JPH0644178Y2 - チップ型圧電共振子 - Google Patents
チップ型圧電共振子Info
- Publication number
- JPH0644178Y2 JPH0644178Y2 JP12950688U JP12950688U JPH0644178Y2 JP H0644178 Y2 JPH0644178 Y2 JP H0644178Y2 JP 12950688 U JP12950688 U JP 12950688U JP 12950688 U JP12950688 U JP 12950688U JP H0644178 Y2 JPH0644178 Y2 JP H0644178Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resonator element
- case
- resonator
- caps
- type piezoelectric
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 claims description 7
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 claims description 7
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 5
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 4
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
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- 238000005498 polishing Methods 0.000 description 1
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Landscapes
- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は共振子素子を筒形ケースに収納したチップ型圧
電共振子に関するものである。
電共振子に関するものである。
従来、この種のチップ型圧電共振子として、本出願人は
第4図,第5図に示されるものを提案した。即ち、アル
ミナ等の円筒形ケース10の内部に矩形平板状の共振子素
子11を挿入するとともに、ケース10の両端部に外部接続
用電極となる金属製キャップ12,13を導電ペースト14を
介して嵌合したもので、ケース10内部が密閉されてい
る。上記共振子素子11はエネルギー閉じ込め型厚み滑り
振動モードを用いたもので、圧電基板15の両主面に一部
対向するように電極16,17が形成されており、これら電
極16,17とキャップ12,13とが導電ペースト14によって電
気的に接続されている。上記キャップ12,13には、共振
子素子11をケース10の内部に非接触状態で支持するため
の環状突起12a,13aが形成されている。
第4図,第5図に示されるものを提案した。即ち、アル
ミナ等の円筒形ケース10の内部に矩形平板状の共振子素
子11を挿入するとともに、ケース10の両端部に外部接続
用電極となる金属製キャップ12,13を導電ペースト14を
介して嵌合したもので、ケース10内部が密閉されてい
る。上記共振子素子11はエネルギー閉じ込め型厚み滑り
振動モードを用いたもので、圧電基板15の両主面に一部
対向するように電極16,17が形成されており、これら電
極16,17とキャップ12,13とが導電ペースト14によって電
気的に接続されている。上記キャップ12,13には、共振
子素子11をケース10の内部に非接触状態で支持するため
の環状突起12a,13aが形成されている。
上記圧電共振子を組み立てる場合には、まず一方のキャ
ップ12内に導電ペースト14を注入し、このキャップ12に
ケース10の一端部を嵌入した後、ケース10内に共振子素
子11を挿入し、導電ペースト14を入れた他方のキャップ
13をケース10の他端部に嵌合する。その後、導電ペース
ト14を焼き付けることにより組立を完了する。
ップ12内に導電ペースト14を注入し、このキャップ12に
ケース10の一端部を嵌入した後、ケース10内に共振子素
子11を挿入し、導電ペースト14を入れた他方のキャップ
13をケース10の他端部に嵌合する。その後、導電ペース
