JPH063507B2 - 導波路型光スイツチ - Google Patents
導波路型光スイツチInfo
- Publication number
- JPH063507B2 JPH063507B2 JP3797885A JP3797885A JPH063507B2 JP H063507 B2 JPH063507 B2 JP H063507B2 JP 3797885 A JP3797885 A JP 3797885A JP 3797885 A JP3797885 A JP 3797885A JP H063507 B2 JPH063507 B2 JP H063507B2
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- JP
- Japan
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- optical
- optical switch
- waveguide type
- electro
- type optical
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光通信システムを構成するデバイスに係り、特
に電気光学基板に形成された光導波路と、光導波路に近
接して設けられた電極とで構成される導波路型光スイッ
チに関する。
に電気光学基板に形成された光導波路と、光導波路に近
接して設けられた電極とで構成される導波路型光スイッ
チに関する。
光通信技術の普及に伴って光通信システムを構成するデ
バイスの、信頼性向上や小形化、低価格化等に対する要
求が増大しており、それを実現するための手段として量
産性に富んだデバイスの開発が望まれている。
バイスの、信頼性向上や小形化、低価格化等に対する要
求が増大しており、それを実現するための手段として量
産性に富んだデバイスの開発が望まれている。
例えばリチュウムナイオベート(LiNbO3)等の電気光学
基板に、チタン(Ti)等を拡散して形成された光導波路
と、光導波路に近接して設けられた電極とで構成される
光スイッチは、小形で駆動電圧が低くしかも高速動作が
可能で集積化が容易である。即ち小形化、低価格化等を
実現できる量産性に富んだ光スイッチであり、信頼性の
向上が期待されている。
基板に、チタン(Ti)等を拡散して形成された光導波路
と、光導波路に近接して設けられた電極とで構成される
光スイッチは、小形で駆動電圧が低くしかも高速動作が
可能で集積化が容易である。即ち小形化、低価格化等を
実現できる量産性に富んだ光スイッチであり、信頼性の
向上が期待されている。
第2図は導波路型光スイッチの従来例を示す平面図であ
る。
る。
図においてLiNbO3からなる電気光学基板1の片面に、Ti
を拡散せしめてX字状に交叉する光導波路2を形成し、
光導波路2に近接させて電極3a、3bを設けている。しか
し光導波路2の上に直接電極3aを形成すると電極3aによ
って光が吸収され、光スイッチにおける光の損失が増大
するために、電気光学基板1の表面を絶縁性材料(Al20
3またはSiO2)からなるバッファ層4で被覆し、バッフ
ァ層4の上に電極3a、3bを形成している。
を拡散せしめてX字状に交叉する光導波路2を形成し、
光導波路2に近接させて電極3a、3bを設けている。しか
し光導波路2の上に直接電極3aを形成すると電極3aによ
って光が吸収され、光スイッチにおける光の損失が増大
するために、電気光学基板1の表面を絶縁性材料(Al20
3またはSiO2)からなるバッファ層4で被覆し、バッフ
ァ層4の上に電極3a、3bを形成している。
かかる導波路型光スイッチにおいて光導波路2の入射端
2aから入射した光は、光導波路2を通過する途中で分岐
され出射端2bまたは2cから出射するが、電極3aと3b間に
駆動電圧が印加されている場合と印加されていない場合
とでは、出射端2bまたは2cに分岐される分岐比が異な
る。したがって電極3aと3bの間に印加する駆動電圧を投
入・切断することによって、光導波路2の入射端2aから
入射した光が出射する方向を、出射端2bから出射端2c
へ、或いは出射端2cから出射端2bへ切り換えることがで
きる。
2aから入射した光は、光導波路2を通過する途中で分岐
され出射端2bまたは2cから出射するが、電極3aと3b間に
駆動電圧が印加されている場合と印加されていない場合
とでは、出射端2bまたは2cに分岐される分岐比が異な
る。したがって電極3aと3bの間に印加する駆動電圧を投
入・切断することによって、光導波路2の入射端2aから
入射した光が出射する方向を、出射端2bから出射端2c
へ、或いは出射端2cから出射端2bへ切り換えることがで
きる。
バッファ層をAl203、SiO2等の絶縁性材料で形成した上記
の導波路型光スイッチにおいて、電気光学基板と絶縁層
との界面における絶縁性が、バッファ層の絶縁性に比べ
て不十分な場合に電極に駆動電圧を印加すると、当初は
光の分岐比が変わり出射方向が切り換わるが、光の分岐
比が時間の経過と共に元の状態に復旧する方向に移行す
る、DCドリフトという現象が発生しやすいという問題
がある。
の導波路型光スイッチにおいて、電気光学基板と絶縁層
との界面における絶縁性が、バッファ層の絶縁性に比べ
て不十分な場合に電極に駆動電圧を印加すると、当初は
光の分岐比が変わり出射方向が切り換わるが、光の分岐
比が時間の経過と共に元の状態に復旧する方向に移行す
る、DCドリフトという現象が発生しやすいという問題
がある。
上記問題点は電気光学基板に形成された光導波路と、光
導波路に近接して設けられた複数個の電極と、電気光学
基板とそれぞれの電極との間に介在せしめるバッファ層
からなり、導電性材料と絶縁性材料を合成してなる材料
でバッファ層を形成した本発明になる導波路型光スイッ
チによって解決される。
導波路に近接して設けられた複数個の電極と、電気光学
基板とそれぞれの電極との間に介在せしめるバッファ層
からなり、導電性材料と絶縁性材料を合成してなる材料
でバッファ層を形成した本発明になる導波路型光スイッ
チによって解決される。
実験によれば電気光学基板の上に直接電極を形成する
と、光導波路の上にある電極によって光が吸収され光の
損失が増大する。しかし電気光学基板の上に直接電極を
形成した、導波路型光スイッチにおいてはDCドリフト
現象は発生しない。そこで光の吸収が増大しない範囲の
導電性材料と、絶縁性材料を合成してなる材料でバッフ
ァ層を形成することによって、光の損失を増大させるこ
