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JPH06348134A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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Publication number
JPH06348134A
JPH06348134A JP5137620A JP13762093A JPH06348134A JP H06348134 A JPH06348134 A JP H06348134A JP 5137620 A JP5137620 A JP 5137620A JP 13762093 A JP13762093 A JP 13762093A JP H06348134 A JPH06348134 A JP H06348134A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
developing tank
toner
carrier
developing
Prior art date
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Granted
Application number
JP5137620A
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English (en)
Other versions
JP2986001B2 (ja
Inventor
Atsushi Ueda
篤 上田
康博 ▲高▼井
Yasuhiro Takai
Hirokazu Tanaka
宏和 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP5137620A priority Critical patent/JP2986001B2/ja
Priority to US08/125,317 priority patent/US5548385A/en
Priority to EP94102832A priority patent/EP0613064B1/en
Priority to DE69417788T priority patent/DE69417788T2/de
Publication of JPH06348134A publication Critical patent/JPH06348134A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2986001B2 publication Critical patent/JP2986001B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
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  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 現像槽16内のトナーおよびキャリアからな
る劣化現像剤を逐次置換するため、キャリアを含有する
キャリア現像剤をキャリア現像剤収納室20bから補給
する一方、補給量に見合う量の現像剤を排出開口26か
ら排出する現像装置。現像槽16内の現像剤量を検出
し、現像剤量と透磁率センサ値の関係に基づくトナー濃
度センサ25の適正な値により、トナー濃度を制御す
る。 【効果】 現像槽16内の現像剤量が変化しても、常に
適正なトナー濃度に設定することが可能となり、良好な
画質を維持できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機等の電子写真装
置における感光体表面の静電潜像を可視化するため、ト
ナーおよびキャリアからなる二成分現像剤を収納してト
ナーを上記感光体表面に供給する現像装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】例えば乾式複写機等においては、キャリ
アとトナーとからなる二成分現像剤で感光体表面の静電
潜像の可視化(現像)を行なう現像装置が多用されてい
る。このような現像装置において、トナーは現像動作に
