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JPH0646755Y2 - レッカー車 - Google Patents

レッカー車

Info

Publication number
JPH0646755Y2
JPH0646755Y2 JP4118189U JP4118189U JPH0646755Y2 JP H0646755 Y2 JPH0646755 Y2 JP H0646755Y2 JP 4118189 U JP4118189 U JP 4118189U JP 4118189 U JP4118189 U JP 4118189U JP H0646755 Y2 JPH0646755 Y2 JP H0646755Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wrecking
tow truck
vehicle
fork
outrigger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4118189U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02130828U (ja
Inventor
保 長嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tadano Ltd
Original Assignee
Tadano Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tadano Ltd filed Critical Tadano Ltd
Priority to JP4118189U priority Critical patent/JPH0646755Y2/ja
Publication of JPH02130828U publication Critical patent/JPH02130828U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0646755Y2 publication Critical patent/JPH0646755Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Jib Cranes (AREA)
  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、レッキング能力を向上させたレッカー車に
関するものである。
〔従来の技術〕
一般に使用されているレッカー車は、第4図で示すよう
に、車体20上にクレーン装置21を搭載するとともに、前
記車体20の後端にレッキングフォーク22を張り出し、こ
のレッキングフォーク22に被牽引車23を連結して牽引移
送することができるように構成されているのが普通であ
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、被牽引車23をレッキングする際、クレーン車
の安定を確保するために、前記第4図に示すように、車
体20に前部アウトリガ24aおよび後部アウトリガ24bを装
備させたレッカー車においては、その車体20の後端に装
備させた前記後部アウトリガ24bのため、レッキングポ
イントが後車軸荷重の支点より後方に延びる形になる。
すなわち、第4図で示すように後車軸荷重のポイントと
レッキングポイントとの間隔Aが相対的に長くなる。
その結果、被牽引車23を連結牽引する場合、前記被牽引
車23の車両重量がレッキングフォーク22を介して車体20
の後部に負荷されるため、レッカー車の前輪軸荷重を軽
減する方向に、その負荷重が第4図でいえば時計方向の
モーメントとして作用する。したがって、そのモーメン
トが大きいと、レッカー車の前車軸側が浮き上り傾向と
なり、走行時におけるハンドリングに影響をもたらし危
険である。すなわち後車軸荷重のポイントとレッキング
ホイントとの間隔Aが長いと、レッカー車自体の走行駆
動能力は充分であるにも拘らず、走行時における操舵性
に支障をもたらし、レッカー車としての機能に制約を受
けてしまうことになる。
とくにその傾向は、被牽引車の車両重量が大きい大型車
の場合に顕著となる。
そこで、このようなレッキング能力(被牽引車を連結走
行する場合の操舵安全性を配慮した能力)の低下をカバ
ーする手段として、本出願人は、先に実公昭58-54270号
公報に開示したような後部アウトリガを車体に対して着
脱自在に構成し、被牽引車を連結走行する場合は、この
後部アウトリガ車体後部から取り外し、車体前部にカウ
ンタウェイトとして取り付け利用することを提案した。
ところが、この方向によると、安定走行を確保すること
ができたが、いちいち現場で後部アウトリガの取付位置
を替えなければならないという難点があった。
この考案は、このような後部アウトリガの付け替え作業
を行うことなく、レッキング能力をアップしたレッカー
車を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成する手段として本考案は、後輪に二軸を
配置し、前部と後部とにそれぞれアウトリガを備え、車
体後端部にはレッキングフォークを装備したレッカー車
において、後部アウトリガを前記後輪二軸の軸間に位置
させ、レッキングフォークを最後輪の後側に近接して配
置したことを特徴とするものである。
〔作用〕
この考案は、以上説明したように、後部アウトリガを後
輪二軸間に位置させ、レッキングフォークを最後輪の後
側に近接させて配置したため、すなわち後輪軸荷重ポイ
ントからレッキングポイントまでの間を短かく設定でき
るように後部アウトリガの取付位置を変更し、レッキン
グフォークを最後輪の後側に近接させたため、牽引走行
時における被牽引車の車両重量による前輪軸荷重に作用
するモーメントが小さくなり、その結果、牽引車両の重
量による操舵性能への影響が軽減されレッキング能力が
増大された。
〔実施例〕
さらに図面に示す実施例に基づいて本考案の構成と作用
を具体的に説明する。
まず、第1図は本考案によるレッカー車の構造の概略を
示す側面図で、被牽引車23をレッキングした状態を示
し、第2図は前後車輪の配置と前部および後部アウトリ
ガの配置要領を示す平面図である。
なお、第1図に示す部材符号は、前記第4図で示したレ
ッカー車の場合と同様であるため、共通符号を用いて表
示している。ちなみに第4図の構成と相違する点は、後
部アウトリガ24bの設置位置を後輪二軸の軸間に設置し
た点である。
そこで、第1図すなわち被牽引車23をレッキングした状
態において、 WF…レッキング時の前輪軸荷重 wf…レッキング前の前輪軸荷重 wR…レッキング時の後輪軸荷重 wr…レッキング前の後輪軸荷重 W…レッキング荷重 C…前輪軸荷重点と後輪軸荷重点との間隔 B…後輪軸荷重点とレッキングポイントとの間隔 とすると、 WF=Wf−W×B/C …………(1) wR=wr+W×(C+B)/C …(2) の関係にある、したがってこの(1)および(2)式よ
り、Bの間隔が第4図で示したレッカー車の場合に比し
て短かくすることができることからWFに作用するモーメ
ントは小さくなることが離解される。すなわち、Bが短
かいと前輪軸の浮き上りが抑制されることになる。その
結果、操舵性に対する被牽引車23の車両重量の影響は緩
和されることになる。
なお、この考案においては、後部アウトリガ24bを後輪
二軸間に設置するものであるが、後輪二軸間とのスパン
が狭い。すなわち後輪二軸間のタイヤ間隔が狭いので、
第3図で示すように、車体20の長手方向軸線に、直交さ
れず、斜め方向に装備させてもよい。
〔考案の効果〕
この考案は、以上実施例を通して説明したように、被牽
引車の車両重量すなわちレッキング荷重による前輪軸荷
重へのモーメントをより軽減できるように構成したた
め、カウンタウェイトを利用することもなくレッキング
能力が向上した。しかも前,後部アウトリガは装備して
いるので、レッカー車としての安定性能を低下させるこ
となく、機能性の高いレッカー車として使用でき、従来
方式のようにカウンタウェイト代りに後部アウトリガの
取付位置を、その都度変更するといった手数も必要なく
なった。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図はレッカー
車の側面図、第2図は車輪およびアウトリガの配置要領
を示す平面図であり、第3図は後部アウトリガの配置例
を示す平面図である。なお、第4図は従来のレッカー車
を示す側面図である。 20……車体、21……クレーン装置 22……レッキングフォーク 23……被牽引車、24……アウトリガ (24a……前部アウトリガ、 24b……後部アウトリガ)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】後輪に二軸を配置し、前部と後部にそれぞ
    れアウトリガを備え、車体後端部にはレッキングフォー
    クを装備したレッカー車において、前記後部のアウトリ
    ガを後輪二軸の軸間に位置させ、レッキングフォークを
    最後輪の後側に近接して配置したことを特徴とするレッ
    カー車。
JP4118189U 1989-04-07 1989-04-07 レッカー車 Expired - Lifetime JPH0646755Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4118189U JPH0646755Y2 (ja) 1989-04-07 1989-04-07 レッカー車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4118189U JPH0646755Y2 (ja) 1989-04-07 1989-04-07 レッカー車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02130828U JPH02130828U (ja) 1990-10-30
JPH0646755Y2 true JPH0646755Y2 (ja) 1994-11-30

Family

ID=31551629

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4118189U Expired - Lifetime JPH0646755Y2 (ja) 1989-04-07 1989-04-07 レッカー車

Country Status (1)

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JP (1) JPH0646755Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7381179B2 (ja) * 2020-03-31 2023-11-15 ダイハツ工業株式会社 車両の自動搬送車

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Publication number Publication date
JPH02130828U (ja) 1990-10-30

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