JPH06345644A - 自己免疫性疾患治療剤 - Google Patents
自己免疫性疾患治療剤Info
- Publication number
- JPH06345644A JPH06345644A JP16648393A JP16648393A JPH06345644A JP H06345644 A JPH06345644 A JP H06345644A JP 16648393 A JP16648393 A JP 16648393A JP 16648393 A JP16648393 A JP 16648393A JP H06345644 A JPH06345644 A JP H06345644A
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- Japan
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- therapeutic agent
- chloroform
- give
- diisoglyceride
- autoimmune diseases
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- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 下記の一般式で表される1,3−ジイソグリ
セライドを有効成分とする自己免疫性疾患治療剤。 【化1】 【効果】 1,3−ジイソグリセライドを有効成分とす
る自己免疫性疾患治療剤は従来の自己免疫性疾患の治療
剤に比べ優れた治療効果を有する。
セライドを有効成分とする自己免疫性疾患治療剤。 【化1】 【効果】 1,3−ジイソグリセライドを有効成分とす
る自己免疫性疾患治療剤は従来の自己免疫性疾患の治療
剤に比べ優れた治療効果を有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自己免疫性疾患治療剤
に関するものであり、詳しくは慢性関節リウマチ、全身
性エリテマトーデス、慢性腎炎などに優れた治療効果を
有する自己免疫性疾患の治療剤に関するものである。
に関するものであり、詳しくは慢性関節リウマチ、全身
性エリテマトーデス、慢性腎炎などに優れた治療効果を
有する自己免疫性疾患の治療剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】免疫抑制剤としては、非自己性の異物に
対して自己細胞が免疫反応を開始することを抑制する免
疫抑制剤と、自己の細胞に対して、自己の細胞が免疫反
応を開始することを抑制する免疫抑制剤とに大別するこ
とができ、後者の作用を有するものを、特に自己免疫性
疾患治療剤ということができる。慢性関節リウマチ、全
身性エリテマトーデス、慢性腎炎などは自己免疫性疾患
であり、その症状としては関節炎、発熱、顔面の蝶形紅
斑、腎炎、神経症状などがある。その病因はいまだ明ら
かではないが、先天的な遺伝子の欠損や後天的な遺伝的
の変異やウイルスの感染などにより、自己の細胞または
組織に対して反応するリンパ球が生じ、免疫反応が開始
され、末端の組織において炎症反応や組織破壊が引き起
こされるものと考えられている。このような自己免疫性
疾患治療剤としては金剤やD−ペニシラミン、ロベンザ
リットなどの免疫調節剤やシクロスポリンAなどの免疫
抑制剤、抗炎症剤などが知られている。
対して自己細胞が免疫反応を開始することを抑制する免
疫抑制剤と、自己の細胞に対して、自己の細胞が免疫反
応を開始することを抑制する免疫抑制剤とに大別するこ
とができ、後者の作用を有するものを、特に自己免疫性
疾患治療剤ということができる。慢性関節リウマチ、全
身性エリテマトーデス、慢性腎炎などは自己免疫性疾患
であり、その症状としては関節炎、発熱、顔面の蝶形紅
斑、腎炎、神経症状などがある。その病因はいまだ明ら
かではないが、先天的な遺伝子の欠損や後天的な遺伝的
の変異やウイルスの感染などにより、自己の細胞または
組織に対して反応するリンパ球が生じ、免疫反応が開始
され、末端の組織において炎症反応や組織破壊が引き起
こされるものと考えられている。このような自己免疫性
疾患治療剤としては金剤やD−ペニシラミン、ロベンザ
リットなどの免疫調節剤やシクロスポリンAなどの免疫
抑制剤、抗炎症剤などが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、上記薬剤を免疫
抑制剤として用いた場合、その治療効果が不十分であっ
たり、副作用などの点で必ずしも満足できるものではな
かった。特に自己免疫性疾患の治療に用いた場合、その
治療効果、副作用の点で満足できるものはなかった。本
発明は、優れた治療効果を有する自己免疫性疾患治療剤
を提供することを目的とするものである。
抑制剤として用いた場合、その治療効果が不十分であっ
たり、副作用などの点で必ずしも満足できるものではな
かった。特に自己免疫性疾患の治療に用いた場合、その
治療効果、副作用の点で満足できるものはなかった。本
発明は、優れた治療効果を有する自己免疫性疾患治療剤
を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、自己免疫
性疾患の治療効果が高くかつ副作用の少ない薬剤を見い
だすべく鋭意検討をおこなったところ、1,3−ジイソ
グリセライドが自己免疫性疾患に対して有効であること
を見いだし、本発明を完成するに至った。
性疾患の治療効果が高くかつ副作用の少ない薬剤を見い
だすべく鋭意検討をおこなったところ、1,3−ジイソ
グリセライドが自己免疫性疾患に対して有効であること
を見いだし、本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち、本発明は、下記の一般式で表さ
れる1,3−ジイソグリセライドを有効成分とする自己
免疫性疾患治療剤を要旨とするものである。
れる1,3−ジイソグリセライドを有効成分とする自己
免疫性疾患治療剤を要旨とするものである。
【0006】
【化2】
【0007】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
自己免疫性疾患治療剤の有効成分は上記の一般式で表さ
れる1,3−ジイソグリセライドである。上記の式にお
いて、R3 、R4 で表される炭素数13〜19の分岐ア
ルキル鎖としてはイソトリデシル基,イソテトラデシル
基、イソペンタデシル基、イソヘキサデシル基、イソヘ
プタデシル基、イソオクタデシル基、イソノナデシル基
などがあげられる。
自己免疫性疾患治療剤の有効成分は上記の一般式で表さ
れる1,3−ジイソグリセライドである。上記の式にお
いて、R3 、R4 で表される炭素数13〜19の分岐ア
ルキル鎖としてはイソトリデシル基,イソテトラデシル
基、イソペンタデシル基、イソヘキサデシル基、イソヘ
プタデシル基、イソオクタデシル基、イソノナデシル基
などがあげられる。
【0008】具体的な化合物としては1,3−ジイソテ
トラデカノイン、1,3−ジイソペンタデカノイン、
1,3−ジイソヘキサデカノイン、1,3−ジイソヘプ
タデカノイン、1,3−ジイソオクタデカノイン、1,
3−ジイソノナデカノイン、1,3−ジイソエイコサノ
インなどである。
トラデカノイン、1,3−ジイソペンタデカノイン、
1,3−ジイソヘキサデカノイン、1,3−ジイソヘプ
タデカノイン、1,3−ジイソオクタデカノイン、1,
3−ジイソノナデカノイン、1,3−ジイソエイコサノ
インなどである。
【0009】本発明の自己免疫性疾患治療剤の有効成分
である1,3−ジイソグリセライドは微生物を培養する
ことにより得ることができる。その詳細は特願平4−7
3511号に「免疫抑制剤」として記載されており、公
知の方法に基づいて製造することができる。
である1,3−ジイソグリセライドは微生物を培養する
ことにより得ることができる。その詳細は特願平4−7
3511号に「免疫抑制剤」として記載されており、公
知の方法に基づいて製造することができる。
【0010】さらに、本発明の自己免疫性疾患治療剤を
有機合成によって得る方法としては、以下の様な公知の
方法に基づいて製造することができる。すなわち、イソ
脂肪酸を塩化チオニル(SOCl2 )と反応させ、イソ
脂肪酸クロライドを得る。次にピリジンなどの溶媒中で
1,3−ジイソヒドロキシアセトンにイソ脂肪酸クロラ
イドを加えて反応させてから、NaBH4 で還元したも
のをシリカゲルカラムクロマトグラフィーなどの公知の
方法により分離精製することができる。
有機合成によって得る方法としては、以下の様な公知の
方法に基づいて製造することができる。すなわち、イソ
脂肪酸を塩化チオニル(SOCl2 )と反応させ、イソ
脂肪酸クロライドを得る。次にピリジンなどの溶媒中で
1,3−ジイソヒドロキシアセトンにイソ脂肪酸クロラ
イドを加えて反応させてから、NaBH4 で還元したも
のをシリカゲルカラムクロマトグラフィーなどの公知の
方法により分離精製することができる。
【0011】本発明の1,3−ジイソグリセライドは、
種々の形態で患者に投与できる。例えば、錠剤、ペレッ
ト剤、カプセル剤、座剤、液剤、乳剤、懸濁剤などの形
態が使用できる。これらの形態を用いる場合、安定剤、
賦形剤、着色剤、芳香剤及び甘味剤のような補助剤を用
いることができる。安定剤としては二酸化炭素、窒素、
亜硫酸ナトリウム、ピロ硫酸ナトリウム、アスコルビン
酸、ブチルヒドロキシアニソール、トコフェノール、E
DTAなどを用いることができる。賦形剤としては乳
糖、デンプン、結晶セルロース、白糖、ブドウ糖、マン
ニトール、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、硫酸カ
ルシウム、塩化ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、カン
ゾウ末、カンゾウ末エキス、乾燥酵母、酵母エキス、精
製ラノリン、ゲンチアナ末、ゲンチアナエキス、マルツ
エキス、グリセリンなどを用いることができる。また、
投与方法としては静脈注射、筋肉注射、皮下注射などの
方法が可能である。
種々の形態で患者に投与できる。例えば、錠剤、ペレッ
ト剤、カプセル剤、座剤、液剤、乳剤、懸濁剤などの形
態が使用できる。これらの形態を用いる場合、安定剤、
賦形剤、着色剤、芳香剤及び甘味剤のような補助剤を用
いることができる。安定剤としては二酸化炭素、窒素、
亜硫酸ナトリウム、ピロ硫酸ナトリウム、アスコルビン
酸、ブチルヒドロキシアニソール、トコフェノール、E
DTAなどを用いることができる。賦形剤としては乳
糖、デンプン、結晶セルロース、白糖、ブドウ糖、マン
ニトール、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、硫酸カ
ルシウム、塩化ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、カン
ゾウ末、カンゾウ末エキス、乾燥酵母、酵母エキス、精
製ラノリン、ゲンチアナ末、ゲンチアナエキス、マルツ
エキス、グリセリンなどを用いることができる。また、
投与方法としては静脈注射、筋肉注射、皮下注射などの
方法が可能である。
【0012】投与量としては体重1Kgあたり0.01
mg〜100mg、好ましくは0.05mg〜50m
g、さらに好ましくは0.1mg〜10mgが適当であ
るが、患者の症状、病状の進行程度などにより適宜最適
投与量を選ぶ必要がある。
mg〜100mg、好ましくは0.05mg〜50m
g、さらに好ましくは0.1mg〜10mgが適当であ
るが、患者の症状、病状の進行程度などにより適宜最適
投与量を選ぶ必要がある。
【0013】
【実施例】以下、実施例によりさらに具体的に説明す
る。 実施例1 1,3−ジイソペンタデカノインの製造 イソペンタデカン酸(LARODAN FINE CHEMICALS社製)4
8.4gと塩化チオニル23.6gの混合物を110℃
で2時間還流した。過剰の塩化チオニルを減圧して除去
し、続いて蒸留を行い、イソパルミチルクロライド4
7.2gを得た。ジヒドロキシアセトン(Sigma 社製)
7.0gを窒素ガスの存在下、室温で300mlのクロ
ロホルムによく攪はんした。44gのイソパルミトイル
クロライドを15mlのピリジンに溶解し、上記のジヒ
ドロキシアセトン−クロロホルム液を加えた。これらの
混合液を3時間攪はんし、純水を加えて分層させた。水
層はクロロホルムで2回再抽出し、これらの回収したク
ロロホルム層を濃縮、乾固させた。得られた乾固物をメ
チレンクロライド−エーテル溶液で再結晶させ、1,3
−ジヒドロキシプロパン−2−オン 1,3−ジイソパ
ルミテート37gを収率84%で得た。
る。 実施例1 1,3−ジイソペンタデカノインの製造 イソペンタデカン酸(LARODAN FINE CHEMICALS社製)4
8.4gと塩化チオニル23.6gの混合物を110℃
で2時間還流した。過剰の塩化チオニルを減圧して除去
し、続いて蒸留を行い、イソパルミチルクロライド4
7.2gを得た。ジヒドロキシアセトン(Sigma 社製)
7.0gを窒素ガスの存在下、室温で300mlのクロ
ロホルムによく攪はんした。44gのイソパルミトイル
クロライドを15mlのピリジンに溶解し、上記のジヒ
ドロキシアセトン−クロロホルム液を加えた。これらの
混合液を3時間攪はんし、純水を加えて分層させた。水
層はクロロホルムで2回再抽出し、これらの回収したク
ロロホルム層を濃縮、乾固させた。得られた乾固物をメ
チレンクロライド−エーテル溶液で再結晶させ、1,3
−ジヒドロキシプロパン−2−オン 1,3−ジイソパ
ルミテート37gを収率84%で得た。
【0014】上記の方法で得た1,3−ジヒドロキシプ
ロパン−2−オン 1,3−ジイソパルミテート10g
をテトラヒドロフラン250mlとベンゼン50mlの
混合液に溶解し、氷上で5℃に保ち、攪はんしながらな
がら15mlの純水を少しずつ添加し、乳白色の懸濁液
を得た。1gのNaBH4 をこの懸濁液に加え、40分
間還元させた。得られた液を濃縮乾固し、乾固物をクロ
ロホルムにより、再結晶させ、1,3−ジイソペンタデ
カノイン10gを収率99%で得た。
ロパン−2−オン 1,3−ジイソパルミテート10g
をテトラヒドロフラン250mlとベンゼン50mlの
混合液に溶解し、氷上で5℃に保ち、攪はんしながらな
がら15mlの純水を少しずつ添加し、乳白色の懸濁液
を得た。1gのNaBH4 をこの懸濁液に加え、40分
間還元させた。得られた液を濃縮乾固し、乾固物をクロ
ロホルムにより、再結晶させ、1,3−ジイソペンタデ
カノイン10gを収率99%で得た。
【0015】実施例2 自己マウスリンパ球混合反応
(AMLR)の抑制活性 応答細胞の調製 自己免疫性疾患の中で慢性関節性リウマチ、全身性エリ
テマトーデス、慢性腎炎のモデルマウスであるMRL/
MpJ−lpr/lprマウスの6週齢から腸間膜リン
パ節を摘出し、10%FCS含有RPMI1640培地
を用いて均一な細胞浮遊液を得て、溶血処理を行ったあ
と1×108 cells/mlになるように再び培地に
懸濁した。この液を細胞液1mlあたり0.3〜0.4
gのナイロンウールカラムに通し、回収したT細胞を2
×107 cells/mlになるように上記培地に懸濁
させ、これを応答細胞とした。
(AMLR)の抑制活性 応答細胞の調製 自己免疫性疾患の中で慢性関節性リウマチ、全身性エリ
テマトーデス、慢性腎炎のモデルマウスであるMRL/
MpJ−lpr/lprマウスの6週齢から腸間膜リン
パ節を摘出し、10%FCS含有RPMI1640培地
を用いて均一な細胞浮遊液を得て、溶血処理を行ったあ
と1×108 cells/mlになるように再び培地に
懸濁した。この液を細胞液1mlあたり0.3〜0.4
gのナイロンウールカラムに通し、回収したT細胞を2
×107 cells/mlになるように上記培地に懸濁
させ、これを応答細胞とした。
【0016】刺激細胞の調製 同一マウスの脾臓を摘出し溶血処理後、1×107 ce
lls/mlになるように上記培地に懸濁し、それをD
ishにて1時間、37℃の5%CO2 インキュベータ
ー内でインキュベートした。Dishの上清を除去後、
0.02%EDTA−PBSを加え、ラバーポリスマン
にて付着細胞を回収し、マイトマイシンCを加えて30
分間インキュベートした。インキュベート後、HBSS
で十分に洗浄してから6×106 cells/mlにな
るよう上記培地に懸濁し、刺激細胞とした。
lls/mlになるように上記培地に懸濁し、それをD
ishにて1時間、37℃の5%CO2 インキュベータ
ー内でインキュベートした。Dishの上清を除去後、
0.02%EDTA−PBSを加え、ラバーポリスマン
にて付着細胞を回収し、マイトマイシンCを加えて30
分間インキュベートした。インキュベート後、HBSS
で十分に洗浄してから6×106 cells/mlにな
るよう上記培地に懸濁し、刺激細胞とした。
【0017】AMLRアッセイ法 各細胞液および上記培地を50μlづつ96穴マイクロ
タイタープレートの各wellに分注し、各濃度のロベ
ンザリット、1,3−ジイソペンタデカノイン(上記培
地に溶解したもの)を3wellづつ50μl加え、全
量を200μlとした。そののち5日間培養し、トリチ
ウムチミジンを加えて16時間インキュベートし、セル
ハーベスターによりグラスフィルター上に集め、液体シ
ンチレーションカウンターでβ線量を測定した。
タイタープレートの各wellに分注し、各濃度のロベ
ンザリット、1,3−ジイソペンタデカノイン(上記培
地に溶解したもの)を3wellづつ50μl加え、全
量を200μlとした。そののち5日間培養し、トリチ
ウムチミジンを加えて16時間インキュベートし、セル
ハーベスターによりグラスフィルター上に集め、液体シ
ンチレーションカウンターでβ線量を測定した。
【0018】その結果、1,3−ジイソペンタデカノイ
ンは10ng/mlで20%、1μg/mlで41%の
AMLR抑制活性を示した。一方、ロベンザリットは1
μg/ml以下では全く活性を示さず、10μg/ml
で29%のAMLR抑制活性を示した。これらのことか
ら1,3−ジイソペンタデカノインは1μg/ml以下
の低濃度において優れた薬効を示すことが明きらかであ
る。
ンは10ng/mlで20%、1μg/mlで41%の
AMLR抑制活性を示した。一方、ロベンザリットは1
μg/ml以下では全く活性を示さず、10μg/ml
で29%のAMLR抑制活性を示した。これらのことか
ら1,3−ジイソペンタデカノインは1μg/ml以下
の低濃度において優れた薬効を示すことが明きらかであ
る。
【0019】実施例3 1,3−ジイソペンタデカノイン 5mg ブドウ糖 100mg 生理食塩水 10ml 上記の混合液をメンブレンフィルターでろ過後再び除菌
ろ過を行い、そのろ過液を無菌的にバイアルに分注し、
窒素ガスを充填した後、密封して静脈内注射薬とした。
ろ過を行い、そのろ過液を無菌的にバイアルに分注し、
窒素ガスを充填した後、密封して静脈内注射薬とした。
【0020】実施例4 1,3−ジイソペンタデカノイン 50g 乳糖 935g ステアリン酸マグネシウム 15g 上記成分をそれぞれ秤量した後、均一に混合し、混合粉
末をハードゼラチンカプセルに200mgずつ充填しカ
プセル剤を調製した。
末をハードゼラチンカプセルに200mgずつ充填しカ
プセル剤を調製した。
【0021】
【発明の効果】本発明の自己免疫性疾患治療剤は従来の
自己免疫性疾患の治療剤に比べ優れた治療効果を有す
る。
自己免疫性疾患の治療剤に比べ優れた治療効果を有す
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 下記の一般式で表される1,3−ジイソ
グリセライドを有効成分とする自己免疫性疾患治療剤。 【化1】 - 【請求項2】 自己免疫性疾患が慢性関節リウマチ、全
身性エリテマトーデスまたは慢性腎炎である請求項1記
載の自己免疫性疾患治療剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16648393A JPH06345644A (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 自己免疫性疾患治療剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16648393A JPH06345644A (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 自己免疫性疾患治療剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06345644A true JPH06345644A (ja) | 1994-12-20 |
Family
ID=15832239
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16648393A Pending JPH06345644A (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 自己免疫性疾患治療剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06345644A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000513023A (ja) * | 1997-05-20 | 2000-10-03 | フーマファーム アーゲー | フマル酸誘導体の使用 |
EP1480595A2 (en) * | 2001-04-11 | 2004-12-01 | YEDA RESEARCH AND DEVELOPMENT Co. LTD. | Use of esters of long-chain fatty acids for treatment of autoimmune diseases |
US8399514B2 (en) | 2007-02-08 | 2013-03-19 | Biogen Idec Ma Inc. | Treatment for multiple sclerosis |
US8980832B2 (en) | 2003-09-09 | 2015-03-17 | Biogen Idec International Gmbh | Use of fumaric acid derivatives for treating cardiac insufficiency, and asthma |
-
1993
- 1993-06-10 JP JP16648393A patent/JPH06345644A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000513023A (ja) * | 1997-05-20 | 2000-10-03 | フーマファーム アーゲー | フマル酸誘導体の使用 |
EP1480595A2 (en) * | 2001-04-11 | 2004-12-01 | YEDA RESEARCH AND DEVELOPMENT Co. LTD. | Use of esters of long-chain fatty acids for treatment of autoimmune diseases |
EP1480595A4 (en) * | 2001-04-11 | 2005-05-11 | Yeda Res & Dev | USE OF LONG-CHAIN FATTY ACID ESTERS FOR THE TREATMENT OF AUTOIMMUNE DISEASES |
US8980832B2 (en) | 2003-09-09 | 2015-03-17 | Biogen Idec International Gmbh | Use of fumaric acid derivatives for treating cardiac insufficiency, and asthma |
US8399514B2 (en) | 2007-02-08 | 2013-03-19 | Biogen Idec Ma Inc. | Treatment for multiple sclerosis |
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