JPH0645540Y2 - 屋根からの落下防止具 - Google Patents
屋根からの落下防止具Info
- Publication number
- JPH0645540Y2 JPH0645540Y2 JP8766791U JP8766791U JPH0645540Y2 JP H0645540 Y2 JPH0645540 Y2 JP H0645540Y2 JP 8766791 U JP8766791 U JP 8766791U JP 8766791 U JP8766791 U JP 8766791U JP H0645540 Y2 JPH0645540 Y2 JP H0645540Y2
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- JP
- Japan
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- roof
- fall prevention
- leg plate
- net
- plate
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- Emergency Lowering Means (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は屋根葺き工事に於て、作
業者、仮置きした瓦、作業工具等の屋根からの滑落を防
止する落下防止具に関するものである。
業者、仮置きした瓦、作業工具等の屋根からの滑落を防
止する落下防止具に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】屋根葺き工事に於て、作
業者の落下、仮置きした瓦、作業道具の滑落による事故
は後を断たない。屋根からの落下事故を防ぐには、足場
を組んで屋根の軒げたの近傍にて上向きにネットを張れ
ばよいが、足場を組む作業が大掛かりとなり、又、場所
によっては足場を組むことができないことがある。
業者の落下、仮置きした瓦、作業道具の滑落による事故
は後を断たない。屋根からの落下事故を防ぐには、足場
を組んで屋根の軒げたの近傍にて上向きにネットを張れ
ばよいが、足場を組む作業が大掛かりとなり、又、場所
によっては足場を組むことができないことがある。
【0003】出願人は、軒げたに沿って屋根に複数のL
型金具を釘止めし、該L型金具にネットを掛け渡して落
下止めとすることを試みたが、L型金具の脚部に瓦が被
さると、該金具を外すことができず、その部分だけ最後
に瓦を嵌め込まなければならない。これは屋根勾配の下
方から上方へ瓦を積むという屋根葺き工事の鉄則から外
れ、部分的に空いた所に瓦をうまく嵌め込み出来ない問
題のあることが分った。本考案は、上記問題を解決でき
る屋根からの落下防止具を明らかにするものである。
型金具を釘止めし、該L型金具にネットを掛け渡して落
下止めとすることを試みたが、L型金具の脚部に瓦が被
さると、該金具を外すことができず、その部分だけ最後
に瓦を嵌め込まなければならない。これは屋根勾配の下
方から上方へ瓦を積むという屋根葺き工事の鉄則から外
れ、部分的に空いた所に瓦をうまく嵌め込み出来ない問
題のあることが分った。本考案は、上記問題を解決でき
る屋根からの落下防止具を明らかにするものである。
【0004】
【課題を解決する手段】本考案の落下防止具は、屋根に
固定される複数の受金具(1)と、各受金具(1)に着脱可
能に取付け出来る落下防止具本体(2)と、落下防止具本
体に跨がって張設される落下防止ネット(6)又はシート
とで構成され、本体(2)は脚板(3)の先端に上向きに支
柱(4)を突設して形成され、脚板(3)の基端と受金具
(1)には互いに着脱可能に係合する受け部(13)と掛り部
(33)とが形成され、支柱(4)の先端にはネット(6)又は
シートを保持する保持部(5)が設けられている。
固定される複数の受金具(1)と、各受金具(1)に着脱可
能に取付け出来る落下防止具本体(2)と、落下防止具本
体に跨がって張設される落下防止ネット(6)又はシート
とで構成され、本体(2)は脚板(3)の先端に上向きに支
柱(4)を突設して形成され、脚板(3)の基端と受金具
