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JPH0638976Y2 - 軒とい集水器 - Google Patents

軒とい集水器

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Publication number
JPH0638976Y2
JPH0638976Y2 JP1988007872U JP787288U JPH0638976Y2 JP H0638976 Y2 JPH0638976 Y2 JP H0638976Y2 JP 1988007872 U JP1988007872 U JP 1988007872U JP 787288 U JP787288 U JP 787288U JP H0638976 Y2 JPH0638976 Y2 JP H0638976Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eaves
water
fitting
eaves trough
collector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988007872U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01112224U (ja
Inventor
崇文 福島
雅春 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP1988007872U priority Critical patent/JPH0638976Y2/ja
Publication of JPH01112224U publication Critical patent/JPH01112224U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0638976Y2 publication Critical patent/JPH0638976Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、軒とい集水器に関するものである。さらに
詳しくは、この考案は、軒といの嵌合部と底部との間に
段差部が形成された軒とい集水器において、軒といとの
嵌合部から水漏れを完全に防止することのできる、改良
された軒とい集水器に関するものである。
(従来の技術) 軒といの雨水集水のために、従来より自在ドレンが用い
られてきており、また、この自在ドレンとともに軒とい
の端部に嵌合可能とした集水器も使用されてきている。
たとえば第5図及び第6図に示したように、軒とい
(ア)の所定の位置に穴(イ)をあけ、自在ドレン
(ウ)をこの穴(イ)に差し込み、ドレン下部(エ)を
ねじ込んで軒とい(ア)を挟み込み、十分締めつけて自
在ドレン(ウ)を軒とい(ア)に装着し、集水を行える
ようにしている。
一方、集水器を用いる場合には、第7図に示したよう
に、軒とい(ア)自体又は切断による端部(オ)を集水
器(カ)に嵌合させ、集水穴(キ)において集水するよ
うにしている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、たとえばこれらの第5図、第6図及び第
7図に示したような従来の自在ドレン及び集水器には依
然として改善すべき課題が残されていた。
すなわち、第5図及び第6図に示したような自在ドレン
(ウ)の場合には、軒とい(ア)に単に穴(イ)をあけ
て装着するだけであり、穴(イ)の部分には水勾配を形
成していない。このため、軒とい(ア)の集水を良好に
行うためには、雨水の流れ、すなわち軒とい(ア)の傾
斜を十分に考慮して自在ドレン(ウ)を取り付ける必要
があり、その結果、この自在ドレン(ウ)を施工するこ
とのできる場所には自ずと制限があった。
一方、第7図に示した集水器(カ)の場合には、接着剤
を使用しない場合には、集水器(カ)の装着によって、
軒とい(ア)の自重や雨水等の重さによる撓み、さらに
は外気温の変化による伸縮を吸収することができ、しか
も底部に段差部(ク)を設けて水勾配が形成されている
ことから、施工場所も上記の自在ドレンの場合のように
は限定されないという利点がある。
しかしながら、この集水器(カ)においては、軒とい
(ア)から流れ出る雨水は、第7図図中に示した矢印方
向に集水穴(キ)に落下するとともに、その一部が、水
勾配を形成する段差部(ク)を介して軒とい(ア)と集
水器(カ)との嵌合部に勢い良く回り込むため、軒とい
(ア)の嵌合部より水漏れ(ケ)が発生するという問題
があった。
このため、水勾配が形成され、施工の制約を解消するこ
とのできる集水器(カ)の上記利点を生かしつつ、軒と
い嵌合部からの水漏れを効果的に防止するための方策が
望まれていた。
この考案は、以上の通りの事情に鑑みてなされたもので
あり、従来の集水器の欠点を改善し、軒といの嵌合部に
おける雨水の回込みに起因する水漏れを完全に防止する
ことのできる、軒とい嵌合部と底部との間に段差部が形