よって消費されていく一方、キャリアは消費されずに現
像装置内に残る。従って、現像装置内でトナーと共に攪
拌されるキャリアは攪拌頻度が多くなるにつれて、表面
の樹脂コート層の剥がれや表面のトナーの粘着といった
事態が生じて劣化し、現像剤の帯電性能が徐々に低下す
る。
【0003】そこで、現像動作によって消費されるトナ
ーの補給とは別に、現像装置内にキャリアも少量ずつ補
給して、帯電性能の低下を抑制できるようにした装置
が、例えば特公平2−21591号公報に開示されてい
る。その装置においては、キャリアの補給によって過剰
となった現像槽内の現像剤は、現像槽壁面に設けられて
いる現像槽溢出口からオーバーフローして排出され、現
像剤回収容器に回収される。このような補給・排出が逐
次繰り返されることによって、現像槽内の劣化現像剤は
新たに供給されるトナーおよびキャリアに置換されてい
き、これによって、帯電性能を維持し、複写画質の低下
を抑えるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
にキャリアを徐々に補給しかつ排出する現像装置におい
ては、現像槽内の現像剤量が変動しやすく、このために
トナー濃度の制御が不正確となり良好な画質を維持でき
ない虞がある。
【0005】即ち、現像装置において、トナーの補給は
例えば透磁率センサからなるトナー濃度センサによる現
像槽内のトナー濃度の検出に基づいて行なわれている。
また、キャリアの補給及び排出が行なわれない現像装置
において、現像槽内における現像剤量の変動は、トナー
量の変化のみであるから、小さいものである。従って、
トナー濃度センサを現像剤と単に接する位置に設けてお
けば、トナー濃度を適正に制御し得るものであった。
【0006】これに対し、キャリアを徐々に補給し排出
する現像装置において、現像槽内現像剤量の変動は、上
記の補給・排出を行なわない現像装置と比較して、キャ
リアの補給直後と現像剤の排出直後とで大きいものとな
る。特に、この現像装置を備えた複写機が容易に移動可
能な小型のパーソナル機等である場合、移動時における
衝撃、および傾きによって現像剤溢出口から一度に多量
の現像剤が排出されることがあるため、現像剤量の変動
は顕著なものとなる。
【0007】従って、現像槽内の現像剤量がばらつき常
時一定とはならないために、現像槽内に設けられた透磁
率センサによるトナー濃度の制御が不可能になるという
問題点を有している。
【0008】本発明は、透磁率センサの値と現像剤量と
の関係に基づいて、現像剤量を測定することによりトナ
ー濃度を制御することのできる現像装置を提供すること
を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の現像装置は、トナーおよびキャリアから成る
現像剤を収納する現像槽に、現像剤を攪拌する攪拌ロー
ラおよび現像剤を感光体に供給する現像ローラが各々回
転自在に設けられ、現像槽内に現像槽内のトナー濃度を
検出するトナー濃度センサが設けられ、更に現像槽に形
成された排出部に連通して、排出された現像剤を収納す
る現像剤回収部が設けられると共に、キャリアを含有す
るキャリア現像剤がキャリア補給部から現像槽に逐次補
給され、所定のトナー濃度に基づいてトナー補給部から
現像槽内にトナーが補給される一方、上記排出部から現
像槽内の現像剤が排出される現像装置において、以下の
手段を講じている。
【0010】すなわち、上記現像槽内の現像剤量を検出
するための現像剤量検出手段と、検出された現像剤量か
ら適正なトナー濃度センサの値を算出するためのセンサ
値算出手段と、算出されたトナー濃度センサの値と上記
トナー濃度センサの値とにより現像槽内のトナー濃度を
制御する制御手段とを備えている。
【0011】上記現像剤量検出手段は、透磁率センサ
と、透磁率センサの値から現像剤回収部内の現像剤量を
検出する回収部現像剤量検出手段と、現像剤回収部内の
現像剤量から現像槽内の現像剤量を算出する現像剤量算
出手段とを含んでいてもよい。
【0012】また、上記現像剤量検出手段は、現像槽内
に上下方向に連続して設けられた複数の光センサを含ん
でいてもよい。
【0013】
【作用】上記の構成により、まず現像槽内の現像剤量が
現像剤量検出手段により検出される。次にセンサ値算出
手段により、得られた現像槽内の現像剤量から現像槽内
