JPH06350530A - 光通信システム - Google Patents
光通信システムInfo
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- JPH06350530A JPH06350530A JP5132018A JP13201893A JPH06350530A JP H06350530 A JPH06350530 A JP H06350530A JP 5132018 A JP5132018 A JP 5132018A JP 13201893 A JP13201893 A JP 13201893A JP H06350530 A JPH06350530 A JP H06350530A
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- JP
- Japan
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- light
- wavelength
- optical
- optical fiber
- line
- Prior art date
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Links
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- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 10
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- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 10
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- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
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Landscapes
- Optical Communication System (AREA)
- Optical Filters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 OTDRを組込んだときに、光ファイバ線路
における個々の障害点を特定することができる光通信シ
ステムを提供する。 【構成】 この光通信システムでは、光通信端末Aと、
光通信端末Aに接続される光ファイバ線路l0 と、光フ
ァイバ線路l0 に接続され、N本の分岐を有する光分岐
結合器Bと、光分岐結合器の各分岐にそれぞれ接続され
る光ファイバ線路li (i=1,2,…N)と、前記光
ファイバ線路lにそれぞれ接続される光通信端末C
i (i=1,2,…N)とを備えている光通信システム
において、光ファイバ線路lのそれぞれには、波長λi
(i=1,2,…N)の光は反射し、かつ、波長λ0 と
波長λj (j=1,2,…N、ただしj≠i)の光は透
過する光部品Di (i=1,2,…N)が配置されてい
る。
における個々の障害点を特定することができる光通信シ
ステムを提供する。 【構成】 この光通信システムでは、光通信端末Aと、
光通信端末Aに接続される光ファイバ線路l0 と、光フ
ァイバ線路l0 に接続され、N本の分岐を有する光分岐
結合器Bと、光分岐結合器の各分岐にそれぞれ接続され
る光ファイバ線路li (i=1,2,…N)と、前記光
ファイバ線路lにそれぞれ接続される光通信端末C
i (i=1,2,…N)とを備えている光通信システム
において、光ファイバ線路lのそれぞれには、波長λi
(i=1,2,…N)の光は反射し、かつ、波長λ0 と
波長λj (j=1,2,…N、ただしj≠i)の光は透
過する光部品Di (i=1,2,…N)が配置されてい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光通信システムに関し、
更に詳しくは、システム加入者が使用しているそれぞれ
の光線路の障害を全ての光線路について監視することが
できる光通信システムに関する。
更に詳しくは、システム加入者が使用しているそれぞれ
の光線路の障害を全ての光線路について監視することが
できる光通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、図4で示すようなPDS(Passiv
e Duble Star) と呼ばれる光通信システムは、システム
加入者にとって経済的負担が少なくなるものとして有望
視されている。このシステムでは、まず、局に光通信端
末Aが設置され、局外に光ファイバ線路l0 が敷設され
て光通信端末Aは光分岐結合器Bと接続されている。
e Duble Star) と呼ばれる光通信システムは、システム
加入者にとって経済的負担が少なくなるものとして有望
視されている。このシステムでは、まず、局に光通信端
末Aが設置され、局外に光ファイバ線路l0 が敷設され
て光通信端末Aは光分岐結合器Bと接続されている。
【0003】この光分岐結合器Bは、通常、8本,16
本,32本など複数本(N本とする)の分岐を有してい
る。そして、1番目の分岐1には光ファイバ線路l
1 が、2番目の分岐2には光ファイバ線路l2 がという
ように、一般にi番目の分岐iには光ファイバ線路li
がN本接続されている。それぞれの光ファイバ線路
l1 ,l2 ,……li ,……lN には、システム加入者
が保有する光通信端末C1 ,C2 ,……Ci ,……CN
がそれぞれ接続されている。
本,32本など複数本(N本とする)の分岐を有してい
る。そして、1番目の分岐1には光ファイバ線路l
1 が、2番目の分岐2には光ファイバ線路l2 がという
ように、一般にi番目の分岐iには光ファイバ線路li
がN本接続されている。それぞれの光ファイバ線路
l1 ,l2 ,……li ,……lN には、システム加入者
が保有する光通信端末C1 ,C2 ,……Ci ,……CN
がそれぞれ接続されている。
【0004】このシステムにおいては、局の光通信端末
Aから発信され、波長がλ0 である通信用の光は光ファ
イバ線路l0 を伝搬して光分岐結合器Bに入力され、こ
こでN本の分岐に分配され、各分配された通信用の光
は、光ファイバ線路li (i=1,2,……N)を伝搬
して、各システム加入者のそれぞれの光通信端末C
i (i=1,2,……N)で受信される。
Aから発信され、波長がλ0 である通信用の光は光ファ
イバ線路l0 を伝搬して光分岐結合器Bに入力され、こ
こでN本の分岐に分配され、各分配された通信用の光
は、光ファイバ線路li (i=1,2,……N)を伝搬
して、各システム加入者のそれぞれの光通信端末C
i (i=1,2,……N)で受信される。
【0005】このシステムの場合、システム加入者が保
有する光通信端末Ci 、および光分岐結合器Bまでの光
ファイバ線路li の設備費は、当然のこととして、個々
の加入者によって負担される。しかし、局から光分岐結
合器Bまでの光ファイバ線路l0 は、システム加入者全
員で共有されることになるので、加入者1人当たりの負
担は軽減されることになる。
有する光通信端末Ci 、および光分岐結合器Bまでの光
ファイバ線路li の設備費は、当然のこととして、個々
の加入者によって負担される。しかし、局から光分岐結
合器Bまでの光ファイバ線路l0 は、システム加入者全
員で共有されることになるので、加入者1人当たりの負
担は軽減されることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現在実用化
されている既存の光線路監視システムにおいては、通
常、試験装置としてOTDRが組込まれている。このO
TDRは、敷設されている光ファイバ線路の全長に亘っ
て観測される微弱な反射光を光の伝搬時間の関数として
測定する装置である。観測される反射光レベルは光損失
に規定され、また伝搬時間は光ファイバ線路の長手方向
における位置で規定されるので、結局、このOTDRで
は、例えば破断などに起因する光損失を位置の関数とし
て測定することができる。
されている既存の光線路監視システムにおいては、通
常、試験装置としてOTDRが組込まれている。このO
TDRは、敷設されている光ファイバ線路の全長に亘っ
て観測される微弱な反射光を光の伝搬時間の関数として
測定する装置である。観測される反射光レベルは光損失
に規定され、また伝搬時間は光ファイバ線路の長手方向
における位置で規定されるので、結局、このOTDRで
は、例えば破断などに起因する光損失を位置の関数とし
て測定することができる。
【0007】このOTDRを組込んだ光線路監視システ
ムにおいては、光ファイバ線路の敷設後に定期的に光フ
ァイバ損失の長手方向分布を測定し、その測定データを
敷設前におけるデータと比較することにより、障害発生
に基づく損失変化とその障害点の位置が特定される。し
かしながら、上記OTDRを図4で示したシステムに適
用すると、次のような不都合が生ずる。
ムにおいては、光ファイバ線路の敷設後に定期的に光フ
ァイバ損失の長手方向分布を測定し、その測定データを
敷設前におけるデータと比較することにより、障害発生
に基づく損失変化とその障害点の位置が特定される。し
かしながら、上記OTDRを図4で示したシステムに適
用すると、次のような不都合が生ずる。
【0008】すなわち、図4のシステムにOTDRを組
込む場合、OTDRの設置個所は局になる。したがっ
て、局に設置されたOTDRには、全ての光ファイバ線
路liからの反射光が一括して入射することになる。そ
のため、光分岐結合器Bよりも下流側のある加入者側で
障害が起こった場合、その障害点からの反射光と、障害
が発生していない光線路からの反射光とが一緒になって
OTDRに入射するので、どの光線路の障害であるかを
特定することができなくなる。
込む場合、OTDRの設置個所は局になる。したがっ
て、局に設置されたOTDRには、全ての光ファイバ線
路liからの反射光が一括して入射することになる。そ
のため、光分岐結合器Bよりも下流側のある加入者側で
障害が起こった場合、その障害点からの反射光と、障害
が発生していない光線路からの反射光とが一緒になって
OTDRに入射するので、どの光線路の障害であるかを
特定することができなくなる。
【0009】また、障害に基づく損失変化は1/光ファ
イバ線路の本数(N)と小さくなり、その検出は非常に
困難であるという問題も生ずる。本発明は、図4で示し
たPDSシステムにOTDRを組込んだときの上記した
問題を解決し、システム加入者側の光ファイバ線路のど
れかで障害が発生したとしても、その障害点を特定する
ことができる光通信システムの提供を目的とする。
イバ線路の本数(N)と小さくなり、その検出は非常に
困難であるという問題も生ずる。本発明は、図4で示し
たPDSシステムにOTDRを組込んだときの上記した
問題を解決し、システム加入者側の光ファイバ線路のど
れかで障害が発生したとしても、その障害点を特定する
ことができる光通信システムの提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、光通信端末Aと、前記光通
信端末Aに接続される光ファイバ線路l0 と、前記光フ
ァイバ線路l0 に接続され、複数本の分岐を有する光分
岐結合器Bと、前記光分岐結合器の各分岐にそれぞれ接
続される光ファイバ線路lと、前記光ファイバ線路lに
それぞれ接続される光通信端末Cとを備えている光通信
システムにおいて、前記光ファイバ線路lのそれぞれに
は、波長λi (i=1,2,…N)の光は反射し、か
つ、波長λ 0 および波長λj (j=1,2,…N、ただ
し、j≠i)の光は透過する光部品Dが配置されている
ことを特徴とする光通信システムが提供される。
ために、本発明においては、光通信端末Aと、前記光通
信端末Aに接続される光ファイバ線路l0 と、前記光フ
ァイバ線路l0 に接続され、複数本の分岐を有する光分
岐結合器Bと、前記光分岐結合器の各分岐にそれぞれ接
続される光ファイバ線路lと、前記光ファイバ線路lに
それぞれ接続される光通信端末Cとを備えている光通信
システムにおいて、前記光ファイバ線路lのそれぞれに
は、波長λi (i=1,2,…N)の光は反射し、か
つ、波長λ 0 および波長λj (j=1,2,…N、ただ
し、j≠i)の光は透過する光部品Dが配置されている
ことを特徴とする光通信システムが提供される。
【0011】本発明の光通信システムの概略を図1に示
す。図1から明らかなように、本発明の光通信システム
は、図4で示したPDSシステムにおいて、システム加
入者の光通信端末C1 ,C2 ,……Ci ,……CN と接
続しているそれぞれの光ファイバ線路l1 ,l2 ,……
li ,……lN に後述する光部品D1 ,D2 ,……
D i ,……DN を配置したことを特徴とする。
す。図1から明らかなように、本発明の光通信システム
は、図4で示したPDSシステムにおいて、システム加
入者の光通信端末C1 ,C2 ,……Ci ,……CN と接
続しているそれぞれの光ファイバ線路l1 ,l2 ,……
li ,……lN に後述する光部品D1 ,D2 ,……
D i ,……DN を配置したことを特徴とする。
【0012】この光部品D1 ,D2 ,……Di ,……D
N は、いずれも波長λi である試験用の光は反射する
が、しかし、波長λi 以外の試験用の光と波長λ0 の通
信用の光は通過するものであり、具体的には、誘電体多
層薄膜から成るフィルタ部品である。
N は、いずれも波長λi である試験用の光は反射する
が、しかし、波長λi 以外の試験用の光と波長λ0 の通
信用の光は通過するものであり、具体的には、誘電体多
層薄膜から成るフィルタ部品である。
【0013】
【作用】この光通信システムにおいては、光ファイバ線
路l1 には波長λ0 の光と波長λ1 の光が入射され、光
ファイバ線路l2 には波長λ0 の光と波長λ2 の光が入
射されるというように、一般には、i番目の光ファイバ
線路li には波長λ0 の光と波長λi の光が入射され、
j番目の光ファイバ線路lj には波長λ0 の光と波長λ
j の光が入射され、最後の光ファイバ線路lN には波長
λ0 の光と波長λ N の光が入射される。ここで、波長λ
0 の光は通信用の光であり、波長λ1 ,λ 2 ,……
λi ,……λj ,……λN の光は障害を探索するための
モニター光である。そして波長λ1 ,λ2 ,……λi ,
……λj ,……λN はいずれも相互に異なる値になって
いる。すなわち、λi ≠λj である。
路l1 には波長λ0 の光と波長λ1 の光が入射され、光
ファイバ線路l2 には波長λ0 の光と波長λ2 の光が入
射されるというように、一般には、i番目の光ファイバ
線路li には波長λ0 の光と波長λi の光が入射され、
j番目の光ファイバ線路lj には波長λ0 の光と波長λ
j の光が入射され、最後の光ファイバ線路lN には波長
λ0 の光と波長λ N の光が入射される。ここで、波長λ
0 の光は通信用の光であり、波長λ1 ,λ 2 ,……
λi ,……λj ,……λN の光は障害を探索するための
モニター光である。そして波長λ1 ,λ2 ,……λi ,
……λj ,……λN はいずれも相互に異なる値になって
いる。すなわち、λi ≠λj である。
【0014】したがって、今、局に設置したOTDRを
稼動するに際し、その試験波長を上記した波長を包含す
る範囲で走査すると、それぞれの光ファイバ線路l1 ,
l2,……li ,……lN からは、それら光ファイバ線
路に配置されている光部品D 1 ,D2 ,……Di ,……
DN で反射した波長λ1 ,λ2 ,……λi ,……λNの
反射光のみを受光することができる。
稼動するに際し、その試験波長を上記した波長を包含す
る範囲で走査すると、それぞれの光ファイバ線路l1 ,
l2,……li ,……lN からは、それら光ファイバ線
路に配置されている光部品D 1 ,D2 ,……Di ,……
DN で反射した波長λ1 ,λ2 ,……λi ,……λNの
反射光のみを受光することができる。
【0015】したがって、例えば、光ファイバ線路l1
に障害点が存在しているとすると、OTDRは、波長λ
1 の反射光の損失変化を観測するので、障害点の特定は
可能になる。
に障害点が存在しているとすると、OTDRは、波長λ
1 の反射光の損失変化を観測するので、障害点の特定は
可能になる。
【0016】
【実施例】図1のシステムにおいて、光通信端末Aとし
て波長λ0 :1.3μmの光を送信する単一モード光ファ
イバ送信器を設置し、これに光ファイバ線路l0 として
波長λ0 :1.3μmの光を伝搬させる単一モード光ファ
イバを接続した。この単一モード光ファイバl0 に、1
入力・8分岐の光分岐結合器Bを接続し、各分岐には波
長λ0 :1.3μmの光を伝搬させる単一モード光ファイ
バl1 ,l2 ,……l8 をそれぞれ接続した。
て波長λ0 :1.3μmの光を送信する単一モード光ファ
イバ送信器を設置し、これに光ファイバ線路l0 として
波長λ0 :1.3μmの光を伝搬させる単一モード光ファ
イバを接続した。この単一モード光ファイバl0 に、1
入力・8分岐の光分岐結合器Bを接続し、各分岐には波
長λ0 :1.3μmの光を伝搬させる単一モード光ファイ
バl1 ,l2 ,……l8 をそれぞれ接続した。
【0017】ついで、図2で示したような光部品D
i (i=1,2,3,……8)を用意した。この光部品
Di は、例えば、Si単結晶基板の上に、火炎堆積法と
ホトリソグラフィーにより形成した石英ガラスのクラッ
ド1の中に、同じく石英ガラスから成り、路幅8μm,
路高8μmで、比屈折率差Δ:0.3%の直線導波路2を
埋込み、その直線導波路2の長手方向に直交して誘電体
多層薄膜構造の帯域通過型フィルタ3を配置したもので
ある。
i (i=1,2,3,……8)を用意した。この光部品
Di は、例えば、Si単結晶基板の上に、火炎堆積法と
ホトリソグラフィーにより形成した石英ガラスのクラッ
ド1の中に、同じく石英ガラスから成り、路幅8μm,
路高8μmで、比屈折率差Δ:0.3%の直線導波路2を
埋込み、その直線導波路2の長手方向に直交して誘電体
多層薄膜構造の帯域通過型フィルタ3を配置したもので
ある。
【0018】このフィルタ3は、波長λi (i=1,
2,……8)の光は透過するが、しかし、波長λ0 (1.
3μm)と波長λj (j=1,2,……8、ただし、j
≠i)の光は通過するように製造されている。この光部
品Di の一方の端面には単一モード光ファイバli が直
線導波路2と光軸を一致させて接続され、他方の端面に
は、同じく波長λ0 :1.3μmの光を伝搬させる単一モ
ード光ファイバl'i が直線導波路2と光軸を一致させて
接続されている。
2,……8)の光は透過するが、しかし、波長λ0 (1.
3μm)と波長λj (j=1,2,……8、ただし、j
≠i)の光は通過するように製造されている。この光部
品Di の一方の端面には単一モード光ファイバli が直
線導波路2と光軸を一致させて接続され、他方の端面に
は、同じく波長λ0 :1.3μmの光を伝搬させる単一モ
ード光ファイバl'i が直線導波路2と光軸を一致させて
接続されている。
【0019】そして、各単一モード光ファイバl'1 ,l'
2 ,……l'i ,……l'N には、それぞれ、波長λ0 :1.
3μmの光を受信する単一モード光ファイバ受信器
C1 ,C 2 ,……Ci ,……CN を接続して本発明の光
通信システムにした。このシステムにおいて、局にOT
DRを設置し、その試験波長として波長λ0とλ1 ,λ
2 ,λ3 ,λ4 ,λ5 ,λ6 ,λ7 ,λ8 をカバーする
範囲で走査すると、OTDRの表示波形は図3で示すよ
うなパターンになった。
2 ,……l'i ,……l'N には、それぞれ、波長λ0 :1.
3μmの光を受信する単一モード光ファイバ受信器
C1 ,C 2 ,……Ci ,……CN を接続して本発明の光
通信システムにした。このシステムにおいて、局にOT
DRを設置し、その試験波長として波長λ0とλ1 ,λ
2 ,λ3 ,λ4 ,λ5 ,λ6 ,λ7 ,λ8 をカバーする
範囲で走査すると、OTDRの表示波形は図3で示すよ
うなパターンになった。
【0020】すなわち、光線路の長手方向において、O
点から光分岐結合器Bが設置されている位置のb点まで
の損失分布は単一モード光ファイバl0 の反射光に基づ
くものであり、また、b点から光部品Di (i=1,
2,3,……8)が設置されている位置のd点までの損
失分布は、全ての単一モード光ファイバli (i=1,
2,3,……8)の反射光に基づくものである。そし
て、d点より右側の位置における損失分布は、単一モー
ド光ファイバl1 ,l2 ,……l8 の中から選択された
単一モード光ファイバからの反射光に基づくものであ
る。
点から光分岐結合器Bが設置されている位置のb点まで
の損失分布は単一モード光ファイバl0 の反射光に基づ
くものであり、また、b点から光部品Di (i=1,
2,3,……8)が設置されている位置のd点までの損
失分布は、全ての単一モード光ファイバli (i=1,
2,3,……8)の反射光に基づくものである。そし
て、d点より右側の位置における損失分布は、単一モー
ド光ファイバl1 ,l2 ,……l8 の中から選択された
単一モード光ファイバからの反射光に基づくものであ
る。
【0021】したがって、この表示波形の変化を観察す
ることにより、どの位置で障害が生じたかを特定するこ
とができる。
ることにより、どの位置で障害が生じたかを特定するこ
とができる。
【0022】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
光通信システムにおいては、このシステムにOTDRを
組込んでも、光分岐結合器からシステム加入者の光通信
端末との間を結ぶ複数本の光ファイバ線路の障害点を特
定することができる。これは、システム加入者の光通信
端末と光分岐結合器を結ぶ光ファイバ線路のそれぞれ
に、試験用の1波長の光は反射するが、しかしその他の
試験用の光と通信用の光は透過する光部品を配置したこ
とがもたらす効果である。
光通信システムにおいては、このシステムにOTDRを
組込んでも、光分岐結合器からシステム加入者の光通信
端末との間を結ぶ複数本の光ファイバ線路の障害点を特
定することができる。これは、システム加入者の光通信
端末と光分岐結合器を結ぶ光ファイバ線路のそれぞれ
に、試験用の1波長の光は反射するが、しかしその他の
試験用の光と通信用の光は透過する光部品を配置したこ
とがもたらす効果である。
【図1】本発明の光通信システム例を示す概略図でる。
【図2】本発明のシステムに組込む光部品例を示す平面
図でる。
図でる。
【図3】本発明のシステムに組込んだOTDRの表示波
形例を示すグラフである。
形例を示すグラフである。
【図4】従来の光通信システム例を示す概略図である。
【符号の説明】 A 光通信端末 B 光分岐結合器 C1 ,Ci ,CN システム加入者の光通信端末 D1 ,Di ,DN 光部品 l0 光ファイバ線路 l1 ,l'1 ,li ,l'i ,lN ,l'N 光ファイバ線路 1 石英クラッド 2 石英の直線導波路 3 帯域通過型フィルタ
Claims (1)
- 【請求項1】 光通信端末Aと、前記光通信端末Aに接
続される光ファイバ線路l0 と、前記光ファイバ線路l
0 に接続され、N本の分岐を有する光分岐結合器Bと、
前記光分岐結合器の各分岐にそれぞれ接続される光ファ
イバ線路lと、前記光ファイバ線路lにそれぞれ接続さ
れる光通信端末Cとを備えている光通信システムにおい
て、前記光ファイバ線路lのそれぞれには、波長λ
i (iはNまでの整数)の光は反射し、かつ、波長λ0
および波長λj (jはNまでの整数、ただし、j≠i)
の光は透過する光部品Dが配置されていることを特徴と
する光通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5132018A JPH06350530A (ja) | 1993-06-02 | 1993-06-02 | 光通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5132018A JPH06350530A (ja) | 1993-06-02 | 1993-06-02 | 光通信システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06350530A true JPH06350530A (ja) | 1994-12-22 |
Family
ID=15071604
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5132018A Pending JPH06350530A (ja) | 1993-06-02 | 1993-06-02 | 光通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06350530A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999042803A1 (fr) * | 1998-02-23 | 1999-08-26 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Systeme et procede pour le controle de ligne de derivation |
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