JPH0642447A - 圧力試験用ポンプ - Google Patents
圧力試験用ポンプInfo
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- JPH0642447A JPH0642447A JP5091844A JP9184493A JPH0642447A JP H0642447 A JPH0642447 A JP H0642447A JP 5091844 A JP5091844 A JP 5091844A JP 9184493 A JP9184493 A JP 9184493A JP H0642447 A JPH0642447 A JP H0642447A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B9/00—Piston machines or pumps characterised by the driving or driven means to or from their working members
- F04B9/14—Pumps characterised by muscle-power operation
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B19/00—Machines or pumps having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B17/00
- F04B19/02—Machines or pumps having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B17/00 having movable cylinders
- F04B19/027—Machines or pumps having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B17/00 having movable cylinders cylinders oscillating around an axis perpendicular to their own axis
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B23/00—Pumping installations or systems
- F04B23/02—Pumping installations or systems having reservoirs
- F04B23/021—Pumping installations or systems having reservoirs the pump being immersed in the reservoir
- F04B23/023—Pumping installations or systems having reservoirs the pump being immersed in the reservoir only the pump-part being immersed, the driving-part being outside the reservoir
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
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- Electromagnetic Pumps, Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 必要とされる吐出圧の増大に応じて吐出量を
減じてこ比を増大させるレバー操作型ポンプを提供す
る。 【構成】 加圧された流体を漏洩試験等のために流体シ
ステム内へ送り込むためのレバー操作型ポンプであり、
送り出す流体を貯えるコンテナ装置(12)と、レバー
(16)にて作動されるピストン−シリンダ型ポンプ
(14)とを含み、レバーはレバー枢動軸線(138)
の周りに揺動されるようになっており、ピストン−シリ
ンダ装置(54、50)はコンテナ装置に枢動軸線(6
8)の周りに枢動可能に装着され、ピストンロッドの端
部がレバーと枢動軸線(146)周りに枢動可能に連結
されている。レバーが枢動軸線(138)の周りに大き
く揺動されるときには大きな吐出容量が得られ、レバー
が吐出行程の終端近くにて小さく揺動されるときには吐
出容量は小さいが低いレバー操作力にて高い吐出圧が得
られる。
減じてこ比を増大させるレバー操作型ポンプを提供す
る。 【構成】 加圧された流体を漏洩試験等のために流体シ
ステム内へ送り込むためのレバー操作型ポンプであり、
送り出す流体を貯えるコンテナ装置(12)と、レバー
(16)にて作動されるピストン−シリンダ型ポンプ
(14)とを含み、レバーはレバー枢動軸線(138)
の周りに揺動されるようになっており、ピストン−シリ
ンダ装置(54、50)はコンテナ装置に枢動軸線(6
8)の周りに枢動可能に装着され、ピストンロッドの端
部がレバーと枢動軸線(146)周りに枢動可能に連結
されている。レバーが枢動軸線(138)の周りに大き
く揺動されるときには大きな吐出容量が得られ、レバー
が吐出行程の終端近くにて小さく揺動されるときには吐
出容量は小さいが低いレバー操作力にて高い吐出圧が得
られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポンプに係り、より詳
細には流体システムに漏洩が生じているか否かを検査す
るために流体システム内に流体を加圧下にて送り込むた
めの手にて作動されるポンプに係る。
細には流体システムに漏洩が生じているか否かを検査す
るために流体システム内に流体を加圧下にて送り込むた
めの手にて作動されるポンプに係る。
【0002】
【従来の技術】配管系等の流体システムの設置や補修の
後に該流体システムに漏洩箇所があるか否かを検査する
ことは勿論周知である。この種の試験には通常手にて操
作されるレバー即ちハンドレバーを備えたポンプが使用
される。この種のポンプは一般に試験される流体システ
ム内へ送り込まれる流体を貯容するコンテナ装置とレバ
ーにて作動されるピストン−シリンダ式のポンプ装置と
を含んでおり、レバーをレバー枢動軸線の周りに揺動さ
せることによりポンプは吸入行程と吐出行程とを行うよ
うになっている。ポンプの入口側はコンテナ装置内に貯
容された流体と通じており、ポンプの吐出側はホース等
によりポンプから流体の供給を受ける流体システム等に
接続されるようになっている。検査されるべき流体シス
テムは最初流体にてほぼ満たされ、その後レバーが更に
その枢動軸線の周りに揺動されることにより流体システ
ム内に例えば50バール(725psi)の如き所望の
試験圧力が達成される迄流体システム内に追加の流体を
送り込むようになっている。通常この種のポンプは、流
体システム内に於ける圧力を表示し、或る試験期間内に
圧力低下が生じなければ漏洩箇所がないことを示すため
の圧力計を含んでいる。
後に該流体システムに漏洩箇所があるか否かを検査する
ことは勿論周知である。この種の試験には通常手にて操
作されるレバー即ちハンドレバーを備えたポンプが使用
される。この種のポンプは一般に試験される流体システ
ム内へ送り込まれる流体を貯容するコンテナ装置とレバ
ーにて作動されるピストン−シリンダ式のポンプ装置と
を含んでおり、レバーをレバー枢動軸線の周りに揺動さ
せることによりポンプは吸入行程と吐出行程とを行うよ
うになっている。ポンプの入口側はコンテナ装置内に貯
容された流体と通じており、ポンプの吐出側はホース等
によりポンプから流体の供給を受ける流体システム等に
接続されるようになっている。検査されるべき流体シス
テムは最初流体にてほぼ満たされ、その後レバーが更に
その枢動軸線の周りに揺動されることにより流体システ
ム内に例えば50バール(725psi)の如き所望の
試験圧力が達成される迄流体システム内に追加の流体を
送り込むようになっている。通常この種のポンプは、流
体システム内に於ける圧力を表示し、或る試験期間内に
圧力低下が生じなければ漏洩箇所がないことを示すため
の圧力計を含んでいる。
【0003】上記の目的に使用するものとしてこれ迄に
知られているポンプに於ては、レバーはコンテナ装置の
一端に枢動式に装着され、これよりコンテナ装置の他端
へ向けて延在し、ポンプシリンダがコンテナ装置に固定
され、ポンプピストンのピストンロッドがレバーにその
枢動軸線の位置より隔たった位置にて枢着されている。
かかるレバーを引上げるとシリンダ内に於けるピストン
は吸入行程を行い、次いでレバーを押し下げるとピスト
ンは吐出行程を与えるようになっている。レバーの枢動
軸線の位置に対するピストンロッドの枢着点の位置、ピ
ストンの大きさ、レバーの長さは種々に変えられ、これ
らの値によってポンプの一行程当りの吐出量及び吐出行
程中のピストン偏倚に対するてこ比の大きさが定まる。
試験に当ってピストンを往復動させる回数を少なくする
にはポンプの吐出流量が高いことが好ましいが、吐出行
程中にはてこ比が大きいことが望ましく、特にポンプの
吐出圧が所定の試験圧力に近づくにつれてポンプの吐出
圧は上昇するので、ポンプ吐出圧の上昇につれてポンプ
を操作する人に要求される力を低く保つには高いてこ比
が望まれる。
知られているポンプに於ては、レバーはコンテナ装置の
一端に枢動式に装着され、これよりコンテナ装置の他端
へ向けて延在し、ポンプシリンダがコンテナ装置に固定
され、ポンプピストンのピストンロッドがレバーにその
枢動軸線の位置より隔たった位置にて枢着されている。
かかるレバーを引上げるとシリンダ内に於けるピストン
は吸入行程を行い、次いでレバーを押し下げるとピスト
ンは吐出行程を与えるようになっている。レバーの枢動
軸線の位置に対するピストンロッドの枢着点の位置、ピ
ストンの大きさ、レバーの長さは種々に変えられ、これ
らの値によってポンプの一行程当りの吐出量及び吐出行
程中のピストン偏倚に対するてこ比の大きさが定まる。
試験に当ってピストンを往復動させる回数を少なくする
にはポンプの吐出流量が高いことが好ましいが、吐出行
程中にはてこ比が大きいことが望ましく、特にポンプの
吐出圧が所定の試験圧力に近づくにつれてポンプの吐出
圧は上昇するので、ポンプ吐出圧の上昇につれてポンプ
を操作する人に要求される力を低く保つには高いてこ比
が望まれる。
【0004】従来のポンプに於ては、或る与えられたピ
ストンの寸法に対して流体システム内へ追加の流体を送
り込む初期のポンプ作動の間はレバーをフルストローク
させ、即ち例えば約80〜90°或いはそれ以上の角度
で揺動させるポンプ操作が行われる。しかし試験圧力に
近づいて来ると、レバーを揺動させるに要する力が大き
くなるので、身体的な条件からレバーを動かす角度は約
30°或いはそれ以下に低下してくる。即ち、試験圧力
に近づいて来ると、レバーを約30°或いはそれ以上の
角度に揺動させることは平均的な作業者にとってはきつ
過ぎる作業となり、レバーに十分な力を及ぼすことがで
きない。しかし従来のポンプに於ては、レバーのストロ
ークが30°或いはそれ以下に減小しても50バール
(725psi)の試験圧力を達成するためにレバーに
与えるべき駆動力は45.4〜63.5kg(100〜
140ポンド)である。従って試験圧力に近づくにつれ
てポンプの操作は困難となり、ポンプを操作する人に好
ましからざる身体的負荷を課することになる。もしレバ
ーとピストンロッドの連結部がレバー枢動軸線に近づけ
られるか或いはピストンの直径が減じられるかの何れか
或いは両方が行われれば、てこ比は増大するが、ポンプ
の吐出量か減り、所定の試験圧力に達する迄により多く
のポンプストロークを必要とし、従ってそれだけ時間が
かかることになる。ポンプの吐出量を保っててこ比を増
大しようとすれば、レバーの操作端はコンテナ装置の端
部より大きく突き出ることになる。これはポンプ装置を
取扱い難いものとする。また試験圧力が高くなり、レバ
ーを押し下げるに要する力が大きくなると、レバーの先
端がコンテナ装置より突き出ている場合には、レバーの
押し下げによって容器が転倒する虞れが生ずる。そうな
れば容器より流体がこぼれ、種々の障害が生ずる虞れが
ある。
ストンの寸法に対して流体システム内へ追加の流体を送
り込む初期のポンプ作動の間はレバーをフルストローク
させ、即ち例えば約80〜90°或いはそれ以上の角度
で揺動させるポンプ操作が行われる。しかし試験圧力に
近づいて来ると、レバーを揺動させるに要する力が大き
くなるので、身体的な条件からレバーを動かす角度は約
30°或いはそれ以下に低下してくる。即ち、試験圧力
に近づいて来ると、レバーを約30°或いはそれ以上の
角度に揺動させることは平均的な作業者にとってはきつ
過ぎる作業となり、レバーに十分な力を及ぼすことがで
きない。しかし従来のポンプに於ては、レバーのストロ
ークが30°或いはそれ以下に減小しても50バール
(725psi)の試験圧力を達成するためにレバーに
与えるべき駆動力は45.4〜63.5kg(100〜
140ポンド)である。従って試験圧力に近づくにつれ
てポンプの操作は困難となり、ポンプを操作する人に好
ましからざる身体的負荷を課することになる。もしレバ
ーとピストンロッドの連結部がレバー枢動軸線に近づけ
られるか或いはピストンの直径が減じられるかの何れか
或いは両方が行われれば、てこ比は増大するが、ポンプ
の吐出量か減り、所定の試験圧力に達する迄により多く
のポンプストロークを必要とし、従ってそれだけ時間が
かかることになる。ポンプの吐出量を保っててこ比を増
大しようとすれば、レバーの操作端はコンテナ装置の端
部より大きく突き出ることになる。これはポンプ装置を
取扱い難いものとする。また試験圧力が高くなり、レバ
ーを押し下げるに要する力が大きくなると、レバーの先
端がコンテナ装置より突き出ている場合には、レバーの
押し下げによって容器が転倒する虞れが生ずる。そうな
れば容器より流体がこぼれ、種々の障害が生ずる虞れが
ある。
【0005】
【発明の要約】本発明によれば、上記の問題や欠点を無
くしたポンプが得られる。本発明による圧力試験用のポ
ンプは、吐出行程中ピストンを偏倚させるためにレバー
に加えられるべき力を適正に保つよう吐出行程の進行と
共にてこ比が次第に増大されるようになっている。これ
は特に試験圧力に近づいたときに有効である。本発明に
よるポンプは上記の利点をポンプの吐出容量を犠牲にす
ることなく達成するものである。また本発明による圧力
試験用ポンプは50バール(725psi)程度の試験
圧力に於て従来のポンプよりもかなり大きい角度にてレ
バーを偏倚させることができ、また同様の試験圧力に対
し30°或いはそれ以下のレバー揺動角に於てはレバー
に加えるべき力を従来のポンプに於けるより実質的に低
減することができる。
くしたポンプが得られる。本発明による圧力試験用のポ
ンプは、吐出行程中ピストンを偏倚させるためにレバー
に加えられるべき力を適正に保つよう吐出行程の進行と
共にてこ比が次第に増大されるようになっている。これ
は特に試験圧力に近づいたときに有効である。本発明に
よるポンプは上記の利点をポンプの吐出容量を犠牲にす
ることなく達成するものである。また本発明による圧力
試験用ポンプは50バール(725psi)程度の試験
圧力に於て従来のポンプよりもかなり大きい角度にてレ
バーを偏倚させることができ、また同様の試験圧力に対
し30°或いはそれ以下のレバー揺動角に於てはレバー
に加えるべき力を従来のポンプに於けるより実質的に低
減することができる。
【0006】上記の如き利点を与える可変てこ比はピス
トンとシリンダの間の装着関係及びコンテナ装置上に於
けるレバーの装着の相対的関係によって得られる。即
ち、より詳細には、ピストン−シリンダポンプのシリン
ダはコンテナ装置に対し相対的に偏倚可能に支持されて
おり、レバーはコンテナ装置うに枢動可能に装着され且
ピストンロッドと枢動的に連結され、レバーがその枢動
軸線の周りに揺動されるとピストンはシリンダ内にて往
復動して吸入行程と吐出行程とを与え、それと同時にピ
ストン−シリンダ装置はシリンダ枢動軸線の周りに回動
する。吐出行程の終端にてレバーとピストンロッドの間
の枢動軸線はレバー枢動軸線及びシリンダ枢動軸線と実
質的に共通の平面内に位置し、吸入行程中レバー枢動軸
線はピストンロッドとレバーの間の枢動軸線とシリンダ
枢動軸線とを結ぶ線即ちピストンーシリンダの軸線より
隔たる方向へ移動する。従って吐出行程中には逆にレバ
ー枢動軸線はピストンロッドとレバーの間の枢動軸線と
シリンダ枢動軸線とを結ぶ線即ちピストンーシリンダの
軸線に近ずく方向へ移動する。レバー枢動軸線がピスト
ンロッドとレバーの間の枢動軸線とシリンダ枢動軸線と
を結ぶ線即ちピストンーシリンダの軸線に近ずくことに
より吐出行程中のポンプピストンに対するてこ比が次第
に増大する。ピストンとシリンダとレバーの間の枢動関
係は従来のポンプに於けるよりも大きな揺動角度にて高
い試験圧力に於ける吐出を可能にし、同時に同じ試験圧
力に対してはより小さい力にてレバーを操作することを
可能にする。これらの利点は一部に於ては上記の枢動関
係が吐出行程中に於けるピストンロッドとシリンダの間
の横方向スラスト力、従ってピストンとシリンダの間の
横方向スラスト力を減じ、従ってレバーによりピストン
がより容易に偏倚されることによっている。また吐出ス
トローク中に流体の吐出量が初期の大きな値から終期の
小さい値迄次第に減小するように変化することも上記の
利点を与えている。しかし全吐出行程中の流体の全吐出
量は、従来のポンプに於けると同程度であり、吐出行程
の初期に於てより大きな吐出量が得られることが吐出行
程の終期に於て吐出流量が減小することを補償する。
トンとシリンダの間の装着関係及びコンテナ装置上に於
けるレバーの装着の相対的関係によって得られる。即
ち、より詳細には、ピストン−シリンダポンプのシリン
ダはコンテナ装置に対し相対的に偏倚可能に支持されて
おり、レバーはコンテナ装置うに枢動可能に装着され且
ピストンロッドと枢動的に連結され、レバーがその枢動
軸線の周りに揺動されるとピストンはシリンダ内にて往
復動して吸入行程と吐出行程とを与え、それと同時にピ
ストン−シリンダ装置はシリンダ枢動軸線の周りに回動
する。吐出行程の終端にてレバーとピストンロッドの間
の枢動軸線はレバー枢動軸線及びシリンダ枢動軸線と実
質的に共通の平面内に位置し、吸入行程中レバー枢動軸
線はピストンロッドとレバーの間の枢動軸線とシリンダ
枢動軸線とを結ぶ線即ちピストンーシリンダの軸線より
隔たる方向へ移動する。従って吐出行程中には逆にレバ
ー枢動軸線はピストンロッドとレバーの間の枢動軸線と
シリンダ枢動軸線とを結ぶ線即ちピストンーシリンダの
軸線に近ずく方向へ移動する。レバー枢動軸線がピスト
ンロッドとレバーの間の枢動軸線とシリンダ枢動軸線と
を結ぶ線即ちピストンーシリンダの軸線に近ずくことに
より吐出行程中のポンプピストンに対するてこ比が次第
に増大する。ピストンとシリンダとレバーの間の枢動関
係は従来のポンプに於けるよりも大きな揺動角度にて高
い試験圧力に於ける吐出を可能にし、同時に同じ試験圧
力に対してはより小さい力にてレバーを操作することを
可能にする。これらの利点は一部に於ては上記の枢動関
係が吐出行程中に於けるピストンロッドとシリンダの間
の横方向スラスト力、従ってピストンとシリンダの間の
横方向スラスト力を減じ、従ってレバーによりピストン
がより容易に偏倚されることによっている。また吐出ス
トローク中に流体の吐出量が初期の大きな値から終期の
小さい値迄次第に減小するように変化することも上記の
利点を与えている。しかし全吐出行程中の流体の全吐出
量は、従来のポンプに於けると同程度であり、吐出行程
の初期に於てより大きな吐出量が得られることが吐出行
程の終期に於て吐出流量が減小することを補償する。
【0007】本発明の一つの目的は、コンテナ装置より
漏洩試験中の流体システムへ流体を送り込むための改良
されたレバー作動型ピストン−シリンダポンプを提供す
ることである。
漏洩試験中の流体システムへ流体を送り込むための改良
されたレバー作動型ピストン−シリンダポンプを提供す
ることである。
【0008】本発明の他の一つの目的は、上記の如きポ
ンプを改善された作動特性にて提供することである。
ンプを改善された作動特性にて提供することである。
【0009】本発明の更に他の一つの目的は、従来より
も低いレバー操作力にて試験中の流体システムへ流体を
送り込むことのできるポンプを提供することである。
も低いレバー操作力にて試験中の流体システムへ流体を
送り込むことのできるポンプを提供することである。
【0010】本発明の更に他の一つの目的は、従来と同
程度の寸法のポンプに比して全ストロークに対するポン
プ吐出量を犠牲にすることなく高圧の吐出時にピストン
の移動に対するてこ比を増大させる特徴を有するポンプ
を提供することである。
程度の寸法のポンプに比して全ストロークに対するポン
プ吐出量を犠牲にすることなく高圧の吐出時にピストン
の移動に対するてこ比を増大させる特徴を有するポンプ
を提供することである。
【0011】本発明の更に他の一つの目的は、上記の如
き特性を有するポンプであってシリンダとレバーがコン
テナ装置上に枢動可能に支持され、レバーの枢動軸線の
周りの揺動がポンプピストンをシリンダ内にて往復動さ
せると同時にシリンダをその枢動軸線の周りに回動させ
るよう連結され、吐出行程中ピストンの偏倚に対するて
こ比が吐出行程の終端に近づくにつれて次第に増大する
如きポンプを提供することである。
き特性を有するポンプであってシリンダとレバーがコン
テナ装置上に枢動可能に支持され、レバーの枢動軸線の
周りの揺動がポンプピストンをシリンダ内にて往復動さ
せると同時にシリンダをその枢動軸線の周りに回動させ
るよう連結され、吐出行程中ピストンの偏倚に対するて
こ比が吐出行程の終端に近づくにつれて次第に増大する
如きポンプを提供することである。
【0012】本発明の更に他の一つの目的は、上記の如
き特性を有するポンプであって吐出行程中ピストンロッ
ドとシリンダの間、従ってまたピストンとシリンダの
間、に作用する横方向のスラスト力を低減し、レバーに
よってピストンが移動されることを容易にし、従来のポ
ンプに於けるよりもより大きいレバーの回動角にてレバ
ーを回動させ、従来のポンプに於けるよりも著しく小さ
い力にてレバーを回動させることにより試験中の流体シ
ステム内へ高圧にて流体を送り込むことのできるポンプ
を提供することである。
き特性を有するポンプであって吐出行程中ピストンロッ
ドとシリンダの間、従ってまたピストンとシリンダの
間、に作用する横方向のスラスト力を低減し、レバーに
よってピストンが移動されることを容易にし、従来のポ
ンプに於けるよりもより大きいレバーの回動角にてレバ
ーを回動させ、従来のポンプに於けるよりも著しく小さ
い力にてレバーを回動させることにより試験中の流体シ
ステム内へ高圧にて流体を送り込むことのできるポンプ
を提供することである。
【0013】本発明の更に他の一つの目的は、上記の如
き特性を有するポンプを簡単で経済的な構造にて構成さ
れ、作動効率が高く、試験される流体システム内に於け
る圧力を高めるためにポンプを操作する人にかかる身体
的負担を小さくし、ポンプの操作に大きな力を要するこ
とによる種々の障害の発生を回避することのできる構成
にて提供することである。
き特性を有するポンプを簡単で経済的な構造にて構成さ
れ、作動効率が高く、試験される流体システム内に於け
る圧力を高めるためにポンプを操作する人にかかる身体
的負担を小さくし、ポンプの操作に大きな力を要するこ
とによる種々の障害の発生を回避することのできる構成
にて提供することである。
【0014】以下に添付の図を参照して本発明を実施例
について詳細に説明する。
について詳細に説明する。
【0015】
【実施例】添付の図に於て、10にて全体的に示された
本発明によるポンプは、漏洩試験を行われるべきシステ
ム内へ送り込まれる液体を貯容するコンテナ装置12
と、該コンテナ装置より漏洩を試験されるべき流体シス
テム内へ液体を送り込むピストン−シリンダ型のポンプ
14と、以下に詳細に説明される要領にてポンプ14を
作動させるレバー16とを含んでいる。コンテナ装置1
2は適当なプラスチック材より構成されていてよく、底
壁18と両側壁20、22と前後壁24、26とを備え
ている。両側壁20、22は補強リブ28を備えている
のが好ましく、その上縁部は周縁に沿って連続したフラ
ンジ30により縁取られており、該フランジ部はコンテ
ナ装置の前後壁及び両側壁よりの外向きに延在する棚部
32を呈している。この棚部32の前壁24を横切って
側壁20及び22に沿って延在する部分は支持板34が
支持されており、該支持板にポンプ14とレバー16が
以下に詳細に説明される要領にて装着されている。支持
板34の内端部には下向きに延在するフランジ部36が
設けられている。支持板34はその前端に設けられた一
対のタブ38がフランジ30に設けられたスロット40
に係合することにより前端部にて固定され、またフラン
ジ36に近接した位置にて棚部32と支持板34とを貫
通する一対のボルトナット装置42により後端部にて固
定されている。
本発明によるポンプは、漏洩試験を行われるべきシステ
ム内へ送り込まれる液体を貯容するコンテナ装置12
と、該コンテナ装置より漏洩を試験されるべき流体シス
テム内へ液体を送り込むピストン−シリンダ型のポンプ
14と、以下に詳細に説明される要領にてポンプ14を
作動させるレバー16とを含んでいる。コンテナ装置1
2は適当なプラスチック材より構成されていてよく、底
壁18と両側壁20、22と前後壁24、26とを備え
ている。両側壁20、22は補強リブ28を備えている
のが好ましく、その上縁部は周縁に沿って連続したフラ
ンジ30により縁取られており、該フランジ部はコンテ
ナ装置の前後壁及び両側壁よりの外向きに延在する棚部
32を呈している。この棚部32の前壁24を横切って
側壁20及び22に沿って延在する部分は支持板34が
支持されており、該支持板にポンプ14とレバー16が
以下に詳細に説明される要領にて装着されている。支持
板34の内端部には下向きに延在するフランジ部36が
設けられている。支持板34はその前端に設けられた一
対のタブ38がフランジ30に設けられたスロット40
に係合することにより前端部にて固定され、またフラン
ジ36に近接した位置にて棚部32と支持板34とを貫
通する一対のボルトナット装置42により後端部にて固
定されている。
【0016】図5に最もよく示されている通り、ポンプ
14は溶接等によりその裏側に固定された基部45と該
基部より下向きに互いに隔置されて延在する装着板部4
6、48を有するU字型ブラケット44により支持板3
4の裏側に固定されている。ポンプ14は中心軸線52
を有するシリンダ50とそれに同心のピストンロッド5
6の下端に取付けられた同心のピストン54とを含んで
おり、ピストン54はシリンダ50内にて以下に詳細に
説明される要領にて軸線方向に往復動するようになって
いる。ピストン54は環状のシール58と環状の青銅ガ
イドリング60とを有しており、ピストンロッド56は
シリンダ50の上端にあるブッシュ62を通って上方へ
延び、環状のロッドシール64と青銅のガイドリング6
6によりシリンダ50に対しシール関係に案内されてい
る。
14は溶接等によりその裏側に固定された基部45と該
基部より下向きに互いに隔置されて延在する装着板部4
6、48を有するU字型ブラケット44により支持板3
4の裏側に固定されている。ポンプ14は中心軸線52
を有するシリンダ50とそれに同心のピストンロッド5
6の下端に取付けられた同心のピストン54とを含んで
おり、ピストン54はシリンダ50内にて以下に詳細に
説明される要領にて軸線方向に往復動するようになって
いる。ピストン54は環状のシール58と環状の青銅ガ
イドリング60とを有しており、ピストンロッド56は
シリンダ50の上端にあるブッシュ62を通って上方へ
延び、環状のロッドシール64と青銅のガイドリング6
6によりシリンダ50に対しシール関係に案内されてい
る。
【0017】シリンダ50は装着ブラケット44の装着
板46と48の間に受入れられており、シリンダの中心
軸線52に対し直角に両側壁20と22の間に延在する
シリンダ枢動軸線68の周りに揺動し得る態様にて装着
板46及び48に枢動式に装着されている。この点に関
してより詳細には、シリンダ50は枢動軸線68に沿っ
て同軸に半径方向に向かい合ってシリンダの内部へ向け
て開いたねじ孔70及び72を備えており、これらのね
じ孔に連結部材74及び76の内端部がそれぞれねじ込
まれている。図5及び特に連結部材76を示す図7より
分る通り、連結部材74及び76は装着ブラケット44
の装着板44及び48の対応する部分にあけられた孔8
0内に受けられる肩部78を有しており、これによって
シリンダ50、従ってまたポンプ14、は装着ブラケッ
ト44及びコンテナ装置12に対してシリンダ枢動軸線
68の周りに相対的に枢動し得るようになっている。も
し望むなら、図には示されていない軸受スリーブが肩部
78と孔80の間に介装されてよい。
板46と48の間に受入れられており、シリンダの中心
軸線52に対し直角に両側壁20と22の間に延在する
シリンダ枢動軸線68の周りに揺動し得る態様にて装着
板46及び48に枢動式に装着されている。この点に関
してより詳細には、シリンダ50は枢動軸線68に沿っ
て同軸に半径方向に向かい合ってシリンダの内部へ向け
て開いたねじ孔70及び72を備えており、これらのね
じ孔に連結部材74及び76の内端部がそれぞれねじ込
まれている。図5及び特に連結部材76を示す図7より
分る通り、連結部材74及び76は装着ブラケット44
の装着板44及び48の対応する部分にあけられた孔8
0内に受けられる肩部78を有しており、これによって
シリンダ50、従ってまたポンプ14、は装着ブラケッ
ト44及びコンテナ装置12に対してシリンダ枢動軸線
68の周りに相対的に枢動し得るようになっている。も
し望むなら、図には示されていない軸受スリーブが肩部
78と孔80の間に介装されてよい。
【0018】孔70はシリンダ50に対する入口開口を
与えており、連結部材74はポンプ14の内部をコンテ
ナ装置12内に貯容された流体に通じさせるための連結
手段を与えている。この目的のためのホース82の如き
管部材が連結部材74に接続されており、その端部82
aはコンテナ装置12の底部に位置している。もし望む
ならホースの入口には図には示されていてない適当なフ
ィルタが設けられてよい。同様に孔72はシリンダ50
から流体を排出するための開口を与えており、連結部材
76はシリンダから流体を排出するための出口連結部材
を与えている。図7によりより詳細に示されている通
り、連結部材74及び76はそれぞれ入口端88、出口
端90、ばね94により入口端88を閉じる方向へ付勢
された滑り弁体92を有する取り外し可能な一方向弁カ
ートリッジ86を備えている。この一方向弁カートリッ
ジ86は連結部材74及び76に設けられた室96内に
納められており、該室はその一端にて開口97を経て軸
線方向に開かれており、カートリッジ86は室96内に
該室の他端部に設けられたねじ孔にねじ込まれたプラグ
98により取り外し可能に保持されている。勿論カート
リッジは連結部材76内にてはシリンダ56より流体が
流出する方向に一方向弁が開くように配置されており、
従って連結部材76に対するカートリッジ86の取付け
方向は連結部材74に対するそれの取付け方向と逆であ
る。図より明らかな通り、ピストン54がシリンダ50
内にて図3及び図5に示す位置より図4に示す位置へ向
けて下向きに移動されるときにはポンプは吸入行程にあ
り、流体はコンテナ装置12内より流体入口側の連結部
材74を経てシリンダ50内へ吸入され、ピストン54
が図4に示す位置より図3及び図5に示す位置へ向けて
上向きに移動されるときにはポンプ54は吐出行程にあ
り、シリンダ50内より流体は出口側の連結部材76を
経て排出される。
与えており、連結部材74はポンプ14の内部をコンテ
ナ装置12内に貯容された流体に通じさせるための連結
手段を与えている。この目的のためのホース82の如き
管部材が連結部材74に接続されており、その端部82
aはコンテナ装置12の底部に位置している。もし望む
ならホースの入口には図には示されていてない適当なフ
ィルタが設けられてよい。同様に孔72はシリンダ50
から流体を排出するための開口を与えており、連結部材
76はシリンダから流体を排出するための出口連結部材
を与えている。図7によりより詳細に示されている通
り、連結部材74及び76はそれぞれ入口端88、出口
端90、ばね94により入口端88を閉じる方向へ付勢
された滑り弁体92を有する取り外し可能な一方向弁カ
ートリッジ86を備えている。この一方向弁カートリッ
ジ86は連結部材74及び76に設けられた室96内に
納められており、該室はその一端にて開口97を経て軸
線方向に開かれており、カートリッジ86は室96内に
該室の他端部に設けられたねじ孔にねじ込まれたプラグ
98により取り外し可能に保持されている。勿論カート
リッジは連結部材76内にてはシリンダ56より流体が
流出する方向に一方向弁が開くように配置されており、
従って連結部材76に対するカートリッジ86の取付け
方向は連結部材74に対するそれの取付け方向と逆であ
る。図より明らかな通り、ピストン54がシリンダ50
内にて図3及び図5に示す位置より図4に示す位置へ向
けて下向きに移動されるときにはポンプは吸入行程にあ
り、流体はコンテナ装置12内より流体入口側の連結部
材74を経てシリンダ50内へ吸入され、ピストン54
が図4に示す位置より図3及び図5に示す位置へ向けて
上向きに移動されるときにはポンプ54は吐出行程にあ
り、シリンダ50内より流体は出口側の連結部材76を
経て排出される。
【0019】図5及び図6に最もよく示されている通
り、出口側の連結部材76はホース102により分配マ
ニホールド100の入口側に連結されている。マニホー
ルド100は支持板34の下に通常閉じられている流体
戻し弁或いは流体排出弁104により支持されている。
この弁104はナット106により支持板34に装着さ
れており、以下に説明される目的のために弁出口110
を開閉すべく操作されるノブ108を有している。マニ
ホールド100は支持板34に設けられた開口114に
面している圧力計112を支持している。マニホールド
100には流体吐出管116が接続されており、その図
には示されていない外端は適当な連結手段を備え、漏洩
試験が行われるべき流体システムに接続されるようにな
っている。ポンプ14の吐出行程中流体はホース102
を経てマニホールド100へ流れ、これより流体吐出管
116を経て漏洩試験が行われるべき流体システムへ流
れる。流体システム内に於ける圧力は圧力ゲージ112
により監視される。試験が終ると弁104のノブ108
を回して弁出口110を開き、流体システムからの流体
は弁出口110を経てコンテナ装置12へ戻される。
り、出口側の連結部材76はホース102により分配マ
ニホールド100の入口側に連結されている。マニホー
ルド100は支持板34の下に通常閉じられている流体
戻し弁或いは流体排出弁104により支持されている。
この弁104はナット106により支持板34に装着さ
れており、以下に説明される目的のために弁出口110
を開閉すべく操作されるノブ108を有している。マニ
ホールド100は支持板34に設けられた開口114に
面している圧力計112を支持している。マニホールド
100には流体吐出管116が接続されており、その図
には示されていない外端は適当な連結手段を備え、漏洩
試験が行われるべき流体システムに接続されるようにな
っている。ポンプ14の吐出行程中流体はホース102
を経てマニホールド100へ流れ、これより流体吐出管
116を経て漏洩試験が行われるべき流体システムへ流
れる。流体システム内に於ける圧力は圧力ゲージ112
により監視される。試験が終ると弁104のノブ108
を回して弁出口110を開き、流体システムからの流体
は弁出口110を経てコンテナ装置12へ戻される。
【0020】レバー16は支持板34の上側に枢動式に
装着されており、ピストンロッド56の上端と枢動連結
され、レバーがその枢動軸線の周りに揺動されるのに応
じてピストン54はシリンダ50内にて往復動されるよ
うになっている。この点に関して、より詳細には、レバ
ー16は金属板を丸めた管状の構造をなしているのが好
ましく、前端16aと後端16bとを有し、該後端には
適当なグリップ120が設けられているのが好ましい。
金属板を丸めた構造とすることによりその前端16aは
一対の互いに隔置されたレバープレート部122及び1
24を有するように形成され、これらのレバープレート
部にてレバーは支持板34に枢動式に装着されると共に
ピストンロッド54と枢動的に連結される。レバー16
は支持板34に溶接等により固定された基部128とこ
れより上方へ延びる一対の脚部130、132を有する
U字型の装着ブラケット126により支持板34に枢動
式に装着されている。レバープレート122部及び12
4の下端部は上記の脚部130及び132の内側に位置
しており、互いにそれぞれ対応するピボットピン134
にて枢動式に連結され、シリンダの枢動軸線68に平行
にこれより上方に隔置されたレバー枢動軸線138を与
えるようになっている。ピストンロッド56は支持板3
4及び装着ブラケット44及び126の基部45及び1
28にあけられた孔57を通って上方に延在し、その上
端部56aはスリーブ140にその中心軸線に直角の方
向にねじ込まれている。スリーブ140はレバープレー
ト部122及び124の上端部の間に受けられており、
ピン142によってこれらと枢動的に連結されてるい。
ピン142はシリンダ枢動軸線68及びレバー枢動軸線
138に対し平行でそれより上方に位置するピストンロ
ッド枢動軸線146を与えている。レバー16は図2及
び図3にその第一の位置即ちポンプの吐出行程の終端の
位置、従って吸入行程の始端の位置にて示されている。
レバー装着ブラケット126と一体の構造であってよい
ストッパプレート148がレバープレート部122及び
124の下端と接することによりポンプ吐出行程方向へ
のレバー16の偏倚の終端位置を制限するようになって
いる。図4に於てはレバー16はその第二の位置、即ち
ポンプの吸入行程の終端位置であり、従ってまた吐出行
程の始端位置にて示されている。図1及び図2に最もよ
く示されている如く、レバー16の後端16bは横方向
のピン150を備えており、コンテナ装置12の後壁2
6にはレバーが図に示されている位置にあるときそのピ
ン150に係合する上端部154を有するよう構成され
た針金製の掛け金152が枢動可能に設けられている。
かかる掛け金構造によりこのテストポンプを搬送する際
レバーが固定されてその取扱いが容易になる。
装着されており、ピストンロッド56の上端と枢動連結
され、レバーがその枢動軸線の周りに揺動されるのに応
じてピストン54はシリンダ50内にて往復動されるよ
うになっている。この点に関して、より詳細には、レバ
ー16は金属板を丸めた管状の構造をなしているのが好
ましく、前端16aと後端16bとを有し、該後端には
適当なグリップ120が設けられているのが好ましい。
金属板を丸めた構造とすることによりその前端16aは
一対の互いに隔置されたレバープレート部122及び1
24を有するように形成され、これらのレバープレート
部にてレバーは支持板34に枢動式に装着されると共に
ピストンロッド54と枢動的に連結される。レバー16
は支持板34に溶接等により固定された基部128とこ
れより上方へ延びる一対の脚部130、132を有する
U字型の装着ブラケット126により支持板34に枢動
式に装着されている。レバープレート122部及び12
4の下端部は上記の脚部130及び132の内側に位置
しており、互いにそれぞれ対応するピボットピン134
にて枢動式に連結され、シリンダの枢動軸線68に平行
にこれより上方に隔置されたレバー枢動軸線138を与
えるようになっている。ピストンロッド56は支持板3
4及び装着ブラケット44及び126の基部45及び1
28にあけられた孔57を通って上方に延在し、その上
端部56aはスリーブ140にその中心軸線に直角の方
向にねじ込まれている。スリーブ140はレバープレー
ト部122及び124の上端部の間に受けられており、
ピン142によってこれらと枢動的に連結されてるい。
ピン142はシリンダ枢動軸線68及びレバー枢動軸線
138に対し平行でそれより上方に位置するピストンロ
ッド枢動軸線146を与えている。レバー16は図2及
び図3にその第一の位置即ちポンプの吐出行程の終端の
位置、従って吸入行程の始端の位置にて示されている。
レバー装着ブラケット126と一体の構造であってよい
ストッパプレート148がレバープレート部122及び
124の下端と接することによりポンプ吐出行程方向へ
のレバー16の偏倚の終端位置を制限するようになって
いる。図4に於てはレバー16はその第二の位置、即ち
ポンプの吸入行程の終端位置であり、従ってまた吐出行
程の始端位置にて示されている。図1及び図2に最もよ
く示されている如く、レバー16の後端16bは横方向
のピン150を備えており、コンテナ装置12の後壁2
6にはレバーが図に示されている位置にあるときそのピ
ン150に係合する上端部154を有するよう構成され
た針金製の掛け金152が枢動可能に設けられている。
かかる掛け金構造によりこのテストポンプを搬送する際
レバーが固定されてその取扱いが容易になる。
【0021】作動に当っては、コンテナ装置12内に漏
洩試験されるべき流体システム内に送り込まれる流体が
適当な高さ迄満される。この流体は水、エチレングリコ
ール、ケロシンその他油等であってよい。流体システム
は予め該システム用の流体にて満された後流体吐出管1
16の出口端が該流体システムの一部に接続される。次
いでレバー16が枢動軸線138の周りに図2及び図3
に示されている第一の位置より図4に示されている第二
の位置へ向けて回動される。これは図3及び図ほ4より
理解される通り約80°の回動である。図3及び図4に
於ける各構成部分の位置から理解される通り、レバー1
6をこのように回動させることによりピストン54はシ
リンダ50内を下方へ移動し、同時にポンプ14全体を
シリンダの枢動軸線68の周りに図3及び図4で見て反
時計廻り方向に回動させる。シリンダ50内に於けるピ
ストン54の下方への移動はポンプ14に吸入行程を与
え、その間コンテナ装置12内の流体はホース82及び
入口側の連結部材74を経てシリンダ50内へ吸込まれ
る。図4に示されている第二のレバー位置よりレバー1
6がレバー枢動軸線138の周りに図2及び図3に示す
位置へ向けて時計廻り方向に回動されると、ピストン5
4はシリンダ50内にて上方へ移動し、同時にポンプ1
4は全体としてシリンダ枢動軸線68の周りに時計廻り
方向に回動する。図4に示す状態から図3に示す状態へ
ピストン54がシリンダ50内にて上向きに移動すると
ポンプは吐出行程とされ、その間シリンダ50内の流体
は出口側の連結部材76及びホース102を経てマニホ
ールド100へ向けて吐出され、次いで導管116を経
てそれに連結された流体システムへ向けて送られる。こ
の吐出行程による流体システム内の圧力は圧力計112
により表示される。流体システム内の圧力が試験圧力に
近づくにつれてレバーをその第一の位置から枢動させる
角度が最初のフルストローク偏倚である80°より次第
に減じられることにより吸入行程と吐出行程の大きさが
減じられる。このことにより取扱い者がレバーにかける
力を最適の大きさに保ったままで吐出圧力を次第に高め
ることができる。ここでレバーの揺動の角度とは図3に
示されている第一の位置からの角度である。
洩試験されるべき流体システム内に送り込まれる流体が
適当な高さ迄満される。この流体は水、エチレングリコ
ール、ケロシンその他油等であってよい。流体システム
は予め該システム用の流体にて満された後流体吐出管1
16の出口端が該流体システムの一部に接続される。次
いでレバー16が枢動軸線138の周りに図2及び図3
に示されている第一の位置より図4に示されている第二
の位置へ向けて回動される。これは図3及び図ほ4より
理解される通り約80°の回動である。図3及び図4に
於ける各構成部分の位置から理解される通り、レバー1
6をこのように回動させることによりピストン54はシ
リンダ50内を下方へ移動し、同時にポンプ14全体を
シリンダの枢動軸線68の周りに図3及び図4で見て反
時計廻り方向に回動させる。シリンダ50内に於けるピ
ストン54の下方への移動はポンプ14に吸入行程を与
え、その間コンテナ装置12内の流体はホース82及び
入口側の連結部材74を経てシリンダ50内へ吸込まれ
る。図4に示されている第二のレバー位置よりレバー1
6がレバー枢動軸線138の周りに図2及び図3に示す
位置へ向けて時計廻り方向に回動されると、ピストン5
4はシリンダ50内にて上方へ移動し、同時にポンプ1
4は全体としてシリンダ枢動軸線68の周りに時計廻り
方向に回動する。図4に示す状態から図3に示す状態へ
ピストン54がシリンダ50内にて上向きに移動すると
ポンプは吐出行程とされ、その間シリンダ50内の流体
は出口側の連結部材76及びホース102を経てマニホ
ールド100へ向けて吐出され、次いで導管116を経
てそれに連結された流体システムへ向けて送られる。こ
の吐出行程による流体システム内の圧力は圧力計112
により表示される。流体システム内の圧力が試験圧力に
近づくにつれてレバーをその第一の位置から枢動させる
角度が最初のフルストローク偏倚である80°より次第
に減じられることにより吸入行程と吐出行程の大きさが
減じられる。このことにより取扱い者がレバーにかける
力を最適の大きさに保ったままで吐出圧力を次第に高め
ることができる。ここでレバーの揺動の角度とは図3に
示されている第一の位置からの角度である。
【0022】上記の構成より理解される通り、ポンプ1
4及びレバー16のそれぞれの枢動装着とポンプ14及
びレバー16の間の枢動連結の関係により、レバーがそ
の吐出行程の終端に近づく程ポンプピストンを駆動する
レバーのてこ比は増大する。この点を更に詳細に説明す
れば、レバー16がそ吸入行程の始端にあり従ってその
吐出行程の終端にあって装置の各構成部材が図3に示さ
れている位置にあるときには、ピストンロッドとレバー
の間の枢動軸線146とシリンダの枢動軸線68とレバ
ーの枢動軸線138とはほぼ同一の平面内にあり、これ
によってレバー16の外端部16bを下方へ押しつける
力は非常に大きいてこ比にてピストン54を吐出方向に
駆動する力に変換される。この位置より図4に示されて
いる位置へ向けてレバー16が枢動軸線138の周りに
反時計方向に回動され、従ってポンプが吸入行程を進行
させるにつれて、ピストンロッドとレバーの間の枢動軸
線146はレバーの枢動軸線138より図にて左方へよ
り大きく偏倚する。レバーのかかる回動の間ピストン5
4はシリンダ50内にて下方へ偏倚するが、その際ピス
トンロッドの中心軸線52に対するレバーの枢動軸線1
38の隔りから理解される通り、レバー16の回動角に
対するピストン54のシリンダ50内に於ける下方への
移動速度は次第に増大するが、レバー16によるピスト
ンロッド56に対する駆動のてこ比は次第に減小する。
各構成部材が図4に示されている第二の位置、即ち吸入
行程の終端であって吐出行程の始端となる位置、に達す
ると、レバー16によりピストン54を駆動するてこ比
は最小となる。この状態よりレバー16が再び時計廻り
方向へ回動されると、レバー16の回動角に対するピス
トンの吐出行程の進行の速度は次第に低下し、ピストン
に対するレバーの駆動のてこ比は次第に増大する。かく
して流体システム内に流体を送り込む初期に於てレバー
16がフルストロークの回動角にて揺動されれば、ポン
プ吐出量は大きく、その時吐出行程の主要部に於けるて
こ比は比較的低い値に止まる。図3に示されている第一
の位置に於て枢動軸線68、138及び146が実質的
に同一の平面内にあるときは、レバー16がストッパ1
48に係合したとき枢動軸線138が枢動軸線68と1
46を含む平面を未だ横切らない位置に止まるという条
件を含むものとする。こうすることにより、吐出行程の
終端に於て枢動軸線138が上記の平面を横切って移動
することにより僅かとはいえ吸入行程が始まってしまう
ことを排除することができる。従ってここで上記の三つ
の軸線が実質的に同一平面内にあるとは、枢動軸線13
8が枢動軸線68と146を含む平面より図3で見て右
側に偏倚している条件を含むことが好ましいものとす
