JPH06344914A - 車両位置検知装置 - Google Patents
車両位置検知装置Info
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- JPH06344914A JPH06344914A JP16385893A JP16385893A JPH06344914A JP H06344914 A JPH06344914 A JP H06344914A JP 16385893 A JP16385893 A JP 16385893A JP 16385893 A JP16385893 A JP 16385893A JP H06344914 A JPH06344914 A JP H06344914A
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims abstract description 22
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims abstract description 12
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 17
- 238000009751 slip forming Methods 0.000 claims 1
- 230000007274 generation of a signal involved in cell-cell signaling Effects 0.000 abstract description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 2
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
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- 230000006698 induction Effects 0.000 description 1
- 238000011017 operating method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】走行する車両の位置を簡単な地上設備で精度良
く検出する。 【構成】走行する車両1に搭載され間隔Dをおいて配列
された間隔Dより小さな大きさwを有する複数の送信コ
イル51a,51b,51cから異なる周波数の信号を
送信する。地上のパタ−ンベルト6の交差ル−プコイル
61は受信信号の位相を一定距離L毎に反転して出力
し、ル−プコイル62は受信信号をそのまま出力する。
交差ル−プコイル61とル−プコイル62から出力され
る複数種類の周波数の信号の位相の変化により車両の位
置を検知する。
く検出する。 【構成】走行する車両1に搭載され間隔Dをおいて配列
された間隔Dより小さな大きさwを有する複数の送信コ
イル51a,51b,51cから異なる周波数の信号を
送信する。地上のパタ−ンベルト6の交差ル−プコイル
61は受信信号の位相を一定距離L毎に反転して出力
し、ル−プコイル62は受信信号をそのまま出力する。
交差ル−プコイル61とル−プコイル62から出力され
る複数種類の周波数の信号の位相の変化により車両の位
置を検知する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は走行する車両の位置を
地上で検出する車両位置検知装置、特に車両位置検知精
度の向上に関するものである。
地上で検出する車両位置検知装置、特に車両位置検知精
度の向上に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、列車の速度制御や停止等の運転操
作を自動的に制御する自動列車運転方法が採用されてい
る。この運転方法は常に列車速度,位置,運転時間と先
行列車と線路状況を知り、基準運転線図と比較しながら
列車速度を制御して列車を運転し、所定の位置に停止さ
せる方法である。
作を自動的に制御する自動列車運転方法が採用されてい
る。この運転方法は常に列車速度,位置,運転時間と先
行列車と線路状況を知り、基準運転線図と比較しながら
列車速度を制御して列車を運転し、所定の位置に停止さ
せる方法である。
【0003】この列車を自動的に定位置に停止させる方
法としては、停止位置を基準として距離,速度平面上
に、列車にブレ−キを作用させたときに列車がたどる減
速度曲線に相当する曲線を設定しておき、この曲線に沿
って減速するようにブレ−キ装置を制御している。
法としては、停止位置を基準として距離,速度平面上
に、列車にブレ−キを作用させたときに列車がたどる減
速度曲線に相当する曲線を設定しておき、この曲線に沿
って減速するようにブレ−キ装置を制御している。
【0004】このように列車を定位置に停止させるため
には、走行している列車の位置を精度良く検出する必要
がある。このため、従来は地上に一定間隔を置いたル−
プコイルを位置をずらして配列し、各ル−プコイルから
同一周波数の位置信号を送り出し、車上子の1個の受信
コイルで各ル−プコイルからの位置信号を検出してい
る。このように地上に配置された信号源であるル−プコ
イルを多数配列して位置の検出精度を高めている。
には、走行している列車の位置を精度良く検出する必要
がある。このため、従来は地上に一定間隔を置いたル−
プコイルを位置をずらして配列し、各ル−プコイルから
同一周波数の位置信号を送り出し、車上子の1個の受信
コイルで各ル−プコイルからの位置信号を検出してい
る。このように地上に配置された信号源であるル−プコ
イルを多数配列して位置の検出精度を高めている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来は
車両の走行路に沿って多数のル−プコイルからなるパタ
−ンを配置しているため、パタ−ンの設置が容易でなか
った。また、各パタ−ンから位置信号を送り出している
ため、地上設備が複雑になるとともに大きくなってしま
い、高価格になるという短所があった。さらにル−プコ
イル間隔が狭いと、各ル−プコイル間ので誘導が発生し
やすく、高精度に車両の位置を検知することは困難であ
った。
車両の走行路に沿って多数のル−プコイルからなるパタ
−ンを配置しているため、パタ−ンの設置が容易でなか
った。また、各パタ−ンから位置信号を送り出している
ため、地上設備が複雑になるとともに大きくなってしま
い、高価格になるという短所があった。さらにル−プコ
イル間隔が狭いと、各ル−プコイル間ので誘導が発生し
やすく、高精度に車両の位置を検知することは困難であ
った。
【0006】この発明はかかる短所を解決するためにな
されたものであり、走行する車両の位置を簡単な地上設
備で精度良く検出することができる車両位置検知装置を
得ることを目的とするものである。
されたものであり、走行する車両の位置を簡単な地上設
備で精度良く検出することができる車両位置検知装置を
得ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る車両位置
検知装置は、車上装置として信号発生部とアンテナを有
し、地上装置としてパタ−ンベルトとフィルタと位相検
知部と信号変換部と論理回路部とを有し、信号発生部は
異なる複数の周波数の信号を発生しアンテナに送るもの
であり、発振器と増幅器とを有し、アンテナは地上に信
号を送信するものであり、車両の進行方向に沿って一定
間隔Dおきに配列された間隔Dより小さな大きさwの複
数の送信コイルを有し、各送信コイルはそれぞれ異なる
周波数の信号を送信し、パタ−ンベルトは車上からの信
号を受信するものであり、車両の進行方向に沿って並列
に配置された交差ル−プコイルとル−プコイルとを有
し、交差ル−プコイルは一定の距離L毎に交差して配列
され、ル−プコイルは連続して単一ル−プで形成され、
フイルタは交差ル−プコイルとル−プコイルから送られ
る受信信号から複数の周波数の信号をそれぞれ選別して
通過させ、位相検知部は各周波数毎にフィルタから送ら
れる受信信号の位相変化を検知し、交差ル−プコイルと
ル−プコイルから送られる受信信号が同一位相のときは
正の信号を出力し、交差ル−プコイルとル−プコイルか
ら送られる受信信号の位相が異なるときは負の信号を出
力し、信号変換部は位相検知部から送られる正,負の信
号に応じたパルス信号を出力し、論理回路部は各周波数
毎に信号変換部から送られるパルス信号を論理演算して
車両の走行位置を出力することを特徴とする。
検知装置は、車上装置として信号発生部とアンテナを有
し、地上装置としてパタ−ンベルトとフィルタと位相検
知部と信号変換部と論理回路部とを有し、信号発生部は
異なる複数の周波数の信号を発生しアンテナに送るもの
であり、発振器と増幅器とを有し、アンテナは地上に信
号を送信するものであり、車両の進行方向に沿って一定
間隔Dおきに配列された間隔Dより小さな大きさwの複
数の送信コイルを有し、各送信コイルはそれぞれ異なる
周波数の信号を送信し、パタ−ンベルトは車上からの信
号を受信するものであり、車両の進行方向に沿って並列
に配置された交差ル−プコイルとル−プコイルとを有
し、交差ル−プコイルは一定の距離L毎に交差して配列
され、ル−プコイルは連続して単一ル−プで形成され、
フイルタは交差ル−プコイルとル−プコイルから送られ
る受信信号から複数の周波数の信号をそれぞれ選別して
通過させ、位相検知部は各周波数毎にフィルタから送ら
れる受信信号の位相変化を検知し、交差ル−プコイルと
ル−プコイルから送られる受信信号が同一位相のときは
正の信号を出力し、交差ル−プコイルとル−プコイルか
ら送られる受信信号の位相が異なるときは負の信号を出
力し、信号変換部は位相検知部から送られる正,負の信
号に応じたパルス信号を出力し、論理回路部は各周波数
毎に信号変換部から送られるパルス信号を論理演算して
車両の走行位置を出力することを特徴とする。
【0008】
【作用】この発明においては、走行する車両に搭載され
た信号発生部から異なる周波数の複数の信号を発生し、
大きさwを有し一定間隔Dをおいて重ならないように配
列された複数の送信コイルを有するアンテナを介して地
上に送信し、地上に設置されたパタ−ンベルトの2層の
ル−プコイルで受信する。パタ−ンベルトの交差ル−プ
コイルは受信信号の位相を一定距離L毎に反転して出力
し、他方のル−プコイルは受信信号をそのまま出力す
る。この交差ル−プコイルとル−プコイルから送られる
受信信号をフイルタで各周波数に選別し位相検知部に送
る。位相検知部は各周波数毎に、交差ル−プコイルとル
−プコイルから送られる受信信号の位相の変化を調べ、
交差ル−プコイルとル−プコイルから送られる受信信号
が同一位相のときは正の信号を出力し、交差ル−プコイ
ルとル−プコイルから送られる受信信号の位相が異なる
ときは負の信号を出力し信号変換部に送る。信号変換部
は各周波数毎に位相検知部から送られる正,負の信号に
応じたパルス信号を論理回路部に出力する。論理回路部
は各周波数毎に各信号変換部から送られるパルス信号を
論理演算して、距離Lを細分した距離毎に車両の位置信
号を出力する。
た信号発生部から異なる周波数の複数の信号を発生し、
大きさwを有し一定間隔Dをおいて重ならないように配
列された複数の送信コイルを有するアンテナを介して地
上に送信し、地上に設置されたパタ−ンベルトの2層の
ル−プコイルで受信する。パタ−ンベルトの交差ル−プ
コイルは受信信号の位相を一定距離L毎に反転して出力
し、他方のル−プコイルは受信信号をそのまま出力す
る。この交差ル−プコイルとル−プコイルから送られる
受信信号をフイルタで各周波数に選別し位相検知部に送
る。位相検知部は各周波数毎に、交差ル−プコイルとル
−プコイルから送られる受信信号の位相の変化を調べ、
交差ル−プコイルとル−プコイルから送られる受信信号
が同一位相のときは正の信号を出力し、交差ル−プコイ
ルとル−プコイルから送られる受信信号の位相が異なる
ときは負の信号を出力し信号変換部に送る。信号変換部
は各周波数毎に位相検知部から送られる正,負の信号に
応じたパルス信号を論理回路部に出力する。論理回路部
は各周波数毎に各信号変換部から送られるパルス信号を
論理演算して、距離Lを細分した距離毎に車両の位置信
号を出力する。
【0009】
【実施例】図1,図2はこの発明の一実施例の構成を示
すブロック図である。図に示すように、車両位置検知装
置は車両1に搭載された車上装置2と、地上に設置され
た地上装置3とを有する。車上装置2は、図1に示すよ
うに信号発生部4とアンテナ5とを有する。信号発生部
4は3個の発振器41a〜41cと、各発振器41a〜
41cに接続された増幅器42a〜42cとを有する。
発振器41a〜41cはそれぞれ異なる周波数f1,
f2,f3の信号を発生し、増幅器42a〜42cを介し
てアンテナ5に送る。アンテナ5は車両1の進行方向に
沿って一定間隔D、例えばD=200mmおきに配列さ
れ、大きさwが例えば90mmの3個の送信コイル51a
〜51cを有する。送信コイル51aは周波数f1の信
号を地上に送信し、送信コイル51bは周波数f2の信
号を地上に送信し、送信コイル51cは周波数f3の信
号を地上に送信する。
すブロック図である。図に示すように、車両位置検知装
置は車両1に搭載された車上装置2と、地上に設置され
た地上装置3とを有する。車上装置2は、図1に示すよ
うに信号発生部4とアンテナ5とを有する。信号発生部
4は3個の発振器41a〜41cと、各発振器41a〜
41cに接続された増幅器42a〜42cとを有する。
発振器41a〜41cはそれぞれ異なる周波数f1,
f2,f3の信号を発生し、増幅器42a〜42cを介し
てアンテナ5に送る。アンテナ5は車両1の進行方向に
沿って一定間隔D、例えばD=200mmおきに配列さ
れ、大きさwが例えば90mmの3個の送信コイル51a
〜51cを有する。送信コイル51aは周波数f1の信
号を地上に送信し、送信コイル51bは周波数f2の信
号を地上に送信し、送信コイル51cは周波数f3の信
号を地上に送信する。
【0010】地上装置3は、図2に示すように線路に沿
って配置されたパタ−ンベルト6と、6個のフィルタ7
a〜7fと、3個の位相検知部8a〜8cと、3個の信
号変換部9a〜9cと、論理回路部10と、出力部11
及び走行方向判別部12を有する。パタ−ンベルト6は
車両1の進行方向に沿って2層に配置された交差ル−プ
コイル61とル−プコイル62とを有する。交差ル−プ
コイル61とル−プコイル62はともに車上の送信コイ
ル51a〜51cから送信される信号を受信するもので
あり、交差ル−プコイル61は距離L、例えばL=150
mm毎に交差して配列され、ル−プコイル62は単一の
ル−プで形成されている。
って配置されたパタ−ンベルト6と、6個のフィルタ7
a〜7fと、3個の位相検知部8a〜8cと、3個の信
号変換部9a〜9cと、論理回路部10と、出力部11
及び走行方向判別部12を有する。パタ−ンベルト6は
車両1の進行方向に沿って2層に配置された交差ル−プ
コイル61とル−プコイル62とを有する。交差ル−プ
コイル61とル−プコイル62はともに車上の送信コイ
ル51a〜51cから送信される信号を受信するもので
あり、交差ル−プコイル61は距離L、例えばL=150
mm毎に交差して配列され、ル−プコイル62は単一の
ル−プで形成されている。
【0011】フイルタ7a,7c,7eは交差ル−プコ
イル61に接続され、フィルタ7b,7d,7fはル−
プコイル62に接続されている。そしてフィルタ7a,
7bは周波数f1の信号のみを通過し、他の周波数の信
号を阻止する。フィルタ7c,7dは周波数f2の信号
のみを通過し、他の周波数の信号を阻止し、フィルタ7
e,7fは周波数f3の信号のみを通過し、他の周波数
の信号を阻止する。
イル61に接続され、フィルタ7b,7d,7fはル−
プコイル62に接続されている。そしてフィルタ7a,
7bは周波数f1の信号のみを通過し、他の周波数の信
号を阻止する。フィルタ7c,7dは周波数f2の信号
のみを通過し、他の周波数の信号を阻止し、フィルタ7
e,7fは周波数f3の信号のみを通過し、他の周波数
の信号を阻止する。
【0012】位相検知部8aはフィルタ7a,7bから
送られる周波数f1の受信信号の位相を比較し、フィル
タ7aから送られる信号とフィルタ7bから送られる信
号が同一位相のときは周波数2f1の正の信号を出力
し、位相が180度異なるときは周波数2f1の負の信号を
出力する。位相検知部8b,8cもそれぞれ同様にフィ
ルタ7c,7eとフィルタ7d,7fから送られる受信
信号の位相を比較し、フィルタ7c,7eとフィルタ7
d,7fから送られる信号が同一位相のときは周波数2
f2,2f3の正の信号を出力し、位相が180度異なると
きは周波数2f2,2f3の負の信号を出力する。
送られる周波数f1の受信信号の位相を比較し、フィル
タ7aから送られる信号とフィルタ7bから送られる信
号が同一位相のときは周波数2f1の正の信号を出力
し、位相が180度異なるときは周波数2f1の負の信号を
