JPH0633723Y2 - 通信装置 - Google Patents
通信装置Info
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- JPH0633723Y2 JPH0633723Y2 JP1987133916U JP13391687U JPH0633723Y2 JP H0633723 Y2 JPH0633723 Y2 JP H0633723Y2 JP 1987133916 U JP1987133916 U JP 1987133916U JP 13391687 U JP13391687 U JP 13391687U JP H0633723 Y2 JPH0633723 Y2 JP H0633723Y2
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- JP
- Japan
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- operational amplifier
- loop current
- current
- inverting input
- transmitter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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-
- G—PHYSICS
- G08—SIGNALLING
- G08C—TRANSMISSION SYSTEMS FOR MEASURED VALUES, CONTROL OR SIMILAR SIGNALS
- G08C19/00—Electric signal transmission systems
- G08C19/02—Electric signal transmission systems in which the signal transmitted is magnitude of current or voltage
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
- Selective Calling Equipment (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、2線式計器に用いられる通信装置に関するも
のである。
のである。
第3図は、計測現場2に配置された発信器(Tx)1と計
器室3に設けられた電源4および受信器としての受信抵
抗Rを備えた2線式計器を示す回路図である。たとえ
ば、発信器1は差圧を検出し、その検出データを発信す
るものである。この発信器1からは、4〜20mAのアナロ
グ電流信号が計器室3側に伝送され、受信抵抗Rの両端
の電圧で発信器1からの信号を受信する。
器室3に設けられた電源4および受信器としての受信抵
抗Rを備えた2線式計器を示す回路図である。たとえ
ば、発信器1は差圧を検出し、その検出データを発信す
るものである。この発信器1からは、4〜20mAのアナロ
グ電流信号が計器室3側に伝送され、受信抵抗Rの両端
の電圧で発信器1からの信号を受信する。
通信装置5は、一般に持ち運び可能なハンディタイプで
あり、例えば現場2において2線のループ間(ループラ
インL1-L2間)に図のように挿入接続され、発信器1と
の通信を行うものである。ここでの通信は、主として発
信器1におけるパラメータの変更や調整等のメンテナン
スである。このような通信装置については、特願昭57-1
93277号の「データ通信装置およびデジタルデータとア
ナログデータを交互に通信する方法」に既に開示されて
いる。
あり、例えば現場2において2線のループ間(ループラ
インL1-L2間)に図のように挿入接続され、発信器1と
の通信を行うものである。ここでの通信は、主として発
信器1におけるパラメータの変更や調整等のメンテナン
スである。このような通信装置については、特願昭57-1
93277号の「データ通信装置およびデジタルデータとア
ナログデータを交互に通信する方法」に既に開示されて
いる。
すなわち、通信装置5にデジタル的に電流を流すことに
より受信抵抗Rの両端の電圧を変化させ、この電圧変化
を発信器1側で検出することにより通信を行うようにし
ている。
より受信抵抗Rの両端の電圧を変化させ、この電圧変化
を発信器1側で検出することにより通信を行うようにし
ている。
つまり、発信器1から受信抵抗Rへのアナログ電流信号
(プロセス電流)を一旦切って、2線(L1,L2)間に接
続された通信装置5にデジタル的に電流を流すことで計
器室3側の受信抵抗Rに電位差を生じさせ、この電位差
をL1,L2間の電位差として発信器1が検出(受信)する
ことにより、発信器1内の上記開示技術(特願昭57-193
277号)(特開昭58-85649号公報)に示されるようなCPU
を含む回路により、パラメータの変更やスパン調,零調
などの調整が行えるものとなる。すなわち、プロセス値
測定状態では、発信器1からのプロセス電流(アナログ
情報)が受信抵抗Rを介して計測室3側に伝送され、通
信装置5を使用しての通信状態では、通信装置5からの
デジタル情報が発信器1側へ伝送される。なお、通信装
置5を使用しての通信状態では、発信器1側から通信装
置5側への情報の伝送も可能である。
(プロセス電流)を一旦切って、2線(L1,L2)間に接
続された通信装置5にデジタル的に電流を流すことで計
器室3側の受信抵抗Rに電位差を生じさせ、この電位差
をL1,L2間の電位差として発信器1が検出(受信)する
ことにより、発信器1内の上記開示技術(特願昭57-193
277号)(特開昭58-85649号公報)に示されるようなCPU
を含む回路により、パラメータの変更やスパン調,零調
などの調整が行えるものとなる。すなわち、プロセス値
測定状態では、発信器1からのプロセス電流(アナログ
情報)が受信抵抗Rを介して計測室3側に伝送され、通
信装置5を使用しての通信状態では、通信装置5からの
デジタル情報が発信器1側へ伝送される。なお、通信装
置5を使用しての通信状態では、発信器1側から通信装
置5側への情報の伝送も可能である。
しかし、このような通信方法では、通信装置5を動作さ
せている間、受信抵抗Rにその変動が現れてしまう。
せている間、受信抵抗Rにその変動が現れてしまう。
そこで、最近、このような変動を生じさせないようにす
るために、即ち通信中の影響を受信器側に及ぼさないよ
うにするために、電流保持回路を備えた通信装置を2線
のループ間に接続し、通信の開始に際して系を発信器1
側の第1の系と受信抵抗R側の第2の系とに切り離し、
第1の系を介して発信器1との通信を行う一方、第2の
系を介して受信抵抗Rに系を切り離す直前の電流値を維
持して与えるような提案がされている(特願昭62-64402
号(特開昭63-232694号公報)参照)。
るために、即ち通信中の影響を受信器側に及ぼさないよ
うにするために、電流保持回路を備えた通信装置を2線
のループ間に接続し、通信の開始に際して系を発信器1
側の第1の系と受信抵抗R側の第2の系とに切り離し、
第1の系を介して発信器1との通信を行う一方、第2の
系を介して受信抵抗Rに系を切り離す直前の電流値を維
持して与えるような提案がされている(特願昭62-64402
号(特開昭63-232694号公報)参照)。
この特願昭62-64402号に示された技術に基づけば、受信
抵抗Rに流れるループ電流を通信装置内の電流検出部に
て監視するようになし、通信の開始に際して系を切り離
す時、その直前(指定タイミング)のループ電流値をサ
ンプルホールド部にて保持し、この保持したループ電流
値に基づき受信抵抗Rに流れる実際のループ電流を電流
制御部により制御し、このループ電流を系を切り離す直
前の値に維持するような回路構成が想定できる。
抵抗Rに流れるループ電流を通信装置内の電流検出部に
て監視するようになし、通信の開始に際して系を切り離
す時、その直前(指定タイミング)のループ電流値をサ
ンプルホールド部にて保持し、この保持したループ電流
値に基づき受信抵抗Rに流れる実際のループ電流を電流
制御部により制御し、このループ電流を系を切り離す直
前の値に維持するような回路構成が想定できる。
しかしながら、ループ電流を監視する電流検出部、この
電流検出部の監視するループ電流値を指定されたタイミ
ングで保持するサンプルホールド部、このサンプルホー
ルド部の保持するループ電流値に基づき、当該電流値を
維持するようにループ電流を制御する電流制御部におい
て、その各部を構成する演算増幅器を独立して働かせる
ものとすると、各演算増幅器の持つオフセット電圧の値
が、系を切り離す直前の電流値の維持に誤差を生じさせ
てしまい、受信抵抗Rに流れるループ電流の正確な保持
ができなかった。
電流検出部の監視するループ電流値を指定されたタイミ
ングで保持するサンプルホールド部、このサンプルホー
ルド部の保持するループ電流値に基づき、当該電流値を
維持するようにループ電流を制御する電流制御部におい
て、その各部を構成する演算増幅器を独立して働かせる
ものとすると、各演算増幅器の持つオフセット電圧の値
が、系を切り離す直前の電流値の維持に誤差を生じさせ
てしまい、受信抵抗Rに流れるループ電流の正確な保持
ができなかった。
本考案はこのような問題点に鑑みてなされたもので、ル
ープ電流値を電圧値に変換する基準抵抗と、この基準抵
抗の変換する電圧値をその非反転入力とする第1の演算
増幅器とを設けて電流検出部および電流制御部を共通に
構成し、第1の演算増幅器の出力電圧にて充電されるコ
ンデンサと、このコンデンサの充電々圧値をその非反転
入力とする第2の演算増幅器とを設けてサンプルホール
ド部を構成し、第2の演算増幅器の出力を当該第2の演
算増幅器の反転入力および第1の演算増幅器の反転入力
へ与える構成とし、基準抵抗を介して第1の演算増幅器
の非反転入力へフィードバックされるべく、通信の開始
に際して系が切り離される直前のタイミングで、第1の
演算増幅器の出力をコンデンサから切り離すようにした
ものである。
ープ電流値を電圧値に変換する基準抵抗と、この基準抵
抗の変換する電圧値をその非反転入力とする第1の演算
増幅器とを設けて電流検出部および電流制御部を共通に
構成し、第1の演算増幅器の出力電圧にて充電されるコ
ンデンサと、このコンデンサの充電々圧値をその非反転
入力とする第2の演算増幅器とを設けてサンプルホール
ド部を構成し、第2の演算増幅器の出力を当該第2の演
算増幅器の反転入力および第1の演算増幅器の反転入力
へ与える構成とし、基準抵抗を介して第1の演算増幅器
の非反転入力へフィードバックされるべく、通信の開始
に際して系が切り離される直前のタイミングで、第1の
演算増幅器の出力をコンデンサから切り離すようにした
ものである。
したがってこの考案によれば、系が切り離される直前の
タイミングで、第1の演算増幅器の出力がコンデンサか
ら切り離され、この出力が基準抵抗を介して第1の演算
増幅器の非反転入力へフィードバックされるようになる
と、第1の演算増幅器の非反転入力への入力電圧Vrが、
Vr=−I0′・rとなるように制御される。
タイミングで、第1の演算増幅器の出力がコンデンサか
ら切り離され、この出力が基準抵抗を介して第1の演算
増幅器の非反転入力へフィードバックされるようになる
と、第1の演算増幅器の非反転入力への入力電圧Vrが、
Vr=−I0′・rとなるように制御される。
なお、I0′は上記タイミングにおけるループ電流値、r
は基準抵抗の値を示す。
は基準抵抗の値を示す。
以下、本考案に係る通信装置を詳細に説明する。第1図
は、この通信装置の一実施例の要部を主として示す2線
式計器の回路構成図であり、同図において第3図と同一
符号は同一構成要素を示しその説明は省略する。
は、この通信装置の一実施例の要部を主として示す2線
式計器の回路構成図であり、同図において第3図と同一
符号は同一構成要素を示しその説明は省略する。
本実施例において、通信装置10は、演算増幅器A1と基準
抵抗11とからなる電流検知回路12と、演算増幅器A2とコ
ンデンサCとからなるサンプルホールド回路13と、NPN
トランジスタQと、内蔵電源Vsと、切換スイッチS1,S2
及びS3と、抵抗14と、トランジスタ15とを備えている。
すなわち、2線式計器のループラインL2側の受信抵抗R
と発信器1との間に基準抵抗11を接続し、この基準抵抗
11と受信抵抗Rとの接続点P1に生ずる電圧Vrを演算増幅
器(以下、オペアンプと呼ぶ)A1の非反転入力端へ入力
するようにしている。そして、このオペアンプA1の出力
が切換スイッチS1のコモン端子c1に接続され、この切換
スイッチS1の常閉接点端子a1がコンデンサCを介してル
ープラインL2に接続されている。そして、このコンデン
サCと切換スイッチS1の常閉接点端子a1との接続点P2に
生ずる電圧VcをオペアンプA2の非反転入力端へ入力する
ようにしており、このオペアンプA2の出力が該オペアン
プA2の反転入力端並びにオペアンプA1の反転入力端にフ
ィードバックされるようになっている。オペアンプA1の
出力は、切換スイッチS1がその常開接点端子b1側へ切り
換わったとき、トランジスタQ1のベース入力となり、こ
のトランジスタQ1のエミッタがループラインL2に、また
そのコレクタが切換スイッチS2のコモン端子c2に接続さ
れている。そして、この切換スイッチS2の常開接点端子
b2がループラインL1に接続され、このループラインL1と
発信器1との間に、その常閉接点端子a3及びコモン端子
c3を介して切換スイッチS3が接続され、この切換スイッ
チS3の常開接点端子b3とループラインL2との間に内蔵電
源Vsが抵抗14およびトランジスタ15を介して接続されて
いる。
抵抗11とからなる電流検知回路12と、演算増幅器A2とコ
ンデンサCとからなるサンプルホールド回路13と、NPN
トランジスタQと、内蔵電源Vsと、切換スイッチS1,S2
及びS3と、抵抗14と、トランジスタ15とを備えている。
すなわち、2線式計器のループラインL2側の受信抵抗R
と発信器1との間に基準抵抗11を接続し、この基準抵抗
11と受信抵抗Rとの接続点P1に生ずる電圧Vrを演算増幅
器(以下、オペアンプと呼ぶ)A1の非反転入力端へ入力
するようにしている。そして、このオペアンプA1の出力
が切換スイッチS1のコモン端子c1に接続され、この切換
スイッチS1の常閉接点端子a1がコンデンサCを介してル
ープラインL2に接続されている。そして、このコンデン
サCと切換スイッチS1の常閉接点端子a1との接続点P2に
生ずる電圧VcをオペアンプA2の非反転入力端へ入力する
ようにしており、このオペアンプA2の出力が該オペアン
プA2の反転入力端並びにオペアンプA1の反転入力端にフ
ィードバックされるようになっている。オペアンプA1の
出力は、切換スイッチS1がその常開接点端子b1側へ切り
換わったとき、トランジスタQ1のベース入力となり、こ
のトランジスタQ1のエミッタがループラインL2に、また
そのコレクタが切換スイッチS2のコモン端子c2に接続さ
れている。そして、この切換スイッチS2の常開接点端子
b2がループラインL1に接続され、このループラインL1と
発信器1との間に、その常閉接点端子a3及びコモン端子
c3を介して切換スイッチS3が接続され、この切換スイッ
チS3の常開接点端子b3とループラインL2との間に内蔵電
源Vsが抵抗14およびトランジスタ15を介して接続されて
いる。
なお、切換スイッチS2〜S3の切換モードは、通信装置10
内の図示せぬCPUにより、非通信状態と通信状態とに応
じて後述する如く制御されるものとなっている。また、
トランジスタ15のオン・オフ動作も、通信装置10内のCP
Uにより、通信に際して後述する如く制御されるものと
なっている。
内の図示せぬCPUにより、非通信状態と通信状態とに応
じて後述する如く制御されるものとなっている。また、
トランジスタ15のオン・オフ動作も、通信装置10内のCP
Uにより、通信に際して後述する如く制御されるものと
なっている。
次に、このように構成された通信装置10の動作を説明す
る。通信装置10と発信器1との間で通信が行われない場
合には、すなわち非通信状態では、切換スイッチS1〜S3
においてそのコモン端子と常閉接点端子とが接続された
状態(図に示す実線の状態)にあり、基準抵抗11の抵抗
値をr,発信器1に流れる電流をIOとすると、オペアンプ
A1の非反転入力端に入力される電圧Vrは、 Vr=−IO・r ・・・(1) となる。また、このとき受信抵抗Rに流れる電流IRとIO
とは等しく、 IR=IO ・・・(2) オペアンプA1の反転入力端にオペアンプA2を介してフィ
ードバックされる電圧値VAは、 VA=Vr+VO1 ・・・(3) の関係が成立する。なお、この(3)式において、VO1
はオペアンプA1のオフセット電圧を示す。
る。通信装置10と発信器1との間で通信が行われない場
合には、すなわち非通信状態では、切換スイッチS1〜S3
においてそのコモン端子と常閉接点端子とが接続された
状態(図に示す実線の状態)にあり、基準抵抗11の抵抗
値をr,発信器1に流れる電流をIOとすると、オペアンプ
A1の非反転入力端に入力される電圧Vrは、 Vr=−IO・r ・・・(1) となる。また、このとき受信抵抗Rに流れる電流IRとIO
とは等しく、 IR=IO ・・・(2) オペアンプA1の反転入力端にオペアンプA2を介してフィ
ードバックされる電圧値VAは、 VA=Vr+VO1 ・・・(3) の関係が成立する。なお、この(3)式において、VO1
はオペアンプA1のオフセット電圧を示す。
すなわち、オペアンプA1において、VA=Vr+VO1なる関
係を成立させるべく、そのオペアンプA1の出力電圧が調
整され、この出力電圧が切換スイッチS1を介してサンプ
ルホールド回路13におけるコンデンサCにてサンプリン
グされる。
係を成立させるべく、そのオペアンプA1の出力電圧が調
整され、この出力電圧が切換スイッチS1を介してサンプ
ルホールド回路13におけるコンデンサCにてサンプリン
グされる。
このような非通信状態から、通信を行うときには、切換
スイッチS1,S2,S3の接続モードが順に図示破線で示す如
く切り換えられる。すなわち、切換スイッチS1のコモン
端子c1とその常開接点端子b1とを接続することにより、
そのコモン端子c1と常閉接点端子a1とが開放され、この
ときのオペアンプA1の出力電圧が、サンプルホールド回
路13におけるコンデンサCにおいて保持されるようにな
る。即ち、このときの電流IOの値をIO′とした場合、オ
ペアンプA2の出力電圧VAが、 VA=−IO′・r+VO1 ・・・(4) に保持されるようになる。
