JPH0634445Y2 - 回転数検出装置 - Google Patents
回転数検出装置Info
- Publication number
- JPH0634445Y2 JPH0634445Y2 JP8958388U JP8958388U JPH0634445Y2 JP H0634445 Y2 JPH0634445 Y2 JP H0634445Y2 JP 8958388 U JP8958388 U JP 8958388U JP 8958388 U JP8958388 U JP 8958388U JP H0634445 Y2 JPH0634445 Y2 JP H0634445Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- joint
- rotating body
- sensor
- traveling
- rotation speed
- Prior art date
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- Operation Control Of Excavators (AREA)
- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、旋回体を備えた油圧駆動車両に用いられる回
転数検出装置に関し、特に車両速度を旋回体側に伝達す
る際のノイズ発生を防止するように改善を図ったもので
ある。
転数検出装置に関し、特に車両速度を旋回体側に伝達す
る際のノイズ発生を防止するように改善を図ったもので
ある。
B.従来の技術 この種の油圧駆動車両として、例えば第4図に示すよう
に、下部走行体200と、その上部に旋回輪を介して設置
された上部旋回体100とを有し、上部旋回体100に作業用
アタッチメント20が取付られた走行式油圧ショベルが知
られている。
に、下部走行体200と、その上部に旋回輪を介して設置
された上部旋回体100とを有し、上部旋回体100に作業用
アタッチメント20が取付られた走行式油圧ショベルが知
られている。
このような油圧ショベルにおいて、例えば車両の走行速
度を運転室内の速度計で表示したり、エンジン回転数,
ステアリング,サスペンションあるいはドアロック装置
などを車速に応じて制御する場合、走行用油圧モータが
下部走行体側に設けられているものでは、油圧モータに
よって回転される車軸の回転数を例えば車速センサで検
知し、その検出信号を上部旋回体側の速度計等に電気的
に送信する必要がある。
度を運転室内の速度計で表示したり、エンジン回転数,
ステアリング,サスペンションあるいはドアロック装置
などを車速に応じて制御する場合、走行用油圧モータが
下部走行体側に設けられているものでは、油圧モータに
よって回転される車軸の回転数を例えば車速センサで検
知し、その検出信号を上部旋回体側の速度計等に電気的
に送信する必要がある。
そこで従来では、第5図に示すように上部旋回体100に
固定される上部継手51の外周面にスリプリング導体61a
を取付け、下部走行体200に固定される下部継手52の内
周面にスリップリングブラシ61bを設け、導体61aとブラ
シ61bによるスリップリング61で下部走行体200に設置さ
れる速度センサからの速度信号を上部旋回体100の速度
計等に伝達している。スリップリングブラシ61bは上部
継手51の内周面に全周にわたって設けられているので、
上部旋回体100が下部走行体200に対して回転しても導体
61aとブラシ61bは常に接触しており、これにより速度信
号を連続的に伝達することができる。なお、62は速度セ
ンサにワイヤハーネスを接続する端子、63はその端子62
とブラシ61bとを接続する導体、64は速度計にワイヤハ
ーネスを接続する端子、65は導体61aと端子64とを接続
する導体である。
固定される上部継手51の外周面にスリプリング導体61a
を取付け、下部走行体200に固定される下部継手52の内
周面にスリップリングブラシ61bを設け、導体61aとブラ
シ61bによるスリップリング61で下部走行体200に設置さ
れる速度センサからの速度信号を上部旋回体100の速度
計等に伝達している。スリップリングブラシ61bは上部
継手51の内周面に全周にわたって設けられているので、
上部旋回体100が下部走行体200に対して回転しても導体
61aとブラシ61bは常に接触しており、これにより速度信
号を連続的に伝達することができる。なお、62は速度セ
ンサにワイヤハーネスを接続する端子、63はその端子62
とブラシ61bとを接続する導体、64は速度計にワイヤハ
ーネスを接続する端子、65は導体61aと端子64とを接続
する導体である。
C.考案が解決しようとする課題 しかしながら、このようなスリップリング61を使用した
