JPH0647663Y2 - 電動ホッチキスにおける過負荷防止装置 - Google Patents
電動ホッチキスにおける過負荷防止装置Info
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- JPH0647663Y2 JPH0647663Y2 JP735292U JP735292U JPH0647663Y2 JP H0647663 Y2 JPH0647663 Y2 JP H0647663Y2 JP 735292 U JP735292 U JP 735292U JP 735292 U JP735292 U JP 735292U JP H0647663 Y2 JPH0647663 Y2 JP H0647663Y2
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- driver
- support shaft
- stapler
- electric motor
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、先端部にドライバを備
えたドライバ作動部材を電動モータからの駆動によって
駆動し、ドライバによってステープルを打出して紙葉等
を綴込む電動ホッチキスに係り、特にドライバ打込み動
作に関連して発生し得る電動モータあるいはその関連機
構部分への過負荷を防止する過負荷防止装置に関する。
えたドライバ作動部材を電動モータからの駆動によって
駆動し、ドライバによってステープルを打出して紙葉等
を綴込む電動ホッチキスに係り、特にドライバ打込み動
作に関連して発生し得る電動モータあるいはその関連機
構部分への過負荷を防止する過負荷防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電動ホッチキスとして、従来、
例えば特公昭63−44512号、特開昭62−236
684号等に示す構造のものが知られている。これらの
電動ホッチキスは、ドライバ本体をなす基台の前端部に
設けたクリンチャと、このクリンチャに対応するステー
プル打出し口を有する固定式マガジンと、その打出し口
からクリンチャに向かってステープルを打出す上下動可
能なドライバと、ドライバ作動装置とから構成されてい
る。
例えば特公昭63−44512号、特開昭62−236
684号等に示す構造のものが知られている。これらの
電動ホッチキスは、ドライバ本体をなす基台の前端部に
設けたクリンチャと、このクリンチャに対応するステー
プル打出し口を有する固定式マガジンと、その打出し口
からクリンチャに向かってステープルを打出す上下動可
能なドライバと、ドライバ作動装置とから構成されてい
る。
【0003】そして、上記ドライバ作動装置は、先端部
に上記ドライバを備えるとともに後端部に回動支点をな
す支軸を取着したドライバ作動部材と、該ドライバ作動
部材の長手方向の中間部に作動連結されるとともに上記
電動モータより駆動力を受けて該ドライバ作動部材を該
支軸のまわりに回動させてドライバを上下動させるよう
に動作可能な、リンク機構あるいは歯車機構等で構成さ
れたドライバ上下動手段とを備えている。
に上記ドライバを備えるとともに後端部に回動支点をな
す支軸を取着したドライバ作動部材と、該ドライバ作動
部材の長手方向の中間部に作動連結されるとともに上記
電動モータより駆動力を受けて該ドライバ作動部材を該
支軸のまわりに回動させてドライバを上下動させるよう
に動作可能な、リンク機構あるいは歯車機構等で構成さ
れたドライバ上下動手段とを備えている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電動ホッチキスにおいて、ステープルによって綴る
べき用紙の紙厚が大の場合や用紙自体が硬すぎる場合等
において、ドライバがステープルを打出し口から十分に
打出し得ず、打出し動作途中でドライバの下降動作が拘
束される事態も起り得る。このような場合、ドライバ作
動部材の回動が停止させられるにも拘らず、電動モータ
ならびにドライバ上下動手段は作動を継続しようとして
いるため、これらの部分に過負荷がかけられ、モータの
損傷やドライバ上下動手段を構成するリンクや歯車の破
損を招くといった問題があった。
来の電動ホッチキスにおいて、ステープルによって綴る
べき用紙の紙厚が大の場合や用紙自体が硬すぎる場合等
において、ドライバがステープルを打出し口から十分に
打出し得ず、打出し動作途中でドライバの下降動作が拘
束される事態も起り得る。このような場合、ドライバ作
動部材の回動が停止させられるにも拘らず、電動モータ
ならびにドライバ上下動手段は作動を継続しようとして
いるため、これらの部分に過負荷がかけられ、モータの
損傷やドライバ上下動手段を構成するリンクや歯車の破
損を招くといった問題があった。
【0005】従って、この種、電動ホッチキスを用いて
用紙の綴り動作を行なう場合には、使用者が予め綴るべ
き用紙の紙厚や硬さ等について注意しながら行なわねば
ならない使用上の不便があった。
用紙の綴り動作を行なう場合には、使用者が予め綴るべ
き用紙の紙厚や硬さ等について注意しながら行なわねば
ならない使用上の不便があった。
【0006】本考案は、上述した従来の電動ホッチキス
における問題に鑑みなされたもので、その目的は、電動
ホッチキスにおいて綴るべき用紙の紙厚が大きすぎる等
の原因でドライバの下降動作が拘束された場合において
も、ドライバの駆動系の電動モータの損傷や関連機構部
分の破損を招くような過負荷をこれら部分に与えること
がなく、安全で長期間の使用に耐え、簡便に使用できる
電動ホッチキスを得るために、該電動ホッチキスに備え
られた過負荷防止装置を提供するにある。
における問題に鑑みなされたもので、その目的は、電動
ホッチキスにおいて綴るべき用紙の紙厚が大きすぎる等
の原因でドライバの下降動作が拘束された場合において
も、ドライバの駆動系の電動モータの損傷や関連機構部
分の破損を招くような過負荷をこれら部分に与えること
がなく、安全で長期間の使用に耐え、簡便に使用できる
電動ホッチキスを得るために、該電動ホッチキスに備え
られた過負荷防止装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案においては、ホッチキス本体と、該本体上に
載置された電動モータと、先端部にドライバを備えると
ともに後端部に回動支点をなす支軸を取着したドライバ
作動部材と、該ドライバ作動部材の長手方向の中間部に
作動連結されるとともに前記電動モータより駆動力を受
けて該ドライバ作動部材を前記支軸のまわりに回動させ
てドライバを上下動させるように動作可能なドライバ上
下動手段とを備えた電動ホッチキスにおいて、前記支軸
を嵌合させドライバ作動部材の長手方向に沿う方向への
該支軸の移動を規制するとともに上下方向への該支軸の
移動を案内する長孔を前記ホッチキス本体に形成し、該
支軸に弾性変形部材を取着し、該弾性変形部材を介して
該支軸を支える固定のベース面を設け、前記ドライバ上
下動手段の動作時に前記弾性変形部材が固定のベース面
上で弾性変形して該支軸の長孔内での上下動を許容する
ようにしたことを特徴とする過負荷防止装置を提案する
ものである。
に、本考案においては、ホッチキス本体と、該本体上に
載置された電動モータと、先端部にドライバを備えると
ともに後端部に回動支点をなす支軸を取着したドライバ
作動部材と、該ドライバ作動部材の長手方向の中間部に
作動連結されるとともに前記電動モータより駆動力を受
けて該ドライバ作動部材を前記支軸のまわりに回動させ
てドライバを上下動させるように動作可能なドライバ上
下動手段とを備えた電動ホッチキスにおいて、前記支軸
を嵌合させドライバ作動部材の長手方向に沿う方向への
該支軸の移動を規制するとともに上下方向への該支軸の
移動を案内する長孔を前記ホッチキス本体に形成し、該
支軸に弾性変形部材を取着し、該弾性変形部材を介して
該支軸を支える固定のベース面を設け、前記ドライバ上
下動手段の動作時に前記弾性変形部材が固定のベース面
上で弾性変形して該支軸の長孔内での上下動を許容する
ようにしたことを特徴とする過負荷防止装置を提案する
ものである。
【0008】
【作用】上記構成の過負荷防止装置を備えた電動ホッチ
キスにあっては、例えば、過度に紙厚が大のためにドラ
イバの下降動作によってステープルを用紙に十分に綴り
込むことができず、ドライバが拘束された場合、電動モ
ータ及びドライバ上下動手段の継続動作によってドライ
バ作動部材には更にドライバ下降方向に駆動力が加えら
れるが、この際に、支軸のまわりの弾性変形部材が固定
のベース面に対して弾性変形する。これによって、支軸
は弾性変形に応じて長孔内で移動することができる。従
って、ドライバ上下動手段をなすリンク機構や歯車機構
は、ドライバの部分が拘束されているにも拘らず、過負
荷を受けることなく1サイクルの綴り込み動作を遂行で
きるので、これら機構部分の破損ならびに電動モータの
損傷といった事態が回避される。
キスにあっては、例えば、過度に紙厚が大のためにドラ
イバの下降動作によってステープルを用紙に十分に綴り
込むことができず、ドライバが拘束された場合、電動モ
ータ及びドライバ上下動手段の継続動作によってドライ
バ作動部材には更にドライバ下降方向に駆動力が加えら
れるが、この際に、支軸のまわりの弾性変形部材が固定
のベース面に対して弾性変形する。これによって、支軸
は弾性変形に応じて長孔内で移動することができる。従
って、ドライバ上下動手段をなすリンク機構や歯車機構
は、ドライバの部分が拘束されているにも拘らず、過負
荷を受けることなく1サイクルの綴り込み動作を遂行で
きるので、これら機構部分の破損ならびに電動モータの
損傷といった事態が回避される。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の一実施例に係
る過負荷防止装置を備えた電動ホッチキスを説明する。
図1及び図2において、1は本体フレームを成す略矩形
板状のホッチキス本体をなす基台である。基台1の上面
は長手方向に沿って、第1図において左端部(前端部)
1aが他の部分より一段低く形成されていて、綴り用紙
挿入用のスペースを形成している。この前端部1aに
は、ステープル折曲溝2aを有しクリンチャを形成する
クリンチャ金具2が基台上面と面一となる状態で嵌め込
まれている。
る過負荷防止装置を備えた電動ホッチキスを説明する。
図1及び図2において、1は本体フレームを成す略矩形
板状のホッチキス本体をなす基台である。基台1の上面
は長手方向に沿って、第1図において左端部(前端部)
1aが他の部分より一段低く形成されていて、綴り用紙
挿入用のスペースを形成している。この前端部1aに
は、ステープル折曲溝2aを有しクリンチャを形成する
クリンチャ金具2が基台上面と面一となる状態で嵌め込
まれている。
【0010】3は、ステープル4を供給する固定のマガ
ジンであり、基台1の上面と平行に、前後方向(図1に
おいて左右方向)に沿って延出し、基台1上に配置固定
されている。このマガジン3の前端部(図1において左
端部)には、ステープル打出し口5が下方に向って開口
され、前記ステープル折曲溝2aに対し所定間隔を有し
て対向するようになっている。そして、この打出し口5
と基台1の前端部1aとの間に、綴り用紙挿入部6が形
成されている。
ジンであり、基台1の上面と平行に、前後方向(図1に
おいて左右方向)に沿って延出し、基台1上に配置固定
されている。このマガジン3の前端部(図1において左
端部)には、ステープル打出し口5が下方に向って開口
され、前記ステープル折曲溝2aに対し所定間隔を有し
て対向するようになっている。そして、この打出し口5
と基台1の前端部1aとの間に、綴り用紙挿入部6が形
成されている。
【0011】7は、モータ駆動用リミットスイッチで、
図1に示すように基台1の前端部1aの下方に配置さ
れ、その作動片7aが前記綴り用紙挿入部6内に臨んで
いる。
図1に示すように基台1の前端部1aの下方に配置さ
れ、その作動片7aが前記綴り用紙挿入部6内に臨んで
いる。
【0012】8は、マガジン3内において列装されたス
テープル4をステープル打出し口5に向ってバネ付勢に
より押圧保持するステープル送出し具である。
テープル4をステープル打出し口5に向ってバネ付勢に
より押圧保持するステープル送出し具である。
【0013】9は、特に図2でわかるようにマガジン3
を上方より覆う態様で配置されたマガジン案内部材であ
り、マガジン3を前後方向ないし長手方向に摺動自在に
案内している。この案内部材9は基台1にビス90で固
定され、従って、マガジン3及びマガジン案内部材9は
基台1と一体化され上下動不能となり、基台の一部を構
成している。
を上方より覆う態様で配置されたマガジン案内部材であ
り、マガジン3を前後方向ないし長手方向に摺動自在に
案内している。この案内部材9は基台1にビス90で固
定され、従って、マガジン3及びマガジン案内部材9は
基台1と一体化され上下動不能となり、基台の一部を構
成している。
【0014】11は、前記案内部材9の後端部(図1に
おいて右端部)に回動自在に支持されたマガジンロック
解除ボタンであり、常時は、マガジン3を図1に示す収
納位置に掛止保持し、ステープル装填等のためにマガジ
ン3を引出す際には、該ボタン11を押せばロックが解
除されるようになっている。
おいて右端部)に回動自在に支持されたマガジンロック
解除ボタンであり、常時は、マガジン3を図1に示す収
納位置に掛止保持し、ステープル装填等のためにマガジ
ン3を引出す際には、該ボタン11を押せばロックが解
除されるようになっている。
【0015】12は、基台1の長手方向(図1において
左右方向)に沿って配置されたドライバ作動部材であ
り、マガジン案内部材9のマガジン案内溝の両側に沿う
ように対向、配設した一対の側壁12a,12aと、そ
の先端部(図1において左端部)において両側壁12
a,12aの上部を連接して形成された連結部12bを
有し、その連結部12bと一体にドライバ10が折曲形
成されている。このドライバ作動部材12は、その後端
部(図1において右端部)において両側壁12a,12
aに形成した軸孔12c,12cを介してマガジン案内
部材9の後端部に設けた支軸13に回動自在に枢支され
ている。この支軸13は、前記マガジン案内部材9に、
上下方向に形成された長孔14に摺動自在に係合案内さ
れている。ただし、該支軸13は該長孔14により基台
1の上下方向のみ移動可能とされ、基台1の長手方向に
は移動不能の寸法関係となっている。また、該支軸13
の両端には弾性変形部材をなす軸受輪15,15が固着
され、基台1の一部をなすマガジン案内部材9の固定の
ベース面91に載置されている。この軸受輪15は、ウ
レタンゴム等の弾性変形可能な素材で形成されている。
そして、後述するようにこれら長孔14,軸受輪15,
ベース面91の構成部分が電動モータやその関連機構部
分の過負荷防止の作用を果す過負荷防止装置を構成す
る。
左右方向)に沿って配置されたドライバ作動部材であ
り、マガジン案内部材9のマガジン案内溝の両側に沿う
ように対向、配設した一対の側壁12a,12aと、そ
の先端部(図1において左端部)において両側壁12
a,12aの上部を連接して形成された連結部12bを
有し、その連結部12bと一体にドライバ10が折曲形
成されている。このドライバ作動部材12は、その後端
部(図1において右端部)において両側壁12a,12
aに形成した軸孔12c,12cを介してマガジン案内
部材9の後端部に設けた支軸13に回動自在に枢支され
