JPH0647909Y2 - 横抱き屈伸ブームの格納制御装置 - Google Patents
横抱き屈伸ブームの格納制御装置Info
- Publication number
- JPH0647909Y2 JPH0647909Y2 JP10257789U JP10257789U JPH0647909Y2 JP H0647909 Y2 JPH0647909 Y2 JP H0647909Y2 JP 10257789 U JP10257789 U JP 10257789U JP 10257789 U JP10257789 U JP 10257789U JP H0647909 Y2 JPH0647909 Y2 JP H0647909Y2
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- bending
- angle
- lower boom
- booms
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Description
【考案の詳細な説明】 イ.考案の目的 (産業上の利用分野) 本考案は上ブームが下ブームの側方に配設されて下ブー
ムに対して屈伸するように構成された横抱き屈伸ブーム
に関し、特に、この屈伸ブームを所定格納位置に格納さ
せるための制御装置に関する。
ムに対して屈伸するように構成された横抱き屈伸ブーム
に関し、特に、この屈伸ブームを所定格納位置に格納さ
せるための制御装置に関する。
(従来の技術) 従来から屈伸ブームを有した高所作業車は良く知られて
いる。このような作業車においては、通常、車体上の基
台に下ブームを起伏自在に取り付け、さらにこの下ブー
ムに先端に上ブームを屈伸(上下に揺動)自在に取り付
け、上ブームの先端に作業台を取り付けている。このよ
うな従来の屈伸ブームでは、下ブームの上に上ブームが
配設されており、両ブームを上下に重ねた状態でこれを
格納していた。このため、格納状態では下ブームをブー
ムレスト等により支持すれば、両ブームの支持を行うこ
とができた。
いる。このような作業車においては、通常、車体上の基
台に下ブームを起伏自在に取り付け、さらにこの下ブー
ムに先端に上ブームを屈伸(上下に揺動)自在に取り付
け、上ブームの先端に作業台を取り付けている。このよ
うな従来の屈伸ブームでは、下ブームの上に上ブームが
配設されており、両ブームを上下に重ねた状態でこれを
格納していた。このため、格納状態では下ブームをブー
ムレスト等により支持すれば、両ブームの支持を行うこ
とができた。
一方、最近において、本出願人は、下ブームの側方に上
ブームを並設してなる横抱き屈伸ブームを有した高所作
業車を提案した。この横抱き屈伸ブームを有する高所作
業車においては、上および下ブームが横方向に並んだ状
態で両ブームが格納される。このため、下ブームのみを
支持したのでは上ブームの支持が不安定となり易いとい
う問題があり、横抱き屈伸ブームの場合には、両ブーム
をそれぞれブームレスト等により支持して格納させる必
要がある。
ブームを並設してなる横抱き屈伸ブームを有した高所作
業車を提案した。この横抱き屈伸ブームを有する高所作
業車においては、上および下ブームが横方向に並んだ状
態で両ブームが格納される。このため、下ブームのみを
支持したのでは上ブームの支持が不安定となり易いとい
う問題があり、横抱き屈伸ブームの場合には、両ブーム
をそれぞれブームレスト等により支持して格納させる必
要がある。
(考案が解決しようとする課題) ここで両ブームをブームレスト上に載置させてブームの
格納を行わせる場合、両ブームを横に並べた状態で同時
にブームレスト上に載置させれば良いとも考えられる
が、両ブームが同時にブームレスト上に載置されるよう
に揃えるのは、ブームおよびブームレストの寸法ばらつ
きや、ブームの作動制御誤差等の問題から、非常に難し
い。このため、この方法では格納状態でいずれか一方の
ブームがブームレストからわずかに浮いた状態となりこ
の一方のブームの格納が不完全になり易いという問題が
ある。
格納を行わせる場合、両ブームを横に並べた状態で同時
にブームレスト上に載置させれば良いとも考えられる
が、両ブームが同時にブームレスト上に載置されるよう
に揃えるのは、ブームおよびブームレストの寸法ばらつ
きや、ブームの作動制御誤差等の問題から、非常に難し
い。このため、この方法では格納状態でいずれか一方の
ブームがブームレストからわずかに浮いた状態となりこ
の一方のブームの格納が不完全になり易いという問題が
ある。
このため、上ブームを先にブームレスト上に載置させ、
次いで下ブームをブームレスト上に載置させるという格
納方法も考えられる。ところが、上ブームは下ブームに
取り付けられているため、上ブームをブームレスト上に
載置させた後、下ブームをブームレスト上に載置させよ
うとして下ブームを起伏作動させると、同時に上ブーム
も下ブームとともに起伏方向に移動される。このため、
下ブームの倒伏作動が行えず、下ブームをブームレスト
上に載置させることができないという問題が生じ、下ブ
ームを無理にブームレスト上に載置させると、上ブーム
がこれを支持するブームレストを押し下げこのブームレ
ストを破損させるという問題がある。
次いで下ブームをブームレスト上に載置させるという格
納方法も考えられる。ところが、上ブームは下ブームに
取り付けられているため、上ブームをブームレスト上に
載置させた後、下ブームをブームレスト上に載置させよ
うとして下ブームを起伏作動させると、同時に上ブーム
も下ブームとともに起伏方向に移動される。このため、
下ブームの倒伏作動が行えず、下ブームをブームレスト
上に載置させることができないという問題が生じ、下ブ
ームを無理にブームレスト上に載置させると、上ブーム
がこれを支持するブームレストを押し下げこのブームレ
ストを破損させるという問題がある。
本考案はこのような問題に鑑みたもので、ブームの格納
に際しては必ず下ブームを先に格納するようにして、上
および下ブームをともに所定位置に確実に格納させるこ
とができるような横抱き屈伸ブームの格納制御装置を提
供することを目的とする。
に際しては必ず下ブームを先に格納するようにして、上
および下ブームをともに所定位置に確実に格納させるこ
とができるような横抱き屈伸ブームの格納制御装置を提
供することを目的とする。
ロ.考案の構成 (課題を解決するための手段) 上記目的達成のための手段として、本考案の格納制御装
置は、下ブームと上ブームとの屈伸角(下ブームと上ブ
ームとのなす角をいい、はさみ角とも称する)を検出す
る屈伸角検出器と下ブームの格納を検出する格納検出器
とを有しており、この格納検出器により下ブームが格納
されていないことが検出されているときには、コントロ
ーラにより、屈伸角を所定角以下にするような上ブーム
の屈伸作動を規制し、下ブームの格納が検出されている
ときにのみ、屈伸角を所定角以下とするような上ブーム
の屈伸作動を許容するように構成されている。
置は、下ブームと上ブームとの屈伸角(下ブームと上ブ
ームとのなす角をいい、はさみ角とも称する)を検出す
る屈伸角検出器と下ブームの格納を検出する格納検出器
とを有しており、この格納検出器により下ブームが格納
されていないことが検出されているときには、コントロ
ーラにより、屈伸角を所定角以下にするような上ブーム
の屈伸作動を規制し、下ブームの格納が検出されている
ときにのみ、屈伸角を所定角以下とするような上ブーム
の屈伸作動を許容するように構成されている。
(作用) 上記制御装置を用いれば、下ブームが格納されていない
ときには、屈伸角が所定角以下になるような上ブームの
屈伸作動は行えないので、上ブームを下ブームの横に並
んだ状態にまで屈伸させることができない。このため、
両ブームを同時に格納させたり、上ブームを先に格納さ
せたりすることはできない。ところが、下ブームを先に
格納させると、屈伸角が所定角以下となるような上ブー
ムの屈伸作動は可能で上ブームの格納も可能となる。す
なわち、ブームの格納を行う場合は、必ず、上ブームを
先に格納しないと、下ブームを格納できないようになっ
ている。
ときには、屈伸角が所定角以下になるような上ブームの
屈伸作動は行えないので、上ブームを下ブームの横に並
んだ状態にまで屈伸させることができない。このため、
両ブームを同時に格納させたり、上ブームを先に格納さ
せたりすることはできない。ところが、下ブームを先に
格納させると、屈伸角が所定角以下となるような上ブー
ムの屈伸作動は可能で上ブームの格納も可能となる。す
なわち、ブームの格納を行う場合は、必ず、上ブームを
先に格納しないと、下ブームを格納できないようになっ
ている。
(実施例) 以下、図面に基づいて本考案の好ましい実施例について
説明する。
説明する。
本考案に係る格納制御装置を有した横抱き屈伸型高所作
業車1を第2A図および第2B図に示している。この高所作
業車1においては、車台2に旋回自在に取り付けられた
基台3に、下ブーム11と上ブーム13とからなる横抱き屈
伸ブーム10が取り付けられている。下ブーム11は、基台
2にピン12aを中心に起伏自在に取り付けられている。