る。但し上記の条件は吐出行程の終端にて好ましからざ
る吸入行程が僅かでも始まることを排除するための条件
であり、従って上記三つの枢動軸線が実質的に同一平面
内にあるとは、これら三つの軸線が正しく同一平面内に
ある場合を含んでいてよい。
4及びレバー16のそれぞれの枢動装着とポンプ14及
びレバー16の間の枢動連結の関係により、レバーがそ
の吐出行程の終端に近づく程ポンプピストンを駆動する
レバーのてこ比は増大する。この点を更に詳細に説明す
れば、レバー16がそ吸入行程の始端にあり従ってその
吐出行程の終端にあって装置の各構成部材が図3に示さ
れている位置にあるときには、ピストンロッドとレバー
の間の枢動軸線146とシリンダの枢動軸線68とレバ
ーの枢動軸線138とはほぼ同一の平面内にあり、これ
によってレバー16の外端部16bを下方へ押しつける
力は非常に大きいてこ比にてピストン54を吐出方向に
駆動する力に変換される。この位置より図4に示されて
いる位置へ向けてレバー16が枢動軸線138の周りに
反時計方向に回動され、従ってポンプが吸入行程を進行
させるにつれて、ピストンロッドとレバーの間の枢動軸
線146はレバーの枢動軸線138より図にて左方へよ
り大きく偏倚する。レバーのかかる回動の間ピストン5
4はシリンダ50内にて下方へ偏倚するが、その際ピス
トンロッドの中心軸線52に対するレバーの枢動軸線1
38の隔りから理解される通り、レバー16の回動角に
対するピストン54のシリンダ50内に於ける下方への
移動速度は次第に増大するが、レバー16によるピスト
ンロッド56に対する駆動のてこ比は次第に減小する。
各構成部材が図4に示されている第二の位置、即ち吸入
行程の終端であって吐出行程の始端となる位置、に達す
ると、レバー16によりピストン54を駆動するてこ比
は最小となる。この状態よりレバー16が再び時計廻り
方向へ回動されると、レバー16の回動角に対するピス
トンの吐出行程の進行の速度は次第に低下し、ピストン
に対するレバーの駆動のてこ比は次第に増大する。かく
して流体システム内に流体を送り込む初期に於てレバー
16がフルストロークの回動角にて揺動されれば、ポン
プ吐出量は大きく、その時吐出行程の主要部に於けるて
こ比は比較的低い値に止まる。図3に示されている第一
の位置に於て枢動軸線68、138及び146が実質的
に同一の平面内にあるときは、レバー16がストッパ1
48に係合したとき枢動軸線138が枢動軸線68と1
46を含む平面を未だ横切らない位置に止まるという条
件を含むものとする。こうすることにより、吐出行程の
終端に於て枢動軸線138が上記の平面を横切って移動
することにより僅かとはいえ吸入行程が始まってしまう
ことを排除することができる。従ってここで上記の三つ
の軸線が実質的に同一平面内にあるとは、枢動軸線13
8が枢動軸線68と146を含む平面より図3で見て右
側に偏倚している条件を含むことが好ましいものとす
る。但し上記の条件は吐出行程の終端にて好ましからざ
る吸入行程が僅かでも始まることを排除するための条件
であり、従って上記三つの枢動軸線が実質的に同一平面
内にあるとは、これら三つの軸線が正しく同一平面内に
ある場合を含んでいてよい。
【0023】流体システムを漏洩に関して試験すること
に関しては、本発明によるポンプは流体システム内へ追
加の流体を送り込む初期の段階に於てはより少ない回数
のポンプストロークにて速やかにより多くの流体を流体
システム内に送り込むことができ、流体システム内の圧
力が試験圧力に近づくにつれてポンプストロークの大き
さを減ずることによりレバー16にかける力を増大する
ことなく或いは逆に小さくして最終的に試験圧力を達成
することができるという利点を与える。この利点は添付
の図に示され、本明細書に記載された本発明の好ましい
実施例によるポンプと、従来のポンプ、即ちポンプシリ
ンダがコンテナ装置に固定され、コンテナ装置に枢着さ
れたレバーの、操作端とはその枢動点を挾んで反対の側
にある端部或いは該操作端と同じ側にある一部が、ピス
トンロッドの端部と枢動連結されている構造のこの種の
ポンプとを比較することにより一層明確に評価されよ
う。今従来の構成のポンプであって、レバーの長さが約
63.3cm(24.92in)であり、ピストン直径
が約2.98cm(1.18in)であり、ピストンロ
ッドとレバーの間の枢動連結点がレバーの枢着点より操
作端とは反対の方向に約7.42cm(2.92in)
隔たっているとすると、50バール(725psi)の
試験圧力を達成する際に20°の吐出行程の際にレバー
の操作に要する力は59.0kg(130ポンド)であ
る。同じ試験圧力に対し約10°の吐出行程に亙ってピ
ストンを移動させるためにレバーに要する力は56.7
kg(125ポンド)である。これに対し、本発明の好
ましい実施例であって枢動軸線138よりレバーの操作
端迄の長さが54.38cm(21.41in)であ
り、枢動軸線138と146の間の距離が約6cm
(2.36in)であり、ピストン直径が約3.48c
m(1.37in)である場合に50バール(725p
si)の試験圧力を達成するために20°の吐出行程に
亙ってピストンを移動させるためにレバーに要する力は
18.1kg(40ポンド)であり、吐出ストロークが
10°の場合にはレバーに要する力は13.6kg(3
0ポンド)である。更に本発明によるポンプは上記と同
じ試験圧力にて流体を吐出することを約55〜60°の
吐出行程にて行うときにレバーに要する力は38.6〜
40.8kg(85〜90ポンド)であるが、吐出スト
ロークが約40°になるとレバーに要する力は29.5
〜31.8kg(65〜70ポンド)となり、更に吐出
行程の角度が約30°になるとレバーに要する力は2
4.9〜27.2kg(55〜60ポンド)となる。こ
らの数値は、一定の吐出圧力に対して、ポンプの吐出行
程に於けるてこ比が、ピストンが吐出行程の終端に近づ
くにつれて増大することを示している。
に関しては、本発明によるポンプは流体システム内へ追
加の流体を送り込む初期の段階に於てはより少ない回数
のポンプストロークにて速やかにより多くの流体を流体
システム内に送り込むことができ、流体システム内の圧
力が試験圧力に近づくにつれてポンプストロークの大き
さを減ずることによりレバー16にかける力を増大する
ことなく或いは逆に小さくして最終的に試験圧力を達成
することができるという利点を与える。この利点は添付
の図に示され、本明細書に記載された本発明の好ましい
実施例によるポンプと、従来のポンプ、即ちポンプシリ
ンダがコンテナ装置に固定され、コンテナ装置に枢着さ
れたレバーの、操作端とはその枢動点を挾んで反対の側
にある端部或いは該操作端と同じ側にある一部が、ピス
トンロッドの端部と枢動連結されている構造のこの種の
ポンプとを比較することにより一層明確に評価されよ
う。今従来の構成のポンプであって、レバーの長さが約
63.3cm(24.92in)であり、ピストン直径
が約2.98cm(1.18in)であり、ピストンロ
ッドとレバーの間の枢動連結点がレバーの枢着点より操
作端とは反対の方向に約7.42cm(2.92in)
隔たっているとすると、50バール(725psi)の
試験圧力を達成する際に20°の吐出行程の際にレバー
の操作に要する力は59.0kg(130ポンド)であ
る。同じ試験圧力に対し約10°の吐出行程に亙ってピ
ストンを移動させるためにレバーに要する力は56.7
kg(125ポンド)である。これに対し、本発明の好
ましい実施例であって枢動軸線138よりレバーの操作
端迄の長さが54.38cm(21.41in)であ
り、枢動軸線138と146の間の距離が約6cm
(2.36in)であり、ピストン直径が約3.48c
m(1.37in)である場合に50バール(725p
si)の試験圧力を達成するために20°の吐出行程に
亙ってピストンを移動させるためにレバーに要する力は
18.1kg(40ポンド)であり、吐出ストロークが
10°の場合にはレバーに要する力は13.6kg(3
0ポンド)である。更に本発明によるポンプは上記と同
じ試験圧力にて流体を吐出することを約55〜60°の
吐出行程にて行うときにレバーに要する力は38.6〜
40.8kg(85〜90ポンド)であるが、吐出スト
ロークが約40°になるとレバーに要する力は29.5
〜31.8kg(65〜70ポンド)となり、更に吐出
行程の角度が約30°になるとレバーに要する力は2
4.9〜27.2kg(55〜60ポンド)となる。こ
らの数値は、一定の吐出圧力に対して、ポンプの吐出行
程に於けるてこ比が、ピストンが吐出行程の終端に近づ
くにつれて増大することを示している。
【0024】本発明の好ましい実施例のポンプは50バ
ール(725psi)程度の試験圧力に対して試験圧力
にかなり近づくまでは従来の型のポンプと同程度の一行
程当り吐出量を有している。従来の型のポンプは一般に
30°或いはそれ以上のストロークにては作動できな
い。上記の数値より明らかな通り、本発明によるポンプ
は50バール(725psi)以上の圧力にても取扱い
者に過剰な肉体的負荷をかけることなく流体を吐出する
ことができる。
ール(725psi)程度の試験圧力に対して試験圧力
にかなり近づくまでは従来の型のポンプと同程度の一行
程当り吐出量を有している。従来の型のポンプは一般に
30°或いはそれ以上のストロークにては作動できな
い。上記の数値より明らかな通り、本発明によるポンプ
は50バール(725psi)以上の圧力にても取扱い
者に過剰な肉体的負荷をかけることなく流体を吐出する
ことができる。
【0025】以上の説明に於ては、本発明の好ましい実
施例についての構造及びその各構成部材間の関係につい
てその特徴が強調されたが、本発明について他の実施例
が可能でありまた本発明の原理から外れることなく図示
