JPH0641117Y2 - ルツボ形誘導溶解炉における保護装置 - Google Patents
ルツボ形誘導溶解炉における保護装置Info
- Publication number
- JPH0641117Y2 JPH0641117Y2 JP7434188U JP7434188U JPH0641117Y2 JP H0641117 Y2 JPH0641117 Y2 JP H0641117Y2 JP 7434188 U JP7434188 U JP 7434188U JP 7434188 U JP7434188 U JP 7434188U JP H0641117 Y2 JPH0641117 Y2 JP H0641117Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crucible
- furnace
- induction melting
- detecting means
- temperature detecting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
- Crucibles And Fluidized-Bed Furnaces (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はルツボ形誘導溶解炉における保護装置に関す
るものである。
るものである。
[従来の技術] ルツボ形誘導溶解炉による材料の自動溶解システムは,
これまでその溶解の操業管理の困難さの故に殆ど実用化
されていない実情にあった。
これまでその溶解の操業管理の困難さの故に殆ど実用化
されていない実情にあった。
したがって,ルツボ形誘導溶解炉の炉壁の湯漏れからの
保護装置についてもこれといった先行技術は存在してい
ないのが現状である。
保護装置についてもこれといった先行技術は存在してい
ないのが現状である。
[考案が解決しようとする課題] 本考案はこのような現状を踏まえ,上記課題を解決した
ルツボ形誘導溶解炉における保護装置を提供することを
目的とする。
ルツボ形誘導溶解炉における保護装置を提供することを
目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案は当該ルツボ形誘導溶解炉の炉壁を炉壁耐火物と
焼成ルツボを積層した2重構造で構成し,両者の中間の
炉壁外周に断熱シートと温度検出手段とを配置したルツ
ボ形誘導溶解炉における保護装置に関するものである。
焼成ルツボを積層した2重構造で構成し,両者の中間の
炉壁外周に断熱シートと温度検出手段とを配置したルツ
ボ形誘導溶解炉における保護装置に関するものである。
[実施例] 以下第1図〜第2図に示す本考案の一実施例に基いて本
考案を具体的に説明する。
考案を具体的に説明する。
第1図において,1はたとえば、スタンプ材から成る炉壁
耐火物,2は焼成ルツボで,前者で炉壁の内壁を後者で外
壁を形成している。3は炉底耐火物である。4は断熱シ
ートで,これは第2図に関係箇所の拡大図として示すよ
うに,炉壁耐火物1と焼成ルツボ2の各側壁間に設けら
れる。5はたとえば,熱電対より成る温度検出手段で,
これは断熱シート4と炉壁耐火物1との間に複数個(た
とえば,3〜4箇所)炉壁耐火物1の外周の適当間隔を隔
てて配置される。6は温度検出手段に接続された警報装
置で,外部に設けられる監視盤等に設置される。なお,
温度検出手段として,熱電素子を使用すれば,外部から
溶湯の温度を連続的に測定できるようにすると共に,湯
漏れにより温度上昇した警報装置を作動するような機能
を持たせることもできる。7は焼成ルツボ2の外周側壁
に設けられるコイル,8はこのコイルの外周に設けられる
鉄心である。9は内壁に当たる炉壁耐火物1内に収納さ
れた溶湯である。
耐火物,2は焼成ルツボで,前者で炉壁の内壁を後者で外
壁を形成している。3は炉底耐火物である。4は断熱シ
ートで,これは第2図に関係箇所の拡大図として示すよ
うに,炉壁耐火物1と焼成ルツボ2の各側壁間に設けら
れる。5はたとえば,熱電対より成る温度検出手段で,
これは断熱シート4と炉壁耐火物1との間に複数個(た
とえば,3〜4箇所)炉壁耐火物1の外周の適当間隔を隔
てて配置される。6は温度検出手段に接続された警報装
置で,外部に設けられる監視盤等に設置される。なお,
温度検出手段として,熱電素子を使用すれば,外部から
溶湯の温度を連続的に測定できるようにすると共に,湯
漏れにより温度上昇した警報装置を作動するような機能
を持たせることもできる。7は焼成ルツボ2の外周側壁
に設けられるコイル,8はこのコイルの外周に設けられる
鉄心である。9は内壁に当たる炉壁耐火物1内に収納さ
れた溶湯である。
[作用] 以上の構成において,コイル7に所定の高周波の交流電
力を供給すると,この電力に基く誘導磁界によって炉内
の被加熱対象が誘導加熱されて溶解され,溶湯9とな
る。
力を供給すると,この電力に基く誘導磁界によって炉内
の被加熱対象が誘導加熱されて溶解され,溶湯9とな
る。
ところで,このような溶解炉で溶解された溶湯は,電磁
ポンプ(図示せず)等によって攪拌されて保温したり,
次工程への注湯制御がされたりするが,このような攪拌
の際に,または炉壁に生じた亀裂等によって湯漏れが生
じることがある。
ポンプ(図示せず)等によって攪拌されて保温したり,
次工程への注湯制御がされたりするが,このような攪拌
の際に,または炉壁に生じた亀裂等によって湯漏れが生
じることがある。
このような各種原因のため湯漏れを生じても,本考案の
誘導溶解炉では,炉壁の外周の適所に複数個の温度検出
手段5が埋め込まれているから,湯漏れに伴う高温状態
が直ちに検出され,警報装置6を作動し,外部の管理者
は,この湯漏れを直ちに知ることができる。なお,温度
検出手段として熱電素子を使用するものでは,熱電素子
によって炉の温度を間接的ではあるが連続的に測定する
ことができる。
誘導溶解炉では,炉壁の外周の適所に複数個の温度検出
手段5が埋め込まれているから,湯漏れに伴う高温状態
が直ちに検出され,警報装置6を作動し,外部の管理者
は,この湯漏れを直ちに知ることができる。なお,温度
検出手段として熱電素子を使用するものでは,熱電素子
によって炉の温度を間接的ではあるが連続的に測定する
ことができる。
[考案の効果] 本考案のルツボ形誘導溶解炉では,当該ルツボ形誘導溶
解炉の炉壁を炉壁耐火物と焼成ルツボを積層して構成
し,両者の間に断熱シートと温度検出手段とを配置して
構成しているため,次のような優れた特長を有する。
解炉の炉壁を炉壁耐火物と焼成ルツボを積層して構成
し,両者の間に断熱シートと温度検出手段とを配置して
構成しているため,次のような優れた特長を有する。
簡単な構成によって,溶湯の湯漏れを迅速,適確に検
出できる。
出できる。
湯漏れを生じても,上記のように炉壁は2重構造とし
てあるため,直ちに,外部に高温の溶湯が流れ出る危険
はない。
てあるため,直ちに,外部に高温の溶湯が流れ出る危険
はない。
温度検出手段として熱電素子を使用したものでは,溶
湯の温度変化を測定できるので,湯漏れを,その初期の
段階で検出することも可能である。
湯の温度変化を測定できるので,湯漏れを,その初期の
段階で検出することも可能である。
第1図,第2図は本考案の1実施例を示す縦断面図で,
その内,第2図は要部を拡大して描いた縦断面図であ
る。 1:炉壁耐火物 2:焼成ルツボ 4:断熱シート 5:温度検出手段 6:警報装置
その内,第2図は要部を拡大して描いた縦断面図であ
る。 1:炉壁耐火物 2:焼成ルツボ 4:断熱シート 5:温度検出手段 6:警報装置
Claims (3)
- 【請求項1】当該ルツボ形誘導溶解炉の炉壁を炉壁耐火
物と焼成ルツボを積層した2重構造で構成し,この両者
の中間の炉壁外周に断熱シートと温度検出手段とを配置
するようにしたことを特徴とするルツボ形誘導溶解炉に
おける保護装置。 - 【請求項2】温度検出手段として複数個の熱電対を上記
中間の炉壁外周の適所に配置して使用すると共に,この
温度検出手段に警報装置を接続するようにした請求項1
記載のルツボ形誘導溶解炉における保護装置。 - 【請求項3】温度検出手段として熱電素子を上記中間の
炉壁外周の適所に配置して使用すると共に,この温度検
出手段に警報装置を接続するようにした請求項1記載の
ルツボ形誘導溶解炉における保護装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7434188U JPH0641117Y2 (ja) | 1988-06-06 | 1988-06-06 | ルツボ形誘導溶解炉における保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7434188U JPH0641117Y2 (ja) | 1988-06-06 | 1988-06-06 | ルツボ形誘導溶解炉における保護装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01178596U JPH01178596U (ja) | 1989-12-21 |
JPH0641117Y2 true JPH0641117Y2 (ja) | 1994-10-26 |
Family
ID=31299458
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7434188U Expired - Lifetime JPH0641117Y2 (ja) | 1988-06-06 | 1988-06-06 | ルツボ形誘導溶解炉における保護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0641117Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-06-06 JP JP7434188U patent/JPH0641117Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01178596U (ja) | 1989-12-21 |
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