なお、下ブーム11は、基台2に取り付けられた基端側部
材11aとこれに対して伸縮自在な先端側部材11bとから構
成されており、上記起伏を行わせるための起伏シリンダ
16は基台2と下ブーム11の基端側部材11aとの間に配設
されている。
業車1を第2A図および第2B図に示している。この高所作
業車1においては、車台2に旋回自在に取り付けられた
基台3に、下ブーム11と上ブーム13とからなる横抱き屈
伸ブーム10が取り付けられている。下ブーム11は、基台
2にピン12aを中心に起伏自在に取り付けられている。
なお、下ブーム11は、基台2に取り付けられた基端側部
材11aとこれに対して伸縮自在な先端側部材11bとから構
成されており、上記起伏を行わせるための起伏シリンダ
16は基台2と下ブーム11の基端側部材11aとの間に配設
されている。
下ブーム11の車体右側方に上ブーム13が並設されてお
り、この上ブーム13は横方向に延びたピン12bにより下
ブーム11の先端側部材11bに屈伸自在(上下方向に揺動
自在)に取り付けられている。なお、上ブーム13は下ブ
ーム11に取り付けられた基端側部材13aとこれに対して
伸縮自在な先端側部材13bとから構成されており、上記
屈伸を行わせるための屈伸シリンダ17は下ブーム11の先
端側部材11bと上ブーム13の基端側部材13aとの間に配設
されている。さらに、下ブーム11の先端側部材11bに対
する上ブーム13の基端側部材13aのピン12bを中心とした
回動角を検出して、両ブーム11,13のなす角すなわち屈
伸角Aを検出する屈伸角検出センサ22が、ピン12bに近
接して配設されている。
り、この上ブーム13は横方向に延びたピン12bにより下
ブーム11の先端側部材11bに屈伸自在(上下方向に揺動
自在)に取り付けられている。なお、上ブーム13は下ブ
ーム11に取り付けられた基端側部材13aとこれに対して
伸縮自在な先端側部材13bとから構成されており、上記
屈伸を行わせるための屈伸シリンダ17は下ブーム11の先
端側部材11bと上ブーム13の基端側部材13aとの間に配設
されている。さらに、下ブーム11の先端側部材11bに対
する上ブーム13の基端側部材13aのピン12bを中心とした
回動角を検出して、両ブーム11,13のなす角すなわち屈
伸角Aを検出する屈伸角検出センサ22が、ピン12bに近
接して配設されている。
上ブーム13の先端側部材13bの先端には作業バケット14
が取り付けられている。なお、作業バケット14は先端側
部材13bに上下に揺動自在に取り付けられており、図示
しないレベリング装置により、ブーム11,13の起伏およ
び屈伸作業時においてもバスケット14は常に水平に保持
されるようになっている。
が取り付けられている。なお、作業バケット14は先端側
部材13bに上下に揺動自在に取り付けられており、図示
しないレベリング装置により、ブーム11,13の起伏およ
び屈伸作業時においてもバスケット14は常に水平に保持
されるようになっている。
このような構成の横抱き屈伸ブーム10を格納保持するた
めの下ブーム用ブームレスト5および上ブーム用ブーム
レスト6が車台2に取り付けられている。なお、下ブー
ム用ブームレスト5には、このブームレスト5上に下ブ
ーム11が載置されて格納状態となったときにこれを検出
する格納検出センサ21が取り付けられている。
めの下ブーム用ブームレスト5および上ブーム用ブーム
レスト6が車台2に取り付けられている。なお、下ブー
ム用ブームレスト5には、このブームレスト5上に下ブ
ーム11が載置されて格納状態となったときにこれを検出
する格納検出センサ21が取り付けられている。
以上の構成の横抱き屈伸ブーム10において、起伏シリン
ダ16および屈伸シリンダ17の伸縮制御を行えば、この屈
伸ブーム10の作動および格納を行わせることができる。
これら両シリンダ16,17の作動制御用油圧回路を第1図
に示している。
ダ16および屈伸シリンダ17の伸縮制御を行えば、この屈
伸ブーム10の作動および格納を行わせることができる。
これら両シリンダ16,17の作動制御用油圧回路を第1図
に示している。
起伏シリンダ16のヘッド側およびロッド側油室16a,16b
にはそれぞれ油圧ライン52,53が繋がり、これら油圧ラ
イン52,53は起伏制御バルブ30に繋がる。起伏制御バル
ブ30は、作動レバー30aにより作動されて、油圧源50に
繋がる油圧ライン51からの作動油を上記両油室16a,16b
の一方に供給するとともに他方の作動油を油圧ライン54
を介してタンクに排出させ、起伏シリンダ16を伸長もし