(1)には互いに着脱可能に係合する受け部(13)と掛り部
(33)とが形成され、支柱(4)の先端にはネット(6)又は
シートを保持する保持部(5)が設けられている。
【0005】
【作用及び効果】然して、屋根の軒げた側にて、野地板
(81)の垂木(8)が通っている箇所に受金具(1)を釘止め
する。最下端の瓦を屋根のよど(83)より60mm外側に臨
出して積み上げるとものとして、落下防止具本体(2)の
支柱(4)側が、該瓦よりも更に外側に突出し、瓦を敷く
ために支柱(4)が邪魔にならぬ様に、前記受金具(1)の
固定位置を決定する。
(81)の垂木(8)が通っている箇所に受金具(1)を釘止め
する。最下端の瓦を屋根のよど(83)より60mm外側に臨
出して積み上げるとものとして、落下防止具本体(2)の
支柱(4)側が、該瓦よりも更に外側に突出し、瓦を敷く
ために支柱(4)が邪魔にならぬ様に、前記受金具(1)の
固定位置を決定する。
【0006】脚板(3)の基端の掛り部(33)を受金具(1)
の受け部(13)に係合して落下防止具本体(2)を取付け
る。同様にして軒げたに沿って複数箇所に受金具(1)及
び本体(2)を取付ける。
の受け部(13)に係合して落下防止具本体(2)を取付け
る。同様にして軒げたに沿って複数箇所に受金具(1)及
び本体(2)を取付ける。
【0007】各落下防止具本体(2)の支柱(4)に跨がっ
て、ネット(6)を掛け渡し、支柱(4)上のネット保持部
材(5)にてネットの上縁を保持する。屋根上に垂れたネ
ット(6)の下端は重し板(61)等で押えて捲れ上がりを防
止する。
て、ネット(6)を掛け渡し、支柱(4)上のネット保持部
材(5)にてネットの上縁を保持する。屋根上に垂れたネ
ット(6)の下端は重し板(61)等で押えて捲れ上がりを防
止する。
【0008】作業者、仮置きした瓦、作業道具が屋根上
を滑っても、ネット(6)で受け止められ、落下すること
はない。
を滑っても、ネット(6)で受け止められ、落下すること
はない。
【0009】瓦積みは屋根勾配の下から上に向けて行な
い、落下防止具本体(2)の脚板(3)上にも瓦を積む。周
知の如く、屋根には予め瓦の長さに応じたピッチで、軒
げたと平行に複数の桟木(82)が打ち付け固定されている
から、瓦(9)上端の掛り縁(91)を桟木(82)に引っ掻け、
最下端の瓦は、屋根の傾斜端に設けたよど(83)に載せ、
2列目以後の瓦の下端は前列の瓦に載せる。従って、瓦
(9)と野地板(81)との間に隙間(90)が生じて受金具(1)
は該隙間内に納まり、瓦葺きの邪魔にならない。
い、落下防止具本体(2)の脚板(3)上にも瓦を積む。周
知の如く、屋根には予め瓦の長さに応じたピッチで、軒
げたと平行に複数の桟木(82)が打ち付け固定されている
から、瓦(9)上端の掛り縁(91)を桟木(82)に引っ掻け、
最下端の瓦は、屋根の傾斜端に設けたよど(83)に載せ、
2列目以後の瓦の下端は前列の瓦に載せる。従って、瓦
(9)と野地板(81)との間に隙間(90)が生じて受金具(1)
は該隙間内に納まり、瓦葺きの邪魔にならない。
【0010】左右に隣り合う瓦の側縁は互いに重なる様
に積まれ、重なり部の近傍には野地板(81)との間に空間
が生じる。上記空間に落下防止具本体(2)の脚板(3)が
位置しておれば、脚板(3)に瓦が当ることはない。
に積まれ、重なり部の近傍には野地板(81)との間に空間
が生じる。上記空間に落下防止具本体(2)の脚板(3)が
位置しておれば、脚板(3)に瓦が当ることはない。
【0011】空間と脚板(3)の位置がずれていて、脚板
(3)に直接に瓦が載ることもあるが、脚板(3)を受金具
(1)から屋根勾配に沿って下方に抜き外す作業は、該瓦
(9)を持ち上げ気味にすれば支障なく行なうことがで
き、脚板(3)を外した後は、瓦は正しい位置に納まるの
で問題はない。受金具(1)は、その儘野地板(81)上に残
しておく。
(3)に直接に瓦が載ることもあるが、脚板(3)を受金具
(1)から屋根勾配に沿って下方に抜き外す作業は、該瓦
(9)を持ち上げ気味にすれば支障なく行なうことがで
き、脚板(3)を外した後は、瓦は正しい位置に納まるの
で問題はない。受金具(1)は、その儘野地板(81)上に残
しておく。