の適正なトナー濃度センサの値が算出される。そして、
算出されたセンサ値と実際のトナー濃度センサの値との
差に応じて、トナー補給部から現像槽内にトナーが補給
されてトナー濃度が制御される。
【0014】上記現像剤量検出手段が、透磁率センサ
と、回収部現像剤量検出手段と現像剤量算出手段とを含
んでいる場合は、透磁率センサの値から透磁率センサ値
と現像剤量との関係により現像剤回収部内の現像剤量が
定まり、この回収部内現像剤量を用いて現像槽内の現像
剤量が算出される。
【0015】また、上記現像剤量検出手段が、現像槽内
に上下方向に連続して設けられた複数の光センサを含ん
でいる場合は、複数の光センサの連続したON又はOF
Fが変化する位置に設けられた光センサを特定すること
により、現像剤の高さ、即ち現像剤量が検出される。
【0016】
【実施例】
〔実施例1〕本発明の一実施例を図1ないし図9に基づ
いて説明すれば、以下の通りである。
【0017】図2に示すように、本発明を適用して構成
された複写機には、上面部に原稿載置台1が設けられ、
この原稿載置台1の下に露光光学系2が配設されてい
る。この露光光学系2は、原稿載置台1上に載置された
原稿(図示せず)に光を照射しながら走査する光源ラン
プ3,原稿からの反射光を感光体4に導く複数の反射鏡
5…、及び反射光の光路中に配されたレンズユニット6
からなっている。
【0018】感光体4の外周には、その表面を所定電位
に帯電させる帯電チャージャ7、像間イレーサ(図示せ
ず)、感光体4の表面に形成された静電潜像を現像する
現像装置8、感光体4の表面のトナー像を用紙に転写さ
せる転写チャージャ9、感光体4表面の残留トナーを回
収するクリーニング装置10及び除電装置(図示せず)
等が設けられている。また、感光体4に対する入紙側に
は、用紙を所定のタイミングで供給するタイミングロー
ラ11、搬送ローラ12、給紙カセット13および給紙
ローラ14が設けられる一方、感光体4に対する出紙側
には、用紙上に転写されたトナー像を用紙に定着させる
定着装置15が設けられている。
【0019】図1に示すように、上記現像装置8は容器
状の現像槽16を有し、この現像槽16の内部には、マ
グネットローラよりなる現像ローラ17と、攪拌ローラ
18とが回転自在に配設されている。この現像槽16内
に収容されている現像剤はキャリアとトナーからなり、
磁性体からなるキャリアは、表面にトナーの粘着を抑制
する樹脂コート層を有している。このキャリアとトナー
とが攪拌ローラ18によって攪拌されると、トナーは摩
擦帯電する。現像ローラ17は、キャリアを磁力によっ
て吸着し、磁気ブラシを形成させて搬送することによ
り、キャリアにクーロン力によって付着したトナーが感
光体4に供給され、感光体4の静電潜像に吸着されて、
現像が行なわれる。なお、上記の磁気ブラシの穂立ちの
高さはドクタ19にて規制されるようになっている。
【0020】現像槽16の上壁部16aには現像剤の補
給用開口が形成され、この補給用開口に、現像剤供給ユ
ニット20が上方から嵌着されている。この現像剤供給
ユニット20は、内部がトナー収納室20a(トナー補
給部)とキャリア現像剤収納室20b(キャリア補給
部)との二室に仕切られている。一方のトナー収納室2
0aにはトナーが収納されており、他方のキャリア現像
剤収納室20bにはキャリアのみからなる現像剤、若し
くはキャリアにトナーが所定比率で混合された現像剤
(以下、キャリア現像剤と称する)が収納されている。
【0021】各収納室20a・20bの底部には、トナ
ー補給ローラ21とキャリア現像剤補給ローラ22とが
それぞれ設けられており、トナー補給ローラ21が回転
駆動されることによって、トナー収納室20a内のトナ
ーが、また、キャリア現像剤補給ローラ22が回転駆動
することによって、キャリア現像剤収納室20b内のキ
ャリア現像剤が、各ローラ21・22の駆動時間に応じ
た量だけそれぞれ流下して現像槽16内へと供給され
る。
【0022】一方、現像槽16の側壁部16bには、側
面が開口した容器状の回収容器23(現像剤回収部)が
着脱自在に取り付けられている。そして、上記側壁部1
6bに、現像槽16内を回収容器23内に左右に連通さ
せる排出開口26(排出部)が形成されている。また、
現像槽16の底壁部16dの排出開口26側には回収容
器23を支持するための受け部16cが形成されてい
る。この受け部16cには、回収容器23内の現像剤量
を感知する透磁率センサ24が配設されている。
【0023】図3及び図4に示すように、回収容器23
には側壁に現像槽16の排出開口26と連通する回収用
開口部27が設けられ、この開口部27の下部には、排
出される現像剤がこぼれないようにするための突起部2
7aが設けられている。また、回収容器23の底部に
は、回収容器23を現像槽底壁部16dに形成された凸
部16eに嵌挿するための凹部23aが形成されてい
る。現像槽底壁部16dには透磁率センサ24が装着さ
れるための穴部28が形成されている。透磁率センサ2
4はキャリアの透磁率を測定するものであるので、現像
剤に接触する必要はなく、上記のように回収容器23に
密着する構成であればよい。
【0024】回収容器23を現像槽16へ取り付けるに
は、回収容器23の凹部23aを現像槽16の凸部16
eに合わせ、A方向に回収容器23をスライドさせる。
これにより、突起部27aが排出開口26の周囲に形成
された突出部26aの下方に接するように装着され、回
収容器23の回収用開口部27と現像槽16の排出開口
26が水平に連結する。
【0025】次に、上記構成の複写機におけるコピー動
作について説明する。
【0026】電源スイッチ(図示せず)がONされる
と、まずウォーミングアップ処理が行なわれる。これが
完了した後に後述するコピースタートスイッチ31がO
Nされると、露光光学系2の光源ランプ3によって原稿
載置台1上に載置された原稿が走査される。このときの
原稿からの反射光が反射鏡5…およびレンズユニット6
を介して感光体4に照射され、帯電チャージャ7にて所
定電位に帯電されている感光体4の表面に静電潜像が形
成される。次いで、この静電潜像は現像装置8から供給
されるトナーによって現像される。感光体4表面のトナ
ー像は転写チャージャ9により給紙カセット13から供
給される用紙に転写され、定着装置15にて用紙上に熱
定着される。これにより、用紙上に原稿画像に対応した
コピー画像が形成される。
【0027】このような一連の複写動作を制御するため
に、図5に示すように、マイクロコンピュータからなる
制御装置32が本複写機に設けられており、この制御装
置32に、上記コピースタートスイッチ31のON操作
信号が入力されるようになっている。また、複写動作の
累積回数をカウントする複写カウンタ33がさらに設け
られ、このカウント値(以下、コピーカウント値と称す
る)nも上記制御装置32に入力されるようになってい
る。
【0028】上記のような複写動作が繰り返されると、
現像装置8の現像槽16内に収納されている現像剤中の
トナーは徐々に消費され、キャリアに対するトナーの比
率、すなわちトナー濃度が低下していく。このトナー濃
度の変化を検出するトナー濃度センサ25が現像槽16
に設けられており、後述するトナー濃度制御方法によ
り、このトナー濃度センサ25の値を用いてトナーの補
給が行なわれる。
【0029】補給されるトナーは、現像槽16内の現像
剤と攪拌され、一定の帯電量に制御されて感光体4へと
供給され、現像に使用される。一方、現像剤中のキャリ
アは減少することはなく繰り返し使用されるために、現
像ローラ17や攪拌ローラ18での攪拌、および感光体
4との接触で徐々に劣化していく。このようにキャリア
が劣化していくと、トナーに所定の帯電量を付与し得な
くなり画質の低下を生じることとなる。そこで、現像槽
16内にキャリアをも新たに補給し、現像槽16内の劣
化したキャリアと置換していくことで、上記のような帯
電性能の低下が抑えられる。このために、上記のキャリ
ア現像剤収納室20bからキャリア現像剤を補給する制
御も、上記制御装置32で行なうようになっている。
【0030】以下、図6を参照して、上記制御装置32
によるキャリア現像剤の補給制御の手順について説明す
る。
【0031】補給サイクルYC 、補給時間tYC等の設定
値は累積コピー回数に応じて変更されるために、まず、
複写が実行される毎に複写カウンタ33のコピーカウン
ト値nを、設定値切り換えカウント値n(i) と比較する
(S1)。制御装置32内の記憶部にはn(1),n(2) …
に対する複数の値が記憶され、パラメータiに応じてS
1の処理で順次読み出しされる。また、上記記憶部に
は、各設定値切り換えカウント値n(i)(i=1,2,… )に対
応させて、補給サイクル値YC (i) 、補給時間tYC(i)
がデータテーブルとして記憶されている。
【0032】S1において、コピーカウント値nが設定
値切り換えカウント値n(i) に達していることが判別さ
れると、この時のn(i) に対応する各YC (i),tYC(i)
を、補給サイクルYC , 補給時間tYCとして、それまで
の値に替えて新たに設定する処理が行なわれ(S2),
次いで、パラメータiに1が加算される(S3)。
【0033】上記のような設定値切り換えのための処理
S1〜S3を行なった後、上記のコピーカウント値nを
補給タイミング値MY と比較する(S4)。nがMY
達していない時には前記S1に戻る処理を行なう。一
方、nがMY に達している時には、続いてキャリア現像
剤補給ローラ22をONにする(S5)。これによっ
て、現像槽16へのキャリア現像剤収納室20b内のキ
ャリア現像剤の補給が開始される。同時に、補給時間監
視タイマの計時が開始され(S6)、このタイマでの計
時時間tY が、前記補給時間tYCに達すると、キャリア
現像剤補給ローラ22をOFFにすることによって(S
7)、キャリア現像剤の補給が停止される。
【0034】そして、上記の補給タイミング値MY に、
前記補給サイクルYC を加算し(S8)、S1に戻る。
これによって、補給タイミング値MY は次に補給を行な
うべき累積コピー回数値に更新される。
【0035】このような制御が繰り返されることによっ
て、コピーがYC 回行なわれる毎に、キャリア現像剤補
給ローラ22が所定の時間だけ駆動され、この駆動時間
に応じた量のキャリア現像剤が現像槽16へと補給され
る。
【0036】キャリア現像剤が補給されると現像槽16
内の現像剤が徐々に増加していく。現像槽16の側壁部
16bには排出開口26が位置するために、増加してき
た現像剤は溢れ出してきて回収容器23に溜まる。この
ように、キャリア現像剤の補給及び現像槽16内の現像
剤の排出が繰り返されることにより、現像槽16内の劣
化した現像剤は、逐次新鮮な現像剤と置換されていく。
【0037】ところで、図7は、任意のトナー濃度時の
現像剤量と透磁率センサ出力値との関係を表したもので
ある。これからわかるように、現像剤量と透磁率センサ
出力値は一対一の関係にある。つまり、トナー濃度が一
定であれば、透磁率センサの出力値により、現像剤量を
検知することができる。
【0038】そこで、上記の関係を用いて、現像槽16
内の現像剤量を算出し制御する方法を、図8のフローチ
ャートを参照して説明する。
【0039】先ず、初期の現像槽16内の現像剤充填量
である現像剤量Md を記憶させる(T1)。次に、キャ
リア現像剤の補給処理可能なタイミングであるか判断す
る(T2)。不可能であるなら、複写動作を続ける(T
9)。可能であるなら、キャリア現像剤補給ローラ22
を所定時間回転させ所定量Ma (j) を補給する(T
3)。回収箱23の底部に取り付けられた透磁率センサ
24により検知された値を制御装置32に入力する(T
4)。回収部現像剤量検出手段である制御装置32にお
いて入力された透磁率センサ24の値に基づき、回収箱
23の現像剤量Mb(j) をデータテーブルより算出する
(T5)。前回補給した時の回収箱23の現像剤量Mb
(j-1) との差をとり、今回回収箱23に回収された現像
剤量Mc (j)を算出する(T6)。現像槽16内の現像
剤量M(j) を次の(1)式により算出する(T7)。
【0040】 M(j) =Ma (j) −Mc (j) +M(j-1) (1) パラメータjに1が加算される(T8)。
【0041】このような動作を繰り返すことにより、現
像槽16内の現像剤量が算出可能となる。尚、Mb (j)
を算出するためのデータテーブルは、前記の透磁率セン
サの値と現像剤量との関係のグラフを各々のトナー濃度
について表にしたものである。また、上記T6及びT7
の操作は現像剤量算出手段である制御装置32において
行なわれる。また、透磁率センサ24並びに回収部現像
剤量検出手段及び現像剤量算出手段である制御装置32
により現像剤量検出手段が構成されている。
【0042】次に、図9を参照して、トナー濃度制御手
順について説明する。図8に示したフローチャートによ
り、現像槽16内の現像剤量を算出する(U1)。セン
サ値算出手段である制御装置32において、算出された
現像剤量と所定のトナー濃度により目標とするセンサ値
を設定する。このとき、前記の現像剤量と透磁率センサ
との関係が用いられる(U2)。目標センサ値とトナー
濃度センサ25の値を比較する(U3)。トナー濃度セ
ンサ25の値が目標センサ値より大きい場合、トナー補
給ローラ21を回転させトナーを補給する(U5)。目
標センサ値がトナー濃度センサ25の値より大きい場
合、複写動作を行なう(U4)。
【0043】以上の動作を繰り返すことにより、トナー
濃度が制御できる。尚、上記U3及びU5の動作は制御
手段である制御装置32において行なわれる。
【0044】上記のような構成により、透磁率センサ2
4及び制御装置32により現像槽16内の現像剤量が検
出され、この検出された現像剤量を用いて制御装置32
において適正なトナー濃度センサの値が算出される。そ
して、算出されたトナー濃度センサの値と現像槽16に
設けられたトナー濃度センサ25の値とが比較され、必
要に応じてトナー収納室20aからトナーが補給される
ことにより、トナー濃度が制御される。
【0045】従って、トナー及びキャリア現像剤が補給
される一方、逐次現像剤が排出される構成の現像装置8
において、現像槽16内の現像剤量が変化してもトナー
濃度を実用上問題のない範囲内で制御することができ
る。また、本現像装置8を備えた複写機の移動時の衝撃
あるいは傾きによって現像槽16から多量の現像剤が排
出されることがあっても、現像槽16内の現像剤量を検
知し、その量に応じてトナー濃度が制御されるので、制
御範囲が広がることがなく安定したトナー濃度が維持さ
れる。
【0046】〔実施例2〕本発明の他の実施例を、図1
0〜図12に基づいて以下に説明する。なお、説明の便
宜上、前記の実施例で示した部材と同一の機能を有する
部材には、同一の部材番号を付与しその説明を省略す
る。
【0047】本実施例においては、図10に示すよう
に、複数の光センサ29…(現像剤量検出手段)が現像
槽16の側壁部に、底壁部16d付近から上方向に各々
互いに隣接して設けられている。
【0048】光センサ29は、図11に示すように、光
を出射する発光素子35と発光素子35からの光を受け
る受光素子36を有し、図12に示すように、発光素子
35からの光が受光素子36に達すると受光素子36は
ON状態になり、接続されている制御装置34にはLO
Wレベルの信号が入力される。一方、発光素子35から
の光が受光素子36に達しない場合は受光素子36はO
FF状態となり、制御装置34にはHIGHレベルの信
号が入力されるようになっている。
【0049】上記の構成により、現像槽16内におい
て、現像剤が発光素子35と受光素子36の間にあると
受光素子36は受光しないので、制御装置にはHIGH
レベルの信号が入力される。即ち、現像剤が任意の高さ
にあると、その高さ以下の光センサ29の発光素子35
及び受光素子36の間には現像剤が入り込むので、発光
素子35の光が受光素子36に達しない。また、現像剤
の高さ以上の位置にある光センサ29における発光素子
35と受光素子36との間には現像剤が入り込まないの
で、発光素子35の光が受光素子36に達する。従っ
て、現像槽16内に上下方向に隣接して複数の光センサ
29…を設けることにより、制御装置34に入力される
信号がHIGHレベルからLOWレベルに変わる位置か
ら、現像槽16内現像剤の高さ更に現像剤量が検出され
る。
【0050】得られた現像槽16内の現像剤量を用い
て、前記実施例と同様に、制御装置34において適正な
トナー濃度センサの値が算出される。そして、算出され
たトナー濃度センサの値と現像槽16に設けられたトナ
ー濃度センサ25の値とが比較され、必要に応じてトナ
ー収納室20aからトナーが補給されることにより、ト
ナー濃度が制御される。
【0051】尚、現像剤の高さを、制御装置34に入力
される信号がHIGHレベルからLOWレベルに変わる
位置としたが、これに限らず、入力される信号がLOW
レベルからHIGHレベルに変わる位置、又は受光素子
35が受光する場合にOFF状態となるように構成して
もよい。
【0052】上記の構成により、現像槽16内に設けた
複数の光センサ29…により現像槽内16の現像剤量が
検知されるので、実施例1と同様に現像剤量に基づきト