くは収縮させたり、油圧ライン52,53を閉塞して起伏シ
リンダ16をその伸長位置のまま保持させたりする。この
ため、作動レバー30aを作動することにより、下ブーム1
1の起伏作動制御を行うことができる。
にはそれぞれ油圧ライン52,53が繋がり、これら油圧ラ
イン52,53は起伏制御バルブ30に繋がる。起伏制御バル
ブ30は、作動レバー30aにより作動されて、油圧源50に
繋がる油圧ライン51からの作動油を上記両油室16a,16b
の一方に供給するとともに他方の作動油を油圧ライン54
を介してタンクに排出させ、起伏シリンダ16を伸長もし
くは収縮させたり、油圧ライン52,53を閉塞して起伏シ
リンダ16をその伸長位置のまま保持させたりする。この
ため、作動レバー30aを作動することにより、下ブーム1
1の起伏作動制御を行うことができる。
一方、屈伸シリンダ17のヘッド側およびロッド側油室17
a,17bにはそれぞれ油圧ライン56,57が繋がり、これら油
圧ライン56,57は屈伸制御バルブ31に繋がる。屈伸制御
バルブ31は、作動レバー31aにより作動されて、油圧源5
0に繋がる油圧ライン55からの作動油を上記両油室17a,1
7bの一方に供給するとともに他方の作動油を油圧ライン
58を介してタンクに排出させ、屈伸シリンダ17を伸長も
しくは収縮させたり、油圧ライン56,57を閉塞して屈伸
シリンダ17をその伸長位置のまま保持させたりする。こ
のため、作動レバー31aを作動することにより、下ブー
ム11に対する上ブーム13の屈伸作動制御を行うことがで
きる。
a,17bにはそれぞれ油圧ライン56,57が繋がり、これら油
圧ライン56,57は屈伸制御バルブ31に繋がる。屈伸制御
バルブ31は、作動レバー31aにより作動されて、油圧源5
0に繋がる油圧ライン55からの作動油を上記両油室17a,1
7bの一方に供給するとともに他方の作動油を油圧ライン
58を介してタンクに排出させ、屈伸シリンダ17を伸長も
しくは収縮させたり、油圧ライン56,57を閉塞して屈伸
シリンダ17をその伸長位置のまま保持させたりする。こ
のため、作動レバー31aを作動することにより、下ブー
ム11に対する上ブーム13の屈伸作動制御を行うことがで
きる。
但し、上記油圧ライン56,57中には、この油圧ライン56,
57を途中で遮断させることができる遮断バルブ32が配設
されている。この遮断バルブ32は、通常はばね32bの付
勢により左動されており、図示のように油圧ライン56,5
7を通る作動油の流れが可能な状態にあり、上記作動レ
バー31aの操作による屈伸作動制御が可能である。とこ
ろが、コントローラ20からの信号によりソレノイド32a
が励磁されるとバルブ32はばね32bの付勢力に抗して右
動され、油圧ライン56,57は遮断され、作動レバー31aを
作動しても屈伸シリンダ17はその伸長位置で保持され、
上ブーム13の屈伸作動は行えない状態となる。
57を途中で遮断させることができる遮断バルブ32が配設
されている。この遮断バルブ32は、通常はばね32bの付
勢により左動されており、図示のように油圧ライン56,5
7を通る作動油の流れが可能な状態にあり、上記作動レ
バー31aの操作による屈伸作動制御が可能である。とこ
ろが、コントローラ20からの信号によりソレノイド32a
が励磁されるとバルブ32はばね32bの付勢力に抗して右
動され、油圧ライン56,57は遮断され、作動レバー31aを
作動しても屈伸シリンダ17はその伸長位置で保持され、
上ブーム13の屈伸作動は行えない状態となる。
なお、コントローラ20には、格納検出センサ21からの検
出信号と、屈伸角検出センサ22からの検出信号とが入力
されており、これら検出信号に基づいて、所定条件下で
コントローラ20から遮断バルブ32のソレノイド32aに励
磁信号が出力される。
出信号と、屈伸角検出センサ22からの検出信号とが入力
されており、これら検出信号に基づいて、所定条件下で
コントローラ20から遮断バルブ32のソレノイド32aに励
磁信号が出力される。
以上の構成の横抱き屈伸ブーム10の作動制御について説
明する。
明する。
この屈伸ブーム10を格納したときには、下ブーム11の側
方に並んで上ブーム13が位置する状態となり、両ブーム
11,13の屈伸角Aはほぼ零となる。しかしながら、この
屈伸ブーム10を起伏および屈伸させて作業バケット14を
持ち上げ、高所作業を行うときには、この屈伸角Aは大
きくなる。このため、コントローラ20は、ブーム11,13
を格納するときにしか生じ得ないような小さな屈伸角を