ている。この支軸13は、前記マガジン案内部材9に、
上下方向に形成された長孔14に摺動自在に係合案内さ
れている。ただし、該支軸13は該長孔14により基台
1の上下方向のみ移動可能とされ、基台1の長手方向に
は移動不能の寸法関係となっている。また、該支軸13
の両端には弾性変形部材をなす軸受輪15,15が固着
され、基台1の一部をなすマガジン案内部材9の固定の
ベース面91に載置されている。この軸受輪15は、ウ
レタンゴム等の弾性変形可能な素材で形成されている。
そして、後述するようにこれら長孔14,軸受輪15,
ベース面91の構成部分が電動モータやその関連機構部
分の過負荷防止の作用を果す過負荷防止装置を構成す
る。
【0016】16は、基台1の略中央部位に固定状態で
立設されたケーシングであり、マガジン案内部材9の両
側に沿ってコ字型に折曲げ形成されている。基台1への
固定はケーシング16の両側のフランジ部でなされる。
このケーシング16の上側には、さらにモータ取付用ケ
ーシング17が一体に固定されている。またケーシング
16には、水平方向に沿って延出したスライダ案内板2
1が嵌込み固定され、この案内板21によりケーシング
16の内部は上下に2分割された態様となっている。
立設されたケーシングであり、マガジン案内部材9の両
側に沿ってコ字型に折曲げ形成されている。基台1への
固定はケーシング16の両側のフランジ部でなされる。
このケーシング16の上側には、さらにモータ取付用ケ
ーシング17が一体に固定されている。またケーシング
16には、水平方向に沿って延出したスライダ案内板2
1が嵌込み固定され、この案内板21によりケーシング
16の内部は上下に2分割された態様となっている。
【0017】このように、ケーシング16,17及びス
ライダ案内板21は、マガジン案内部材9とともに基台
1に取付固定され、基台の一部を構成している。
ライダ案内板21は、マガジン案内部材9とともに基台
1に取付固定され、基台の一部を構成している。
【0018】上述のスライダ案内板21は、マガジン案
内部材9の上方において、これと平行に前後方向に延出
している。この案内板21は、図2で示すように上側に
前後方向ないし長手方向に沿うスライダ案内溝22がプ
レス加工により折曲形成されている。そして、この案内
溝22に、スライダ23が、前後方向に摺動自在に嵌込
まれており、ここには前後方向に沿ってガイド孔24が
形成され、前記案内溝22に突設したガイド25がこれ
に対して相対的に摺動自在に係合している。また、これ
に隣接して後方領域にも中央、前後方向に沿ってガイド
孔26が形成され、案内溝22に突設したカム軸27の
大径基部27aがこれに対し相対的に摺動自在に係合し
ている。また、スライダ23の上面後端部には、後述す
る溝カム部材31に係合するカムスタッド部材28が突
設されるとともに、前端部両側には、上下方向に沿う長
孔29a,29aを形成した係合部材29,29が上向
きに突設されている。
内部材9の上方において、これと平行に前後方向に延出
している。この案内板21は、図2で示すように上側に
前後方向ないし長手方向に沿うスライダ案内溝22がプ
レス加工により折曲形成されている。そして、この案内
溝22に、スライダ23が、前後方向に摺動自在に嵌込
まれており、ここには前後方向に沿ってガイド孔24が
形成され、前記案内溝22に突設したガイド25がこれ
に対して相対的に摺動自在に係合している。また、これ
に隣接して後方領域にも中央、前後方向に沿ってガイド
孔26が形成され、案内溝22に突設したカム軸27の
大径基部27aがこれに対し相対的に摺動自在に係合し
ている。また、スライダ23の上面後端部には、後述す
る溝カム部材31に係合するカムスタッド部材28が突
設されるとともに、前端部両側には、上下方向に沿う長
孔29a,29aを形成した係合部材29,29が上向
きに突設されている。
【0019】31は、溝カム部材であり、その上面側に
は大径平歯車32が一体に設けられている。溝カム部材
31は前記カム軸27によって回転可能に支持されてい
る。また溝カム部材31の裏面側には、図3に示すよう
に、スライダ23の移動方向X−Xに対して非対称をな
す連続した異形のカム溝33が形成され、溝カム部材3
1の回転中心とカム溝33との距離が最小となる半径線
Pと最大となる半径線Qとが溝カム部材31の回転方向
と反対方向に、180°を越える角度、例えば250°
の角度をなすように、かつ半径線Pの回転開始位置がX
−X線上にあるようにしている。すなわち、溝カム部材
31が回転方向に250°回転した場合に、半径線Qが
X−X線上にくるようになっている。この溝33には前
記カムスタッド部材28が摺動自在に係入しており、溝
カム部材31がその回転開始位置Pから図3において矢
印で示す時計方向に一回転する際、スライダ23は、図
中、鎖線で示すように溝カム部材31の半径線Pが回転
開始位置から250°回転する間に後方に往動し、その
回転角度位置から元の位置まで回転してもどる間に、前
方に復動するように、すなわち移動方向X−Xに沿い矢
印で示すように往工程の所要時間が長く、復工程のそれ
が短い一往復のスライド移動をするようになっている。
この所要時間の長短により、ステープルの打出しは、時
