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JPH0640581B2 - スイツチング素子 - Google Patents

スイツチング素子

Info

Publication number
JPH0640581B2
JPH0640581B2 JP59054174A JP5417484A JPH0640581B2 JP H0640581 B2 JPH0640581 B2 JP H0640581B2 JP 59054174 A JP59054174 A JP 59054174A JP 5417484 A JP5417484 A JP 5417484A JP H0640581 B2 JPH0640581 B2 JP H0640581B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lifetime
junction
voltage
switching element
region
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59054174A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60198778A (ja
Inventor
順子 赤木
衛 倉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP59054174A priority Critical patent/JPH0640581B2/ja
Publication of JPS60198778A publication Critical patent/JPS60198778A/ja
Publication of JPH0640581B2 publication Critical patent/JPH0640581B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10DINORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
    • H10D62/00Semiconductor bodies, or regions thereof, of devices having potential barriers
    • H10D62/10Shapes, relative sizes or dispositions of the regions of the semiconductor bodies; Shapes of the semiconductor bodies
    • H10D62/17Semiconductor regions connected to electrodes not carrying current to be rectified, amplified or switched, e.g. channel regions
    • H10D62/192Base regions of thyristors
    • H10D62/199Anode base regions of thyristors

Landscapes

  • Thyristors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 本発明はサイリスタなどのnpnp4層構造を有するス
イツチング素子の改良に関する。
〔従来技術とその問題点〕
高耐圧のサイリスタなどは各種の電力変換装置に使用さ
れている。しかし、それらの素子が高耐圧になればなる
程装置内におけるそれら素子に対する保護回路が大きく
なり、装置の大型化あるいはコストアツプにつながる。
また回路内のリアクタンスによる逆起電力に対する安全
性のために必要以上の高耐圧素子を使うことが要求され
る場合もでてくる。
以上のことをさけるためには素子のターンオフ特性の改
良、特に(1)、逆回復特性のソフト化、(2)、逆回復電荷
Qrrのばらつきを小さくするの2点が重要である。(2)
のQrrのばらつきを小さくすることはQrrの値そのもの
を小さくすることで達成できると考える。これらの特性
は素子の内部の構成によりきまることが多い。逆回復特
性は低不純物層をより高抵抗化し、その厚みを増すこと
によりややソフト化の傾向があることが知られている。
しかしながらこれはオン電圧の大巾な上昇を招きそのた
め高耐圧素子においては低抵抗層の不純物濃度及び厚み
は設計上の余裕がなく、前記方法は現実には使うのが困
難である。
〔発明の目的〕
本発明は上記欠点に鑑みなされたもので、他の特性を損
うことなく、逆回復特性をソフト化しさらにQrrを小さ
くすることである。
〔発明の概要〕
本願発明は、少なくともnpnpの4層構造を有するサ
イリスタなどのスイッチング素子において、ターンオフ
動作時に逆電圧の大半が印加されるpn接合を形成する
異なった導電型の2つの領域のうち、不純物濃度の低い
方の領域内の上記pn接合近傍に、他の部分に比べてラ
イフタイムが1/4〜1/50の領域が前記pn接合か
ら連続して形成されたことを特徴とするスイッチング素
子である。
本発明は次の数値計算と結果に基づいたものである。
まず、従来のサイリスタが第1図の回路(1はSCR、
2はL、3は電源VRである)でターンオフした場合の
シミユレーシヨン結果を示す。サイリスタ内部は一次元
exact モデルを使つた。計算に用いたサイリスタは第2
図のような不純物プロフアイルをもつものとする。この
第2図に示すサイリスタは、先ず不純物濃度2.4×1
13/cm3、厚さ1000μmのn−Si基板に両面よりp
型不純物を110μm程度拡散し、表面不純物濃度1×
1019/cm3のpエミツタ(12)及びpベース(13)となるp
層を形成する。この後、pベース(13)となるp層表面を
55μm程度エツチングし、pベース(13)を45μmと
してその表面から20μm程度n型不純物を拡散して表
面不純物濃度1×1021/cm3程度のnエミツタ(14)を
形成したものである。このサイリスタの少数キヤリアラ
イフタイムはnベース(11)では60μsec,Pエミツタ
(12)を領域では1.5μsecとする。素子の大きさは4
0cm3とし、100A/cm3のオン状態の素子に逆電圧5
00V印加し、dI/dt=10A/μsecでターンオフさせ
る。そのときの電流電圧及び素子内部における正孔分布
を第3図(a),(b)に示す。第3図(b)において、(イ)がt
=0,(ロ)がt=425μsec、(ハ)がt=435.5μs
ecの時である。nベース、pエミツタ接合付近のキヤリ
ア蓄積量が多く、空乏層が広がつて逆電流最大値をとる
までに多大な時間が必要である。そのため逆回復特性が
ソフトでなくQrrも大きくなつている。
次に上述したモデルについて計算した結果を示す。上記
従来サイリスタと同じ不純物プロフアイルをもち、少数
キヤリアライフタイムが第4図のような分布をもつサイ
リスタについて、前記と同様な条件のもとにターンオフ
の計算を行つた。そのときの計算結果を第5図(a),(b)
に示す。
第3図(a)と比較するまでもなく第5図(a)は逆回復特性
がソフトでありQrrも小さく良好なオフ特性を示してい
る。これは第5図(b)と第3図(b)を比較するとわかりや
すい。第5図(b)において、(イ)がt=0,(ロ)がt=4
06μsec、(ハ)がt=413.5μsecの時である。サ
イリスタの逆回復特性に最も影響を及すのはnベース・
pエミツタ接合近傍のオン状態の過剰キヤリアの蓄積状
態である。同一電流密度でもこの部分の過剰キヤリアの
蓄積が小さいと、上記接合(これは逆電圧の大半が印加
される接合である)における空乏層がはやい時間に形成
され、その部分でのキヤリア排出も短時間で行われる。
その結果逆電流最大値に達する時間が短く逆回復特性が
ソフトになりさらにQrrも小さくなる。
第6図に低ライフタイム層におけるライフタイムの値と
逆回復特性のソフト性S(tb/ta…イ)Qrr (ロ)、それ
にオン電圧VON (ハ)の関係を示す。低ライフタイム層の
ライフタイムの値が他のnベース領域のライフタイムの
値の1/4以下になれば、ソフト性が1.25倍程度とな
りかなり、逆回復特性が改善したといえる。また、ライ
フタイムが1/50 以下だとオン電圧が大きくなり通電時
のパワーロスが大きくなるため実用化にはむかない。従
つて低ライフタイム層のライフタイムの値は他のNベー
ス層ライフタイムの1/4〜1/50がよい。また逆回復特性
に影響を与えるのは殆どNベースPエミツタ接合付近の
逆電圧印加時に空乏層が広がる領域におけるキヤリア蓄
積状態であるため、低ライフタイム層は逆電圧印加によ
り形成される空乏層の巾以上であることが有効である。
従つて、低ライフタイム層は少なくとも所定逆電圧によ
り形成される空乏層の巾は必要である。さらにリアクタ
ンスによる逆起電力は定格耐圧の1/2にはおさえねばな
らないので、素子(サイリスタ)には定格耐圧の1/2以
上の逆耐圧が印加されないと考えられる。そこで逆回復
特性を決めるキヤリア蓄積状態は定格耐圧の1/2の逆耐
圧によつて生ずる空乏層の幅より外側の領域では特性に
大きく影響しないと考えられるので、低ライフタイム層
は広くとも定格耐圧の1/2の逆電圧による生ずる空乏層
の終端より内側にあれば良い。
〔発明の効果〕
本発明を用いると、第5図(b)のようにオン時のキヤリ
ア蓄積が少なく、また蓄積キヤリアの排出のはやいもの
が得られる。その結果、従来例に比較しオン特性を悪化
させることなく、逆回復特性をソフト化し、さらにQrr
を小さくした素子が実現できる。
〔発明の実施例〕
以下図面を使用して本発明の一実施例を説明する。第7
図は本発明の一実施例のサイリスタの断面図である。製
造方法としてはまずn型Siに両面からGa等のp型不純物
を拡散し、pエミツタ(12)、nベース(11)、pベース(1
3)のpnp三層構造とする。次にpベース(13)の上にPOCl
等の拡散によりnエミツタ(14)を形成する。従来例で
はこの4層形成後pエミツタ(11)側からAu等のライフタ
イムキラーを拡散することによりnベース(12)内のライ
フタイムをほぼ均一な値にする。しかし本発明ではたと
えばAuなどのライフタイムキラーを拡散する際に、時間
と拡散温度をコントロールすることによりライフタイム
キラーがnベース(11)の一部までしか到達できないよう
にし第4図に示すようにnベース(11)内のpエミツタ(1
2)に近い領域のみライフタイムが低くなる領域(15)を設
ける。これらのライフタイムコントロール後pエミツタ
(12)及びnエミツタ(14)の表面にアノード電極(16)とカ
ソード電極(17)を形成する。
またライフタイムコントロールはAuだけでなく、Pt等の
拡散あるいは電子線照射により達成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はサイリスタがターンオフした場合のシミユレー
シヨンに用いた回路、第2図はサイリスタの不純物プロ
フアイルを示す図、第3図は従来のターンオフさせた時
の電流電圧及び素子内部における正孔分布を示す図、第
4図は本発明のライフタイム分布を示す図、第5図は本
発明のターンオフさせた時の電流電圧及び素子内部にお
ける正孔分布を示す図、第6図は低ライフタイム層のラ
イフタイムの値とソフト性S,Qrr及びオン電圧VON
の関係を示した図、第7図は本発明の一実施例を説明す
るためのサイリスタ断面図である。 11……nベース、12……pエミツタ 13……pベース、14……nエミツタ 15……ライフタイムが低くなる領域 16……アノード電極、17……カソード電極