となくDCドリフト現象の発生を抑制することが可能に
なり、導波路型光スイッチの信頼性を一層向上させるこ
とができる。
と、光導波路の上にある電極によって光が吸収され光の
損失が増大する。しかし電気光学基板の上に直接電極を
形成した、導波路型光スイッチにおいてはDCドリフト
現象は発生しない。そこで光の吸収が増大しない範囲の
導電性材料と、絶縁性材料を合成してなる材料でバッフ
ァ層を形成することによって、光の損失を増大させるこ
となくDCドリフト現象の発生を抑制することが可能に
なり、導波路型光スイッチの信頼性を一層向上させるこ
とができる。
以下添付図により本発明の実施例について説明する。第
1図は本発明になる導波路型光スイッチの一実施例を示
す平面図であり、第2図と同じ対象物は同一記号で表し
ている。
1図は本発明になる導波路型光スイッチの一実施例を示
す平面図であり、第2図と同じ対象物は同一記号で表し
ている。
図においてLiNbO3からなる電気光学基板1の片面に、Ti
を拡散せしめてX字状に交叉する光導波路2を形成し、
光導波路2に近接させて電極3a、3bを設けている。そし
て光の吸収を増大させない程度の導電性材料(SnO2)
と、絶縁性材料(SiO2)を合成してなる材料から形成さ
れた、バッファ層5を電気光学基板1と電極3aの間、お
よび電気光学基板1と電極3bの間のにそれぞれに介在さ
せている。
を拡散せしめてX字状に交叉する光導波路2を形成し、
光導波路2に近接させて電極3a、3bを設けている。そし
て光の吸収を増大させない程度の導電性材料(SnO2)
と、絶縁性材料(SiO2)を合成してなる材料から形成さ
れた、バッファ層5を電気光学基板1と電極3aの間、お
よび電気光学基板1と電極3bの間のにそれぞれに介在さ
せている。
このように光の吸収が増大しない範囲の導電性材料と、
絶縁性材料を合成してなる材料でバッファ層を形成する
ことによって、光の損失を増大させることなくDCドリ
フト現象の発生を抑制することが可能になり、導波路型
光スイッチの信頼性を一層向上させることができる。
絶縁性材料を合成してなる材料でバッファ層を形成する
ことによって、光の損失を増大させることなくDCドリ
フト現象の発生を抑制することが可能になり、導波路型
光スイッチの信頼性を一層向上させることができる。
上述の如く本発明によれば量産性に富み一層信頼性が向
上した導波路型光スイッチを提供することができる。
上した導波路型光スイッチを提供することができる。
第1図は本発明になる導波路型光スイッチの一実施例を
示す平面図、 第2図は導波路型光スイッチの従来例を示す平面図、 である。図において 1は電気光学基板、 2は光導波路、 3a、3bは電極、 5はバッファ層、 をそれぞれ表す。
示す平面図、 第2図は導波路型光スイッチの従来例を示す平面図、 である。図において 1は電気光学基板、 2は光導波路、 3a、3bは電極、 5はバッファ層、 をそれぞれ表す。
Claims (1)
- 【請求項1】電気光学基板に形成された光導波路と、該
光導波路に近接して設けられた複数個の電極と、該電気
光学基板とそれぞれの該電極との間に介在せしめるバッ
ファ層からなり、導電性材料と絶縁性材料を合成してな
る材料で該バッファ層を形成したことを特徴とする導波
路型光スイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3797885A JPH063507B2 (ja) | 1985-02-27 | 1985-02-27 | 導波路型光スイツチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3797885A JPH063507B2 (ja) | 1985-02-27 | 1985-02-27 | 導波路型光スイツチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61198133A JPS61198133A (ja) | 1986-09-02 |
JPH063507B2 true JPH063507B2 (ja) | 1994-01-12 |
Family
ID=12512654
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3797885A Expired - Fee Related JPH063507B2 (ja) | 1985-02-27 | 1985-02-27 | 導波路型光スイツチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH063507B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6373162A (ja) * | 1986-09-16 | 1988-04-02 | Nec Corp | 導波型光・音響スペクトラムアナライザの製造方法 |
US5653181A (en) * | 1991-08-26 | 1997-08-05 | Westinghouse Electric Corporation | Separation of particulate from flue gas of fossil fuel combustion and gasification |
US5404412A (en) * | 1991-12-27 | 1995-04-04 | Fujitsu Limited | Optical waveguide device |
JP2001174765A (ja) | 1999-12-15 | 2001-06-29 | Ngk Insulators Ltd | 進行波形光変調器 |
BRPI0721900B1 (pt) | 2007-08-14 | 2018-04-17 | Selex Sistemi Integrati S.P.A. | Chave óptica digital com tempo rápido de resposta e com baixa tensão de chaveamento. |
-
1985
- 1985-02-27 JP JP3797885A patent/JPH063507B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61198133A (ja) | 1986-09-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |