JPH06500939A - 注射ユニット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 注射ユニット 本発明は医薬品を保持するための注射ユニット、即ち、末端に外側に向いた環状 突起を含んで成るネックにおいて終結する中空円筒型バレル；柔軟性ネックキャ ップ；外部からこのネックキャップを締め付け、且つこのバレルネックの環状突 起とのかみ合わせのためにその基端にて１又は複数の内部突起を存するスカート の形状における基部区画及び針を取り付けるための手段を有する末梢区画を含ん で成るホールディングキャップ；並びにこのホールディングキャップをその締結 位置に固定するための、スカートの外側にその基端にて備っているロッキングリ ング；を含んで成る注射ユニットに関する。

取外し可能なバレルネックシールを有する上記の型の注射ユニットは、このバレ ルの中に含まれている医薬品の凍結乾燥を、このバレルのネックを通じてその場 において実施することを可能とする。

ヨーロッパ特許公報環０．１９１．１２２号はシリンジ型であり、且つ序文にお いて記載した型の注射ユニットを開示している。このシリンジはネックキャップ を含んで成り、これはバレルのネックの基端からホールディングキャップの末端 にまでに到る、且つこのホールディングキャップのネックに取付けられたキャッ プによってシールされている通路を有する。この保護キャップの末端はルアー− コーンの形態を有し、そして使用前に、この保護ホールディングを取外し、次い でこのホールディングキャップの上に針を取付けるようになっている。

しかしながら実際の使用において、上記の従来技術のシリンジは本質的な欠点に 悩まされることが認められた。このシリンジの取り扱いにおいて、このホールデ ィングキャップが側圧を受けることを避けることは難しく、そしてその結果この ホールディングキャップがその締結位置から滑り落ちることがしばしば起こる。

シリンジが突発的にこの状況において分解すると、このシリンジ及びその中に含 まれているかなり高価であることがありうる医薬品は、この医薬品の汚染の危険 性のために廃棄しなくてはならなくなる。

上記の欠点を解決する試みが、ロッキングリングの手段によって締結位置にホー ルディングキャップを固定することによってなされてきた。このロッキングリン グは、バレルネック上にホールディングキャップを取り付けた後、このホールデ ィングキャップのスカートの外側上にその基端にて取り付ける。しかしながら、 従来技術のホールディングキャップと組合せたかかるロッキングリングは、この ホールディングキャップをその位置に固定する手段としては不十分であるが示さ れている。

本発明の目的は請求項１の導入部分に記載する、ホールディングキャップがより 信頼性のある状態でその締結位置において固定されていることができる型の注射 ユニットの提供にある。

この目的は、ロッキングリング及びホールディングキャップのスカートが、この ロッキングリングをこのスカートの位置において取付けるときに、互いを不可逆 的に締結させ合うように備っている手段を含んで成ることを特徴とする本発明の 注射ユニットによって達成られる。

本発明は、ホールディングキャップをその締結位置に不可逆的にかみ合わせるこ とが、その位置にロッキングリングを固定（ロック）することによってできると いう認識に基づく。

本発明の一態様において、このホールディングキャップのスカートは、このスカ ートの基端から離れて配置したい（つかの柔軟な外方向に突起したフィンガー、 及びこのフィンガーの下のスカート壁において施されており、且つこのフィンガ ーがその中に押し込められることのできる１又は複数のくぼみ又は開口部を含ん で成る。

本発明の他の態様において、このロッキングリングは、いくつかの柔軟な内方向 に突起したフィンガー、及びこのフィンガーの下のロッキングリング壁において 施されており、且つこのフィンガーがその中に押し込められることのできるｌ又 は複数のくぼみ又は開口部を含んで成り、そしてこのホールディングキャップの スカートにはこのロッキングリングのフィンガーが伸び入ることのできるｌ又は 複数のくぼみ又は開口部が施されている。

本発明の上記の態様は以下のように機能する：このロッキングリングの取り付け において、このフィンガーはこのフィンガーの下に施されているくぼみ又は開口 部の中に押し込められ、従ってこのロッキングリングがこのホールディングキャ ップのスカート上に滑り載ることを可能にするであろう。このロッキングリング がその終点にまで移動したら、このフィンガーはその突出した位置にまではね戻 り、これによってこのロッキングリングがこのホールディングキャップのスカー トに沿って滑り戻ることを不可逆的に妨げるであろう。

上記した態様は、このホールディングキャップの不可逆的な取付けを手によって 実施できるという利点を授ける。

このホールディングキャップはそのスカートの基端に形成されたいくつかのスリ ットを有していることができる。本発明の好ましい態様において、このフィンガ ーは前記スリットの末梢部に配置され、これによりこのフィンガーはこのスリッ トの内部の中に押し込められることか可能となる。