出力する。位相検知部8b,8cもそれぞれ同様にフィ
ルタ7c,7eとフィルタ7d,7fから送られる受信
信号の位相を比較し、フィルタ7c,7eとフィルタ7
d,7fから送られる信号が同一位相のときは周波数2
f2,2f3の正の信号を出力し、位相が180度異なると
きは周波数2f2,2f3の負の信号を出力する。
【0013】信号変換部9a〜9cは位相検知部8a〜
8cから正の信号が送られたときには高レベル、負の信
号が送られたときに低レベルになるパルス信号を出力す
る。論理回路部10は各信号変換部9a〜9cから送ら
れるパルス信号を論理演算して車両1の位置信号を発生
する。出力部11は論理回路部10から送られる位置信
号を車両1に送り出す。走行方向判別部12は信号変換
部9a〜9cから出力される信号の変移状態を確認し、
車両の走行方向を検出する。
8cから正の信号が送られたときには高レベル、負の信
号が送られたときに低レベルになるパルス信号を出力す
る。論理回路部10は各信号変換部9a〜9cから送ら
れるパルス信号を論理演算して車両1の位置信号を発生
する。出力部11は論理回路部10から送られる位置信
号を車両1に送り出す。走行方向判別部12は信号変換
部9a〜9cから出力される信号の変移状態を確認し、
車両の走行方向を検出する。
【0014】上記のように構成された車両位置検知装置
で車両1の位置を検出するときの動作を図3,図4の波
形図を参照して説明する。
で車両1の位置を検出するときの動作を図3,図4の波
形図を参照して説明する。
【0015】車両1がパタ−ンベルト6の位置に進入す
ると、車両1に搭載しているアンテナ5の送信コイル5
1aから送信している周波数f1の信号をパタ−ンベル
ト6の交差ル−プコイル61とル−プコイル62で受信
し、フィルタ7a〜7fに送る。この車両からの信号を
受信する交差ル−プコイル61は、例えば距離L=150
mm毎に交差して配列されているから、図3(a)に示
すように、距離L=150mm毎に受信信号の位相を反転
して出力する。一方、ル−プコイル62は単一のル−プ
で形成されているから、図3(b)に示すように位相が
変化しない受信信号をそのまま連続して出力する。
ると、車両1に搭載しているアンテナ5の送信コイル5
1aから送信している周波数f1の信号をパタ−ンベル
ト6の交差ル−プコイル61とル−プコイル62で受信
し、フィルタ7a〜7fに送る。この車両からの信号を
受信する交差ル−プコイル61は、例えば距離L=150
mm毎に交差して配列されているから、図3(a)に示
すように、距離L=150mm毎に受信信号の位相を反転
して出力する。一方、ル−プコイル62は単一のル−プ
で形成されているから、図3(b)に示すように位相が
変化しない受信信号をそのまま連続して出力する。
【0016】交差ル−プコイル61とル−プコイル62
からそれぞれ周波数f1の信号がフィルタ7a〜7fに
送られると、フィルタ7a,7bで周波数f1の信号の
みを通過して位相検知部8aに送る。位相検知部8aは
フィルタ7aから送られた信号とフィルタ7bから送ら
れた信号を比較し、図3(c)に示すようにフィルタ7
aから送られた信号とフィルタ7bから送られた信号が
同一位相のときは、周波数2f1の正の信号を出力し、
両信号の位相が180度異なるときは周波数2f1の負の信
号を出力し信号変換部9aに送る。信号変換部9aは周
波数2f1の正の信号が送られると、図3(d)に示す
ように、高レベルとなり、周波数2f1の負の信号が送
られると低レベルになるパルス信号を出力する。この距
離L=150mm毎に変化するパルス信号が論理回路部1
0と走行方向判別部12に送られる。
からそれぞれ周波数f1の信号がフィルタ7a〜7fに
送られると、フィルタ7a,7bで周波数f1の信号の
みを通過して位相検知部8aに送る。位相検知部8aは
フィルタ7aから送られた信号とフィルタ7bから送ら
れた信号を比較し、図3(c)に示すようにフィルタ7
aから送られた信号とフィルタ7bから送られた信号が
同一位相のときは、周波数2f1の正の信号を出力し、
両信号の位相が180度異なるときは周波数2f1の負の信
号を出力し信号変換部9aに送る。信号変換部9aは周
波数2f1の正の信号が送られると、図3(d)に示す
ように、高レベルとなり、周波数2f1の負の信号が送