の実施例について多くの修正が可能であることは明らか
であろう。特にシリンダに対する流体の出入口はシリン
ダの枢動軸線と同軸である必要はない。またシリンダへ
の流体の出入を制御する一方向弁は図示の実施例に於け
る如くばねによる偏倚力を及ぼされた構造のものに限ら
れず、また一方向弁は入口通路及び出口通路の任意の箇
所に設けられてよい。また上に記載した好ましい実施例
に関する寸法的例示は単なる例であり、またシリンダと
ピストンロッドとレバーの枢動軸線が実質的に同一平面
内にあるという関係は本発明により得られる好ましい効
果を損うことなく種々に修正可能なものである。また以
上に於て手にて操作されるレバーを用いたポンプが説明
されたが、これに代えて足にて操作されるレバーを用い
たポンプ構造も同様に可能であり、またこれら何れの場
合にもレバーを上記の第一の位置から上記の第二の位置
へ向けて付勢するばねが組込まれてもよい。その他にも
図示の実施例について本発明の範囲内にて種々の修正が
可能であることは当業者にとって明らかであろう。
施例についての構造及びその各構成部材間の関係につい
てその特徴が強調されたが、本発明について他の実施例
が可能でありまた本発明の原理から外れることなく図示
の実施例について多くの修正が可能であることは明らか
であろう。特にシリンダに対する流体の出入口はシリン
ダの枢動軸線と同軸である必要はない。またシリンダへ
の流体の出入を制御する一方向弁は図示の実施例に於け
る如くばねによる偏倚力を及ぼされた構造のものに限ら
れず、また一方向弁は入口通路及び出口通路の任意の箇
所に設けられてよい。また上に記載した好ましい実施例
に関する寸法的例示は単なる例であり、またシリンダと
ピストンロッドとレバーの枢動軸線が実質的に同一平面
内にあるという関係は本発明により得られる好ましい効
果を損うことなく種々に修正可能なものである。また以
上に於て手にて操作されるレバーを用いたポンプが説明
されたが、これに代えて足にて操作されるレバーを用い
たポンプ構造も同様に可能であり、またこれら何れの場
合にもレバーを上記の第一の位置から上記の第二の位置
へ向けて付勢するばねが組込まれてもよい。その他にも
図示の実施例について本発明の範囲内にて種々の修正が
可能であることは当業者にとって明らかであろう。
【図1】本発明によるポンプの一つの実施例を示す平面
図。
図。
【図2】同ポンプの側面図。
【図3】図1の3−3による断面図であってポンプが吐
出行程の終端位置にある状態にて各構成部材を示す図。
出行程の終端位置にある状態にて各構成部材を示す図。
【図4】図3に類似の断面図であるが、各構成部材を吸
入行程の終端位置にある状態にて示す図。
入行程の終端位置にある状態にて示す図。
【図5】図2の線5−5による断面図。
【図6】図1の線6−6による断面図あり、流体吐出
管、圧力計及び流体排出弁の配置を示す図。
管、圧力計及び流体排出弁の配置を示す図。
【図7】ポンプの吐出側にある流れ制御弁の断面を拡大
して示す図。
して示す図。
10…ポンプ 12…コンテナ装置 14…ポンプ 16…レバー 18…底壁 20、22…側壁 24…前壁 26…後壁 28…補強リブ 30…フランジ 32…棚部 34…支持板 36…フランジ 38…タブ 40…スロット 42…ボルトナット装置 44…U字型ブラケット 45…U字型ブラケットの基部 46、48…U字型ブラケットの装着板部 50…シリンダ 52…シリンダの軸線 54…ピストン 56…ピストンロッド 58…環状シール 60…青銅製案内リング 62…ブッシュ 64…環状ロッドシール 66…青銅製案内リング 68…シリンダ枢動軸線 70、72…孔 74、76…連結部材 78…肩部 80…孔 82…ホース 86…一方向弁カートリッジ 88…入口端 90…出口端 92…滑り弁体 94…ばね 96…室 97…開口 98…保持プラグ 100…マニホールド 102…ホース 104…排出弁 106…ナット 108…ノブ 110…弁出口 112…圧力計 114…開口 116…流体吐出管 120…グリップ 122、124…レバープレート部 126…装着ブラケット 128…基部 130、132…脚部 134…ピン 138…レバー枢動軸線 140…スリーブ 142…ピン 146…ピストンロッド枢動軸線 148…ストッパプレート 142…ピン 146…掛け金
Claims (29)
- 【請求項1】 流体システムの圧力試験を行うためのポ
ンプにして、該流体システム内へ送り込まれる流体を貯
容するコンテナ装置と、シリンダ軸線を有し該シリンダ
軸線に垂直なシリンダ枢動軸線の周りに枢動可能なよう
に前記コンテナ装置上に支持され該コンテナ装置内に貯
容された流体に通じる入口と前記流体システムへ流体を
吐出する出口とを有するシリンダ装置と、前記シリンダ
装置内にて往復動するピストン装置と、レバー枢動軸線
の周りに枢動可能なように前記コンテナ装置上に支持さ
れたレバー装置とを有し、前記ピストン装置は前記レバ
ー装置とロッド枢動軸線の周りに枢動可能に連結された
ピストンロッドを備えており、前記レバー枢動軸線の周
りに前記レバー装置が揺動することにより前記ピストン
装置が前記シリンダ装置内にて往復動し吸入行程及び吐
出行程を行うと同時前記シリンダ装置は前記シリンダ枢
動軸線の周りに揺動し、吐出行程中に前記ピストン装置
の偏倚に対する前記レバー装置のてこ比が次第に増大す
るようになっており、前記シリンダ装置内にて前記ピス
トン装置が往復動することに応じて前記シリンダ装置の
入口及び出口を通る流体の流れを制御する弁装置が設け
られていることを特徴するポンプ。 - 【請求項2】 請求項1によるポンプにして、前記レバ
ー装置は第一及び第二の位置をとるようになっており、
前記レバー装置が前記第一の位置より前記第二の位置へ
向けて偏倚するとき前記ピストン装置は吸入行程を行っ
て前記コンテナ装置内の流体を前記シリンダ装置内へ流
入せしめ、前記レバー装置が前記第二の位置より前記第
一の位置へ向けて移動するとき前記ピストン装置は吐出
行程を行って前記シリンダ装置より流体を吐出せしめる
ことをを特徴するポンプ。 - 【請求項3】 請求項2によるポンプにして、前記シリ
ンダ枢動軸線と前記ロッド枢動軸線と前記レバー枢動軸
線とは前記レバー装置が前記第一の位置にあるとき実質
的に共通の平面内にあり、前記レバー枢動軸線は前記レ
バーが前記第一の位置より前記第二の位置へ移動するに
つれて前記シリンダ枢動軸線と前記ロッド枢動軸線とを
含む平面より離れ、前記レバー装置が前記第二の位置よ
り前記第一の位置へ向かうにつれて前記レバー枢動軸線
は前記共通の平面内にある関係に復帰し、これによって
前記ピストン装置を偏倚させるためのてこ比は吐出行程
中次第に増大することを特徴するポンプ。 - 【請求項4】 請求項3によるポンプにして、前記シリ
ンダ枢動軸線と前記ロッド枢動軸線と前記レバー枢動軸
線とが実質的に前記共通の平面内にあるとき前記レバー
枢動軸線は前記シリンダ枢動軸線と前記ロッド枢動軸線
の間にあることを特徴するポンプ。 - 【請求項5】 請求項1によるポンプにして、前記シリ
ンダ枢動軸線と前記レバー枢動軸線とは前記コンテナ装
置に対して固定されており、前記レバー装置が前記レバ
ー枢動軸線の周りに両方向に揺動されるとき前記ロッド
枢動軸線は前記シリンダ枢動軸線の周りに両方向に回動
することを特徴するポンプ。 - 【請求項6】 請求項1によるポンプにして、前記シリ
ンダ装置の前記入口装置及び前記出口装置は前記シリン
ダ枢動軸線と同軸であることを特徴するポンプ。 - 【請求項7】 請求項1によるポンプにして、前記コン
テナ装置は上縁部を有し、該上縁部には前記コンテナ装
置に対し外側となる部分と右側となる部分とを有する支
持板が取付けられており、前記レバー装置は前記支持板
の外側に枢動式に取付けられており、前記シリンダ装置
は前記支持板の内側に枢動式に取付けられており、前記
ピストンロッドは前記シリンダ装置より前記支持板に設
けられた開口部を経て延在しその端部にて前記レバー装
置と前記ロッド枢動軸線の周りに枢動可能に連結されて
いることを特徴するポンプ。 - 【請求項8】 請求項7によるポンプにして、前記ロッ
ド枢動軸線は前記レバー枢動軸線より外側に隔置されて
いることを特徴するポンプ。 - 【請求項9】 請求項7によるポンプにして、前記支持
板は前記コンテナ装置上に取外し可能に装着されている
ことを特徴するポンプ。 - 【請求項10】 請求項7によるポンプにして、前記レ
バー装置は前記第一と第二の位置の間にて前記レバー枢
動軸線の周りに枢動可能であり、前記レバー装置を前記
第一の位置より前記第二の位置へ向けて移動させること
により前記ピストン装置は吸入行程を行って前記シリン
ダ装置内へ流体を流入せしめ、前記レバー装置が前記第
二の位置より前記第一の位置へ向けて移動することによ
り前記ピストン装置は吐出行程を行って前記シリンダ装
置より流体を流出せしめることを特徴するポンプ。 - 【請求項11】 請求項10によるポンプにして、前記
シリンダ枢動軸線と前記ロッド枢動軸線と前記レバー枢
動軸線とは前記レバー装置が前記第一の位置にあるとき
実質的に共通の平面内にあり、前記レバー枢動軸線は前
記レバーが前記第一の位置より前記第二の位置へ移動す
るにつれて前記シリンダ枢動軸線と前記ロッド枢動軸線
とを含む平面より離れ、前記レバー装置が前記第二の位
置より前記第一の位置へ向かうにつれて前記レバー枢動
軸線は前記共通の平面内にある関係に復帰し、これによ
って前記ピストン装置を偏倚させるためのてこ比は吐出
行程中次第に増大することを特徴するポンプ。 - 【請求項12】 請求項11によるポンプにして、前記
ロッド枢動軸線は前記レバー枢動軸線より外方に偏倚し
ていることを特徴するポンプ。 - 【請求項13】 請求項12によるポンプにして、前記