【0012】上記の如く、本考案の落下防止具は、瓦葺
きの邪魔にならず、又、全ての瓦を葺いた後に取り外す
ことができ、即ち、瓦葺きの作業能率を低下させること
なく、作業性に対する安全性の確保、落下物による事故
防止を画ることができる。
きの邪魔にならず、又、全ての瓦を葺いた後に取り外す
ことができ、即ち、瓦葺きの作業能率を低下させること
なく、作業性に対する安全性の確保、落下物による事故
防止を画ることができる。
【0013】
【実施例】図5は落下防止具の取付け状態の一例を示
し、図1はその要部を示している。落下防止具本体(2)
を屋根に着脱可能に係止する受金具(1)は、金属板の曲
げ加工によって形成され、釘孔(14)を開設した取付板(1
1)の先端両側にU字状に折返した爪片(12)(12)を突設
し、両爪片が後記する防止具本体(2)の掛り部(33)が係
合する受け部(13)となっている。
し、図1はその要部を示している。落下防止具本体(2)
を屋根に着脱可能に係止する受金具(1)は、金属板の曲
げ加工によって形成され、釘孔(14)を開設した取付板(1
1)の先端両側にU字状に折返した爪片(12)(12)を突設
し、両爪片が後記する防止具本体(2)の掛り部(33)が係
合する受け部(13)となっている。
【0014】落下防止具本体(2)は、脚板(3)と該脚板
(3)の先端に開閉可能に上向きに突設した支柱(4)とか
らなる。
(3)の先端に開閉可能に上向きに突設した支柱(4)とか
らなる。
【0015】脚板(3)は帯板(31)の略中央部を直角に屈
曲して屈曲部(32)を形成し、該屈曲部を更に反対方向に
直角に屈曲して形成され、基端側が高くなっており、該
基端部に図3に示す如く略T字状の掛り部(33)を突設し
ている。上記掛り部(33)は、前記受金具(1)の爪片(12)
(12)及び爪片(12)(12)間の溝(15)に係脱可能である。
曲して屈曲部(32)を形成し、該屈曲部を更に反対方向に
直角に屈曲して形成され、基端側が高くなっており、該
基端部に図3に示す如く略T字状の掛り部(33)を突設し
ている。上記掛り部(33)は、前記受金具(1)の爪片(12)
(12)及び爪片(12)(12)間の溝(15)に係脱可能である。
【0016】脚板(3)の全長Lは約360mm、帯板(31)
の屈曲部(32)の高さHは約45mmである。
の屈曲部(32)の高さHは約45mmである。
【0017】支柱(4)は長さ約600mmで断面コ字状に
形成され、脚板(3)の先端に枢軸(41)によって垂直面内
で回動可能に枢支される。
形成され、脚板(3)の先端に枢軸(41)によって垂直面内
で回動可能に枢支される。
【0018】脚板(3)上に角度調節板(42)が枢支され、
支柱(4)の下端部には複数の調節孔(43)が開設されてい
る。屋根の勾配に対応し、角度調節板(42)の上端を何れ
か1つの調節孔(43)に合わせてクランプネジ(44)で固定
し、支柱(4)を鉛直に保持できる。
支柱(4)の下端部には複数の調節孔(43)が開設されてい
る。屋根の勾配に対応し、角度調節板(42)の上端を何れ
か1つの調節孔(43)に合わせてクランプネジ(44)で固定
し、支柱(4)を鉛直に保持できる。
【0019】支柱(4)の略中央部及び上端に杆受け(45)
が形成される。杆受け(45)は支柱(4)にパイプ(7)が嵌
まる切欠(46)を開設し、該切欠の下方に斜めに受板(47)
を溶接固定し、該受板(47)にクランプネジ(48)を螺合し
ている。
が形成される。杆受け(45)は支柱(4)にパイプ(7)が嵌
まる切欠(46)を開設し、該切欠の下方に斜めに受板(47)
を溶接固定し、該受板(47)にクランプネジ(48)を螺合し
ている。
【0020】支柱(4)の背面にネット保持部材(5)が設
けられている。実施例のネット保持部材(5)はL字状に
屈曲した金属棒(51)を支柱(4)に沿ってスライド可能に
配備し、金属棒(51)の縦杆(52)の先端を丸く曲げてロー
プ挿通部(54)を形成している。
けられている。実施例のネット保持部材(5)はL字状に
屈曲した金属棒(51)を支柱(4)に沿ってスライド可能に
配備し、金属棒(51)の縦杆(52)の先端を丸く曲げてロー
プ挿通部(54)を形成している。
【0021】支柱(4)の背面には、上部と下部の2箇所
に上記金属棒の横杆(53)を支える受け爪(55)(56)が突設
されている。
に上記金属棒の横杆(53)を支える受け爪(55)(56)が突設
されている。
【0022】上記支柱(4)の杆受け(45)に嵌まって支持
されるパイプ(7)は、入れ子式に2段に伸縮可能なもの
を必要長さに着脱可能に接続して使用する。
されるパイプ(7)は、入れ子式に2段に伸縮可能なもの
を必要長さに着脱可能に接続して使用する。
【0023】ネット(6)は幅約1mの長尺帯体に形成さ
れ、四辺はネットを折り重ねて耳部(61)を形成し、長手
方向の耳部(61)には、等間隔にリング(62)がかしめ固定
されている。
れ、四辺はネットを折り重ねて耳部(61)を形成し、長手
方向の耳部(61)には、等間隔にリング(62)がかしめ固定
されている。
【0024】然して、屋根の軒げた側にて、野地板(81)
の垂木(8)が通っている箇所に、受金具(1)を爪片(12)
(12)を下側にして釘止めする。最下端の瓦を屋根のよど
(83)より60mm外側に臨出して積み上げるとものとし
て、本体(2)の脚板(3)の支柱(4)側が瓦積みの邪魔に
ならぬ様に、前記受金具(1)の固定位置を決定する。
の垂木(8)が通っている箇所に、受金具(1)を爪片(12)
(12)を下側にして釘止めする。最下端の瓦を屋根のよど
(83)より60mm外側に臨出して積み上げるとものとし
て、本体(2)の脚板(3)の支柱(4)側が瓦積みの邪魔に
ならぬ様に、前記受金具(1)の固定位置を決定する。
【0025】落下防止具本体(2)の脚板(3)先端のT字
状掛り部(33)を、前記受金具(1)の取付板(11)上を下向
きに滑らせて、爪片(12)(12)及び爪片間の溝(13)に嵌め
込む。これによって落下防止具本体(2)に屋根の傾斜に
沿う下向きの力が作用しても該本体(2)が受金具(1)か
ら外れることはない。
状掛り部(33)を、前記受金具(1)の取付板(11)上を下向
きに滑らせて、爪片(12)(12)及び爪片間の溝(13)に嵌め
込む。これによって落下防止具本体(2)に屋根の傾斜に
沿う下向きの力が作用しても該本体(2)が受金具(1)か
ら外れることはない。
【0026】脚板(3)上の角度調節板(42)の先端を、支
柱(4)上の複数の調節孔(43)の内、屋根勾配に応じて適
所の孔に合わせ、支柱(4)を略鉛直に立てて角度調節板
(42)をクランプネジ(44)にて支柱(4)に固定する。上記
手順にて屋根上に、軒げたに沿って複数箇所に受金具
(1)及び本体(2)を取付ける。
柱(4)上の複数の調節孔(43)の内、屋根勾配に応じて適
所の孔に合わせ、支柱(4)を略鉛直に立てて角度調節板
(42)をクランプネジ(44)にて支柱(4)に固定する。上記
手順にて屋根上に、軒げたに沿って複数箇所に受金具
(1)及び本体(2)を取付ける。
【0027】各本体(2)の支柱(4)の杆受け(45)に跨が
って、パイプ(7)を掛け渡し、クランプボルト(48)にて
固定する。各本体(2)の支柱(4)上の金属棒(51)を上向
きにスライドさせて上部の受け爪(55)にて係止する。
って、パイプ(7)を掛け渡し、クランプボルト(48)にて
固定する。各本体(2)の支柱(4)上の金属棒(51)を上向
きにスライドさせて上部の受け爪(55)にて係止する。
【0028】ネット(6)のリング(62)に通したロープ(6
4)を上記金属棒(51)のロープ挿入部(54)に嵌めてネット
(6)を張設する。屋根上に垂れたネット(6)の下端は重
し板(61)等で押えて捲れ上がりを防止する。
4)を上記金属棒(51)のロープ挿入部(54)に嵌めてネット
(6)を張設する。屋根上に垂れたネット(6)の下端は重
し板(61)等で押えて捲れ上がりを防止する。
【0029】上記の如く、屋根の軒下に沿って上向きに
ネット(6)を張ることにより、作業者、仮置きした瓦、
作業道具が屋根上を滑ってもネットで受け止められ、落
下することはない。瓦積みは屋根勾配の下から上に向け
て行ない、本体(2)の脚板(3)上にも瓦を積む。
ネット(6)を張ることにより、作業者、仮置きした瓦、
作業道具が屋根上を滑ってもネットで受け止められ、落