このホールディングキャップ及びロッキングリングは柔軟な熱可塑性材料より構 成されていてよい。

好ましくは、このホールディングキャップは、突起したフィンガーを有する完成 された形態において射出成形されたものである。このフィンガーがその突起して いる位置において射出成形されたものであるとき、このフィンガーが前記の位置 にはね戻ることが、このフィンガーのスカートの中への移動に基づいて確実とな る。

好ましくはこのネックキャップはシール膜を含んで成る。従って、このバレルネ ックをシールする膜と本発明の注射ユニットとの組合せは、このユニットの不適 切なもしくは不注意な取り扱いの結果としてのこの注射ユニットからの医薬品の 突発的な漏れ又は医薬品の汚染が起きないことをかなり高い程度にまで確実にす る。

このネックキャップは、シール膜がこのバレルネックの面に対して支持されてお り、そして任意的に金属カプセルにより、このバレルネックの面に対して支持さ れている部分を任意的に育し、且っそらこのホールディングキャップの末梢区画 にまで到り、且つその中に形成された通路を有するストッパーにより位置が固定 されている。

好ましくは、このネックキャップは気体に不浸透性であり、且つ長い貯蔵寿命を 保証するブチルゴムより成る。

使用前にネックキャップが針によって突き刺されるように設計されている場合、 即ち、ネックキャップが通路を欠いているときにおいて、このネックキャップは 好ましくは、高い度合いの弾性を有し、従って突き抜けた針をきつく閉めること を特徴とする天然ゴムより成る更なる層を含んで成り、これによって医薬品の汚 染の危険性は小さくなる。

ホールディングキャップの末梢区画はルアー−コーン型であるか、又はねじ型ア ダプターを取り付けるための中に形成されたスクリューホールを有していてよい 。

本明細書に関して、「注射ユニット」とは独立の注射集成体、例えばペン型シリ ンジ又はデリバリ−ポンプの中に差し込むためのシリンジ及びユニットの両方の 意味を有する。

医薬品をその凍結乾燥形態において保存するとき、通称三区画型注射集成体、即 ち、医薬品と溶剤のそれぞれを保持するための二つの独立した区画を含んで成り 、且つ使用前にこの医薬品と溶剤とを接触及び混合せしめるための手段を有する 注射集成体が利用されるべきである。

本発明を図面を参照しながら更に詳しく説明するわけであるが、ここで、 図１は本発明の注射ユニットの好ましい態様の側面及び部分縦断面を示す。

図２は図１に示す注射ユニットの末梢部分の側面及び部分縦断面を示す。

図３は図２に示すホールディングキャップの基部区画の断面図を示す。

図４は本発明の注射ユニットの末梢部分の他の好ましい態様の側面及び部分縦断 面を示す。

図５は本発明の注射ユニットの他の態様の側面及び部分縦断面を示す。

図１は独立の注射集成体に差し込むための二区画署ユニット型における本発明の 注射ユニットＩＯを示す。この注射ユニットＩＯは、長い中空の円筒状バレル１ １　（これはその末端にてネックＩ２を、そしてその壁において形成されている バイパス１３を有する）、基部ピストン１４、末梢ピストン１５、及びネック１ ２をシールするための備品１６（これはストッパー１７、ホールディングキャッ プ１８、アダプター１９及びロッキングリング２０を含んで成る）を含んで成る 。

２つのピストン１４及び１５はシール備品１６と共に、溶剤及び凍結乾燥医薬品 のそれぞれを保持するために利用されうる基部２１及び末梢部２２の区画を規定 する。この医薬品は、シール備品１６を取り付ける前に、このバレル１１のネッ ク１２を通じてその場で凍結乾燥されつる。

溶剤と凍結乾燥医薬品は、ピストンＩ４と１５をこの注射ユニットｌＯの末端に 向って押すことによって混合される。末梢ピストン１５がこのバイパスによって 規定される領域に到達すると、溶剤は末梢ピストン１５のまわりを流れて末梢区 画２２へと入り、ここで凍結乾燥医薬品と混ざり合うことができつる。この溶液 と医薬品との混合の際、末梢区画を周囲雰囲気と連結させる通路が、この末梢区 画の通風を可能とするために施されているべきである。