入口装置及び出口装置は前記シリンダ枢動軸線と同軸で
あることを特徴するポンプ。 - 【請求項14】 請求項13によるポンプにして、前記
支持板は前記コンテナ装置上に取外し可能に装着されて
いることを特徴するポンプ。 - 【請求項15】 流体システムの圧力試験を行うための
ポンプにして、前記流体システム内へ送り込まれる流体
を貯容するコンテナ装置であって両側壁部と両端部と上
縁部とを有するコンテナ装置と、前記コンテナ装置の前
記上縁上に前記両側壁の間にあって両端部の一方に装着
された支持板であって前記コンテナ装置に対し外側と内
側とを有する支持板と、軸線を有するシリンダ装置と、
前記支持板の内側に前記シリンダ装置を前記コンテナ装
置の前記両側壁の間に延在し前記シリンダ軸線に対し直
角の方向に延在するシリンダ枢動軸線の周りに枢動可能
に取付ける手段とを有し、前記シリンダ装置は前記コン
テナ装置内の流体に連通する流体入口装置と前記流体シ
ステムへ向けて流体を吐出する流体出口装置とを有し、
前記シリンダ軸線と同軸のピストンロッドを有し前記シ
リンダ装置内にて往復動するピストン装置と、第一及び
第二の端部を有するレバー装置と、前記レバー装置の前
記第一の端部を前記支持板の外側に前記シリンダ枢動軸
線に平行なレバー枢動軸線の周りに枢動可能に取付ける
手段とが設けられており、前記ピストンロッドの外端は
前記レバー装置の前記第一の端部と前記レバー枢動軸線
に平行でこれより外方に隔置されたロッド枢動軸線の周
りに枢動可能に連結されており、これによって前記レバ
ー装置が前記レバー枢動軸線の周りに揺動することによ
り前記ピストン装置は前記シリンダ装置内にて往復動し
て吸入行程と吐出行程を行うと同時に前記シリンダ装置
は前記シリンダ枢動軸線の周りに揺動し、吐出行程中に
は前記ピストン装置の移動に関するてこ比が次第に増大
するようになっており、前記ピストン装置が往復動する
ことに応じて前記シリンダ装置内へ流体を流入させまた
該シリンダ装置より流体を流出させる弁装置が設けられ
ていることを特徴するポンプ。 - 【請求項16】 請求項15によるポンプにして、前記
シリンダ装置の前記流体入口装置及び前記流体出口装置
は前記シリンダ枢動軸線と同軸の出入口通路を有するこ
とを特徴するポンプ。 - 【請求項17】 請求項16によるポンプにして、前記
弁装置は前記出入口通路と同軸の一方向弁を含むことを
特徴するポンプ。 - 【請求項18】 請求項15によるポンプにして、前記
支持板は前記コンテナ装置上に取外し可能に装着されて
いることを特徴するポンプ。 - 【請求項19】 請求項15によるポンプにして、前記
レバー装置は第一及び第二の位置を有し、前記レバー装
置が前記第一の位置より前記第二の位置へ移動するとき
吸入行程を与えその間前記ピストン装置は前記コンテナ
装置内の流体を前記入口装置を経て前記シリンダ装置内
へ流入せしめるよう偏倚され、前記レバー装置が前記第
二の位置より前記第一の位置へ移動するとき吐出行程を
与えその間前記ピストン装置は前記シリンダ装置内の流
体を前記出口装置を経て吐出せしめるよう偏倚されるこ
とを特徴するポンプ。 - 【請求項20】 請求項19によるポンプにして、前記
シリンダ枢動軸線と前記ロッド枢動軸線と前記レバー枢
動軸線とは前記レバー装置が前記第一の位置にあるとき
実質的に共通の平面内にあり、前記レバー枢動軸線は前
記レバーが前記第一の位置より前記第二の位置へ移動す
るにつれて前記シリンダ枢動軸線と前記ロッド枢動軸線
とを含む平面より離れ、前記レバー装置が前記第二の位
置より前記第一の位置へ向かうにつれて前記レバー枢動
軸線は前記共通の平面内にある関係に復帰し、これによ
って前記ピストン装置を偏倚させるためのてこ比は吐出
行程中次第に増大することを特徴するポンプ。 - 【請求項21】 請求項20によるポンプにして、前記
シリンダ装置を前記支持板の内側へ装着する装置は互い
に隔置され前記シリンダ枢動軸線に対し垂直である一対
の装着板を含み、前記シリンダ装置は前記装着板の間に
位置し、前記流体入口装置及び前記流体出口装置は前記
シリンダ枢動軸線に同軸に前記シリンダ装置に設けられ
た入口開口及び出口開口を含んでおり、前記シリンダ装
置を装着する装置は更に前記装着板の孔を通って前記シ
リンダ装置の入口側及び出口側開口内へ延在する入口側
及び出口側連結部材を含み、前記連結部材は前記装着板
の前記開口内にて枢動可能であり、前記シリンダ装置を
前記シリンダ枢動軸線の周りにな枢動可能に支持してお
り、前記入口側及び出口側連結部材にはそれぞれ入口管
及び出口管が接続されていることを特徴するポンプ。 - 【請求項22】 請求項21によるポンプにして、前記
支持板は前記コンテナ装置上に取外し可能に装着されて
いることを特徴するポンプ。 - 【請求項23】 請求項15によるポンプにして、前記
シリンダ装置を前記支持板の内側に装着する装置は互い
に隔置され前記シリンダ枢動軸線に対し垂直である一対
の装着板を含み、前記シリンダ装置は前記装着板の間に
あり、前記流体入口装置及び前記流体出口装置は前記シ
リンダ枢動軸線に同軸に前記シリンダに形成された入口
及び出口開口を含み、前記シリンダ装置を装着する装置
は更に前記装着板に設けられた孔を通って前記シリンダ
装置の入口開口及び出口開口内へ延在する出力側及び出
口側連結部材を含み、前記連結部材は前記装着板の前記
開口内にて枢動可能であり前記シリンダ装置を前記シリ
ンダ枢動軸線の周りに枢動可能に支持しており、前記入
口及び出口側連結部材にそれぞれ入口導管及び出口導管
が接続されていることを特徴するポンプ。 - 【請求項24】 請求項23によるポンプにして、前記
レバー装置は第一及び第二の位置を有し、前記レバー装
置が前記第一の位置より前記第二の位置へ移動するとき
吸入行程が与えられその間前記ピストン装置は前記コン
テナ装置内の流体を前記入口装置を経て前記シリンダ装
置内へ流入せしめるよう偏倚され、前記レバー装置が前
記第二の位置より前記第一の位置へ移動されるとき吐出
行程が与えられその間前記ピストン装置は前記シリンダ
装置内の流体を前記出口装置を経て吐出せしめるよう偏
倚されること特徴するポンプ。 - 【請求項25】 請求項24によるポンプにして、前記
シリンダ枢動軸線と前記ロッド枢動軸線と前記レバー枢
動軸線とは前記レバー装置が前記第一の位置にあるとき
実質的に共通の平面内にあり、前記レバー枢動軸線は前
記レバーが前記第一の位置より前記第二の位置へ移動す
るにつれて前記シリンダ枢動軸線と前記ロッド枢動軸線
とを含む平面より離れ、前記レバー装置が前記第二の位
置より前記第一の位置へ向かうにつれて前記レバー枢動
軸線は前記共通の平面内にある関係に復帰し、これによ
って前記ピストン装置を偏倚させるためのてこ比は吐出
行程中次第に増大することを特徴するポンプ。 - 【請求項26】 請求項23によるポンプにして、前記
弁装置は前記入口側及び出口側連結部材内に設けられた
一方向弁装置を含むことを特徴するポンプ。 - 【請求項27】 請求項26によるポンプにして、前記
支持板は前記コンテナ装置上に取外し可能に装着されて
いることを特徴するポンプ。 - 【請求項28】 流体システムの圧力試験のためのポン
プにして、前記流体システム内へ送り込まれる流体を貯
容するコンテナ装置と、前記コンテナ装置内の流体と連
通する入口装置と前記流体システムへ流体を吐出する吐
出装置とを有するシリンダ装置、前記シリンダ装置内に
設けられたピストン装置とを有し、前記ピストン装置と
前記シリンダ装置とは吸入行程及び吐出行程中相対的に
往復動可能であり、吸入行程及び吐出行程を行いつつ前
記ピストン装置と前記シリンダ装置とが相対的に偏倚す
ることに応じて前記シリンダ装置の前記入口装置及び前
記出口装置を経て流れる流体の流れを制御する弁装置
と、吸入行程及び吐出行程を行うよう前記ピストン装置
と前記シリンダ装置とを相対的に偏倚させるレバー装置
とが設けられており、前記レバー装置は前記コンテナ装
置上にレバー枢動軸線の周りに枢動的に揺動偏倚するよ
う支持されており、前記レバー装置と前記ピストン装置
とを相互に連結する装置が設けられており、前記レバー
装置を一方の方向へ偏倚させることにより前記ピストン
装置と前記シリンダ装置とを前記出口装置を経て流れる
流体の流量が次第に減少する吐出行程を行うよう相対的
に偏倚させ、これによって前記ピストン装置と前記シリ
ンダ装置の相対的偏倚に関するてこ比が次第に増大する
ことを特徴するポンプ。 - 【請求項29】 流体システムの試験を行うためのポン
プにして、前記流体システムへ送り込まれる流体を貯容
するコンテナ装置と、前記コンテナ装置内の流体に連通
する入口と前記流体システムへ向けて流体を吐出する出
口装置とを有するシリンダ装置と、前記シリンダ装置内
にて往復動しピストンロッドを含むピストン装置と、前
記コンテナ装置上にレバー枢動軸線の周りに枢動するよ
う支持されたレバー装置とを有し、前記ピストンロッド
と前記シリンダ装置の一方は第一の枢動軸線にて前記コ
ンテナ装置に接続されており、前記ピストンロッドと前
記シリンダの他方は第二の枢動軸線にて前記レバー装置
に接続されており、これによって前記レバー装置がレバ
ー枢動軸線の周りに前記ピストン装置及び前記シリンダ
装置に対し相対的に揺動偏倚するとき吸入行程と吐出行
程とが行われ、それと同時に前記ピストンロッドと前記
シリンダ装置とは前記第一の枢動軸線の周りに揺動偏倚
し、吐出行程中前記ピストン装置の偏倚に関しててこ比
が次第に増大し、前記ピストン装置と前記シリンダ装置
の間の相対的往復動に対応して前記シリンダ装置の前記
入口装置及び前記出口装置を通って流れる流体の流れを
制御する弁装置が設けられていることを特徴するポン
プ。
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