スイッチS1,S2,S3の接続モードが順に図示破線で示す如
く切り換えられる。すなわち、切換スイッチS1のコモン
端子c1とその常開接点端子b1とを接続することにより、
そのコモン端子c1と常閉接点端子a1とが開放され、この
ときのオペアンプA1の出力電圧が、サンプルホールド回
路13におけるコンデンサCにおいて保持されるようにな
る。即ち、このときの電流IOの値をIO′とした場合、オ
ペアンプA2の出力電圧VAが、 VA=−IO′・r+VO1 ・・・(4) に保持されるようになる。
一方、オペアンプA1の出力電圧は、切換スイッチS1のコ
モン端子c1及び常開接点端子b1を介してトランジスタQ
のベース入力となるが、切換スイッチS1に続いて切換ス
イッチS2のコモン端子c2とその常開接点端子b2とが接続
されたとしても、IR=IOであり、そのベース入力よりも
そのエミッタ電位の方が高いので、トランジスタQはオ
ン状態とならず、IRは変化しない。
モン端子c1及び常開接点端子b1を介してトランジスタQ
のベース入力となるが、切換スイッチS1に続いて切換ス
イッチS2のコモン端子c2とその常開接点端子b2とが接続
されたとしても、IR=IOであり、そのベース入力よりも
そのエミッタ電位の方が高いので、トランジスタQはオ
ン状態とならず、IRは変化しない。
而して、切換スイッチS2に続いて切換スイッチS3のコモ
ン端子c3とその常開接点端子b3とが接続されると、発信
器1に対する電源の供給が、電源4と切り離された状態
で、内蔵電源VSより行われるようになる。このような状
態において、トランジスタ15をオン・オフ制御して(デ
ジタル的に動かして)抵抗14に電位差を生じさせれば、
この電位差を2線(L1,L2)間の電位差として発信器1
が検出して、内部のCPU等により、パラメータの変更や
スパン調,零調などの調整を行うことができるものとな
る。
ン端子c3とその常開接点端子b3とが接続されると、発信
器1に対する電源の供給が、電源4と切り離された状態
で、内蔵電源VSより行われるようになる。このような状
態において、トランジスタ15をオン・オフ制御して(デ
ジタル的に動かして)抵抗14に電位差を生じさせれば、
この電位差を2線(L1,L2)間の電位差として発信器1
が検出して、内部のCPU等により、パラメータの変更や
スパン調,零調などの調整を行うことができるものとな
る。
一方、切換スイッチS3の切換に伴いトランジスタQがオ
ンとなり、基準抵抗11と受信抵抗Rとの接続点P1に生じ
る電位、即ちオペアンプA1の非反転入力端への入力電圧
Vrが、 Vr=VA−VO1 ・・・(5) となるように制御されるようになる。即ち、前記(4)
式をこの(5)式に代入して、 Vr=−IO′・r+VO1−VO1=−IO′・r ・・・(6) となるようにVrが制御され、受信抵抗Rに流れる電流IR
が通信開始直前の電流値、即ちIO′に保持されるように
なる。しかも、この(6)式より明らかなように、保持
される電流値IO′はオペアンプA1,A2のオフセット電圧V
O1,VO2の影響を全く受けず、これにより受信抵抗Rに
流れるループ電流IRの正確な保持が可能となる。
ンとなり、基準抵抗11と受信抵抗Rとの接続点P1に生じ
る電位、即ちオペアンプA1の非反転入力端への入力電圧
Vrが、 Vr=VA−VO1 ・・・(5) となるように制御されるようになる。即ち、前記(4)
式をこの(5)式に代入して、 Vr=−IO′・r+VO1−VO1=−IO′・r ・・・(6) となるようにVrが制御され、受信抵抗Rに流れる電流IR
が通信開始直前の電流値、即ちIO′に保持されるように
なる。しかも、この(6)式より明らかなように、保持
される電流値IO′はオペアンプA1,A2のオフセット電圧V
O1,VO2の影響を全く受けず、これにより受信抵抗Rに
流れるループ電流IRの正確な保持が可能となる。
このように本実施例によれば、オペアンプのオフセット
電圧の影響を皆無とすることができるので、低価格の
(オフセット電圧の大きい)オペアンプを使用すること
ができ、またその回路構成も簡単であるので、大幅なコ
ストの低減効果が期待できる。
電圧の影響を皆無とすることができるので、低価格の
(オフセット電圧の大きい)オペアンプを使用すること
ができ、またその回路構成も簡単であるので、大幅なコ
ストの低減効果が期待できる。
なお、本実施例においては、サンプルホールド回路13を
コンデンサCとオペアンプA2とにより構成したが、カウ
ンタ,コンパレータ,D/A変換器等を利用して、第2図に
示すように構成することも可能である。また、本実施例
においては、2線式計器においてその受信抵抗Rへのル
ープ電流の保持に適用したが、2線式計器への適用に限
るものではなく、一般的な電流保持に応用することが可
能である。
コンデンサCとオペアンプA2とにより構成したが、カウ
ンタ,コンパレータ,D/A変換器等を利用して、第2図に
示すように構成することも可能である。また、本実施例
においては、2線式計器においてその受信抵抗Rへのル
ープ電流の保持に適用したが、2線式計器への適用に限
るものではなく、一般的な電流保持に応用することが可
能である。
以上説明したように本考案による電流保持回路による
と、系が切り離される直前のタイミングで、第1の演算
増幅器の出力がコンデンサから切り離され、この出力が
基準抵抗を介して第1の演算増幅器の非反転入力へフィ
ードバックされるようになると、第1の演算増幅器の非
反転入力への入力電圧Vrが、Vr=−IO′・rとなるよう
に制御されるようになり、演算増幅器のオフセット電圧
の影響を全く受けることなく、ループ電流の正確な保持
が可能となる。
と、系が切り離される直前のタイミングで、第1の演算
増幅器の出力がコンデンサから切り離され、この出力が
基準抵抗を介して第1の演算増幅器の非反転入力へフィ
ードバックされるようになると、第1の演算増幅器の非
反転入力への入力電圧Vrが、Vr=−IO′・rとなるよう
に制御されるようになり、演算増幅器のオフセット電圧
の影響を全く受けることなく、ループ電流の正確な保持
が可能となる。
第1図は本考案に係る通信装置の一実施例の要部を主と
して示す2線式計器の回路構成図、第2図はこの通信装
置ににおけるサンプルホールド回路の他の実施例を示す
図、第3図は2線式計器の構成および通信装置の接続状
態を示す回路図である。 1……発信器、10……電流保持回路、11……基準抵抗、
12……電流検知回路、13……サンプルホールド回路、R
……受信抵抗、A1,A2……オペアンプ、C……コンデン
サ、S1〜S3……切換スイッチ、Q……NPNトランジス
タ。
して示す2線式計器の回路構成図、第2図はこの通信装
置ににおけるサンプルホールド回路の他の実施例を示す
図、第3図は2線式計器の構成および通信装置の接続状
態を示す回路図である。 1……発信器、10……電流保持回路、11……基準抵抗、
12……電流検知回路、13……サンプルホールド回路、R
……受信抵抗、A1,A2……オペアンプ、C……コンデン
サ、S1〜S3……切換スイッチ、Q……NPNトランジス
タ。
Claims (1)
- 【請求項1】検出データに応じたアナログ電流をループ
電流として送る発信器とこの発信器からのループ電流を
受信する受信器とを結ぶ2線のループ間に接続され、前
記ループ電流を監視する電流検出部を有し、通信の開始
に際して系を発信器側の第1の系と受信器側の第2の系
とに切り離し、前記第1の系を介して前記発信器との通
信を行う一方、前記系が切り離される直前のループ電流
値をサンプルホールド部にて保持し、この保持したルー
プ電流値に基づき前記第2の系を介して前記受信器へ与
えるループ電流を電流制御部により制御し、当該ループ
電流を前記系が切り離される直前の値に維持する通信装
置において、 前記ループ電流値を電圧値に変換する基準抵抗と、この
基準抵抗の変換する電圧値をその非反転入力とする第1
の演算増幅器とを設けて前記電流検出部および前記電流
制御部を共通に構成し、 前記第1の演算増幅器の出力電圧にて充電されるコンデ
ンサと、このコンデンサの充電々圧値をその非反転入力
とする第2の演算増幅器とを設けて前記サンプルホール
ド部を構成し、 前記第2の演算増幅器の出力を当該第2の演算増幅器の
反転入力および前記第1の演算増幅器の反転入力へ与え
る構成とし、 前記基準抵抗を介して前記第1の演算増幅器の非反転入
力へフィードバックされるべく、前記系が切り離される
直前のタイミングで、前記第1の演算増幅器の出力が前
記コンデンサから切り離される ことを特徴とする通信装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987133916U JPH0633723Y2 (ja) | 1987-09-03 | 1987-09-03 | 通信装置 |
US07/237,107 US4959649A (en) | 1987-09-03 | 1988-08-26 | Current holding circuit of two-wire instrument |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987133916U JPH0633723Y2 (ja) | 1987-09-03 | 1987-09-03 | 通信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6438846U JPS6438846U (ja) | 1989-03-08 |
JPH0633723Y2 true JPH0633723Y2 (ja) | 1994-08-31 |
Family
ID=15116086
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987133916U Expired - Lifetime JPH0633723Y2 (ja) | 1987-09-03 | 1987-09-03 | 通信装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4959649A (ja) |
JP (1) | JPH0633723Y2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0695439B2 (ja) * | 1989-09-26 | 1994-11-24 | アナログ・ディバイセス・インコーポレーテッド | 電流モードサンプルアンドホールド増幅器 |
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US5434774A (en) * | 1994-03-02 | 1995-07-18 | Fisher Controls International, Inc. | Interface apparatus for two-wire communication in process control loops |
US8362808B2 (en) * | 2008-10-02 | 2013-01-29 | Hochiki Corporation | Transmission input circuit |
WO2011090486A1 (en) * | 2010-01-22 | 2011-07-28 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | I/o control systems and methods |
CN115327215B (zh) * | 2022-08-22 | 2023-08-08 | 北京思凌科半导体技术有限公司 | 电流检测装置及电流检测系统 |
Family Cites Families (6)
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DE2445337C2 (de) * | 1974-09-23 | 1986-05-15 | Philips Patentverwaltung Gmbh, 2000 Hamburg | Schaltungsanordnung zur Übertragung von elektrischen Meßwertsignalen |
US4401974A (en) * | 1979-02-12 | 1983-08-30 | Motorola, Inc. | Digital sample and hold circuit |
CA1173927A (en) * | 1981-11-02 | 1984-09-04 | Felix J. Houvig | Communication system and method |
WO1985004750A1 (en) * | 1982-11-26 | 1985-10-24 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Analog input circuit |
JPS63232694A (ja) * | 1987-03-20 | 1988-09-28 | Yamatake Honeywell Co Ltd | 通信装置 |
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- 1987-09-03 JP JP1987133916U patent/JPH0633723Y2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1988
- 1988-08-26 US US07/237,107 patent/US4959649A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US4959649A (en) | 1990-09-25 |
JPS6438846U (ja) | 1989-03-08 |
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