られると低レベルになるパルス信号を出力する。この距
離L=150mm毎に変化するパルス信号が論理回路部1
0と走行方向判別部12に送られる。
【0017】車両1に搭載しているアンテナ5の送信コ
イル51b,51cからそれぞれ送信している周波数f
2,f3の信号をパタ−ンベルト6の交差ル−プコイル6
1とル−プコイル62で受信した場合も、上記と同様に
フィルタ7c,7dで周波数f2の信号のみを通過し、
フィルタ7e,7fで周波数f3の信号のみを通過して
それぞれ位相検知部8b,8cに送る。位相検知部8
b,8cでは交差ル−プコイル61とル−プコイル62
で受信した信号の位相に応じて周波数2f2,2f3の
正,負の信号に変換して信号変換部9b,9cに送る。
信号変換部9b,9cは送られた周波数2f2,2f3の
正,負の信号に応じたパルス信号に変換して出力する。
イル51b,51cからそれぞれ送信している周波数f
2,f3の信号をパタ−ンベルト6の交差ル−プコイル6
1とル−プコイル62で受信した場合も、上記と同様に
フィルタ7c,7dで周波数f2の信号のみを通過し、
フィルタ7e,7fで周波数f3の信号のみを通過して
それぞれ位相検知部8b,8cに送る。位相検知部8
b,8cでは交差ル−プコイル61とル−プコイル62
で受信した信号の位相に応じて周波数2f2,2f3の
正,負の信号に変換して信号変換部9b,9cに送る。
信号変換部9b,9cは送られた周波数2f2,2f3の
正,負の信号に応じたパルス信号に変換して出力する。
【0018】この各信号変換部9a〜9cから出力され
るパルス信号は、車両1に搭載しているアンテナ5の送
信コイル51a〜51cがそれぞれ例えば大きさw=90
mmより大きい間隔D=200mmおきに配列されている
から、図4に示すように、送信コイル51aから送信し
ている周波数f1の信号による信号変換部9aの出力信
号S(f1)に対して送信コイル51bから送信している
周波数f2の信号による信号変換部9bの出力信号S(f
2)は距離D=200mmだけ遅れて出力される。同様に、
送信コイル51bから送信している周波数f2の信号に
よる信号変換部9bの出力信号S(f2)に対して送信コ
イル51cから送信している周波数f3の信号による信
号変換部9cの出力信号S(f3)は距離D=200mmだけ
遅れて出力される。
るパルス信号は、車両1に搭載しているアンテナ5の送
信コイル51a〜51cがそれぞれ例えば大きさw=90
mmより大きい間隔D=200mmおきに配列されている
から、図4に示すように、送信コイル51aから送信し
ている周波数f1の信号による信号変換部9aの出力信
号S(f1)に対して送信コイル51bから送信している
周波数f2の信号による信号変換部9bの出力信号S(f
2)は距離D=200mmだけ遅れて出力される。同様に、
送信コイル51bから送信している周波数f2の信号に
よる信号変換部9bの出力信号S(f2)に対して送信コ
イル51cから送信している周波数f3の信号による信
号変換部9cの出力信号S(f3)は距離D=200mmだけ
遅れて出力される。
【0019】論理回路部10はこの周波数f1,f2,f
3に対応して信号変換部9a〜9cから送られるパルス
信号S(f1),S(f2),S(f3)を論理演算し、図4
(d)に示すように、信号変換部9a〜9cから送られ
るパルス信号S(f1),S(f2),S(f3)のいずれか2
信号が高レベルのときは高レベルになり、その他のとき
に低レベルになるパルス信号Sを位置信号として発生す
る。このパルス信号Sを発生するパルス信号S(f1),
S(f2),S(f3)は高レベルと低レベルの幅がともにL
=150mmであり、各パルス信号S(f1),S(f2),S
(f3)にはD=200mmの遅れがあるから、パルス信号S
はパルス幅W=(D−L)=50mmで繰返し周期T=100
mmのパルスになる。したがってアンテナ6の送信コイ
ル51a〜51cから送信している周波数f1,f2,f
3の信号を受信して位置信号としてパルス信号Sを発生
すると、距離W=50mmおきに走行する車両1の位置を
検知して出力部11から送り出すことができ、車両1の
走行位置を地上で高精度に検知することができる。
3に対応して信号変換部9a〜9cから送られるパルス
信号S(f1),S(f2),S(f3)を論理演算し、図4
(d)に示すように、信号変換部9a〜9cから送られ
るパルス信号S(f1),S(f2),S(f3)のいずれか2
信号が高レベルのときは高レベルになり、その他のとき
に低レベルになるパルス信号Sを位置信号として発生す
る。このパルス信号Sを発生するパルス信号S(f1),
S(f2),S(f3)は高レベルと低レベルの幅がともにL
=150mmであり、各パルス信号S(f1),S(f2),S
(f3)にはD=200mmの遅れがあるから、パルス信号S
はパルス幅W=(D−L)=50mmで繰返し周期T=100
mmのパルスになる。したがってアンテナ6の送信コイ
ル51a〜51cから送信している周波数f1,f2,f
3の信号を受信して位置信号としてパルス信号Sを発生
すると、距離W=50mmおきに走行する車両1の位置を
検知して出力部11から送り出すことができ、車両1の
走行位置を地上で高精度に検知することができる。
【0020】また、走行方向判別部12で信号変換部9
a〜9cから出力されるパルス信号S(f1),S(f2),
S(f3)の順序を判別することにより車両1の進行方向
を検出することができる。
a〜9cから出力されるパルス信号S(f1),S(f2),
S(f3)の順序を判別することにより車両1の進行方向
を検出することができる。
【0021】さらに、パルス信号Sを発生するととも
に、パルス信号Sの変移時間も計測することにより車両
1の速度も地上で検出することができる。
に、パルス信号Sの変移時間も計測することにより車両
1の速度も地上で検出することができる。
【0022】また、信号変換部9a〜9cから出力され
るパルス信号S(f1),S(f2),S(f3)のうち例えば
パルス信号S(f2)の一部に異常が生じたときは、地上
装置3のなかで信号変換部9bの系統に異常が生じたと
判断できる。したがって万一故障が生じた場合でも、故
障の原因を容易に判別することができる。
るパルス信号S(f1),S(f2),S(f3)のうち例えば
パルス信号S(f2)の一部に異常が生じたときは、地上
装置3のなかで信号変換部9bの系統に異常が生じたと
判断できる。したがって万一故障が生じた場合でも、故
障の原因を容易に判別することができる。
【0023】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、走行す
る車両に搭載され、間隔Dをおいて配列され、間隔Dよ
り小さな大きさwを有する複数の送信コイルから異なる
周波数の信号を送信し、受信信号の位相を一定距離L毎
に反転して出力する交差ル−プコイルと、受信信号をそ
のまま出力するル−プコイルで受信し、交差ル−プコイ
ルとル−プコイルから出力される複数種類の周波数の信
号の位相の変化により車両の位置を検知するから、走行
する車両の位置を微小間隔単位で検知することができ
る。したがって車両の停止位置等を高精度に制御するこ
とができる。
る車両に搭載され、間隔Dをおいて配列され、間隔Dよ
り小さな大きさwを有する複数の送信コイルから異なる
周波数の信号を送信し、受信信号の位相を一定距離L毎
に反転して出力する交差ル−プコイルと、受信信号をそ
のまま出力するル−プコイルで受信し、交差ル−プコイ
ルとル−プコイルから出力される複数種類の周波数の信
号の位相の変化により車両の位置を検知するから、走行
する車両の位置を微小間隔単位で検知することができ
る。したがって車両の停止位置等を高精度に制御するこ
とができる。
【0024】また、地上に設置するパタ−ンベルトには
2層のル−プコイルを設ければ良いから、地上設備を簡
略化することができる。
2層のル−プコイルを設ければ良いから、地上設備を簡
略化することができる。
【図1】この発明の実施例の車上装置の構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】上記実施例の地上装置の構成を示すブロック図
である。
である。
【図3】上記実施例の動作原理を示す波形図である。
【図4】上記実施例の動作を示す波形図である。
1 車両 4 信号発生部 41a〜41c 発振器 42a〜42c 増幅器 5 アンテナ 51a〜51c 送信コイル 6 パタ−ンベルト 61 交差ル−プコイル 62 ル−プコイル 7a〜7f フィルタ 8a〜8c 位相検知部 9a〜9c 信号変換部 10 論理回路部
Claims (1)
- 【請求項1】 車上装置として信号発生部とアンテナを
有し、地上装置としてパタ−ンベルトとフィルタと位相
検知部と信号変換部と論理回路部とを有し、 信号発生部は異なる複数の周波数の信号を発生しアンテ
ナに送るものであり、発振器と増幅器とを有し、 アンテナは地上に信号を送信するものであり、車両の進
行方向に沿って一定間隔Dで配列された間隔Dより小さ
な大きさwの複数の送信コイルを有し、各送信コイルは
それぞれ異なる周波数の信号を送信し、 パタ−ンベルトは車上からの信号を受信するものであ
り、車両の進行方向に沿って並列に配置された交差ル−
プコイルとル−プコイルとを有し、交差ル−プコイルは
一定の距離L毎に交差して配列され、ル−プコイルは連
続して単一ル−プで形成され、 フイルタは交差ル−プコイルとル−プコイルから送られ
る受信信号から複数の周波数の信号をそれぞれ選別して
通過させ、 位相検知部は各周波数毎にフィルタから送られる受信信
号の位相変化を検知し、交差ル−プコイルとル−プコイ
ルから送られる受信信号が同一位相のときは正の信号を
出力し、交差ル−プコイルとル−プコイルから送られる
受信信号の位相が異なるときは負の信号を出力し、 信号変換部は位相検知部から送られる正,負の信号に応
じたパルス信号を出力し、 論理回路部は各周波数毎に信号変換部から送られるパル
ス信号を論理演算して車両の走行位置信号を出力するこ
とを特徴とする車両位置検知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5163858A JP2545034B2 (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 車両位置検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5163858A JP2545034B2 (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 車両位置検知装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06344914A true JPH06344914A (ja) | 1994-12-20 |
JP2545034B2 JP2545034B2 (ja) | 1996-10-16 |
Family
ID=15782100
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5163858A Expired - Fee Related JP2545034B2 (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 車両位置検知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2545034B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5412765A (en) * | 1977-06-29 | 1979-01-30 | Kokusai Electric Co Ltd | Moving body position detector |
-
1993
- 1993-06-10 JP JP5163858A patent/JP2545034B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5412765A (en) * | 1977-06-29 | 1979-01-30 | Kokusai Electric Co Ltd | Moving body position detector |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2545034B2 (ja) | 1996-10-16 |
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Legal Events
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