ト14を焼き付けることにより組立を完了する。
上記構造の圧電共振子の場合、第5図のように共振子素
子11が正常な位置に支持されておれば問題はないが、実
際には第6図のように共振子素子11がケース10内に斜め
に挿入される場合があり、この状態で他方のキャップ13
をケース10に嵌合すると、共振子素子11の端面がキャッ
プ12,13の環状突起12a,13a間で圧縮され、共振子素子11
が折れるという問題があった。特に、共振周波数が高く
なると、圧電基板15の厚みが薄くなるため、素子折れが
発生しやすい。
子11が正常な位置に支持されておれば問題はないが、実
際には第6図のように共振子素子11がケース10内に斜め
に挿入される場合があり、この状態で他方のキャップ13
をケース10に嵌合すると、共振子素子11の端面がキャッ
プ12,13の環状突起12a,13a間で圧縮され、共振子素子11
が折れるという問題があった。特に、共振周波数が高く
なると、圧電基板15の厚みが薄くなるため、素子折れが
発生しやすい。
そこで本考案は、キャップ嵌合時における共振子素子の
折損を防止できる圧電共振子を提供することを目的とし
ている。
折損を防止できる圧電共振子を提供することを目的とし
ている。
上記目的を達成するために、本考案は、筒形ケースの内
部に共振子素子を挿入し、ケースの両端部に導電性接着
剤を介して金属製キャップを装着するとともに、上記キ
ャップの内側に共振子素子をケースの内部に非接触状態
で支持するための環状突起を形成したチップ型圧電共振
子において、共振子素子の両端面角部にR面を形成した
ものである。
部に共振子素子を挿入し、ケースの両端部に導電性接着
剤を介して金属製キャップを装着するとともに、上記キ
ャップの内側に共振子素子をケースの内部に非接触状態
で支持するための環状突起を形成したチップ型圧電共振
子において、共振子素子の両端面角部にR面を形成した
ものである。
このR面は、矩形薄板状の共振子素子の板厚方向に形成
してもよく、あるいは幅方向に形成してもよい。
してもよく、あるいは幅方向に形成してもよい。
即ち、共振子素子の両端面角部にR面を形成することに
より、たとえ共振子素子がケースに対して斜め方向に挿
入されても、キャップを嵌合した時に共振子素子のR面
がキャップの環状突起に対して滑りを生じ、共振子素子
が環状突起の内側へ円滑に入り込むことになる。したが
って、共振子素子には無理な圧縮荷重が作用せず、共振
子素子の折損を防止できる。
より、たとえ共振子素子がケースに対して斜め方向に挿
入されても、キャップを嵌合した時に共振子素子のR面
がキャップの環状突起に対して滑りを生じ、共振子素子
が環状突起の内側へ円滑に入り込むことになる。したが
って、共振子素子には無理な圧縮荷重が作用せず、共振
子素子の折損を防止できる。
第1図,第2図は本考案にかかるチップ型圧電共振子の
一例を示し、円筒形ケース1と、共振子素子2と、一対
の金属製キャップ6,7とで構成されている。
一例を示し、円筒形ケース1と、共振子素子2と、一対
の金属製キャップ6,7とで構成されている。
ケース1はアルミナ等の絶縁材料よりなり、ケース1の
両端部外周縁にはキャップ6,7を嵌合し易くするための
円弧面1aが形成されている。
両端部外周縁にはキャップ6,7を嵌合し易くするための
円弧面1aが形成されている。
共振子素子2は、第2図のように短冊状の圧電セラミッ
ク等からなる圧電基板3の表裏両主面に、電極4,5をそ
の振動電極部4a,5aが対向するように形成したもので、
エネルギー閉じ込め形厚みすべり振動モード構造となっ
ている。共振子素子2の長さは上記ケース1の全長より
やや長く形成されている。圧電基板3の両端面角部には
バレル研磨等にて板厚方向にR面3aが形成されており、
上記電極4,5の接続電極部4b,5bは上記R面3aを経て対向
する主面側へと延びている。
ク等からなる圧電基板3の表裏両主面に、電極4,5をそ
の振動電極部4a,5aが対向するように形成したもので、
エネルギー閉じ込め形厚みすべり振動モード構造となっ
ている。共振子素子2の長さは上記ケース1の全長より
やや長く形成されている。圧電基板3の両端面角部には
バレル研磨等にて板厚方向にR面3aが形成されており、
上記電極4,5の接続電極部4b,5bは上記R面3aを経て対向
する主面側へと延びている。
キャップ6,7は金属板を有底筒形に成形したものであ
り、上記ケース1の両端部に圧入嵌合される。キャップ
6,7の内側にはプレスにて環状突起6a,7aが突設されてお