所定屈伸角Asとして記憶しており、屈伸角検出センサ22
により検出された屈伸角Aが所定屈伸角Asより小さくな
ったときに、ソレノイド32aを励磁させる信号を出力す
る。
方に並んで上ブーム13が位置する状態となり、両ブーム
11,13の屈伸角Aはほぼ零となる。しかしながら、この
屈伸ブーム10を起伏および屈伸させて作業バケット14を
持ち上げ、高所作業を行うときには、この屈伸角Aは大
きくなる。このため、コントローラ20は、ブーム11,13
を格納するときにしか生じ得ないような小さな屈伸角を
所定屈伸角Asとして記憶しており、屈伸角検出センサ22
により検出された屈伸角Aが所定屈伸角Asより小さくな
ったときに、ソレノイド32aを励磁させる信号を出力す
る。
このため、高所作業を行っているときにはA>Asでソレ
ノイド32aは非励磁であり、遮断バルブ32は左動して図
示の位置にあり、屈伸制御バルブ31の作動レバー31aを
作動することにより上ブーム13の屈伸作動を行わせるこ
とができる。同時に、起伏制御バルブ30の作動レバー30
aを作動することにより下ブーム11の起伏制御を行わせ
ることができ、任意に高所作業を行うことができる。
ノイド32aは非励磁であり、遮断バルブ32は左動して図
示の位置にあり、屈伸制御バルブ31の作動レバー31aを
作動することにより上ブーム13の屈伸作動を行わせるこ
とができる。同時に、起伏制御バルブ30の作動レバー30
aを作動することにより下ブーム11の起伏制御を行わせ
ることができ、任意に高所作業を行うことができる。
一方、ブーム11,13を格納させる場合に、両ブーム11,13
を同時に格納させようとして、両ブーム11,13が横に並
んだ状態になるように上ブーム13を屈曲させると、屈伸
角が所定屈伸角Asとなった時点で遮断バルブ32のソレノ
イド32aが励磁されて、遮断バルブ32により油圧ライン5
6,57が遮断される。このため、上ブーム13は下ブーム11
より所定屈伸角Asだけ上方に拡がった状態で屈伸作動が
停止し、これ以上屈伸角を小さくさせるような上ブーム
13の屈伸作動はできなくなる。
を同時に格納させようとして、両ブーム11,13が横に並
んだ状態になるように上ブーム13を屈曲させると、屈伸
角が所定屈伸角Asとなった時点で遮断バルブ32のソレノ
イド32aが励磁されて、遮断バルブ32により油圧ライン5
6,57が遮断される。このため、上ブーム13は下ブーム11
より所定屈伸角Asだけ上方に拡がった状態で屈伸作動が
停止し、これ以上屈伸角を小さくさせるような上ブーム
13の屈伸作動はできなくなる。
このため、ブーム11,13を格納させるには、この状態で
下ブーム11を倒伏させるしかなく、下ブーム11が先に下
ブーム用ブームレスト5上に載置される。このように下
ブーム用ブームレスト5に下ブーム11が載置されると、
これが格納検出センサ21により検出され、この検出信号
がコントローラ20に入力される。コントローラ20はこの
検出信号を受けると、屈伸角検出センサ22により検出さ
れた屈伸角Aの大きさ如何に拘らず、遮断バルブ32のソ
レノイド32aへの励磁信号出力を中止する。
下ブーム11を倒伏させるしかなく、下ブーム11が先に下
ブーム用ブームレスト5上に載置される。このように下
ブーム用ブームレスト5に下ブーム11が載置されると、
これが格納検出センサ21により検出され、この検出信号
がコントローラ20に入力される。コントローラ20はこの
検出信号を受けると、屈伸角検出センサ22により検出さ
れた屈伸角Aの大きさ如何に拘らず、遮断バルブ32のソ
レノイド32aへの励磁信号出力を中止する。
これにより、屈伸制御バルブ31の作動レバー31aを操作
することにより屈伸シリンダ17の伸縮制御ができ、上ブ
ーム13の屈伸を行わせることができるようになる。そこ
で、上ブーム13を屈曲させてこれを上ブーム用ブームレ
スト6上に載置すれば、両ブーム11,13を確実に格納さ
せることができる。
することにより屈伸シリンダ17の伸縮制御ができ、上ブ
ーム13の屈伸を行わせることができるようになる。そこ
で、上ブーム13を屈曲させてこれを上ブーム用ブームレ
スト6上に載置すれば、両ブーム11,13を確実に格納さ
せることができる。
ハ.考案の効果 以上説明したように、本考案によれば、下ブームが格納
されていないときには、屈伸角が所定角以下になるよう
な上ブームの屈伸作動は行えないので、上ブームと下ブ
ームを同時に格納させたり、上ブームを先に格納させた
りすることができず、このような格納動作を防止するこ
とができる。さらに、本考案においては、下ブームを格
納させると、屈伸角が所定角以下となるような上ブーム
の屈伸作動が可能となるように構成されており、ブーム
の格納は、必ず、下ブームを先に格納し、次いで、上ブ
ームを格納しなければならないようになっているので、
ブームの格納が容易であり、且つ上および下ブームをと
もに確実に格納させることができる。
されていないときには、屈伸角が所定角以下になるよう
な上ブームの屈伸作動は行えないので、上ブームと下ブ
ームを同時に格納させたり、上ブームを先に格納させた
りすることができず、このような格納動作を防止するこ
とができる。さらに、本考案においては、下ブームを格
納させると、屈伸角が所定角以下となるような上ブーム
の屈伸作動が可能となるように構成されており、ブーム
の格納は、必ず、下ブームを先に格納し、次いで、上ブ
ームを格納しなければならないようになっているので、
ブームの格納が容易であり、且つ上および下ブームをと
もに確実に格納させることができる。
第1図は本考案に係る格納制御装置を有した横抱きブー
ムの作動制御用油圧回路図、 第2A図および第2B図は上記横抱きブームを備えた高所作
業車を示す平面図および正面図である。 3……基台、5,6……ブームレスト 11……下ブーム、13……上ブーム 14……作業バケット、16……起伏シリンダ 17……屈伸シリンダ、21……格納検出センサ 22……屈伸角検出センサ 32……遮断バルブ
ムの作動制御用油圧回路図、 第2A図および第2B図は上記横抱きブームを備えた高所作
業車を示す平面図および正面図である。 3……基台、5,6……ブームレスト 11……下ブーム、13……上ブーム 14……作業バケット、16……起伏シリンダ 17……屈伸シリンダ、21……格納検出センサ 22……屈伸角検出センサ 32……遮断バルブ
Claims (1)
- 【請求項1】基台に起伏自在に取り付けられた下ブーム
と、この下ブームの側方に並設されるとともにこの下ブ
ームの先端に前記起伏方向とほぼ同方向に屈伸自在に取
り付けられた上ブームとを有してなる横抱き屈伸ブーム
の格納作動を制御する装置であって、 前記下ブームと前記上ブームとの屈伸角を検出する屈伸
角検出器と、 前記下ブームの格納を検出する格納検出器と、 この格納検出器により前記下ブームの格納が検出されて
いるときにのみ、前記屈伸角が前記所定角以下となるよ
うな前記上ブームの屈伸作動を許容するコントローラと からなることを特徴とする横抱き屈伸ブームの格納制御
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10257789U JPH0647909Y2 (ja) | 1989-08-31 | 1989-08-31 | 横抱き屈伸ブームの格納制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10257789U JPH0647909Y2 (ja) | 1989-08-31 | 1989-08-31 | 横抱き屈伸ブームの格納制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0341796U JPH0341796U (ja) | 1991-04-22 |
JPH0647909Y2 true JPH0647909Y2 (ja) | 1994-12-07 |
Family
ID=31651472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10257789U Expired - Lifetime JPH0647909Y2 (ja) | 1989-08-31 | 1989-08-31 | 横抱き屈伸ブームの格納制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0647909Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4328476B2 (ja) * | 2001-07-27 | 2009-09-09 | 株式会社アイチコーポレーション | 高所作業車 |
-
1989
- 1989-08-31 JP JP10257789U patent/JPH0647909Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0341796U (ja) | 1991-04-22 |
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