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくともnpnpの4層構造を有するス
    イッチング素子において、ターンオフ動作時に逆電圧の
    大半が印加されるpn接合を形成する異なった導電型の
    2つの領域のうち、不純物濃度の低い方の領域内の上記
    pn接合近傍に、他の部分に比べてライフタイムが1/
    4〜1/50の領域が前記pn接合から連続して形成さ
    れたことを特徴とするスイッチング素子。
  2. 【請求項2】ターンオフ動作時に逆電圧の大半が印加さ
    れるpn接合を形成する異なった導電型の2つの領域の
    うち、不純物濃度の低い方の領域内でライフタイムの低
    い領域が前記pn接合から定格耐圧の1/2の電圧より
    生じる空乏層の終端より内側にあることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載のスイッチング素子。
  3. 【請求項3】低ライフタイム領域が前記pn接合からは
    じまり所定逆耐圧より生じる空乏層の終端より外側まで
    存在することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    スイッチング素子。
JP59054174A 1984-03-23 1984-03-23 スイツチング素子 Expired - Lifetime JPH0640581B2 (ja)

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JP59054174A JPH0640581B2 (ja) 1984-03-23 1984-03-23 スイツチング素子

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JP59054174A JPH0640581B2 (ja) 1984-03-23 1984-03-23 スイツチング素子

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JPS60198778A JPS60198778A (ja) 1985-10-08
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JP59054174A Expired - Lifetime JPH0640581B2 (ja) 1984-03-23 1984-03-23 スイツチング素子

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JP2674641B2 (ja) * 1986-08-20 1997-11-12 株式会社東芝 ゲートターンオフサイリスタ
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JPS58114467A (ja) * 1981-12-28 1983-07-07 Toyo Electric Mfg Co Ltd 高速ダイオ−ド

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