間をかけて確実になされ、また、その後、駆動系は元の
状態に速やかに復帰することができるのである。また、
溝カム部材31は、円周の一部に切欠き部34を有し、
ケーシング16の側壁に設けたモータ停止用リミットス
イッチ35の作動片35aとの対応位置に図3に示すよ
うに切欠き部34が来ると、電動モータが停止するよう
になっている。これによって、溝カム部材31が一回転
ごとに自動停止され、この間ホッチキスが1サイクルの
綴込み動作を果すようになっている。
は大径平歯車32が一体に設けられている。溝カム部材
31は前記カム軸27によって回転可能に支持されてい
る。また溝カム部材31の裏面側には、図3に示すよう
に、スライダ23の移動方向X−Xに対して非対称をな
す連続した異形のカム溝33が形成され、溝カム部材3
1の回転中心とカム溝33との距離が最小となる半径線
Pと最大となる半径線Qとが溝カム部材31の回転方向
と反対方向に、180°を越える角度、例えば250°
の角度をなすように、かつ半径線Pの回転開始位置がX
−X線上にあるようにしている。すなわち、溝カム部材
31が回転方向に250°回転した場合に、半径線Qが
X−X線上にくるようになっている。この溝33には前
記カムスタッド部材28が摺動自在に係入しており、溝
カム部材31がその回転開始位置Pから図3において矢
印で示す時計方向に一回転する際、スライダ23は、図
中、鎖線で示すように溝カム部材31の半径線Pが回転
開始位置から250°回転する間に後方に往動し、その
回転角度位置から元の位置まで回転してもどる間に、前
方に復動するように、すなわち移動方向X−Xに沿い矢
印で示すように往工程の所要時間が長く、復工程のそれ
が短い一往復のスライド移動をするようになっている。
この所要時間の長短により、ステープルの打出しは、時
間をかけて確実になされ、また、その後、駆動系は元の
状態に速やかに復帰することができるのである。また、
溝カム部材31は、円周の一部に切欠き部34を有し、
ケーシング16の側壁に設けたモータ停止用リミットス
イッチ35の作動片35aとの対応位置に図3に示すよ
うに切欠き部34が来ると、電動モータが停止するよう
になっている。これによって、溝カム部材31が一回転
ごとに自動停止され、この間ホッチキスが1サイクルの
綴込み動作を果すようになっている。
【0020】モータ取付用ケーシング17の上面には、
前端中央に電動モータ36が載置され、そのモータ軸3
6aがケーシング16の内方に向かって垂直下方に突出
している。モータ軸36aには、小歯車37が連結され
ている。ケーシング16には、歯車38,39を上下一
体に備えた第1の平歯車及び歯車40,41を同様に一
体に備えた第2の平歯車がそれぞれケーシング16の上
壁に垂下固定された支軸に回転自在に支持され、第1の
平歯車は前記小歯車37及び第2の平歯車に噛合して、
第2の平歯車は前記大径平歯車32に噛合している。
前端中央に電動モータ36が載置され、そのモータ軸3
6aがケーシング16の内方に向かって垂直下方に突出
している。モータ軸36aには、小歯車37が連結され
ている。ケーシング16には、歯車38,39を上下一
体に備えた第1の平歯車及び歯車40,41を同様に一
体に備えた第2の平歯車がそれぞれケーシング16の上
壁に垂下固定された支軸に回転自在に支持され、第1の
平歯車は前記小歯車37及び第2の平歯車に噛合して、
第2の平歯車は前記大径平歯車32に噛合している。
【0021】上記モータ軸36aの小歯車37、第1及
び第2の平歯車、大径平歯車32は、上述のように順次
噛合して、減速歯車群42を構成し、電動モータ36の
回転を減速して溝カム部材31に伝達するようになって
いる。そして、これら各歯車は溝カム部材31と平行に
重ねられた状態で水平な回転面を有する。
び第2の平歯車、大径平歯車32は、上述のように順次
噛合して、減速歯車群42を構成し、電動モータ36の
回転を減速して溝カム部材31に伝達するようになって
いる。そして、これら各歯車は溝カム部材31と平行に
重ねられた状態で水平な回転面を有する。
【0022】51はトグルリンク機構であり、一端が支
軸52aを介して固定のケーシング16に枢支された一
対の第1のリンク部材52と、一端が前記第1のリンク
部材52の他端に支軸57を介してリンク連結されると
ともに他端が支軸53aを介してドライバ作動部材12
の中間部ないし略中央部に枢支された第2のリンク部材
53とより構成され、中間の支軸57はスライダ23の
係合部材29に、長孔29aに上下にスライド移動可能
に係合する態様で連結されている。上記第1及び第2の
リンク部材52,53がそれぞれ対をなす態様は図2に
示す通りである。
軸52aを介して固定のケーシング16に枢支された一
対の第1のリンク部材52と、一端が前記第1のリンク
部材52の他端に支軸57を介してリンク連結されると
ともに他端が支軸53aを介してドライバ作動部材12
の中間部ないし略中央部に枢支された第2のリンク部材
53とより構成され、中間の支軸57はスライダ23の
係合部材29に、長孔29aに上下にスライド移動可能
に係合する態様で連結されている。上記第1及び第2の
リンク部材52,53がそれぞれ対をなす態様は図2に
示す通りである。
【0023】従って、スライダ23の水平面に沿うスラ
イド移動に応じて該トグルリンク機構51は、支軸57
を介して、その移動力をうけ、両リンク部材52,53
の相互の折曲角度が変位し、固定節をなす支軸52aに
対し、可動節をなす支軸53aが、該トグルリンク機構
51の倍力作用による倍加された伝達力をうけ、これに
よってドライバ作動部材12が支軸13のまわりで回動
し、ドライバ10の上下動がなされるようになってい
る。すなわち、該トグルリンク機構51は減速歯車群4
2とともに、電動モータ36とドライバ作動部材12と
の間を作動連結するドライバ上下動手段を構成する。
イド移動に応じて該トグルリンク機構51は、支軸57
を介して、その移動力をうけ、両リンク部材52,53
の相互の折曲角度が変位し、固定節をなす支軸52aに
対し、可動節をなす支軸53aが、該トグルリンク機構
51の倍力作用による倍加された伝達力をうけ、これに
よってドライバ作動部材12が支軸13のまわりで回動
し、ドライバ10の上下動がなされるようになってい
る。すなわち、該トグルリンク機構51は減速歯車群4
2とともに、電動モータ36とドライバ作動部材12と
の間を作動連結するドライバ上下動手段を構成する。
【0024】54は底カバーであり、基台1の下側をお
おい、内部にはモータ36の駆動用電池55が内蔵され
ている。また、基台1の上側には、側方から見て略三角
形状の本体カバー56が設けられ、そのカバーの上部5
6aは中高形状で持ち易いために把持部として作用を果
たし、その内部にモータ36を含む駆動伝達形が配設さ
れている。
おい、内部にはモータ36の駆動用電池55が内蔵され
ている。また、基台1の上側には、側方から見て略三角
形状の本体カバー56が設けられ、そのカバーの上部5
6aは中高形状で持ち易いために把持部として作用を果
たし、その内部にモータ36を含む駆動伝達形が配設さ
れている。
【0025】以上説明した実施例の電動ホッチキスによ
れば、綴り込むべき用紙の綴込み動作は次のようになさ
れる。
れば、綴り込むべき用紙の綴込み動作は次のようになさ
れる。
【0026】すなわち、図1に示すように綴り用紙61
が綴り用紙挿入部6に挿入され、綴り用紙61の挿入端
がリミットスイッチ7の作動片7aを押圧すると、電動
モータ36が回転始動される。該モータ36の回転は、
減速歯車群42により減速されて溝カム部材31に伝達
される。これにより溝カム部材31は図3に示す原位置
より時計方向に回転し、この回転に伴ない、スライダ2
3がカムスタッド部材28とカム溝33との関係で後方
に摺動する。溝カム部材31の回転が開始されると、切
欠き部34がリミットスイッチ35の作動片35aとの
対応位置より外れ、該作動片35aは溝カム部材31の
外周縁に係合して、以降、カム部材31の1回転終了時
まで、押圧保持され、これによって、マイクロスイッチ
7の作動片7aが開放されてもカム部材31の回転は、
継続されるようになっている。溝カム部材31の回転に
応じて、リンク機構51の第1及び第2のリンク部材5
2,53は、その相互の角度が図1の状態より開き、支
軸53aが下方に押下げられるので、ドライバ作動部材
12が支軸13の回りで、図1において反時計方向に回
動し、先端のドライバ10が降下する。図3に鎖線で示
すように、溝カム部材31がさらに回転し、回転角度が
250度に達するまで長時間かけ、スライダ23は最も
右方のストローク端に移動し、ここで、トグルリンク機
構51は図4に示すように最も引き伸ばされた状態にな
り、倍力作用を伴ってドライバ10がステープル4を打
出し、綴り用紙61の綴込み動作が遂行される。
が綴り用紙挿入部6に挿入され、綴り用紙61の挿入端
がリミットスイッチ7の作動片7aを押圧すると、電動
モータ36が回転始動される。該モータ36の回転は、
減速歯車群42により減速されて溝カム部材31に伝達
される。これにより溝カム部材31は図3に示す原位置
より時計方向に回転し、この回転に伴ない、スライダ2
3がカムスタッド部材28とカム溝33との関係で後方
に摺動する。溝カム部材31の回転が開始されると、切
欠き部34がリミットスイッチ35の作動片35aとの
対応位置より外れ、該作動片35aは溝カム部材31の
外周縁に係合して、以降、カム部材31の1回転終了時
まで、押圧保持され、これによって、マイクロスイッチ
7の作動片7aが開放されてもカム部材31の回転は、
継続されるようになっている。溝カム部材31の回転に
応じて、リンク機構51の第1及び第2のリンク部材5
2,53は、その相互の角度が図1の状態より開き、支
軸53aが下方に押下げられるので、ドライバ作動部材
12が支軸13の回りで、図1において反時計方向に回
動し、先端のドライバ10が降下する。図3に鎖線で示
すように、溝カム部材31がさらに回転し、回転角度が
250度に達するまで長時間かけ、スライダ23は最も
右方のストローク端に移動し、ここで、トグルリンク機
構51は図4に示すように最も引き伸ばされた状態にな
り、倍力作用を伴ってドライバ10がステープル4を打
出し、綴り用紙61の綴込み動作が遂行される。
【0027】この綴込み動作完了後、溝カム部材31は
そのまま回転終了まで回転を続けるので、スライダ23
は、復帰方向の摺動となり、トグルリンク機構51はこ
れに伴って、図1の状態に短時間で復帰し(早戻り)、
ドライバ10が上昇する。溝カム部材31の回転が1回
転に近づくと、切欠き部34が再びモータ停止用リミッ
トスイッチ35の作動片35aの作動部位にきて、この
作動片35aの押圧が開放され、リミットスイッチ35
の作動によりモータ36が停止し、1サイクルの綴込み
動作が完了する。
そのまま回転終了まで回転を続けるので、スライダ23
は、復帰方向の摺動となり、トグルリンク機構51はこ
れに伴って、図1の状態に短時間で復帰し(早戻り)、
ドライバ10が上昇する。溝カム部材31の回転が1回
転に近づくと、切欠き部34が再びモータ停止用リミッ
トスイッチ35の作動片35aの作動部位にきて、この
作動片35aの押圧が開放され、リミットスイッチ35
の作動によりモータ36が停止し、1サイクルの綴込み
動作が完了する。
【0028】上記綴込み動作において、ドライバ10が
ステープル4を打出す際、綴り用紙61が厚すぎる等の
理由により、ステープル4が綴り用紙61を刺通でき
ず、ドライバ10の下降動作が拘束された場合、電動モ
ータは依然として駆動継続しているため、トグルリンク
機構51よりドライバ作動部材12に強制駆動力が継続
して加えられる。しかし、この場合、支軸13を支持す
る軸受輪15が弾性変形することにより吸収される。す
なわち、この場合、軸受輪15がベース面91に押圧さ
れて弾性変形して支軸13を長孔14内で下方に移動さ
せて逃がすので、トグルリンク機構51自体に拘束力が
及ぼされないのである。従って、上述のようにドライバ
10が拘束されて、その下降動作に支障が生じても、過
負荷防止装置によって電動モータ36及びドライバ上下
動手段をなすトグルリンク機構51ならびに減速歯車群
42に対して過負荷を及ぼすことがないので、これら部
分の各部材の損傷の危険あるいは焼付き等の事態を防止
することができる。
ステープル4を打出す際、綴り用紙61が厚すぎる等の
理由により、ステープル4が綴り用紙61を刺通でき
ず、ドライバ10の下降動作が拘束された場合、電動モ
ータは依然として駆動継続しているため、トグルリンク
機構51よりドライバ作動部材12に強制駆動力が継続
して加えられる。しかし、この場合、支軸13を支持す
る軸受輪15が弾性変形することにより吸収される。す
なわち、この場合、軸受輪15がベース面91に押圧さ
れて弾性変形して支軸13を長孔14内で下方に移動さ
せて逃がすので、トグルリンク機構51自体に拘束力が
及ぼされないのである。従って、上述のようにドライバ
10が拘束されて、その下降動作に支障が生じても、過
負荷防止装置によって電動モータ36及びドライバ上下
動手段をなすトグルリンク機構51ならびに減速歯車群
42に対して過負荷を及ぼすことがないので、これら部
分の各部材の損傷の危険あるいは焼付き等の事態を防止
することができる。
【0029】しかも、過負荷防止装置が作動した場合、
支軸13は上下動のみが許容されるので、ドライバ作動
部材12がその回動中に長手方向に位置偏位をきたすこ
とがないので、ドライバ10とステープル4との対応位
置関係がずれる恐れはない。
支軸13は上下動のみが許容されるので、ドライバ作動
部材12がその回動中に長手方向に位置偏位をきたすこ
とがないので、ドライバ10とステープル4との対応位
置関係がずれる恐れはない。
【0030】以上、実施例を挙げて本考案の電動ホッチ
キスの過負荷防止装置を説明したが、本考案は上記実施
例に限定されるものではない。例えば、弾性変形部材は
実施例のような輪状のもの以外に矩形状等、他の形状の
ものも可能である。ドライバ作動部材12に取着された
支軸13は該部材12に対し枢支された実施例構成以外
に一体に固定されたものでもよい。また、実施例では、
ドライバ上下動手段にトグルリンク機構51を用いた
が、歯車機構を直接、ドライバ作動部材に連結させる
等、他の構成も可能であり、本考案の要旨を変更しない
範囲で種々変更可能である。
キスの過負荷防止装置を説明したが、本考案は上記実施
例に限定されるものではない。例えば、弾性変形部材は
実施例のような輪状のもの以外に矩形状等、他の形状の
ものも可能である。ドライバ作動部材12に取着された
支軸13は該部材12に対し枢支された実施例構成以外
に一体に固定されたものでもよい。また、実施例では、
ドライバ上下動手段にトグルリンク機構51を用いた
が、歯車機構を直接、ドライバ作動部材に連結させる
等、他の構成も可能であり、本考案の要旨を変更しない
範囲で種々変更可能である。
【0031】
【考案の効果】以上説明したように、本考案に係る電動
ホッチキスにおける過負荷防止装置によれば、綴るべき
用紙の紙厚が大である等の原因で綴り込み動作時に、ド
ライバ作動部材の先端部にあるドライバが下降動作不能
に拘束された場合に、ドライバ作動部材の後端部にある
支軸が、弾性変形部材の変形によって長孔内で上下動で
きるので、ドライバ作動部材が拘束されず、該作動部材
に連結されたドライバ上下動手段をなすリンク機構や歯
車機構を破損したり電動モータの損傷を招くといった事
態が回避され、1サイクルの綴り込み動作を安全に遂行
できる。従って、使用者は綴るべき用紙如何に特に気を
払うことなく電動ホッチキスを使用し得、簡単な構造で
電動ホッチキスの使用の簡便性ならびに耐久性の向上を
図ることができる等、種々の実用的効果を奏する。
ホッチキスにおける過負荷防止装置によれば、綴るべき
用紙の紙厚が大である等の原因で綴り込み動作時に、ド
ライバ作動部材の先端部にあるドライバが下降動作不能
に拘束された場合に、ドライバ作動部材の後端部にある
支軸が、弾性変形部材の変形によって長孔内で上下動で
きるので、ドライバ作動部材が拘束されず、該作動部材
に連結されたドライバ上下動手段をなすリンク機構や歯
車機構を破損したり電動モータの損傷を招くといった事
態が回避され、1サイクルの綴り込み動作を安全に遂行
できる。従って、使用者は綴るべき用紙如何に特に気を
払うことなく電動ホッチキスを使用し得、簡単な構造で
電動ホッチキスの使用の簡便性ならびに耐久性の向上を
図ることができる等、種々の実用的効果を奏する。
【図1】本考案の一実施例に係る過負荷防止装置を備え
た電動ホッチキスの部分破断側面図である。
た電動ホッチキスの部分破断側面図である。
【図2】図1に示す電動ホッチキスの主要な内部構成部
分の分解斜視図である。
分の分解斜視図である。
【図3】溝カム部分とスライダとの作動関係を示す図1
のA−A線破断図である。
のA−A線破断図である。
【図4】用紙の綴り込み時におけるドライバ作動状態を
示す要部作動説明図である。
示す要部作動説明図である。
1 基台 3 マガジン 4 ステープル 9 マガジン案内部材 10 ドライバ 12 ドライバ作動部材 13 支軸 14 長孔 15 軸受輪(弾性変形部材) 91 ベース面 36 電動モータ 42 減速歯車群 51 トグルリンク機構
Claims (1)
- 【請求項1】ホッチキス本体と、該本体上に載置された
電動モータと、先端部にドライバを備えるとともに後端
部に回動支点をなす支軸を取着したドライバ作動部材
と、該ドライバ作動部材の長手方向の中間部に作動連結
されるとともに前記電動モータより駆動力を受けて該ド
ライバ作動部材を前記支軸のまわりに回動させてドライ
バを上下動させるように動作可能なドライバ上下動手段
とを備えた電動ホッチキスにおいて、前記支軸を嵌合さ
せドライバ作動部材の長手方向に沿う方向への該支軸の
移動を規制するとともに上下方向への該支軸の移動を案
内する長孔を前記ホッチキス本体に形成し、該支軸に弾
性変形部材を取着し、該弾性変形部材を介して該支軸を
支える固定のベース面を設け、前記ドライバ上下動手段
の動作時に前記弾性変形部材が固定のベース面上で弾性
変形して該支軸の長孔内での上下動を許容するようにし
たことを特徴とする過負荷防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP735292U JPH0647663Y2 (ja) | 1992-01-24 | 1992-01-24 | 電動ホッチキスにおける過負荷防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP735292U JPH0647663Y2 (ja) | 1992-01-24 | 1992-01-24 | 電動ホッチキスにおける過負荷防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0497667U JPH0497667U (ja) | 1992-08-24 |
JPH0647663Y2 true JPH0647663Y2 (ja) | 1994-12-07 |
Family
ID=31739148
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP735292U Expired - Lifetime JPH0647663Y2 (ja) | 1992-01-24 | 1992-01-24 | 電動ホッチキスにおける過負荷防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0647663Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE59807190D1 (de) * | 1998-05-18 | 2003-03-20 | Grapha Holding Ag | Drahtheftmaschine für einen eine Sammelkette aufweisenden Sammelhefter. |
KR102795933B1 (ko) * | 2024-05-08 | 2025-04-16 | 주식회사 지씨이 | 롤투롤 공정 설비용 비접촉식 클램핑 높이 자동제어장치 |
-
1992
- 1992-01-24 JP JP735292U patent/JPH0647663Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0497667U (ja) | 1992-08-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19950523 |