すぐ使用できる医薬品は、ピストン１４及びＩ５をバレル１１の中に完全に押し 戻すことによって注射ユニット１０から排出される。

図２は、末端に環状突起３０を有しているネック１２で終結しているバレル１１ を含んで成る注射ユニットの末梢部分を示す。このバレルネック！２は、バレル ネック！２の面３２の一部と向い合って支持されているディスク型部分３１、及 びバレルネック１２の中に差し込まれ、且つこのバレルネック１２の壁の内側を きつく閉ざす管状部分３３を含んで成るストッパー１７によってシールされてい る。このストッパーエフ０基部においてダクト３４が形成されている。このスト ッパーはバレルネックのバルク容量を満杯にし、これによってピストン（図示せ ず）をこのバレル１１の円筒状区画に完全に押し戻した後にこの注射ユニットに 残っている医薬品の量、即ち、無駄な量を最少にするよ区画、並びにスクリュー ホール４０が中に形成されてし）る末梢区画３９部に施されているいくつかの外 方向に突起したフィンガー５２を含んで成る。このスカート５０は、針を備えつ けるためのホール５４を有する壁５３により、ホールディングキャップの末梢区 画と独立している。

図４は、図２に示す注射ユニットと類似の、バレル！ｌ、ストッパー１７及びア ダプター１９を有する注射ユニットの末梢部分６０を示す。

ストッパー１７は、いくつかのスリット３６及び環状くぼみ６３を含んで成るス カート６２を有するホールディングキャップ６１によって位置が固定されている 。ホールディングキャップ６１の末梢区画にはスクリューホール４０が形成され ている。

ホールディングキャップ６１はロッキングリング６４によって位置が固定されて おり、このロッキングリング６４はいくつかの柔軟な内方向に突起したフィンガ ー６５、及びこのフィンガー６５の下のロッキングリング６４の壁に施されてお り、且つその中にフィンガーが押し込められることのできるいくかの開口部６６ を含んで成る。フィンガー６５及び開口部６６の幅はスリット３６のそれよりも 大きい。このロッキングリング６４は、スカート６２のくぼみ６３の末梢側面６ ７に向って伸びている突起フィンガー６５により、このスカート６２に沿って滑 り戻ることが阻止されている。スカート６２の上にロッキングリング６４を取り 付けるとき、フィンガー６５を開口部６６の内部に押し込み、これによってロッ キングリング６４がスカート６２の上に滑り載るようにさせる。

図５は、図１に示す注射ユニットと類似の、バレル１１、基部ピストン１４、ホ ールディングキャップ１８、アダプター１９及びロッキングリング２０を有する 注射ユニットを示す。

バレルネック１２は、このバレルネック１２の面３２の一部に対して支持された 膜７１によってシールされており、この膜は金属カプセル７２によって位置が固 定されており、ホールディングキャップＩ８が前記金属カプセル７２の外側上に 取り付けられている。

するが、その他にも利用できうる。

ＦＩＧ、１ ＦＩＧ、４ ＦＩＧ、５ 補正書の翻訳文提出書 （特許法第１８４条の８） 平成５年３月ｔ？日

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. １．医薬品を保持するための注射ユニットであって、外側に向いた環状突起を末 端に含んで成るネックにおいて終結する中空円筒型バレル；柔軟性ネックキャッ プ；外部からこのネックキャップを締め付け、且つこのバレルネックの環状突起 とのかみ合わせのためにその基端にて１又は複数の内部突起を有するスカートの 形状における基部区画及び針を取り付けるための手段を有する末梢区画を含んで 成るホールディングキャップ；並びにこのホールディングキャップをその締結位 置に固定するための、スカートの外側にその基端にて備っているロッキングリン グ；を含んで成り、このロッキングリング及びこのホールディングキャップのス カートが、このロッキングリングをこのスカート上の位置に取り付けるときに互 いに不可逆的に締結し合うように備っている手段を含んで成ることを特徴とする 注射ユニット。
2. ２．ホールディングキャップのスカートが、このスカートの基端から離れて配置 したいくつかの柔軟な外方向に突起したフィンガー、及びこのフィンガーの下の スカート壁において施されており、且つこのフィンガーがその中に押し込められ うる１又は複数のくぼみ又は開口部を含んで成ることを特徴とする、請求項１に 記載の注射ユニット。
3. ３．ホールディングキャップが、このスカートの基端において形成されたいくつ かのスリットを有し、前記スリットの末梢部にフィンガーが配置されていること によってこのフィンガーがこのスリットの内部の中に押し込められることが可能 となっていることを特徴とする、請求項２に記載の注射ユニット。
4. ４．ロッキングリングが、いくつかの柔軟な内方向に突起したフィンガー、及び このフィンガーの下のロッキングリングの壁において施され、且つこのフィンガ ーがその中に押し込められうる１又は複数のくぼみ又は開口部を含んで成り、そ してこのホールディングキャップのスカートにこのロッキングリングのフィンガ ーが伸び入ることのできる１又は複数のくぼみ又は開口部が施されていることを 特徴とする、請求項１に記載の注射ユニット。
5. ５．ネックキャップがシール膜を含んで成ることを特徴とする、請求項１〜４の いづれか１項に記載の注射ユニット。