下することはない。瓦積みは屋根勾配の下から上に向け
て行ない、本体(2)の脚板(3)上にも瓦を積む。
【0030】周知の如く、屋根には予め瓦の長さに応じ
たピッチで、軒げたと平行に複数の桟木(82)が打ち付け
固定され、瓦(9)上端の掛り縁(91)を桟木(82)引っ掻
け、最下端の瓦は、屋根の傾斜端に設けたよど(83)に載
せ、2列目以後の瓦の下端は前列の瓦に載せる。従っ
て、瓦(9)と野地板(81)との間に隙間(90)が生じ、受金
具(1)は該隙間内に納まり、瓦葺きの邪魔にならない。
たピッチで、軒げたと平行に複数の桟木(82)が打ち付け
固定され、瓦(9)上端の掛り縁(91)を桟木(82)引っ掻
け、最下端の瓦は、屋根の傾斜端に設けたよど(83)に載
せ、2列目以後の瓦の下端は前列の瓦に載せる。従っ
て、瓦(9)と野地板(81)との間に隙間(90)が生じ、受金
具(1)は該隙間内に納まり、瓦葺きの邪魔にならない。
【0031】左右に隣り合う瓦の側縁は互いに重なる様
に積まれ、重なり部の近傍には野地板(81)との間に空間
ができる。上記空間に本体(2)の脚板(3)が位置してお
れば、脚板(3)に瓦が当ることはない。空間と脚板(3)
の位置がずれていて、脚板(3)に直接に瓦が載ることも
あるが、脚板(3)を受金具(1)から抜き外す際、該瓦
(9)を持ち上げ気味にすれば支障なく行なえ、脚板(3)
を外した後は、瓦は正しい位置に納まるので問題はな
い。
に積まれ、重なり部の近傍には野地板(81)との間に空間
ができる。上記空間に本体(2)の脚板(3)が位置してお
れば、脚板(3)に瓦が当ることはない。空間と脚板(3)
の位置がずれていて、脚板(3)に直接に瓦が載ることも
あるが、脚板(3)を受金具(1)から抜き外す際、該瓦
(9)を持ち上げ気味にすれば支障なく行なえ、脚板(3)
を外した後は、瓦は正しい位置に納まるので問題はな
い。
【0032】瓦葺きが終了すれば、本体(2)の脚板(3)
を屋根勾配に沿わせて上向きに引上げ、脚板(3)のT状
掛り部(33)を受金具(1)の爪片(12)から外し、脚板(3)
を少し持ち上げながら瓦の下から脚板(3)を引き抜く。
受金具(1)は、その儘野地板(81)上に残しておく。
を屋根勾配に沿わせて上向きに引上げ、脚板(3)のT状
掛り部(33)を受金具(1)の爪片(12)から外し、脚板(3)
を少し持ち上げながら瓦の下から脚板(3)を引き抜く。
受金具(1)は、その儘野地板(81)上に残しておく。
【0033】上記の如く、本考案の落下防止具は、瓦葺
きの邪魔にならず、又、全ての瓦を葺いた後に取り外す
ことができ、即ち、瓦葺きの作業能率を低下させること
なく、作業性に対する安全性の確保、落下物による事故
防止を画ることができる。
きの邪魔にならず、又、全ての瓦を葺いた後に取り外す
ことができ、即ち、瓦葺きの作業能率を低下させること
なく、作業性に対する安全性の確保、落下物による事故
防止を画ることができる。
【0034】図6は、脚板(4)を真直な帯板(31)で形成
した他の実施例を示している。この場合、屋根傾斜の中
間位置に本体(2)をセットし、即ち、脚板(3)を瓦の上
に載せて使用できる。この場合でも、瓦を捲らずとも脚
板(3)の上に被さった瓦を持ち上げ気味にして本体(2)
を受金具(1)から外すことができ、使用に支障はない。
した他の実施例を示している。この場合、屋根傾斜の中
間位置に本体(2)をセットし、即ち、脚板(3)を瓦の上
に載せて使用できる。この場合でも、瓦を捲らずとも脚
板(3)の上に被さった瓦を持ち上げ気味にして本体(2)
を受金具(1)から外すことができ、使用に支障はない。
【0035】更に、本考案の実施に際し、ネット(6)に
代えて、シートを用いることができるのは勿論のこと、
例えば受金具(1)と脚板(3)の受け部(13)及び掛り部(3
3)は実施例の構造のもの限定されることはなく、瓦を捲
らずとも受け部(13)から掛り部(33)を外すことのできる
ものであれば構成を問わない等、実用新案登録請求の範
囲で種々の変形が可能である。
代えて、シートを用いることができるのは勿論のこと、
例えば受金具(1)と脚板(3)の受け部(13)及び掛り部(3
3)は実施例の構造のもの限定されることはなく、瓦を捲
