JPH064316Y2 - 加振装置 - Google Patents
加振装置Info
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- JPH064316Y2 JPH064316Y2 JP1988102474U JP10247488U JPH064316Y2 JP H064316 Y2 JPH064316 Y2 JP H064316Y2 JP 1988102474 U JP1988102474 U JP 1988102474U JP 10247488 U JP10247488 U JP 10247488U JP H064316 Y2 JPH064316 Y2 JP H064316Y2
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- hydraulic
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Links
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Landscapes
- Actuator (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車等に振動を加える加振装置に関し、特
に、自動車に振動を加えて、自動車の走行性能に関係し
ない、スポット溶接部の剥がれ、インスト部のガタから
出る車体のきしみ音、びびり音等の低級騒音の発生源を
究明するための加振装置に関する。
に、自動車に振動を加えて、自動車の走行性能に関係し
ない、スポット溶接部の剥がれ、インスト部のガタから
出る車体のきしみ音、びびり音等の低級騒音の発生源を
究明するための加振装置に関する。
(従来の技術) 従来、自動車に振動を加える加振装置は、サーボバルブ
及びびサーボアンプによってコントロールされた油圧サ
ーボシリンダを介し、自動車のタイヤを直接加振するこ
とにより、タイヤ及びその支持装置を介し、間接的に車
体に振動を与えていた。
及びびサーボアンプによってコントロールされた油圧サ
ーボシリンダを介し、自動車のタイヤを直接加振するこ
とにより、タイヤ及びその支持装置を介し、間接的に車
体に振動を与えていた。
(本考案が解決しよとする課題) この従来の加振装置は、自動車のタイヤを直接加振する
ため、バネ系を含むショックアブソーバ及びタイヤを介
するため、大きな振幅で加振する必要があり、装置その
ものが大きく、スペースが大きく、サーボバルブ、サー
ボアンプ及び油圧サーボシリンダ共に大出力を要し高価
かつ高維持費で、とりわけサーボバルブを使用するため
装置が高価かつ作動油のゴミの管理が大変で取扱いが難
しく、維持費が高いなどの課題があった。
ため、バネ系を含むショックアブソーバ及びタイヤを介
するため、大きな振幅で加振する必要があり、装置その
ものが大きく、スペースが大きく、サーボバルブ、サー
ボアンプ及び油圧サーボシリンダ共に大出力を要し高価
かつ高維持費で、とりわけサーボバルブを使用するため
装置が高価かつ作動油のゴミの管理が大変で取扱いが難
しく、維持費が高いなどの課題があった。
本考案の目的は、小型かつ移動が簡単でスペースを要せ
ず、車体下面と地面との間のような狭いスペースにも容
易にセットでき、しかも簡便に操作できるような加振装
置を提供することにある。
ず、車体下面と地面との間のような狭いスペースにも容
易にセットでき、しかも簡便に操作できるような加振装
置を提供することにある。
本考案の別の目的は、自動車の車体を直接加振でき、小
さな振幅でかつ小出力で小ストロークの油圧シリンダを
使用した小型でかつ安価な加振装置を提供することにあ
る。
さな振幅でかつ小出力で小ストロークの油圧シリンダを
使用した小型でかつ安価な加振装置を提供することにあ
る。
さらに本考案の他の目的は、サーボバルブ、サーボアン
プを使用しない、装置が簡単で作動確実、そして作動油
のゴミの管理が容易で取扱い易く、高価かつ維持費も安
い加振装置を提供することにある。