場合には、伝達される信号に大きなノイズが発生し易い
上に、ブラシ61bの耐久性にも問題がある。この種のブ
ラシ型スリップリング61に代え、水銀型のスリップリン
グを用いればノイズを小さくすることが可能となるが、
非常に高価であり高コスト化を招来する。
場合には、伝達される信号に大きなノイズが発生し易い
上に、ブラシ61bの耐久性にも問題がある。この種のブ
ラシ型スリップリング61に代え、水銀型のスリップリン
グを用いればノイズを小さくすることが可能となるが、
非常に高価であり高コスト化を招来する。
本考案の目的は、車両の速度に関する情報を下部走行体
から上部旋回体に伝達する際のノイズの発生を防止した
低コストの回転数検出装置を提供することにある。
から上部旋回体に伝達する際のノイズの発生を防止した
低コストの回転数検出装置を提供することにある。
D.課題を解決するための手段 一実施例を示す第1図により説明すると、本考案は、上
部旋回体100と下部走行体200とを有し、上部旋回体100
側に設けられた油圧源1(第2図)からの吐出油を旋回
継手50を介して下部走行体200に設けられた走行用油圧
モータ4(第2図)に導いて走行を行う旋回可能な油圧
駆動車両に用いられる回転数検出装置に適用される。そ
して上述の課題は、旋回継手50の回転中心と同軸に支承
され、車両の走行速度に応じた回転数で回転する回転体
54と、上部旋回体100側に回転体54と対向して固定さ
れ、この回転体54の回転数に相応した信号を出力するセ
ンサ55とを具備することにより解決される。
部旋回体100と下部走行体200とを有し、上部旋回体100
側に設けられた油圧源1(第2図)からの吐出油を旋回
継手50を介して下部走行体200に設けられた走行用油圧
モータ4(第2図)に導いて走行を行う旋回可能な油圧
駆動車両に用いられる回転数検出装置に適用される。そ
して上述の課題は、旋回継手50の回転中心と同軸に支承
され、車両の走行速度に応じた回転数で回転する回転体
54と、上部旋回体100側に回転体54と対向して固定さ
れ、この回転体54の回転数に相応した信号を出力するセ
ンサ55とを具備することにより解決される。
E.作用 センサ55が上部旋回体51に設けられており、信号伝達の
ためのハーネスが上部旋回体100側と下部走行体200側と
の間で接続されないから、従来のスリップリングと同等
の機能が得られる。回転体54は、車両の走行速度に応じ
た回転数で回転し、センサ55は、この回転体54と所定間
隔を保持したまま、すなわち回転体と非接触の状態でそ
の回転数を検出し、回転数に相応した信号を出力するか
ら、センサ55の出力信号にノイズが発生することが防止
される。
ためのハーネスが上部旋回体100側と下部走行体200側と
の間で接続されないから、従来のスリップリングと同等
の機能が得られる。回転体54は、車両の走行速度に応じ
た回転数で回転し、センサ55は、この回転体54と所定間
隔を保持したまま、すなわち回転体と非接触の状態でそ
の回転数を検出し、回転数に相応した信号を出力するか
ら、センサ55の出力信号にノイズが発生することが防止
される。
なお、本考案の構成を説明する上記D項およびE項で
は、本考案を分かり易くするために実施例の図を用いた
が、これにより本考案が実施例に限定されるものではな
い。
は、本考案を分かり易くするために実施例の図を用いた
が、これにより本考案が実施例に限定されるものではな
い。
F.実施例 第1図および第2図に基づいて本考案の一実施例につい
て説明する。
て説明する。
(I)実施例の構成 第2図は油圧ショベルの走行油圧回路図である。上部旋
回体100に設けられた油圧ポンプ1からの吐出油は、制
御弁2,管路12aまたは12bを通り、センタジョイント(旋
回継手)50を介して下部走行体200側に導かれ、管路13a
または13b,カウンタバランス弁3を介して油圧モータ4
に導かれるようになっている。この制御弁2は、油圧ポ
ンプ5,パイロット弁6,スローリターン弁7,前後進切換弁
8から成るパイロット油圧回路により切換制御される。
そして、油圧ポンプ1の吐出油のうち、制御弁2の切換
り量に応じた量だけが油圧モータ4に達し、これにより
油圧モータ4が駆動される。
回体100に設けられた油圧ポンプ1からの吐出油は、制
御弁2,管路12aまたは12bを通り、センタジョイント(旋
回継手)50を介して下部走行体200側に導かれ、管路13a
または13b,カウンタバランス弁3を介して油圧モータ4
に導かれるようになっている。この制御弁2は、油圧ポ
ンプ5,パイロット弁6,スローリターン弁7,前後進切換弁
8から成るパイロット油圧回路により切換制御される。
そして、油圧ポンプ1の吐出油のうち、制御弁2の切換
り量に応じた量だけが油圧モータ4に達し、これにより
油圧モータ4が駆動される。
油圧モータ4の駆動力は、その出力軸11を介してミッシ
ョン12に伝達され、さらに、プロペラシャフト13を介し
てデファレンシャルギアボックス14に伝達されアクスル
14Aが回転し、これにより車輪15が回転して車両が走行
する。
ョン12に伝達され、さらに、プロペラシャフト13を介し
てデファレンシャルギアボックス14に伝達されアクスル
14Aが回転し、これにより車輪15が回転して車両が走行
する。
ここで、センタジョイント50の内部構造を第1図に示
す。
す。
第1図において、センタジョイント50は、上部旋回体10
0に固定された円柱状の上部継手51と、下部走行体200に
固定された円筒状の下部継手52とから成り、上部継手51
は、下部継手52に嵌入されて回転可能とされている。下
部継手52の内周面には、全周にわたって一対の溝52a,52
bが刻設されるとともに、これらの溝52a,52bと一端が接
続する管路52c,52dがそれぞれ形成されている。管路52
c,52dは下部継手52の側壁を貫通しており、第2図に示
す下部走行体200側の管路13a,13bがそれぞれ接続され
る。また、上部継手51には、上部旋回体100側の管路12
a,12b(第2図)に一端が接続される管路51a,51bが形成
され、その他端が下部継手52の溝52a,52bにそれぞれ接
続される。したがって、上部旋回体100の旋回により下
部継手52に対して上部継手51が回転しても、管路12a,12
bと管路13a,13bとは、それぞれ管路51a,51b,溝52a,52b,
管路52c,52dを介して常に連通している。なお、溝52a,5
2bは、それぞれOリング71a〜71cでシールされる。
0に固定された円柱状の上部継手51と、下部走行体200に
固定された円筒状の下部継手52とから成り、上部継手51
は、下部継手52に嵌入されて回転可能とされている。下
部継手52の内周面には、全周にわたって一対の溝52a,52
bが刻設されるとともに、これらの溝52a,52bと一端が接
続する管路52c,52dがそれぞれ形成されている。管路52
c,52dは下部継手52の側壁を貫通しており、第2図に示
す下部走行体200側の管路13a,13bがそれぞれ接続され
る。また、上部継手51には、上部旋回体100側の管路12
a,12b(第2図)に一端が接続される管路51a,51bが形成
され、その他端が下部継手52の溝52a,52bにそれぞれ接
続される。したがって、上部旋回体100の旋回により下
部継手52に対して上部継手51が回転しても、管路12a,12
bと管路13a,13bとは、それぞれ管路51a,51b,溝52a,52b,
管路52c,52dを介して常に連通している。なお、溝52a,5
2bは、それぞれOリング71a〜71cでシールされる。
また、下部継手52の下端には、保持部材53を介して回転
体54が上部継手51の回転中心と同軸で回転可能に軸支さ
れ、この回転体54の周面には歯が形成されている。ま
た、回転体54は、フレキシブルケーブル72を介してミッ
ション12(第2図)に連結されており、車輪15の回転に
応じた回転数、すなわち車両の走行速度に応じた回転数
で回転する。
体54が上部継手51の回転中心と同軸で回転可能に軸支さ
れ、この回転体54の周面には歯が形成されている。ま
た、回転体54は、フレキシブルケーブル72を介してミッ
ション12(第2図)に連結されており、車輪15の回転に
応じた回転数、すなわち車両の走行速度に応じた回転数
で回転する。
一方上部継手51の下端には、この回転体54の周面と対向
して例えば電磁ピックアップ方式の非接触型回転数検出
センサ55が取付けられている。このセンサ55は、永久磁
石の周囲にコイルを巻回したものであり、回転体54の回
転によりその回転速度に比例した交流信号がコイルに発
生する。センサ55にはハーネス56の一端が接続され、こ
のハーネス56は、上部継手51にその回転中心から偏心し
て形成された貫通孔51c内部を通り、その他端が第2図
に示すように上部旋回体100の運転室内に設けられた速
度計31に接続される。したがって、センサ55により検出
された回転体54の回転数に関する交流信号は、ハーネス
56を介して速度計31に伝達される。
して例えば電磁ピックアップ方式の非接触型回転数検出
センサ55が取付けられている。このセンサ55は、永久磁
石の周囲にコイルを巻回したものであり、回転体54の回
転によりその回転速度に比例した交流信号がコイルに発
生する。センサ55にはハーネス56の一端が接続され、こ
のハーネス56は、上部継手51にその回転中心から偏心し
て形成された貫通孔51c内部を通り、その他端が第2図
に示すように上部旋回体100の運転室内に設けられた速
度計31に接続される。したがって、センサ55により検出
された回転体54の回転数に関する交流信号は、ハーネス
56を介して速度計31に伝達される。
(II)実施例の動作 第2図において、車両が停止している状態で前後進切換
弁8を前進位置(F位置)または後進位置(R位置)に
切換えてから、パイロット弁6のペダル6aを踏込み操作
すると、油圧ポンプ5からの吐出油がパイロット弁6,ス
ローリターン弁7および前後進切換弁8を介して制御弁
2のパイロットポート2aまたは2bに導かれ、制御弁2が
パイロット油圧に応じたストロークで切換わる。これに
より油圧ポンプ1からの吐出油は、制御弁2を通過した
後、管路12aまたは12bからセンタジョイント50内に導か
れ、第1図に示す上部継手51の管路51aまたは51bおよび
下部継手52の溝52aまたは52bおよび管路52cまたは52dを
通って下部走行体200内の管路13a,13bに導かれる。その
後、この吐出油は、カウンタバランス弁3を介して油圧
モータ4に導かれ、これにより油圧モータ4が駆動され
る。
弁8を前進位置(F位置)または後進位置(R位置)に
切換えてから、パイロット弁6のペダル6aを踏込み操作
すると、油圧ポンプ5からの吐出油がパイロット弁6,ス
ローリターン弁7および前後進切換弁8を介して制御弁
2のパイロットポート2aまたは2bに導かれ、制御弁2が
パイロット油圧に応じたストロークで切換わる。これに
より油圧ポンプ1からの吐出油は、制御弁2を通過した
後、管路12aまたは12bからセンタジョイント50内に導か
れ、第1図に示す上部継手51の管路51aまたは51bおよび
下部継手52の溝52aまたは52bおよび管路52cまたは52dを
通って下部走行体200内の管路13a,13bに導かれる。その
後、この吐出油は、カウンタバランス弁3を介して油圧
モータ4に導かれ、これにより油圧モータ4が駆動され
る。
油圧モータ4の駆動力は、その出力軸11,ミッション12,
プロペラシャフト13,デファレンシャルギアボックス14
およびアクスル14Aを介して車輪15に伝達され、その結
果、車輪15が回転して車両が走行する。このときの走行
速度は、ペダル6aの踏込量に依存する。
プロペラシャフト13,デファレンシャルギアボックス14
およびアクスル14Aを介して車輪15に伝達され、その結
果、車輪15が回転して車両が走行する。このときの走行
速度は、ペダル6aの踏込量に依存する。
一方、第1図の回転体54は、車両の走行に伴い、車輪15
の回転に応じた回転数で回転する。回転数検出センサ55
は回転体54の回転数を検出し、その検出信号は、ハーネ
ス56を介して上部旋回体100内の速度計31に伝達され、
この速度計31にて車両の速度が表示される。
の回転に応じた回転数で回転する。回転数検出センサ55
は回転体54の回転数を検出し、その検出信号は、ハーネ
ス56を介して上部旋回体100内の速度計31に伝達され、
この速度計31にて車両の速度が表示される。
以上のように、回転数検出装置を構成するセンサ55と回
転体54とを上下の継手51,52間に非接触で設置しセンサ5
5を上部旋回体100側に設けたから、ハーネス56が上部旋
回体100と下部走行体200との間で接続する必要がなく、
従来のスリップリングと同様な機能を達成できる。ま
た、車軸15の回転に応じて回転する回転体54と、この回
転体54の回転数を検出して速度計31に伝達するセンサ55
とが非接触であるので、伝達される速度信号にノイズが
発生することがない。さらに、回転体54をセンタジョイ
ント50の回転中心と同軸で回転させるようにしたので、
上部旋回体100が下部走行体200に対して回転しても、回
転体54の回転面と回転数検出センサ55との間隔は不変で
あり、常に正確な検出が行える。
転体54とを上下の継手51,52間に非接触で設置しセンサ5
5を上部旋回体100側に設けたから、ハーネス56が上部旋
回体100と下部走行体200との間で接続する必要がなく、
従来のスリップリングと同様な機能を達成できる。ま
た、車軸15の回転に応じて回転する回転体54と、この回
転体54の回転数を検出して速度計31に伝達するセンサ55
とが非接触であるので、伝達される速度信号にノイズが
発生することがない。さらに、回転体54をセンタジョイ
ント50の回転中心と同軸で回転させるようにしたので、
上部旋回体100が下部走行体200に対して回転しても、回
転体54の回転面と回転数検出センサ55との間隔は不変で
あり、常に正確な検出が行える。
なお、上部旋回体100が旋回すると回転体54と回転数検
出センサ55が相対的に回転するため、これによってもセ
ンサ55は検出信号を出力するが、このときの回転は、車
両走行時の回転体54の回転に比べて極めて小さく、実質
的には問題にならない。
出センサ55が相対的に回転するため、これによってもセ
ンサ55は検出信号を出力するが、このときの回転は、車
両走行時の回転体54の回転に比べて極めて小さく、実質
的には問題にならない。
また以上では、回転数検出センサ55を上部継手51の下端
に取付けた例を示したが、上部継手51の上端に取付けた
例を第3図に示す。
に取付けた例を示したが、上部継手51の上端に取付けた
例を第3図に示す。
第3図において、上部継手51および下部継手52には、そ
の中心部に貫通孔51d,52eがそれぞれ設けられている。
これらの貫通孔51d,52e内部をセンタジョイント50と同
軸で軸57が回転可能に貫通支持され、この軸57の上端に
回転体54が一体に取付けられている。上部継手51の上端
には回転数検出センサ55が回転体54の回転面と所定間隔
で対向して固定されている。
の中心部に貫通孔51d,52eがそれぞれ設けられている。
これらの貫通孔51d,52e内部をセンタジョイント50と同
軸で軸57が回転可能に貫通支持され、この軸57の上端に
回転体54が一体に取付けられている。上部継手51の上端
には回転数検出センサ55が回転体54の回転面と所定間隔
で対向して固定されている。
上述したような動作で車両が走行すると、回転体54が軸
57とともに車両の速度に応じた回転数で回転し、この回
転数がセンサ55により検出され、その検出信号がハーネ
ス56を介して速度計31に伝達される。その結果、車両の
走行速度が速度計31にて表示される。この実施例でも、
上述と同様の作用効果が達成され、ノイズのない正確な
速度信号が得られる。
57とともに車両の速度に応じた回転数で回転し、この回
転数がセンサ55により検出され、その検出信号がハーネ
ス56を介して速度計31に伝達される。その結果、車両の
走行速度が速度計31にて表示される。この実施例でも、
上述と同様の作用効果が達成され、ノイズのない正確な
速度信号が得られる。
なお以上では、回転数検出センサ55をセンタジョイント
50の上部継手51に固定する例を示したが、回転体54の回
転を検出し得る位置であれば、上部継手51以外の上部旋
回体100のいずれに固定してもよい。また、歯車形状の
回転体54を用いたが、この歯は1個のみでもよい。さら
に、回転体54と電磁ピックアップ式のセンサ55とを用い
たが、回転体の回転数を光学的に検出するセンサを用い
てもよく、回転体とセンサとが非接触であればどの様な
タイプのセンサでもよい。
50の上部継手51に固定する例を示したが、回転体54の回
転を検出し得る位置であれば、上部継手51以外の上部旋
回体100のいずれに固定してもよい。また、歯車形状の
回転体54を用いたが、この歯は1個のみでもよい。さら
に、回転体54と電磁ピックアップ式のセンサ55とを用い
たが、回転体の回転数を光学的に検出するセンサを用い
てもよく、回転体とセンサとが非接触であればどの様な
タイプのセンサでもよい。
さらにまた、実施例のセンタジョイント50は円筒状の下
部継手52の内部に円柱状の上部継手51が回転可能に挿入
されたものを示したが、これとは逆に円柱状の下部継手
52を円筒状の上部継手51に挿入し、下部継手52の回りを
上部継手51が回転するものでもよい。
部継手52の内部に円柱状の上部継手51が回転可能に挿入
されたものを示したが、これとは逆に円柱状の下部継手
52を円筒状の上部継手51に挿入し、下部継手52の回りを
上部継手51が回転するものでもよい。
また、車両の走行速度に応じた情報を検出してその速度
を速度計で表示する例を示したが、この速度情報から、
ステアリング,サスペンションあるいはドアロック装置
などを制御するものにも本考案を適用できる。
を速度計で表示する例を示したが、この速度情報から、
ステアリング,サスペンションあるいはドアロック装置
などを制御するものにも本考案を適用できる。
さらに、以上では走行式油圧ショベルにて説明したが、
上部旋回体と下部走行体を有し、下部走行体側に走行用
油圧モータが設けられる他の油圧駆動車両にも本考案を
適用できる。
上部旋回体と下部走行体を有し、下部走行体側に走行用
油圧モータが設けられる他の油圧駆動車両にも本考案を
適用できる。
G.考案の効果 本考案によれば、車両の走行速度に応じて旋回継手と同
軸で回転する回転体と、この回転体と所定間隔を保持し
て上部旋回体側に固定されたセンサとで車両の走行速度
に関する情報を検出するようにしたので、従来のスリッ
プリングと同様に上部旋回体が回転しても配線が切断す
ることがなく、また、センサの検出信号にノイズが発生
することが防止される。また、回転体を旋回継手の回転
中心と同軸で支承するようにしたので、上部旋回体が回
転しても、センサと回転体との距離が変化せず、常に正
確な検出結果が得られる。
軸で回転する回転体と、この回転体と所定間隔を保持し
て上部旋回体側に固定されたセンサとで車両の走行速度
に関する情報を検出するようにしたので、従来のスリッ
プリングと同様に上部旋回体が回転しても配線が切断す
ることがなく、また、センサの検出信号にノイズが発生
することが防止される。また、回転体を旋回継手の回転
中心と同軸で支承するようにしたので、上部旋回体が回
転しても、センサと回転体との距離が変化せず、常に正
確な検出結果が得られる。
【図面の簡単な説明】 第1図および第2図は本考案の一実施例を説明するもの
で、第1図は本考案に係る回転数検出装置を示すセンタ
ジョイント周辺の断面図、第2図は油圧ショベルの走行
油圧回路図である。 第3図は変形例を示し、第1図に相当するセンタジョイ
ント周辺の断面図である。 第4図および第5図は従来例を説明するもので、第4図
は油圧ショベルの側面図、第5図はスリップリングを示
すセンタジョイント周辺の断面図である。 1:油圧ポンプ、4:油圧モータ 50:センタジョイント、51:上部継手 52:下部継手、54:回転体 55:回転数検出センサ
で、第1図は本考案に係る回転数検出装置を示すセンタ
ジョイント周辺の断面図、第2図は油圧ショベルの走行
油圧回路図である。 第3図は変形例を示し、第1図に相当するセンタジョイ
ント周辺の断面図である。 第4図および第5図は従来例を説明するもので、第4図
は油圧ショベルの側面図、第5図はスリップリングを示
すセンタジョイント周辺の断面図である。 1:油圧ポンプ、4:油圧モータ 50:センタジョイント、51:上部継手 52:下部継手、54:回転体 55:回転数検出センサ
Claims (2)
- 【請求項1】上部旋回体と下部走行体とを有し、上部旋
回体側に設けられた油圧源からの吐出油を旋回継手を介
して下部走行体側に設けられた走行用油圧モータに導い
て走行を行う油圧駆動車両に用いる回転数検出装置にお
いて、 前記旋回継手の回転中心と同軸に支承され、車両の走行
速度に応じた回転数で回転する回転体と、 前記上部旋回体側に前記回転体と対向して固定され、該
回転体の回転数に相応した信号を出力するセンサとを具
備することを特徴とする回転数検出装置。 - 【請求項2】前記旋回継手は、前記下部走行体に固定さ
れる下部継手と、前記上部旋回体に固定され、前記下部
継手内部に回転可能に挿入された上部継手とから成り、
前記回転体は、前記下部継手の下端に固定されるととも
に、前記センサは、前記上部継手の下端に固定され、該
センサの出力信号は、前記上部継手の回転中心から偏心
して穿設された貫通孔を通るハーネスにより上部旋回体
側に伝達されるように構成したことを特徴とする請求項
1に記載の回転数検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8958388U JPH0634445Y2 (ja) | 1988-07-06 | 1988-07-06 | 回転数検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8958388U JPH0634445Y2 (ja) | 1988-07-06 | 1988-07-06 | 回転数検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0212658U JPH0212658U (ja) | 1990-01-26 |
JPH0634445Y2 true JPH0634445Y2 (ja) | 1994-09-07 |
Family
ID=31314128
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8958388U Expired - Lifetime JPH0634445Y2 (ja) | 1988-07-06 | 1988-07-06 | 回転数検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0634445Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6592327B2 (ja) | 2015-10-28 | 2019-10-16 | キャタピラー エス エー アール エル | 作業機械のスイベルジョイント |
-
1988
- 1988-07-06 JP JP8958388U patent/JPH0634445Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0212658U (ja) | 1990-01-26 |
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