らずとも受け部(13)から掛り部(33)を外すことのできる
ものであれば構成を問わない等、実用新案登録請求の範
囲で種々の変形が可能である。
【図1】落下防止具の斜面図である。
【図2】使用状態を示す側面図である。
【図3】脚板基端の掛り部の拡大斜面図である。
【図4】脚板の背面図である。
【図5】使用状態を示す斜面図である。
【図6】他の実施例の側面図である。
(1) 受金具 (13) 受け部 (2) 落下防止具本体 (3) 脚板 (33) 掛り部 (4) 支柱 (5) ネット保持部材 (6) ネット (8) 垂木 (81) 野地板 (9) 瓦
Claims (1)
- 【請求項1】 屋根に固定される複数の受金具(1)と、
各受金具(1)に着脱可能に取付け出来る落下防止具本体
(2)と、落下防止具本体に跨がって張設される落下防止
ネット(6)又はシートとで構成され、本体(2)は脚板
(3)の先端に上向きに支柱(4)を突設して形成され、脚
板(3)の基端と受金具(1)には互いに着脱可能に係合す
る受け部(13)と掛り部(33)とが形成され、支柱(4)の先
端にはネット(6)又はシートを保持する保持部(5)が設
けられている屋根からの落下防止具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8766791U JPH0645540Y2 (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 屋根からの落下防止具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8766791U JPH0645540Y2 (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 屋根からの落下防止具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0654822U JPH0654822U (ja) | 1994-07-26 |
JPH0645540Y2 true JPH0645540Y2 (ja) | 1994-11-24 |
Family
ID=13921297
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8766791U Expired - Lifetime JPH0645540Y2 (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 屋根からの落下防止具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0645540Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011094310A (ja) * | 2009-10-27 | 2011-05-12 | Jr West Built Co Ltd | 屋根上作業用装置および屋根上作業方法 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4547689B1 (ja) * | 2009-09-02 | 2010-09-22 | 鉢▲蝋▼ 正幸 | 屋根雪下ろし用落下防止装置 |
JP2018035504A (ja) * | 2016-08-29 | 2018-03-08 | パナホーム株式会社 | 朝顔の構造 |
-
1991
- 1991-10-25 JP JP8766791U patent/JPH0645540Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011094310A (ja) * | 2009-10-27 | 2011-05-12 | Jr West Built Co Ltd | 屋根上作業用装置および屋根上作業方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0654822U (ja) | 1994-07-26 |
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