プを使用しない、装置が簡単で作動確実、そして作動油
のゴミの管理が容易で取扱い易く、高価かつ維持費も安
い加振装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) このため、本考案の加振装置は、内部にピストン部材を
摺動可能に嵌合した油圧シリンダを設け、前記ピストン
部材の端部に被加振部を負荷し、前記シリンダに圧油を
給排して、ピストン部材を振幅作動させるようにした加
振装置において、ベースに設置可能なベースプレートを
設け、該プレートに同期作動可能な一対の油圧ジャッキ
シリンダを離間して立設し、ベースプレートと油圧ジャ
ッキシリンダとを相対動可能にし、これらジャッキシリ
ンダの間に一対のブラケットを上記ジャッキシリンダと
同動可能に配設し、これらブラケットの間に前記油圧シ
リンダを該ブラケットと同動可能に連結する一方、ブラ
ケットの一側の下端にベースを走行可能な車輪を配置
し、該ブラケットの他側に長尺な移動用ハンドルを突設
し、該ハンドルの先端部に油圧ジャッキシリンダの遠隔
操作レバーを設けて、小形で車体下面と地面との間のよ
うな狭いスペースに容易にセットでき、しかも簡便に操
作できるようにしたことを特徴とする。
摺動可能に嵌合した油圧シリンダを設け、前記ピストン
部材の端部に被加振部を負荷し、前記シリンダに圧油を
給排して、ピストン部材を振幅作動させるようにした加
振装置において、ベースに設置可能なベースプレートを
設け、該プレートに同期作動可能な一対の油圧ジャッキ
シリンダを離間して立設し、ベースプレートと油圧ジャ
ッキシリンダとを相対動可能にし、これらジャッキシリ
ンダの間に一対のブラケットを上記ジャッキシリンダと
同動可能に配設し、これらブラケットの間に前記油圧シ
リンダを該ブラケットと同動可能に連結する一方、ブラ
ケットの一側の下端にベースを走行可能な車輪を配置
し、該ブラケットの他側に長尺な移動用ハンドルを突設
し、該ハンドルの先端部に油圧ジャッキシリンダの遠隔
操作レバーを設けて、小形で車体下面と地面との間のよ
うな狭いスペースに容易にセットでき、しかも簡便に操
作できるようにしたことを特徴とする。
(実施例) 次に本考案の実施例につき図面を参照して説明すると、
第1図は本考案の実施例加振装置(21)の全体を示す概略
側面図、第3図は第1図の装置(21)の正面拡大図、
第4図は第3図示の装置(21)を自動車に使用した状
態を示す要部正面図を示す。本考案の実施例加振装置
(21)は、ベース(40、第4図では地面)に対向し
て配置される第1負荷端面(11)、第1負荷端面(11)
と反対側の第2負荷端面(12)をテスト車(25)の車体
下面(26、車体下面に固着された部材であっもよい)
と直接連結する治具(27)、を含む、軸方向の長さを
短くした複動型シリンダ(20)と、油圧シリンダ(20)
に油圧源(22)からの圧油を供給する高速電磁切換弁
(19)(19′)と、高速電磁切換弁制御装置(2
8)と、後述の第1のピストン部材の位置を検出し制御
装置(28)にフィードバック信号(29)を入力させる位
置センサー(33)と、を有する。複動型油圧シリンダ
(20)は、第2図では説明の都合上第1図の油圧シリ
ンダ(20)を反時計方向に90度回動させ一部を断面
図にした側面図で示す。油圧シリンダ(20)は入れ子
式に組み合わされた第1のピストン部材(9)と第2の
ピストン部材(10)とを含む。第1のピストン部材
(9)は、第2負荷端面(12)と、それにつづく中径
外周面(2)、大径外周面(1)及び当接面(3)を順
次連設し、かつ中径外周面(2)内方に小径内周面
(4)を有する。小径内周面(4)は中径外周面(2)
内方又は大径外周面(1)内方にのみ設けられてもよ
い。第2のピストン部材(10)は、中径外周面(2)
と実施例ではシール(30)を介して摺接可能な中径内
周部(2′)、大径外周面(1)に設けられたパッキン
又はシールリング(共に図示せず)を介して摺接可能な
大径内周面(1′)、及び当接面(3)と当接可能な被
当接面(3′)、それにつづく第1負荷端面(11)を
順次連設し、かつ小径内周面(4)と摺接するように図
示しないパッキン又はシールリングを外周に設けた小径
外周面(4′)を有する。大径内周面(1′)内方に形
成される大径油室(5)には、油路(8,8′)を通っ
て油圧源(22)の圧油が高速電磁切換弁(19)を介
して供給/排出され、小径内周面(4)内方に形成され
る小径油室(6)には油路(7,7′)、切換弁(1
9′)を介して同様に圧油が供給/排出される。高速電
磁切換弁(19)(19′)は、第2のピストン部材
(10)の外側面に配置されており、高速切換される弁
に油圧シリンダ(20)の応答遅れがないようにされて
いる。
第1図は本考案の実施例加振装置(21)の全体を示す概略
側面図、第3図は第1図の装置(21)の正面拡大図、
第4図は第3図示の装置(21)を自動車に使用した状
態を示す要部正面図を示す。本考案の実施例加振装置
(21)は、ベース(40、第4図では地面)に対向し
て配置される第1負荷端面(11)、第1負荷端面(11)
と反対側の第2負荷端面(12)をテスト車(25)の車体
下面(26、車体下面に固着された部材であっもよい)
と直接連結する治具(27)、を含む、軸方向の長さを
短くした複動型シリンダ(20)と、油圧シリンダ(20)
に油圧源(22)からの圧油を供給する高速電磁切換弁
(19)(19′)と、高速電磁切換弁制御装置(2
8)と、後述の第1のピストン部材の位置を検出し制御
装置(28)にフィードバック信号(29)を入力させる位
置センサー(33)と、を有する。複動型油圧シリンダ
(20)は、第2図では説明の都合上第1図の油圧シリ
ンダ(20)を反時計方向に90度回動させ一部を断面
図にした側面図で示す。油圧シリンダ(20)は入れ子
式に組み合わされた第1のピストン部材(9)と第2の
ピストン部材(10)とを含む。第1のピストン部材
(9)は、第2負荷端面(12)と、それにつづく中径
外周面(2)、大径外周面(1)及び当接面(3)を順
次連設し、かつ中径外周面(2)内方に小径内周面
(4)を有する。小径内周面(4)は中径外周面(2)
内方又は大径外周面(1)内方にのみ設けられてもよ
い。第2のピストン部材(10)は、中径外周面(2)
と実施例ではシール(30)を介して摺接可能な中径内
周部(2′)、大径外周面(1)に設けられたパッキン
又はシールリング(共に図示せず)を介して摺接可能な
大径内周面(1′)、及び当接面(3)と当接可能な被
当接面(3′)、それにつづく第1負荷端面(11)を
順次連設し、かつ小径内周面(4)と摺接するように図
示しないパッキン又はシールリングを外周に設けた小径
外周面(4′)を有する。大径内周面(1′)内方に形
成される大径油室(5)には、油路(8,8′)を通っ
て油圧源(22)の圧油が高速電磁切換弁(19)を介
して供給/排出され、小径内周面(4)内方に形成され
る小径油室(6)には油路(7,7′)、切換弁(1
9′)を介して同様に圧油が供給/排出される。高速電
磁切換弁(19)(19′)は、第2のピストン部材
(10)の外側面に配置されており、高速切換される弁
に油圧シリンダ(20)の応答遅れがないようにされて
いる。
位置センサー(33)は、第1のピストン部材(9)に
対して軸方向平行に移動可能に固定されたセンサー支持
部材(33′)に取り付けられ、油圧シリンダ(20)
の軸方向長さを節約するものとなっている。
対して軸方向平行に移動可能に固定されたセンサー支持
部材(33′)に取り付けられ、油圧シリンダ(20)
の軸方向長さを節約するものとなっている。
さらに、加振装置(21)は車体下面(26、又は車体
下面に固着された部材)のベース(40)に対する高さ
を調節する油圧ジャッキ(13)の一対の油圧ジャッキ
シリンダ(14)にブラケット(15)を介して取り付
けられている。一対の油圧ジャッキシリンダ(14)
は、各々のシリンダを同期して動かしかつベース(4
0)と当接可能なベースプレート(16)に連結されて
いる。油圧ジャッキ(13)には、移動用ハンドル(23)
及び車輪(24)がブラケット(15)に直接に固定さ