り、この環状突起6a,7aの頂部の直径はケース1の内径
とほぼ同一で、かつ共振子素子2の幅よりやや大きい。
キャップ6,7をケース1に嵌合すると、環状突起6a,7aの
頂部がケース1の内周縁に当接し、同時に共振子素子2
の両端部は環状突起6a,7aの内側に嵌合し、ケース1に
対して非接触状態で支持される。キャップ6,7の内側に
は導電ペースト等の導電性接着剤8が予め注入されてお
り、キャップ6,7をケース1に嵌合すると、導電性接着
剤8がキャップ6,7とケース1との間やケース1と共振
子素子2との間を満たし、ケース1内の密封、ケース1
とキャップ6,7との機械的固定、共振子素子2の電極4,5
とのキャップ6,7との電気的接続等を果している。特
に、共振子素子2の接続電極部4b,5bはR面3aを経て対
向する主面側へと延びているので、導電性接着剤8との
接触面積が増大し、接触信頼性が向上する。
り、上記ケース1の両端部に圧入嵌合される。キャップ
6,7の内側にはプレスにて環状突起6a,7aが突設されてお
り、この環状突起6a,7aの頂部の直径はケース1の内径
とほぼ同一で、かつ共振子素子2の幅よりやや大きい。
キャップ6,7をケース1に嵌合すると、環状突起6a,7aの
頂部がケース1の内周縁に当接し、同時に共振子素子2
の両端部は環状突起6a,7aの内側に嵌合し、ケース1に
対して非接触状態で支持される。キャップ6,7の内側に
は導電ペースト等の導電性接着剤8が予め注入されてお
り、キャップ6,7をケース1に嵌合すると、導電性接着
剤8がキャップ6,7とケース1との間やケース1と共振
子素子2との間を満たし、ケース1内の密封、ケース1
とキャップ6,7との機械的固定、共振子素子2の電極4,5
とのキャップ6,7との電気的接続等を果している。特
に、共振子素子2の接続電極部4b,5bはR面3aを経て対
向する主面側へと延びているので、導電性接着剤8との
接触面積が増大し、接触信頼性が向上する。
上記構成の圧電共振子において、組立時に共振子素子2
がケース1に対し第1図二点鎖線で示すように斜めに挿
入されると、キャップ6,7をケース1に嵌合した際に環
状突起6a,7aによって共振子素子2に過大な圧縮荷重が
作用し、共振子素子2が折損するおそれがある。しかし
ながら、本考案では共振子素子2の両端面角部にR面3a
が形成されているので、共振子素子2のR面3aが環状突
起6a,7aに対して滑りを生じ、共振子素子2の左側端部
は上方へ、右側端部が下方へそれぞれ案内され、第1図
実線で示すように共振子素子2の両端部は環状突起6a,7
aの内側へ嵌まり込むことになる。したがって、共振子
素子には無理な圧縮荷重が作用せず、共振子素子の折損
を防止できるとともに、共振子素子を常に正規の位置に
支持できるので、特性の安定した圧電共振子を得ること
ができる。
がケース1に対し第1図二点鎖線で示すように斜めに挿
入されると、キャップ6,7をケース1に嵌合した際に環
状突起6a,7aによって共振子素子2に過大な圧縮荷重が
作用し、共振子素子2が折損するおそれがある。しかし
ながら、本考案では共振子素子2の両端面角部にR面3a
が形成されているので、共振子素子2のR面3aが環状突
起6a,7aに対して滑りを生じ、共振子素子2の左側端部
は上方へ、右側端部が下方へそれぞれ案内され、第1図
実線で示すように共振子素子2の両端部は環状突起6a,7
aの内側へ嵌まり込むことになる。したがって、共振子
素子には無理な圧縮荷重が作用せず、共振子素子の折損
を防止できるとともに、共振子素子を常に正規の位置に
支持できるので、特性の安定した圧電共振子を得ること
ができる。
上記のように共振子素子2のR面3aに電極4,5を形成し
てあるので、単に導電性接着剤8との接触面積が増大す
るのみでなく、R面3aに電極4,5をスパッタリング等に
て形成する際に、R面3a上の電極膜厚を他の部位と同等
な厚みにすることができ、電極4,5の導通信頼性が向上
する。
てあるので、単に導電性接着剤8との接触面積が増大す
るのみでなく、R面3aに電極4,5をスパッタリング等に
て形成する際に、R面3a上の電極膜厚を他の部位と同等
な厚みにすることができ、電極4,5の導通信頼性が向上
する。
なお、上記実施例では共振子素子2のR面3aを厚み方向
に形成したが、これに加えて、第3図のように幅方向に
R面3bを設けてもよい。このようにすれば、共振子素子
2をケース1に対してどのような方向から挿入しても、
共振子素子2の折れを解消できる。
