JPH0634003Y2 - 線棒材用組ローラ - Google Patents
線棒材用組ローラInfo
- Publication number
- JPH0634003Y2 JPH0634003Y2 JP4504689U JP4504689U JPH0634003Y2 JP H0634003 Y2 JPH0634003 Y2 JP H0634003Y2 JP 4504689 U JP4504689 U JP 4504689U JP 4504689 U JP4504689 U JP 4504689U JP H0634003 Y2 JPH0634003 Y2 JP H0634003Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- wire rod
- roller
- shaped
- rolls
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、線棒材のガイドなどに用いられる組ローラに
関する。
関する。
<従来の技術> 線材や棒鋼などを圧延機で圧延する際にその前後に取付
けられてガイドするローラガイドや巻取機入側に設けら
れて線材をピンチして巻取機に押し込むピンチローラな
どは、例えば第3図に示すような鼓型の形状とされる一
対の上下ロール2a,2bを組み合わせて用いる(特開昭55-
126302号公報参照)とか、第4図に示すように、鼓型の
形状とされる上下一対の水平ロール2a,2bと左右一対の
垂直ロール3a,3bとを組み合わせて配置したもの(特開
昭59-199102号公報参照)などが使用されている。
けられてガイドするローラガイドや巻取機入側に設けら
れて線材をピンチして巻取機に押し込むピンチローラな
どは、例えば第3図に示すような鼓型の形状とされる一
対の上下ロール2a,2bを組み合わせて用いる(特開昭55-
126302号公報参照)とか、第4図に示すように、鼓型の
形状とされる上下一対の水平ロール2a,2bと左右一対の
垂直ロール3a,3bとを組み合わせて配置したもの(特開
昭59-199102号公報参照)などが使用されている。
<考案が解決しようとする課題> しかしながら、これら従来の鼓型形状のロールを用いる
場合は、ガイドあるいはピンチする線棒材の外径が変更
されると、それに応じてロール径を変更する必要があ
り、また線棒材のロールへの接触部は常に固定されるか
ら、その部分が局部的に魔耗するなどの欠点を有してい
る。
場合は、ガイドあるいはピンチする線棒材の外径が変更
されると、それに応じてロール径を変更する必要があ
り、また線棒材のロールへの接触部は常に固定されるか
ら、その部分が局部的に魔耗するなどの欠点を有してい
る。
このような欠点を解消する手段として、例えば第5図に
示すように、上下一対の水平配置のフラットロール2
a′,2b′と左右一対の垂直配置のフラットロール3a′,3
b′とを組み合わせて構成したロールガイドがある。し
かし、このようなロールガイドを設置するには広いスペ
ースを必要とするから、例えば圧延機周辺などの狭いス
ペースには取付けることができず、またその設置に要す
る設備費が高くつくなどの問題がある。
示すように、上下一対の水平配置のフラットロール2
a′,2b′と左右一対の垂直配置のフラットロール3a′,3
b′とを組み合わせて構成したロールガイドがある。し
かし、このようなロールガイドを設置するには広いスペ
ースを必要とするから、例えば圧延機周辺などの狭いス
ペースには取付けることができず、またその設置に要す
る設備費が高くつくなどの問題がある。
本考案は、上記のような課題を解決したものであって、
どのようなサイズの線棒材であっても対応することの可
能な線棒材用組ローラを提供することを目的とする。
どのようなサイズの線棒材であっても対応することの可
能な線棒材用組ローラを提供することを目的とする。
<課題を解決するための手段> 本考案は、それぞれの軸心線を含む断面形状がV溝形状
とされるロールと台形形状とされるロールとを、互いに
軸心を平行にして同一垂直面内で上下に組み合わせたこ
とを特徴とする線棒材用組ローラである。
とされるロールと台形形状とされるロールとを、互いに
軸心を平行にして同一垂直面内で上下に組み合わせたこ
とを特徴とする線棒材用組ローラである。
<作用> 本考案によれば、V溝形状とされるロールと台形形状と
されるロールと組み合わせて線棒材をガイドあるいはピ
ンチするようにしたので、対象とする線棒材の外径を変
更した場合は上ロールと下ロールとのロール間隙を調整
することで対処することが可能であり、また比較的小径
の線棒材の場合においても両ロールが干渉することがな
い。<実施例> 以下に、本考案の実施例について図面を参照して詳しく
説明する。
されるロールと組み合わせて線棒材をガイドあるいはピ
ンチするようにしたので、対象とする線棒材の外径を変
更した場合は上ロールと下ロールとのロール間隙を調整
することで対処することが可能であり、また比較的小径
の線棒材の場合においても両ロールが干渉することがな
い。<実施例> 以下に、本考案の実施例について図面を参照して詳しく
説明する。
第1図は、本考案の実施例の概要を示す正面図であり、
第2図はその詳細を説明する部分正面図である。
第2図はその詳細を説明する部分正面図である。
図において、上ロール4にはV字状の溝を有しており、
その両軸4a,4bは軸受5a,5bによって回転自在に支持さ
れ、またこれら軸受5a,5bはシリンダ6a,6bによって上下
に昇降可能とされる。なお、第2図(a)に示すよう
に、上ロール4の溝の中心線に対する角度αは30〜60°
の範囲から適当に選択すればよい。
その両軸4a,4bは軸受5a,5bによって回転自在に支持さ
れ、またこれら軸受5a,5bはシリンダ6a,6bによって上下
に昇降可能とされる。なお、第2図(a)に示すよう
に、上ロール4の溝の中心線に対する角度αは30〜60°
の範囲から適当に選択すればよい。
つぎに、下ロール7は台形の形状を有しており、その両
軸7a,7bは軸受8a,8bによって回転自在に支持される。な
お、第2図(b)に示すように、下ロール7の両側部の
稜線の垂直線に対する角度βは、上ロール4の溝部の角
度αと同じとすればよく、またその中央部の平坦部の幅
Wはロール幅の例えば1/3〜1/4程度が望ましい。
軸7a,7bは軸受8a,8bによって回転自在に支持される。な
お、第2図(b)に示すように、下ロール7の両側部の
稜線の垂直線に対する角度βは、上ロール4の溝部の角
度αと同じとすればよく、またその中央部の平坦部の幅
Wはロール幅の例えば1/3〜1/4程度が望ましい。
このように上下ロールを構成することにより、線棒材1
の径に応じてシリンダ6a,6bを昇降させて軸受5a,5bを上
下させ、上ロール4と下ロール7とのロール間隙を調整
する。これにより、線棒材1は上ロール4と下ロール7
とによってその円周方向の3点が同時に支えられるか
ら、安定してガイドあるいはピンチすることが可能であ
る。この場合、V溝形状の上ロール4と台形形状の下ロ
ール7とを組み合わせているので、比較的小径の線棒材
をピンチしても上ロール4の大径部と下ロール7とは干
渉することはない。
の径に応じてシリンダ6a,6bを昇降させて軸受5a,5bを上
下させ、上ロール4と下ロール7とのロール間隙を調整
する。これにより、線棒材1は上ロール4と下ロール7
とによってその円周方向の3点が同時に支えられるか
ら、安定してガイドあるいはピンチすることが可能であ
る。この場合、V溝形状の上ロール4と台形形状の下ロ
ール7とを組み合わせているので、比較的小径の線棒材
をピンチしても上ロール4の大径部と下ロール7とは干
渉することはない。
なお、上記実施例では、上ロール4をシリンダ6a,6bに
よって昇降自在とするとして説明したが、本考案はこれ
に限るものではなく、必要に応じて下ロール7をも同時
に昇降し得るようにしてもよい。
よって昇降自在とするとして説明したが、本考案はこれ
に限るものではなく、必要に応じて下ロール7をも同時
に昇降し得るようにしてもよい。
また、上記実施例ではV溝形状のロールを上側に、台形
形状のロールを下側に配置するとしたが、これを上下逆
にして配置しても同様の作用効果を得ることができる。
ただし、この場合は線棒材の径によってパスラインが若
干変動することになるから、パスラインを一定にする必
要がある場合は台形形状のロールを下側にするのが望ま
しい。
形状のロールを下側に配置するとしたが、これを上下逆
にして配置しても同様の作用効果を得ることができる。
ただし、この場合は線棒材の径によってパスラインが若
干変動することになるから、パスラインを一定にする必
要がある場合は台形形状のロールを下側にするのが望ま
しい。
<考案の効果> 本考案の組ローラによれば、上下ロールの間隙を変更す
るだけで全サイズの線棒材に対応することが可能である
から、以下の効果を奏する。
るだけで全サイズの線棒材に対応することが可能である
から、以下の効果を奏する。
線棒材のサイズ変更に伴うロール取り替え作業が不
要になり、作業時間を短縮することができる。
要になり、作業時間を短縮することができる。
ロールは1種類だけでよいから、ロールコストを節
減することができ、またロールメンテナンスの負荷を軽
減することができる。
減することができ、またロールメンテナンスの負荷を軽
減することができる。
従来のロールガイドなどの占有スペースと変わらな
いから、既設設備に容易に設置することができる。
いから、既設設備に容易に設置することができる。
第1図は、本考案の実施例を示す正面図、第2図は、
(a)上ロール、(b)下ロールの詳細を説明する部分
正面図、第3図は、ローラガイドの従来例を示す部分正
面図、第4,5図は、他の従来例を示す側面図である。 1……線棒材,4……上ロール, 5,8……軸受,6……シリンダ, 7……下ロール。
(a)上ロール、(b)下ロールの詳細を説明する部分
正面図、第3図は、ローラガイドの従来例を示す部分正
面図、第4,5図は、他の従来例を示す側面図である。 1……線棒材,4……上ロール, 5,8……軸受,6……シリンダ, 7……下ロール。
Claims (1)
- 【請求項1】それぞれの軸心線を含む断面形状がV溝形
状とされるロールと台形形状とされるロールとを、互い
に軸心を平行にして同一垂直面内で上下に組み合わせた
ことを特徴とする線棒材用組ローラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4504689U JPH0634003Y2 (ja) | 1989-04-19 | 1989-04-19 | 線棒材用組ローラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4504689U JPH0634003Y2 (ja) | 1989-04-19 | 1989-04-19 | 線棒材用組ローラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02138009U JPH02138009U (ja) | 1990-11-19 |
JPH0634003Y2 true JPH0634003Y2 (ja) | 1994-09-07 |
Family
ID=31558886
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4504689U Expired - Fee Related JPH0634003Y2 (ja) | 1989-04-19 | 1989-04-19 | 線棒材用組ローラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0634003Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-04-19 JP JP4504689U patent/JPH0634003Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02138009U (ja) | 1990-11-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |