非経口経 路での投与は以下の経路、例えば静脈内投与、筋肉内投与、皮下投与、眼内投与 、骨液内投与、経表皮投与を包含する経上皮投与、眼内、舌下および口腔内投与 を包含し、また局所的には眼、表皮、眼球、直腸および吸入法およびエーロゾル による経鼻吸入および直腸全体への投与を包含する。
本発明の活性化合物は、例えば不活性な希釈剤と共にあるいは同化性の食用担体 と共に経口投与でき、また該活性化合物は硬質または軟質のゼラチン殻カプセル に封入でき、あるいは圧縮して錠剤とすることができ、もしくは治療食の食物に 直接配合できる。経口投与に対しては、該活性化合物は賦形剤と配合でき、消化 可能な錠剤、バッカル錠剤、トローチ剤、カプセル剤、エリキシル剤、懸濁剤、 シロップ剤、水性剤等として使用できる。このような組成物および処方物は少な くとも0.1%の活性化合物を含むべきである。該組成物および処方物中の該割 合は、勿論変えることができ、有利には該単位投与薬の重量の約2〜約6%の範 囲内であり得る。このような治療上有用な組成物中の活性化合物の量は、適当な 服用量が得られるような量である。奸才しい本発明の組成物および処方物は、経 口投与単これらの錠剤、トローチ剤、ピル剤、カプセル剤等は以下のものをも含 むことができる。即ち、バインダー例えばトラガカンスガム、アカシアガム、コ ーンスターチまたはゲル化剤、賦形剤例えば燐酸二カルシウム、崩壊剤例えばコ ーンスターチ、ポテトスターチ、アルギン酸等、滑剤例えばステアリン酸マグネ シウムおよび甘味料例えばスクロース、ラクトースまたはサッカリンを添加する ことができ、また香味料例えばペパーミント、冬緑油またはチェリー香味を添加 することができる。該投与単位剤形がカプセルである場合、該カプセルは上記型 の材料に加えて、液状担体を含むことができる。種々の他の材料を被覆として存 在させ、あるいは該投与単位の物理的形状を改善することが可能である。例えば 、錠剤、ビル剤またはカプセル剤はシェラツク、糖またはこれら両者で被覆でき る。シロップ剤またはエリキシル剤は該活性化合物、甘味料としてのスクロース 、保存剤としでのメチルおよびプロピルパラベン、染料および香味料、例えばチ ェリーまたはオレンジ香味を含むことができる。任意の投与単位剤形を調製する のに利用されている任意の材料は、製薬上純粋で、かつ使用する量において実質 的に無毒であるべきである。更に、該活性化合物は徐放性の処方物に配合するこ とも可能である。
該活性化合物は、また非経口または腹腔内経路で投与することもできる。遊離塩 基または製薬上許容される塩としての該活性化合物の溶液は、適当に界面活性剤 、例えばヒドロキシプロピルセルロースと混合した水を使用して調製できる。
分散体は、またグリセリン、液状ポリエチレングリコール、およびその混合物を 使用して、あるいはオイルを使用して調製することもできる。通常の保存並びに 使用条件下において、これらの処方物は微生物の成育を阻害するために保存剤を 含む。
注射用途に適した剤形は滅菌水性溶液または分散液並びに滅菌した注射可能な水 性溶液または分散液をその場で調製するための滅菌粉末を包含する。全ての場合 において、該剤形は滅菌されていなければならず、かつ容易に注射器に導入でき る程度に流動性である必要がある。これは製造並びに保存条件下で安定でなけれ ばならず、またバクテリアおよび真菌等の微生物の汚染作用に対して保存されて いなければならない。担体は溶媒または分散媒であり得、例えば水、エタノール 、ポリオール(例えば、グリセリン、プロピレングリコールおよび液状ポリエチ レングリコール等)、適当なその混合物、および食用オイル等を包含する。適当 な流動性は、例えばレシチン等の被覆の利用により、分散液の場合には所定の粒 径の維持により、および界面活性剤の使用により維持することができる。微生物 作用は、種々の抗菌剤および抗真菌剤、例えばパラベン、クロロブタノール、フ ェノール、ソルビン酸、チメローザル等により阻害できる。多くの場合において 、等張剤例えば糖または塩化ナトリウムを含めることが好ましいであろう。該注 射用組成物の長期に渡る吸収が必要な場合には、吸収遅延剤例えばアルミニウム モノステアレートおよびゼラチンを配合することができる。
無菌注射用溶液は所定量の該活性化合物を、必要に応じて種々の上記の他の成分 と共に、適当な溶媒中に配合し、次いで滅菌濾過することにより調製される。
一般に、分散液は上記のものから選択した種々の無菌活性成分を配合することに より調製される。無菌注射溶液を調製するための無菌粉末の場合には、好ましい 調製法は真空乾燥および凍結乾燥法であり、これらの技術により該活性成分と上 記のものから選択した任意の所定の付加的成分とを含む予め滅菌し濾過した溶液 から該成分を含有する粉末が生成される。
本発明の治療化合物は哺乳類のみに投与でき、また製薬上許容される上記の如き 担体との組み合わせで投与でき、その割合は該化合物の溶解度および化学的性質 、選択された投与経路および標準的な製薬上の実務により決定される。
医師は、予防並びに治療に最も適しており、カリ投与する剤形および選択した特 定の化合物により変動し、また治療中の特定の患者により変化する本発明の治療 薬物の投与量を決定するであろう。医師は、一般に低投与量で治療を開始し、ま た必要に応じて該状況下で最適の効果が得られるまで少しずつ該投与量を高めよ うとするであろう。この治療上の投与量は、一般に0.1〜20mg、または約 0.O1〜約50■/kg (体重)7日およびそれ以上であろう。しかし、1 13+こ1回乃至数回の数種の異なる投与量で投与してもよい。経口投与の場合 には、より高い投与量が必要とされる。
国際調査報告 PCT/ロ391106610 THXS XWTEmikTXONAL SR入RCI!ING 入0’T式O R工τY CC0N5XD τ区Aτ τ0 ABOn−XDP2TXFXED  XltTERMkTXOHkL kPPTjCATXON ひOFIJil  190? COMPLY WI〒H1■ 良欧壮nλ)任りτSOF σに工〒y OF X1rnりT工ωも 良り10 に8W■1紺−1■りけα講D1FORPJIC!! X1r’lEMTXON  ARI!:VL 入compound containing a carb egLia halida、 classified In class562 .5ubeLass 1140゜VX工、A co+mpound conta ining an acyl fluorid* moiety、classi fied 1■ class 562,5ubclass 849゜X工L Sulfur−co ntaining carboxamid@s、clawifisd in c lams 5641subcLass 162 (R” m )DIX)。
Pσ10591106410 XV、 Carboxallid@s whar・支n a b儂nz・n*  ring is bonded dirgeセAy to 狽■■ carbaryl、classifi@d in class 564. 5u bclass 1フロ。
XVL Multicyclic carboxamid@s、classif ied in class 564. 5ubclass171゜ XVIL AcyeLic 5urf口namid@s、 classifie d in class 5g4.5ubclass 99(R” −HNX)。
フロントページの続き (51) Int、C1,5識別記号 庁内整理番号C07D 498108  8415−4C(72)発明者 スタッド ウィリアム エルアメリカ合衆国  ペンシルバニア州 19438 ハーリーズヴイル ストア ロード 611 (72)発明者 パワーズ マシュー アールアメリカ合衆国 ペンシルバニア 州 19504 バート アールディー 2 ボックス 260゜ I (72)発明者 ウッドワード リック ジ−アメリカ合衆国 プラウエア州  19808ウイルミントン リンデル ブールヴアード 2108 (72)発明者 ゴーレック フレデリック エイアメリカ合衆国 ペンシルバ ニア州 19066 メリオン ステーション ベアード ロード 416 (72)発明者 ロドリゲス ウォルターアメリカ合衆国 ペンシルバニア州 19518 ダグラスヴイル マルバリー ブレイス 208

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.融合又は架橋環位置に少なくとも2個のキラル中心を有する多環式酸素含有 環系を有する実質的に光学的に純粋な化合物の製造方法であって、フェノールを オルトキラル中心を有するシクロアルケニルと共に、該キラル中心を有するシク ロアルケニル置換基をラセミ化しない酸性環化条件に付すことを特徴とする方法 。 2.融合酸素含有環系の製造のための選択的酸性条件を含む請求項1記載の方法 。 3.架橋酸素含有環系の製造のための選択的酸性条件を含む請求項1記載の方法 。 4.キラル中心を有するシクロアルケニルフェニルエーテルから前記キラル中心 を有するシクロアルケニルフェノールを製造する請求項1記載の方法。 5.実質的に光学的に純粋な下記式の化合物を製造する請求項1記載の方法であ って、 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、A又はBの一方はCHR6であり、他方のA又はBは単結合であり;Y は、CHRであり; nは、0,1又は2であり; R′は、ヒドロキシ、アルコキシ、アルアルコキシ、ハロ、OM(Mは、アルカ リ又はアルカリ土類金属である)、又はNH−Xであり、Xは、水素、アルキル 、アルアルキル、アシル又はZであり、Zは、▲数式、化学式、表等があります ▼,▲数式、化学式、表等があります▼,▲数式、化学式、表等があります▼, ▲数式、化学式、表等があります▼,▲数式、化学式、表等があります▼又は▲ 数式、化学式、表等があります▼及びその立体異性体であり; R及びR1は独立して水素、アルキル、ハロ、アルコキシ、アリール、アルアル キル、ハロアルキル、アミノ、アルキルアミノ、スルホニル、アルキルスルファ ミル又はアルキルスルホニルであり;R2、R3、R4、R5及びR6は独立に 水素、アルキル、ハロ、アルコキシ、アリール、アルアルキル又はハロアルキル であり;隣接するR2、R3、R4、R5及びR6基は共同して二重結合を形成 してもよい。)下記の式で表される化合物をトリハロ酢酸又はトリハロ酢酸と硫 酸の混合物で処理し、得られた化合物を単離することを特徴とする方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中R■は水素である。 6.下記の式で表される化合物を製造するための請求項5記載の方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼ 7.下記の式で表される化合物を製造するための請求項5記載の方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼ 8.下記の式: ▲数式、化学式、表等があります▼ で表される化合物を硫酸で処理することにより、下記の式で表される化合物を製 造するための請求項3記載の方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼ 9.下記の式: ▲数式、化学式、表等があります▼ で表される化合物をトリハロ酢酸又はトリハロ酢酸と硫酸の混合物で処理するこ とにより、下記の式で表される化合物を製造するための請求項6記載の方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼ 10.下記の式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは水素又はハロであり、R1は水素、アミノ又はモノ−又はジアルキ ルアミノであり、R′は、アルコキシである)で表される化合物をトリフルオロ 酢酸又はトリフルオロ酢酸と硫酸の混合物で処理し、得られたエステルを加水分 解することにより、下記の式で表される化合物を製造するための請求項9記載の 方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは水素又はハロであり、R1は水素、アミノ又はモノ−又はジアルキ ルアミノである。) 11.下記の式: ▲数式、化学式、表等があります▼ で表される化合物を硫酸又は硫酸とトリハロ酢酸の混合物で処理することにより 、下記の式で表される化合物を製造するための請求項3記載の方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼ 12.下記の式:▲数式、化学式、表等があります▼(式中、Rは水素又はハロ であり、R1は水素、アミノ又はモノ−又はジアルキルアミノであり、R′は、 アルコキシである)で表される化合物を硫酸又は硫酸とトリフルオロ酢酸の混合 物で処理し、得られたエステルを加水分解することにより、下記の式で表される 化合物を製造するための請求項11記載の方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは水素又はハロであり、R1は水素、アミノ又はモノ−又はジアルキ ルアミノである。) 13.下記の式: ▲数式、化学式、表等があります▼ で表される化合物をトリハロ酢酸又はトリハロ酢酸と硫酸の混合物で処理するこ とにより、下記の式で表される化合物を製造するための請求項5記載の方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、A又はBの一方はCHR6であり、他方のA又はBは単結合であり:Yは 、CHRであり; nは、0,1又は2であり; R及びR1は、独立して水素、アルキル、ハロ、アルコキシ、アリール、アルア ルキル、ハロアルキル、アミノ、アルキルアミノ、スルホニル、アルキルスルフ ァミル又はアルキルスルホニルであり;R2、R3、R4、R5及びR6は、独 立して水素、アルキル、ハロ、アルコキシ、アリール、アルアルキル又はハロア ルキルであり、隣接するR2、R3、R4、R5及びR6基は共同して二重結合 を形成してもよく;XはZであり、Zは、 ▲数式、化学式、表等があります▼,▲数式、化学式、表等があります▼,▲数 式、化学式、表等があります▼,▲数式、化学式、表等があります▼,▲数式、 化学式、表等があります▼又は▲数式、化学式、表等があります▼及びその立体 異性体である。 R及びR1は独立して水素、アルキル、ハロ、アルコキシ、アリール、アルアル キル、ハロアルキル、アミノ、アルキルアミノ、スルホニル、アルキルスルファ ミル又はアルキルスルホニルであり;R2、R3、R4、R5及びR6は独立に 水素、アルキル、ハロ、アルコキシ、アリール、アルアルキル又はハロアルキル であり;隣接するR2、R3、R4、R5及びR6基は共同して二重結合を形成 してもよい。)14.下記の式: ▲数式、化学式、表等があります▼ で表される化合物を硫酸又は硫酸とトリハロ酢酸の混合物で処理することにより 、下記の式で表される化合物を製造するための請求項8記載の方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、A又はBの一方はCHR■であり、他方のA又はBは単結合であり;Yは 、CHRであり; nは、0,1又は2であり; R及びR1は、独立して水素、アルキル、ハロ、アルコキシ、アリール、アルア ルキル、ハロアルキル、アミノ、アルキルアミノ、スルホニル、アルキルスルフ ァミル又はアルキルスルホニルであり;R2、R3、R4、R5及びR6は、独 立して水素、アルキル、ハロ、アルコキシ、アリール、アルアルキル又はハロア ルキルであり、隣接するR2、R3、R4、R5及びR6基は共同して二重結合 を形成してもよく;XはZであり、Zは、 ▲数式、化学式、表等があります▼,▲数式、化学式、表等があります▼,▲数 式、化学式、表等があります▼,▲数式、化学式、表等があります▼,▲数式、 化学式、表等があります▼又は▲数式、化学式、表等があります▼及びその立体 異性体である。 15.下記の式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは水素又はハロであり、R1は水素、アミノ又はモノ−又はジアルキ ルアミノであり、XはZである)で表される化合物をトリフルオロ酢酸又はトリ フルオロ酢酸と硫酸の混合物で処理することにより、下記の式で表される化合物 を製造するための請求項13記載の方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、Rは水素又はハロであり、R1は水素、アミノ又はモノ−又はジアルキル アミノであり、XはZである。 16.Rがクロロであり、R1が水素であり、XがZであり、Zが▲数式、化学 式、表等があります▼ 及びその立体異性体であり;かくして2−クロロ−〔5a(S)−9a(S)( 5a,6,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ〕ジベンゾフラン−4−〔N−(1 −アザビシクロ〔2,2,2〕オクト−3−イル)カルボキサミドを製造する請 求項15記載の方法。 17.下記の式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは水素又はハロであり、R1は水素、アミノ又はモノ−又はジアルキ ルアミノであり、XはZである)で表される化合物を硫酸又はトリフルオロ酢酸 と硫酸の混合物で処理することにより、下記の式で表される化合物を製造するた めの請求項14記載の方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、Rは水素又はハロであり、R1は水素、アミノ又はモノ−又はジアルキル アミノであり、XはZである。 18.Rがクロロであり、R1が水素であり、XがZであり、Zが▲数式、化学 式、表等があります▼ 及びその立体異性体であり;かくして8−クロロ−〔2(S)−6(R)−メタ ノ−2H−3,4,5,6−テトラヒドロ〕−1−ベンゾキソシン−10−(N −(1−アザビシクロ〔2,2,2〕オクト−3(S)−イル)カルボキサミド を製造する請求項15記載の方法。 19.以下の工程を含む下記の式で表される化合物の製造方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、A又はBの一方はCHR6であり、他方のA又はBは単結合であり;Y は、CHRであり; nは、0,1又は2であり; R及びR1は、独立して水素、アルキル、ハロ、アルコキシ、アリール、アルア ルキル、ハロアルキル、アミノ、アルキルアミノ、スルホニル、アルキルスルフ ァミル又はアルキルスルホニルであり;R2、R3、R4、R5及びR6は、独 立して水素、アルキル、ハロ、アルコキシ、アリール、アルアルキル又はハロア ルキルであり、隣接する基は共同して二重結合を形成してもよい。) 置換又は未置換サリチル酸をエステル化してフェノールを得る工程。 このフェノールを、極性媒体中、トリフェニルホスフィン、ジエチルアゾジカル ボキシレート及び純粋なキラルな2−シクロヘキセン−1−(S)−オールで処 理して、キラルなフェノールシクロヘキセニルエーテルを得る工程。 このフェノールシクロヘキセニルエーテルを、高温で処理してクライゼン転位を 起こし、3−(3′−シクロヘキセニル)サリチレートの新しい立体中心にキラ リティを移動させる工程。 3−(3′−シクロヘキセニル)サリチレートを、酸で処理して閉環し、キラル な〔5a(S)−9a(S)−(5a,6,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ〕 ジベンゾフラン−4−カルボキシレート及びキラルな〔2(S)−6(R)−メ タノ−2H−〔3,4,5,6−テトラヒドロ〕−1−ベンゾキソシン−10− カルボキシレートを得る工程。 このエステルを、水性塩基で加水分解して、ジベンゾフラン酸を塩としてベンゾ クソシン酸の塩から選択的に単離する工程。 各塩を鉱酸又は有機酸で処理して、キラルなジベンゾフラン酸(S,S)とキラ ルなべンゾキソシン酸(R,S)を得る工程。 20.閉環を、トリフルオロ酢酸を用いて還流することにより行う請求項19記 載の方法。 21.閉環を、トリフルオロ酢酸と硫酸の混合物で処理することにより行う請求 項19記載の方法。 22.閉環を、硫酸により行う請求項19記載の方法。 23.下記の化合物群から選ばれる化合物。 ▲数式、化学式、表等があります▼▲数式、化学式、表等があります▼▲数式、 化学式、表等があります▼▲数式、化学式、表等があります▼▲数式、化学式、 表等があります▼及び▲数式、化学式、表等があります▼Yは、CHRであり; nは、0,1又は2であり; R′は、ハロ、OM(Mは、アルカリ又はアルカリ土類金属である)、又はNH −Xであり、Xは、水素、アルキル、アシル又はZであり、Zは、▲数式、化学 式、表等があります▼,▲数式、化学式、表等があります▼,▲数式、化学式、 表等があります▼,▲数式、化学式、表等があります▼,▲数式、化学式、表等 があります▼又は▲数式、化学式、表等があります▼及びその立体異性体であり ; R及びR1は独立して水素、アルキル、ハロ、アルコキシ、アリール、アルアル キル、ハロアルキル、アミノ、アルキルアミノ、スルホニル、アルキルスルファ ミル又はアルキルスルホニルであり;R2、R3、R4、R5及びR6は独立し て水素、アルキル、ハロ、アルコキシ、アリール、アルアルキル又はハロアルキ ルであり;R6の少なくとも1個は水素であり;隣接するR2、R3、R4、R 5及びR6基は共同して二重結合を形成してもよい。
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