ナー濃度が制御され、現像槽16内の現像剤量が変化し
ても安定したトナー濃度が維持される。
【0053】
【発明の効果】本発明の現像装置は、以上のように、上
記現像槽内の現像剤量を検出するための現像剤量検出手
段と、検出された現像剤量から適正なトナー濃度センサ
の値を算出するためのセンサ値算出手段と、算出された
トナー濃度センサの値と上記トナー濃度センサの値とに
より現像槽内のトナー濃度を制御する制御手段とを備え
ている構成である。
【0054】それゆえ、現像槽内の現像剤量が変化して
も、現像剤量により適正なトナー濃度センサの値が算出
され、トナー濃度が容易に制御される。その結果、現像
槽内を常に適正なトナー濃度に設定することが可能とな
り、良好な画質を維持することができるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すものであって、複写機
内における現像装置を拡大して示す断面図である。
【図2】図1の現像装置が内蔵された複写機の全体構成
を示す説明図である。
【図3】回収容器を示す斜視図である。
【図4】現像装置への回収容器の取付け方法を示す説明
図である。
【図5】複写機の制御ブロック図である。
【図6】キャリア現像剤の補給制御の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図7】現像剤量に対する透磁率センサ出力値を表すグ
ラフである。
【図8】現像槽内の現像剤量算出方法を示すフローチャ
ートである。
【図9】トナー濃度制御手順を示すフローチャートであ
る。
【図10】本発明の他の実施例を示すものであって、現
像槽内に設けられた光センサを示す説明図である。
【図11】図10の光センサを示す概略斜視図である。
【図12】図10の光センサの回路図である。
【符号の説明】
4 感光体 8 現像装置 16 現像槽 16b 側壁部 17 現像ローラ 18 攪拌ローラ 20a トナー収納室(トナー補給部) 20b キャリア現像剤収納室(キャリア現像剤補給
部) 23 回収容器(現像剤回収部) 24 透磁率センサ(現像剤量検出手段) 25 トナー濃度センサ 26 排出開口(排出部) 29 光センサ(現像剤量検出手段) 32 制御装置(現像剤量検出手段,制御手段,セン
サ値算出手段,回収部現像剤量検出手段,現像剤量算出
手段) 34 制御装置(センサ値算出手段,制御手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナーおよびキャリアから成る現像剤を収
    納する現像槽に、現像剤を攪拌する攪拌ローラおよび現
    像剤を感光体に供給する現像ローラが各々回転自在に設
    けられ、現像槽内に現像槽内のトナー濃度を検出するト
    ナー濃度センサが設けられ、更に現像槽に形成された排
    出部に連通して、排出された現像剤を収納する現像剤回
    収部が設けられると共に、キャリアを含有するキャリア
    現像剤がキャリア補給部から現像槽に逐次補給され、所
    定のトナー濃度に基づいてトナー補給部から現像槽内に
    トナーが補給される一方、上記排出部から現像槽内の現
    像剤が排出される現像装置において、 上記現像槽内の現像剤量を検出するための現像剤量検出
    手段と、検出された現像剤量から適正なトナー濃度セン
    サの値を算出するためのセンサ値算出手段と、算出され
    たトナー濃度センサの値と上記トナー濃度センサの値と
    により現像槽内のトナー濃度を制御する制御手段とを備
    えていることを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】上記現像剤量検出手段が、透磁率センサ
    と、透磁率センサの値から現像剤回収部内の現像剤量を
    検出する回収部現像剤量検出手段と、現像剤回収部内の
    現像剤量から現像槽内の現像剤量を算出する現像剤量算
    出手段とを含むことを特徴とする請求項1記載の現像装
    置。
  3. 【請求項3】上記現像剤量検出手段が、現像槽内に上下
    方向に連続して設けられた複数の光センサを含むことを
    特徴とする請求項1記載の現像装置。
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