JPH0636794U - ブロック状惣菜用ロボットハンド装置 - Google Patents
ブロック状惣菜用ロボットハンド装置Info
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- JPH0636794U JPH0636794U JP7378792U JP7378792U JPH0636794U JP H0636794 U JPH0636794 U JP H0636794U JP 7378792 U JP7378792 U JP 7378792U JP 7378792 U JP7378792 U JP 7378792U JP H0636794 U JPH0636794 U JP H0636794U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構成により、形くずれや変形が生じる
ことなくブロック状惣菜が移送できるロボットハンド装
置の提供。 【構成】 装置は、ブロック状惣菜1の上面に接触する
当て板部2と、その背面側に設けられた針状部材3とを
有している。当て板部2は、同一形状のものが一対使用
され、取付基部2a,先端円弧部2bと、これらの間を
繋ぐ連結部2cとを有している。円弧部2bには、切欠
部が形成され、切欠部に臨んで針状部材3が配置されて
いる。当て板部2は、取付基部2aがアクチュエータ4
の先端側に挟持されている。アクチュエータ4は、伸縮
するプランジャ4aを有しており、各アクチュエータ4
は、取付板5に支持されている。針状部材3は、同一形
状のものが一対使用され、アクチュエータ4のプランジ
ャ4aに取付金具6を介して固設されている。一対の針
状部材3は、中心軸lに対して対称に配置され、かつ、
その伸縮方向がこの中心軸l上の同一点Oを指向するよ
うに傾斜して設けられている。
ことなくブロック状惣菜が移送できるロボットハンド装
置の提供。 【構成】 装置は、ブロック状惣菜1の上面に接触する
当て板部2と、その背面側に設けられた針状部材3とを
有している。当て板部2は、同一形状のものが一対使用
され、取付基部2a,先端円弧部2bと、これらの間を
繋ぐ連結部2cとを有している。円弧部2bには、切欠
部が形成され、切欠部に臨んで針状部材3が配置されて
いる。当て板部2は、取付基部2aがアクチュエータ4
の先端側に挟持されている。アクチュエータ4は、伸縮
するプランジャ4aを有しており、各アクチュエータ4
は、取付板5に支持されている。針状部材3は、同一形
状のものが一対使用され、アクチュエータ4のプランジ
ャ4aに取付金具6を介して固設されている。一対の針
状部材3は、中心軸lに対して対称に配置され、かつ、
その伸縮方向がこの中心軸l上の同一点Oを指向するよ
うに傾斜して設けられている。
Description
【0001】
本考案は、ロボットハンド装置に関し、特に、ハンバーグ,てんぷら,蒲鉾, のり巻きなどのブロック状惣菜を移送する際に使用されるロボットハンド装置に 関するものである。
【0002】
近時、食生活の多様化から各種の弁当が市販されている。このような弁当を 大量生産する場合、従来は、ベルトコンベア上に弁当容器を多数載せて、弁当容 器を順次移動させながら、ベルトコンベアの側方に各種の惣菜を準備し、ベルト コンベアの移動方向に沿って配置された複数の作業者が、各種の惣菜を手で掴ん で、弁当容器内の所定の位置に載せていた。
【0003】 しかしながら、このような惣菜の搭載手段は、人手による方法なので、非能率 的であり、誤りなどもあって、その改良が強く望まれている。このような要望に 答えるためにロボットハンドを利用する自動搭載装置も検討されているが、特に 、ハンバーグ,てんぷら,蒲鉾,のり巻きなどのブロック状惣菜を掴んで移送す る際に、以下に説明する技術的課題が指摘されていた。
【0004】
すなわち、最近の自動組立装置に使用されているロボットハンド装置は、各種 各様のものがあるが、例えば、剛性が大きい金属材料などのワークを自動組立装 置に移送する場合には、ワークを両側から挟持するロボットハンド装置でも良い が、前述したブロック状の惣菜は、剛性が小さく、しかも、外形形状も必ずしも 一定になっていない。このため、挟持タイプのロボットハンド装置では、挟持す ること自体が困難な上に、惣菜の形くずれや変形が大きくなり、この形式のロボ ットハンド装置を採用することは非常に難しい。
【0005】 このような不都合が回避できる構造として、例えば、多数の関節を備え、強い 力を加えると破壊される生卵なども握持できる多関節型のロボットハンド装置も 提案されているが、構造および制御が複雑になるとともに、ロボットハンド部分 の価格が非常に高くなるという問題もある。 本考案は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであり、比較的簡単 な構成により、形くずれや変形が生じることなく移送できるブロック状惣菜用の ロボットハンド装置を提供することにある。
【0006】
上記目的を達成するために、本考案は、ハンバーグ,てんぷら,蒲鉾,のり巻 きなどのブロック状惣菜用のロボットハンド装置において、前記ブロック状惣菜 の上面に接触する当て板部と、この当て板部の背面側から前記ブロック状惣菜側 に伸縮する一対の針状部材とを有することを特徴とする。
【0007】 この場合、前記一対の針状部材は、中心軸に対して対称に配置され、それぞれ の伸縮方向が前記中心軸上の同じ点を指向するように傾斜して設けることができ る。
【0008】