れることによって一体的に設けられている。そして油圧
ジャッキシリンダ(14)には油圧源(22)から手動
切換バルブ(35)及び図示しない配管を含めた配管
(36)を通って圧油が供給/排出され、そして手動切
換バルブ(35)を操作する遠隔操作レバー(35′)
が移動用ハンドル(23)に設けられ、手元で操作でき
るようにされている。
下面に固着された部材)のベース(40)に対する高さ
を調節する油圧ジャッキ(13)の一対の油圧ジャッキ
シリンダ(14)にブラケット(15)を介して取り付
けられている。一対の油圧ジャッキシリンダ(14)
は、各々のシリンダを同期して動かしかつベース(4
0)と当接可能なベースプレート(16)に連結されて
いる。油圧ジャッキ(13)には、移動用ハンドル(23)
及び車輪(24)がブラケット(15)に直接に固定さ
れることによって一体的に設けられている。そして油圧
ジャッキシリンダ(14)には油圧源(22)から手動
切換バルブ(35)及び図示しない配管を含めた配管
(36)を通って圧油が供給/排出され、そして手動切
換バルブ(35)を操作する遠隔操作レバー(35′)
が移動用ハンドル(23)に設けられ、手元で操作でき
るようにされている。
テスト車(25)の車体下面(26)に加振装置(2
1)をセットするためには、移動用ハンドル(23)を
持ち上げ、ベースプレート(16)をベース(40)か
ら離して、車輪(24)を介し加振装置(21)を、車
体下面(26)直下のベース(40)に移動させ、該ベ
ース(40)上にベースプレート(16)を設置する この後、遠隔操作レバー(35′)を操作し、手動切換
バルブ(35)を開弁して圧油を油圧ジャッキシリンダ
(14)へ送り、該シリンダ(14)を伸長作動させ
て、該シリンダ(14)と同動するブラケット(1
5),(15)に連結した加振装置(21)を同動し、
つまり上昇させ、車体下面(26またはそれに固着され
た部材)に、油圧シリンダ(20)を第2負荷端面(1
2)を治具(27)を介して直接に連結させることによ
り、セットが完了する。車体下面(26)から取外すと
きは遠隔操作レバー(35′)で手動切換バルブ(3
5)を操作し、ジャッキシリンダ室を油圧源(22)の
タンク(図示せず)と連通させると、ジャッキシリンダ
(14)内に組込まれたスプリング(44)の収縮力に
よりジャッキシリンダ(14)が収縮し、第1図示のも
との位置に加振装置(21)が下げられる。
1)をセットするためには、移動用ハンドル(23)を
持ち上げ、ベースプレート(16)をベース(40)か
ら離して、車輪(24)を介し加振装置(21)を、車
体下面(26)直下のベース(40)に移動させ、該ベ
ース(40)上にベースプレート(16)を設置する この後、遠隔操作レバー(35′)を操作し、手動切換
バルブ(35)を開弁して圧油を油圧ジャッキシリンダ
(14)へ送り、該シリンダ(14)を伸長作動させ
て、該シリンダ(14)と同動するブラケット(1
5),(15)に連結した加振装置(21)を同動し、
つまり上昇させ、車体下面(26またはそれに固着され
た部材)に、油圧シリンダ(20)を第2負荷端面(1
2)を治具(27)を介して直接に連結させることによ
り、セットが完了する。車体下面(26)から取外すと
きは遠隔操作レバー(35′)で手動切換バルブ(3
5)を操作し、ジャッキシリンダ室を油圧源(22)の
タンク(図示せず)と連通させると、ジャッキシリンダ
(14)内に組込まれたスプリング(44)の収縮力に
よりジャッキシリンダ(14)が収縮し、第1図示のも
との位置に加振装置(21)が下げられる。
本考案では、被加振部である車体下面(26)と加振装
置(21)をワンタッチで着脱できるように、第2負荷
端面(12)に着脱自在に嵌挿され係合部である凹部
(42)が設けられたスペーサー(36、第5図)と、
スペーサー(36)凹部(42)に嵌着可能な第6図に
示す被係合部凸部(43)を有するアタッチメント(3
7)と、により直接連結する治具(27)が構成され
る。アタッチメント(37)は、被当接面である車体下
面(26、又はそれに固着された部材)が車種によって
異るため少くとも数種類の形状に合致するように設計さ
れた、第7図及び第8図に示すアングル(39)及び溝
(41)を有するアタッチメント(37′,37″)と
簡単に交換できるようにされ、かつ被当接面との間に介
されるようにアタッチメント上面に硬質ゴム等の保護材
(38,38′,38″)が貼られており、車体等の被
当当接面を傷つけないようにしている。
置(21)をワンタッチで着脱できるように、第2負荷
端面(12)に着脱自在に嵌挿され係合部である凹部
(42)が設けられたスペーサー(36、第5図)と、
スペーサー(36)凹部(42)に嵌着可能な第6図に
示す被係合部凸部(43)を有するアタッチメント(3
7)と、により直接連結する治具(27)が構成され
る。アタッチメント(37)は、被当接面である車体下
面(26、又はそれに固着された部材)が車種によって
異るため少くとも数種類の形状に合致するように設計さ
れた、第7図及び第8図に示すアングル(39)及び溝
(41)を有するアタッチメント(37′,37″)と
簡単に交換できるようにされ、かつ被当接面との間に介
されるようにアタッチメント上面に硬質ゴム等の保護材
(38,38′,38″)が貼られており、車体等の被
当当接面を傷つけないようにしている。
作動においては、加振装置(21)の複動型油圧シリン
ダ(20)の第1のピストン部材(9)は、第2図示の
ように下限(第2図では右方向に移動した図示位置)ま
で引き込まれた状態で上述のように車体下面(26)下
方に位置決めされ、一対のジャッキシリンダ(14)で
スペーサー(36)及びアタッチメント(37)を介し
て車体下面(26)被当接面に押し当てられた後、油圧
源(22)から供給される圧油を動力源とし、高速電磁
切換弁制御装置(28)からの振幅指令により、高速電
磁切換弁(19,19′)を所望の振幅、周期でかつ位
置センサー(33)からのフィードバック信号(29)
で油圧シリンダ(20)の第1のピストン部材(9)の
位置が検出フィードバックされて、第1のピストン部材
(9)及びひいては被当接面である車体下面(26)を
上下運動させ、テスト面(25)の、きしみ音、びびり
音等の低級騒音の発生源を究明するようにされている。
この第1のピストン部材(9)の加振運動はストローク
の中間位置で行われるように、高速切換弁制御装置(4
5)が、フィードバック信号(29)を入力して制御す
る。
ダ(20)の第1のピストン部材(9)は、第2図示の
ように下限(第2図では右方向に移動した図示位置)ま
で引き込まれた状態で上述のように車体下面(26)下
方に位置決めされ、一対のジャッキシリンダ(14)で
スペーサー(36)及びアタッチメント(37)を介し
て車体下面(26)被当接面に押し当てられた後、油圧
源(22)から供給される圧油を動力源とし、高速電磁
切換弁制御装置(28)からの振幅指令により、高速電
磁切換弁(19,19′)を所望の振幅、周期でかつ位
置センサー(33)からのフィードバック信号(29)
で油圧シリンダ(20)の第1のピストン部材(9)の
位置が検出フィードバックされて、第1のピストン部材
(9)及びひいては被当接面である車体下面(26)を
上下運動させ、テスト面(25)の、きしみ音、びびり
音等の低級騒音の発生源を究明するようにされている。
この第1のピストン部材(9)の加振運動はストローク
の中間位置で行われるように、高速切換弁制御装置(4
5)が、フィードバック信号(29)を入力して制御す
る。
第9図は第1図に示す油圧ジャッキ(13)の代りの機
械ジャッキ(50)を示す。加振装置(21)は一対の
枢動ピン(46)を有し、各枢動ピン(46)に一端を
枢着された2対のリンク(47)(他対のリンクは図面
で向う側)は、各他端枢着部(48,48′)の一方
(48)はベースプレート部材(51)上に枢動可能に
固定され、他方の他端枢着部(48′)は、手動ねじ装
置(49)によりベースプレート部材(51)上を、一
方の他端枢着部(48)に向けて近接/離隔方向に移動
可能にベースプレート部材(51)に取付けられてい
る。そこで係合部(52)に図示しない手動ハンドルを
取付けて手動ねじ装置(49)を回転させると、他端枢
着部(48,48)は近接し位置(48,48′)まで
水平移動し、枢動ピン(46)が位置(46′)まで上
昇し、加振装置(21)を位置(21″)まで高めるよ
うにされている。
械ジャッキ(50)を示す。加振装置(21)は一対の
枢動ピン(46)を有し、各枢動ピン(46)に一端を
枢着された2対のリンク(47)(他対のリンクは図面
で向う側)は、各他端枢着部(48,48′)の一方
(48)はベースプレート部材(51)上に枢動可能に
固定され、他方の他端枢着部(48′)は、手動ねじ装
置(49)によりベースプレート部材(51)上を、一
方の他端枢着部(48)に向けて近接/離隔方向に移動
可能にベースプレート部材(51)に取付けられてい
る。そこで係合部(52)に図示しない手動ハンドルを
取付けて手動ねじ装置(49)を回転させると、他端枢
着部(48,48)は近接し位置(48,48′)まで
水平移動し、枢動ピン(46)が位置(46′)まで上
昇し、加振装置(21)を位置(21″)まで高めるよ
うにされている。
(考案の効果) 本考案の加振装置は以上のように、ベースに設置可能な
ベースプレートを設け、該プレートに同期作動可能な一
対の油圧ジャッキシリンダを離間して立設し、ベースプ
レートと油圧ジャッキシリンダとを相対動可能にし、こ
れらのジャッキシリンダの間に、一対のブラケットを上
記ジャッキシリンダと同動可能に配設し、これらブラケ
ットの間に前記油圧シリンダを該ブラケットと同動可能
に連結したから、油圧ジャッキシリンダの設定変位分、
油圧シリンダのストロークをコンパク化でき、油圧シリ
ンダ自体の小形化を図れる。
ベースプレートを設け、該プレートに同期作動可能な一
対の油圧ジャッキシリンダを離間して立設し、ベースプ
レートと油圧ジャッキシリンダとを相対動可能にし、こ
れらのジャッキシリンダの間に、一対のブラケットを上
記ジャッキシリンダと同動可能に配設し、これらブラケ
ットの間に前記油圧シリンダを該ブラケットと同動可能
に連結したから、油圧ジャッキシリンダの設定変位分、
油圧シリンダのストロークをコンパク化でき、油圧シリ
ンダ自体の小形化を図れる。
一方、このことは油圧ジャッキシリンダについても同様
で、油圧シリンダの設定ストローク分、油圧ジャッキシ
リンダ自体の小形化を図れる。
で、油圧シリンダの設定ストローク分、油圧ジャッキシ
リンダ自体の小形化を図れる。
したがって、油圧ジャッキシリンダと油圧シリンダとの
小形化を図れるから、これを例えば車体下面と地面との
間のような狭いスペースにセットすることができる。
小形化を図れるから、これを例えば車体下面と地面との
間のような狭いスペースにセットすることができる。
しかも、油圧ジャッキシリンダと油圧シリンダとを別々
に配置しているから、これを軸方向に重合して配置する
場合に比べて、配置上の長尺かつ大形化を免れ、前述の
ような狭いスペースでの使用ないしセットが可能にな
る。
に配置しているから、これを軸方向に重合して配置する
場合に比べて、配置上の長尺かつ大形化を免れ、前述の
ような狭いスペースでの使用ないしセットが可能にな
る。
また、本考案はブラケットの一側の下端にベースを走行
可能な車輪を配置したから、移動が容易なうえに、ブラ
ケットの他側に長尺な移動用ハンドルを突設し、該ハン
ドルの先端部に油圧ジャッキシリンダの遠隔操作レバー
を設けたから、上記ハンドルを利用して加振装置を、例
えば車体下面と地面との間のような狭いスペースに容易
にセットでき、その際手元の遠隔操作レバーを操作し、
油圧ジャッキの昇降作動を確認しながら簡便に操作でき
る実用的な効果がある。
可能な車輪を配置したから、移動が容易なうえに、ブラ
ケットの他側に長尺な移動用ハンドルを突設し、該ハン
ドルの先端部に油圧ジャッキシリンダの遠隔操作レバー
を設けたから、上記ハンドルを利用して加振装置を、例
えば車体下面と地面との間のような狭いスペースに容易
にセットでき、その際手元の遠隔操作レバーを操作し、
油圧ジャッキの昇降作動を確認しながら簡便に操作でき
る実用的な効果がある。
第1図は本考案の実施例加振装置の全体を示す概略側面
図、第2図は第1図の油圧シリンダを反時計方向に90
度回動させ一部を断面図にした側面図、第3図は第1図
の加振装置の正面拡大図、第4図は第3図示の装置を自
動車に使用した状態を示す要部正面図、第5図は第3図
に示すスペーサーの一部を切り欠いた拡大側面図、第6
図乃至第8図は第3図に示すアタッチメントのそれぞれ
異る(a)側面図及び(b)上面図を示す。第9図は第1図に
示した油圧ジャッキの代わりの機械ジャッキを示す概略
側面図で、2点鎖線はジャッキ上部が上昇されたときの
位置を示す。 1……大径外周面、1′……大径内周面、2……中径外
周面、2′……中径内周部、3……当接面、3′……被
当接面、4……小径内周面、4′……小径外周面、9…
…第1のピストン部材、10……第2のピストン部材、
11……第1負荷端面、12……第2負荷端面、13…
…油圧ジャッキ、13′……油圧ジャッキシリンダ、1
5……ブラケット、16……ベースプレート、19,1
9′……高速電磁切換弁、20……複動型油圧シリン
ダ、21……加振装置、22……油圧源、23……移動
用ハンドル、24……車輪、26……車体下面、27…
…治具、28……高速電磁弁制御装置、29……フィー
ドバック信号、33……位置センサー、33′……セン
サー支持部材、35……手動切換バルブ、35′……遠
隔操作レバー、36……スペーサー(治具)、37……
アタッチメント(治具)、40……ベース、42……凹
部(係合部)、43……凸部(被係合部)、46……枢
動ピン、47……リンク、48,48′……他端枢着
部、49……手動ねじ装置、50……機械ジャッキ、5
1……ベースプレート部材。
図、第2図は第1図の油圧シリンダを反時計方向に90
度回動させ一部を断面図にした側面図、第3図は第1図
の加振装置の正面拡大図、第4図は第3図示の装置を自
動車に使用した状態を示す要部正面図、第5図は第3図
に示すスペーサーの一部を切り欠いた拡大側面図、第6
図乃至第8図は第3図に示すアタッチメントのそれぞれ
異る(a)側面図及び(b)上面図を示す。第9図は第1図に
示した油圧ジャッキの代わりの機械ジャッキを示す概略
側面図で、2点鎖線はジャッキ上部が上昇されたときの
位置を示す。 1……大径外周面、1′……大径内周面、2……中径外
周面、2′……中径内周部、3……当接面、3′……被
当接面、4……小径内周面、4′……小径外周面、9…
…第1のピストン部材、10……第2のピストン部材、
11……第1負荷端面、12……第2負荷端面、13…
…油圧ジャッキ、13′……油圧ジャッキシリンダ、1
5……ブラケット、16……ベースプレート、19,1
9′……高速電磁切換弁、20……複動型油圧シリン
ダ、21……加振装置、22……油圧源、23……移動
用ハンドル、24……車輪、26……車体下面、27…
…治具、28……高速電磁弁制御装置、29……フィー
ドバック信号、33……位置センサー、33′……セン
サー支持部材、35……手動切換バルブ、35′……遠
隔操作レバー、36……スペーサー(治具)、37……
アタッチメント(治具)、40……ベース、42……凹
部(係合部)、43……凸部(被係合部)、46……枢
動ピン、47……リンク、48,48′……他端枢着
部、49……手動ねじ装置、50……機械ジャッキ、5
1……ベースプレート部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 後明 康孝 富山県富山市石金20番地 株式会社不二越 内 (72)考案者 伊藤 哲 富山県富山市石金20番地 株式会社不二越 内 (72)考案者 石坂 俊之 富山県富山市石金20番地 株式会社不二越 内 (72)考案者 三輪 哲朗 富山県富山市石金20番地 株式会社不二越 内 (56)参考文献 特開 昭60−70332(JP,A) 特開 昭50−40154(JP,A) 実開 昭58−184643(JP,U) 実開 昭55−47663(JP,U) 特公 昭47−39427(JP,B1)