成された軒とい集水器を提供することを目的としてい
る。
(課題を解決するための手段) この考案は、上記の課題を解決するものとして、対向す
る側壁部に設けられた軒といの嵌合部の下部に、この嵌
合部より一段低くした段差部が形成され、この段差部の
底部から下方に集水穴部が配設された軒とい集水器であ
って、この軒とい集水器には、前記段差部の表面に、こ
の段差部の高さ以内に上方へ突出する平板状のリブ部
が、前記集水穴部よりも嵌合部側に片寄せられ、かつ軒
といが前記軒とい嵌合部に嵌合された時に、そのリブ部
が軒とい端部の下側に配置されるように、段差部の端縁
に沿って所定距離だけ隔てられて配設されてなることを
特徴とする軒とい集水器を提供する。
(作用) この考案の軒とい集水器においては、対向する側壁部に
設けられた軒といの嵌合部の下部に、この嵌合部より一
段低くした段差部が形成され、この段差部の底部から下
方に集水穴部が配設されているため、集水穴部に向かう
水勾配がその段差部によって形成され、従来の自在ドレ
ンのように施工場所が制限されることはなく、任意の部
位に設置することが可能となる。
しかもこの考案の軒とい集水器には、段差部の表面に、
この段差部の高さ以内に上方へ突出する平板状のリブ部
が、集水穴部よりも嵌合部側に片寄せられ、かつ軒とい
が軒とい嵌合部に嵌合された時に、そのリブ部が軒とい
端部の下側に配置されるように、段差部の端縁に沿って
所定距離だけ隔てられて配設されるため、軒とい嵌合部
における雨水の回込みを抑止することができ、水漏れを
完全に防止することができる。接着剤を用いずに軒とい
を嵌合させる場合にも水漏れは発生しない。
(実施例) 以下、図面に沿って実施例を示し、この考案の軒とい集
水器についてさらに詳しく説明する。
第1図は、この考案の軒とい集水器の一実施例を示した
断面図である。
第1図に示したように、この例の軒とい集水器において
は、対向する側壁部(1)に軒とい(2)自体又は切断
により形成される端部が嵌合する嵌合部(3)が設けら
れている。この嵌合部(3)においては、側壁部(1)
に軒といの断面形状に対応する大きさ及び形状を有する
開口部が形成されており、軒とい(2)の端部をその開
口部に挿入することによって、集水器との嵌合を行うこ
とができる。
またこの例の軒とい集水器においては、嵌合部(3)の
下部に、これよりも一段低くした段差部(4)が形成さ
れており、この段差部の底部から下方に雨水を集め、排
出するための集水穴部(5)を設けている。このよう
に、段差部(4)を設けることによって、集水穴部
(5)に向かう水勾配を形成することができ、このよう
な水勾配が形成されない従来の自在ドレンのように、設
置場所が限定されずに済み、任意の部位に軒とい集水器
を設置することが可能となる。
そして、段差部(4)の表面には、段差部(4)の高さ
(H)以内に上方へ突出する平板状のリブ部(6)が設
けられている。このリブ部(6)は、第1図に例示した
ように、軒とい(2)が集水器に嵌合された時に、軒と
い(2)の端部の下側に配置される位置に設けられてい
る。
第2図及び第3図は、各々、リブ部周辺を拡大して示し
た部分斜視図である。
これらの第2図及び第3図に例示したように、リブ部
(6)は、段差部(4)の底部に設けた集水穴部(5)
よりも嵌合部(3)側に片寄せられており、また、第3
図に示したように、段差部(4)の端縁に沿って距離
(L)だけ隔てられて配置されている。距離(L)につ
いては、上記したように、集水器に軒とい(2)が嵌合
された時に、リブ部(6)がその軒とい(2)の端部の
下側に配置されることを考慮して適宜な距離に設定する
ことができる。また、リブ部(6)の高さ(h)につい
ても、第1図に示した段差部(4)の高さ(H)以内に
おいて適宜なものとすることができる。
さらにこれらの第2図及び第3図の例においては、リブ
部(6)は、その長さ(1)方向に2つに分割されてお
り、その間には間隔(7)を形成している。リブ部
(6)の長さ(1)及び幅(w)、そして間隔(7)の
形成については特に制限はなく、第1図に示した軒とい
(2)の流水量、そして集水器の容量などを考慮して適
宜に設定することができる。たとえば第4図aに示した
ように、リブ部(6)を第2図及び第3図に示した例の
ように2つに分割せず、長さ(1)の長いリブ部(6)
とすることも可能である。この場合には、間隔(7)は
形成されない。また、第4図bに例示したように、第2
図及び第3図に例示したリブ部(6)の間隔(7)に対
応する位置で、かつそれよりも集水穴部(5)側にもう
一つのリブ部(6)を設けることも可能である。
このようなリブ部(6)の形状についても格別の限定は
なく、丸型や角型などの適宜なものとすることができ
る。
たとえば以上に例示することのできるリブ部(6)は、
第1図に示したように、軒とい(2)の端部より流れ出
る雨水が集水穴部(5)に流れ落ちるのは妨げず、嵌合
部(3)への回込みを抑止し、嵌合部(3)に軒とい
(2)の端部を接着しない場合にもこの嵌合部(3)よ
り雨水が外部に水漏れするのを防止する。
第2図及び第3図に例示したリブ部(6)の場合には、
嵌合部(3)側へ回り込もうとする雨水は、そのほとん
どがリブ部(6)によって嵌合部(3)への回込みを阻
止され、集水穴部(5)に戻されてここを流れ落ちる。
一方、一部の雨水は、リブ部(6)の頂部等を越えるな
どにより嵌合部(3)とリブ部(6)との間に入り込む
が、リブ部(6)の間には間隔(7)が形成されている
ため、嵌合部(3)とリブ部(6)との間に入り込んだ
雨水は、この間隔(7)を通って集水穴部(5)に戻さ
れ、流れ落ちる。その結果、軒とい(2)の端部から流
れ落ちる雨水が嵌合部(3)から外部に漏れるのを効果
的に防止することができる。嵌合部(3)において軒と
い(2)の端部が接着されていない場合であっても水漏
れは発生しない。
第4図aに示した例の場合には、間隔(7)が形成され
ないが、リブ部(6)の高さをたとえば第2図及び第3
図の例よりも高くすることで、リブ部(6)と嵌合部
(3)との間に雨水が入り込もうとするのを防止するこ
とができる。従って、この場合には、軒とい(2)の端
部より流れ出る雨水は、全てリブ部(6)によって跳ね
返されて集水穴部(5)に落とされる。
なお、リブ部(6)は、上記したように、嵌合部(3)
からの水漏れを防止するのに効果的であるばかりでな
く、軒とい(2)を集水器に嵌合させる時の嵌合位置の
目安として活用することもできる。
もちろんこの考案は、以上の例によって限定されるもの
ではない。集水器の形状、大きさ及びリブ部の形状や構
造等の細部については様々な態様が可能であることは言
うまでもない。
(考案の効果) 以上詳しく説明した通り、この考案によって、段差部に
よる水勾配の形成によって設置場所の制約を受けないと
いう利点を生かしながら、軒といの嵌合部における雨水
の回込みを抑止し、外部へ雨水が漏れ出るのを防止する
ことができる。また、段差部表面に設けた平板状のリブ
部を、軒といを集水器に嵌合させるに際しての嵌合位置
の目安として活用することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の軒とい集水器の一実施例を示した
断面図である。 第2図及び第3図は、各々、リブ部周辺を拡大して示し
た部分斜視図である。 第4図a及びbは、各々、リブ部の別の例を示した平面
図である。 第5図及び第6図は、各々、従来の自在ドレンを示した
分解斜視図及び正面図である。 第7図は、従来の集水器を示した断面図である。 1……側壁部 2……軒とい 3……嵌合部 4……段差部 5……集水穴部 6……リブ部 7……間隔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】対向する側壁部に設けられた軒といの嵌合
    部の下部に、この嵌合部より一段低くした段差部が形成
    され、この段差部の底部から下方に集水穴部が配設され
    た軒とい集水器であって、この軒とい集水器には、前記
    段差部の表面に、この段差部の高さ以内に上方へ突出す
    る平板状のリブ部が、前記集水穴部よりも嵌合部側に片
    寄せられ、かつ軒といが前記軒とい嵌合部に嵌合された
    時に、そのリブ部が軒とい端部の下側に配置されるよう
    に、段差部の端縁に沿って所定距離だけ隔てられて配設
    されてなることを特徴とする軒とい集水器。
JP1988007872U 1988-01-25 1988-01-25 軒とい集水器 Expired - Lifetime JPH0638976Y2 (ja)

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JP1988007872U JPH0638976Y2 (ja) 1988-01-25 1988-01-25 軒とい集水器

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JP1988007872U JPH0638976Y2 (ja) 1988-01-25 1988-01-25 軒とい集水器

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JPH01112224U JPH01112224U (ja) 1989-07-28
JPH0638976Y2 true JPH0638976Y2 (ja) 1994-10-12

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Families Citing this family (1)

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JPS5529615U (ja) * 1978-08-17 1980-02-26
JPS6229657Y2 (ja) * 1979-09-11 1987-07-30
JPS624113U (ja) * 1985-06-21 1987-01-12

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