上記構成のロボットハンド装置によれば、ブロック状惣菜の上面に接触する当 て板部と、この当て板部の背面側から前記ブロック状惣菜側に伸縮する一対の針 状部材とを有しているので、当て板部を惣菜の上面に接触した状態で、一対の針 状部材を伸長させると、これが惣菜に突き刺さり、この状態でロボットハンド装 置を移動させると、惣菜は、針状部材に保持させて移送することができる。
【0009】 惣菜が所定位置に移送されると、針状部材を当て板部の背面側に収縮すると、 針状部材は、惣菜から離間し、惣菜を所定の位置に残すことが可能になる。この 場合、請求項2では、中心軸に対して対称に配置された一対の針状部材の伸縮方 向が、中心軸上の同じ点を指向するように傾斜しているので、針状部材は斜めに 傾斜した状態で惣菜に突き刺さり、確実に惣菜を保持させることができる。
【0010】
以下、本考案の好適な実施例について添付図面を参照にして詳細に説明する。 図1および図2は、本考案にかかるブロック状惣菜用ロボットハンド装置の一実 施例を示している。同図に示すロボットハンド装置は、ブロック状惣菜1の上面 に接触する当て板部2と、この当て板部2の背面側に設けられた針状部材3とを 有している。
【0011】 本考案のロボットハンド装置で取り扱うブロック状惣菜1は、ハンバーグ,て んぷら,蒲鉾,のり巻きなどの比較的軟質で、かつ、外形形状がかなりバラツイ ているものを対象としている。当て板部2は、この実施例では、同一形状のもの が一対使用され、平板状の弾性板材を断面が略凹形に屈曲形成している。各当て 板部2は、両端に設けられた取付基部2aおよび先端円弧部2bと、これらの取 付基部2aと先端円弧部2bとを繋ぐ連結部2cとから構成されている。
【0012】 そして、ブロック状惣菜1に接触する先端円弧部2bには、図2に示すように 、U字形の切欠部2dが形成され、この切欠部2dに臨んで針状部材3が配置さ れている。なお、この切欠部2dは、針状部材3の挿通が可能であれば、円形の 貫通孔であってもよい。各当て板部2は、取付基部2aがそれぞれアクチュエー タ4の先端側に挟持されることにより支持されている。アクチュエータ4は、例 えば、油圧,空圧,電気などの動力により伸縮するプランジャ4aを有しており 、各アクチュエータ4は、移送用ロボットに固設される取付板5に支持されてい る。
【0013】 針状部材3は、この実施例では、同一形状のものが一対使用され、アクチュエ ータ4のプランジャ4aに取付金具6を介して固設されている。各針状部材3は 、その後端側に折曲部3aが設けられ、取付金具6からの抜け落ちを防止してい る。また、一対の針状部材3は、中心軸lに対して対称に配置され、かつ、その 伸縮方向がこの中心軸l上の同一点Oを指向するように所定の角度で傾斜して設 けられている。
【0014】 上記構成のロボットハンド装置は、例えば、図3,4に示すような移送ロボッ ト10に装着して使用される。同図に示すロボット10は、架台11に支持され 、所定の間隔をおいて平行に設置された一対のX軸レール12と、このX軸レー ル12上に直交するように設置されたY軸ビーム14と、Y軸ビーム14に支持 されたZ軸レール16とを備えている。
【0015】 Z軸レール16には、ロボットヘッド18が取り付けられていて、このロボッ トヘッド18にロボットハンド装置の取付板5が装着されている。なお、図3, 4において、符号20は、ロボットヘッド18を上下移動させるZ軸駆動モータ であり、同22は、ロボットヘッド18をY軸ビーム14の長手軸方向に沿って 移動させるY軸駆動モータであり、同24は、Y軸ビーム14をX軸レール12 の長手軸方向に沿って移動させるX軸駆動モータである。
【0016】 このように構成されたロボット10は、弁当容器26が搬送されるベルトコン ベア28に近接して設置され、X軸レール12の下方には、ブロック状惣菜1が 載せられたトレー30が準備される。ブロック状惣菜1を弁当容器26の所定の 位置にトレー30から移送する際には、まず、X,Y軸駆動モータ22,23を 駆動して、ロボットハンド装置が惣菜1の直上に位置するように制御され、ロボ ットハンド装置の中心軸lの位置決めが行われる。
【0017】 次いで、Z軸モータ20を駆動して、ロボットヘッド18を上方から降下させ 、各当て板部2の先端円弧部2bをその惣菜1の上面に接触させる。この状態で 、アクチュエータ4を駆動し、プランジャ4aを伸長させると、プランジャ4a に取付金具6を介して固着されている針状部材3がそれぞれ点Oの方向に伸長し 、針状部材3は、当て板部2の切欠2dから突出してブロック状惣菜1に突き刺 さり、惣菜1は、当て板部2に上面が接触した状態で針状部材3に保持される。
【0018】 針状部材3が惣菜1に突き刺さると、Z軸駆動モータ20を駆動してロボツト ヘッド18が上昇する。次いで、X,Y軸駆動モータ22,23を駆動して、ロ ボットヘッド18が弁当容器26の惣菜載置位置に位置決めされ、その位置が決 まると、Z軸駆動モータ20の駆動によりロボットヘッド18が所定の位置まで 降下し、この状態でアクチュエータ4のプランジャ4aを収縮する。
【0019】 プランジャ4aが収縮すると、各針状部材3は、当て板部2の背面側に後退し 、これにより、惣菜1は、当て板部2により伴上がりが防止されるので、針状部 材3から離間して弁当容器26の所定の位置に残置され、以後は、弁当容器26 を順次ベルトコンベア28上で搬送しながら、上記操作が繰り返されることにな る。
【0020】 さて、以上のように構成されたロボットハンド装置によれば、ブロック状惣菜 1は、針状部材3を突き刺すことにより、これに保持させて移動することができ 、軟質なものや外形形状にバラツキがあったとしても、その形状の変形,くずれ を発生させることなく、移送することができる。 また、上記実施例では、中心軸lに対して対称に配置された一対の針状部材3 の伸縮方向が、中心軸上の同じ点Oを指向するように傾斜しているので、針状部 材3は,斜めに傾斜した状態で惣菜1に突き刺さり、確実に惣菜1を保持させる ことができる。
【0021】 なお、上記実施例では、惣菜1の上面に接触する当て板部2を一対の同一形状 のもので構成した場合を例示したが、本考案の実施はこれに限定されることはな く、例えば、一枚の板状部材であってもよい。また、針状部材3も一対の限るこ とはなく、移送対象惣菜の大きさなどによって3以上の針状部材を用いることも できる。
【0022】
【考案の効果】 以上、実施例で詳細に説明したように、本考案にかかるロボットハンド装置に よれば、簡単な構成により、形くずれや変形が生じることなくブロック状惣菜を 保持して移送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるブロック状惣菜用ロボットハン
ド装置の一実施例を示す側面図である。
ド装置の一実施例を示す側面図である。
【図2】同ロボットハンド装置の受け板部の要部平面図
である。
である。
【図3】本考案にかかるブロック状惣菜用ロボットハン
ド装置が適用されるロボットの一例を示す平面図であ
る。
ド装置が適用されるロボットの一例を示す平面図であ
る。
【図4】図3に示したロボット装置の側面図である。
1 惣菜 2 当て板部 3 針状部材 4 アクチュエータ 4a プランジャ
Claims (2)
- 【請求項1】 ハンバーグ,てんぷら,蒲鉾,のり巻き
などのブロック状惣菜用のロボットハンド装置におい
て、 前記ブロック状惣菜の上面に接触する当て板部と、 この当て板部の背面側から前記ブロック状惣菜側に伸縮
する一対の針状部材とを有することを特徴とするブロッ
ク状惣菜用ロボットハンド装置。 - 【請求項2】 前記一対の針状部材は、中心軸に対して
対称に配置され、それぞれの伸縮方向が前記中心軸上の
同じ点を指向するように傾斜して設けられていることを
特徴とする請求項1記載のブロック状惣菜用ロボットハ
ンド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7378792U JPH0636794U (ja) | 1992-10-22 | 1992-10-22 | ブロック状惣菜用ロボットハンド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7378792U JPH0636794U (ja) | 1992-10-22 | 1992-10-22 | ブロック状惣菜用ロボットハンド装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0636794U true JPH0636794U (ja) | 1994-05-17 |
Family
ID=13528256
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7378792U Withdrawn JPH0636794U (ja) | 1992-10-22 | 1992-10-22 | ブロック状惣菜用ロボットハンド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0636794U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020504681A (ja) * | 2016-12-06 | 2020-02-13 | モンテック システム ソリューションズ ゲー・エム・ベー・ハーMonTech System Solutions GmbH | 検査試料用のグリッパ、生試料用の位置決め装置、生試料および検査試料用のハンドリングシステム、ならびに粘弾性材料用の検査システム |
WO2022097587A1 (ja) * | 2020-11-05 | 2022-05-12 | TechMagic株式会社 | 物品取り分け装置 |
JP2022075464A (ja) * | 2020-11-05 | 2022-05-18 | TechMagic株式会社 | 物品取り分け装置 |
-
1992
- 1992-10-22 JP JP7378792U patent/JPH0636794U/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020504681A (ja) * | 2016-12-06 | 2020-02-13 | モンテック システム ソリューションズ ゲー・エム・ベー・ハーMonTech System Solutions GmbH | 検査試料用のグリッパ、生試料用の位置決め装置、生試料および検査試料用のハンドリングシステム、ならびに粘弾性材料用の検査システム |
US11719713B2 (en) | 2016-12-06 | 2023-08-08 | MonTech System Solutions GmbH | Gripper for test samples, positioning device for raw samples, handling system for raw samples and test samples, and test system for viscoelastic materials |
WO2022097587A1 (ja) * | 2020-11-05 | 2022-05-12 | TechMagic株式会社 | 物品取り分け装置 |
JP2022075464A (ja) * | 2020-11-05 | 2022-05-18 | TechMagic株式会社 | 物品取り分け装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19970306 |