Claims (1)
- 【請求項1】内部にピストン部材を摺動可能に嵌合した
油圧シリンダを設け、前記ピストン部材の端部に被加振
部を負荷し、前記シリンダに圧油を給排して、ピストン
部材を振幅作動させるようにした加振装置において、ベ
ースに設置可能なベースプレートを設け、該プレートに
同期作動可能な一対の油圧ジャッキシリンダを離間して
立設し、ベースプレートと油圧ジャッキシリンダとを相
対動可能にし、これらジャッキシリンダの間に一対のブ
ラケットを上記ジャッキシリンダと同動可能に配設し、
これらブラケットの間に前記油圧シリンダを該ブラケッ
トと同動可能に連結する一方、ブラケットの一側の下端
にベースを走行可能な車輪を配置し、該ブラケットの他
側に長尺な移動用ハンドルを突設し、該ハンドルの先端
部に油圧ジャッキシリンダの遠隔操作レバーを設けたこ
とを特徴とする加振装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988102474U JPH064316Y2 (ja) | 1988-08-02 | 1988-08-02 | 加振装置 |
US07/381,284 US4989455A (en) | 1988-05-24 | 1989-07-18 | Vibrator |
GB8916564A GB2222862B (en) | 1988-07-23 | 1989-07-20 | A vibrator |
DE3924462A DE3924462C2 (de) | 1988-07-23 | 1989-07-24 | Rüttelvorrichtung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988102474U JPH064316Y2 (ja) | 1988-08-02 | 1988-08-02 | 加振装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0224357U JPH0224357U (ja) | 1990-02-19 |
JPH064316Y2 true JPH064316Y2 (ja) | 1994-02-02 |
Family
ID=31332416
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988102474U Expired - Lifetime JPH064316Y2 (ja) | 1988-05-24 | 1988-08-02 | 加振装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH064316Y2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3916677A (en) * | 1973-08-06 | 1975-11-04 | Koehring Co | Portable load supporting platform |
JPS5844358Y2 (ja) * | 1978-09-26 | 1983-10-07 | トヨタ車体株式会社 | 振動試験装置におけるピストンロツドと支持部材との結合装置 |
JPS58184643U (ja) * | 1982-06-03 | 1983-12-08 | 株式会社明石製作所 | 振動試験装置 |
JPS6070332A (ja) * | 1983-09-28 | 1985-04-22 | Hitachi Ltd | 複合式加振機 |
-
1988
- 1988-08-02 JP JP1988102474U patent/JPH064316Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0224357U (ja) | 1990-02-19 |
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