に形成したが、これに加えて、第3図のように幅方向に
R面3bを設けてもよい。このようにすれば、共振子素子
2をケース1に対してどのような方向から挿入しても、
共振子素子2の折れを解消できる。
また、本考案は円筒形ケースに限らず、角筒形ケースに
も適用できる。
も適用できる。
以上の説明で明らかなように、本考案によれば共振子素
子の両端面角部にR面を形成したので、共振子素子をケ
ースに斜めに挿入しても、ケースにキャップを嵌着した
際に環状突起と共振子素子のR面とが摺接して、共振子
素子の両端が環状突起の内側に案内される。したがっ
て、共振子素子には無理な圧縮荷重が作用せず、共振子
素子の折損を防止できるとともに、共振子素子を常に正
規の位置に支持できるので、特性の安定した圧電共振子
を得ることができる。
子の両端面角部にR面を形成したので、共振子素子をケ
ースに斜めに挿入しても、ケースにキャップを嵌着した
際に環状突起と共振子素子のR面とが摺接して、共振子
素子の両端が環状突起の内側に案内される。したがっ
て、共振子素子には無理な圧縮荷重が作用せず、共振子
素子の折損を防止できるとともに、共振子素子を常に正
規の位置に支持できるので、特性の安定した圧電共振子
を得ることができる。
第1図は本考案にかかるチップ型圧電共振子の一例の断
面図、第2図は共振子素子の斜視図、第3図は共振子素
子の他の実施例の平面図、第4図は従来例の圧電共振子
の斜視図、第5図は第4図のV−V線断面図、第6図は
共振子素子の折損時のV−V線断面図である。 1…ケース、2…共振子素子、3a,3b…R面、4,5…電
極、6,7…キャップ、6a,7a…環状突起、8…導電性接着
剤。
面図、第2図は共振子素子の斜視図、第3図は共振子素
子の他の実施例の平面図、第4図は従来例の圧電共振子
の斜視図、第5図は第4図のV−V線断面図、第6図は
共振子素子の折損時のV−V線断面図である。 1…ケース、2…共振子素子、3a,3b…R面、4,5…電
極、6,7…キャップ、6a,7a…環状突起、8…導電性接着
剤。
Claims (1)
- 【請求項1】筒形ケースの内部に共振子素子を挿入し、
ケースの両端部に導電性接着剤を介して金属製キャップ
を装着するとともに、上記キャップの内側に共振子素子
をケースの内部に非接触状態で支持するための環状突起
を形成したチップ型圧電共振子において、 上記共振子素子の両端面角部にR面が形成されているこ
とを特徴とするチップ型圧電共振子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12950688U JPH0644178Y2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | チップ型圧電共振子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12950688U JPH0644178Y2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | チップ型圧電共振子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0251419U JPH0251419U (ja) | 1990-04-11 |
JPH0644178Y2 true JPH0644178Y2 (ja) | 1994-11-14 |
Family
ID=31383844
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12950688U Expired - Lifetime JPH0644178Y2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | チップ型圧電共振子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0644178Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-09-30 JP JP12950688U patent/JPH0644178Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0251419U (ja) | 1990-04-11 |
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